JPH0240477Y2 - - Google Patents

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JPH0240477Y2
JPH0240477Y2 JP14689585U JP14689585U JPH0240477Y2 JP H0240477 Y2 JPH0240477 Y2 JP H0240477Y2 JP 14689585 U JP14689585 U JP 14689585U JP 14689585 U JP14689585 U JP 14689585U JP H0240477 Y2 JPH0240477 Y2 JP H0240477Y2
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JP
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melting furnace
duct
combustion air
air duct
blower
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JP14689585U
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  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、アルミニウム等の非鉄金属の溶解炉
で傾動式のものに設ける燃焼空気ダクトに関す
る。
〔従来の技術〕
かかる溶解炉は、燃焼空気ダクトを介して送風
機によりバーナに加熱空気を送り、溶解炉内部の
非鉄金属を溶解する。そして、溶解炉全体を傾動
させることにより内部の溶湯を移湯するようにし
ている。
このように、炉は傾動可能なものであり、一方
送風機は基礎等に固定されたものである。
ところで溶解炉の傾動時には、両者を接続して
いる燃焼空気ダクトも一部は溶解炉と共に傾動す
ることになるが、従来は燃焼空気ダクトの途中に
スイベルジヨイントを設けて該スイベルジヨイン
ト部分から上方の溶解炉側の燃焼空気ダクトの傾
動を可能にしていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、かかる従来の方法では、溶解炉の傾動
軸と同位置にスイベルジヨイントを設ける必要が
あるために燃焼空気ダクトの配設場所が限定され
てしまい、その結果、これに接続する送風機等の
他の機器や部品の配設場所も規制される。
しかし、他の機器との関係上またはスペース
上、送風機等を規定位置に設置できないこともあ
り、かかる場合は燃焼空気ダクトの配管設備が複
雑になつたり、装置全体が大がかりなものとなる
などの不都合が生じる。
また、前記のごときダクト回転部分を完全に密
閉構造とするのは難しく、ここから燃焼空気が漏
れるおそれもある。
本考案の目的は前記従来例の不都合を解消し、
送風機等の機器をどこに設置しても燃焼空気ダク
トの配管設備が大がかりになるおそれがなく、装
置全体がコンパクトで使い勝手がよく、しかも燃
焼空気ダクトの分離部のシール性も充分に確保で
きる溶解炉のダクトを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は前記目的を達成するため、傾動可能な
溶解炉に接続する燃焼空気ダクトの途中に溶解炉
側と送風機側とに分離可能な伸縮継手を形成し、
分離端部にシール手段を設け、その近傍に通風遮
断手段を設けたことを要旨とするものである。
〔作用〕
本考案によれば、溶解炉の傾動時には燃焼空気
ダクトの途中が溶解炉側と送風機側とに分離され
て溶解炉側のみが溶解炉と共に傾動し、この状態
で分離されたダクトはそれぞれに設けた通風遮断
手段により通風が遮断される。また接続されてい
る状態では伸縮継手及びシール手段により接合面
の密封性が確保される。
〔実施例〕
以下、図面について本考案の実施例を詳細に説
明する。
第1図は本考案の溶解炉のダクトの実施例を示
す正面図、第2図は同上要部の一部を示す縦断正
面図で、まず傾動炉装置の全体構造から説明する
と、図中1は溶解炉を示し、該溶解炉1は一側面
を支点2で回動可能に軸支され、該支点2と反対
側に油圧シリンダー3等の昇降装置を取付けたも
ので、炉1の上部にバーナ4の加熱装置を設けて
いる。このバーナ4と基礎等に設けた送風機5と
は燃焼空気ダクト6で接続されるが、一方、溶解
炉1の上部には排ガスダクト7の一端を接続して
この排ガスダクト7の途中に熱交換器を利用した
廃熱回収装置8を配設し、該廃熱回収装置8には
前記燃焼空気ダクト6の途中を組入れた。
本考案では第2図に示すように前記燃焼空気ダ
クト6の溶解炉1に近い個所を継手構造として溶
解炉1側の傾動ダクト6aと送風機5側の固定ダ
クト6bとに分離し、傾動ダクト6a側には遮断
弁9を、固定ダクト6b側には空気流量調節弁1
0をそれぞれ配設した。そして、傾動ダクト6a
と固定ダクト6bのそれぞれの端部にはフランジ
11,12を形成し、固定ダクト6b側のフラン
ジ12の上面には外側にシール材として弾力性の
高いパツキン13を、またその内側には前記パツ
キン13を熱から保護するために耐熱性の高いパ
ツキン14を配設する。
また、両フランジ11,12の周縁に冷却装置
としてそれぞれ給排水口15,16を形成し、さ
らに、前記継手部は伸縮継手となるべく固定ダク
ト6b側にはフランジ12の下方に可撓管19を
介装し、ここに鍔17,17を2段突設して、こ
の鍔17,17間にバネ18を弾装する。
次に使用法及び動作について説明すると、溶解
炉1内にアルミニウム等の非鉄金属が収納され、
これを溶解する時は傾動ダクト6aと固定ダクト
6bとはそれぞれのフランジ11,12が接合さ
れ連通状態にあり、フランジ11,12の接合面
は前記バネ18の弾性による押圧力が加えられな
がらパツキン13でシールされる。
そして、傾動ダクト6a側の遮断弁9を開き、
送風機5を作動させて燃焼空気ダクト6から空気
を溶解炉1側へと送れば、空気はバーナ4へ供給
される。なお、この時、バーナ4に送られてくる
空気は廃熱回収装置8内を通過する時に溶解炉1
から排ガスダクト7を介してここに送られてくる
排ガスの余熱で熱され、また、溶解炉1内へ送風
される空気の量は空気流量調節弁10で調節され
る。さらに、フランジ11,12の接合面ではパ
ツキン13は耐熱性のパツキン14で保護される
から接合面でのシール性が損なわれることがな
く、これに加えてフランジ11,12は給排水口
15,16から供給される水で冷やされるから燃
焼空気ダクト6内を通る燃焼空気の熱で該フラン
ジ11,12部で変形してシール性が損なわれる
こともない。
こうして、溶解炉1内の非鉄金属はバーナ4で
溶解され、この溶湯を溶解炉1外へ注出するに
は、まずバーナ4の燃焼を停止し、遮断弁9と空
気流量調節弁10とを閉じて燃焼空気の流入を停
止し、この状態で、油圧シリンダー3を伸張すれ
ば溶解炉1は支点2を軸として傾動し、斜設状態
で内部の溶湯を流出させる。
この時、燃焼空気ダクト6は、溶解炉1の傾動
にともないフランジ11,12の接合面が離間し
て傾動ダクト6aが固定ダクト6bから分離して
溶解炉1と共に上方に移動し、溶解炉1の傾動に
伴う燃焼空気ダクト6の変動はスムーズに行われ
る。
移湯終了後、油圧シリンダー3を収縮すれば、
溶解炉1は下降して元の位置に戻り、これにした
がい傾動ダクト6aも下方へ移動してフランジ1
1が固定ダクト6bのフランジ12に接合する。
この時固定ダクト6bには大きな衝撃力が加わる
が、この衝撃力はバネ18を介して可撓管19で
吸収される。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案の溶解炉のダクトは、
途中を分離するように継手部を設けて溶解炉側の
ダクトをこれと共に傾動させるようにしたから、
ダクトが接続される送風機等他の設備機器の設置
場所が規制されることなく、これら機器をどこに
設置してもダクト配管が大がかりになることがな
く、装置全体をコンパクトにできる。
また、コンパクトであるから使い勝手が向上
し、しかもダクトの分離部におけるシール性も充
分確保できるので、安全性に富むものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の溶解炉のダクトの実施例を示
す正面図、第2図は同上要部の一部を示す縦断正
面図である。 1……溶解炉、2……支点、3……油圧シリー
ダー、4……バーナ、5……送風機、6……燃焼
空気ダクト、6a……傾動ダクト、6b……固定
ダクト、7……排ガスダクト、8……廃熱回収装
置、9……遮断弁、10……空気流量調節弁、1
1,12……フランジ、13,14……パツキ
ン、15,16……給排水口、17……鍔、18
……バネ、19……可撓管。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 傾動可能な溶解炉に接続する燃焼空気ダクトの
    途中に溶解炉側と送風機側とに分離可能な伸縮継
    手を形成し、分離端部にシール手段を設け、その
    近傍に通風遮断手段を設けたことを特徴とする溶
    解炉のダクト。
JP14689585U 1985-09-26 1985-09-26 Expired JPH0240477Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14689585U JPH0240477Y2 (ja) 1985-09-26 1985-09-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14689585U JPH0240477Y2 (ja) 1985-09-26 1985-09-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6255091U JPS6255091U (ja) 1987-04-06
JPH0240477Y2 true JPH0240477Y2 (ja) 1990-10-29

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JPS6255091U (ja) 1987-04-06

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