JPH0240202A - 溶剤蒸気又はその他の凝縮可能な蒸気を扱う設備のための溶剤及び凝縮可能な蒸気の回収方法及び回収装置 - Google Patents

溶剤蒸気又はその他の凝縮可能な蒸気を扱う設備のための溶剤及び凝縮可能な蒸気の回収方法及び回収装置

Info

Publication number
JPH0240202A
JPH0240202A JP18339588A JP18339588A JPH0240202A JP H0240202 A JPH0240202 A JP H0240202A JP 18339588 A JP18339588 A JP 18339588A JP 18339588 A JP18339588 A JP 18339588A JP H0240202 A JPH0240202 A JP H0240202A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solvent
equipment
condensable
vapors
vapor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP18339588A
Other languages
English (en)
Inventor
Guenter Krogmann Hans
ハンス ギュンター クロッグマン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP18339588A priority Critical patent/JPH0240202A/ja
Publication of JPH0240202A publication Critical patent/JPH0240202A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、排気の流路に介設される冷却器で凝縮するこ
とにより溶剤・空気混合物を含む設備の排気から溶剤を
分離する溶剤蒸気又はその他の凝縮可能な蒸気を吸う設
備のための溶剤及び凝縮可能な蒸気の回収方法及び回収
装置に関する。
(従来の技術) この種の装置は既に知られている。必要な冷却器温度が
水の氷点より遥かに低く、事情によっては溶剤の凍結点
より低いため、この公知の装置は排気が貫流し、その領
域で熱交換が行なわれる空気路が氷結して閉塞する傾向
がある。
可撚性溶剤を用いるプロセスを強化するために一192
℃の液体窒素を利用する工場でも、低温の液体窒素を冷
却器の中で蒸発させてガス流を冷却し、それによってガ
ス流に含まれる溶剤を凝縮することができることが既に
公知である。
(発明が解決しようとする課題) ところがこの方法は適用の際に大きな困難を伴う。この
困難は、ガス流から凝縮される物質が冷却器内の低温よ
り高い温度の凝固物を含むことにある。多くの場合、水
蒸気もガス流に共存する。この水蒸気はたちまち冷却器
の表面上に絶縁性の氷層を形成する。氷の絶縁効果によ
って冷却器内の低温冷凍がほとんど無効になる。
そこで本発明の目的は、排気の浄化と共に特に溶剤の高
度の回収を特に高い確実性を以って、同時に特に経済性
を保証する方法及び装置を提1共することをその目的と
する。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成すべく請求項2によれば、排気の流路に
介設する冷却器で凝縮することにより、溶剤・空気混合
物を含む設備の排気から溶剤を分離する溶剤蒸気又はそ
の他の凝縮可能な蒸気を扱う設備のための回収装置にお
いて、冷却器はハウジング(20)を有し、該ハウジン
グが設備と装置とを結び送風機を含む排気往路及び返路
用接続管のための接続部がハウジングの中に形成され、
回収溶剤から成る溶剤浴(25)の中に配設され排気が
周囲を流れて冷却される熱交換器aGとハウジング(2
5)の下に配設された液体集合容器とを有し、ハウジン
グ(23)の中に熱交換器として単数個又は複数個の冷
却コイルから成る冷却系(IGが設けられ、一定の圧力
と所定の温度の冷却流体■が冷却系(IQを貫流し、そ
のために冷却径GOと連通ずる冷却流体管(23)のハ
ウジング入口側任)に、サーモスタット(50)に結合
され溶剤の温度を測定する浸漬センサが配設され、この
浸漬センサが冷却流体管(23)のハウジング入口側(
E)に配設された制御弁(21a)を制御し、冷却流体
のの出口圧力を測定する圧力計0がハウジング出口側(
A)に配設され、冷却流体管ののハウジング出口側(A
)に配設された制御弁(21b)を制御することを特徴
とする。この場合、前記冷却系(10を構成する管(1
0a)の周囲に生じ、その厚さを予め決定することがで
きる着氷(7)の絶縁効果を利用して、制御弁(21a
、21b)を介して冷却流体の蒸発を制御することがで
きるようにすること、及び前記冷却系(10)を構成す
る冷却コイルが円形横断面と有する管(10a)の層状
、雷文状又はコイル状構造の集群から成り、管(10a
)が適当な蓄熱液で満たされた外管(10b)によって
取囲まれるようにすることが好ましい。また、このとき
前記外管(10b)がだ円形、又は卵形、又は周面(I
I)対通過断面(F)の比を増加するその他の横断面を
有するようにしてもよい。
また、上記手段に関し、途中にポンプ■を配設した供給
管■及び排出管■を介して前記ハウジング■と連通ずる
蓄熱冷却器(170)が設けられ、蓄熱冷却器(170
)が円筒形の形状を有するハウジング(120)を備え
、ハウジング(120)が設備と装置とを結ぶ排気の往
路及び浄化した排気の退路のための接続管(13a、1
3b)の接続部を有し、少なくとも一方の端部側に両蓋
面(18a。
tab)から間隙を存して容器の全横断面を覆うふるい
板azが内設され、ふるい板a21と相対する蓋面(1
80)との間又は2枚のふるい板の間に残る内室(11
B)が蓄熱要素(114)で完全に満たされているよう
にすることもこのましく、この場合、前記蓄熱要素(1
14)が金属又はプラスチックの中空球(+4)から成
り、その内部空間が低凍結点液でほぼ完全に満たされる
ようにすること、あるいは、前記蓄熱要素が、球形、直
方体形又はその他の適当な幾何学的形状を有する単数個
又は複数個の共融蓄熱冷却体から成るようにすること、
更には前記蓄熱要素が、鉱物性充填物、例えば粗粒状の
ケイ石又は玄武岩から成るようにしてもよい。
更に、以上のそれぞれの手段に関し、前記冷却流体■が
液体窒素又は低温冷却循環ガスであるようにすることが
好ましい。
一方、上記目的を達成すべく請求項11によれば、排気
の流路に介設する冷却器で凝縮することにより、溶剤・
空気混合物を含む設備の排気から溶剤を分離する溶剤蒸
気又はその他の凝固可能な蒸気を扱う設備のための回収
装置において、冷却器が回収溶剤で部分的に満された密
閉絶縁容器(25)の中の浸漬浴■から成り、該絶縁容
器■の外部に配設された冷凍機(150)の冷却コイル
(10)と、供給管の排気供給部の浸漬管(10)とし
て構成された端部とが浸漬浴の中に沈設され、分離容器
(123)に連通ずるあふれ口(122)が溶剤の液面
より上に配設され、かつ冷却装置(10と直列に接続さ
れた供給管に強制送気装置(tt5)が配設されている
ことを特徴とする。この場合、前記浸漬管I′IOが中
心部の上方から柱状の溶剤浸漬浴(25)の中に挿入さ
れ、排気分配ふるい板(80)の下部の底部の近傍まで
延びていることが好ましく、また、前記冷却コイルが溶
剤浸漬浴(25)の内部で浸漬管cIeをつる巻線状に
取囲むようにすることが好ましい。この場合、この冷却
コイルは、請求項3に応用できることは言うまでもない
また、強制送気装置に関し、前記強制送気装置(115
)が、浸漬浴(25)への排気供給管をなす供給管部分
に介設されるようにすること、及び、環状路送風機(1
15)が前記強制送気装置として設けられるようにする
ことがより好ましい。
(作 用) 溶剤自体によって低温熱交換器として、同時に冷凍装置
として利用される浸漬浴は、溶剤特にテトラクロルエチ
レンの凝固点が一22℃と低いため、この方法で冷却手
段として使用するのに好適である。浸漬管から吐出して
、冷却液柱の中で泡となって上昇する排気は、比較的小
さな空間で特に徹底的に冷却される。
その時生ずる溶剤凝縮物は冷却液として使用される溶剤
と直ちに合流し、他方では凝縮した排気の水分が氷晶の
形で直ちに液面上に浮上する。得られた過剰の溶剤と共
にオーバフローを経て絶縁容器から流出する氷晶は、冷
却装置の外部の室温で急速に融解して水になる。比重の
相違−水とテトラクロルエチレンでは1:1.6の結果
、水は分離容器内で得られた溶剤からたやすく、急速に
分離することができる。溶剤は直ちに再使用することが
できる。
また本発明の目的は、結氷による排気路の閉塞傾向が回
避され、いずれにせよ存在する冷媒によって操作するこ
とができる装置を提供することである。その場合、冷却
器の効果を装置の使用中であってもなるべく無制限に維
持しなければならない。更には正常運転時に溶剤を回収
するように装置を構成するだけでなく、設備の故障の場
合や乾燥設備等の始動の時も、発生する溶剤負荷排気か
ら溶剤を十分に除去し、大量の溶剤が環境空気及び大気
中に排出しないように、装置を設計しなければならない
その場合、基本思想は、溶剤等の凝縮のために氷点下の
温度を利用し、即ち液体窒素から伝達される熱を利用し
て、直接凝縮か可能になるように装置のプロセスを設計
することにある。
このために冷却コイル又は冷却コイル系を予圧7−8バ
ール、温度的465℃の液体窒素が貫流するように配列
する。この冷却コイルは樽状の容器の中にある。該容器
は約60%まで、すなわちオーバーフローの高さまで、
排気流から凝縮される溶剤で満される。
その場合溶剤の凝固点は一100℃であるとする。
冷却コイルの内部温度は、貫流又は蒸発する窒素により
約−150℃である。その場合全コイルの周面上に例え
ば温度−100℃の凝固した溶剤の均一な層が形成され
る。この氷層は成る程度の厚さまでしか成長しない。そ
れ以上は周囲を流れるより高温の液状溶剤によって暖め
られ解凍されるからである。こうして均一性が維持され
る。
窒素の流量は溶剤浴の中の浸漬センサとサーモスタット
を介して、制御弁によって制御される。例えば溶剤浴に
一定の溶剤の凍結点より血かに高い温度を保持すること
かできる。その場合、温度間隔は均衡維持の必要性によ
ってきまる。この低温冷却溶剤浴は、ここでは排気流に
含まれる溶剤又は蒸気状物質の凝縮のための直接凝縮器
として利用される。
例えば真空蒸溜の真空ポンプの予圧により、被浄化排気
流が蓄熱冷却器の底部で細分化されてふるい板に押し込
まれる。比較的微細な気泡が蓄熱冷却器浴の中で上昇し
、気泡に含まれる溶剤がここで凝縮する。不溶解の水蒸
気は氷晶になり、溶剤の比重に応じてこの氷晶が浮上す
るか又は蓄熱冷却器の氷漏斗の中に沈下する。
回収された溶剤は氷と共に氷漏斗から又は上部のオーバ
フローから時折又は連続的に抽出される。
排気流に十分な予圧がない場合は、更に高圧送風機が排
気流を蓄熱冷却器の低温冷却溶剤浴を貫くように圧送又
は吸引することかできる。
上記の装置によって、この種の設備の正常運転において
溶剤回収のすべての必要条件が満たされる。その場合、
凝縮冷却のために液体窒素のほかに低温冷却循環ガス又
はその他の適当な冷却流体を使用することができる。
しかし上記の装置では、限られた容量のガス流を通して
冷却し溶剤を除去することしかできない。この量は閉じ
たガス回路で凝縮を行なうのに通常十分であるが、故障
の場合や大規模な乾燥設備等の始動の時は、乾燥設備の
全内容物をまだある全負荷溶剤と共に極めて短時間で外
部に排出することが必要であり、しかもかなりの量の溶
剤が大気に漏洩することがあってはならない。それには
前述の配列の冷却器のガス通過管では多くの場合不十分
である。
そこで請求項6の本発明の好適な実施例によれば、途中
にポンプを配設した供給管及び排出間を介してハウジン
グと連通ずる蓄熱冷却器を設け、蓄熱冷却器が円筒形の
ハウジングを備え、設備と装置の間を通る排気の排出及
び浄化した排気の返送のための接続管の接続部を有し、
少なくとも一方の端部側にカバー面から間隙を存して容
器の全横断面を蔽うふるい阪を配設し、ふるい仮と相対
する端面との間又は2枚のふるい板の間に残る内室を蓄
熱要素で完全に満した構造とする。
この蓄熱冷却器は例えば1枚のふるい板を有する直立円
筒体から成り、ふるい板はその接線方向下側にガス入口
管の取付は箇所を形成できるように、皿形鏡板から引き
離して取付ける。
ふるい板上に金属球又はプラスチック球が柱状に積層さ
れている。球はそれぞれ中空であり塩水又は低凍結点液
の充填物で満されている。球の柱状積層物は、始動過程
の冷却負荷に対応する蓄熱容量を持たなければならない
。蓄熱冷却器を収容するハウジングは排気のための流入
弁と流出弁を具備する。流入弁と流出弁が閉塞されてい
るときは、球の積層物は低温冷却された溶剤で満される
か、あるいは液体回路に接続される。このために、前述
の主冷却器に対する注流及び環流連通路がある。好まし
くは一95℃乃至−98℃の温度を有する冷却波は、蓄
冷又は蓄熱体としての球の中の塩水又は液体内容物を冷
凍する。
この球の内容物は、−95℃の貫流する冷却液より凍結
点がやや高くなるように選定する。
従ってこの場合は約−90℃でなければならない。球の
内容物が凍結する時に、凝集状態の変化によって液体の
冷却の場合より遥かに大量の寒冷が蓄積され、又は熱が
冷却液に放出される。
球の積層物が所望の温度に達し塩水が凍結すると、直ち
に冷却液が再び主蓄熱冷却器へポンプで返送される。こ
のようにして固体蓄熱冷却器が必要に応じて利用に供さ
れ乾燥設備からの大量のガス流と溶剤負荷とを的確に冷
却し、溶剤をほとんど除去することができる。空気内の
水蒸気を球の表面上に凍結させることが可能である。然
し乍ら極めて大きな表面積が提供されるから、霜層は極
めて薄く、断熱効果が無いに等しい。凝縮した溶剤はハ
ウジングの底部で合流し、集合タンクへ送られる。
(実施例) 次に図面に基づき本発明の実施例を詳述する。
第1図に示す溶剤回収装置100において冷却器は70
で示す。冷却器70は冷却コイル系lOを内蔵した容器
20から成る。冷却系IOは冷却コイル群として構成さ
れている。冷却コイル系10に冷却流体管23.24を
介して冷却流体22が送られる。
またサーモスタット50と連結し、溶剤浴25の温度を
測定する浸漬センサがハウシング入口側Eに配設されて
図面に略示した制御弁21aを制御し、ハウジング出口
側Aには冷却流体22の出口圧力を測定する圧力計51
が配設され、制御弁21bを制御する。
ハウジング20自体は略円筒形の形状を有し、下方に向
って延び、その底部側の流入管62の流入側の上にふる
い板80が配設される。生じる溶剤浴25の高さは溶剤
オーバフロー30によってきまる。過剰の溶剤はオーバ
フロー30を経て管路16へ送られる。ふるい板80の
下に氷漏斗又は集合タンク90が配設され、同じく流出
管と連通する。
溶剤を含む排気の供給のために、供給管62に真空ポン
プ60が配設され、更に補助高圧送風機(51によって
排気流を低温冷却溶剤浴25に押し込むことができる。
サーモスタット50と制御弁21a及び圧力計51と制
御弁21bから成る制御系は、冷却コイルIOの外面上
に生じる着氷40に関連して、冷媒として液体窒素を利
用することを可能にする。制御された蒸発が生じ、種々
の操作量と制御量を介して平衡が調整され、着氷40が
過度に成長することなく排気に含まれる溶剤の最大可能
な凝縮が行なわれるからである。その場合着氷40はエ
ネルギ蓄積器又は緩衝器の役割をするのである。
エネルギ蓄積器を設けるための別の構造を第4図に示す
。その場合冷却系LOは冷却コイル群として構成される
。該コイルは管tOaを備え、これを外管tabが取囲
む。外管tabはだ円形又は卵形横断面を有する。また
管10aの周囲を適切な蓄熱液が流れ、熱又はエネルギ
蓄積体を形成する。このエネルギ蓄積体は平衡の維持の
ために、制御系の内部で着氷40のように作用する。
第2図に示す溶剤回収装置200の実施例では、冷却器
70の主要部の構造はほぼ前述のものの配置に相当する
。しかし排気の貫流が設けられていないので、ハウジン
グ120は閉塞した構造になっている。従ってふるい板
及び供給管の途中の集合タンクを省略することができる
。但しこの場合はハウジング220を備える。蓄熱冷却
器170が設けられる。ハウジング220は円筒形の形
状を有し、設備と装置とを結ぶ排気用の別の接続管のた
めの同様の接続部を有する。ハウジング220の底部側
には、供給管13aの入口側の上にふるい板12が配設
され、その上に蓄熱要素114として中空球I4が配設
される。接法14は金属又はプラスチックから成り、そ
の内部空間に低凍結点の液体、例えば塩水が充填される
。なお蓄熱要素114は内室116の中に蓋面18bの
直下まで配設される。またノーウジング220は供給管
26及び環流管36を介して冷却器70と連通し、供給
管26にポンプ27が設けられている。ふるい板12の
下に流入室15が形成され、その下側は蓋面18aによ
って画定される。ハウジング220の円筒面11は前記
ハウジング20.120と同様に熱絶縁性に構成するこ
とが好ましい。
排気供給管13aと排出管13bとに流入弁又は流出弁
+7a 、 17bが配設され、この弁で排気流を調整
することができる。このようにしてそれぞれ交互に排気
流又は溶剤流を蓄熱冷却器170に通すこことができる
。溶剤を含む排気の供給のために供給管13aに真空ポ
ンプ160が配設され、補助高圧送風機1(51が蓄熱
要素を貫くように排気流を圧送する。
冷却器を構成する容器を横置きにした別の実施例を設け
る二ともできる。その場合容器の両端に分配室が設けら
れ、ここから排気流が蓄熱要素に出入りする。この場合
、同じく中空球として構成された蓄熱要素が2枚のふる
い板の間にあって内室を完全に充填するように配設され
る。すべての実施例で凝縮した溶剤を容器20゜120
.220の中に集め、集合タンク19に導くように構成
することができる。
第3図には溶剤回収装置200が示されている。
供給管112を通って流入する排気は矢印の方向に装置
200を経て、ここから再び設備へ戻り管113を介し
て返送される。装置200は供給管112のほかにその
供給部に配設された送風機115を有し、そこから排気
は浸漬管16の開放端を経て溶剤浸漬浴25に到達する
。溶剤浸漬浴25は柱状の閉じた絶縁容器20内にその
高さのおよそ2/3まで満されている。中央には、浸漬
浴25の中に沈設した浸漬管1Bのほかに、これをつる
巻線状に取囲む冷却コイル10が浸漬浴25の中に沈設
され、該コイル10は、絶縁容器20の外部に設けられ
た冷凍機150から冷媒の供給を受ける。
浸漬管16の管端であって排気が浸漬浴25に進入する
開口部のやや上に分配ふるい板80が設けられ、排気は
このふるい板80を経て、熱エネルギ伝達体と同時に熱
エネルギ蓄積体の役割をする溶剤から成る液柱25の内
部で多数の小気泡となって、液面まで上昇する。冷却さ
れるため、排気に含まれる溶剤分が凝縮し、同じく溶剤
から成る冷却液と直ちに合流する。一方、排気に含まれ
る水分が上記同様氷晶して凝縮され、その比重が溶剤に
比して軽いため直ちに液面へ浮上する。2つの凝縮物が
加わることによって、液面は上昇する。液面の通常の高
さのやや上で絶縁容器20の壁体にあふれ口122が設
けられ、このあぶれ口122を経て氷晶が過剰の溶剤と
共に分離容器123へ流出する。その際氷晶は絶縁容器
20の外で直ちに融解して水になる。溶剤と水は比重が
異なるため分離容器123の中で分離されるから、異な
る高さに配設された流出口124゜125を経て分離抽
出することができる。浄化された排気は絶縁容器内の液
面上の室から戻り管113を経て再び設備に到達する。
パークロルエチレン(テトラクロルエチレン)を使用す
るときは、溶剤浸漬浴25の温度を−20℃即ちこの液
体の凍結点の直上の温度に一定させることができる。ド
ライクリーニング機から排気として取出される空気量は
、特に環状路送風機がこのために使用されるならば、強
制送気装置の適切な制御によって十分な調整をすること
ができる。溶剤を扱う設備に通常既に設けられている冷
却装置で排気を予冷し、それによって浸漬浴25の機能
を促進することができる。この処置によって新規な溶剤
回収装置の容量と電力需要を比較的小さくすることがで
きる。排気の強制送給装置は、浸漬浴への排気供給路を
なす管路部分に配設することが好ましい。しかし浄化さ
れた排気の退路をなす管路部分に配設することも、比較
的面倒ではあるが、原則として可能である。
(発明の効果) 本発明は、排気の浄化と共に特に溶剤の高度の回収を特
に高い確実性を以って、同時に特に経済性を保証する効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は溶剤浴冷却器を有する溶剤回収装置の基本フロ
ー図、第2図は溶剤浴冷却器と蓄熱冷却器を有する溶剤
回収装置、の基本フロー図、第3図は溶剤浴冷却器を有
する溶剤回収装置の別の実施例の基本フロー図、第4図
は冷却コイルの断面図である。 10・・・熱交換器(冷却系) 10a・・・管 tab・・・外管 12.80・・・ふるい板 13a、13b・・・接続管(排気供給管、排気排出管
)14・・・中空球 16・・・浸漬管 18a、18b −・・蓋面 20.120,220・・・ハウジング(密閉絶縁容器
)21a、21b −・・制御弁 22・・・冷却流体 23.24・・・冷却流体管 25・・・溶剤浴(浸漬浴) 26・・・供給管 27・・・ポンプ 36・・・排出管(還流管) 40・・・着氷 50・・・サーモスタット 100.200・・・溶剤回収装置 114・・・蓄熱要素 115・・・強制、送気装置、(環状路送風機)11B
・・・内室 122・・・あふれ口 123・・・分離容器 150・・・冷凍機 170・・・蓄熱冷却器 E・・・ハウジング入口側 A・・・ハウジング出口側 F・・・通路断面 U・・・周面 第3区 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、排気を冷却すると共に溶剤蒸気を凝縮して行なう溶
    剤及びその他の凝縮可能な蒸気を扱う設備のための溶剤
    及び凝縮可能な蒸気の回収方法において、浸漬浴に押し
    込むことによって排気を回収溶剤と直接接触させて冷却
    し、浸漬浴中に氷の結晶の形で分離された水を、凝縮に
    より生成されて溶剤の液位を高める過量の溶剤と共にオ
    ーバフローから抽出し、水を沈澱させて溶剤から分離す
    ることを特徴とする溶剤蒸気又はその他の凝縮可能な蒸
    気を扱う設備のための溶剤及び凝縮可能な蒸気の回収方
    法。 2、排気の流路に介設する冷却器で凝縮することにより
    、溶剤・空気混合物を含む設備の排気から溶剤を分離す
    る溶剤蒸気又はその他の凝縮可能な蒸気を扱う設備のた
    めの回収装置において、冷却器はハウジング(20)を
    有し、該ハウジングが設備と装置とを結び送風機を含む
    排気往路及び返路用接続管のための接続部がハウジング
    の中に形成され、回収溶剤から成る溶剤浴(25)の中
    に配設され排気が周囲を流れて冷却される熱交換器(1
    0)とハウジング(20)の下に配設された液体集合容
    器とを有し、ハウジング(20)の中に熱交換器として
    単数個又は複数個の冷却コイルから成る冷却系(10)
    が設けられ、一定の圧力と所定の温度の冷却流体(22
    )が冷却系(10)を貫流し、そのために冷却径(10
    )と連通する冷却流体管(23)のハウジング入口側(
    E)に、サーモスタット(50)に結合され溶剤の温度
    を測定する浸漬センサが配設され、この浸漬センサが冷
    却流体管(23)のハウジング入口側(E)に配設され
    た制御弁(21a)を制御し、冷却流体(22)の出口
    圧力を測定する圧力計(51)がハウジング出口側(A
    )に配設され、冷却流体管(24)のハウジング出口側
    (A)に配設された制御弁(21b)を制御することを
    特徴とする溶剤蒸気又はその他の凝縮可能な蒸気を扱う
    設備のための溶剤及び凝縮可能な蒸気の回収装置。 3、前記冷却系(10)を構成する管(10a)の周囲
    に生じ、その厚さを予め決定することができる着氷(4
    0)の絶縁効果を利用して、制御弁(21a、21b)
    を介して冷却流体の蒸発を制御することができることを
    特徴とする請求項2に記載の溶剤蒸気又はその他の凝縮
    可能な蒸気を扱う設備のための溶剤及び凝縮可能な蒸気
    の回収装置。 4、前記冷却系(10)を構成する冷却コイルが円形横
    断面と有する管(10a)の層状、雷文状又はコイル状
    構造の集群から成り、管(10a)が適当な蓄熱液で満
    たされた外管(10b)によって取囲まれることを特徴
    とする請求項2に記載の溶剤蒸気又はその他の凝縮可能
    な蒸気を扱う設備のための溶剤及び凝縮可能な蒸気の回
    収装置。 5、前記外管(10b)がだ円形、又は卵形、又は周面
    (U)対通過断面(F)の比を増加するその他の横断面
    を有することを特徴とする請求項4に記載の溶剤蒸気又
    はその他の凝縮可能な蒸気を扱う設備のための溶剤及び
    凝縮可能な蒸気の回収装置。 6、途中にポンプ(27)を配設した供給管(26)及
    び排出管(36)を介して前記ハウジング(20)と連
    通する蓄熱冷却器(170)が設けられ、蓄熱冷却器(
    170)が円筒形の形状を有するハウジング(120)
    を備え、ハウジング(120)が設備と装置とを結ぶ排
    気の往路及び浄化した排気の返路のための接続管(13
    a、13b)の接続部を有し、少なくとも一方の端部側
    に両蓋面(18a、18b)から間隙を存して容器の全
    横断面を覆うふるい板(12)が内設され、ふるい板(
    12)と相対する蓋面(180)との間又は2枚のふる
    い板の間に残る内室(116)が蓄熱要素(114)で
    完全に満たされていることを特徴とする請求項2乃至請
    求項5のいずれか1項に記載の溶剤蒸気又はその他の凝
    縮可能な蒸気を扱う設備のための溶剤及び凝縮可能な蒸
    気の回収装置。 7、前記蓄熱要素(114)が金属又はプラスチックの
    中空球(14)から成り、その内部空間が低凍結点液で
    ほぼ完全に満たされていることを特徴とする請求項6に
    記載の溶剤蒸気又はその他の凝縮可能な蒸気を扱う設備
    のための溶剤及び凝縮可能な蒸気の回収装置。 8、前記蓄熱要素が、球形、直方体形又はその他の適当
    な幾何学的形状を有する単数個又は複数個の共融蓄熱冷
    却体から成ることを特徴とする請求項6に記載の溶剤蒸
    気又はその他の凝縮可能な蒸気を扱う設備のための溶剤
    及び凝縮可能な蒸気の回収装置。 9、前記蓄熱要素が、鉱物性充填物、例えば粗粒状のケ
    イ石又は玄武岩から成ることを特徴とする請求項6に記
    載の溶剤蒸気又はその他の凝縮可能な蒸気を扱う設備の
    ための溶剤及び凝縮可能な蒸気の回収装置。 10、前記冷却流体(22)が液体窒素又は低温冷却循
    環ガスであることを特徴とする請求項1乃至請求項9の
    いずれか1項に記載の溶剤蒸気又はその他の凝縮可能な
    蒸気を扱う設備のための溶剤及び凝縮可能な蒸気の回収
    装置。 11、排気の流路に介設する冷却器で凝縮することによ
    り、溶剤・空気混合物を含む設備の排気から溶剤を分離
    する溶剤蒸気又はその他の凝固可能な蒸気を扱う設備の
    ための回収装置において、冷却器が回収溶剤で部分的に
    満された密閉絶縁容器(20)の中の浸漬浴(25)か
    ら成り、該絶縁容器(20)の外部に配設された冷凍機
    (150)の冷却コイル(10)と、供給管の排気供給
    部の浸漬管(16)として構成された端部とが浸漬浴の
    中に沈設され、分離容器(123)に連通するあふれ口
    (122)が溶剤の液面より上に配設され、かつ冷却装
    置(10)直列に接続された供給管に強制送気装置(1
    15)が配設されていることを特徴とする溶剤蒸気又は
    その他の凝縮可能な蒸気を扱う設備のための溶剤及び凝
    縮可能な蒸気の回収装置。 12、前記浸漬管(16)が中心部の上方から柱状の溶
    剤浸漬浴(25)の中に挿入され、排気分配ふるい板(
    80)の下部の底部の近傍まで延びていることを特徴と
    する請求項11に記載の溶剤蒸気又はその他の凝縮可能
    な蒸気を扱う設備のための溶剤及び凝縮可能な蒸気の回
    収装置。 13、前記冷却コイルが溶剤浸漬浴(25)の内部で浸
    漬管(16)をつる巻線状に取囲むことを特徴とする請
    求項11又は請求項3に記載の溶剤蒸気又はその他の凝
    縮可能な蒸気を扱う設備のための溶剤及び凝縮可能な蒸
    気の回収装置。 14、前記強制送気装置(115)が、浸漬浴(25)
    への排気供給管をなす供給管部分に介設されていること
    を特徴とする請求項11乃至請求項13のいずれか1項
    に記載の溶剤蒸気又はその他の凝縮可能な蒸気を扱う設
    備のための溶剤及び凝縮可能な蒸気の回収装置。 15、環状路送風機(115)が前記強制送気装置とし
    て設けられていることを特徴とする請求項11乃至請求
    項14のいずれか1項に記載の溶剤蒸気又はその他の凝
    縮可能な蒸気を扱う設備のための溶剤及び凝縮可能な蒸
    気の回収装置。
JP18339588A 1988-07-22 1988-07-22 溶剤蒸気又はその他の凝縮可能な蒸気を扱う設備のための溶剤及び凝縮可能な蒸気の回収方法及び回収装置 Pending JPH0240202A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18339588A JPH0240202A (ja) 1988-07-22 1988-07-22 溶剤蒸気又はその他の凝縮可能な蒸気を扱う設備のための溶剤及び凝縮可能な蒸気の回収方法及び回収装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18339588A JPH0240202A (ja) 1988-07-22 1988-07-22 溶剤蒸気又はその他の凝縮可能な蒸気を扱う設備のための溶剤及び凝縮可能な蒸気の回収方法及び回収装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0240202A true JPH0240202A (ja) 1990-02-09

Family

ID=16135028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18339588A Pending JPH0240202A (ja) 1988-07-22 1988-07-22 溶剤蒸気又はその他の凝縮可能な蒸気を扱う設備のための溶剤及び凝縮可能な蒸気の回収方法及び回収装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0240202A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017534832A (ja) * 2014-11-06 2017-11-24 スタルクラブ 一定の体積の液体を通して気体流を生成して処理するための装置並びに前記装置を実行するための設備及び方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51121467A (en) * 1975-04-17 1976-10-23 Shinagawa Kogyosho:Kk Apparatus for the condensation of solvents and the like
JPS6328643A (ja) * 1986-07-23 1988-02-06 日本カーバイド工業株式会社 熱可塑性樹脂積層体

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS51121467A (en) * 1975-04-17 1976-10-23 Shinagawa Kogyosho:Kk Apparatus for the condensation of solvents and the like
JPS6328643A (ja) * 1986-07-23 1988-02-06 日本カーバイド工業株式会社 熱可塑性樹脂積層体

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017534832A (ja) * 2014-11-06 2017-11-24 スタルクラブ 一定の体積の液体を通して気体流を生成して処理するための装置並びに前記装置を実行するための設備及び方法
JP2021001725A (ja) * 2014-11-06 2021-01-07 スタルクラブ 一定の体積の液体を通して気体流を生成して処理するための装置並びに前記装置を実行するための設備及び方法
US10946326B2 (en) 2014-11-06 2021-03-16 Starklab Device for producing and treating a gas stream through a volume of liquid, and facility and method implementing said device
CN112999829A (zh) * 2014-11-06 2021-06-22 斯塔克拉博公司 通过液量产生和处理气体流的装置及使用该装置的设备和方法
US11452965B2 (en) 2014-11-06 2022-09-27 Starklab Device for producing and treating a gas stream through a volume of liquid, and facility and method implementing said device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100733770B1 (ko) 유증기 환원장치
US4799945A (en) Dual freezing chamber system and method for water purification
EP0671964B1 (en) Vapor recovery apparatus and method
US3421574A (en) Method and apparatus for vaporizing and superheating cold liquefied gas
US4538423A (en) Cooling apparatus and cooling trap including such an apparatus
US4122684A (en) Method for the recovery of volatile liquids
US4821524A (en) Method and apparatus for reducing evaporation of storage tanks
US3385074A (en) Freeze crystallization, washing and remelting on a common rotary surface
US3204861A (en) Pump and control therefor
US3290229A (en) Apparatus for direct contact condensation of vapors
US4420317A (en) Process for recovering vaporized solvent which eliminates heat exchangers
US3224212A (en) Process and apparatus for continuously dehydrating gas
JPH0240202A (ja) 溶剤蒸気又はその他の凝縮可能な蒸気を扱う設備のための溶剤及び凝縮可能な蒸気の回収方法及び回収装置
FI84100B (fi) Foerfarande och anordning foer utnyttjande av vattnets frysningsvaerme som vaermekaella vid vaermepump.
FI92432B (fi) Kompressiojäähdytysjärjestelmä öljynerottimella
US3713303A (en) Means for breaking down aqueous jelly-like solutions and thus separating water and solid constituents from each other by means of freezing and subsequent melting
US4476695A (en) Refrigerator condensation apparatus
JPH0354703U (ja)
JP2812131B2 (ja) 真空製氷機
US1489641A (en) Apparatus for concentrating solutions
WO1988004017A1 (en) Procedure for drawing heat from freezing liquid
JPH04174229A (ja) 氷蓄熱装置
JPS5813203B2 (ja) 気体内の炭化水素の回収方法とその装置
JPH0567867B2 (ja)
SU1359480A1 (ru) Высоковакуумный адсорбционный насос