JPH0614491Y2 - 自動車用電波受信器 - Google Patents
自動車用電波受信器Info
- Publication number
- JPH0614491Y2 JPH0614491Y2 JP1987116393U JP11639387U JPH0614491Y2 JP H0614491 Y2 JPH0614491 Y2 JP H0614491Y2 JP 1987116393 U JP1987116393 U JP 1987116393U JP 11639387 U JP11639387 U JP 11639387U JP H0614491 Y2 JPH0614491 Y2 JP H0614491Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- waveguide
- case
- radio wave
- mirror
- opening
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Aerials With Secondary Devices (AREA)
- Details Of Aerials (AREA)
- Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
- Structure Of Receivers (AREA)
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車室内でバックミラーとして使用しなが
ら、自動車外から発信される電波を受信できるようにし
た自動車用電波受信器に関する。
ら、自動車外から発信される電波を受信できるようにし
た自動車用電波受信器に関する。
本考案は、先端に開口部が設けられた導波管によって構
成された導波管アンテナと、受信回路部とをケース内に
収納し、そのケースの正面にはミラーを設けてある自動
車用電波受信器において、受信口と、この受信口に侵入
した電波をほぼ直角に屈折させる電波導入部とをケース
の左右両側に設け、ケース内における導波管の左右の配
置を工夫して、この導波管を左右どちらの電波導入部に
も接続できるようにすると共にこの導波管の軸方向をミ
ラーとほぼ平行になるように配置することにより、電波
受信器全体の薄型化を図ると共に、導波管を左右どちら
か一方に選択的に配置して、右ハンドルまたは左ハンド
ルの自動車に対応させ、導波管アンテナの指向性の鋭さ
を損なうことなく充分に生かせるようにしたものであ
る。
成された導波管アンテナと、受信回路部とをケース内に
収納し、そのケースの正面にはミラーを設けてある自動
車用電波受信器において、受信口と、この受信口に侵入
した電波をほぼ直角に屈折させる電波導入部とをケース
の左右両側に設け、ケース内における導波管の左右の配
置を工夫して、この導波管を左右どちらの電波導入部に
も接続できるようにすると共にこの導波管の軸方向をミ
ラーとほぼ平行になるように配置することにより、電波
受信器全体の薄型化を図ると共に、導波管を左右どちら
か一方に選択的に配置して、右ハンドルまたは左ハンド
ルの自動車に対応させ、導波管アンテナの指向性の鋭さ
を損なうことなく充分に生かせるようにしたものであ
る。
この種の自動車用電波受信器として、本出願人は先に実
願昭60−40217号を出願している。
願昭60−40217号を出願している。
この先願考案は、先端に開口部が設けられた導波管によ
って構成された導波管アンテナをケース内に収納し、そ
のケースの正面にミラーを設け、自動車室内でそのミラ
ーをバックミラーとして使用しながら、自動車の進行方
向前方から発信される電波を受信できるようにしたもの
である。
って構成された導波管アンテナをケース内に収納し、そ
のケースの正面にミラーを設け、自動車室内でそのミラ
ーをバックミラーとして使用しながら、自動車の進行方
向前方から発信される電波を受信できるようにしたもの
である。
ところで、この種の電波受信器によって受信しようとす
る電波は一般的に極超短波であり、これは極めて指向性
が強い。このため先願考案は、導波管によって構成され
た導波管アンテナを用いたものであった。即ち導波管ア
ンテナは、その指向性が導波管の軸方向に沿って極めて
鋭いものである。そして導波管の軸方向がケースの背面
側を向くように配置することによって、ミラーに自動車
の進行方向後方を写し出した時に導波管の軸方向が自動
車の進行方向前方を向くようにして、電波を確実に受信
できるようにしていた。
る電波は一般的に極超短波であり、これは極めて指向性
が強い。このため先願考案は、導波管によって構成され
た導波管アンテナを用いたものであった。即ち導波管ア
ンテナは、その指向性が導波管の軸方向に沿って極めて
鋭いものである。そして導波管の軸方向がケースの背面
側を向くように配置することによって、ミラーに自動車
の進行方向後方を写し出した時に導波管の軸方向が自動
車の進行方向前方を向くようにして、電波を確実に受信
できるようにしていた。
しかしながら、先願考案のように導波管の軸方向を自動
車の進行方向前方へ向けるものは、必然的に導波管の軸
方向がミラーに対してほぼ直角にならざるを得ない。従
って導波管をケース内に配置するために、ケースの少な
くとも一部分は前後方向の厚みがどうしても厚くなって
しまい、電波受信器全体を薄型化することは極めて困難
であった。
車の進行方向前方へ向けるものは、必然的に導波管の軸
方向がミラーに対してほぼ直角にならざるを得ない。従
って導波管をケース内に配置するために、ケースの少な
くとも一部分は前後方向の厚みがどうしても厚くなって
しまい、電波受信器全体を薄型化することは極めて困難
であった。
なお、導波管によって構成された導波管アンテナは、そ
の導波管の軸方向に沿った奥行が長いほど指向性が鋭く
なる特性がある。従って、ケースの厚みを薄くするため
に導波管の軸方向の奥行を短くすると、その指向性の鋭
さが損なわれてしまい、逆に、指向性の鋭さを生かすた
めに導波管の軸方向の奥行を長くすると、ケースの厚み
が厚くなってしまう、という相反する問題があった。
の導波管の軸方向に沿った奥行が長いほど指向性が鋭く
なる特性がある。従って、ケースの厚みを薄くするため
に導波管の軸方向の奥行を短くすると、その指向性の鋭
さが損なわれてしまい、逆に、指向性の鋭さを生かすた
めに導波管の軸方向の奥行を長くすると、ケースの厚み
が厚くなってしまう、という相反する問題があった。
また、この電波受信器の導波管はミラーに対してほぼ直
角に配置されてはいるが、例えば、右ハンドルの自動車
にバックミラーとしてこの電波受信器を取り付けると、
運転者とそのミラーの位置との関係上この電波受信器の
ミラーは自動車の進行方向に対して傾斜して取り付けら
れる。このため、実際には、導波管は使用されるこの電
波受信器の自動車内での左右の位置関係において自動車
の進行方向とほぼ平行になるように配置されている。従
って、右ハンドルの自動車用に設計された電波受信器を
左ハンドルの自動車に用いるとその位置関係が全く逆に
なり、導波管の向きが自動車の進行方向からずれてしま
うという問題もあった。
角に配置されてはいるが、例えば、右ハンドルの自動車
にバックミラーとしてこの電波受信器を取り付けると、
運転者とそのミラーの位置との関係上この電波受信器の
ミラーは自動車の進行方向に対して傾斜して取り付けら
れる。このため、実際には、導波管は使用されるこの電
波受信器の自動車内での左右の位置関係において自動車
の進行方向とほぼ平行になるように配置されている。従
って、右ハンドルの自動車用に設計された電波受信器を
左ハンドルの自動車に用いるとその位置関係が全く逆に
なり、導波管の向きが自動車の進行方向からずれてしま
うという問題もあった。
そこで、本考案は、導波管アンテナの指向性の鋭さを損
なうことなく充分に生かしながら電波受信器全体の薄型
化を図ると共に、導波管の自動車内での取り付け位置を
左右のどちらでも適宜選択できるようにして、右ハンド
ルまたは左ハンドルの自動車に簡単に対応できる電波受
信器を提供するものである。
なうことなく充分に生かしながら電波受信器全体の薄型
化を図ると共に、導波管の自動車内での取り付け位置を
左右のどちらでも適宜選択できるようにして、右ハンド
ルまたは左ハンドルの自動車に簡単に対応できる電波受
信器を提供するものである。
本考案は、前述した自動車用電波受信器において、少な
くとも前記ケースの背面側へ向けて設けられた受信口
と、この受信口に侵入した電波をほぼ直角に屈折させる
電波導入部とを前記ケースの左右両側に一対設け、右ハ
ンドルまたは左ハンドルの自動車に対応させて前記導波
管の開口部を前記ケースの左右両側に設けられた前記左
右一対の電波導入部のどちらか一方に選択的に接続する
と共にその軸方向を前記ミラーとほぼ平行になるように
配置したものである。
くとも前記ケースの背面側へ向けて設けられた受信口
と、この受信口に侵入した電波をほぼ直角に屈折させる
電波導入部とを前記ケースの左右両側に一対設け、右ハ
ンドルまたは左ハンドルの自動車に対応させて前記導波
管の開口部を前記ケースの左右両側に設けられた前記左
右一対の電波導入部のどちらか一方に選択的に接続する
と共にその軸方向を前記ミラーとほぼ平行になるように
配置したものである。
本考案によれば、導波管をケースの左右に設けられた受
信口の電波導入部に選択的に接続することができ、ま
た、導波管の軸方向がミラーとほぼ平行になるようにこ
の導波管を配置でき、ケースの前後方向の厚みを厚くす
ることなく導波管の軸方向の奥行を充分に長くすること
ができ、右ハンドルまたは左ハンドルの自動車に対応し
て導波管のアンテナの指向性の鋭さを充分に生かすこと
ができる。導波管アンテナの指向性の鋭さを生かすこと
ができる。
信口の電波導入部に選択的に接続することができ、ま
た、導波管の軸方向がミラーとほぼ平行になるようにこ
の導波管を配置でき、ケースの前後方向の厚みを厚くす
ることなく導波管の軸方向の奥行を充分に長くすること
ができ、右ハンドルまたは左ハンドルの自動車に対応し
て導波管のアンテナの指向性の鋭さを充分に生かすこと
ができる。導波管アンテナの指向性の鋭さを生かすこと
ができる。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
まず、第1図に示すように、電波受信器のケース1は薄
形長方形箱状をなし、それぞれ合成樹脂によって成形さ
れた正面カバー2及び背面カバー3を互いに嵌合させて
複数本のビス等にて結合したものである。そして正面カ
バー2の正面には長方形状の平面のミラー4が接着等に
よって取付けられている。また背面カバー3内には導波
管アンテナ5と、受信回路部6が形成されたプリント回
路基板7とが配置されている。さらに背面カバー3の背
面には、このケース1を自動車室内に設けられているバ
ックミラー8(第6図参照)に取付けられるための脚で
ある左右一対の取付部9が設けられている。従ってこの
電波受信器は、ケース1の全体が既設のバックミラー8
に着脱自在のバックミラーとして使用できるように構成
されている。
形長方形箱状をなし、それぞれ合成樹脂によって成形さ
れた正面カバー2及び背面カバー3を互いに嵌合させて
複数本のビス等にて結合したものである。そして正面カ
バー2の正面には長方形状の平面のミラー4が接着等に
よって取付けられている。また背面カバー3内には導波
管アンテナ5と、受信回路部6が形成されたプリント回
路基板7とが配置されている。さらに背面カバー3の背
面には、このケース1を自動車室内に設けられているバ
ックミラー8(第6図参照)に取付けられるための脚で
ある左右一対の取付部9が設けられている。従ってこの
電波受信器は、ケース1の全体が既設のバックミラー8
に着脱自在のバックミラーとして使用できるように構成
されている。
次に、第1図〜第4図に示すように、背面カバー3内の
一側部に配置された前記導波管アンテナ5は、一端に開
口部54が設けられ、他端が閉塞された導波管55によ
って構成されている。この導波管55は断面がほぼ長方
形状をなす金属管であり、その内部には発振器29とミ
キサ33とが配置され、その外部には発振器端子29a
とミキサ端子33aとアース端子56aとが設けられて
いる。そして第3図に示すように、導波管55の開口部
54が上方を向いてその導波管55の軸方向Qが前記ミ
ラー4とほぼ平行になるように、この導波管55がケー
ス1内に配置されている。従って、ケース1の前後方向
の厚さ1は少なくとも導波管55の厚さH2分を覆う寸
法であればよく、その厚さH1は極めて薄くなってい
る。また上記配置によって、導波管55はその軸方向Q
に沿った奥行L2を、ケース1内の上下方向の範囲L1
内で充分に長くすることが可能となっている。
一側部に配置された前記導波管アンテナ5は、一端に開
口部54が設けられ、他端が閉塞された導波管55によ
って構成されている。この導波管55は断面がほぼ長方
形状をなす金属管であり、その内部には発振器29とミ
キサ33とが配置され、その外部には発振器端子29a
とミキサ端子33aとアース端子56aとが設けられて
いる。そして第3図に示すように、導波管55の開口部
54が上方を向いてその導波管55の軸方向Qが前記ミ
ラー4とほぼ平行になるように、この導波管55がケー
ス1内に配置されている。従って、ケース1の前後方向
の厚さ1は少なくとも導波管55の厚さH2分を覆う寸
法であればよく、その厚さH1は極めて薄くなってい
る。また上記配置によって、導波管55はその軸方向Q
に沿った奥行L2を、ケース1内の上下方向の範囲L1
内で充分に長くすることが可能となっている。
次に、導波管アンテナ5の上方でケース1に導波導入部
11が設けられている。即ち、第2図〜第4図に示すよ
うに、この導波導入部11は正面カバー2及び背面カバ
ー3にそれぞれ一体に成形された正面突出部12及び背
面突出部13を、正面カバー2及び背面カバー3の嵌合
と同時に互いに嵌合させることによって形成されるよう
に構成されている。まず正面突出部12は、上方後方へ
傾斜する正面板14と、垂直状の左右両側面板15と、
上方後方へ傾斜する上面板16とによってほぼコ字状に
一体成形され、その正面板14には正面側へ開放された
ほぼ長方形状の正面受信口17が設けられている。そし
てこの正面受信口17の後方は、水平状の底面壁18
と、ほぼ45°で下方後方へ傾斜する上面壁19と、内
方後方へ傾斜する左右両側面壁20とによって囲まれて
いる。次に背面突出部13は、上方前方へ傾斜してから
下方前方へ傾斜する底面壁21と、内方前方へ傾斜して
から垂直状となる左右両側面壁22と、ほぼ45°で下
方前方へ傾斜する上面壁23とが一体成形され、その底
面壁21と両側面壁22との後端部分で背面側へ開放さ
れたほぼ長方形状の背面受信口24が形成されている。
なお上述のように形成された正面突出部12及び背面突
出部13は、前後方向に抜く金型によって極めて簡単に
成形できる。
11が設けられている。即ち、第2図〜第4図に示すよ
うに、この導波導入部11は正面カバー2及び背面カバ
ー3にそれぞれ一体に成形された正面突出部12及び背
面突出部13を、正面カバー2及び背面カバー3の嵌合
と同時に互いに嵌合させることによって形成されるよう
に構成されている。まず正面突出部12は、上方後方へ
傾斜する正面板14と、垂直状の左右両側面板15と、
上方後方へ傾斜する上面板16とによってほぼコ字状に
一体成形され、その正面板14には正面側へ開放された
ほぼ長方形状の正面受信口17が設けられている。そし
てこの正面受信口17の後方は、水平状の底面壁18
と、ほぼ45°で下方後方へ傾斜する上面壁19と、内
方後方へ傾斜する左右両側面壁20とによって囲まれて
いる。次に背面突出部13は、上方前方へ傾斜してから
下方前方へ傾斜する底面壁21と、内方前方へ傾斜して
から垂直状となる左右両側面壁22と、ほぼ45°で下
方前方へ傾斜する上面壁23とが一体成形され、その底
面壁21と両側面壁22との後端部分で背面側へ開放さ
れたほぼ長方形状の背面受信口24が形成されている。
なお上述のように形成された正面突出部12及び背面突
出部13は、前後方向に抜く金型によって極めて簡単に
成形できる。
そして、第3図及び第4図に示すように、正面カバー2
及び背面カバー3が嵌合されると、正面突出部12内に
背面突出部13が嵌合され、背面突出部13の両側面壁
22及び上面壁23の前端部分が正面突出部12の両側
面壁20及び上面壁19の後端部分に当接されると共
に、背面突出部13の両側面壁22及び上面壁23の上
端部分が正面突出部12の上面板16によって覆われ
る。この結果、ケース1の正面受信口17及び背面受信
口24を有する電波導入部11が形成されることにな
る。そしてこの電波導入部11には、隙間ω1で正面受
信口17から導波管55の開口部54へ接続された正面
案内路25と、隙間ω2で背面受信口24から導波管5
5の開口部54へ接続された背面案内路26とが形成さ
れることになる。
及び背面カバー3が嵌合されると、正面突出部12内に
背面突出部13が嵌合され、背面突出部13の両側面壁
22及び上面壁23の前端部分が正面突出部12の両側
面壁20及び上面壁19の後端部分に当接されると共
に、背面突出部13の両側面壁22及び上面壁23の上
端部分が正面突出部12の上面板16によって覆われ
る。この結果、ケース1の正面受信口17及び背面受信
口24を有する電波導入部11が形成されることにな
る。そしてこの電波導入部11には、隙間ω1で正面受
信口17から導波管55の開口部54へ接続された正面
案内路25と、隙間ω2で背面受信口24から導波管5
5の開口部54へ接続された背面案内路26とが形成さ
れることになる。
なお、上述した正面突出部12及び背面突出部13は、
第1図に示すように左右対称状に正面カバー2及び背面
カバー3の他側部にも一体成形されている。また正面突
出部12及び背面突出部13の内面は、正面カバー2及
び背面カバー3の内面と共に例えばアルミニウムの蒸着
によってメッキされ、正面案内路25及び背面案内路2
6において電波を確実に案内すると共に、ケース1内の
導波管アンテナ5及び受信回路部6のシールドを行うよ
うに構成されている。また正面受信口17及び背面受信
口24の前面には、それぞれ薄い合成樹脂板からなる電
波透過性の高い保護カバー27及び28が接着等によっ
て取付けられている。
第1図に示すように左右対称状に正面カバー2及び背面
カバー3の他側部にも一体成形されている。また正面突
出部12及び背面突出部13の内面は、正面カバー2及
び背面カバー3の内面と共に例えばアルミニウムの蒸着
によってメッキされ、正面案内路25及び背面案内路2
6において電波を確実に案内すると共に、ケース1内の
導波管アンテナ5及び受信回路部6のシールドを行うよ
うに構成されている。また正面受信口17及び背面受信
口24の前面には、それぞれ薄い合成樹脂板からなる電
波透過性の高い保護カバー27及び28が接着等によっ
て取付けられている。
次に、プリント回路基板7に形成された受信回路部6に
ついて説明する。即ち、第5図に示すように、導波管ア
ンテナ5を構成する導波管55の開口部54から導入さ
れて受信された周波数の電波は、パルス発振回路30
から増幅回路31及び局部発振回路32を介して導波管
55内の前記発振器29にて発振される周波数0のパ
ルスと、導波管55内の前記ミキサ33によって混合さ
れ、その差0〜1の受信周波数となる。これはいわ
ゆるスーパーヘテロダインの構成である。そして信号は
中間周波数増幅回路34及び検波回路35を経て増幅回
路36によって増幅され、受信した電波の強弱に応じて
レベルメータ表示器37が発光表示される。また検波回
路35からの信号は低周波増幅回路38を経て制御信号
発生回路39によって制御信号とされ、警報回路40を
経てスイッチ41にて切換えられてアラーム音またはメ
ロディ音がブザー42にて発音表示される。さらにこの
受信回路6ではパルス波も受信できるように構成されて
おり、低周波増幅回路38からの信号のうちパルス波信
号が受信信号選別回路43にて選別され、これがパルス
波増幅回路44及び制御信号発生回路45を経てパルス
波受信表示器46によって発光表示される。そしてこの
パルス波信号が前記信号と干渉しないように、制御信号
発生回路45の信号は相互干渉防止装置解除回路47及
び相互干渉防止装置48を経て前記制御信号発生回路3
9に帰還されている。
ついて説明する。即ち、第5図に示すように、導波管ア
ンテナ5を構成する導波管55の開口部54から導入さ
れて受信された周波数の電波は、パルス発振回路30
から増幅回路31及び局部発振回路32を介して導波管
55内の前記発振器29にて発振される周波数0のパ
ルスと、導波管55内の前記ミキサ33によって混合さ
れ、その差0〜1の受信周波数となる。これはいわ
ゆるスーパーヘテロダインの構成である。そして信号は
中間周波数増幅回路34及び検波回路35を経て増幅回
路36によって増幅され、受信した電波の強弱に応じて
レベルメータ表示器37が発光表示される。また検波回
路35からの信号は低周波増幅回路38を経て制御信号
発生回路39によって制御信号とされ、警報回路40を
経てスイッチ41にて切換えられてアラーム音またはメ
ロディ音がブザー42にて発音表示される。さらにこの
受信回路6ではパルス波も受信できるように構成されて
おり、低周波増幅回路38からの信号のうちパルス波信
号が受信信号選別回路43にて選別され、これがパルス
波増幅回路44及び制御信号発生回路45を経てパルス
波受信表示器46によって発光表示される。そしてこの
パルス波信号が前記信号と干渉しないように、制御信号
発生回路45の信号は相互干渉防止装置解除回路47及
び相互干渉防止装置48を経て前記制御信号発生回路3
9に帰還されている。
なお、前記レベルメータ表示器37は複数の発光ダイオ
ードが用いられ、また前記パルス波受信表示器46も発
光ダイオードが用いられている。そしてこれらは第1図
に示すようにプリント回路基板7にマウントされ、正面
カバー2の下部で外方に露呈されている。また前記スイ
ッチ41及びブザー42もプリント回路基板7にマウン
トされている。なお49はアラーム音またはメロディ音
の音量調整用ボリューム、50は受信感度調整用ボリュ
ーム、51はミュートスイッチ、52は電源スイッチ、
53は電源供給用ジャックである。
ードが用いられ、また前記パルス波受信表示器46も発
光ダイオードが用いられている。そしてこれらは第1図
に示すようにプリント回路基板7にマウントされ、正面
カバー2の下部で外方に露呈されている。また前記スイ
ッチ41及びブザー42もプリント回路基板7にマウン
トされている。なお49はアラーム音またはメロディ音
の音量調整用ボリューム、50は受信感度調整用ボリュ
ーム、51はミュートスイッチ、52は電源スイッチ、
53は電源供給用ジャックである。
上述のように構成された電波受信器は、第6図に示すよ
うにケース1が自動車室内の既設のバックミラー8に取
付部9によって取付けられる。そして運転者は、自動車
の進行方向(矢印a方向)に対してケース1をバックミ
ラー8と一体に傾斜させて、ケース1の正面のミラー4
が自動車の進行方向後方(矢印b方向)を写し出すよう
に調整する。
うにケース1が自動車室内の既設のバックミラー8に取
付部9によって取付けられる。そして運転者は、自動車
の進行方向(矢印a方向)に対してケース1をバックミ
ラー8と一体に傾斜させて、ケース1の正面のミラー4
が自動車の進行方向後方(矢印b方向)を写し出すよう
に調整する。
そして、この状態で、自動車の進行方向前方から電波が
発信されていると、これが第3図及び第4図に矢印c方
向で示すように電波導入部11の背面受信口24から侵
入する。この電波は第3図に示すように背面突出部13
の上面壁23の内面23aによって下方へほぼ直角に反
射屈折され、背面案内路26によって矢印d方向に案内
されて導波管55の開口部54からその導波管55内に
導入される。一方、自動車の進行方向後方から電波が発
信されていると、これが第3図及び第4図に矢印e方向
で示すように電波導入部11の正面受信口17から侵入
する。この電波は第3図に示すように正面突出部12の
上面板19の内面19aによって下方へほぼ直角に反射
屈折され、正面案内路25によって矢印f方向に案内さ
れて導波管55の開口部54からその導波管55内に導
入される。このように、ケース1の電波導入部11によ
って、自動車の進行方向前方及び後方からの電波を共に
ケース1内の1つの導波管55内に確実に導入させて、
その電波を確実に受信できることになる。なお第3図に
示すように導波管55の開口部54の上方で垂直方向に
は隙間がないので、前方及び後方から背面受信口24及
び正面受信口17へ侵入した電波が直進して正面受信口
17及び背面受信口24から逃がされることはない。ま
た正面受信口17部分及び背面受信口24部分はそれぞ
れ正面方向及び背面方向に広がるように形成されている
ので、ケース1の第6図のように傾斜させた場合でも、
自動車の進行方向後方及び前方からの電波を広い範囲に
亘って受信できる。
発信されていると、これが第3図及び第4図に矢印c方
向で示すように電波導入部11の背面受信口24から侵
入する。この電波は第3図に示すように背面突出部13
の上面壁23の内面23aによって下方へほぼ直角に反
射屈折され、背面案内路26によって矢印d方向に案内
されて導波管55の開口部54からその導波管55内に
導入される。一方、自動車の進行方向後方から電波が発
信されていると、これが第3図及び第4図に矢印e方向
で示すように電波導入部11の正面受信口17から侵入
する。この電波は第3図に示すように正面突出部12の
上面板19の内面19aによって下方へほぼ直角に反射
屈折され、正面案内路25によって矢印f方向に案内さ
れて導波管55の開口部54からその導波管55内に導
入される。このように、ケース1の電波導入部11によ
って、自動車の進行方向前方及び後方からの電波を共に
ケース1内の1つの導波管55内に確実に導入させて、
その電波を確実に受信できることになる。なお第3図に
示すように導波管55の開口部54の上方で垂直方向に
は隙間がないので、前方及び後方から背面受信口24及
び正面受信口17へ侵入した電波が直進して正面受信口
17及び背面受信口24から逃がされることはない。ま
た正面受信口17部分及び背面受信口24部分はそれぞ
れ正面方向及び背面方向に広がるように形成されている
ので、ケース1の第6図のように傾斜させた場合でも、
自動車の進行方向後方及び前方からの電波を広い範囲に
亘って受信できる。
なお、正面突出部11及び背面突出部13による電波導
入部11はケース1の両側部に対称状に設けられている
ので、ケース1内の導波管アンテナ5とプリント回路基
板7との配置を入れ替えることによって、第6図に示す
右ハンドルの自動車以外に左ハンドルの自動車にも使用
することができる。またケース1の形状が左右対称状と
なって外観体裁も極めて好ましい。
入部11はケース1の両側部に対称状に設けられている
ので、ケース1内の導波管アンテナ5とプリント回路基
板7との配置を入れ替えることによって、第6図に示す
右ハンドルの自動車以外に左ハンドルの自動車にも使用
することができる。またケース1の形状が左右対称状と
なって外観体裁も極めて好ましい。
ところで、この電波受信器においては、導波管55をそ
の軸方向Qがミラー4とほぼ平行となるように配置して
いるので、ケース1の前後方向の厚さH1を極めて薄く
することができる。また上記配置によって、導波管55
の軸方向Qに沿った奥行L2を充分に長くすることが可
能なので、導波管アンテナ5の指向性の鋭さを充分に生
かすことができる。
の軸方向Qがミラー4とほぼ平行となるように配置して
いるので、ケース1の前後方向の厚さH1を極めて薄く
することができる。また上記配置によって、導波管55
の軸方向Qに沿った奥行L2を充分に長くすることが可
能なので、導波管アンテナ5の指向性の鋭さを充分に生
かすことができる。
以上、本考案の一実施例に付き説明したが、本考案は実
施例に限定されることなく本考案の技術的思想に基づい
て各種の有効な変更が可能である。
施例に限定されることなく本考案の技術的思想に基づい
て各種の有効な変更が可能である。
例えば、導波管をその軸方向がミラーとほぼ平行となる
ようにケース内に配置する際に、実施例では導波管の開
口部を上方へ向けたが、その開口部を下方へ左右側方、
さらには斜め方向へ向けて、軸方向がミラーとほぼ平行
となるようにしてもよい。
ようにケース内に配置する際に、実施例では導波管の開
口部を上方へ向けたが、その開口部を下方へ左右側方、
さらには斜め方向へ向けて、軸方向がミラーとほぼ平行
となるようにしてもよい。
本考案は、ケース内における導波管の配置を工夫して、
その導波管の軸方向がミラーとほぼ平行となるようにし
たものであるから、導波管を配置するためにケースの前
後方向の厚みを厚くする必要は全くなく、電波受信器全
体を大幅に薄型化することができる。しかもそれでい
て、ケースを厚くすることなく、ケース内の例えば上下
方向や左右方向の範囲内で導波管の軸方向に沿った奥行
を充分に長くすることが可能なので、導波管アンテナの
指向性の鋭さを損なうことなく充分に生かすことがで
き、電波受信の性能が極めて高いものを得ることができ
る。
その導波管の軸方向がミラーとほぼ平行となるようにし
たものであるから、導波管を配置するためにケースの前
後方向の厚みを厚くする必要は全くなく、電波受信器全
体を大幅に薄型化することができる。しかもそれでい
て、ケースを厚くすることなく、ケース内の例えば上下
方向や左右方向の範囲内で導波管の軸方向に沿った奥行
を充分に長くすることが可能なので、導波管アンテナの
指向性の鋭さを損なうことなく充分に生かすことがで
き、電波受信の性能が極めて高いものを得ることができ
る。
また、ケースの左右両側に右ハンドル及び左ハンドルの
自動車に対応する一対の受信口及び電波導入部を設け、
右ハンドルまたは左ハンドルの自動車に対応させて導波
管をその左右一対の受信口の電波導入部に選択的に接続
することで、右ハンドルまたは左ハンドルの自動車に対
応して導波管アンテナの指向性の鋭さを生かすことがで
きる。
自動車に対応する一対の受信口及び電波導入部を設け、
右ハンドルまたは左ハンドルの自動車に対応させて導波
管をその左右一対の受信口の電波導入部に選択的に接続
することで、右ハンドルまたは左ハンドルの自動車に対
応して導波管アンテナの指向性の鋭さを生かすことがで
きる。
図面は本考案の一実施例を示すものであって、第1図は
全体の分解斜視図、第2図は導波管アンテナ及び電波導
入部の分解斜視図、第3図は同上組立状態の縦断面図、
第4図は第3図IV-IV線矢視図、第5図は受信回路部の
ブロック図、第6図は使用状態の概略図である。 なお図面に用いた符号において、 1……ケース 2……正面カバー 3……背面カバー 4……ミラー 5……導波管アンテナ 6……受信回路部 11……電波導入部 12……正面突出部 13……背面突出部 17……正面受信口 24……背面受信口 25……正面案内路 26……背面案内路 54……開口部 55……導波管 Q……導波管の軸方向 である。
全体の分解斜視図、第2図は導波管アンテナ及び電波導
入部の分解斜視図、第3図は同上組立状態の縦断面図、
第4図は第3図IV-IV線矢視図、第5図は受信回路部の
ブロック図、第6図は使用状態の概略図である。 なお図面に用いた符号において、 1……ケース 2……正面カバー 3……背面カバー 4……ミラー 5……導波管アンテナ 6……受信回路部 11……電波導入部 12……正面突出部 13……背面突出部 17……正面受信口 24……背面受信口 25……正面案内路 26……背面案内路 54……開口部 55……導波管 Q……導波管の軸方向 である。
Claims (1)
- 【請求項1】先端に開口部が設けられた導波管によって
構成された導波管アンテナと、受信回路部とをケース内
に収納し、そのケースの正面にはミラーを設けてある自
動車用電波受信器において、 少なくとも前記ケースの背面側へ向けて設けられた受信
口と、この受信口に侵入した電波をほぼ直角に屈折させ
る電波導入部とを前記ケースの左右両側に一対設け、右
ハンドルまたは左ハンドルの自動車に対応させて前記導
波管の開口部を前記ケースの左右両側に設けられた前記
左右一対の電波導入部のどちらか一方に選択的に接続す
ると共にその軸方向を前記ミラーとほぼ平行になるよう
に配置したことを特徴とする自動車用電波受信器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987116393U JPH0614491Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | 自動車用電波受信器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987116393U JPH0614491Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | 自動車用電波受信器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6383807U JPS6383807U (ja) | 1988-06-01 |
JPH0614491Y2 true JPH0614491Y2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=31000938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987116393U Expired - Lifetime JPH0614491Y2 (ja) | 1987-07-29 | 1987-07-29 | 自動車用電波受信器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0614491Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5110690A (ja) * | 1974-07-15 | 1976-01-28 | Daiya Med Syst | |
JPS61156322U (ja) * | 1985-03-20 | 1986-09-27 |
-
1987
- 1987-07-29 JP JP1987116393U patent/JPH0614491Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6383807U (ja) | 1988-06-01 |
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