JPH0240843B2 - Hainetsuryodoryokuhatsuseisochi - Google Patents
HainetsuryodoryokuhatsuseisochiInfo
- Publication number
- JPH0240843B2 JPH0240843B2 JP17911285A JP17911285A JPH0240843B2 JP H0240843 B2 JPH0240843 B2 JP H0240843B2 JP 17911285 A JP17911285 A JP 17911285A JP 17911285 A JP17911285 A JP 17911285A JP H0240843 B2 JPH0240843 B2 JP H0240843B2
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- heat
- heat pipe
- engine
- power generation
- turbine
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- Expired - Lifetime
Links
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Landscapes
- Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、廃熱利用動力発生装置に関し、例
えば発電装置などからの廃熱を利用して動力を得
るものに関する。
えば発電装置などからの廃熱を利用して動力を得
るものに関する。
従来、低温度のエネルギー源から動力を得る装
置として、第2図に示すヒートパイプエンジンが
知られている。(特開昭58−57014号公報、雑誌
TRIGGER 84−8に示されている。) ヒートパイプエンジンの動作を以下に説明す
る。第2図aにおいて、1は圧力室でその上半分
は外界から冷却されて冷却部Bを構成している。
また、圧力室1の下半分は加熱されて加熱部Cを
構成している。2は外界から断熱された断熱部A
を構成し、圧力室1に直結したシリンダ室であ
り、ピストン3を介して外界に仕事が伝達され
る。4は圧力室1内に封入された作動流体の液相
部を示し、圧力室1内の他の部分およびシリンダ
室2はその蒸気で占められ、気液二相の状態にな
つている。5は熱シヤツターで、断熱材より成る
上下部の低面を持たない薄肉の中空円筒である。
この熱シヤツター5を圧力室1内の壁面に接触す
ることなく、滑らかに上下運動させる。この運動
により圧力室1の冷却部Bと加熱部Cの作動流体
は交互に外界と熱交換される。この熱シヤツター
5の存在は圧力室1内の蒸気流路に何の障害にも
ならない。第2図aにおいて、熱シヤツター5は
最上限に位置し、圧力室の1冷却部Bを完全に遮
蔽し、作動流体は加熱されて高圧蒸気となり、上
記のシリンダ室2に伝達されてピストン3を上方
に押し上げる(第2図b)。次に第2図cに示す
ように、熱シヤツター5を下降させ始めると、蒸
気は冷却され、凝縮し始める。この時、ピストン
3は未だ最上部付近に止まつている。熱シヤツタ
ー5が第2図dに示すように最下限に移動する
と、圧力室1内の蒸気は最大限に冷却を受け、蒸
気の速やかな凝縮・液化が進行して蒸気圧は最低
になる。この間、ピストン3はシリンダ室2を降
下し、最下部に位置する(第2図e)。熱シヤツ
ター5を上昇させて冷却部Bを再び遮蔽し始める
と、作動流体は再び加熱され始めるが、ピストン
は最下部に位置したままである(第2図5)。そ
して、第2図aの状態に戻る。このように熱シヤ
ツター5とピストン3はほぼ90゜の位相差で同期
しながら、例えば位相を調整したピストン3の動
力で熱シヤツター5が移動させられ、上下に移動
を繰り返すことにより、サイクルを形成し継続的
に仕事を取り出すことができる。この時、熱シヤ
ツター5は自らは何ら仕事をしないので、熱シヤ
ツター5の移動に要する外部からの仕事は、ピス
トン3から取り出される仕事に比べて十分に小さ
いものとなる。
置として、第2図に示すヒートパイプエンジンが
知られている。(特開昭58−57014号公報、雑誌
TRIGGER 84−8に示されている。) ヒートパイプエンジンの動作を以下に説明す
る。第2図aにおいて、1は圧力室でその上半分
は外界から冷却されて冷却部Bを構成している。
また、圧力室1の下半分は加熱されて加熱部Cを
構成している。2は外界から断熱された断熱部A
を構成し、圧力室1に直結したシリンダ室であ
り、ピストン3を介して外界に仕事が伝達され
る。4は圧力室1内に封入された作動流体の液相
部を示し、圧力室1内の他の部分およびシリンダ
室2はその蒸気で占められ、気液二相の状態にな
つている。5は熱シヤツターで、断熱材より成る
上下部の低面を持たない薄肉の中空円筒である。
この熱シヤツター5を圧力室1内の壁面に接触す
ることなく、滑らかに上下運動させる。この運動
により圧力室1の冷却部Bと加熱部Cの作動流体
は交互に外界と熱交換される。この熱シヤツター
5の存在は圧力室1内の蒸気流路に何の障害にも
ならない。第2図aにおいて、熱シヤツター5は
最上限に位置し、圧力室の1冷却部Bを完全に遮
蔽し、作動流体は加熱されて高圧蒸気となり、上
記のシリンダ室2に伝達されてピストン3を上方
に押し上げる(第2図b)。次に第2図cに示す
ように、熱シヤツター5を下降させ始めると、蒸
気は冷却され、凝縮し始める。この時、ピストン
3は未だ最上部付近に止まつている。熱シヤツタ
ー5が第2図dに示すように最下限に移動する
と、圧力室1内の蒸気は最大限に冷却を受け、蒸
気の速やかな凝縮・液化が進行して蒸気圧は最低
になる。この間、ピストン3はシリンダ室2を降
下し、最下部に位置する(第2図e)。熱シヤツ
ター5を上昇させて冷却部Bを再び遮蔽し始める
と、作動流体は再び加熱され始めるが、ピストン
は最下部に位置したままである(第2図5)。そ
して、第2図aの状態に戻る。このように熱シヤ
ツター5とピストン3はほぼ90゜の位相差で同期
しながら、例えば位相を調整したピストン3の動
力で熱シヤツター5が移動させられ、上下に移動
を繰り返すことにより、サイクルを形成し継続的
に仕事を取り出すことができる。この時、熱シヤ
ツター5は自らは何ら仕事をしないので、熱シヤ
ツター5の移動に要する外部からの仕事は、ピス
トン3から取り出される仕事に比べて十分に小さ
いものとなる。
ヒートパイプエンジンの利点は、
(1) 作動流体の種類を選択することにより、さら
にはその流体の使用温度領域を適当に設定する
ことにより、任意の大きさの動力を得るエンジ
ンが可能であること、 (2) 相変化は極めて速やかに起り、また小さい温
度変化でも起るので、他の熱機関に比べて低温
度熱機関になり得ること、 (3) 一種の外熱機関であるから、これの加熱手段
としては多種多様の燃料あるいは熱源を利用で
きること、などが挙げられる。
にはその流体の使用温度領域を適当に設定する
ことにより、任意の大きさの動力を得るエンジ
ンが可能であること、 (2) 相変化は極めて速やかに起り、また小さい温
度変化でも起るので、他の熱機関に比べて低温
度熱機関になり得ること、 (3) 一種の外熱機関であるから、これの加熱手段
としては多種多様の燃料あるいは熱源を利用で
きること、などが挙げられる。
従来の、例えば発電装置においては、タービン
を駆動した後の高温高圧蒸気を水に戻す復水器か
らの廃熱が利用されずに棄てられていたという問
題点があつた。
を駆動した後の高温高圧蒸気を水に戻す復水器か
らの廃熱が利用されずに棄てられていたという問
題点があつた。
この発明は、かかる問題点を解決するためにな
されたもので、廃熱を利用して動力を発生させる
装置を得ることを目的とする。
されたもので、廃熱を利用して動力を発生させる
装置を得ることを目的とする。
この発明に係る廃熱利用動力発生装置は、ボイ
ラと、このボイラから発生した蒸気が供給され、
発電機を駆動するタービンとを有する発電系、加
熱と冷却を交互に行なうことにより動力を得るヒ
ートパイプエンジン、タービンから排出された蒸
気でヒートパイプエンジンを加熱し、液化した液
体をボイラに帰す第1配管、第1配管による加熱
と交互に、冷媒でヒートパイプエンジンを冷却す
る第2配管を備えたものである。
ラと、このボイラから発生した蒸気が供給され、
発電機を駆動するタービンとを有する発電系、加
熱と冷却を交互に行なうことにより動力を得るヒ
ートパイプエンジン、タービンから排出された蒸
気でヒートパイプエンジンを加熱し、液化した液
体をボイラに帰す第1配管、第1配管による加熱
と交互に、冷媒でヒートパイプエンジンを冷却す
る第2配管を備えたものである。
この発明においては、タービンから排出された
蒸気流をヒートパイプエンジンの加熱部に導き、
蒸気からの廃熱をヒートパイプエンジンの加熱源
として利用する。さらに、発電系において蒸気の
吸熱源である冷媒をヒートパイプエンジンの冷却
部に導き、ヒートパイプエンジンを冷却して、加
熱、冷却を交互に行なわせることにより、ヒート
パイプエンジンを動作させ、動力を発生させる。
蒸気流をヒートパイプエンジンの加熱部に導き、
蒸気からの廃熱をヒートパイプエンジンの加熱源
として利用する。さらに、発電系において蒸気の
吸熱源である冷媒をヒートパイプエンジンの冷却
部に導き、ヒートパイプエンジンを冷却して、加
熱、冷却を交互に行なわせることにより、ヒート
パイプエンジンを動作させ、動力を発生させる。
以下、この発明の一実施例を図について説明す
る。第1図において、11は、例えば火力発電プ
ラントにおけるボイラ、12はタービンで、ボイ
ラ11から発生した蒸気が供給され、発電機13
を駆動するものである。14はタービン12から
排出された高温の蒸気を水に戻す復水器、15は
ポンプであり、ボイラ11、タービン12、発電
機13、復水器14、およびポンプ15で発電系
を構成している。この実施例ではヒートパイプエ
ンジンを系統設けた場合を示す。21,22は、
例えば二台並列して設けられた第1、第2ヒート
パイプエンジン、23,24は第1、第2ヒート
パイプエンジン21,22をそれぞれ加熱するた
めの第1、第2加熱器、25,26はそれぞれ第
1、第2ヒートパイプエンジン21,22を冷却
する第1、第2冷却器である。27,28は、第
1第2加熱器23,24、への流体の流入を切り
換える開閉弁であり、29,30は、第1、第2
冷却器25,26への冷媒の流入を切り換える開
閉弁である。これらの開閉弁27,28,29,
30の開閉はそれぞれ電気的に制御されている。
また、31A,31B,32A,32Bは、第
1、第2ヒートパイプエンジン21,22の点
検、修理時などに、第1、第2ヒートパイプエン
ジン21,22を切り離し、復水器14により発
電系を構成するための開閉弁である。35はボイ
ラ11、タービン12、復水器14、ポンプ15
を接続する配管であり、36はタービン12と復
水器14間の配管35から分岐して蒸気を流入
し、開閉弁31A,27,28を経て加熱器2
3,24でヒートパイプエンジン21,22を加
熱し、ここで蒸気が液化され、さらに開閉弁31
Bを介して復水器14とポンプ15の間の配管3
5に接続して、液化した液体をボイラ11に帰す
第1配管である。37は、例えば海水などの吸熱
源38からポンプ39を介して冷媒を流入し、開
閉弁33,29,30を経て冷却器25,26で
ヒートパイプエンジン21,22を冷却し、再び
吸熱源38へ戻る第2配管である。また、40は
吸熱源38から開閉弁34を介して冷媒を流入
し、復水器14を冷却した後、再び吸熱源38へ
戻る配管である。なお、第1、第2ヒートパイプ
エンジン21,22のピストン3は、例えば別途
設けられた発電機(図示せず)に機械的あるいは
油圧、水圧ポンプ等を介して接続され、ピストン
3の運動として発生した動力で発電が行なわれる
ようになつている。図中、点線の矢印はタービン
12を駆動するための流体の流れを示し、実線の
矢印は吸熱源38からの冷媒の流れを示してい
る。
る。第1図において、11は、例えば火力発電プ
ラントにおけるボイラ、12はタービンで、ボイ
ラ11から発生した蒸気が供給され、発電機13
を駆動するものである。14はタービン12から
排出された高温の蒸気を水に戻す復水器、15は
ポンプであり、ボイラ11、タービン12、発電
機13、復水器14、およびポンプ15で発電系
を構成している。この実施例ではヒートパイプエ
ンジンを系統設けた場合を示す。21,22は、
例えば二台並列して設けられた第1、第2ヒート
パイプエンジン、23,24は第1、第2ヒート
パイプエンジン21,22をそれぞれ加熱するた
めの第1、第2加熱器、25,26はそれぞれ第
1、第2ヒートパイプエンジン21,22を冷却
する第1、第2冷却器である。27,28は、第
1第2加熱器23,24、への流体の流入を切り
換える開閉弁であり、29,30は、第1、第2
冷却器25,26への冷媒の流入を切り換える開
閉弁である。これらの開閉弁27,28,29,
30の開閉はそれぞれ電気的に制御されている。
また、31A,31B,32A,32Bは、第
1、第2ヒートパイプエンジン21,22の点
検、修理時などに、第1、第2ヒートパイプエン
ジン21,22を切り離し、復水器14により発
電系を構成するための開閉弁である。35はボイ
ラ11、タービン12、復水器14、ポンプ15
を接続する配管であり、36はタービン12と復
水器14間の配管35から分岐して蒸気を流入
し、開閉弁31A,27,28を経て加熱器2
3,24でヒートパイプエンジン21,22を加
熱し、ここで蒸気が液化され、さらに開閉弁31
Bを介して復水器14とポンプ15の間の配管3
5に接続して、液化した液体をボイラ11に帰す
第1配管である。37は、例えば海水などの吸熱
源38からポンプ39を介して冷媒を流入し、開
閉弁33,29,30を経て冷却器25,26で
ヒートパイプエンジン21,22を冷却し、再び
吸熱源38へ戻る第2配管である。また、40は
吸熱源38から開閉弁34を介して冷媒を流入
し、復水器14を冷却した後、再び吸熱源38へ
戻る配管である。なお、第1、第2ヒートパイプ
エンジン21,22のピストン3は、例えば別途
設けられた発電機(図示せず)に機械的あるいは
油圧、水圧ポンプ等を介して接続され、ピストン
3の運動として発生した動力で発電が行なわれる
ようになつている。図中、点線の矢印はタービン
12を駆動するための流体の流れを示し、実線の
矢印は吸熱源38からの冷媒の流れを示してい
る。
以下、この装置の動作について説明する。ここ
で第1、第2ヒートパイプエンジン21,22の
それぞれにおいて、加熱冷却を交互に行なうと動
力が得られる原理は従来例と同じである。今、開
閉弁31A,31B,33は開、開閉弁32A,
32B,34は閉、開閉弁27,30は開、開閉
弁28,29は閉とする。この時、ボイラ11で
高温・高圧になつた水蒸気は、タービン12を駆
動して発電機13を回転させて発電した後、中
温・低圧の水蒸気になり、配管36に設けられた
開閉弁31A,27を通り、第1ヒートパイプエ
ンジン21の第1加熱器23に流入する。ここで
第1ヒートパイプエンジン21を加熱すると同時
に冷却されて凝縮液化され、開閉弁31Bを通り
配管35のポンプ15を介して再びボイラ11に
帰る。また同時に、吸熱源38からの冷媒は、ポ
ンプ39に駆動されて配管37の開閉弁33,3
0を通り、第2ヒートパイプエンジン22の第2
冷却器26に流入し、第2ヒートパイプエンジン
22を冷却した後、再び冷熱源38に還流する。
従つて、第1ヒートパイプエンジン21は第1加
熱器23により加熱状態となり、第2ヒートパイ
プエンジン22は第2冷却器26により冷却状態
になる。次に、開閉弁27,30を閉、開閉弁2
8,29を開に切り換える。この時、タービン1
2からの蒸気は開閉弁28を介して第2ヒートパ
イプエンジン22の第2加熱器24に流入して、
第2ヒートパイプエンジン22を加熱する。一
方、吸熱源38からの冷媒は開閉弁29を通つて
第1冷却器25に流入し、第1ヒートパイプエン
ジン21を冷却する。すなわち、開閉弁27,3
0と開閉弁28,29の開閉を交互に行なわせる
ことにより、第1、第2ヒートパイプエンジン2
1,22の加熱・冷却が交互に行なわれ、第1、
第2ヒートパイプエンジン21,22より動力を
発生させることができる。このように、従来ター
ビン12を駆動した後、復水器14で配管40を
通る冷媒を介して吸熱源38に棄てられていた熱
エネルギによつて、動力を発生することが可能と
なる。
で第1、第2ヒートパイプエンジン21,22の
それぞれにおいて、加熱冷却を交互に行なうと動
力が得られる原理は従来例と同じである。今、開
閉弁31A,31B,33は開、開閉弁32A,
32B,34は閉、開閉弁27,30は開、開閉
弁28,29は閉とする。この時、ボイラ11で
高温・高圧になつた水蒸気は、タービン12を駆
動して発電機13を回転させて発電した後、中
温・低圧の水蒸気になり、配管36に設けられた
開閉弁31A,27を通り、第1ヒートパイプエ
ンジン21の第1加熱器23に流入する。ここで
第1ヒートパイプエンジン21を加熱すると同時
に冷却されて凝縮液化され、開閉弁31Bを通り
配管35のポンプ15を介して再びボイラ11に
帰る。また同時に、吸熱源38からの冷媒は、ポ
ンプ39に駆動されて配管37の開閉弁33,3
0を通り、第2ヒートパイプエンジン22の第2
冷却器26に流入し、第2ヒートパイプエンジン
22を冷却した後、再び冷熱源38に還流する。
従つて、第1ヒートパイプエンジン21は第1加
熱器23により加熱状態となり、第2ヒートパイ
プエンジン22は第2冷却器26により冷却状態
になる。次に、開閉弁27,30を閉、開閉弁2
8,29を開に切り換える。この時、タービン1
2からの蒸気は開閉弁28を介して第2ヒートパ
イプエンジン22の第2加熱器24に流入して、
第2ヒートパイプエンジン22を加熱する。一
方、吸熱源38からの冷媒は開閉弁29を通つて
第1冷却器25に流入し、第1ヒートパイプエン
ジン21を冷却する。すなわち、開閉弁27,3
0と開閉弁28,29の開閉を交互に行なわせる
ことにより、第1、第2ヒートパイプエンジン2
1,22の加熱・冷却が交互に行なわれ、第1、
第2ヒートパイプエンジン21,22より動力を
発生させることができる。このように、従来ター
ビン12を駆動した後、復水器14で配管40を
通る冷媒を介して吸熱源38に棄てられていた熱
エネルギによつて、動力を発生することが可能と
なる。
なお、上記実施例では、二台のヒートパイプエ
ンジンを使用した場合について示したが、一台や
二台以上のヒートパイプエンジンで構成してもよ
い。一台の場合は、加熱と冷却を交互に行なわせ
る必要があるため、発電系を循環している流体の
流れが周期的に停止することになり、発電系の運
動機能を妨げるおそれがある。従つて二台以上の
ヒートパイプエンジンで構成すると、流体の流れ
の脈動が小さくなり、発電系の機能を妨げず、円
滑に運転できる。
ンジンを使用した場合について示したが、一台や
二台以上のヒートパイプエンジンで構成してもよ
い。一台の場合は、加熱と冷却を交互に行なわせ
る必要があるため、発電系を循環している流体の
流れが周期的に停止することになり、発電系の運
動機能を妨げるおそれがある。従つて二台以上の
ヒートパイプエンジンで構成すると、流体の流れ
の脈動が小さくなり、発電系の機能を妨げず、円
滑に運転できる。
また、上記実施例では、発電系に復水器14を
設けているので、開閉弁31A,31B,33を
閉、開閉弁32A,32B,34を開にすると、
ヒートパイプエンジン21,22を切り離して発
電系を運転することができ、ヒートパイプエンジ
ン21,22の修理や点検等においても、発電系
を継続して運転できる効果がある。
設けているので、開閉弁31A,31B,33を
閉、開閉弁32A,32B,34を開にすると、
ヒートパイプエンジン21,22を切り離して発
電系を運転することができ、ヒートパイプエンジ
ン21,22の修理や点検等においても、発電系
を継続して運転できる効果がある。
また上記実施例では開閉弁27,28の開閉を
交互に行ない蒸気の効率的利用を図つているが、
開閉弁27,28をなくして常時両通路とも連通
させて加熱器23,24を加熱しておけば、ヒー
トパイプエンジンの動作がより滑らかになる。
交互に行ない蒸気の効率的利用を図つているが、
開閉弁27,28をなくして常時両通路とも連通
させて加熱器23,24を加熱しておけば、ヒー
トパイプエンジンの動作がより滑らかになる。
同様に、開閉弁29,30をなくして、常時両
通路とも連通させて冷却器25,26を冷却して
おけば、ヒートパイプエンジンの動作が滑らかに
なる。
通路とも連通させて冷却器25,26を冷却して
おけば、ヒートパイプエンジンの動作が滑らかに
なる。
また上記実施例において開閉弁31B,32B
をなくして連通状態にしておいても、開閉弁31
A,32Aの開閉で第1配管36への蒸気を開閉
できるので、動作は可能である。
をなくして連通状態にしておいても、開閉弁31
A,32Aの開閉で第1配管36への蒸気を開閉
できるので、動作は可能である。
以上のように、この発明によれば、ボイラと、
このボイラから発生した蒸気が供給され、発電機
を駆動するタービンとを有する発電系、加熱と冷
却を交互に行なうことにより動留を得るヒートパ
イプエンジン、タービンから排出された蒸気でヒ
ートパイプエンジンを加熱し、液化した液体をボ
イラに帰す第1配管による加熱と交互に、冷媒で
ヒートパイプエンジンを冷却する第2配管を備え
ることにより、従来棄てられていた熱エネルギを
利用して動力を発生させる廃熱利用動力発生装置
が得られる効果がある。
このボイラから発生した蒸気が供給され、発電機
を駆動するタービンとを有する発電系、加熱と冷
却を交互に行なうことにより動留を得るヒートパ
イプエンジン、タービンから排出された蒸気でヒ
ートパイプエンジンを加熱し、液化した液体をボ
イラに帰す第1配管による加熱と交互に、冷媒で
ヒートパイプエンジンを冷却する第2配管を備え
ることにより、従来棄てられていた熱エネルギを
利用して動力を発生させる廃熱利用動力発生装置
が得られる効果がある。
第1図はこの発明の一実施例による廃熱利用動
力発生装置の接続構成図、第2図a〜fは従来の
ヒートパイプエンジンの動作原理を示す説明図で
ある。 11……ボイラ、12……タービン、13……
発電機、21,22……ヒートパイプエンジン、
23,24……加熱器、25,26……冷却器、
36……第1配管、37……第2配管、なお、図
中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
力発生装置の接続構成図、第2図a〜fは従来の
ヒートパイプエンジンの動作原理を示す説明図で
ある。 11……ボイラ、12……タービン、13……
発電機、21,22……ヒートパイプエンジン、
23,24……加熱器、25,26……冷却器、
36……第1配管、37……第2配管、なお、図
中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ボイラと、このボイラから発生した蒸気が供
給され、発電機を駆動するタービンとを有する発
電系、加熱と冷却を交互に行なうことにより動力
を得るヒートパイプエンジン、上記タービンから
排出された蒸気で上記ヒートパイプエンジンを加
熱し、液化した液体を上記ボイラに帰す第1配
管、第1配管による加熱と交互に、冷媒で上記ヒ
ートパイプエンジンを冷却する第2配管を備えた
廃熱利用動力発生装置。 2 ヒートパイプエンジンは、二系統設けられ、
一系統が加熱されているときに他系統が冷却され
ているようにした特許請求の範囲第1項記載の廃
熱利用動力発生装置。 3 発電系には、タービンから排出される蒸気を
液化する復水器が設けられている特許請求の範囲
第1項または第2項記載の廃熱利用動力発生装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17911285A JPH0240843B2 (ja) | 1985-08-14 | 1985-08-14 | Hainetsuryodoryokuhatsuseisochi |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17911285A JPH0240843B2 (ja) | 1985-08-14 | 1985-08-14 | Hainetsuryodoryokuhatsuseisochi |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6238808A JPS6238808A (ja) | 1987-02-19 |
JPH0240843B2 true JPH0240843B2 (ja) | 1990-09-13 |
Family
ID=16060220
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17911285A Expired - Lifetime JPH0240843B2 (ja) | 1985-08-14 | 1985-08-14 | Hainetsuryodoryokuhatsuseisochi |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0240843B2 (ja) |
-
1985
- 1985-08-14 JP JP17911285A patent/JPH0240843B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6238808A (ja) | 1987-02-19 |
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