JPH0242285Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0242285Y2
JPH0242285Y2 JP1985072353U JP7235385U JPH0242285Y2 JP H0242285 Y2 JPH0242285 Y2 JP H0242285Y2 JP 1985072353 U JP1985072353 U JP 1985072353U JP 7235385 U JP7235385 U JP 7235385U JP H0242285 Y2 JPH0242285 Y2 JP H0242285Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tube
dilator
fistula
diameter
metal wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1985072353U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61188754U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1985072353U priority Critical patent/JPH0242285Y2/ja
Publication of JPS61188754U publication Critical patent/JPS61188754U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0242285Y2 publication Critical patent/JPH0242285Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、医療用の診断や治療のために経皮的
に穿設したろう孔や、器官管状部分の拡張用に使
用される医療用拡張器に関するものである。
従来の技術 最近、治療、入院期間の短縮あるいは患者の苦
痛軽減のため開腹手術を避けて経皮的に穿刺法に
により、身体に穴をあけて患部の診断や治療を行
なうことが多くなつている。例えば、経皮的に肝
臓を経て胆管へ穿刺しドレナージを行なう場合、
胆管狭さく部分や胆石の位置をX線造影剤を注入
して調査する場合、組織調査や結石除去のため内
視鏡の挿入を必要とする場合、また腎臓の診断や
腎結石除去の場合等、いずれの場合にも体外から
目的位置までの穿刺作業と穿孔後のろう孔を所要
の大きさまで拡張する操作が行なわれる。その
他、食道その他の消化管や尿道、尿管等の泌尿器
官、更に血管についても狭さく部がある場合、あ
るいは内視鏡の挿入に先立ち予め器官の拡張を必
要とする場合があり、この操作に拡張器が使用さ
れる。
従来から、拡張器としては金属製あるいはプラ
スチツク製のチユーブ状あるいは棒状のものが市
販されており、拡張に際しては、穿刺後、ろう孔
を形成せしめて、屈撓性を有するガイドワイヤー
を介し、またはガイドワイヤーを介さず直接に細
径のものを挿入し、ろう孔壁の形成状態を観察し
ながら、その後、順次大きな径のものを挿入して
拡張している。
考案が解決しようとする問題点 しかし、従来のものはすべて、金属製は勿論、
プラスチツク製も比較的硬質の材料からなる硬い
もので、柔軟性に欠けるものであつた。従つて、
体位の変化や内臓器官の動きがあると、これらの
動きに、拡張管が充分に追随することができず、
患者の受ける苦痛は大なるものがあつた。
問題点を解決するための手段 本考案者らは、金属線を螺線状に捲回しチユー
ブ状に形成すれば、拡張管として屈撓性に富み押
込時に管としての適切な腰の強さのものが得られ
ることを着想し、本考案を完成した。
本考案に係る医療用拡張器は、太さの順に複数
本の拡張管から構成される一組の拡張器におい
て、それぞれの拡張管が金属線を螺旋状に捲回し
チユーブ状とした管体及び該管体の先端部に先端
金具を固着して形成されたことを特徴とするもの
である。
本考案の一実施例を第1図に示す。本拡張器で
はこの例では太さの順に5本の拡張管からなり、
それぞれの拡張管は、管体1と、該管体の先端に
ろう付固着された先端金具2から形成されてい
る。管体1は金属線3を螺旋状に捲回してチユー
ブ状としたもので、金属線としては、体組織に触
れて毒性を示さず、適度の靭性のあるものであれ
ば良く、ステンレス鋼線が好適に用いられる。先
端金具2は、拡張管が、ろう孔内を挿通するのを
容易にするためのもので、ステンレス鋼で作ら
れ、螺旋管の管体の先端部にろう付けされる。
それぞれの拡張管の管の太さは、順次に適切な
比率で外径を大きくしてもよく、または前段の細
管に沿つて次段の拡張管を鞘状に外挿挿入できる
ように次段の拡張管の内径を前段の拡張管の外径
よりやや大きくするようにしてもよい。
次に、金属線3としては、第2図の先端部拡大
断面図に示すように円形断面のものを用いてもよ
く、または第3図に示すように平角形断面のもの
を用いてもよい。平角形断面のものでは、外表面
が平滑に近く、ろう孔内に挿入する際の抵抗が少
なく、挿入時の管としての腰の強さを付与し、屈
撓性も良好である。なお、金属線の断面は上記例
に限らず、偏平な楕円形や台形その他適宜の形状
とすることができ、ステンレス鋼線の太さは、拡
張管の管径に対応させて0.1mm以上の適切な径の
ものが用いられる。なお、金属線と周囲との滑り
を良くするため、線の外面にテフロンやエポキシ
樹脂等のプラスチツクコートを施してもよい。
作 用 本考案に係る拡張器の使用法としては、第1の
方法として穿刺針にて所定の部位に穿刺後、細径
のチユーブを挿入留置し、ろう孔を形成せしめ、
ろう孔にガイドとなるワイヤーを挿入する。次い
で、これにかぶせるように細径の拡張管例えば外
径2mmのものをガイドワイヤーに沿つて先端まで
挿入する。次いで、この外径2mmの管を抜去し、
一段上のサイズの拡張管をガイドワイヤーに沿つ
て挿入する。このようにして順次上のサイズの拡
張管を挿入し、ろう孔の拡張を所望の大きさまで
行なう。
第2の方法としては、穿刺針にて所定の部位に
穿刺後、細径のチユーブを挿入留置し、ろう孔を
形成せしめ、ろう孔にガイドワイヤーを挿入す
る。次いで、これにかぶせるように細径の拡張管
例えば外径2.0mmのものをガイドワイヤーに沿い
先端まで挿入する。次にこの外径2.0mmの拡張管
にかぶせるように1段上のサイズの拡張管例えば
外径3.5mm、内径2.2mmのものを外径2mm管に沿つ
て先端まで押し入れる。このようにして順次、上
のサイズの拡張管を重ねて挿入することにより、
ろう孔の拡張を行なうものである。
考案の効果 本考案に係る拡張器は、それぞれの拡張管が螺
旋状に捲かれた金属線で構成されているため、適
度の腰の強さと共に、屈撓性に富み、患者の体位
の変化や内臓器管の動きがあつても、これらの動
きに従つて、かなりの変形を自由に行なうことが
できる。従つて、従来不可能であつた急角度の変
形にも追従し、また耐えることができ、患者の苦
痛を大きく軽減することができる。さらに、螺旋
状管の外側にプラスチツクフイルム管をかぶせる
ことにより、スパイラル線の入つたチユーブとし
て使用することができる。また、芯金に金属線を
捲回して製作されるので、外径の小さいものでも
寸法精度のよいものが得られる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る医療用拡張器の一部省略
正面図で、第2図は拡張管の先端部の拡大断面図
で、第3図は同じく他の実施例の先端部の拡大断
面図である。 1……管体、2……先端金具、3……金属線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 太さの順に複数本の拡張管から構成される一組
    の拡張器において、それぞれの拡張管が金属線を
    螺旋状に捲回しチユーブ状とした管体及び該管体
    の先端部に先端金具を固着し形成されたことを特
    徴とする医療用拡張器。
JP1985072353U 1985-05-17 1985-05-17 Expired JPH0242285Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985072353U JPH0242285Y2 (ja) 1985-05-17 1985-05-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985072353U JPH0242285Y2 (ja) 1985-05-17 1985-05-17

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61188754U JPS61188754U (ja) 1986-11-25
JPH0242285Y2 true JPH0242285Y2 (ja) 1990-11-09

Family

ID=30610689

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985072353U Expired JPH0242285Y2 (ja) 1985-05-17 1985-05-17

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0242285Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61188754U (ja) 1986-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4405314A (en) Apparatus and method for catheterization permitting use of a smaller gage needle
EP0585406B1 (en) Radially expandable dilator
US5287857A (en) Apparatus and method for obtaining an arterial biopsy
US5059183A (en) Stop guide wire and double ended obturator-catheter-sheath system and method of use of same
US20060025797A1 (en) Cannula for in utero surgery
JP2009535084A (ja) 経皮拡張器具
US5209735A (en) External guide wire and enlargement means
JPH05508332A (ja) 管状カニューレ挿入用の操縦可能なガイドワイヤ
JP3300155B2 (ja) 医療用ガイドワイヤの先端部付形方法
US20070255208A1 (en) Percutaneous dilation apparatus
JPH0242285Y2 (ja)
Kirkup Surgical history. The history and evolution of surgical instruments. VIII. Catheters, hollow needles and other tubular instruments.
JP2018537180A (ja) ニードル送達のためのシース
JP2565219Y2 (ja) カテーテル用ガイドワイヤ
JPH0520112B2 (ja)
JP2592784Y2 (ja) 医療用ガイドワイヤ
JPH0316689Y2 (ja)
JP2567676Y2 (ja) カテ−テル
Kirkup The history and evolution of surgical instruments
JPH0736664Y2 (ja) 逆行性経肝胆道処置用チューブ
JPH0377748B2 (ja)
JPH0675566B2 (ja) 内視鏡貫挿孔形成用セット