JPH0241808A

JPH0241808A - ドリル穴明け装置とドリル

Info

Publication number: JPH0241808A
Application number: JP19088088A
Authority: JP
Inventors: Mitsumasa Matsuo; 松尾　光正; Toshiaki Tani; 谷　俊彰
Original assignee: TANI SEIKIYO KK
Current assignee: TANI SEIKIYO KK
Priority date: 1988-07-30
Filing date: 1988-07-30
Publication date: 1990-02-13

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野コ本発明は、ドリル穴明は加工の分野で利用される。

本発明は、ドリル穴明は装置とドリルとに関し、詳しく
は新規なドリルを使ったドリル穴明は装置及びそのドリ
ルに関する。

［従来の技術］従来のドリル穴明は装置は、被削材に対して加熱により
軟化などの処理を施すことなく、常温において、ドリル
刃先チップの回転切削力で被削材に穴明は加工を行なっ
ている。

［発明が解決しようとしている課題］従来のドリル穴明は装置は、型鋼などの難削材に対して
も同様に、被削材を常温で切削しているため切削抵抗が
大きく、切削速度を高めることができていないし、寿命
も短い。

本発明の目的は、被削材の導電性にかんがみて、その切
削部近傍の温度を上げて切削抵抗を下げ、その切削効率
を高めることができる、ドリル穴明は装置とドリルを提
供することである。

［課題を解決するための手段］前記した目的は、ドリル、ドリル把持部及びその把持部
の駆動回転装置を有するドリル穴明は装置において、外
周部が絶縁された導電性支持捧及び絶縁性チップと電極
とがそれぞれ取り付けられた該支持棒先端部からなるド
リルと、ドリルの先端電極と被削材との間にアーク放電
を生ぜしめる高圧発生装置と、被削材の絶縁支持部とを
具備することにより、達成される。

［作　用］本発明は、作用上、切削部と放電加熱部よりなる。　切
削部は、駆動回転装置、支持棒、チップ並びに切削液添
加装置及び被削材把持装置で構成され、放電加熱部は、
高圧電源発生装置、ブラシ、支持棒及び電極で構成され
る。

ドリルは、上記支持棒の先端に電極及びチップをつけた
ものであり、ドリル先端のみがアーク放電加熱され、こ
の加熱は切削を容易にするために効果的である。

なお、ドリルは、支持棒中心部、電極接合部及び集電部
を導電性とし、その他の部分には、絶縁性を付与する。

　また、チップは耐熱・耐摩耗性の絶縁材料を用いる。

駆動回転装置により回転するドリルが被削材に接近する
と、高圧電源発生装置で発生した高圧電流はブラシを通
じて電極に流れ、被削材との間にアーク放電を生じて、
ドリル先端の被削材を加熱する。

ドリル先端には電極と接して切削用チップが併設されて
おり、このチップにより被削材を削り取り、穴が明けら
れる。

し実施例コ本発明の好適な実施例は、図面に基づいて説明される。

第１図はその１実施例を示した概略正面図である。

この図面において、チップ３及び電極４は、支持棒２に
より把持部９を介して駆動回転装置１と連結し回転する
。

また、電極４は、支持棒２、集電部６、ブラシ５、導線
１３を介して高圧電源発生装置７と接続している。

一方、被削材１０は、絶縁材１１を挟んでクランプ１２
で固定されるとともに、導線１３を介して高圧電源発生
装置７と接続している。

なお、高圧＠源としては、直流、交流、鼻周波電流、イ
ンパルス電流が用いられる。

ドリル１４を回転させて被削材１０に近接させると、電
極４は、被削材１０の間にアーク放電を起こして、ドリ
ル先端の被削材１０の温度を上昇させ、続いて隣接して
回転するチップがこの部分を削りとる。　なお、被削材
の温度は、被削材質、チップ材質、加工寸法精度により
変える必要がある。

また、切削液添加装置８により切削液を溝１５にかける
と、チップの冷却や切粉の排出性は元より、アーク放電
の安定性を高める。　この切削液は、支持棒２に中空穴
を設けて、ドリル内部から供給してもよい。

第２図はドリルないし支持棒の下部詳細図である。　チ
ップ３は、アルミナないしセラミック等の耐熱・耐摩耗
・電気絶縁性材料で作られ、支持棒２にロウ接けもしく
はボルト４ａで面取付けである。

支持棒２は、駆動回転装置１への漏電、切粉とドリル１
４間のアーク放電を防止するため、集電部６及び電極取
付は部を除いて全て絶縁する。

そのために、例えばセラミックで溶射したり、塩化ビニ
ールなどの樹脂により被膜させる。

また、チップ３及び電極４は、第３図のように１つづつ
支持棒２の下端部に付着させてもよいが、このような構
成に限らず、第４図に例示するように２つづつ或いはそ
れ以上付着してもよい。

［効　果］本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。

ドリル先端の被削材の温度がアーク放電により上昇し、
高温のため被削材の強度が低下して切削抵抗が小さくな
り、切削能率が向上する。　特に、型鋼などの高強度材
の切削に有効である。

また、切削部のみ局所的に加熱するため、材質の劣化や
寸法精度の低下が少ない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の１実施例を示した正面図、第２図はド
リル先端部詳細図、第３図と第４図はドリル下端面図で
ある。 ■・・・駆動回転装置、２・・・支持棒、３・・・チッ
プ、４・・・電極、５・・・ブラシ、６・・・集電部、
７・・・高圧電源発生装置、８・・・切削液添加装置、
９・・・把持部、１０・・・被削材、１１・・・絶縁材
、１２・・・クランプ、１３・・・導線、１４・・・ド
リル、１５・・・刃溝である。

Claims

【特許請求の範囲】１、ドリル、ドリル把持部及びその把持部の駆動回転装
置を有するドリル穴明け装置において、外周部が絶縁さ
れた導電性支持棒及び絶縁性チップと電極とがそれぞれ
取り付けられた該支持棒先端部からなるドリルと、ドリ
ルの先端電極と被削材との間にアーク放電を生ぜしめる
高圧発生装置と、被削材の絶縁支持部とを具備している
ことを特徴とする、ドリル穴明け装置。２、外周部が絶縁された導電性支持棒と、絶縁性チップ
と電極がそれぞれ取り付けられた該支持棒先端部とを具
備していることを特徴とする、ドリル。