JPH0238160Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0238160Y2 JPH0238160Y2 JP1984095829U JP9582984U JPH0238160Y2 JP H0238160 Y2 JPH0238160 Y2 JP H0238160Y2 JP 1984095829 U JP1984095829 U JP 1984095829U JP 9582984 U JP9582984 U JP 9582984U JP H0238160 Y2 JPH0238160 Y2 JP H0238160Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealing plate
- cylinder
- gas
- cylinder body
- layer moving
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
- Filling Or Discharging Of Gas Storage Vessels (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(1) 産業上の利用分野
本考案は安全封板をそなえた小型高圧ガスボン
ベの改良に関し、ボンベ内の異常なガス圧の上昇
時において最も安全かつ確実にガスの排出をおこ
なうとともに製造の容易性ならびに不良品歩留り
率の向上をはかり、しかもコストの低減と強度の
向上をはかることを目的とするものである。
ベの改良に関し、ボンベ内の異常なガス圧の上昇
時において最も安全かつ確実にガスの排出をおこ
なうとともに製造の容易性ならびに不良品歩留り
率の向上をはかり、しかもコストの低減と強度の
向上をはかることを目的とするものである。
(2) 従来の技術
近時消火器における消火薬剤の放射用、あるい
は生ビールの加圧押出し用、さらには病院等にお
ける酸素吸入、車輪交換時に使用する高圧エアマ
ツト等の各種加圧源として高圧ガスボンベの用途
は幅広く認められつつある。
は生ビールの加圧押出し用、さらには病院等にお
ける酸素吸入、車輪交換時に使用する高圧エアマ
ツト等の各種加圧源として高圧ガスボンベの用途
は幅広く認められつつある。
上記した広範囲の利用分野に対応させるべくこ
れまでに種々の考案が提案されている。
れまでに種々の考案が提案されている。
たとえば容量が100c.c.以下の比較的小型のガス
ボンベにおいてはその開口部に金属薄板を溶接し
穿針体による開封を容易にするとともに、未使用
のガスボンベを火中に投下した場合のように周囲
温度の上昇によつて内圧が異常に上昇した場合に
おいては比較的薄肉の封板の部分が外方に膨出し
た後急激に裂傷爆発し、ボンベ自体が不特定な方
向に飛翔したりする危険を回避する目的で封板の
中央に一方の面から他方の面へ向けて局所的な円
錐または円錐台形状の凹部を形成したものが提案
されるに至つた(たとえば実公昭56−34240号)。
ボンベにおいてはその開口部に金属薄板を溶接し
穿針体による開封を容易にするとともに、未使用
のガスボンベを火中に投下した場合のように周囲
温度の上昇によつて内圧が異常に上昇した場合に
おいては比較的薄肉の封板の部分が外方に膨出し
た後急激に裂傷爆発し、ボンベ自体が不特定な方
向に飛翔したりする危険を回避する目的で封板の
中央に一方の面から他方の面へ向けて局所的な円
錐または円錐台形状の凹部を形成したものが提案
されるに至つた(たとえば実公昭56−34240号)。
(3) 考案が解決しようとする問題点
しかし実際には上記した薄板からなる封板中央
の局所的な円錐状をした凹部において、該凹部の
開口面積と底部の肉厚との相対的な関係寸法がき
わめて厳格であり、予定した規格に合致するガス
ボンベを量産的に製造することは著しく困難であ
る。
の局所的な円錐状をした凹部において、該凹部の
開口面積と底部の肉厚との相対的な関係寸法がき
わめて厳格であり、予定した規格に合致するガス
ボンベを量産的に製造することは著しく困難であ
る。
何故ならば小型ガスボンベを基準とした安全封
板として要求される異常な内圧上昇時のガス漏洩
に必要な上記した従来型封板の凹部内径寸法は
0.8mmφ以下であること、さらに該凹部の深さを
差し引いた封板の厚み(凹部の厚み)は0.08mm以
下であること、この2つの条件を満たさない限り
安全封板として十分に機能し得ないことが実験の
結果明らかになつている。
板として要求される異常な内圧上昇時のガス漏洩
に必要な上記した従来型封板の凹部内径寸法は
0.8mmφ以下であること、さらに該凹部の深さを
差し引いた封板の厚み(凹部の厚み)は0.08mm以
下であること、この2つの条件を満たさない限り
安全封板として十分に機能し得ないことが実験の
結果明らかになつている。
したがつてかかる条件を満たす凹部を封板に施
すにあつてはきわめて精緻な技術と熟練を要する
ばかりでなく、ガスボンベ本体に比べれば極端に
薄肉の封板に対して施された上記の部分的な凹部
はまさに極薄肉部であり、これをドリル加工する
場合においては常に一定の凹部を形成した封板を
量産することが難しく、またプレス加工する場合
においても金型加工がきわめて困難であるばかり
でなく、凹部を施した個所が加工硬化したり、あ
るいは塑性変形を生ずる結果所期の安全性を保証
できる封板を歩留りよく量産することはほとんど
不可能である。
すにあつてはきわめて精緻な技術と熟練を要する
ばかりでなく、ガスボンベ本体に比べれば極端に
薄肉の封板に対して施された上記の部分的な凹部
はまさに極薄肉部であり、これをドリル加工する
場合においては常に一定の凹部を形成した封板を
量産することが難しく、またプレス加工する場合
においても金型加工がきわめて困難であるばかり
でなく、凹部を施した個所が加工硬化したり、あ
るいは塑性変形を生ずる結果所期の安全性を保証
できる封板を歩留りよく量産することはほとんど
不可能である。
また封板の材質は一般に鉄であるところから、
たとえば炭酸飲料製造装置に組み込まれ、あるい
は生ビールの押し出し用として用いられた場合に
おいては大気中の含有水分の影響により容易に腐
蝕しやすく、また僅かな腐蝕によつて前記した封
板の局部的な凹部に亀裂を生ずることが多く、そ
の結果徐々にガス漏れするか、又は急激に開口し
て危険をもたらすおそれがある。
たとえば炭酸飲料製造装置に組み込まれ、あるい
は生ビールの押し出し用として用いられた場合に
おいては大気中の含有水分の影響により容易に腐
蝕しやすく、また僅かな腐蝕によつて前記した封
板の局部的な凹部に亀裂を生ずることが多く、そ
の結果徐々にガス漏れするか、又は急激に開口し
て危険をもたらすおそれがある。
(4) 問題点を解決するための手段
そこで本考案は上記した種々の難点を解決すべ
く種々の研究の末案出されたものであつて、具体
的にはボンベ本体および該ボンベの開口面を封止
する封板からなり、該封板にはボンベ本体内圧上
昇時に亀裂を生ずることができる程度の円形の薄
肉部を形成すべく、一方の面から他方の面に向け
て、先端が円柱状をしたポンチによる半抜き加工
により断層状の層移動部を形成したことを特徴と
するものである。
く種々の研究の末案出されたものであつて、具体
的にはボンベ本体および該ボンベの開口面を封止
する封板からなり、該封板にはボンベ本体内圧上
昇時に亀裂を生ずることができる程度の円形の薄
肉部を形成すべく、一方の面から他方の面に向け
て、先端が円柱状をしたポンチによる半抜き加工
により断層状の層移動部を形成したことを特徴と
するものである。
(5) 実施例
以下において本考案の具体的な内容を図示の実
施例をもとにして説明すると、1はボンベ本体、
2はボンベ本体の開口面を封止する軟鋼製の封板
を示す。
施例をもとにして説明すると、1はボンベ本体、
2はボンベ本体の開口面を封止する軟鋼製の封板
を示す。
封板2にはその一方の面から他方の面に向けて
半抜き加工による断層状の層移動部3が形成さ
れ、しかも該層移動部3はその周縁部を薄肉部4
により封板2に連結され、その結果封板2の一側
には有底の円筒状の凹陥部5が形成されている。
半抜き加工による断層状の層移動部3が形成さ
れ、しかも該層移動部3はその周縁部を薄肉部4
により封板2に連結され、その結果封板2の一側
には有底の円筒状の凹陥部5が形成されている。
上記した層移動部3の形成は封板2に対し、先
端が円柱状をしたポンチを利用し、これをプレス
成形加工によりラムを所定のストロークだけ規制
しつつ下降させることにより容易に形成すること
ができる。
端が円柱状をしたポンチを利用し、これをプレス
成形加工によりラムを所定のストロークだけ規制
しつつ下降させることにより容易に形成すること
ができる。
この場合において上記したラムによるプレスの
深さXについては層移動部3周縁の薄肉部4の厚
みtを、ボンベ1内のガス圧が異常に上昇した際
に層移動部3がその周縁の薄肉部4において亀裂
を生ずることにより容易に破られて安全性が確保
できる程度となるように調整して決定する。ここ
に形成された環状の薄肉部4は層移動によりその
結合されている金属組織が脆弱化しているために
比較的容易に亀裂を生じ易くなつている。
深さXについては層移動部3周縁の薄肉部4の厚
みtを、ボンベ1内のガス圧が異常に上昇した際
に層移動部3がその周縁の薄肉部4において亀裂
を生ずることにより容易に破られて安全性が確保
できる程度となるように調整して決定する。ここ
に形成された環状の薄肉部4は層移動によりその
結合されている金属組織が脆弱化しているために
比較的容易に亀裂を生じ易くなつている。
(6) 作用
上記した構成において、ボンベ1内に臨む封板
2の内面はその全面においてボンベ内のガス圧を
常時受容しており、ボンベ内のガス圧が異常に上
昇した際には層移動部3の周縁に存する環状に形
成された薄肉部4の周方向いずれかの個所に亀裂
を生じ、その結果封板1に形成されている有底円
筒状の凹陥部5は底面の周縁部に半周程度の部分
的な線状の隙間を形成し、そこから内部ガスを少
しずつ放出させることができる。
2の内面はその全面においてボンベ内のガス圧を
常時受容しており、ボンベ内のガス圧が異常に上
昇した際には層移動部3の周縁に存する環状に形
成された薄肉部4の周方向いずれかの個所に亀裂
を生じ、その結果封板1に形成されている有底円
筒状の凹陥部5は底面の周縁部に半周程度の部分
的な線状の隙間を形成し、そこから内部ガスを少
しずつ放出させることができる。
(7) 考案の効果
本考案は上記した構成よりなるものであるか
ら、ボンベ内のガス圧が異常に上昇した際に封板
の層移動部3を中心としてその周縁に施された環
状の薄肉部4において、その周方向いずれかの個
所に部分的な線状の亀裂を生じ、ガス圧により層
移動部3を変形させることにより凹陥部5を通じ
て外方にガスを放出する結果ボンベの開口部が急
激に開口して危険をもたらすようなことがない。
ら、ボンベ内のガス圧が異常に上昇した際に封板
の層移動部3を中心としてその周縁に施された環
状の薄肉部4において、その周方向いずれかの個
所に部分的な線状の亀裂を生じ、ガス圧により層
移動部3を変形させることにより凹陥部5を通じ
て外方にガスを放出する結果ボンベの開口部が急
激に開口して危険をもたらすようなことがない。
さらに従来のようなドリル加工あるいはプレス
加工によつて局所的凹部を形成する場合に比べ、
加工が簡単かつ正確であり、金型加工の困難性、
あるいはとくにプレス加工に伴う加工硬化、塑性
変形に伴い、亀裂を生じ難くさせる分だけ余計に
凹部を一層薄肉にしなければならない等の問題を
生ずる余地もなく、常に高精度の機能を発揮する
ことのできる信頼性の高い過圧ガス放出型封板を
歩留りよく量産することができる。
加工によつて局所的凹部を形成する場合に比べ、
加工が簡単かつ正確であり、金型加工の困難性、
あるいはとくにプレス加工に伴う加工硬化、塑性
変形に伴い、亀裂を生じ難くさせる分だけ余計に
凹部を一層薄肉にしなければならない等の問題を
生ずる余地もなく、常に高精度の機能を発揮する
ことのできる信頼性の高い過圧ガス放出型封板を
歩留りよく量産することができる。
第1図は本考案の一実施例をあらわした小型高
圧ガスボンベの要部拡大断面図である。 1……ガスボンベ、2……封板、3……層移動
部、4……薄肉部、5……凹陥部。
圧ガスボンベの要部拡大断面図である。 1……ガスボンベ、2……封板、3……層移動
部、4……薄肉部、5……凹陥部。
Claims (1)
- ボンベ本体および該ボンベの開口面を封止する
封板からなり、該封板にはボンベ本体内圧上昇時
に亀裂を生ずることができる程度の円形の薄肉部
を形成すべく、一方の面から他方の面に向けて、
先端が円柱状をしたポンチによる半抜き加工によ
り断層状の層移動部を形成したことを特徴とする
過圧ガス放出型封板付高圧ガスボンベ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9582984U JPS6111100U (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 過圧ガス放出型封板付高圧ガスボンベ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9582984U JPS6111100U (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 過圧ガス放出型封板付高圧ガスボンベ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6111100U JPS6111100U (ja) | 1986-01-22 |
JPH0238160Y2 true JPH0238160Y2 (ja) | 1990-10-15 |
Family
ID=30655074
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9582984U Granted JPS6111100U (ja) | 1984-06-26 | 1984-06-26 | 過圧ガス放出型封板付高圧ガスボンベ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6111100U (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5843864A (ja) * | 1981-09-10 | 1983-03-14 | Kubota Ltd | 農作業車 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS603439Y2 (ja) * | 1982-02-26 | 1985-01-30 | 宮田工業株式会社 | 安全封板 |
-
1984
- 1984-06-26 JP JP9582984U patent/JPS6111100U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6111100U (ja) | 1986-01-22 |
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