JPH0242497A - 音声記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、伝言メモ電話のように音声をメモリに記録し
たり、メモリから再生等するための音声記録再生装置に
関する。

従来の技術 一般に、１つの音声は、第４図（ａ）に示すように、音
声の特徴を示す子音部と、母音部と無音声のポーズ部よ
り構成され、母音部は、定常的な波形である母音定常部
と、定常的でない波形である母音非定常部を含む。

従来、この種の音声記録再生装置は、ＡＤＭ、ＡｐＰＣ
！Ｍなどのような圧縮方式に加えて、第４図（ａ）に示
すような音声波形の母音定常部から第４図（ｂ）に示す
ような代表波形を抽出し、代表波形とその波形数を記録
して類似波形を削除することにより、第４図（Ｃ）に示
すような波形に圧縮して記録する。

そして、再生する場合には、母音定常部の代表波形と波
形数により母音定常部を生成し、第４図（Ｃ）に示すよ
うな波形から第４図（ｄ）に示すような音声波形を再現
する。

この場合、再現される音質を向上するために、母音定常
部の代表波形が一定数を超えた場合には、その一定数毎
に代表波形を更新する方法が提案され、また、その数は
、３波又は４波が適当とされている。

したがって、上記従来例では、母音定常部の代表波形が
３波又は４波を超えた場合には、その数毎に代表波形を
更新して記録することにより、音質を劣化することなく
圧縮して記録し、また再生することができる。

発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の音声記録再生装置では、代表
波形を一定数毎に更新して記録するために、再現される
音質を向上することができるが、母音定常部の波形数が
多い場合には記録される波形データが多くなり、したが
って、音声波形の圧縮率を向上することができないとい
う問題点がある。

本発明は、上記従来の問題点に鑑み、再生される音質を
劣化することなく、音声波形の圧縮率を向上することが
できる音声記録再生装置を提供することな目的とする。

課題を解決するための手段 本発明は上記課題を解決するために、入力音声信号の１
つの波形を抽出してこの波形が概周期波形であるか否か
を判別し、概周期波形である場合に、徐々に多くなる波
形数毎に代表波形を決定し、この代表波形と波形数を記
録するようにしたものである。

作用 本発明は上記構成により、徐々に多くなる波形数毎に代
表波形を決定して記録するので、一定の波形数毎に代表
波形を更新する場合に比べて圧縮率を向上することがで
き、また、再生される音質が劣化することがない。

実施例 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。第１図
は、本発明に係る音声記録再生装置の一実施例を示す機
能ブロック図、第２図（ａ）は、記録される原音声を示
す波形図、第２図（ｂ）は、第１図の音声記録再生装置
の動作を説明するための波形図、第３図は、第１図の音
声記録再生装置の動作を説明するためのフローチャート
である。

第１図において、１は、第２図（ａｌに示すようなアナ
ログ信号である入力音声信号をデジタル信号に変換する
Ａ／Ｄ変換器、２は、Ａ／Ｄ変換器１により変換された
デジタル信号から、入力音声信号の１つの波形に相当す
る信号を抽出する波形抽出手段、３は、波形抽出手段２
により抽出された波形が一定の波形で繰り返す概周期波
形か否かを判別する概周期波形判別手段である。

４は、概周期波形判別手段３が概周期波形と判別した場
合に、徐々に多くなる波形数毎に代表波形を決定し、こ
の代表波形と波形数をメモリ５に記録することにより入
力音声を圧縮する低周期波形圧縮手段であり、メモリ６
は、この代表波形と波形数を記憶するとともに、概周期
波形でない波形データをそのまま記憶する。

６は、メモリ６に記録されたデータにより、概周期波形
でない波形を再生するとともに、代表波形と波形数によ
り概周期波形を生成する再生手段である。

尚、波形抽出手段２、概周期波形判別手段３、低周期波
形圧縮手段４、再生手段６はコンピ−タにより構成され
る。

次に、第２図及び第３図を参照して上記実施例の動作を
説明する。

第３図に示すステップ１１において、第２図（ａ）に示
すような入力音声信号から１つの波形を抽出しく波形抽
出手段２）、続くステップ１２において、この抽・出し
た波形が概周期波形であるか否かを判別する（概周期波
形判別手段３）。

抽出した波形が概周期波形である場合には、ステップ１
３に進んでカウンタをインクリメントし、続くステップ
１４において、カウンタの値が代表波形を更新する初期
値（例えば「３」）と一致するか否かを判別する。

一致しない場合にはステップ１１に戻り、カウンタの値
が代表波形を更新する数と一致するまで、上記処理を繰
り返す。

ステップ１４において、カウンタの値が代表波形を更新
する数と一致するとステップ１６に進み、代表波形を更
新する数に例えば「１」の定数を加算する。

ステップ１６においてカウンタを「０」にリセットし、
続くステップ１７では１つの波形を更新数ともにメモリ
６に記録する。

ステップ１８において、入力音声が終了したか否かを判
別し、終了しない場合にはステップ１１に戻り、終了す
るまで上記動作を繰り返す。

尚、ステップ１２において、抽出した波形が概周期波形
でない場合にはステップ１９に分岐し、代表波形を更新
する数を初期値「３」にセントして終了する（低周期波
形圧縮手段４）。

したがって、第２図（ｂ）に示すように、音声波形の最
初の部分の子音波形は、代表波形を繰り返す数が少なく
、また、子音情報が含まれていない母音定常部は、代表
波形を繰り返す数が徐々に多くなるので、代表波形を繰
り返す数が一定である従来例に比べて圧縮率を向上する
ことができ、また、音質に重要な子音が少ない数で繰り
返すので、音質が劣化することがない。

メモリ６に記録されたデータにより音声を再生する場合
には、再生手段６が概周期波形でない波形を再生すると
ともに、代表波形と波形数により概周期波形を生成する
。

発明の詳細 な説明したように、本発明は、入力音声信号の１つの波
形な抽出してこの波形が概周期波形であるか否かを判別
し、概周期波形である場合に、徐々に多くなる波形数毎
に代表波形を決定し、この代表波形と波形数な記録する
ので、圧縮率を向上することができ、また、再生される
音質が劣化することがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明に係る音声記録再生装置の一実施例を
示す機能ブロック図、第２図（，３は、記録されろ原音
声を示す波形図、第２図（ｂ）は、第１図の音声記録再
生装置の動作を説明するための波形図、第３図は、第１
図の音声記録再生装置の動作を説明するためのフローチ
ャート、第４図は、従来例の音声記録再生装置の動作を
説明するための波形図である。 １・・Ａ／Ｄ変換器、２・・・波形抽出手段、３・・・
概周期波形判別手段、４・・・低周期波形圧縮手段、５
・・・メモリ、ｅ・・・再生手段。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名城 イ 第 回 ＜ｂ）涌・壬音戸 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　入力音声信号の１つの波形を抽出する手段と、前記抽
   出手段により抽出された波形が概周期波形であるか否か
   を判別する手段と、抽出された波形が概周期波形でない
   場合にその波形を記録し、概周期波形である場合に、徐
   々に多くなる波形数毎に代表波形を決定し、この代表波
   形と波形数を記録する手段と、前記概周期波形でない波
   形を再生するとともに、前記代表波形と波形数により概
   周期波形を生成する手段とを有する音声記録再生装置。