JPH0239794A - 帯域内信号装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、電話通信システム内に設置される帯域内信号
装置に関するものである。

（従来の技術） 電話交換網の加入者が専用線を借用する場合には、電話
交換網への出入り口、すなわち加入者交換機と自電話機
あるいは構内交換機との間に帯域内信号装置が接続され
る。

すなわち、第３図に示すように、交換網内の伝送路７０
の両側に帯域内信号装置５０と６０が接続される。帯域
内信号装置５０（６０）は送信回路５１（６１）、受信
回路５２（６２）、帯域内信号のガード回路５３（６３
）及び検出回路５４（６４）を備えている。加入者電話
機のオンフックとオフフッタあるいは回転ダイヤル動作
時の直流電流のオン／オフが音声帯域内の所定周波数（
例えば２３００Ｈｚ　）のシングルトーンの断続に変換
され送信回路５１（６１）から相手側の帯域内信号装置
に送出される。相手側の帯域内信号装置から送出されて
きた帯域内信号はガード回路５３（６３）を通して検出
回路５４（６４）に受信され、相手側電話機のフッキン
グの状態や回転ダイヤルパルスが検出される。通話の開
始後は帯域内信号と紛られしい音声信号が受信されるこ
とがあり、これを帯域内信号と誤認するのを防止するた
めに検出回路５４（６４）の前段に帯域内信号のガード
回路５３（６３）が設置される。

このガード回路５３（６３）は、帯域内信号と同一周波
数のシングルトーンが出現してもこれが所定時間以上持
続しなければ帯域内信号でないものと見做してこれを無
視する。電話機には回転ダイヤルの速度が毎秒１０パル
ス（ＩＯＰＰＳ）のものや毎秒２０パルスのものなどが
あり、それぞれ帯域内信号の持続時間が異なる。そこで
、ガード回路における上記帯域内信号の持続時間に関す
る判定基準値を変更可能としておき、それぞれの帯域内
信号装置において、相手電話機が使用する回転ダイヤル
の速度に応じた判定基準値を設定している。

（発明が解決しようとする課題） 上記従来の帯域内信号装置では、ガード回路に設定する
帯域内信号の持続時間に関する判定基準値を双方の帯域
内信号装置において人手によって設定している。このた
め、双方に人手が必要になり、効率的な回線設定ができ
ないという問題がある。

（課題を解決するための手段） 本発明の帯域内信号装置は、帯域内信号の持続時間に関
する信号を相手方の帯域内信号装置に送出する信号送出
手段と、相手方の帯域内信号装置が送出した帯域内信号
の持続時間に関する信号を検出し対応の持続時間に関す
る判定基準値をガード回路に設定する検出・設定手段と
を備え、一方の帯域内信号装置からの遠隔制御により他
方の帯域内信号装置のガード機能に関する持続時間の判
定基準値を設定できるように構成されている。

以下、本発明の作用を実施例と共に詳細に説明する。

（実施例） 第１図は、本発明の一実施例の帯域内信号装置の構成を
、交換網内の伝送路と共に示すブロック回である。

一方の帯域内信号装置１０は、送信回路ＩＩ、受信回路
１２、ガード回路１３及び検出回路１４に加えて、信号
送出口路１５及び検出・設定回路１６を備えている。同
様に、他方の帯域内信号装置２０も送信回路２１、受信
回路２２、ガード回路２３及び検出回路２４に加えて、
信号送出回路２５及び検出・設定回路２６を備えている
。

加入者電話機のオンフックとオフフッタあるいは回転ダ
イヤル動作時の直流電流のオン／オフが２３００Ｈｚの
シングルトーンの＠続に変換され送信回路１１（２１）
から相手側の帯域内信号装置に送出される。相手側の帯
域内信号装置から送出されてきた帯域内信号は帯域内信
号のガード回路１３（２３）を通して帯域内信号の検出
回路１４（２４）に受信され、相手側電話機のフッキン
グの状態や回転ダイヤルパルスが検出される。ガード回
路１３（２３）は、２３００Ｈｚのシングルトーンが出
現してもこれが所定時間以上持続しなければ帯域内信号
でないものと見做し、これを無視する。この所定の持続
時間は、相手電話機のダイヤル速度がｌ０ＰＰＳであれ
ば１００　ｍ　ｓであり、ダイヤル速度が２０ＰＰＳで
あれば５０ｍｓである。実際には余裕を持たせて、それ
ぞれよりも多少短い時間に設定される。

ガード回路１３（２３）における持続時間に関する判定
基準値は上記２種類の値が設定可能となっており、従来
装置と同様に、帯域内信号装置１０と２０のそれぞれに
おいて相手電話機が使用する回転ダイヤルの速度に応じ
た判定基準値を手作業によって設定できる。

この手作業による判定基準値の設定に加えて、それぞれ
の帯域内信号装置は相手方の帯域内信号装置のガード機
能に関する持続時間の判定基準値を遠隔制御によって設
定できるように構成されている。帯域内信号装置１０か
らの遠隔制御によって帯域内信号装置２０内のガード回
路２３に所定の判定基準値を設定する動作は次のように
して行われる。

帯域内信号装置１０側の操作者は、自装置側の電話機の
回転ダイヤル速度がｌ・０ＰＰＳあれば２３００Ｈｚ以
外の帯域内の所定周波数ｆ１のシングルトーンを、自装
置側の電話機の回転ダイヤル速度が２０ＰＰＳあれば２
３００Ｈｚ以外の帯域内の所定周波数ｆ２のシングルト
ーンを信号送出回路１５から所定期間にわたって送出さ
せる。帯域内信号装置２０の検出・設定回路２６は、帯
域内信号装置１０から送出されたシングルトーンを検°
出し、その周波数が１１であるかｆ２であるかに応じて
、回転ダイヤル速度１０ＰＰＳ又は２０ＰＰＳに対応す
る持続時間の判定基準値をガード回路２３に設定させる
。

これとは逆に、帯域内信号装置２０からの遠隔制御によ
って帯域内信号装置１０のガード回路に持続時間の判定
基準値を設定することもできる。

すなわち、帯域内信号装置２０側の操作者は、自装置側
の電話機の回転ダイヤル速度がｌ０ＰＰＳであるか２０
ＰＰＳであるかに応じて２３００Ｈ２以外の帯域内の所
定周波数ｆ１又はｆ２のシングルトーンを信号送出回路
２５から所定期間にわたって送出させる。帯域内信号装
置１０の検出・設定回路１６は、帯域内信号装置２０か
ら送出されたシングルトーンを検出し、その周波数がｆ
ｌであるかｆ２であるかに応じて、回転ダイヤル速度１
０ＰＰＳ又は２０ＰＰＳに対応する持続時間の判定基準
値を設定する。

第１図中の検出・設定回路１６と２６は、第２図に示す
ように、それぞれが周波数ｆｌ、ｆ２のシングルトーン
だけを通過させる帯域通過濾波回路４１．４２、積分回
路４３．４４、比較回路４５．４６及びフリップ・フロ
ップ４７で構成されている。この検出・設定回路１６（
２６）が所定期間にわたって周波数ｆ１のシングルトー
ンを受信すると、積分回路４３から比較回路４５の一方
の入力端子に供給される電圧値が他方の入力端子に供給
される基準電圧ｖｔｈ　　以上となり、フリップ・フロ
ップ４７がセットされその出力がハイに立上がる。この
ハイ信号を受けたガード回路では、１０ＰＰＳのダイヤ
ル速度に対応した持続時間の判定値が設定される。

逆に、この検出・設定回路１６（２６）が所定期間にわ
たって周波数ｆ２のシングルトーンを受信するど、積分
回路４４から比較回路４６の一方の入力端子に供給され
る電圧値が他方の入力端子に供給される基準電圧ｖｔｈ
　　以上となり、フリップ・フロップ４７がリセツトさ
れその出力がローに立下がる。このロー信号を受けたガ
ード回路では、２０ＰＰＳのダイヤル速度に対応した持
続時間の判定値が設定される。

（発明の効果） 以上詳細に説明したように、本発明の帯域内信号装置は
、帯域内信号の持続時間に関する信号を相手方の帯域内
信号装置に送出する信号送出手段と、相手方の帯域内信
号装置が送出した帯域内信号の持続時間に関する信号を
検出し対応の持続時間に関する判定基準値をガード回路
に設定する検出・設定手段とを備える構成であるから、
一方の帯域内信号装置からの遠隔操作により他方の帯域
内信号装置のガード機能に関する持続時間の判定基準値
を設定できる。

この結果、双方の帯域内信号装置においてガード機能に
関する判定基準値を人手によって設定する必要がなくな
り、効率的な回線設定が可能になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の帯域内信号装置の構成を交
換網内の伝送路と共に示すブロック図、第２図は従来の
帯域内信号装置の構成を交換網内の伝送路と共に示すブ
ロック図である。 １０．２０・・・帯域内信号装置、１１．１１・・・送
信回路、１２．２２・・・受信回路、１３．２３・・・
ガード回路、１４．２４・・・検出回路、１５．２５・
・・信号送出回路、１６゜２６・・・検出・設定回路、
３０・・・交換網内の伝送路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 帯域内信号の持続時間に関する信号を相手方の帯域内信
   号装置に送出する信号送出手段と、相手方の帯域内信号
   装置が送出した帯域内信号の持続時間に関する信号を検
   出し対応の持続時間に関する判定基準値を帯域内信号の
   ガード回路に設定する検出・設定手段とを備えたことを
   特徴とする帯域内信号装置。