JPH0244984Y2 - - Google Patents

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JPH0244984Y2
JPH0244984Y2 JP1985197037U JP19703785U JPH0244984Y2 JP H0244984 Y2 JPH0244984 Y2 JP H0244984Y2 JP 1985197037 U JP1985197037 U JP 1985197037U JP 19703785 U JP19703785 U JP 19703785U JP H0244984 Y2 JPH0244984 Y2 JP H0244984Y2
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mandrel
hose
opening
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eccentric
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はホースの押出し成形製造装置に関する
ものであり、詳しくは押出し成形時にホースが曲
がり形状で吐出される曲がりホース製造装置に関
するものである。
[従来の技術] 従来曲がりホースを製造するには、ゴム材料か
ら直線的にホースを押出し成形した後、そのホー
スに所定の曲がり形状にされた芯材を挿入し、加
硫後芯材を抜いて曲がりホースを得る方法が一般
的である。又第6図に示すように、押出し成形機
のダイ100の開口部101に位置するマンドレ
ル102の軸芯を開口部101の軸芯から相対的
に偏芯させて、押出されるホースの肉厚を円周方
向で部分的に異ならせ、曲がり部を形成する製造
装置も知られている。
[考案が解決しようとする問題点] 従来用いられている一般的な押出し成形機では
曲がりホースを押出し時に成形することはできな
い。またその押出し成形機を用い、所定形状に曲
げられた芯材を挿入して加硫する従来の方法で
は、芯材の挿入、および抜き取りに工数が多く必
要であり、製品コストの上昇を招いていた。又曲
げられた部分では外側が内側より肉厚が薄くなる
ために、その部分で耐圧性が劣るようになるとい
う不具合がある。そしてこの不具合を解決するた
めに、曲げ部の外側にも耐圧性が確保され得るよ
うに、ホース全体の肉厚を厚くして押出し成形し
ていた。従つて曲げ部の内側は必要以上に肉厚が
厚くなつて材料が多く必要であり、この点からも
コストの上昇となつていた。
又ホースの肉厚を部分的に異ならせるように押
出し成形する装置では、芯材の入脱の手間は省略
できるが、曲がり部の外側では内側よりも必要以
上に肉厚が厚くなり、材料が多く必要となつてコ
ストの上昇の原因となつていた。
本考案は上記した問題点に鑑みてなされたもの
であり、押出し成形時に曲がり部を有するホース
を連続的に成形でき、曲がり部においても肉厚が
均一となる曲がりホースを製造する曲がりホース
製造装置を提供するものである。
[問題点を解決するための手段] ホースの外周形状を規定する開口と該開口に連
続する材料通路とをもつダイと、該材料通路内に
該開口と同軸的に配置され該ホースの内周形状を
規定するマンドレルと、を有するヘツド部と、該
ヘツド部の該材料通路に成形材料を供給する供給
部と、からなるホース製造装置において、該マン
ドレルは該マンドレルの外周表面とその外周表面
に対向する該材料通路の内周面との間の相対間隔
を変化させる偏芯部をもち、該偏芯部により該材
料通路の内周方向における該成形材料の通過抵抗
を部分的に異ならせて該開口より吐出される該成
形材料の吐出速度を周方向で部分的に異ならせ曲
がり部を形成するようにしたことを特徴とする。
本考案の曲がりホース製造装置は、従来のホー
ス製造装置と同様にヘツド部と、ヘツド部に成形
材料を供給する供給部とからなる。
供給部は従来の押出し成形機と同様であり、一
般に用いられている押出し成形用スクリユーなど
から構成される。
ヘツド部はダイとマンドレルとから構成され
る。ダイは従来のホース押出し成形機と同様に、
成形されるホースの外周形状を規定する開口と、
その開口に続く材料通路とを有する。開口は円形
が一般的であるが、その他多角形など種々の形状
とすることもできる。材料通路は供給部から供給
される成形材料を開口へ導く通路であり、供給部
から開口へ向かつて径が狭くなるテーパ形状など
従来のホース押出し成形機と同様に構成できる。
マンドレルは材料通路内に配置される。本考案
の1つの特徴はこのマンドレルの配置位置にあ
り、本考案ではマンドレルは従来の直線状ホース
押出し成形機と同様に、ダイの開口と同軸的に配
置される。従つてダイ開口部では開口周縁部とマ
ンドレル外周表面部とで形成されるリング状の押
出口の間隙は、円周方向で均一であり、全体に均
一な肉厚のホースが成形される。
本考案の最大の特徴は、マンドレルはその外周
表面に偏芯部をもつ所にある。従来の直線状ホー
ス押出し成形機では、材料通路の内周面とマンド
レルの外周表面との間の相対間隔はマンドレルの
周方向全体に均一であつた。従つてダイの開口か
ら吐出される成形材料の速度は、円周方向で同一
であつた。本考案では偏芯部により上記相対間隔
を部分的に異ならせ、成形材料の通過抵抗を材料
通路の円周方向で部分的に異ならせることによ
り、開口から吐出される成形材料の吐出速度を円
周方向で部分的に異ならせるようにしたものであ
る。
偏芯部は上記作用を奏するものであれば特に制
限はない。例えばマンドレル外周表面に一体的に
設けられた凸部あるいは凹部などとすることがで
きる。この場合マンドレル自体を軸を中心に回転
可能とすることも好ましい。これにより偏芯部の
円周方向の位置がダイに対して相対的に移動し、
種々の形状の曲がりホースを成形できるようにな
る。
偏芯部をマンドレルの軸方向に断面積が徐々に
増大するテーパ形状とし、マンドレルに対して軸
方向に相対移動自在とすることもできる。このよ
うにすれば、材料通路の内周面とマンドレル外周
表面との間の相対間隔が部分的に異なる程度を略
連続的に変化させることができ、種々の形状の曲
がりホースを成形することが可能となる。又この
場合断面テーパ状の偏芯部を例えば2個、4個な
どマンドレル周囲に分割して配置することもでき
る。そしてそれぞれの偏芯部を軸方向に互いに相
対移動自在とすれば、上記相対間隔を材料通路周
方向で自在に異ならせることができ、種々の形状
の曲がりホースを一層容易に成形することができ
る。
なお本考案の曲がりホース製造装置に用いられ
る成形材料は、ゴム、樹脂など押出し成形可能な
材料が用いられる。
[作用] 本考案の曲がりホース製造装置では、供給部に
より成形材料が材料通路に供給される。ここで材
料通路内には偏芯部をもつマンドレルが配置され
ており、その偏芯部の位置で材料通路内周面とマ
ンドレル外周表面との相対間隔が部分的に異なつ
ている。すなわち偏芯部が凸状であれば相対間隔
が小さくなつてその部分で成形材料の通過抵抗が
大きくなり、偏芯部が凹状であれば相対間隔が大
きくなつてその部分で成形材料の通過抵抗が小さ
くなる。
又ダイの開口部において開口の周壁部とマンド
レルの外表面とで形成されるリング状の押出口の
間隙は円周方向に均一である。従つて押出口から
吐出される成形材料の吐出速度は、偏芯部が凸状
であればその偏芯部を軸方向に延長した押出口の
位置で小さくなり、偏芯部が凹状であればその偏
芯部を軸方向に延長した押出口の位置で大きくな
る。これにより吐出速度の大きい方が外側に、吐
出速度の小さい方が内側になるように曲がつた形
状のホースが成形される。その後、その形状を保
つたまま加硫あるいは冷却を行うことにより曲が
りホースが製造される。
[考案の効果] 本考案の曲がりホース製造装置によれば、押出
成形時に曲がり形状のホースが成形される。従つ
て芯材を挿入したり抜き取つたりする工程が省略
され、コストの低減を図ることができる。又ダイ
開口部の周壁とマンドレル外表面とで形成される
リング状の押出口の間隙は円周方向に均一であ
る。従つて成形されるホースは全体的に均一な肉
厚であり、耐圧性がどの部分でも同一である。従
つて従来のように必要以上に肉厚を厚くする必要
がないので成形材料の量を減らすことができ、一
層コストの低減を図ることができる。
[実施例] 以下実施例に基づき具体的に説明する。第1図
および第2図に本考案の1実施例の曲がりホース
製造装置の要部を示す。この曲がりホース製造装
置は配合ゴム材料を供給する供給部1と、供給部
1の先端に取付けられたヘツド部2とから構成さ
れている。
供給部1は図示しないホツパー、ヒーターおよ
びスクリユー3を有し、ホツパーより供給された
配合ゴム材料をヒーターで加熱軟化させ、スクリ
ユー3の回転によりヘツド部2へ供給するもので
ある。
ヘツド部2は略円錐状中心孔を有するダイ4
と、供給部1とダイ4との間に保持された受部材
5と、受部材5の中央に一端が保持されたマンド
レル6と、マンドレル6の外周表面に配設され、
マンドレル6表面を摺動し軸方向に相対移動自在
な4個のスライド部材7とから構成されている。
ダイ4は先端となる一端部に円形の開口41が
設けられ、中心孔は他端部に向かうにつれて径が
大きくなる略円錐状となつている。そしてダイ4
の開口41には、第4図に示すようにマンドレル
6が同軸的に配設され、開口41の周壁部とマン
ドレル6の外周表面とで形成される間隙はどの部
分も均一となつている。
スライド部材7は断面積がマンドレル6の先端
へ向かうにつれて徐々に小さくなるテーパ形状を
なし、それぞれマンドレル6外周表面の1/4周を
占め、4個のスライド部材7はマンドレル6の外
周表面を1周して液密に覆うように構成されてい
る。そしてマンドレル6は受部材5に一端が嵌合
し、スライド部材7は受部材5内周面とマンドレ
ル6外周表面との間で液密に摺動する。
それぞれのスライド部材7には、第3図にも拡
大して示すようにマンドレル6の軸方向に垂直に
穿設された長穴71と、長穴71に直交しマンド
レル6の軸方向に対し一定角度をなす傾斜穴72
が設けられている。受部材5には長穴71に連通
する貫通孔51が穿設され、貫通孔51および長
穴71およびマンドレル6にはロツド8が挿通さ
れている。そしてロツド8の先端に設けられたガ
イドピン81が傾斜穴72内に係合しており、ロ
ツド8をマンドレル6に近づく方向および遠ざか
る方向へ動かすことにより、ガイドピン81が傾
斜穴72の周壁面を押圧する。この押圧力により
スライド部材7はそれぞれ独立してマンドレル6
表面を前後に摺動する構成である。
又受部材5には軸方向に貫通する4個の供給穴
52が形成され、スクリユー3によつて供給され
る配合ゴム材料の通路となつている。
上記のように構成された本実施例の製造装置で
は、スクリユー3により供給された配合ゴム材料
は受部材5の供給穴52を通過してダイ4の中心
孔に向かう。ここで配合ゴム材料の材料通路の大
きさはダイ4の中心孔内周面とスライド部材7の
外周表面とで決まる。そしてロツド8を引張るこ
とによりスライド部材7は前方に移動し、材料通
路は狭くなるために配合ゴム材料の通過抵抗がそ
の部分で大きくなる。又ロツド8を押し込むこと
によりスライド部材7は後方に移動し、材料通路
が広くなるためにその部分では通過抵抗が小さく
なる。従つて各ロツド8の位置を各種変更するこ
とにより通過抵抗を円周方向で部分的に異ならせ
ることができ、リング状の開口41から吐出され
る配合ゴム材料の吐出速度を円周方向で部分的に
異ならせることができる。そして第5図に示すよ
うに、吐出される配合ゴム材料は、流速が大きい
部分が外側に、流速の小さい部分が内側となるよ
うに曲がり、以て曲がりホースを成形することが
できる。又得られる成形体の肉厚はリング状の開
口41によつて規定され、本考案の場合ではどの
部分も均一となる。なお各ロツド8の移動位置が
4本とも同じ状態であれば、通過抵抗はどの部分
も均一であり、成形体は曲がり部のない直線形状
となる。
以上のように本実施例の製造装置によれば、各
ロツド8の移動を制御することにより、肉厚がど
の部分も一定であり、各種形状の曲がりホースを
連続的に製造することができ都合がよい。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本考案の1実施例の曲がりホ
ース製造装置を示すものであり、第1図はその要
部断面図、第2図は一部断面で示す要部斜視図、
第3図は一部断面で示す要部拡大斜視図、第4図
はヘツド先端部の正面図、第5図はホースを成形
している状態を示す要部断面図である。第6図は
従来の曲がりホース製造装置のヘツド先端部の正
面図である。 1……供給部、2……ヘツド部、3……スクリ
ユー、4……ダイ、5……受部材、6……マンド
レル、7……スライド部材(偏芯部)、8……ロ
ツド、41……開口、51……貫通孔、52……
供給穴、71……長穴、72……傾斜穴、81…
…ガイドピン。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ホースの外周形状を規定する開口と該開口に
    連続する材料通路とをもつダイと、該材料通路
    内に該開口と同軸的に配置され該ホースの内周
    形状を規定するマンドレルと、を有するヘツド
    部と、 該ヘツド部の該材料通路に成形材料を供給す
    る供給部と、からなるホース製造装置におい
    て、 該マンドレルは外周表面に該材料通路の内周
    面と対向し周方向で略連続的に厚さが異なる偏
    芯部をもち該偏芯部表面と該材料通路の内周面
    との間隔が周方向で略連続的に異なるように構
    成され、該開口より吐出される該成形材料の吐
    出速度を周方向で異ならせ曲がり部を形成する
    ようにしたことを特徴とする曲がりホース製造
    装置。 (2) 偏芯部は軸方向に開口に向かつて断面積が
    徐々に減少するテーパ形状をなし、マンドレル
    に対して軸方向に相対移動自在であり、ヘツド
    部は該偏芯部を移動させる移動装置をもつ実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の曲がりホース
    製造装置。 (3) 偏芯部はマンドレル周囲に周方向に複数個に
    分割され、それぞれが独立して該マンドレルの
    軸方向に相対移動する実用新案登録請求の範囲
    第2項記載の曲がりホース製造装置。
JP1985197037U 1985-12-21 1985-12-21 Expired JPH0244984Y2 (ja)

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JP1985197037U JPH0244984Y2 (ja) 1985-12-21 1985-12-21

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JP1985197037U JPH0244984Y2 (ja) 1985-12-21 1985-12-21

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JPS62104920U JPS62104920U (ja) 1987-07-04
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JP1985197037U Expired JPH0244984Y2 (ja) 1985-12-21 1985-12-21

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59188424A (ja) * 1983-04-12 1984-10-25 Meiji Gomme Kasei:Kk 曲り管の自動成型装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59188424A (ja) * 1983-04-12 1984-10-25 Meiji Gomme Kasei:Kk 曲り管の自動成型装置

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JPS62104920U (ja) 1987-07-04

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