JPH0245340A - 取付具の取付装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は値札（札体）を商品に取付けたり、複数の物品
をひとまとめに連結したりする際に使用される取付具を
商品等（被固定物）に取付ける際に使用する取付装置の
改良に関する。

〔従来の技術〕

衣類等の商品に値札を取付ける際に合成樹脂で成形され
た取付具が大量に使用されている。

この取付具は合成樹脂で一体的に成形されたものであっ
て、頭部とこの頭部の中央部より延長されたフィラメン
ト部と、このフィラメント部の端部の中央部が固定され
た横棒より構成されており、この種の取付具の構造は具
体的には例えば、次の公報等で提案されている。

米国特許第３１０３６６６号公報 特公昭５２−２０２４０号公報 そして前記取付具を取付ける装置としては、例えば次の
公報等で提案されている。

米国特許第３１０３６６６号公報 米国特許第３９２４７８８号公報 特開昭５７−４６７２９号公報 特開昭５６−４８９３９号公報 〔発明が解決しようとする課題〕 商品に値札を取付ける際には、取付装置を右手に持ち、
左手に値札（札体）を持って取付装置の前部に突出して
いる中空針に札体の上限に設けた穴を通した状態でワイ
シャツや靴下等の商品に当てがい、取付装置のレバーを
把持する。

するとレバーの操作に伴なって装置の内部をスライドす
るピストン棒によって取付具の横棒の端部を押圧して中
空針の後端開口部に挿入して前進させ、この中空針の先
端よりこの横棒を商品の裏側に突出させることによって
札体の取付けが完了する。

ところで、取付具を商品に取付ける際の取付装置の姿勢
が水平ないしは上向きの状態である場合には中空針に挿
入した札体はこの中空針より抜は落ちることがない。し
かし、取付装置が下方を向くと中空針より札体が簡単に
滑り落ちてしまうことになるので、下向きの取付姿勢の
場合には商品の上に札体を添え、下方に向けて取付装置
を操作する必要がある。

このように従来の取付装置は、札体を商品等の被固定物
に打込む際に、取付装置の本体の前部に設けた中空針に
嵌合した札体が打込み前に中空針より脱落するので、取
付装置を操作する方向に制限を受け、その取付操作の効
率を低下させると言う問題がある。このように札体の脱
落を防止するために取付姿勢が制限される上に片手で取
付装置を持ち、他方の手で商品を持つて札体を取付ける
操作を行う必要があることから大量の商品に値札を取付
ける際の効率化を図る上で大きな問題となっている。

また、商品に値札を取付ける人は男性、女性、あるいは
体の大きい人、小さい人等、異なる体格の人がおり、従
って手の大きさも色々とあり、全員が同様な条件で操作
する取付装置を提供することは極めて困難である。

本発明は前記従来の取付装置の有する問題点、即ち、値
札等の札体が本体の前方に設けた中空針より脱落しない
ように一時的に保持し、取付操作時に簡単に脱落するこ
とができる手段を付加した取付装置を提供することを目
的とする。

更妃、別の目的は、札体の取付作業を効率化でき、ロボ
ット等によって札体を被固定物に自動的に取付けること
ができる取付装置を提供することを目的とする。

〔問題を解決するための手段〕

横棒とこれの中央部より直交して延長されたフィラメン
ト部と、該フィラメント部の端部に中央部を接続した頭
部を一体的に合成樹脂によって成形した取付具の取付装
置であって、本体の前部に札体の保持手段を設けた取付
装置である。

取付装置は例えば特公昭６１−３５０５１号公報、実公
昭５３−４２０７７号公報等に記載され、一般に市販さ
れているように全体的にピストル形をしており、ハンド
ル部（握り部）が下方に延長され、そしてこのハンドル
部の前方にレバーを出没するように設けている。このレ
バーは、一端が本体に支持されてばね力によって突出し
ており、このレバーを握ることによってピストン捧を前
進させて本体の前方に設けた中空針の後方より取付具の
横棒を押込み、先端より被固定物の裏側に押出すことに
よって取付具を介して札体を被固定物に取付けるように
構成されている。

本発明は、取付具の打込み装置の構造は前記各公報等に
記載されたものと実質的に同一のものをベースとしたも
のである。そして本発明にかかる取付装置の特徴は、本
体の前方に設けた中空針に押通される礼状物を一時的に
保持し、また、簡単に取り外すことができる保持手段を
設けた取付装置である。

値札等の礼状物を本体の前部に、−時的に、しかも着脱
可能に把持する手段は、 （１）真空吸着を利用した装置 （２）粘着剤の粘着性を利用した装置 がある。そして前記（１）の装置としては、■レバー操
作によって真空を発生させる小型の真空ポンプを設けた
装置、■指先で操作する小型の真空ポンプを設けた装置
■モータで駆動された真空源に可撓性のパイプで接続さ
れた装置、等がある。何れにしても真空の作用で札体を
本体の前部に一時的に、軽く保持する手段を設けたもの
である。

前記（２）の装置としては、■本体の前部の中空針の根
本部の近傍に、粘着テープないしは粘着片を貼着した装
置、■本体の前部の中空針の根本部の近傍にガム等の札
体を一時的に保持する程度に粘着性を有する材料を設け
た装置である。

〔作　用〕

前記のように本体の前部に一時的に、着脱可能に札体を
支持するので、札体の取付けにはハンドル部と、その前
部に出没するレバーとを単に握る操作をするだけで札体
を取付けることができるので、取付装置を操作する姿勢
に制限がなく、また、片手操作が可能であり、他方の手
で別の作業を行いながら簡単に、しかも効率的に被固定
物に札体を取付けることができるのである。

〔実　施　例〕

次に、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は、詳細な内部構造の図示は省略しているが、例
えば米国特許第３９２４７８８号公報や実公昭５３−４
２０７７号公報に記載された内部構造を有する取付装置
Ｔの前部を一部切開して示す側面図であって、本体１の
前部に取付具の横棒を通過させる穴を中央部に有し、更
にこの穴に沿ってフィラメント部を通過させるスリット
を横腹に有する中空針２が設けられている。

そして本体１の下方にハンドル部３が延長して設けられ
、このハンドル部３の前方に弾性力によって突亀し、握
り力によってハンドル部３内に収納されるレバー４が設
けられている。

そして本体１の前部であって、中空針２の近傍に保持手
段として吸着具５が設けられている。

この吸着具５は通常のゴム製ないしは軟質な合成樹脂製
の小型の吸盤を使用しており、取付具を打込む前に第２
図、第３図及び第４図のように札体（値札）６の穴７に
中空針２を挿入し、前記吸着具５をこの札体６に当て＼
押すことによって本体１の前部に札体６を吸着する。こ
の状態になると取付装置Ｔを下方に向けても札体６が本
体１より脱落することがない。

第２図及び第４図のように、本体１の前方に札体６を吸
着具５によって吸着保持して第５図に示すように被固定
物である商品８に中空針２を挿入し、レバー４を握ると
取付具集合体より分離された１本の取付具９の横棒すは
中空針２中を通過して商品８の裏側に突出すると共に、
頭部りによって札体６が保持されることになる。

第６図は第２の実施例を示すものであって、吸着具５は
カップ状の吸着部５ａと、これに接続されたパイプ部５
ｂとピストン部５Ｃより構成されており、このピストン
部５ｃは前後に設けたストッパ１０の間で膨張し収縮す
る。

札体６の吸着前の吸着具５は点線で示すように本体１の
前方の中空針２に沿って伸びており、中空針２を札体６
の穴に通して本体ｌを押し付けることによってピストン
５ｃが圧縮される。そしてこの押圧を中止するとピスト
ン５ｃの弾性力によって若干膨張して真空を発生し、吸
着具５によって札体６が吸着される。

このように本体１の前部に札体６を中空針２との関連に
おいて一時的に保持しておき、任意の商品に向けて中空
針２を突きさしてレバー４を握り操作することによって
札体６を固定することができる。

第７図は第６図の実施例の変形の第３の実施例であって
、ピストン５Ｃは本体１の外部に露出しており、親ゆび
１１でこのピストン５Ｃを押圧して放すことによって吸
着具５で札体６を吸着する。なお、このピストン５Ｃは
第７図のように本体１に沿って押圧して真空を発生する
構造のものと、本体１に直交する方向に押圧して真空を
発生する構造のものとがある。

第８図は第４の実施例を示すものであって、吸着具５の
ピストン５Ｃをレバー４によって操作するようにしたも
のである。この装置においてはハンドル部３内にピスト
ン５Ｃを収容し、レバー４の後端とハンドル部３との間
でピストン５ｃを押圧して排気し、更にそのピストン５
ｃ自体の復元力によって吸気して真空を発生するように
したものである。

第９図は第５の実施例を示すものであって、本体１の上
部に袋状のピストン５Ｃを収納し、このピストン５ｃを
レバー４に係合する中間レバー１２の先端部で摺過して
押圧するようにしたものであって、この中間レバー１２
は取付具９の打込み動作の時にピストン棒を前進させる
ものである。そしてこの中間レバー１２の前進の時にピ
ストン５ｃを押圧してその内部を排気し、中間レバー１
２が元位置に復帰した際に真空を発生させて吸着部５ａ
によって札体６を吸着する。

第１０図は第６の実施例を示すものであって、フイゴ状
のピストン５ｃを本体ｌの上方に設けたものである。こ
の取付装置Ｔの場合には中間レバー１２の前進運動時に
ピストン５ｃを押圧して排気し、後退時にピストン５ｃ
を膨張させることによって真空にして吸着部５ａに札体
６を吸着するようにしている。

第１１図は第７の実施例を示すものであって、本体１の
前部１ａの中空針２の根本部に接着部材１５を取付けた
ものである。

この接着部材１５は中空針２の側方に設けたスリン）２
ａ側に開口部１５ａを形成しており、この開口部１５ａ
を通じてフィラメント部ｆを通過させるようにしている
。

前記接着部材１５は札体６を一時的に付着させることが
できる程度の弱い接着力を有するもので構成されている
。そしてこの接着力は多数の札体６を付着することがで
きるように持続性のあるものが好ましい。

第１２図は第８の実施例を示すものであって、弱い接着
力を有する粘着部材１６を本体ｌの前部１ａより若干突
出させた状態で取付けたものである。この粘着部材１６
は例えばチューインガムの接着力を弱くしたようなもの
、タイプ印書の訂正の際に使用するねりゴムの如きもの
等を使用することができる。

〔発明の効果〕

本発明は取付装置の本体の前部に設けた中空針の近傍、
ないしは中空針の根元部の近傍に札体を一時的に保持す
る真空あるいは粘着ないし接着保持手段を設けたことに
特徴がある。

従って、札体を中空針の部分に保持した状態で被固定物
に取付具の横棒を打込んで札体を被固定物に固定し、取
付装置を後退する際に保持手段より札体が自動的に外す
ことができる。

本発明によれば、札体を本体の前部に保持することがで
きるために取付装置を下側を含めて各種の方向に向けて
も札体が脱落することがない。また、取付装置の前部に
札体が保持されるために片手での操作ができ、他方の手
によって別の作業を行うことも可能である。

【図面の簡単な説明】

図は本発明の実施例を示すものであって、第１図は一部
を切開して示す取付装置の前部側面図、第２図は一部を
切開した取付装置の全体構造を示す側面図、第３図は札
体を中空針に挿通ずる状態の説明図、第４図は保持手段
によって札体を本体の前部に保持した状態を示す説明図
、第５図は値札を商品に取付けた状態を示す説明図であ
る。 第６図は第２の実施例にかかる真空保持装置を設けた取
付装置の説明図、第７図は第３の実施例にかかる真空保
持装置を設けた取付装置の説明図である。 第８図は第４の実施例にかかるレバーで操作される真空
保持装置を設けた取付装置の説明図、第９図は第５の実
施例にかかる中間レバーで操作される真空保持装置を設
けた取付装置の説明図、第１０図は第６の実施例にかか
る中間レバーで操作される真空保持装置を設けた取付装
置の説明図である。 第１１図は第７の実施例にかかる中空針の根本部に接着
部材を設けた取付装置の前部を示す斜視図、第１２図は
第８の実施例にかかる中空針の根本部に粘着部材を設け
た取付装置の前部を示す斜視図、第１３図は第１２図の
側断面図である。 Ｔ・・・取付装置 １・・・本体 ３…ハンドル部 ５・・・吸着具 ５ｂ・・・パイプ部 ６・・・札体 ８・・・商品（被固定部材） １５・・・接着部材 １６・・・粘着部材 ２・・・中空針 ４・・・レバー ５ａ・・・吸着部 ５ｃ・・・ピストン部 ７・・・穴 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 横棒とこれの中央部より直交して延長されたフィラメン
   ト部と、該フィラメント部の端部に中央部を接続した頭
   部を一体的に合成樹脂によって成形した取付具の取付装
   置であって、 本体の前部に札体の保持手段を設けた取付装置。