JPH0240054Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0240054Y2
JPH0240054Y2 JP12752187U JP12752187U JPH0240054Y2 JP H0240054 Y2 JPH0240054 Y2 JP H0240054Y2 JP 12752187 U JP12752187 U JP 12752187U JP 12752187 U JP12752187 U JP 12752187U JP H0240054 Y2 JPH0240054 Y2 JP H0240054Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slide shaft
link
bar member
bobbin body
gear
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP12752187U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6432872U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP12752187U priority Critical patent/JPH0240054Y2/ja
Publication of JPS6432872U publication Critical patent/JPS6432872U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0240054Y2 publication Critical patent/JPH0240054Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Storage Of Web-Like Or Filamentary Materials (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〈考案の利用分野〉 この考案は、テープ、紐類等を巻き取るための
巻取装置に用いられるボビン体、特に、縦型とい
われ、巻取りが終了した巻束をその自重による自
然落下にてボビン体より取り外すタイプで、しか
も上下で2個同時に巻束を巻き取る巻取装置に最
適なボビン体に関する。
〈従来の技術〉 従来、この種のボビン体としては、例えば、本
出願人の提案に係る実開昭54−87787号公報ある
いは実開昭55−170458号公報等に示されるような
ものが知られている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 しかし、これらのボビン体は、いずれも巻枠面
の下側だけが縮径する構造となつているため、巻
束を上下で2個同時に巻き取つた場合に、下側の
巻束は容易に落下するものの、上側の巻束の巻取
り強さによつては、この巻束がしばしば引掛つた
まま落下せず、一々作業員が手を下す必要が生ず
るという不具合があつた。
これを解消するには、巻枠面を上下均一的に縮
径させるようにすればよいのであるが、だけその
ための具体的手段として適当なものがなつかた。
一案としては、下側の縮径に用いられているリン
ク機構と同様のものを上側にも設けることが考え
られるが、しかしそれは、巻取装置本体に接続さ
れその駆動力を受けることになるこの上側部分が
従来のものに比べて複雑になり過ぎ、巻取装置中
のボビン体だけをこの新たなボビン体に簡単に取
り替え得るようなコンパクトなものが得られない
という点で不十分なものである。
〈問題点を解決するための手段〉 このような従来の事情に鑑みてなされたのがこ
の考案であり、具体的には、横断面からみて円周
上に配列されることにより巻枠面を形成する複数
のバー部材と、前記配列円の中心に配されたスラ
イド軸と、スライド軸の上端に接続された接続軸
を支持するベース部材と、ベース部材に回動自在
となるよう装着され一端部が各バー部材の上端部
にピン結合で連結された複数のリンクギアと、ス
ライド軸の上端部に装着され各リンクギアに噛合
することによりスライド軸の上端部と各バー部材
の上端部を連結するラツクギアと、及びスライド
軸の下端部と各バー部材の下端部とを連結する複
数のリンク部材とにてボビン体を形成することに
より、スライド軸の上昇または下降による各リン
クギア及び各リンク部材の回動にて各バー部材を
上下全体に亘り同時に配列円の内側へ向かつて移
動せしめ巻枠面が略均一的に縮径自在とさせるこ
とを要旨としている。
〈作用〉 即ち、巻枠面の上側の縮径、つまり各バー部材
上側の配列円内側への移動をラツクギアとリンク
ギアとの組合せとしたことにより、下側縮径だけ
の従来のものとほとんど変わらない極めてコンパ
クトな構造を以て巻枠面の上下均一縮径を可能と
しているものである。
〈実施例〉 以下、この考案の実施例を第1図〜第4図を参
照して説明する。
このボビン体1は、主に8本のバー部材2、各
バー部材2に各々対応するリンクギア3とリンク
部材4、1本のスライド軸5、ベース部材6及び
ラツクギア7より形成されている。
バー部材2としてはパイプが用いられ、この各
バー部材2は、横断面(第3図)からみた配列円
Sの円周上に配列されることにより巻束10用の
巻枠面11を形成している。
各リンクギア3は、円形状に形成されたギア面
12を有するもので、対応する各セツトピン13
にてベース部材6に矢示A方向で回動自在となる
よう装着され、その一端部が各バー部材2の上端
部に連結ピン14にてピン結合で連結されてい
る。
各リンク部材4は、スライド軸5の下端部と各
バー部材2の下端部とを連結するもので、一端部
をスライド軸5の下端部に設けられた連結ブラケ
ツト15に、また他端部を各バー部材2の下端部
に各々連結ピン16にてピン結合されている。
スライド軸5は配列円Sの中心に配されるもの
で、その上端にはベース部材6にて支持された接
続軸17が接続されたいる。この接続軸17は、
図示せぬ巻取装置本体のエアシリンダ18に接続
され、スライド軸5を上下(矢示B方向)動自在
とするものである。
ラツクギア7は、短円筒状とされ、その側面に
は各リンクギア3のギア面12に対応するようギ
ア面19が形成されているもので、スライド軸5
の上端に装着されそのギア面19が各リンクギア
3のギア面12に噛合することによりスライド軸
5の上端部と各バー部材2の上端部とを間接的に
連結している。
尚、図中20は、巻取り開始用のレバーで、リ
ンク部材4の回動に対応して作動するようにされ
ている。
従つて、上端部においては各バー部材2と、各
リンクギア3と及びラツクギア7を介してのスラ
イド軸5とにより、また下端部においては各バー
部材2と、各リンク部材4と及びスライド軸5と
により、それぞれ「リンク機構」が形成されるこ
とになり、スライド軸5がエアシリンダ18によ
り上昇すると各リンクギア3及びリンク部材4は
矢示A方向で回動し、この回動に応じて各バー部
材2が上下全体に亘り同時に配列円Sの内側へ向
かつて移動することになる(第2図)。そしてそ
の結果、巻枠面11は略均一的に縮径することに
なり、下方の巻束10は当然として、上方の巻束
10も容易に落下することになる。尚、この実施
例では、スライド軸5が上昇した場合に巻枠面1
1が縮径するようにしているが、逆にスライド軸
5が下降した場合に縮径するようにしてもよいこ
とは勿論である。また、下側の縮径量が上側のそ
れよりやや大きくなるようにしているが、これに
限られず、上下それぞれの縮径量を同一としても
よい。
このように、巻枠面11の上側の縮径をラツク
ギア7とリンクギア3との組合せとしたことによ
り、このボビン体1では、下側縮径だけの従来の
ものとほとんど変わらない極めてコンパクトな構
造を以て巻枠面11の上下均一的縮径が可能とな
つているものである。
〈考案の効果〉 この考案に係るボビン体は以上説明してきた如
く、巻枠面の上側の縮径、つまり各バー部材上側
の配列円内側への移動をラツクギアとリンクギア
との組合せにて行わせるようにしているので、巻
枠面の上下均一的縮径を下側縮径だけの従来のも
のとほとんど変わらない極めてコンパクトな構造
を以て達成できるという効果があり、コンパクト
にした分、巻取装置中のボビン体だけをこの新た
なボビン体に簡単に取り替えれることが期待され
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ボビン体の概略側断面図、第2図
は、巻枠面が縮径した状態におけるボビン体の概
略側断面図、第3図は、第1図中の矢示−線
に沿つた概略断面図、そして、第4図は、第1図
中の矢示−線に沿つた概略断面図である。 1……ボビン体、2……バー部材、3……リン
クギア、4……リンク部材、5……スライド軸、
6……ベース部材、7……ラツクギア、11……
巻枠面、17……接続軸、S……配列円。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 横断面からみて円周上に配列されることにより
    巻枠面を形成する複数のバー部材と、 前記配列円の中心に配されたスライド軸と、 スライド軸の上端に接続された接続軸を支持す
    るベース部材と、 ベース部材に回動自在となるよう装着され一端
    部が各バー部材の上端部にピン結合で連結された
    複数のリンクギアと、 スライド軸の上端部に装着され各リンクギアに
    噛合することによりスライド軸の上端部と各バー
    部材の上端部とを連結するラツクギアと、及び スライド軸の下端部と各バー部材の下端部とを
    連結する複数のリンク部材とを備えてなり、 スライド軸の上昇または下降による各リンクギ
    ア及び各リンク部材の回動にて各バー部材が上下
    全体に亘り同時に配列円の内側へ向かつて移動す
    ることにより巻枠面が略均一的に縮径自在とされ
    ることを特徴とするボビン体。
JP12752187U 1987-08-24 1987-08-24 Expired JPH0240054Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12752187U JPH0240054Y2 (ja) 1987-08-24 1987-08-24

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12752187U JPH0240054Y2 (ja) 1987-08-24 1987-08-24

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6432872U JPS6432872U (ja) 1989-03-01
JPH0240054Y2 true JPH0240054Y2 (ja) 1990-10-25

Family

ID=31380028

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12752187U Expired JPH0240054Y2 (ja) 1987-08-24 1987-08-24

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0240054Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6432872U (ja) 1989-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0240054Y2 (ja)
DE664318C (de) Vorrichtung zur Herstellung von Drahtbunden
US5584604A (en) Apparatus for winding-up a self-expanding boom
JPH037895U (ja)
CN215439079U (zh) 一种钢丝收卷架
CN220867853U (zh) 一种多股钢丝绳成卷装置
CN221090936U (zh) 一种简易的苗木近距离转运工具
JPS644766Y2 (ja)
CN205973269U (zh) 无粘结钢绞线盘快松装置
JPH03126217U (ja)
JPH0316861Y2 (ja)
JPS6398048U (ja)
JPS6371167U (ja)
JPH0293014U (ja)
JP3005841U (ja) ケーブルドラム支持具
JPH0341760U (ja)
JPH01113832U (ja)
JPH0341084U (ja)
JPS5862831U (ja) 刈取機
JPS642854U (ja)
JPS5823843U (ja) 表面巻取機の巻芯支持装置
JPH07284429A (ja) ベッド装置
JPS61144167U (ja)
JPH01143893U (ja)
JPH0176858U (ja)