JPH0240874Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はブラシ本体に対して取外し可能に柄が
結合されているボデーブラシに関するものであ
る。

柄のついたボデーブラシは公知である。しかし
公知のボデーブラシではブラシ本体と柄とが固着
されており、かつ柄は伸縮不能である。公知のボ
デーブラシではブラシ本体から柄を取外してブラ
シ本体のみを使用することも柄の長さを調整して
使用することも不可能であつた。それ故に公知の
ボデーブラシは身体の洗う個所によつては柄が邪
魔になるという欠点を有していた。

本考案はかゝる点に鑑みてなされたものであ
る。

図面に基いて本考案の実施例を説明する。

１はブラシ本体を示す。ブラシ本体１はブラシ
部分２とヘツド部分３とから成り、ヘツド部分３
の外周はローレツト状の凹凸４を備え、またヘツ
ド部分３には柄のための貫通孔５が設けられてい
る。柄は二つの柄半体６及び７から成り、一方の
柄半体６はブラシ本体１の貫通孔５に第１図の右
方からでも左方からでも挿入可能であり、この際
柄半体６の突起６ａが貫通孔５の側壁の一部分に
形成されたノツチ５ａに弾性的に係入することに
よつてブラシ本体１と係合されることができる。
６ｄは突起６ａの弾性変形を容易にするためのス
リツトである。突起６ａ等の係合部分がブラシ本
体１の表面にないことはブラシの取扱い上有利で
ある。ブラシ本体１は貫通孔５以外の部分におい
ても部分的に中空に形成されている（第３図）。

柄半体６は横断面形に形成されており、上下
の面に一定ピツチで柄半体６の長手方向に対して
横に向いた多数の絞りビード６ｂが形成されてい
る。柄の他方の半体７は一方の柄半体６よりも巾
広くかつ横断面形に形成されており、一方の柄
半体６の自由端のジヨイント部６ｃが他方の柄半
体７の二叉状ジヨイント部７ａによつて挟持さ
れ、側方から共通のスプリングピン８を貫通させ
て両柄半体６と７とがピン８を回転中心として曲
折可能に連結されている。曲折状態では他方の柄
半体７の両側壁７ｄ，７ｄが柄半体６の両側面を
外方から握持するようにされる。他方の柄半体７
の上面にも柄半体７の長手方向に対して横に向い
た多数の絞りビード７ｂが形成されている。

柄半体７の自由端の近くに本考案によるボデー
ブラシを浴室の壁面等の吊具に引掛けるための孔
７ｃが明けられている。

本考案によるボデーブラシはブラシ本体１に両
柄半体６及び７から成る柄が取外し可能に係合さ
れている。身体の手の届かない個所を洗う洗うと
きには両柄半体６及び７を相互に180゜よりも僅か
に小さい角をなすように伸ばして柄半体７を握つ
て使用する。

手の届く個所を洗うときには他方の柄半体７を
一方の柄半体６に対して折畳んで両柄半体６及び
７を同時に握つて使用すれば楽に洗うことができ
る。

容易に手の届く個所を柄に邪魔されずにブラツ
シングしたい場合には柄をブラシ本体１から少し
強く引張つて引抜いてブラシ本体１のみを手で握
つて使用することができ、従つて強いブラツシン
グができる。

本考案によるボデーブラシは軽量小型で持ち運
びにも便利であり、ブラシ本体と柄との係脱もワ
ンタツチで行うことができ、また使用方法も多様
化している。それによつて実用上きわめて便利な
ボデーブラシである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案によるボデーブラシの正面図、
第２図は側面図、そして、第３図は第２図の−
線に沿うブラシ本体の断面図を示す。 図中符号、１……ブラシ本体、２……ヘツド部
分、５……貫通孔、５ａ……ノツチ、６……柄半
体、６ａ……突起、７……柄半体、８……ピン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ブラシ本体１のヘツド部分２に二部分６，７か
   ら成る柄を嵌入するための貫通孔５が設けられて
   おり、貫通孔５のノツチ５ａに一方の柄半体６の
   突起６ａが係入することによつてブラシ本体１と
   柄半体６とが容易に着脱可能に係合されており、
   一方の柄半体６と他方の柄半体７とがピン８よつ
   てピンを中心として折畳み可能に連結されている
   ことを特徴とするボデーブラシ。