JPH0239153A - フォトマスクブランク及びフォトマスク - Google Patents

フォトマスクブランク及びフォトマスク

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JPH0239153A
JPH0239153A JP63191260A JP19126088A JPH0239153A JP H0239153 A JPH0239153 A JP H0239153A JP 63191260 A JP63191260 A JP 63191260A JP 19126088 A JP19126088 A JP 19126088A JP H0239153 A JPH0239153 A JP H0239153A
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JP
Japan
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layer
compound
photomask
etching
elemental ratio
Prior art date
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Pending
Application number
JP63191260A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Muraki
村木 明良
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、IC,LSI等の精密なフォトリソ技術に用
いられるフォトマスクに係る。
〈従来技術〉 表面反射防止層としては、Crと0とNの化合物のもの
がある。また、遮光層としてはCrとCとNあるいはC
rとCの化合物のものがある。最下層のエツチング終点
検出容易化層は、その目的で使用しているものはないが
、CrとNの化合物の例がある。
また、フォトマスクにFを用いる例として、特開昭62
−280742に遮光層にCrとFの化合物の例が載っ
ている。
〈発明が解決しようとする課題〉 エツチング終点の検出が容易で無い事によって生じる、
オーバーエラチン時間のバラツキ、面内のエツチング進
行のバラツキによって、面内寸法バラツキを小さくする
事ができない。
本発明は、上述の問題点に鑑み、面内寸法のバラツキを
おさえようとするものである。
〈課題を解決するための手段〉 フォトマスクもしくはフォトマスクブランクの構造を透
明基板上に下から順に下記(イ) (n) (n)を積
層する。
(イ)Cr とCとFと0とNの化合物よりなるエンチ
ング終点検出容易化層 (ロ)元素比率1%以下のFと元素比率7%以下のCを
含むCrとCとFの化合物よりなる遮光層(ハ)NとO
の元素比率が(イ)層と異なり、しかもCとFの元素比
率が(イ)(ロ)何れよりも高いC「とCとFと0.!
:Nの化合物よりなる反射防止層く作用〉 表面の酸化窒化クロム層のエツチングレート(速さ)は
、50〜140 人/secと、CrとCあるいはCr
とCとNの化合物層の12人/see前後に比べ、4〜
11倍速い。
ところが、サイドエツチング量は、相対的に最も小さい
。エツチング液に暴露される時間は、表面酸化窒化クロ
ム層が最も長い事も合わせると、サイドエッチレートは
、下地のCrとCもしくはCrとCとNとの化合物層な
どより小さい事を示している。
つまり、CrとOとNの化合物層は、膜厚方向のエツチ
ングレートよりサイドエンチングレートの方がはるかに
小さい事を示している。
この現象に注目し、この層を最下層のエツチング終点検
出層に用いる事により、終点検出を非常に容易にする事
ができた。しかも、その層のサイドエツチング量は、極
めて小さくする事ができた。
本発明は、上記現象の応用である。上記現象は、次の用
に理解できる。すなわち、物質の歪、特にアモルファス
物質の歪と、エツチングレートの関係は、−Sに、歪が
大きい程、エツチングレートが大きくなる事が分からて
いる。
本発明では、エツチングが進み、膜断面が露出した場合
、もはやエンチングレートは、膜厚方向に対する様な大
きい値でなく、非常に小さくなる現象を利用している。
これは、膜がエツチングされて、その断面が露出すると
、その面で、歪が緩和されてしまい、本来の酸化窒化ク
ロムの化学的安定性が出て、エンチングされ難くなると
、解釈できる。
フォトマスクブランクの表面酸化窒化クロムについて、
電子線回折像をとると、CrNのリングパターンが観察
される。一方、オージェ電子分光法で元素分析すると、
元素比率で40%以下のCrと、30%以下のNと30
%以下のOがある事が分かる。
透過電子顕微鏡で500人程大の膜厚のこのCrと0と
Nの化合物膜を観察すると、数10人の不規則な島状の
ドメインとその間を埋めている何らかの物質がある事が
分かる。この事から、CrとOとNの化合物は、数10
人大のCrN @結晶がアモルファスのクロムオキシナ
イトライドの中に浮いているものと考えられる。膜の応
力および歪は、CrNび結晶あるいは、アモルファスオ
キシナイトライド中にあるか、分からないが、そのどち
らか、あるいは双方にある七考えられる。
N、Oを各々30%前後含んでいるCr膜であるので、
かなり大きい圧縮応力があると考えられる。
この膜がエンチングで分断されると、応力がその端面か
ら緩和されるのは明らかである。この事により、少なく
とも、段面(全体)の応力は緩和され、歪が小さくなる
事により、エツチングレートが小さくなると考える事が
できる。
本発明は、もう1つの現象を巧みに利用している。それ
は、クロム系の材料、Cr、 CrとN、Crと0、C
rとOとNの各化合物、NiCrといったものを積層し
た時に起こる現象である。硝酸第2セリウムアンモン系
エツチヤント中で、これらのガラス上へのスパッタ膜と
pt電極の電位差を計測すると、ptを基準として、す
べて負のポテンシャルが測定され、その絶対値はl P
s+el > l pcrl >Pc、、+i  にl
 PerOl > l PC,,01+1なる関係が見
出される。いま、2層を積層して、エツチングする場合
、ポテンシャルの絶対値が大きいほうを下地にすると、
下地は単層でエンチングされる時より遅く、上層は逆に
遠く、エツチングされる。−方、ポテンシャルが小さい
法を下地にした時は、単層の時と同等のエツチングレー
トを示す。
この現象により、NiCrは上記エツチング中で、Cr
より速くエツチングされるが、CrO下引き層にして、
その2層膜をエツチングすると、クロムと同等以下にな
ってしまうため、エツチング終点検出層には使えなかっ
た。
即ち、エンチング終点検出層としては、単層でのエツチ
ングレートがCrより速いだけでなく、上記ポテンシャ
ルの絶対値が小さい、CrとN、Crと0、CrとOと
Nの化合物などを下引き層にする必要がある。
本発明は、以上の様な知見に加え、膜に耐薬品性向上と
、エツチング速度の調整のため、全層に亘り、CとFを
添加している。最上層には、下地に比して、濃<C,F
を添加し、最下層には、薄くした。更に、中間の遮光層
には、光吸収係数の低下が小さいFが1%以下、Cが7
%以下なる濃度で添加する。
また、最下層には、最上層よりも、多量のN、0を添加
する事で、光吸収を小さくする。この事により、両面低
反射使用のブランクと区別する事ができる。あるいは、
逆に、N、O濃度を低下させて、反射をよりメタリック
にする事もできる。
〈実施例〉 溶融石英基板をクロ混に浸漬後、純水中で水洗いし、ス
ピナーで水切り後、クーリンオーブンで110°C30
分間乾燥した。その透明基板(1)をインラインスパッ
タ装置にセットした。この装置は、仕込み室、加熱室、
スパッタ室、冷却室、取出し室より成っており、スパッ
タ室には、2つのCrターゲットがあり、高周波マグネ
トロンスパッタにて、スパッタを行う。基板は、加熱室
で80°Cに加熱された後、スパッタ室に入る。スパッ
タ室は、予め1.5 X 10−’Torr以下に排気
後、Arおよび、その他必要なガスが導入される。まず
、Ar+CF、 +O□+N、 (全流量約100se
c++ 、 Ar/CF410x/Nz=88Sccm
/a2/2/10 )で、ターゲット放射力密度2.2
w/ cボでスパッタした。トレースピードは、200
 入子になる禄選沢した。この結果、エツチング終点検
出容易化層(2)が得られた。次に、排気後同様に、A
rAr10Osc/CFaO,2sccmを導入し、同
電力密度でスパッタし、CrとCとFの化合物層である
遮光層(3)を540人W、碍た。最後にCrとCとF
とOとNの化合物層を(hlsecmに条件変更して、
スパッタし、200人の膜厚の反対防止層(4)を得、
第1図の様なフォトマスクブランクを得た。
このフォトマスクブランクに、フォトレジスト0FPR
−800をコーティングし、通常に工程にて、第2図の
様なレジストパターンを得た。通常の工程で125’C
30分のポストベークを施した後、硝酸第2セリウムア
ンモニウム系エンチャントにて、エツチングした。エツ
チングの抜は方は、目で見て分かるがそれを直接表現す
る方法は無い。明らかに従来のブランクよりも終点の検
出が容易になっているが、数値で表すため、一定寸法の
値の面無いバラツキ値で表現する。すなわち、設計上同
質寸法の部分をとり、両面(5”)均等に25ケ所を測
定したところσを標準偏差として、3 σ=0.05〜
0.08μmであった。これは、現状値3σ=0.lI
mttff後から改善されていることを示している。
尚、微小寸法測定には、KLA  (NIKON製)を
用いた。
〈発明の効果〉 本発明によりエツチング終点の検出が容易となり、オー
バーエツチング時間を最小に留める事が出来る。従って
オーバーエツチングによ・るサイドエツチングにより変
化する面内寸法のバラツキを最小におさえる事が出来る
フォトマスクブランクを得た。
また、完成品としてのフォトマスクも精度が向上し、品
質が向上した。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すフォトマスクブラン
クの部分断面図、第2図は本発明の一実施例を示すフォ
トマスクの部分断面図である。 ■・・・透明基板 2・・・エンチング終点検出容易化層 3・・・遮光層 4・・・反射防止層 特 許 出 願 人 凸 代 版 表 印 者 刷 株 鈴 式

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)透明基板上に下から順に下記(イ)(ロ)(ハ)
    の各層を積層して成るフォトマスクブランク。 (イ)CrとCとFとOとNの化合物よりなるエッチン
    グ終点検出容易化層 (ロ)元素比率1%以下のFと元素比率7%以下のCを
    含むCrとCとFの化合物よりなる遮光層 (ハ)NとOの元素比率が(イ)層と異なり、しかもC
    とFの元素比率が(イ)(ロ)何れよりも高いCrとC
    とFとOとNの化合物よりなる反射防止層
  2. (2)透明基板上に下から順に下記(イ)(ロ)(ハ)
    の各層を積層してパターン化して成るフォトマスク。 (イ)CrとCとFとOとNの化合物よりなるエッチン
    グ終点検出容易化層 (ロ)元素比率1%以下のFと元素比率7%以下のCを
    含むCrとCとFの化合物よりなる遮光層 (ハ)NとOの元素比率が(イ)層と異なり、しかもC
    とFの元素比率が(イ)(ロ)何れよりも高いCrとC
    とFとOとNの化合物よりなる反射防止層
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