JPH024425A - 揮発性酸類の処理方法 - Google Patents

揮発性酸類の処理方法

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JPH024425A
JPH024425A JP15143388A JP15143388A JPH024425A JP H024425 A JPH024425 A JP H024425A JP 15143388 A JP15143388 A JP 15143388A JP 15143388 A JP15143388 A JP 15143388A JP H024425 A JPH024425 A JP H024425A
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JP
Japan
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volatile
acid
liquid
absorbing liquid
hydrophobic
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Pending
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JP15143388A
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English (en)
Inventor
Choichi Furuya
長一 古屋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
Original Assignee
Tanaka Kikinzoku Kogyo KK
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Publication date
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、揮発性酸類を含む溶液の、中和、分離、およ
び回収処理の方法に関するものである。
(従来技術とその問題点) 従来、溶液中の酸を取り除きたい場合、アルカリを投入
して中和する方法が一般的におこなわれている。
しかし、溶液中に中和により生じた塩が、その後の処理
方法によっては妨害因子となることが多この点を考慮さ
れて、イオン交換樹脂を用いる方法が盛んに取り入れら
れたり、その他、高分子膜を用いた透析法や逆浸透法等
がある。
しかし、イオン交換樹脂法では、イオンを吸着させた後
に再利用するためには、イオン交換樹脂を再生する必要
があり、そのために酸またはアルカリを使う等の問題が
あり、透析法や逆浸透法では、装置が複雑でしかも高価
になり、作業も繁雑になる点や、酸化性の強い酸に適す
る膜がない等の欠点があった。
また、揮発性ガスを含む溶液においては、酸化還元処理
、ばっき処理、加熱蒸発処理等を行ったのちに、上記、
・従来法を行う必要があるなどの問題もあった。
(発明の目的) 本発明は、上記、従来法の欠点を解決するために為され
たもので、簡便で、しかも効果的に揮発性酸や揮発性ガ
スを含む溶液から、該揮発性酸や揮発性ガスを、中和、
分離、回収処理する方法を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、揮発性酸および/又は揮発性ガスを含む溶液
の処理方法において、揮発性酸および/又は揮発性ガス
を疎水膜を通して吸収液中に導き、それを中和、分離、
および回収処理のいずれか一種以上の処理をすることを
特徴とする揮発性酸類の処理方法である。
揮発性酸および/又は揮発性ガスとしては、塩酸、硝酸
、塩素、臭素、臭素酸、塩化水素、窒素酸化物、塩化ニ
トロシル、シアン化水素、シアン酸、およびシアン化ア
ルカリを含む溶液が、その代表的なものであり、その主
なものは、金属の化合物の製造工程や回収精製工程、或
いは、表面処理工程、各種の排気ガス処理液等、対象と
なる溶液がある。
本発明で用いる疎水膜の一例としては、第1図に示す如
く、疎水層2の両側に微細な親水部と疎水部の混在した
親木層3を有する疎水膜1である。
該疎水膜を構成する親木層は、親水性カーボンブラック
を4〜8部と、疎水性カーボンブラックを2〜6部と、
ポリテトラフルオロエチレン(以下、rPTFE」とよ
ぶ。)を2〜4部の割合で混合し溶媒としてソルベント
ナフサを加えてさらに均一になるように混合し、圧縮成
型したのち、280℃で加熱乾燥して溶媒を除去したも
のである。
上記、割合で最も好ましくは、親水性カーボンブラック
7部、疎水性カーボンブラック4部、PTFE4部であ
る。
疎水層は、疎水性カーボンブラックを2〜8部と、PT
FEを2〜8邪の割合で混合し溶媒としてソルベントナ
フサを加えてさらに均一になるように混合し、圧縮成型
したのち、280℃で加熱乾燥して溶媒を除去したもの
である。
上記、割合で最も好ましいのは、疎水性カーボンブラッ
ク6部、PTFEJ部である。
ここで用いる親水性カーボンブラックと疎水性カーボン
ブラックの粒径は、平均粒径が400〜500八であれ
ば良く、より好ましくは、420〜450人である。
また、PTFEの平均粒径は、0.1〜0.5虜で良く
、より好ましくは0.3ufr1である。
該疎水膜の膜厚は、0.5〜1.5mm程度で良く、親
木層の片側が0.05〜0.2mmで疎水層は0.3〜
1.0mmの厚さとして、疎水層の両側に親水層を接合
し圧縮成型する。
以上の方法で得た、該疎水膜の特徴は、0.1虜以下の
細孔を有する膜で、親木層は、溶液との接触を良くする
とともに、揮発性酸および/又は揮発性ガスを含む溶液
側では、揮発性酸および揮発性ガスが揮発し易くなり、
吸収液側では、疎水部を通過したガスが吸収液と接触し
易いようになっている。
これは、溶液との接触面積が非常に大きいためであり、
本発明において重要な要件である。
また、疎水層は、揮発性酸および/または揮発性ガスを
含む溶液と吸収液が混じり合わないようにするためで、
揮発性ガスまたは蒸気のみ通過させることができる。
以下、本発明についてより詳しく説明する。
第2図は、本発明の揮発性酸および/または揮発性ガス
を、中和、分離、回収するための装置の例である。
第2図は、中央に揮発性酸および/または揮発性ガスを
含む溶液5 (以下、「揮発性酸含有液」とよぶ。)を
入れる空間を上記方法により作製された疎水膜1で隔て
、その外側に吸収液7を入れる空間を有する処理装置8
の概略図である。
例として、揮発性酸含有液中に塩酸を含む溶液を中央の
空間に通液し、吸収液として水酸化アルカリ水溶液を該
疎水膜で隔てた空間に通液する。
揮発性酸含有液中の塩酸は、塩化水素ガスまたは蒸気と
して疎水膜を通過して吸収液側へ移動し、水酸化アルカ
リと反応して中和される。
この際に移動する塩化水素ガスまたは蒸気は、揮発性酸
含有液と吸収液との蒸気圧の差により生ずるため、吸収
液側の蒸気圧を低くすることにより、塩化水素ガスまた
は蒸気を移動させることができる。
例えば、吸収液をアルカリ性に保つことで、その目的を
達することができる。
また、吸収液を水に変えることで塩酸として分離するこ
ともできる。
以上の如く揮発性酸含有液中の揮発性酸または揮発性ガ
スを、中和する場合は、上記、吸収液として水酸化アル
カリ水溶液を用いれば良く、酸として分離する場合には
、水または、酸化剤を含む水溶液を用いれば良い。
また、中和、分離、回収操作を短時間で行う方法として
は、接触面積を大きくする、溶液の攪拌をする、揮発性
酸含有液の温度を高める等、蒸気圧の差を大きくする一
般的な方法を用いれば良くその方法は限定されない。
以下、本発明の実施例について説明するが、該実施例は
本発明を限定するものではない。
実施例・1 第3図に示す如く疎水膜1を張ったポリエチレンビン9
に揮発性酸含有液5として貴金属を100g含み塩酸と
硝酸の遊離酸として100gを含む溶液1βを入れ吸収
液7として水2Ilをビー力10に入れ、ビー力10に
ふた11をして液温20℃で1日放置しておき、その後
、吸収液の酸量を中和滴定分析したところ、40gであ
った。さらに吸収液としての水21を入れ換えて液温2
0℃で1日放置しておき、その後、吸収液の酸量を中和
滴定分析したところ、30gであった。
実施例・2 実施例・1と同一方法で吸収液を2N−水酸化ナトリウ
ム溶液を用いて、液温20℃で1日放置しておき、揮発
性酸含有液中の遊離酸を中和滴定分析したところ、Lo
gであった。
実施例・3 銀と銅を150g含み遊離の硝酸50gを含む溶液11
を吸収液として2%過酸化水素水21を用い、実施例・
1と同じ装置で同様に液温20℃で1日放置しておき、
銀と銅を含有する溶液中のilajMtの硝酸を中和滴
定分析したところ、5gとなっており、また、吸収液中
の銀と銅を原子吸光分析したが、検出できなかった。
尚、上記実施例では、疎水膜が疎水層の両側に微細な親
木部と疎水部の混在した親水層を設けた膜から成ってい
るが、本発明はこれに限るものではなく、疎水膜が疎水
層のみから成っていてもよく、また疎水層の片側のみに
親木層を設けた膜であってもよいものである。さらに疎
水層の形状がシート状や管状に限らず、中空糸状であっ
てもよいものである。
(発明の効果) 本発明は、揮発性酸含有溶液中の揮発性酸または揮発性
ガスを、疎水膜を通して吸収液中に導入させ、中和、分
離、回収することができ、従来法に於ける種々の欠点を
、簡便な方法で解決することができ、特に従来法では、
各種のエネルギーを多重に消費されたが、本発明では蒸
気圧の差を利用したことでこれを解決することができ、
従来法に変わり工業的利用が非常に広く、画期的なもの
と言える。
【図面の簡単な説明】
第1図は疎水膜の一例を示す断面拡大図、第2図は本発
明の方法を示す図、第3図は本発明の一実施例を示す図
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、揮発性酸および/又は揮発性ガスを含む溶液の処理
    方法において、揮発性酸および/又は揮発性ガスを疎水
    膜を通して吸収液中に導き、それを中和、分離、および
    回収処理のいずれか一種以上の処理をすることを特徴と
    する揮発性酸類の処理方法。
JP15143388A 1988-06-20 1988-06-20 揮発性酸類の処理方法 Pending JPH024425A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020151626A (ja) * 2019-03-18 2020-09-24 大阪瓦斯株式会社 廃酸液処理装置及び廃酸液処理方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50104778A (ja) * 1974-01-25 1975-08-19
JPS5464084A (en) * 1977-10-31 1979-05-23 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd Operation of membrane separator

Patent Citations (2)

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