JPH0243889Y2 - - Google Patents

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JPH0243889Y2
JPH0243889Y2 JP3766286U JP3766286U JPH0243889Y2 JP H0243889 Y2 JPH0243889 Y2 JP H0243889Y2 JP 3766286 U JP3766286 U JP 3766286U JP 3766286 U JP3766286 U JP 3766286U JP H0243889 Y2 JPH0243889 Y2 JP H0243889Y2
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JP
Japan
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slider
handle
sliding groove
cutter
sickle blade
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JP3766286U
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JPS62153376U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は紡績工程中のドラフテイング工程で使
用されるカツター(鎌)に関するもので、更に詳
しくはドラフト装置の筋ローラ、特にフロントボ
トムローラ、に捲付く繊維を該ローラから取除く
ために用いられるカツターの改良に関する。
(従来の技術) 従来のカツターは、第5図に示すように、柄0
1に上方並びに先端を開放して摺動溝02を形成
すると共に、こゝにスライダー05を嵌装してあ
る。該スライダーは、下面に摺動溝02とほゞ同
幅の凹部06を備え、これに鎌の刃09を装填す
ると共に、下面をこのスライダー下面と同一平面
上に位置させ、且つ、スライダーの上下巾のほゞ
半分の上下寸法を有したガイド片08,08をこ
の側壁から夫々一体に横外方に突設してこれをガ
イド溝04,04に嵌挿してある。
又、スライダーの先端部に下面から上面に貫通
するボルト011とこのボルトの上端に螺合する
セツトボタン012(雌ネジ部材)とを介して鎌
の刃09を装着してある。
セツトボタン012は摺動溝02の横幅よりも
大径で、溝上縁の内向きフランジ部01a,01
aをセツトボタンとスライダーのガイド片上面と
で挟持することで、位置設定できるようにしてあ
り、更にこの内向きフランジ部01a,01aの
先端表面に突片01b,01bを一体に立上げ、
これにセツトボタンが当ることでスライダーが柄
から抜出すのを防止している。
(考案が解決しようとする問題点) この種カツターは、ローラに捲付いた繊維を取
除くに際しては、刃先に繊維を引掛けてカツター
を手前に引くことにより捲付いた繊維又は糸をカ
ツトすることが多いため、カツターは、引く力に
対応する構造となつている。しかし、時には柄と
共にカツターの刃先をこじることにより捲付いた
繊維又は糸を除去する必要がある。このこじる使
い方では、第5図に示すように、左右の内向きフ
ランジ部01a,01aにスライダー05を介し
てこれを横外方に拡げる応力(図中矢印)が作用
する。ところが、こゝは開口部であるために前記
応力に対抗できず容易に外方にひろがつて破損し
てしまう欠点がある上に、内向きフランジ部01
a,01aとスライダー05並びにセツトボタン
012との接圧面OP,OPが少く、スライダーの
位置固定力を充分に得られず、ガタツキが生じ効
率の良い作業を期待できない欠点があつた。
本考案はこの従来品の欠点を改善するために発
案されたもので、スライダーのガタツキがなく、
しかも柄の開口部の破損が生じにくい筋ローラ捲
付き繊維除去用カツターを提供することを目的と
する。
(問題点を解決するための手段) 上記の目的を達成するための本考案の構成を実
施例に対応する第1〜4図を用いて以下説明す
る。
この考案は、上方並びに先端側を開放した摺動
溝2を備え、この摺動溝2の左右壁3,3の上下
中間部にガイド溝4,4を備えた柄1と、左右側
壁より横外方へ一体に突設したガイド片8,8と
鎌の刃9の装填凹部6とを備え、且つガイド片
8,8を前記ガイド溝4,4に嵌装して摺動溝2
にスライド自在に装填したスライダー5と、鎌の
刃9及びスライダー5を貫通すると共に貫通端に
セツトボタン12を螺合して鎌の刃をスライダー
に装着するボルト11を備えた筋ローラ捲付き繊
維除去用カツターにおいて、 A スライダー下面を摺動溝底面2aに接当させ
る。
B 鎌の刃装填用凹部6をスライダー上面に設け
る。
C この凹部に嵌め込んだ鎌の刃9上面からスラ
イダー及び柄11の底壁1Aに形成した長孔1
4を通して柄背面側に先端を突出させたボルト
11を突出端にセツトボタン12を螺合させて
スライダー下面とセツトボタンとで柄底壁1A
を上下から挟み付けるようにする。
という技術手段をじている。
(作用) このように構成されたものにおいては、筋ロー
ラに捲付い繊維又は糸に鎌の刃9を引掛けると共
に柄1をこじるようにして除去するが、この時、
柄1内においてスライダー5がこじられて、柄1
の左右立上り壁3,3を横外方へ押し拡げる応力
が発生することゝなるが、スライダー5は、従来
品と上下が全く逆の形で摺動溝2に嵌挿されてい
て、この摺動溝2の立上り壁3,3の底部を押圧
することゝなるので、立上り壁3,3は容易には
横外方に押し拡げられず、強力にこの応力に対抗
する。又、セツトボタン並びにスライダーは、柄
1の底壁1Aに対して長孔14部分を除いた全面
が接当して該底壁1Aを挟み付けるので、セツト
ボタン12の接圧面が大幅に増大され、スライダ
ー5のガタツキがが発生しない。
(実施例) 以下図面に示した実施例に基づいて本考案を詳
細に説明する。
第1〜4図は本考案の一実施例を示すカツター
である。これらの図において、1は柄で、上方並
びに先端を開放して摺動溝2が設けられていると
共に、左右立上り壁3,3の上下中間部にはガイ
ド溝4,4が形成されている。5はスライダー、
6はこのスライダー上面に形成した鎌の刃装填用
の凹部、7はスライダーに穿設したボルト貫通
孔、8,8は上面を該スライダー5の上面と同一
平面上に位置させると共に、上下巾がスライダー
5の上下巾のほゞ半分に設定されてスライダー5
の左右側壁から横外方に一体に突設されたガイド
片で、ガイド溝4,4に嵌挿される。そしてこの
ガイド片8,8の下面からスライダー5の下面ま
での上下寸法が摺動溝2の底面2aからガイド溝
4,4の下部摺動溝4a,4aまでの上下寸法と
同一あるいはやゝ長く形成されていてスライダー
5の下面が摺動溝2の底面2aに接当するように
し、スライダーと柄との接圧面が、従来品に較べ
て、格段に増大されるようになつている。
9は鎌の刃で、10は鎌の刃に穿設したボルト
貫通孔、11は頭部大径のボルト、12は背面中
央にボルトに螺合する雌ネジ13を備えたセツト
ボタンである。
14は柄1の底壁1Aに、その左右中央でスラ
イダー5の摺動方向に沿つて、穿設された長孔
で、前記ボルト11の径よりもやゝ広い幅を有す
ると共に鎌の刃9先端が柄先端より摺動溝2内に
引退するに足る寸法をスライダー5が移動できる
長さを有し且つ、先端は柄1先端よりもやゝ後方
寄りに設定され、摺動溝のように先端が開放され
ていない構造にしてある。この長孔14には鎌の
刃の上面からスライダーを貫通して装着された前
記ボルト11の遊端が挿通される。又ボルト遊端
は更に底壁1A下面から突出していて、この突出
端にセツトボタン12の雌ネジ13が螺合され、
これによつて柄1の底壁1Aをスライダー5下面
とセツトボタン12とで挟持するようにしてあ
る。
つまり、従来品とは、スライダー5を柄1に装
填するのに、スライダー5の表裏(上下)を全く
逆にした形となる点、つまり鎌の刃装填用の凹部
6を柄1の摺動溝2開放側、即ち上側、にして装
填してスライダー下面全面が摺動溝2の底面2a
に接当するようにし、スライダーと柄との接圧面
が格段に増大されるようにした点、更に柄1に長
孔14を穿設してこれに鎌の刃9の上面からスラ
イダー5を貫通させてボルト11を挿通してその
遊端を柄底壁下面に突出させ、この突出端に柄下
面からセツトボタン12を螺合させて柄底壁1A
をスライダー下面とセツトボタン12とで挟みつ
けるようにした点の二点において相違し、個々の
部品の他の形状は従来品と同一である。尚、図中
15はスプリングワツシヤである。
(考案の効果) 本考案は上記の構成であるから、柄1の開口部
の破損がなく耐久性を高めることができる上にス
ライダーのガタツキも発生しないので、効率のよ
い捲付き繊維又は糸の除去作業を可能にすると共
に、鎌の刃9が不用意に柄から抜け出すことがな
く、安全操業の上からも有利となる。
又、従来品に較べて柄1の底壁1Aに長孔14
を穿設加工することで、カツタ構成部品のほとん
どは従来のものをそのまゝ転用することもでき、
大きなコストメリツトも有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例を示す拡大横断面図
で第3図中−線断面図、第2図は拡大縦断面
図で第3図中−線断面図、第3図は一部切欠
き全体平面図、第4図は一部切欠き全体底面図、
第5図は従来品の拡大横断面図である。 符号説明、1……柄、1A……底壁、2……摺
動溝、2a……底面、3……立上り壁、4……ガ
イド溝、4a……ガイド溝の下面、5……スライ
ダー、6……鎌の刃装填用凹部、8……ガイド
片、9……鎌の刃、11……ボルト、12……セ
ツトボタン、14……長孔、P……接圧面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上方並びに先端側を開放した摺動溝2を備え、
    この摺動溝2の左右壁3,3の上下中間部にガイ
    ド溝4,4を備えた柄1と、左右側壁より横外方
    へ一体に突設したガイド片8,8と鎌の刃9の装
    填凹部6とを備え、且つガイド片8,8を前記ガ
    イド溝4,4に嵌装して摺動溝2にスライド自在
    に装填したスライダー5と、鎌の刃9及びスライ
    ダー5を貫通すると共に貫通端にセツトボタン1
    2を螺合して鎌の刃をスライダーに装着するボル
    ト11を備えた筋ローラ捲付き繊維除去用カツタ
    ーにおいて、スライダー下面を摺動溝底面2aに
    接当させ、鎌の刃装填用凹部6をスライダー上面
    に設け、この凹部に嵌め込んだ鎌の刃9上面から
    スライダー及び柄1の底壁1Aに形成した長孔1
    4を通して柄背面側に先端を突出させたボルト1
    1の突出端にセツトボタン12を螺合させてスラ
    イダー下面とセツトボタンとで柄底壁1Aを上下
    から挟み付けるように構成してある筋ローラ捲付
    き繊維除去用カツター。
JP3766286U 1986-03-15 1986-03-15 Expired JPH0243889Y2 (ja)

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JP3766286U JPH0243889Y2 (ja) 1986-03-15 1986-03-15

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JP3766286U JPH0243889Y2 (ja) 1986-03-15 1986-03-15

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JPS62153376U JPS62153376U (ja) 1987-09-29
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