JPH0238182B2 - Gyoruinorenzokukakosochi - Google Patents

Gyoruinorenzokukakosochi

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JPH0238182B2
JPH0238182B2 JP10479082A JP10479082A JPH0238182B2 JP H0238182 B2 JPH0238182 B2 JP H0238182B2 JP 10479082 A JP10479082 A JP 10479082A JP 10479082 A JP10479082 A JP 10479082A JP H0238182 B2 JPH0238182 B2 JP H0238182B2
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Japan
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fish
fish body
conveyor
section
shower
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Toshiro Matsuda
Kyoshi Nemoto
Minoru Inada
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はサンマ、イワシ等比較的小型の部類に
属する魚類に対して、頭部尾部切断、内蔵物除
去、魚体開き、中骨除去、皮剥取りを全自動で行
なえると共に、開いた当該魚体を剥ぎ取つた皮側
の面が内側となるよう逆に折り閉じて、魚体一尾
より生肉のままの一個の棒状魚肉を製造すること
のできる魚類の連続加工装置に関する。
従来サンマ、イワシ等の小形の魚類は加工に手
間がかかることから魚体原形のまま、あるいは開
きにして商品化されている。ところが魚体原形の
ままの商品は購入後の調理加工が面倒であり、ま
た開きにしてもそのスタイルのマンネリ等により
飽きが生じ、昨今魚離れが目立つている。
また、前記開き加工にしても従来は多数の人手
により頭部尾部の切断、切開、内臓物除去を行な
つており、作業性が悪く、また衛生的にも問題が
あつた。
本発明は上記事情に鑑みなされたもので、全工
程を自動的に行なえると共に、頭部尾部及び内臓
物の除去は勿論のこと、中骨や必要な場合には皮
も除去し、最終製品を皮側の面が内側となるよう
折り閉じて生肉のままの棒状魚肉に成型すること
により、サンマやイワシ等の小形魚類に対する従
来の商品イメージを変えて、付加価値を高めた魚
肉製品を製造することができ、しかも作業性及び
衛生の面からも従来の欠点を解消した魚類の連続
加工装置を提供するのが目的である。
以下、本発明を図面の実施例に基づいて詳細に
説明する。先ず第1図及び第2図に基づいて本発
明の概略を説明すると、1は魚体方向付機で、該
魚体方向付機1より順に、連続魚体処理機2、再
配列用コンベヤ3、振動熱湯式皮剥機4、シヤワ
ー付ネツトコンベヤ5、魚体折り閉じ機6が設け
られている。
魚体方向付機1は投入された多数の魚体を一定
の向きに方向付けして次工程に送出するものであ
り、連続魚体処理機2は魚体の頭部及び尾部の切
断、内臓物除去、魚体開き、中骨除去のそれぞれ
の処理を連続的に行なうものである。続く再配列
用コンベヤ3は魚体を搬送しつつ列数を増加させ
て当該魚体を再配列するものである。次に振動熱
湯式皮剥機4は振動と熱湯により魚体を搬送しつ
つ皮剥ぎをするものであるが、この装置は必要に
応じて設置すればよく必須装置ではない。シヤワ
ー付ネツトコンベヤ5は水、食塩水、食酸液等を
噴射して魚体の洗浄や味付を行うと共に水切り及
び脂肪取のためにしぼりを行うためのものであ
り、魚体折り閉じ機6は前記シヤワー付ネツトコ
ンベヤより送出される、剥ぎ取つた皮側の面が上
向状態の魚体を搬送しつつ前記皮側の面が内側と
なるよう逆に折り閉じて、生肉のままの棒状魚肉
に成型するものである。
同図の実施例には、上記の当該魚体の連続加工
装置の後に、更にパン粉を付着するブレツヂン
グ・バターリング部7、オゾン等を利用した殺菌
処理部8、急速凍結室9内のスパイラルフリーザ
ー10部分で魚体を移動しつつ連続的に凍結させ
る連続凍結装置11、最終の段ボール箱配列詰機
12とがそれぞれ設けられている。また、魚体方
向付機1の前には魚体タンク13が設けられてお
り、該魚体タンク13から魚体搬送コンベヤ14
により、魚体が魚体方向付機1に投入される。
次に、本発明の各構成部分について詳細に説明
する。第3図は魚体方向付機1の平面図で、第4
図は同側面図、第5図は同正面図を示す。当該魚
体方向付機1は複数並列する魚体縦向移動路1
5,15,…(同図は4列)の上方位置に魚体投
入部18を設けると共に当該魚体縦向移動通路1
5,15の先端に魚体横向移動路16,16,…
が連続に形成されている。魚体縦向移動路15,
15,…は底浅の溝状で、進行方向に向けて漸次
幅狭に形成すると共に下降する傾斜面に形成する
ことにより、魚体が移動しつつ縦向きに方向付け
されるよう構成されている。魚体横向移動路1
6,16,…は前記魚体縦向移動路15,15,
…と直交する向きに連続して形成されており、溝
幅は魚体の全長より僅かに大きく且つ一定で、進
行方向に下降する傾斜面に形成されている。魚体
縦向移動路15,15,…の側面には振動手段1
7が装備されており、当該振動手段17により前
記両移動路15,15,…、16,16,…が振
動し、この振動力により魚体は移動する構成であ
る。18は魚体投入受部で、該魚体投入受部18
は魚体縦向移動路15,15,…の上方位置に設
けられていると共に、基端側19も先端側20も
前記移動路15,15,…に連通している。
以上の如く構成された当該、魚体方向付機1の
作用について説明すると、先づ魚体タンク13か
ら魚体搬送コンベヤ14により魚体が、当該魚体
方向付機1の魚体投入受部18に投入される。す
ると振動手段17による振動力によつて魚体は、
魚体縦向移動路15,15,…を魚体の頭部方向
に向つて移動しはじめる。そして移動しつつ縦向
きに方向付けされるのであるが、このとき、魚体
の部位別重量差により頭部側が前方になると共に
腹部が上向きの状態に方向付けされる。先端に列
達すると進行方向が変わり、魚体横向移動路1
6,16,…を進行方向横向き状態で移動する。
従つて、当該魚体方向付機1に投入された魚体は
前記の如く魚体の部位別重量差と相関することに
より、腹部が上向きの一定方向に方向付けされて
次工程に送出される。
第6図は連続魚体処理機2の平面図で、第7図
は同側面図を示す。当該連続魚体処理機2は、前
記の魚体横向移動路16,16,…と同数の搬送
部21,21…(同図では4列)を有する無端コ
ンベヤ22の当該搬送部21,21,…に前記魚
体方向付機1からの魚体を進行方向横向きに受け
入れて移動する開閉式魚体挾持具23,23,…
を所定間隔ごと回転可能に取り付けてなる。そし
て、当該無端コンベヤ22の基端側に先づ、魚体
の頭尾カツター24が設けられている。該頭尾カ
ツター24は無端コンベヤ22の上方を横架し且
つ上下動自在な回転軸25に、円板状の頭部カツ
ター26と尾部カツター27を一組として、各列
の開閉式魚体挾持具23,23,…ごとに両カツ
ター26,27を設けたものである。
頭尾カツター24の次には内臓物吸出し装置2
8が各列ごとに設けられている。該内臓物吸出し
装置28は真空ポンプ等(図示せず)を利用した
もので、先端の吸出し口29,29′が切断され
た魚体の頭部側に当接する位置に設けられてい
る。
内臓物吸出し装置28の次には向き変換具30
が同じく各列ごとに設けられている。該向き変換
具30は、回転可能な開閉式魚体挾持具23,2
3,…の魚体頭部側の一角が当接しつつ移動し
て、魚体の尾側を前方に向けるよう当該開閉式魚
体挾持具23,23,…の向きを変えるガイド板
により構成されている。従つて開閉式魚体挾持具
23,23,…は当該向き変換具30により、進
行方向横向きから、魚体の尾側が前方となる縦向
きに向き変換される。尚、当該向き変換具30は
前記ガイド板構造に限定されず、開閉式魚体挾持
具23,23,…の取り付け部に直接回動手段を
設けておいてもよいこと勿論である。
続いて魚体の腹部切開用カツター31が設けら
れている。該腹部切開用カツター31は無端コン
ベヤ22の上方を横架し且つ上下動自在な回転軸
32に円板状の切開用カツター33,33,…を
設けたものである。該切開用カツター33,3
3,…は縦向き状態にある各所の魚体の腹部に対
応する位置に取り付けられている。
腹部切開用カツター31の次には骨肉分離カツ
ター34が設けられている。該骨肉分離カツター
34も、前記腹部切開用カツター31と同様、上
下動自在な回転軸35に分離用カツター36,3
6,…を設けたものであるが、該分離用カツター
36,36,…は小間隔で対面させた二枚刃3
7,38よりなる。前記小間隔の寸法は魚肉の中
骨が入る大きさに設定されている。従つて、前記
腹部切開用カツター31で、予備的に切開された
魚体は当該骨肉分離カツター34で、第8図に示
した如く、中骨39と魚肉40とが分離するよう
切開される。図示実施例における中骨除去具を用
いる際の場合の補助的装置であり、中骨除去具に
よつては必ずしも必要な装置ではない。
尚この骨肉分離カツター34の次には、次には
魚肉開き用ガイド41,41,…が設けられてい
る。該魚肉開きガイド41,41,…は二枚のガ
イド板42,43を一組として各列ごとに設けら
れている。そして、基端側は該切開用カツター3
3,33又は前記骨肉分離カツター34の二枚刃
37,38と極接近すると共に、当該二枚刃3
7,38とほぼ同間隔をあけ、進行方向の先端側
に向けて漸次拡開する構成である。従つて、切開
用カツター33,33によつて魚体腹部が切開さ
れた切込部分に魚肉開き用ガイド41,41,の
基端部側が挿入されるか、或いは前記骨肉分離カ
ツター34で中骨39と魚肉40とを分離すると
同時に、当該魚肉開き用ガイド41,41,…の
基端側が中骨39を挾むようにして骨肉の分離面
に挿入する。そして魚体は移動しつつ当該ガイド
板42,43により除々に拡開され、先端におい
て、第9図に示した如く、魚肉40は完全に開き
状態となる。
前記魚肉開き用ガイド41の先端部近傍位置に
は中骨除去具44が設けられている。該中骨除去
具44は無端コンベヤ22を横架し且つ上下動自
在な回転軸45に円板状の中骨挾持具46,4
6,…を設けたものである。該中骨挾持具46,
46,…は外周面にV溝状の挾持部47が形成さ
れている。48は中骨落し具で、中骨除去具44
に並行して設けられており、また49は中骨受け
具で、前記中骨落し具48に並行して設けられて
いる。
当該無端コンベヤ22の先端側反転部50には
魚体表裏反転機構51が設けられている。該魚体
表裏反転機構51は前記反転部50の外側に沿つ
てガイド板52を湾曲形成すると共に、前記反転
部50の内側に真空ポンプ等の吸引手段53を設
け、該吸引手段52の先端吸引部を当該反転部5
0位置にある開閉式魚体挾持具23,23,…の
裏側に当接するよう配設し、魚体を開閉式魚体挾
持具23,23,…に吸付けたまま移動させて、
当該魚体の反転を確実に行なえるよう構成されて
いる。
尚、前記中骨除去具44と魚体表裏反転機51
の間には、開閉式魚体挾持具23,23,…を一
つ置きに180度回転させる回転機構(図示せず)
が設けられており、該回転機構により、尾部前方
の魚体と頭部前方の魚体とが交互に並ぶことにな
る。これにより最終工程で箱詰めする場合に再配
列する必要がなくなる。
上記の如く構成された当該連続魚体処理機2の
作用について説明すると、前記魚体方向付機1か
ら直接にあるいは搬送コンベヤ54を介して送出
されてくる、進行方向横向きの魚体を誘導板55
により開閉式魚体挾持具23,23,…に誘導
し、該開閉式魚体挾持具23,23,…を閉成さ
せることにより、魚体を腹部上向き状態で挾持す
る。そして魚体は移動し、先づ頭尾カツター24
により、開閉式魚体挾持具23,23,…外には
み出た頭部及び尾部が切断され、次いで内臓物吸
出し装置28により内臓物が取り除かれる。次に
向き変換具30により魚体の尾部前方となる向き
に向き変換され、腹部切開用カツター31で先づ
予備的に切開され、更に骨肉分離カツター34に
より中骨39と魚肉40とが分離される。同時に
魚肉開き用ガイド41,41,…の基端側が中骨
39を挾むようにして骨肉の分離面に挿入し、移
動する魚体を除々に開いて、先端において魚肉は
完全に開き状態となる。そして中骨除去具44に
より中骨39も取り除かれる。この中骨39は中
骨挾持具46,46,…の挾持部47に挾持され
て除去されるが、該中骨挾持具46,46,…の
回転によつて中骨落し具に軽く衝当し、中骨受け
具49の中に取り除かれる。次に回転機構(図示
せず)により開閉式魚体挾持具23,23,…は
一つ置きに180度回転させられ、最後に魚体表裏
反転機51によつて、魚体の皮側が上向きとなる
よう反転し、次工程に送出される。
第10図は再配列用コンベヤ3部分の側面図
で、第11図は同再配列用コンベヤ3の平面図、
第12図は第11図のC―C線に沿う断面図であ
る。当該再配列用コンベヤ3は、進行方向両サイ
ドに設けられた無端の搬送部56,56,に、前
記連続魚体処理機2から送出されてくる魚体を受
けて移動する魚体移動板57,57,…を所定間
隔毎に取り付けたものである。該魚体移動板5
7,57,…は前記両サイド方向に腕59,59
が突設されており、搬送部56,56に取り付け
た受け具60,60,…に前記両腕59,59を
載置して、進行方向に対して直交する水平方向に
移動自在に構成されている。そして、前記腕5
9,59の一方の上面に係止ピン61,61,…
が突設されていると共に上枠62,62に該係止
ピン61,61,…が係止するガイド孔63,6
3が穿設されている。該ガイド孔63,63は先
端側反転部64において、互いに離反するよう構
成されている。すなわち、前記腕59,59と受
け具60,60,…と係止ピン61,61,…と
更にガイ孔63,63とにより、魚体移動板5
7,57が進行方向に対して直交する水平方向に
移動自在で且つ先端側反転部64において交互に
逆方向に移動するガイド機構58を構成してい
る。また前記反転部64にはガイド板65との組
合せからなる魚体表裏反転機構66が設けられて
いる。この魚体表裏反転機構66は、前記した連
続魚体処理機2に設けた魚体表裏反転機構51と
同様でもよいし、あるいは、ガイド板65に振動
手段(図示せず)を装備して、これの振動力によ
り魚体の表裏反転を行なつてもよい。
当該再配列用コンベヤ3の作用について説明す
る。前記連続魚体処理機1より送出されてくる、
皮側上向き状態の魚体を魚体移動板57で受けて
移動する。該魚体移動板57は先端側反転部64
近傍にくると、ガイド孔63,63にガイドされ
て、交互に逆方向に移動する。図の実施例では、
これにより4列から8列に再配列される。そし
て、魚体表裏反転機構66により、再び皮側下向
き状態に反転されて、搬送コンベヤ67により次
工程に送出される。
第13図は振動熱湯式皮剥機4の平面図で、第
14図は同側面図である。当該振動熱湯式皮剥機
4は、多数の孔68,68,…を穿設した多孔板
69に回転するワイヤードラム70を近傍対面さ
せ、両者69と70の作る間隙部を魚体の皮剥部
71としたものである。多孔板69は進行方向に
向けて下降する傾斜面に形成されており、基端側
となる上端部に前記多孔板69面上に熱湯を流下
させる熱湯流出部72が設けられている。当該振
動熱湯式皮剥機4の支枠73には振動手段74が
設けられている。同図において75は熱湯供給
口、76は熱湯タンクで、熱湯タンク76は液面
下において前記熱湯流出部72と連通している。
77は皮カス流入口、78は皮カス及び熱湯受け
タンク、79は熱湯排出口、80は皮カス排出
口、81はコイルスプリングである。
当該振動熱湯式皮剥機4の作用について説明す
ると、前記再配列コンベヤ3より送出されてく
る、皮側下向き状態の魚体を皮剥部71に受け
る。そして、魚体はワイヤードラム70の回転に
より移動しつつ、熱湯流出部72より流下してく
る熱湯と接触し、更に振動手段74による振動力
により皮が剥がされ、次工程に送出される。
尚、この振動熱湯式皮剥機4は、加工しようと
する料理の種類によつて必要であつたり不必要で
あつたりする。従つてこの機械は本発明の必須装
置ではなく、必要に応じて組み込んだり、はずし
たりすることの出来るものである。
第15図はシヤワー付ネツトコンベヤ5の側面
図で、第16図は第15図のD−D線断面図を示
す。当該シヤワー付ネツトコンベヤ5は、長尺な
ネツトコンベヤ82に水切り部スペースを介して
数個所にシヤワー装置83,83,…を設けたも
のである。該ネツトコンベヤ82は、同図の実施
例においては上下に四段に形成され、三箇所の反
転部84a,84b,84cには魚体表裏反転機
構85a,85b,85cが設けられている。該
魚体表裏反転機構85a,85b,85cは前記
連続魚体処理機2又は再配列コンベヤ3に設けた
ものと同様のものである。シヤワー装置83は上
下ダブルシヤワー構造に形成されている。そし
て、基端側より順に水洗用シヤワー装置83a、
食塩水シヤワー装置83b、水洗シヤワー装置8
3c、食酸液シヤワー装置83d、再び水洗シヤ
ワー装置83eとして構成されている。各シヤワ
ー装置は貯液タンク86,87,88に連通され
ており、送りポンプ89,89,…により循環利
用できるよう構成されている。各貯液タンク8
6,87,88には瀘過装置(図示せず)を装備
しておくのが望ましい。90は排液用タンクであ
る。更に当該ネツトコンベヤ82の搬送速度は前
記振動熱湯式皮剥機4までの魚体移動速度より僅
かに遅く設定されている。この速度変化により、
前記再配列コンベヤ3で再配列(4列から8列
に)した各魚体間の進行方向における間隔を狭め
ることができるため、当該シヤワー付ネツトコン
ベヤ5におけるシヤワー効率を高めることができ
る。
また、水切部は図示実施例のようにシヤワーの
かからないスペース部分を形成するようにしても
よいが、その他にここに対峙した2本のローラを
設けておき(図示しない)この一対のローラの間
を通過させることにより、水シヤワーでぬれた魚
体をしぼつて水切りしたり、皮下脂肪を流出させ
たりしてもよい。
次に当該シヤワー付ネツトコンベヤ5の作用に
ついて説明すると送出されてくる、剥がされた皮
側の面が下向き状態の魚体をネツトコンベヤ82
に受けて移動する。前記搬送速度の差により各魚
体は進行方向密に詰まり、この状態で各シヤワー
装置の部分を通過する。先づ水洗用シヤワー装置
83aにより魚体が洗浄され、続く水切り部で充
分に水切りがなされる。次に食塩水シヤワー装置
83b及び水洗シヤワー装置83cにより食塩水
洗浄され、再び水切り部を経て食酸液シヤワー装
置83d及び水洗シヤワー装置83eにより酸洗
浄される。ここまで二箇所の反転部84a,84
bを経て、剥ぎ取られた皮側の面が下向き状態の
魚体は、もう一度反転部84cで反転されて剥ぎ
取られた皮側の面が上向き状態となり、次工程に
送出される。
第17図は魚体折り閉じ機6の平面図で、第1
8図は同側面図、第19図イ乃至ニは該折り閉じ
機6の作用説明図を示す。当該折り閉じ機6は、
前記シヤワー付ネツトコンベヤ5から送出されて
くる魚体を受けて移動する開閉式受皿91,91
…を所定間隔ごと無端の搬送部92,92,…に
取り付けたものである。該開閉式受皿91,9
1,…は中央の蝶番93,93,…を介して開方
向に付勢されており、基端側ではフリーの全開状
態にある。そして、該開閉式受皿91,91,…
をその付勢力に抗して鋭角になるまで閉成するガ
イド板94,94,…が進行方向に沿つて設けら
れている。
続いて当該魚体折り閉じ機6の作用について説
明すると、前記シヤワー付ネツトコンベヤ5から
送出されてくる、皮側の面が上向き状態の魚体を
開閉式受皿91,91,…で受けて移動する。該
開閉式受皿91,91,…は、ガイド板94,9
4,…により付勢力に抗して除々に、そして最終
的に鋭角になるまで閉成される。これにより魚体
は皮側の面が内側となつて折り閉じられ、生肉の
ままの棒状魚肉に成型される。
尚、上記実施例においては、シヤワー付ネツト
コンベヤ5で奇数回(図では3回)の反転をし
て、剥き取られた皮側の面が上向き状態になつ
て、次工程の魚体折り閉じ機6に送出する場合を
示したが、第20図に示した如く、魚体折り閉じ
機6の開閉式受皿91,91,…の進行方向を逆
向きにしておき、シヤワー付ネツトコンベヤ5に
おける最後の反転と同時に魚体折り閉じ機6に送
出するよう構成してもよいこと勿論である。同図
において、95は反転部、96は魚体表裏反転機
構、97は搬送コンベヤである。
そして当該棒状魚肉は、当該折り閉じ機6の後
に設けたブレツチング・バターリング部7、殺菌
処理部8、連続急速凍結装置11でそれぞれ、パ
ン粉付着、殺菌処理、凍結処理され、最終的に段
ボール箱配列詰機12により、そのまま箱詰され
る。前記連続魚体処理機2の先端側反転部50の
直前に設けた回転機構(図示せず)により、魚体
は頭部側と頭部側、尾部側と尾部側とが面するよ
う配列されているため、頭部側と頭部側とが面し
た二列を一セツトとしての箱詰が容易である。
叙上のように本発明は、手前より進行方向に向
けて順に魚体方向付機1、連続魚体処理機2、再
配列用コンベヤ3、シヤワー付ネツトコンベヤ
5、魚体折り閉じ機6を配列組合せてなるもの
で、前記魚体方向付機1は、複数並列する魚体縦
向移動路15,15,…の上方位置に、その基端
側と先端側の両側が魚体縦向移動路15,15,
…に連通している魚体投入部18を設けると共に
当該魚体縦向移動路15,15,…の先端には魚
体横向移動路16,16,…を連続に形成し、前
記魚体投入部18と前記両移動路を振動させる振
動手段を装備してなり、前記連続魚体処理機2
は、前記魚体横向移動路16,16,…と同数の
搬送部21,21,…を有する無端コンベヤ22
の当該搬送部21,21,…に前記魚体方向付機
1からの魚体を進行方向横向きに受け入れて移動
する開閉式魚体挾持具23,23,…を所定間隔
ごと回転可能に取り付けると共に、当該無端コン
ベヤ22の基端側に魚体の頭尾カツター24、吸
出し口を切断された魚体の頭部側に当接する内蔵
物吸出し装置28、魚体の尾側を前方に向けるよ
う開閉式魚体挾持具23の向きを変える向き変換
具30、魚体の腹部切開用カツター31、進行方
向の先端側に向けて漸時拡開する魚肉開き用ガイ
ド41,41,…、該魚肉開き用ガイド41,4
1,…の先端部近傍位置には中骨除去具44、当
該無端コンベヤ22の先端側反転部50には魚体
表裏反転機構51をそれぞれ設けてなり、前記再
配列用コンベヤ3は、該連続魚体処理機2から魚
体を受けて移動する魚体移動板57,57,…を
所定間隔ごと搬送部56,56に取り付けると共
に、該搬送部56,56の両サイドにガイド機構
58を設け、該魚体移動板57,57,…を進行
方向に対して直交する水平方向に移動自在で且つ
先端側反転部64において交互に逆方向に移動す
るよう構成し、更に前記無端コンベヤの先端側反
転部64の前方にはガイド板65を配設して魚体
表裏反転機構66を設けてなり、前記シヤワー付
ネツトコンベヤ5は、魚体を受けて移動すると共
に魚体に皮側を上向にする魚体表裏反転機構85
a,85b,85cを有するネツトコンベヤ82
に水切り部スペースを介して数箇所にシヤワー装
置83,83,…を設けてなり、前記魚体折り閉
じ機6は、中央の蝶番93,93,…を介して開
方向に付勢され前記シヤワー付ネツトコンベヤ5
からの魚体を受けて移動する開閉式受皿91,9
1,…を所定間隔ごと搬送部92,92,…に設
けると共に前記付勢力に抗して開閉式受皿91,
91,…を鋭角になるまで閉成して当該皮側を上
向きにした魚体を折り閉じる閉成ガイド板94,
94,…を進行方向に沿設してなるものであるこ
とを特徴とする魚類の連続加工装置である。
従つて、サンマやイワシ等の小形魚類の魚体タ
ンク13に入れ、搬送コンベヤ14等で、本発明
に係る魚類の連続加工装置の最初の工程を司る魚
体方向付機1に投入すれば、魚体自体の部位別重
量差と当該魚体方向付機1の作用により、魚体
は、腹部上向きで進行方向横向状態に方向付けさ
れて次工程に送出される。以後の工程で、先づ連
続魚体処理機2において、魚体の頭部及び尾部の
切断、内臓物除去、魚体開き、中骨除去が自動的
に行なわれ、再配列コンベヤ3で再配列され、必
要な場合には、振動熱湯式皮剥機4により皮剥ぎ
され、シヤワー付ネツトコンベヤ5で洗浄され
る。該シヤワー付ネツトコンベヤ5は搬送速度を
遅く設定してあるため、各魚体が進行方向密に詰
まつた状態で効率よく洗浄され、奇数回の表裏反
転を経て、皮側の面が上向き状態で次工程に送出
される。そして最終工程の魚体折り閉じ機6で、
皮側の面が内側となるよう折り閉じられて、生肉
のままの棒状魚肉に成型される。
すなわち、原形の魚体から前記棒状魚肉の成型
までの全工程を自動的に行なえるため、従来に比
し、作業性に優れ、省力化、加工原価の低減が図
れ、生産性も向上することができる。全自動であ
ることから加工品質も均一で、歩留も高く、更に
は人手が介在することによる従来のような衛生上
の問題もない。また、多穫性の当該小形魚類に
は、人体の血液中のHDLを増加するエイコサペ
ンタエン酸含量が高いにもかかわらず、小形で同
時大量処理が困難であることを理由に、養魚餌料
向けやミール製造用として主に利用され、食料と
しての利用度は以外に低かつたが、本発明によ
り、この健康食品とも言える、多穫性の小形魚の
食料としての利用度を高めることができる。
更に、本発明の装置により製造される製品は、
中骨や皮が除去されているのは勿論、皮側の面が
内側となるよう折り閉じて成型された、生肉のま
まの棒状魚肉であるため、サンマやイワシ等の小
形魚類に対する従来の商品イメージを変えること
ができる。そして食感も魚筋肉そのままの歯触り
とすることができる。すなわち、スタイルのイメ
ージチエンジと食感向上の両方から魚肉商品の付
加価値を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の概略を示す平面図、第2図は
同側面図で、第3図は魚体方向付機の平面図、第
4図は同側面図、第5図は同正面図で、第6図は
連続魚体処理機の平面図、第7図は同側面図で、
第8図は第6図のA―A線断面図、第9図は第6
図のB―B線断面図で、第10図は再配列コンベ
ヤ部分の側面図、第11図は同再配列コンベヤの
平面図、第12図は第11図のC―C線に沿う断
面図で、第13図は振動熱湯式皮剥機の平面図、
第14図は同側面図で、第15図はシヤワー付ネ
ツトコンベヤの側面図、第16図は第15図のD
―D線断面図で、第17図は魚体折り閉じ機の平
面図で、第18図は同側面図、第19図イ乃至ニ
は同折り閉じ機の作用説明図で、第20図はシヤ
ワー付ネツトコンベヤから魚体折り閉じ機への送
出工程の他実施例を示す側面図である。 1…魚体方向付機、2…連続魚体処理機、3…
再配列用コンベヤ、4…振動熱湯式皮剥機、5…
シヤワー付ネツトコンベヤ、6…魚体折り閉じ
機、15…魚体縦向移動路、16…魚体横向移動
路、17…振動手段、21…搬送部、22…無端
コンベヤ、23…開閉式魚体挾持具、24…頭尾
カツター、28…内臓物吸出し装置、29,2
9′…吸出し口、30…向き変換具、31…魚体
の腹部切開用カツター、34…骨肉分離カツタ
ー、37,38…二枚刃、41…魚肉開き用ガイ
ド、44…中骨除去具、50…先端側反転部、5
1…魚体表裏反転機構、56…搬送部、57…魚
体移動板、58…ガイド機構、66……魚体表裏
反転機構、69…多孔板、70…ワイヤードラ
ム、71…皮剥部、72…熱湯流出部、74…振
動手段、82…ネツトコンベヤ、83…シヤワー
装置、85a,85b,85c…魚体表裏反転機
構、91…開閉式受皿、92…搬送部、93……
蝶番、94…ガイド板。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 手前より進行方向に向けて順に魚体方向付
    機、連続魚体処理機、再配列用コンベヤ、シヤワ
    ー付ネツトコンベヤ、魚体折り閉じ機を配列組合
    せてなるもので、 前記魚体方向付機は、複数並列する魚体縦向移
    動路の上方位置に、その基端側と先端側の両側が
    魚体縦向移動路に連通している魚体投入部を設け
    ると共に当該魚体縦向移動路の先端には魚体横向
    移動路を連続に形成し、前記魚体投入部と前記両
    移動路を振動させる振動手段を装備してなり、 前記連続魚体処理機は、前記魚体横向移動路と
    同数の搬送部を有する無端コンベヤの当該搬送部
    に前記魚体方向付機からの魚体を進行方向横向き
    に受け入れて移動する開閉式魚体挾持具を所定間
    隔ごと回転可能に取り付けると共に、当該無端コ
    ンベヤの基端側より順に魚体の頭尾カツター、吸
    出し口を切断された魚体の頭部側に当接する内蔵
    物吸出し装置、魚体の尾側を前方に向けるよう開
    閉式魚体挾持具の向きを変える向き変換具、魚体
    の腹部切開用カツター、進行方向の先端側に向け
    て漸時拡開する魚肉開き用ガイド、該魚肉開き用
    ガイドの先端部近傍位置には中骨除去具、当該無
    端コンベヤの先端側反転部には魚体表裏反転機構
    をそれぞれ設けてなり、 前記再配列用コンベヤは、該連続魚体処理機か
    ら魚体を受けて移動する魚体移動板を所定間隔ご
    と搬送部に取り付けると共に、該搬送部の両サイ
    ドにガイド機構を設け、該魚体移動板を進行方向
    に対して直交する水平方向に移動自在で且つ先端
    側反転部において交互に逆方向に移動するよう構
    成し、更に前記無端コンベヤの先端側反転部の前
    方にはガイド板を配設して魚体表裏反転機構を設
    けてなり、 前記シヤワー付ネツトコンベヤは、魚体を受け
    て移動すると共に魚体の皮側を上向にする魚体表
    裏反転機構を有するネツトコンベヤに水切り部ス
    ペースを介して数箇所にシヤワー装置を設けてな
    り、 前記魚体折り閉じ機は、中央の蝶番を介して開
    方向に付勢され前記シヤワー付ネツトコンベヤか
    らの魚体を受けて移動する開閉式受皿を所定間隔
    ごと搬送部に設けると共に前記付勢力に抗して開
    閉式受皿を鋭角になるまで閉成して当該、皮側を
    上向きにした魚体を折り閉じる閉成ガイド板を進
    行方向に沿設してなる ものであることを特徴とする魚類の連続加工装
    置。
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