JPH0238516Y2 - - Google Patents

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JPH0238516Y2
JPH0238516Y2 JP1986156454U JP15645486U JPH0238516Y2 JP H0238516 Y2 JPH0238516 Y2 JP H0238516Y2 JP 1986156454 U JP1986156454 U JP 1986156454U JP 15645486 U JP15645486 U JP 15645486U JP H0238516 Y2 JPH0238516 Y2 JP H0238516Y2
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waveguide
case
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radio waves
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、被測定物である自動車のスピードを
測定するために、極めて指向性の強い電波(例え
ば、10.525GHzの極超短波)を自動車の進行方向
の前方側と後方側との両方向から該自動車に向け
て発信し、これら両方向からの電波の反射波を測
定することによつて自動車のスピードを測定する
際、これら両方向からの電波が自動車で正しく反
射されているか否かを、被測定物である自動車の
運転者が確認できるように、外乱電波を受信する
ことなく、上記両方向からの電波のみを正確に受
信するための自動車用電波受信器であり、特に、
自動車室内のバツクミラーとして使用しながら、
上記両方向からの電波を正確に受信できるように
した自動車用電波受信器に関するものである。
〔考案の概要〕
本考案は、一端に開口部が設けられると共に他
端が閉塞された導波管によつて構成された導波管
アンテナと、受信回路と、これらを収納するケー
スと、上記ケースの正面に取付けられたミラー
と、上記ケースの背面に設けられた取付部とを具
備し、上記ケースを上記取付部によつて自動車の
室内に設けられたバツクミラーの正面に重ねて取
付け、自動車の進行方向の前方側から該自動車に
向けて発信される電波を上記導波管アンテナによ
つて受信するように構成した自動車用電波受信器
において、上記ケース内にたつた1つの導波管ア
ンテナを垂直に配置し、ケースの正面側及び背面
側に設けた一対の受信口から進入される電波を一
対の反射面を有する一対の案内路を通してほぼ直
角に反射して上記導波管アンテナ内に導入させる
ように構成することにより、指向性の弱い外乱電
波は受信しにくくしながら、自動車のスピード測
定のために自動車の進行方向の前方側と後方側と
の両方向から該自動車に向けて発信される極めて
指向性の強い両方向からの電波のみを正確に受信
できるようにしたものである。
〔従来の技術〕
この種自動車用電波受信器の従来例として、例
えば、自動車用品の実務1月号、第19巻第1号
(昭和59年12月25日、自動車産業通信社発行、第
199ページ、ルームミラータイプのレーダー探知
器)に記載された「スーパーミラー」がある。
この従来例は、平板状のマイクロストリツプア
ンテナと、受信回路と、これらを収能するケース
と、上記ケースの正面に取付けられたミラーと、
上記ケースの背面に設けられた取付部とを具備
し、上記ケースを上記取付部によつて自動車の室
内に設けられたバツクミラーの正面に重ねて取付
け、自動車のスピード測定のために自動車の進行
方向の前方側から該自動車に向けて発信される極
めて指向性の強い電波を上記マイクロストリツプ
アンテナによつて受信するように構成した自動車
用電波受信器である。なお、マイクロストリツプ
アンテナは全方位型であるために、自動車スピー
ド測定のために自動車の進行方向の後方側から該
自動車に向けて発信される電波も受信することが
可能である。
しかしこの従来例は、マイクロストリツプアン
テナが全方位型であるが故に、自動車の進行方向
の前方側及び後方側から該自動車に向けて発信さ
れる自動車のスピード測定のための極めて指向性
の強い電波のみならず、道路脇に存在する建物の
自動ドアから発信される切換電波等の指向性の弱
い外乱電波をも強く受信してしまうと言う誤動作
を発生し易い。
この結果、自動車が受信した電波が、自動車の
スピード測定のために発信された電波なのか、或
いは、外乱電波なのかを自動車の運転者が全く識
別できなくなり、この種自動車用電波受信器の本
来の目的(被測定物である自動車のスピード測定
のために発信された極めて指向性の強い電波が自
動車で正しく反射されているか否かを、被測定物
である自動車の運転者が確認できるように、外乱
電波を受信することなく、上記両方向からの電波
のみを正確に受信すること。)を達成できなくな
ると言う課題があつた。
そこで、本考案の出願人は、上記課題を解決で
きるようにした先願考案(実願昭60−40217号)
を先に出願した。
この先願考案は、上記従来例の平板状のマイク
ロストリツプアンテナを、一端に開口部が設けら
れると共に他端が閉塞された導波管によつて構成
された導波管アンテナに置換したものであり、こ
の導波管アンテナの導波管を前記ケース内に水平
に配置して、導波管の開口部を自動車の進行方向
側に開口させたものである。
この先願考案によれば、極めて指向性の強い導
波管アンテナの導波管の開口部を、自動車の進行
方向の前方側に開口させているので、自動車のス
ピード測定のために、自動車の進行方向の前方側
から該自動車に向けて発信される極めて指向性の
強い電波を上記開口部から上記導波管内に確実に
導入することができるものの、道路脇に存在する
建物の自動ドアから発信される切換電波等の指向
性の弱い外乱電波は、上記開口部から上記導波管
内には導入しにくくすることができる。
この結果、外乱電波を受信しにくいにも拘ら
ず、自動車のスピード測定のために自動車の進行
方向の前方側から発信される極めて指向性の強い
電波のみを正確に受信することができると言う効
果がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしこの先願考案では、導波管アンテナの導
波管をケース内に水平に配置して、その導波管の
開口部を自動車の進行方向に開口させたので、被
測定物である自動車のスピードを測定するため
に、極めて指向性の強い電波を自動車の進行方向
の後方側から該自動車に向けて発信させた場合に
は、その電波を上記導波管アンテナでは全く受信
することができないと言う新たな課題があつた。
なお、前記ケース内に、2つの導波管アンテナ
を、これらの導波管の開口部が自動車の進行方向
の前方側と後方側とを向くように互いに逆向けで
水平に配置すれば、自動車のスピード測定のため
に自動車の進行方向の前方側と後方側との両方向
から該自動車に向けて発信される極めて指向性の
強い両方向からの電波2つの導波管アンテナによ
つて共に正確に受信することが可能である。
しかし、ケース内に2つの導波管アンテナを配
置する構造では、導波管アンテナの部品コストが
非常に高くつく上に、部品点数及び組立工数が増
加して著しくコスト高になると共に、ケース内に
2つの導波管アンテナの収納スペースを確保しな
ければならなくなるので、ケース全体が大型化
し、自動車室内でバツクミラーとして使用する上
で、運転者の視界を著しく妨げてしまうと言う別
の課題を発生する。
また、先願考案のように、導波管アンテナの軸
方向に長い導波管をケース内に水平に配置する構
造では、ケースの厚みが厚くなり、該ケースを自
動車室内のバツクミラーの正面に重ねて取付けた
時に、ケース正面のミラーがケースの厚さだけバ
ツクミラーから自動車の後方側に遠ざけられてし
まうために、運転者がミラーを見にくくなると言
う課題もあつた。
本考案は、ケース内にたつた1つの導波管アン
テナを配置するだけで、指向性の弱い外乱電波は
受信しにくくしながら、自動車のスピード測定の
ために自動車の進行方向の前方側と後方側との両
方向から該自動車に向けて発信される極めて指向
性の強い両方向からの電波のみを共に正確に受信
できるようにした自動車用電波受信器を提供する
ことを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案は前述した
自動車用電波受信器において、導波管アンテナの
導波管をケース内に垂直状に配置して、上記導波
管の一端の開口部を上記ケースの上面側又は下面
側に開口させ、上記導波管の上記開口部の開口側
で上記ケースの正面側及び背面側に一対の受信口
を水平方向にほぼ対向させた状態に設け、自動車
の進行方向の前方側と後方側との両方向から該自
動車に向けて発信されて上記一対の受信口に進入
される両方向からの電波を、それぞれほぼ直角に
反射して上記導波管の上記開口部から該導波管内
に導入する一対の反射面を有する一対の案内路を
設けたものである。
〔作用〕
上記のように構成された本考案の自動車用電波
受信器によれば、自動車のスピード測定のため
に、極めて指向性の強い電波が自動車の進行方向
の前方側と後方側との両方向から該自動車に向け
て発信されると、これら極めて指向性の強い両方
向からの電波は、一対の受信口に確実に進入す
る。そして、その進入した極めて指向性の強い両
方向からの電波は、一対の案内路の一対の反射面
でほぼ直角に反射されて、極めて指向性が強い1
つの導波管アンテナの導波管の開口部からその導
波管内に共に導入されて正確に受信される。
しかし、自動車走行中において、道路脇に存在
する建物の自動ドアから発信される切換電波等の
指向性の弱い外乱電波は、一対の受信口に進入し
ても、一対の反射面を有する一対の案内路内で乱
反射されてしまうために、極めて指向性の強い導
波管アンテナでは受信しにくい。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
まず、第1図に示すように、電波受信器のケー
ス1は薄形長方形箱状をなし、それぞれ合成樹脂
によつて成形された正面カバー2及び背面カバー
3を互いに嵌合させて複数本のビス等にて結合し
たものである。そして正面カバー2の正面には長
方形状の平面のミラー4が接着等によつて取付け
られている。また背面カバー3内には電波受信部
である導波管アンテナ5と、受信回路部6が形成
されたプリント回路基板7とが配置されている。
さらに背面カバー3の背面には、このケース1を
自動車室内に設けられているバツクミラー8(第
6図参照)に取付けるための脚である左右一対の
取付部9が設けられている。従つてこの電波受信
器は、ケース1の全体が既設のバツクミラー8に
着脱自在のバツクミラーとして使用できるように
構成されている。
次に、第1図〜第4図に示すように、背面カバ
ー3内の一側部に配置された前記導波管アンテナ
5は、一端に開口部54が設けられ、他端が閉塞
された導波管55によつて構成されている。この
導波管55は断面がほぼ長方形状をなす金属管で
あり、その内部には発振器29とミキサ33とが
配置され、その外部には発振器端子29aとミキ
サ端子33aとアース端子56aとが設けられて
いる。そして第3図に示すように、導波管55の
開口部54が上方を向いてその導波管55の軸方
向Qが前記ミラー4とほぼ平行となるように、こ
の導波管55が垂直状態でケース1内に配置され
ている。従つて、ケース1の前後方向の厚さH1
は少なくとも導波管55の厚さH2分を覆う寸法
であればよく、その厚さH1は極めて薄くなつて
いる。また上記配置によつて、導波管55はその
軸方向Qに沿つた奥行L2を、ケース1内の上下
方向の範囲L1内で充分に長くすることが可能と
なつている。
次に、導波管アンテナ5の上方でケース1に導
波導入部11が設けられている。即ち、第2図〜
第4図に示すように、この電波導入部11は正面
カバー2及び背面カバー3にそれぞれ一体に成形
された正面突出部12及び背面突出部13を、正
面カバー2及び背面カバー3の嵌合と同時に互い
に嵌合させることによつて形成されるように構成
されている。まず正面突出部12は、上方後方へ
傾斜する正面板14と、垂直状の左右両側面板1
5と、上方後方へ傾斜する上面板16とによつて
ほぼコ字状に一体成形され、その正面板14には
正面側へ開放されたほぼ長方形状の正面受信口1
7が設けられている。そしてこの正面受信口17
の後方は、水平状の底面壁18と、ほぼ45゜で下
方後方へ傾斜する上面壁19と、内方後方へ傾斜
する左右両側面壁20とによつて囲まれている。
次に背面突出部13は、上方前方へ傾斜してから
下方前方へ傾斜する底面壁21と、内方前方へ傾
斜してから垂直状となる左右両側面壁22と、ほ
ぼ45゜で下方前方へ傾斜する上面壁23とが一体
成形され、その底面壁21と両側面壁22との後
端部分で背面側へ開放されたほぼ長方形状の背面
受信口24が形成されている。なお上述のように
形成された正面突出部12及び背面突出部13
は、前後方向に抜く金型によつて極めて簡単に成
形できる。
そして、第3図及び第4図に示すように、正面
カバー2及び背面カバー3が嵌合されると、正面
突出部12内に背面突出部13が嵌合され、背面
突出部13の両側面壁22及び上面壁23の前端
部分が正面突出部12の両側面壁20及び上面壁
19の後端部分分に当接されると共に、背面突出
部13の両側面壁22及び上面壁23の上端部分
が正面突出部12の上面板16によつて覆われ
る。この結果、ケース1に正面受信口17及び背
面受信口24を有する電波導入部11が形成され
ることになる。そしてこの電波導入部11には、
〓間ω1で正面受信口17から導波管55の開口
部54へ接続された正面案内路25と、〓間ω2
で背面受信口24から導波管55の開口部54へ
接続された背面案内路26とが形成されることに
なる。そして、両内面壁19,23の内面が両受
信口17,24に進入した電波をほぼ直角に反射
して両案内路25,26を通して導波管55の開
口部54に導入する反射面19a,23aに形成
されている。
なお、上述した正面突出部12及び背面突出部
13は、第1図に示すように左右対称状に正面カ
バー2及び背面カバー3の他側部にも一体成形さ
れている。また正面突出部12及び背面突出部1
3の内面は、正面カバー2及び背面カバー3の内
面と共に例えばアルミニウムの蒸着によつてメツ
キされ、正面案内路25及び背面案内路26にお
いて電波を確実に案内すると共に、ケース1内の
導波管アンテナ5及び受信回路部6のシールドを
行うように構成されている。また正面受信口17
及び背面受信口24の前面には、それぞれ薄い合
成樹脂板からなる電波透過性の高い保護カバー2
7及び28が接着等によつて取付けられている。
次に、プリント回路基板7に形成された受信回
路部6について説明する。即ち、第5図に示すよ
うに、導波管アンテナ5を構成する導波管55の
開口部54から導入されて受信された周波数の
電波は、パルス発振回路30から増幅回路31及
び局部発振回路32を介して導波管55内の前記
発振器29にて発振される周波数0のパルスと、
導波管55内の前記ミキサ33によつて混合さ
れ、その差0〜の受信周波数となる。これはい
わゆるスーパーヘテロダインの構成である。そし
て信号は中間周波増幅回路34及び検波回路35
を経て増幅回路36によつて増幅され、受信した
電波の強弱に応じてレベルメータ表示器37が発
光表示される。また検波回路35からの信号は低
周波増幅回路38を経て制御信号発生回路39に
よつて制御信号とされ、警報回路40を経てスイ
ツチ41にて切換えられてアラーム音またはメロ
デイ音がブザー42にて発音表示される。さらに
この受信回路部6ではパルス波も受信できるよう
に構成されており、低周波増幅回路38からの信
号のうちパルス波信号が受信信号選別回路43に
て選別され、これがパルス波増幅回路44及び制
御信号発生回路45を経てパルス波受信表示器4
6によつて発光表示される。そしてこのパルス波
信号が前記信号と干渉しないように、制御信号発
生回路45の信号は相互干渉防止装置解除回路4
7及び相互干渉防止装置48を経て前記制御信号
発生回路39に帰還されている。
なお、前記レベルメータ表示器37は複数の発
光ダイオードが用いられ、また前記パルス波受信
表示器46も発光ダイオードが用いられている。
そしてこれらは第1図に示すようにプリント回路
基板7にマウントされ、正面カバー2の下部で外
方に露呈されている。また前記スイツチ41及び
ブザー42もプリント回路基板7にマウントされ
ている。なお49はアラーム音またはメロデイ音
の音量調整用ボリユーム、50は受信感度調整用
ボリユーム、51はミユートスイツチ、52は電
源スイツチ、53は電源供給用ジヤツクである。
上述のように構成された電波受信器は、第6図
に示すようにケース1が自動車室内の既設のバツ
クミラー8に取付部9によつて取付けられる。そ
して運転者は、自動車の進行方向(矢印a方向)
に対してケース1をバツクミラー8と一体に傾斜
させて、ケース1の正面のミラー4が自動車の進
行方向後方(矢印b方向)を写し出すように調整
する。
そして、この状態で、自動車のスピード測定の
ために、極めて指向性の強い電波(例えば、
10.525GHzの極超短波)が自動車の進行方向の前
方側と後方側との両方向から該自動車に向けて発
信された場合、自動車の進行方向の前方側から発
信された電波は、第3図及び第4図に矢印c方向
で示すように電波導入部11の背面受信口24か
ら進入する。この電波は第3図に示すように背面
突出部13の上面壁23の反射面23aによつて
下方へほぼ直角に反射屈折され、背面案内路26
によつて矢印d方向に案内されて導波管55の開
口部54からその導波管55内に導入される。一
方、自動車の進行方向の後方側から発信された電
波は、第3図及び第4図に矢印e方向で示すよう
に電波導入部11の正面受信口17から進入す
る。この電波は第3図に示すように正面突出部1
2の上面板19の反射面19aによつて下方へほ
ぼ直角に反射屈折され、正面案内路25によつて
矢印f方向に案内されて導波管55の開口部54
からその導波管55内に導入される。このよう
に、ケース1の電波導入部11によつて、自動車
の進行方向前方及び後方からの電波を共にケース
1内の1つの導波管55内に確実に導入させて、
その電波を確実に受信できることになる。なお、
第3図に示すように導波管55の開口部54の上
方で垂直方向には〓間がないので、前方及び後方
から背面受信口24及び正面受信口17へ侵入し
た電波が直進して正面受信口17及び背面受信口
24から逃がされることはない。また正面受信口
17部分及び背面受信口24部分はそれぞれ正面
方向及び背面方向に広がるように形成されている
ので、ケース1を第6図のように傾斜させた場合
でも、自動車の進行方向後方及び前方からの電波
を広い範囲に亘つて受信できる。
しかし、自動車走行中においては、道路脇に存
在する建物の自動ドアから発信される切換電波等
の指向性の弱い外乱電波は、一対の受信口17,
24に進入しても、一対の反射面19a,23a
を有する一対の案内路25,26内で乱反射され
てしまうので、極めて指向性の強い導波管アンテ
ナ5では、上記外乱電波を受信しにくい。
なお、正面突出部12及び背面突出部13によ
る電波導入部11はケース1の両側部に対称状に
設けられているので、ケース1内の導波管アンテ
ナ5とプリント回路基板7との配置を入れ替える
ことによつて、第6図に示す右ハンドルの自動車
以外に左ハンドルの自動車にも使用することがで
きる。またケース1の形状が左右対称状となつて
外観体裁も極めて好ましい。
ところで、この電波受信器においては、導波管
55をその軸方向Qがミラー4とほぼ平行となる
ように配置しているので、ケース1の前後方向の
厚さH1を極めて薄くすることができる。また上
記配置によつて、導波管55の軸方向Qに沿つた
奥行L2を充分に長くすることが可能なので、導
波管アンテナ5の指向性の鋭さを充分に生かすこ
とができる。
以上、本考案の一実施例に付き説明したが、本
考案は実施例に限定されることなく本考案の技術
的思想に基づいて各種の有効な変更が可能であ
る。
〔考案の効果〕
本考案は上述した通り、ケース内にたつた1つ
の導波管アンテナを垂直に配置し、ケースの正面
側及び背面側に設けた一対の受信口から進入され
る電波を一対の反射面を有する一対の案内路を通
してほぼ直角に反射して上記導波管アンテナ内に
導入させるように構成することにより、指向性の
弱い外乱電波は受信しにくくしながら、自動車の
スピード測定のために自動車の進行方向の前方側
と後方側との両方向から自動車に向けて発信され
る極めて指向性の強い両方向からの電波のみを正
確に受信できるようにしたものであるから、本来
の目的(被測定物である自動車のスピード測定の
ために、自動車の進行方向の前方側と後方側との
両方向から該自動車に向けて発信された極めて指
向性の強い両方向からの電波が自動車で正しく反
射されているか否かを、被測定物である自動車の
運転者が確認できるように、外乱電波を受信する
ことなく、上記両方向からの電波のみを正確に受
信すること。)をたつた1つの導波管アンテナを
用いて正確に達成することができる。
それでいて、ケース内に2つの導波管アンテナ
を配置する必要が全くなく、ケース内にはたつた
1つの導波管アンテナを設けるだけの非常に簡単
な構造に構成できるので、部品コストの低減、部
品点数及び組立工数の低減を図ることができて、
著しい低コスト化が可能である。
また、たつた1つの導波管アンテナをケース内
に垂直状に配置したので、ケースの小型化及び薄
型化を同時に図ることができるので、自動車室内
でバツクミラーとして使用する上で、運転者の視
界の妨げとなり、運転者がミラーを見にくくなる
と言う不都合も全く発生しない。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであつて、
第1図は全体の分解斜視図、第2図は導波管アン
テナ及び電波導入部の分解斜視図、第3図は同上
組立状態の縦断面図、第4図は第3図−線矢
視図、第5図は受信回路部のブロツク図、第6図
は使用状態の概略図である。 なお図面に用いた符号において、1……ケー
ス、2……正面カバー、3……背面カバー、4…
…ミラー、5……導波管アンテナ(電波受信部)、
6……受信回路部、11……電波導入部、12…
…正面突出部、13……背面突出部、17……正
面受信口、19a……反射面、23a……反射
面、24……背面受信口、25……正面案内路、
26……背面案内路、54……開口部、55……
導波管、Q……導波管の軸方向。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 一端に開口部が設けられると共に他端が閉塞さ
    れた導波管によつて構成された導波管アンテナ
    と、受信回路と、これらを収納するケースと、上
    記ケースの正面に取付けられたミラーと、上記ケ
    ースの背面に設けられた取付部とを具備し、 上記ケースを上記取付部によつて自動車の室内
    に設けられたバツクミラーの正面に重ねて取付
    け、自動車の進行方向の前方側から該自動車に向
    けて発信される電波を上記導波管アンテナによつ
    て受信するように構成した自動車用電波受信器に
    おいて、 上記導波管アンテナの上記導波管を上記ケース
    内に垂直状に配置して、上記開口部を上記ケース
    の上面側又は下面側に開口させ、 上記導波管の上記開口部の開口側で上記ケース
    の正面側及び背面側に一対の受信口を水平方向に
    ほぼ対向させた状態に設け、 自動車の進行方向の前方側と後方側との両方向
    から該自動車に向けて発信されて上記一対の受信
    口に進入される両方向からの電波を、それぞれほ
    ぼ直角に反射して上記導波管の上記開口部から該
    導波管内に導入する一対の反射面を有する一対の
    案内路を設けたことを特徴とする自動車用電波受
    信器。
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