JPH0243771Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は自動車の室内よりフロントガラスある
いはリアガラス等を覆うようにして取付けて、室
内が真夏のあつい直射日光を受けて高温になるの
を防止する自動車用日除けに関する。

「従来の技術」 従来、真夏に自動車を路上に駐車した場合は、
あつい直射日光を受けて室内が高温になり、室内
を換気してからでなければ、暑くてすぐ使用する
ことができないという欠点があつた。

また、路上で駐車して商談等の話をする場合に
は、エンジンを駆動させクーラーを使用しなけれ
ば暑くて室内にいることができなかつた。このた
め、不経済であるという欠点があつた。

「本考案の目的」 本考案は以上のような従来の欠点に鑑み、真夏
に自動車を路上に駐車した場合でも、室内に直射
日光が入らないようにして、室内が高温になつた
りするのを効率良く防止し、すぐ使用したり、あ
るいはエンジンを駆動させクーラーを使用するこ
となく、室内で商談等の話をすることのできる自
動車用日除けを得るにある。

また、本考案は他の目的は、フロントガラスに
セツトして使用した場合に、バツクミラーによつ
てじやまになる部位に切取ることのできるミニ日
除けを形成しておくことにより、該ミニ日除けを
飾りにしたり、透明袋に収納した場合の内容物の
表示として使用したり、メモ表示として使用でき
るようにしたことを特徴としている。

「本考案の目的を達成するための手段」 本考案は自動車のフロントガラスあるいはリア
ガラス等を覆うようにして取付けることのできる
長方形板状の自動車用日除け本体と、この自動車
用日除け本体を屏風状に折畳めるように該自動車
用日除け本体に形成した複数個の折曲げ線と、前
記自動車用日除け本体の使用時にバツクミラーに
よつてじやまになる部位となる上部中央部に形成
した該自動車用日除け本体と相似形のミニ日除け
本体として使用することができるように切取るこ
とのできる切取り線と、このミニ日除け本体を屏
風状に折畳めるように該ミニ日除け本体に形成し
た複数個の折曲げ線とを備えたことを特徴として
いる。

「本考案の実施例」 以下、図面に示す実施例により、本考案を詳細
に説明する。

第１図ないし第９図の実施例において、１は第
１図および第２図に示すように自動車２のフロン
トガラス３あるいはリアガラス４等を内側から覆
うようにして取付けることのできる本考案の自動
車用日除けで、この自動車用日除け１は第３図な
いし第８図に示すように構成されている。

すなわち、５は長方形板状の自動車用日除け本
体で、この自動車用日除け本体５は厚紙、カート
ン等で形成されている。

６は前記自動車用日除け本体５を屏風状に折畳
めるように該自動車用日除け本体５に形成した複
数個、本実施例では９個の折曲げ線である。

７は前記自動車用日除け本体５の使用時にバツ
クミラー８によつてじやまになる部位となる上部
中央部に形成した該自動車用日除け本体５と相似
形のミニ日除け１４として使用するためのミニ日
除け本体９ができるように切取ることのできるミ
シン目あるいは一部を残した切断溝等の切取り線
である。

１０は前記ミニ日除け本体９に形成した複数
個、本実施例では９個の折曲げ線である。

１１は前記自動車用日除け本体５の表面にプリ
ントした絵である。１１ａは前記ミニ日除け本体
９の表面にプリントした前記絵１１と相似形の絵
である。

１２は前記自動車用日除け本体５の裏面にプリ
ントした絵である。１２ａは前記ミニ日除け本体
５の裏面にプリントした前記絵１２と相似形の絵
である。

１３，１３は前記自動車用日除け本体５の下部
両端部に形成した表示部としての円弧状のコーナ
ー部で、このコーナー部１３，１３は、前記自動
車用日除け本体５を折曲げ線６に沿つて折畳んだ
場合に、表面に現れる裏面部位に記載された裏面
の絵１２を示す記号１２ｂを確認するためのもの
である。なお、前記コーナー部１３，１３の近傍
には表面の絵１１を示す記号１１ｂが記載されて
いる。

上記構成の自動車用日除け１は、自動車２のリ
アガラス４の内側を覆う場合には、第３図および
第４図に示すように広げた後、第２図に示すよう
にリアガラス４の内側に立掛けるようにして取付
ける。また、自動車２のフロントガラス３の内側
を覆う場合には、第３図および第４図の示すよう
に広げた後、第８図に示すように切取り線７より
ミニ日除け１４を取外し、第１図に示すようにフ
ロントガラス３の内側に立掛けるようにして取付
ける。また、取外したミニ日除け１４は飾り、ウ
チワ、センス等として使用する。

なお、本考案の自動車用日除け１は、自動車用
日除け本体５の折曲げ線６に沿つて折畳み、第９
図に示すようにビニール等の透明な収納袋１５に
収納されて販売されるが、この時、コーナー部１
３によつて表面からコーナー部１３に現れる表面
の絵１１を示す記号１１ｂおよび裏面の絵１２を
示す記号１２ｂを確認することができる。

また、あらかじめミニ日除け１４を自動車用日
除け本体５より切離して収納袋１５内の表面に位
置するように入れることによつて、どんな絵がプ
リントされた自動車用日除けであるか確認するこ
とができるものとしてミニ日除け１４を使用する
ことができる。

「本考案の異なる実施例」 次に第１０図ないし第１８図に示す本考案の異
なる実施例につき説明する。なお、これらの実施
例の説明に当つて、前記本考案の実施例と同一構
成部分には同一符号を付して重複する説明を省略
する。

第１０図および第１１図の実施例において、前
記本考案の実施例と主に異なる点は、動車用日除
け本体５の表面に、例えば「すぐ戻ります」、「只
今外出中」、「秘」、「チヨツと席を外しておりま
す」、「少々ご迷惑をおかけしますが駐車させて下
さい。すぐ戻ります」、「５分間だけ待つて」等の
標語１１Ａをプリントするとともに、ミニ日除け
本体９の表面に電話番号等を記入するメモ記入欄
１１Ｂをプリントした点で、このように構成した
自動車用日除け１Ａにしても良い。

第１２図および第１３図の実施例において、前
記本考案の実施例と主に異なる点は、自動車用日
除け本体５の裏面の端部の折曲げ部材５ａに使用
説明１６や使用状態を示す図１７，１８等をプリ
ントした点で、このように自動車用日除け１Ｂを
構成することにより、使用説明書を不用にでき
る。

第１４図ないし第１６図の実施例において、前
記本考案の実施例と主に異なる点は、自動車用日
除け本体５の端部の折曲げ部材５ａに裏面のプリ
ントが何であるかを知るための表示部としての透
孔１９を形成した点で、このように自動車用日除
け１Ｃを構成しても良い。

第１７図および第１８図の実施例において、前
記本考案の実施例と主に異なる点は、自動車用日
除け本体５の表面におかめ、ひよつとこの絵１１
Ｄをプリントするとともに、目の部分を開閉でき
るように切欠き部２０を形成した点で、このよう
に自動車用日除け１Ｄ形成することにより、海水
浴に行つたときの目隠しとして使用することがで
きる。

本実施例では目の部分を開閉できるように切欠
き部２０を形成したがこれに限らず他の部位に開
閉の為の切欠き部２０を形成しても良い。

なお、前記実施例ではミニ日除け１４を自動車
用日除け本体５と相似形状の物に付いて説明した
が本考案はこれに限らず円形状、四角形状等折曲
げ線１０のはいつたミニ日除け本体９で形成して
もよい。

「本考案の効果」 以上の説明から明らかなように、本考案にあつ
ては次に列挙する効果がある。

(1) 自動車のフロントガラスあるいはリアガラス
等を覆うようにして取付けることのできる板状
の自動車用日除け本体と、この自動車用日除け
本体を屏風状に折畳めるように該自動車用日除
け本体に形成した複数個の折曲げ線とを備えた
ので、自動車のフロントガラスあるいはリアガ
ラス等を覆うようにして取付けることにより、
直射日光が室内に入り込むことがない。このた
め、真夏のあつい直射日光を受けて室内が高温
になるのを効率良く防止することができる。し
たがつて、従来のように路上に駐車した場合の
ように、室内が暑くて換気しなければ、すぐ使
用できないというようなことはない。

(2) 前記(1)により、構造が簡単であるので、取扱
が容易で、誰でもが使用することができる。

(3) 自動車用日除け本体は厚紙やカートンで形成
することができるので、安価に製造することが
できる。

(4) 前記(1)により、路上に駐車した場合でも、室
内が暑くならないので、クーラーを使用するこ
となく室内で商談等の話をすることができる。

(5) 自動車用日除け本体の使用時にバツクミラー
によつてじやまになる部位となる上部中央部に
形成した該自動車用日除け本体と相似形のミニ
日除け本体として使用することができるように
切取ることのできる切取り線と、このミニ日除
け本体を屏風状に折畳めるように該ミニ日除け
本体に形成した複数個の折曲げ線を形成してい
るので、自動車用日除け本体よりミニ日除け本
体を切取ることにより、ミニ日除けとして使用
することができるとともにミニ日除けを飾りも
のとして使用できる。また切取つて収納袋の表
面にミニ日除けを入れることにより、どのよう
な種類の自動車用日除けであるか確認すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本考案の使用状態を示す
説明図、第３図ないし第５図は本考案の一実施例
を示す正面図、平面図、背面図、第６図および第
７図は本考案の折畳んだ状態の正面図および平面
図、第８図はミニ日除けを切離した状態の説明
図、第９図は袋に収納した状態の説明図、第１０
図および第１１図、第１２図および第１３図、第
１４図ないし第１６図、第１７図および第１８図
はそれぞれ本考案の異なる実施例を示す説明図で
ある。 １，１Ａ，１Ｂ，１Ｃ，１Ｄ：自動車用日除
け、２：自動車、３：フロントガラス、４：リア
ガラス、５：自動車用日除け本体、６：折曲げ
線、７：切取り線、８：バツクミラー、９：ミニ
日除け本体、１０：折曲げ線、１１：絵、１１
ａ：絵、１１Ａ：標語、１１Ｂ：メモ記入欄、１
２：絵、１２ａ：絵、１３：コーナー部、１４：
ミニ日除け、１５：収納袋、１６：使用説明、１
７，１８：使用状態を示す図、１９：透孔。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 自動車のフロントガラスあるいはリアガラス
   等を覆うようにして取付けることのできる長方
   形板状の自動車用日除け本体と、この自動車用
   日除け本体を屏風状に折畳めるように該自動車
   用日除け本体に形成した複数個の折曲げ線と、
   前記自動車用日除け本体の使用時にバツクミラ
   ーによつてじやまになる部位となる上部中央部
   に形成したミニ日除けのミニ日除け本体となる
   ように切取ることのできる切取り線と、このミ
   ニ日除け本体を屏風状に折畳めるように該ミニ
   日除け本体に形成した複数個の折曲げ線とを備
   えたことを特徴とする自動車用日除け。 ２ 自動車用日除け本体は厚紙、カートン等で形
   成されていることを特徴とする実用新案登録請
   求の範囲第１項記載の自動車用日除け。 ３ 自動車用日除け本体の表面あるいは背面には
   絵、標語等がプリントされていることを特徴と
   する実用新案登録請求の範囲第１項または第２
   項記載の自動種用日除け。 ４ 自動車用日除け本体の下部両端部には該自動
   車用日除け本体を折畳んで収納した場合に、背
   面のプリント状態を知ることのできる表示部が
   形成されていることを特徴とする実用新案登録
   請求の範囲第１項ないし第３項いずれかに記載
   の自動車用日除け。 ５ ミニ日除け本体は自動車用日除け本体と相似
   形に形成されていることを特徴とする実用新案
   登録請求の範囲第１項ないし第４項いずれかに
   記載の自動車用日除け。 ６ ミニ日除け本体には自動車用日除け本体の表
   面あるいは背面にプリントされた絵、標語等と
   同じものが相似形にプリントされていることを
   特徴とする実用新案登録請求の範囲第１項ない
   し第５項いずれかに記載の自動車用日除け。