JPH0240507Y2 - - Google Patents

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JPH0240507Y2
JPH0240507Y2 JP20475385U JP20475385U JPH0240507Y2 JP H0240507 Y2 JPH0240507 Y2 JP H0240507Y2 JP 20475385 U JP20475385 U JP 20475385U JP 20475385 U JP20475385 U JP 20475385U JP H0240507 Y2 JPH0240507 Y2 JP H0240507Y2
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wires
wire
thermocouple
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tube
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JP20475385U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は内燃機関、高温炉などの温度を検知
する熱電温度計の熱電対と補償導線の素線接合部
の絶縁性の改良に関する。
熱電対線と補償導線の接合部は溶接又はろう付
けのため互いに素線端は露出されて電気的に接続
されている。通常補償導線は可撓性を付与するた
めに単線は用いられず直径0.3mm以下の細線を数
本から数拾本寄り合わせた撚線又は集束線が使用
される。そのためこれら素線は焼損し易いために
溶接が極めて困難であり、またろう付けするとき
には切断時の素線の乱れによつてその外側の一部
はろう付けされず、第1図に示すaのひげのよう
に先端がはねるため一方の素線側と接触する場合
が発生し2線間が短絡されて、測定不能或いは不
安定な接触を起こして測定値が定まらず測定値の
信頼性を失うなどの問題を内蔵していた。
また熱電対開口部の気密性を良くするために素
線接合部の囲りに絶縁性のゴムをかぶせたものは
公知である。しかしながらこのものは目的を異に
しまた一線づつ別々に1ケ所が切り開かれたチユ
ーブを素線の囲りにのみかぶせている。ところで
前記のはねたひげはどの位置で現れるか特定され
ない上、数本出現したり2線ともに現れたりする
ものである。このため前記のチユーブを嵌めた場
合完全にチユーブ内に納めることは困難で、切り
開いた溝からひげがはね出し相互の接触が起こる
可能性が多分に存在する。これを防止するために
は作業者によつてひげのはね出しの有無を検査す
る必要があり、量産化に対する本問題の解決とは
ならない。この問題を解決できる技術として2本
の導線の互いの絶縁をするものに特開昭54−
61682号が知られている。このものは導線用に弾
性絶縁チユーブを介在させ軸方向に割れ目を有す
る絶縁体に内蔵し金属管を被覆して引き抜き加工
等を行うものであるがチユーブが中空であるため
金属管を加工したとき断面形状が一定せず線の位
置も不定となつてひげ対策では不安がある。
この考案は上記のものと異なる形状の隔壁部材
を用いて2線を完全に隔離してひげに対する完全
なる絶縁効果をもち量産化に対して安定した品質
の熱電温度計を提供することを目的とする。
以下実施態様を図面にもとづき説明する。温度
検知栓の金属保護管1に絶縁性の碍管1aに挿通
されて互いに絶縁された熱電対が挿入されてい
る。熱電対線2,3は感温端となる一端は溶接ま
たはろう付けで互いに結合されており、反対の素
線端は金属保護管1より突出している。この突出
端の各極側に電気抵抗の小さい熱電的性質の等し
い合金の補償導線4が接続されている。通常この
補償導線は可撓性が必要なため集束線が用いられ
るとともに絶縁被覆4a,4b,4cが施され、
その素線5,6は互いの極性を合わせて熱電対線
に接合され、2線は数mmの間隔が置かれている。
この2線の接合部は山字形断面形状を有する隔壁
部材の離れた谷部の底に納められ山中央部の頂部
の膨らみで包まれ位置が固定される。この隔壁部
材7bは絶縁性にすぐれ耐熱性ある合成ゴムまた
は樹脂、例えばシリコンゴム等で形成され、山中
央頂面が前記接合部を封口する後述のスリーブ8
の内壁に達する長さを有するとともに、熱電対素
線と補償導線素線の接合部の露出長さにほぼ等し
い長さに作られている。従つてこの隔壁部材7b
を挿入することにより正極・負極側の各線は完全
に隔離され、封口部内は2室に分断される。隔壁
部材7bの外周に更に前記碍管と補償導線にわた
つて金属性スリーブ8が被冠され、端部において
金属保護管1と溶接またはろう付けされ補償導線
とはかしめによつて固定される。そして前記スリ
ーブ8の内壁は耐熱絶縁性被膜例えばセラミツク
スのコーテイングを施すことが好ましい。
このようにこの考案は接合した熱電対線と補償
導線の2線間に山字形断面形状で山中央端が膨ら
みその頂面がスリーブ内壁に接して2線を別々に
包むようにした隔壁部材を介在させたから、ひげ
等の飛び出した素線は隔壁部材を越えることがな
く、各素線を完全に分離された各室に収納したた
め、集束線素線端の接合されなかつた素線を完全
に絶縁することができる。したがつて温度測定の
不安定或いは不能となる事態を完全に防止するこ
とができ計器の信頼性を向上するものである。更
に隔壁部材・絶縁部材を装着する工程は装着状態
を作業者によつて特に識別することを要しないの
で自動化による量産を可能とする実用的特徴を有
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、熱電対の封口部のスリーブ、隔壁部
材を切除して示した図、第2図は第1図A−A線
位置の断面図である。 1……金属保護管、2,3……熱電対素線、
5,6……補償導線素線、7b……隔壁部材、8
……スリーブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 温度検知栓内に収容される熱電温度計におい
    て、熱電対素線と補償導線の素線との接合部の正
    極、負極の2本の線が納められる離れた谷部を有
    し該線が移動しないよう山中央端に膨らみをもた
    せた山字状断面形状を有する耐熱絶縁性弾性材か
    らなる隔壁部材で2本の線を完全に隔離し且つ被
    冠外管からも絶縁したことを特徴とする熱電温度
    計。
JP20475385U 1985-12-27 1985-12-27 Expired JPH0240507Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20475385U JPH0240507Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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JP20475385U JPH0240507Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61118044U JPS61118044U (ja) 1986-07-25
JPH0240507Y2 true JPH0240507Y2 (ja) 1990-10-29

Family

ID=30767144

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JP20475385U Expired JPH0240507Y2 (ja) 1985-12-27 1985-12-27

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JPS61118044U (ja) 1986-07-25

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