JPH0238908Y2 - - Google Patents

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JPH0238908Y2
JPH0238908Y2 JP1984090793U JP9079384U JPH0238908Y2 JP H0238908 Y2 JPH0238908 Y2 JP H0238908Y2 JP 1984090793 U JP1984090793 U JP 1984090793U JP 9079384 U JP9079384 U JP 9079384U JP H0238908 Y2 JPH0238908 Y2 JP H0238908Y2
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JP
Japan
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button
ceramic
skid
heat
cover
Prior art date
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JP1984090793U
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English (en)
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JPS617562U (ja
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  • Heat Treatments In General, Especially Conveying And Cooling (AREA)
  • Furnace Charging Or Discharging (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は加熱炉のスキツドボタンに関する。
〔従来の技術〕
加熱炉中にある鋼材に対しスキツドによるシヤ
ドウ効果を少なくし、且つそれによる省エネルギ
を図るため、従来よりスキツドボタンは背の高い
ものが望まれていた。しかし、従来のスキツドボ
タンは通常第2図に示されるように、耐熱合金2
からなる金属ボタン状のものをスキツドパイプ1
外面に溶接したものであつたため、これを単に背
の高いものにした場合は、使用中ボタン頂部温度
が上がり、鋼材重量を支えきれなくなり、大きく
へたつたりして使用に耐えなくなる問題があつ
た。
このため、高温強度を有するセラミツクスを用
いたもの、すなわち第3図に示されるような、ス
キツドパイプ1外面に設けられた受金物3にセラ
ミツクスボタン4を収納させた構成のものが汎用
されている。
〔解決しようとする問題点〕
しかしながら、セラミツクス成形品からなるス
キツドボタンは高温における強度低下及び軟化と
いう問題を有さないものの、他方で以下のような
欠点を有する。
セラミツクスボタン4に偏荷重が作用したと
き、荷重が加わつた箇所と加わらない箇所との
境部分に剪断応力が加わるとともに、そのサイ
ドには曲げ応力が作用し、ボタン4全体が破損
する虞がある。動にセラミツクスボタン4の上
部表面は第3図に示されるように露出している
ため、機械的な衝撃によりその表面が割れたり
ひびが入つたりする虞も大である。
更に、セラミツクスボタン4の表面が高温酸
化性雰囲気にされされるため、セラミツクスの
材質によつてはセラミツクスボタン4の表面か
ら酸化され、やせ細つてくる虞がある。
本考案は従来技術の以上のような問題点に鑑み
なされたもので、セラミツクスを用いたスキツド
ボタンの構造を改良して、その耐久性を高め、且
つシヤドウ効果を少なくして省エネルギ化を図る
ことをその目的としたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
そのため本考案のスキツドボタンの構成は第1
図に示されるようにスキツドパイプ1の外面に設
けられた受金物3にセラミツクスボタン4を収納
し、このセラミツクスボタン4に耐熱合金からな
るボタンカバー2を嵌着させたことを特徴として
いる。
セラミツクスボタン4はニユーセラミツクスだ
けの一重構造のもの、受金物3とニユーセラミツ
クスの間に断熱セラミツクスを入れた二重構造の
もの等が使用できる。又その形状は円錐形でも角
錐形でもよい。
又、ボタンカバー2を形成する耐熱合金にはホ
ツドスキツドに使用される高級耐熱鋼を使用する
と効果的である。このボタンカバー2は、上記セ
ラミツクスボタン4が受金物3より露出する部
分、即ちセラミツクスボタン4の上面及び上部側
面に使用される。この際、第1図に示されるよう
にセラミツクスボタン4の上面及び側面の全部を
覆うようにするのがセラミツクスの欠点を補う意
味から望ましいが、第5図に示されるように側面
の一部が露出する構成であつても良い。
〔作用〕
このスキツドボタンに偏荷重を受けた場合、セ
ラミツクスボタン4は少し傾くが、その上面と側
面とがボタンカバー2の耐熱合金で補強されるこ
とになる。即ち、耐熱合金の展延性によりスキツ
ドボタンに加わる剪断応力は均等化されるととも
に、ボタン4サイドに生じる曲げ応力は殆んど減
じられて、その破損を有効に防止し得ることにな
る。又、セラミツクスボタン4の露出表面、特に
その上面がボタンカバー2により覆われているた
め、機械的衝撃によつてセラミツクス表面が割れ
たり、ひびが入つたりすることもなくなる。
一方、金属には、もともと高温における強度低
下と軟化という欠点があるが、高温強度を有する
セラミツクスをその土台としていることにより、
耐熱合金からなるボタンカバー2には軟化へたり
が生じない。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面に基づき説明する。
第4図は本考案の一実施例に係る円錐台形状ス
キツドボタンを示す断面図である。又、図中10
はスキツドパイプである。このスキツドパイプ1
0外面に固着された台座31と、この台座31側
部に設けられた雄ねじ面31aに螺着する雌ねじ
面32aを有する側枠32とから受金物30が構
成されており、台座31の上に、断熱セラミツク
ス41及びニユーセラミツクス42を重ねた二重
構造のセラミツクスボタン40を載置した後、側
枠32を螺着して(必要であればその下端をスキ
ツドパイプ10に溶接し)これらを収納してい
る。そして本実施例では上記セラミツクスボタン
40の表面のうち、その上面及び前記側枠32に
覆われていない上部側面、即ちセラミツクスボタ
ン40の露出部分全部を覆うようにして、耐熱合
金からなるボタンカバー20がそのボタン40に
嵌着されている。
このように、本実施例では上記セラミツクスボ
タン40の上面及び側面を耐熱合金ボタンカバー
20で補強することになり、スキツドボタンに偏
荷重が作用した場合であつてもセラミツクスボタ
ン4に加わるべき応力を分散あるいは減少せしめ
て、その破損を有効に防止せんとしている。
セラミツクスボタン40に嵌着されるボタンカ
バー20は、本実施例では、既に設けられている
側枠32に当接されるが、これは必ずしも固着さ
れる必要はない。例えば単に当接される構成であ
れば上部のボタンカバー20が損耗・変形により
使用できなくなつた場合には簡単に取外して取替
えることができ、セラミツクスボタン40の破損
を更に長期間防止することができる。
又、側枠32に固着される構成としては所定の
固着手段により一体化するものでも良いが、二つ
割りにしてある側枠32と耐熱合金ボタンカバー
20とを予め一体化しておき、台座31の上に二
重構造のセラミツクスボタン40を載置した後に
これらを装着して設けても良い。又、台座31と
側枠32の接合構造はこれらにねじ切り部を設け
ず、単にはめ込んで側枠32下端をスキツドパイ
プ10に溶接するだけでも良い。しかしこのよう
な構造は、本実施例の円錐台形状スキツドボタン
よりも角錐台形状のスキツドボタンに有効であ
る。
第5図は他の実施例に係る角錐台形状スキツド
ボタンの断面を示している。本実施例では断熱セ
ラミツクス41及びニユーセラミツクス42から
なるセラミツクスボタン40の上面及び上部側面
を耐熱合金ボタンカバー20が覆つているが、こ
のボタンカバー20はセラミツクスボタン40を
収納している側枠32に接着されておらず、容易
に取外しができるようになつている。このような
構造であれば、セラミツクスボタン40の破損を
長期に防止し得ることは前実施例で述べた通りで
ある。
本実施例ではスキツドパイプ10の上に台座3
1を固着した後、断熱セラミツクス41及びニユ
ーセラミツクス42からなるセラミツクスボタン
40を載置し、そしてその上方から側枠32をは
め込みその周縁部を台座31に溶接し、その後ボ
タンカバー20をかぶせるという手順で設置され
る。以上のような構造は本実施例のような角錐台
形状のスキツドボタンだけでなく、円錐台形状の
ものにも用いることができる。
尚、以上の実施例はいずれもセラミツクスボタ
ン40がニユーセラミツクス42と断熱セラミツ
クス41を重ねた二重構造のもので構成されてい
るが、ニユーセラミツクス42のみの一重構造の
ものでも良いことは前述の通りである。
〔考案の効果〕
このような構成を有する本考案のスキツドボタ
ンによれば、高温における強度低下及び軟化とい
う耐熱合金の欠点と、偏荷重を受けた場合の剪断
応力や曲げ応力、更には機械的衝撃に弱いスキツ
ドボタンの欠点を相互に補うため、耐久性の良い
スキツドボタンを製造することが可能となる。
又、金属より熱伝導性の小さいセラミツクス材
料を用いることによりスキツドによるシヤドウ効
果を少なくして、省エネルギを図ることができる
という優れた効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の構成を示す説明図、第2図は
金属ボタン状の従来のスキツドボタンの説明図、
第3図はセラミツクス成形品からなる従来のスキ
ツドボタンの説明図、第4図は本考案の一実施例
を示す断面図、第5図は他の実施例を示す断面図
である。 図中、1,10はスキツドパイプ、2,20は
耐熱合金ボタンカバー、3,30は受金物、4,
40はセラミツクスボタンを各示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スキツドパイプに設けた受金物にセラミツクス
    ボタンを収納したスキツドボタンにおいて、セラ
    ミツクスボタンの上面と、上部側面とを覆うこと
    が可能な、耐熱合金からなるボタンカバーを、前
    記セラミツクスボタンに嵌着せしめたことを特徴
    とするスキツドボタン。
JP9079384U 1984-06-20 1984-06-20 スキツドボタン Granted JPS617562U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9079384U JPS617562U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 スキツドボタン

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9079384U JPS617562U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 スキツドボタン

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS617562U JPS617562U (ja) 1986-01-17
JPH0238908Y2 true JPH0238908Y2 (ja) 1990-10-19

Family

ID=30646101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9079384U Granted JPS617562U (ja) 1984-06-20 1984-06-20 スキツドボタン

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JP (1) JPS617562U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6026615A (ja) * 1983-07-22 1985-02-09 Shinagawa Refract Co Ltd スキッドボタンの製造方法

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6026615A (ja) * 1983-07-22 1985-02-09 Shinagawa Refract Co Ltd スキッドボタンの製造方法

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Publication number Publication date
JPS617562U (ja) 1986-01-17

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