JPH0241406Y2 - - Google Patents

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JPH0241406Y2
JPH0241406Y2 JP16859286U JP16859286U JPH0241406Y2 JP H0241406 Y2 JPH0241406 Y2 JP H0241406Y2 JP 16859286 U JP16859286 U JP 16859286U JP 16859286 U JP16859286 U JP 16859286U JP H0241406 Y2 JPH0241406 Y2 JP H0241406Y2
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JP
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valve
piston
valve seat
valve stem
case
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JP16859286U
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  • Fluid-Driven Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は水の流量を制御するバルブに関する。
(従来の技術) 集積電気回路(以下ICという)の生産工程に
おいて、ウエハーの酸洗い工程では、各種の酸洗
いと水洗を交互に相当の回数繰返している。この
水洗に使う水は、不純物や薬品成分を除去した純
水が用いられている。この純水は、上水道から大
がかりな濾過器を経て作り出されているので、決
して安価なものではない。
通常、まずウエハーを硫酸で洗い、次にウエハ
ーを入れた10リツトルの洗浄槽に純水を満たし、
N2ガスを吹込みながら、バブリング洗浄をする。
このとき、純水は注入を続け、オーバーフローさ
せながら、気泡とともに除去物を洗い流す。次
に、この水を排出し、新たな純水を注入し、約
0.5気圧程度のN2ガスを吹込みながらのバブリン
グ洗浄をくり返す。通常以上の作業を硫酸につい
て4回、塩酸について4回、フツ酸について4
回、各々約2分間づつ、計12回程度くり返してい
る。
前記純水の注入工程では、大流量で短時間に注
入し、バブリング洗浄のオーバーフロー時には少
流量を流すことが純水の節約から望まれる。従
来、この2つの流量を得るためそれぞれ流量の異
なる開閉バルブを1つの水槽に各々1つづつ設
け、純水の供給を2系統にして、そのつど必要な
流路に切換えて使用していた。
通常、ICの生産工場はかなり大規模に大量生
産をしているので、この洗浄槽は非常に多数あ
り、従つて、純水の使用量も膨大なものとなつて
いる。このために、流量の違う開閉バルブを各洗
浄槽毎に設けることはスペースの面や配管の複雑
さ、部品点数の多さ等の点でかなり困難な場合が
多く、設備費も莫大になるので、純水の供給ライ
ンを1系統のままで、バブリング洗浄時も大流量
の純水を流し続けることが多い。この場合は、純
水の無駄使いの量は著るしく多くなつている。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案の目的は、1つの純水開閉バルブで、2
通りの流量を得られるようにして、部品点数を増
やすことなく、しかも、純水の配管を2系統にす
ることなくして、構造的にシンプルで、スペース
的にも有利なバルブを提供することにある。
(問題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案による2段
階可変流量制御弁は、1つの開閉バルブを2段階
に開けるためバルブと一体の固定ストロークのピ
ストンと可変ストローク遊動ピストンとを設け
た。各々のピストンはバルブに設けられた制御圧
縮空気導入ポートからの圧縮空気により作動し、
バルブ開度を2段階に動かすように構成されてい
る。
(実施例) 以下図面を用いて本考案を更に詳細に説明す
る。第1図は、本考案による2段階可変流量制御
弁の実施例を示す断面図である。
1は、バルブケースであり、2はケース1内の
流体通路である。流路2の途中にバルブシート部
3があり、ここにバルブ4が圧着して流路2を閉
塞している。このバルブ4には、弁棒5が固定さ
れており、弁棒5には第1のフランジ部6と、第
2のフランジ部7が一体に設けられており、弁棒
5は上部のコイルスプリング8により下方に押し
下げられてバルブ4をバルブシート3に圧着して
流路2を塞いでいる。フランジ6の外周とケース
1の内周面にはシール9があり、弁棒5の外周と
ケース1の内周にもシール10があり、第1のフ
ランジ6が、シール9とともに第1のピストンを
構成している。第2のフランジ7の下側の弁棒5
上には第2のピストン11が遊合し、ピストン1
1の外周とケース1の内周間にはシール12があ
り、弁棒5の外周とケース1の内周にもシール1
3があつて、第2ピストン11のケース1に対す
る気密を保つている。
ケース1の上端部には、ねじ穴17が外部より
内部の第2のピストン11に向つて、貫通してお
り、そのねじ穴17にはスクリユーボルト16が
噛合挿入されている。
バルブ全開時は、第1のエアポート14に供給
された圧縮空気がピストン6を押し上げ、クリア
ランスC1分だけバルブ4をバルブシート3から
引離す。バルブ中間開度時は、第2のエアポート
15に供給された圧縮空気が第2のピストン11
を押し上げ、スクリユーボルト16とのクリアラ
ンスC2分だけバルブ4をバルブシート3から引
離す。
バルブ全閉時は、第3のエアポート18より供
給された圧縮空気は、弁棒5の上端の空気室19
内に送られ、スプリング8とともに、弁棒5を押
し下げ、バルブ4をバルブシート3に押付けてい
る。
流路2を閉じる際は、ポート18に圧縮空気を
送り、ポート14,15の空気を解放するように
外部の電磁弁により操作される。このとき、弁棒
5は、空気室19内の圧力と、スプリング8によ
り押下げられ、バルブ4がバルブシート3に密着
して流路2を閉じる。次に、流路2を全開にする
際には、ポート14に圧縮空気を送り、ポート1
5,18の圧縮空気は解放され、ピストン6が上
昇し、そのストロークC1分バルブ4を持上げる。
流路2を絞る場合は、ポート14,18は大気に
解放され、ポート15に送られた圧縮空気によ
り、ピストン11が上昇し、スクリユーボルト1
6とのクリアランスC2分だけバルブ4を引上げ
る。スクリユーボルト16を外部より回転調節し
て前記クリアランスC2を任意に調節して、中間
開度時のバルブの開き加減を任意に、かつ、容易
に調節可能とした。こうして、1つのバルブ内の
流体通路を2段階に開けるようにできた。
なお、バルブ開閉のための各エアポートへの圧
縮空気の供給は、別途組み込まれたシーケンス回
路によりバルブ開閉タイミングを予じめ設定し、
電磁弁を電気的に操作することにより制御されて
いる。
(考案の効果) 本考案のバルブを、ICのウエハー洗浄槽毎に
純水供給ラインに1個設けることにより、大量注
水と、バブリング洗浄時のオーバーフロー用少量
注水とが、両用できるようになつた。これによ
り、純水の供給配管を従来のように2系統に分け
ることも必要なく、従つて、スペースも取らず、
バルブ個数を増すこともなく、流量を2段階に調
節できるようになつた。よつて、部品点数を増さ
ずに高価な純水を無駄にすることをなくすること
ができた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案による2段階可変流量制御弁
の実施例を示す断面図である。 1……バルブケース、2……流体通路、3……
バルブシート部、4……バルブ、5……弁棒、6
……第1のフランジ部、7……第2のフランジ
部、8……コイルスプリング、9……シール、1
0……シール、11……第2のピストン、12…
…シール、13……シール、14……第1エアポ
ート、15……第2エアポート、16……スクリ
ユーボルト、17……ねじ穴、18……第3エア
ポート、19……空気室。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. バルブケース内に流体通路を設け、流路内に弁
    と弁座を設け、前記弁にはこれと一体に弁棒を設
    け、前記弁棒には2個のフランジ部を一体に設
    け、第1のフランジの外周と前記弁棒の外周は前
    記ケースと気密を保ちつつ前記弁棒の軸方向に摺
    動可能にシールされて前記弁棒と一体の第1のピ
    ストンを構成し、第2のフランジの弁座側には内
    径が前記第2のフランジの外径より小さい内径の
    第2のピストンが前記弁棒に遊合され、前記第2
    のピストンの外周と前記ケース間および前記第2
    のピストン内周と前記弁棒間は気密を保ちつつ軸
    方向に摺動可能にシールされ、前記弁棒上にコイ
    ルスプリングがあつて、前記弁棒と前記弁を弁座
    方向に押し付ける向きに配置され、前記ケースに
    は外部より前記第1のピストンの弁座側の空隙に
    通ずる第1のエアポートと、同じく外部より前記
    第2のピストンの弁座側空隙に通ずる第2のエア
    ポートと、同じく外部より前記弁棒の反弁座方向
    端部側空隙に通ずる第3のエアポートを設け、前
    記ケースには前記第1のピストンの反弁座方向へ
    の動き代(第1リフトストローク)としての第1
    クリアランスC1と前記第2のピストンの反弁座
    方向への動き代としての充分な第2クリアランス
    を設け、前記ケースの反弁座側端部に外部に通じ
    るねじ穴があり、前記ねじ穴にスクリユーボルト
    が前記弁棒の軸方向に噛合挿入されていて、前記
    スクリユーボルトの先端が前記第2のピストンに
    向つて突出していて、これにより、前記第2のピ
    ストンの反弁座方向へのストロークC2を規制す
    るように構成したことを特徴とする2段階流量制
    御弁。
JP16859286U 1986-11-01 1986-11-01 Expired JPH0241406Y2 (ja)

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JP16859286U JPH0241406Y2 (ja) 1986-11-01 1986-11-01

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JP16859286U JPH0241406Y2 (ja) 1986-11-01 1986-11-01

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Publication Number Publication Date
JPS6374564U JPS6374564U (ja) 1988-05-18
JPH0241406Y2 true JPH0241406Y2 (ja) 1990-11-05

Family

ID=31101611

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JP16859286U Expired JPH0241406Y2 (ja) 1986-11-01 1986-11-01

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JP5302517B2 (ja) * 2007-07-26 2013-10-02 株式会社不二工機 流量調整弁

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JPS6374564U (ja) 1988-05-18

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