JPH0237755Y2 - - Google Patents

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JPH0237755Y2
JPH0237755Y2 JP4222386U JP4222386U JPH0237755Y2 JP H0237755 Y2 JPH0237755 Y2 JP H0237755Y2 JP 4222386 U JP4222386 U JP 4222386U JP 4222386 U JP4222386 U JP 4222386U JP H0237755 Y2 JPH0237755 Y2 JP H0237755Y2
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lid
winder
opening
container
magnetic plate
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、容器の開口部を蔽い、あるいは開
口するためのシート状の蓋の開閉装置に関するも
のである。
本考案者は、さきに実願昭59−68667号(実開
昭60−179692号)によつて「シート状の蓋」につ
いて出願したが、この考案は上記シート状の蓋に
ついて、特にその開閉装置についての改良に関す
るものである。
(従来技術) この明細書において容器とは、いわゆる入れ物
のみにとゞまらず、たとえば室などのような限ら
れた空間部分のことを広く称するものとする。
第5図および第6図は、上記既出願の「シート
状の蓋」を示し、ビニール製の蓋1はシート状を
呈し、可撓性に富む。蓋1の材料としては、ビニ
ールのほか、テフロン登録商標、樹脂、あるいは
綿布などの適用も可能である。2は蓋1の周囲の
端縁に貼着された帯状の磁気板で、ふつう「ゴム
磁石」と称して、磁石粉を原料ゴムに混練して生
成した合成ゴム板よりなる。合成ゴム板は、時に
天然ゴム板により、または樹脂板によつて代用さ
れることもある。3は容器で、その開口部の頂面
には鋼板製のフランジ4をそなえる。蓋1に貼着
される磁気板2の蓋1の上に占める位置は、フラ
ンジ4の上面との間に生じる磁気作用によつて磁
気板2がフランジ4の上面に吸着されるような位
置とされる。5は巻取機で、走行体6上に取付け
られる。走行体6は歯車として形成されたコロ7
をそなえ、容器3の開口部のフランジ4上に刻設
したラツク8に沿つて、可逆モータ9の動力によ
り、フランジ4の上面に沿つて往復走行する。走
行体6の往復走行に応じて、巻取機5により、蓋
1をロール状に巻取りまたは巻戻すことが可能で
ある。10は巻取機5をフランジ4の上面に押付
けるためのウエイト、11は可逆モータ9に電力
を供給するためのケーブルであり、12は走行の
終端位置を規制するためのリミツトスイツチであ
る。
上記の構成よりなる容器の蓋の開閉装置は、簡
単な構造と容易な操作により、密閉度の高い開閉
を容器に対して行うことができてきわめて便利で
あるが、なお下記の問題点がある。すなわち、そ
の一つは、第5図の巻取機5を容器3のフランジ
4上に走行転動せしめて蓋1巻取り・巻戻しを行
う場合、開作動の矢印方向に走行して巻取作業を
行う場合は別に問題はないが、閉作動の矢印方向
の走行によつて巻戻し作業を行う場合、走行に応
じて回転せしめられる巻取機5の回転が走行体6
の走行距離を上回り、巻取機5上の蓋1が緩み勝
手に巻き戻されて作業が円滑に行われないという
不具合が発生する。
また、その二の問題として、蓋1を巻戻して蓋
を被せる場合、蓋1が巻取機5から離れた瞬間
に、その中央部が中だるみの状態となることが挙
げられる。磁気板2は、上記の中だるみ現象を防
止することも効果の一つとして期待されたところ
であるが、磁気板2の吸着以前に上記中だるみが
発生し、中だるみの状態のまゝで磁気板2による
吸着が行われることになつて、磁気板2は蓋1の
中だるみを防止するうえではなんらの貢献もしな
いことになり、極端な場合、磁気板2がフランジ
4の上面から外れて蓋全体が容器内に落下すると
いう事態の発生さえ予想される。
(考案の目的) この考案は、上記従来装置の問題点にかんがみ
てなされたもので、巻取機による蓋の巻取方向の
作動が円滑に行われることは勿論、蓋の巻戻し方
向の作動に関しても円滑に行われるとともに、蓋
の巻戻しおよび巻取の操作中に蓋の中だるみを簡
単な構成の付加によつて防止することのできるシ
ート状の蓋の開閉装置を現することを目的として
なされたものである。
(考案の構成) この考案は、上記の目的を達成するための手段
として、容器の開口部に可撓性のあるシート状の
蓋を被せ、その蓋の周囲の端縁に沿つて帯状の磁
気板を設け、該磁気板が容器の開口部の頂面との
間に生じる磁気作用により蓋の厚みを挾んで該頂
面に吸着することによつて容器の開口部を密閉す
るシート状の蓋の開閉装置において、蓋の巻取
り・巻戻しのための巻取機と、磁気板の巻取り・
巻戻しのための巻取機とをそれぞれ別個に設け、
上記の各巻取機はいずれも容器の開口部の頂面に
沿つて往復移動する走行体に取付けられ、しかも
その走行体の取付関係位置を各巻取機が巻戻し行
程のとき蓋の巻取機が先行し磁気板の巻取機が従
行する関係位置とせられ、蓋が巻取機から巻戻さ
れあるいは巻取られるときの蓋の巻取機に近い部
分のたるみによる下垂を防止するために蓋の下面
を支持するための支持部材を上記走行体に付設し
たことを特徴とする。
(実施例) つぎに本案装置の一実施例を図面に基いて具体
的に説明する。第1図〜第4図において、13は
ビニール製のシート状の蓋で、巻取機14に巻取
られる。15および16は帯状の磁気板で、巻取
機17および18にそれぞれ巻取られる。巻取機
14と、巻取機17および18とは、それぞれ別
個に設けられ、いずれも走行体6上に取付けられ
る。しかもその取付の関係位置を、各巻取機が巻
戻し行程のとき巻取機14が先行して巻取機1
7,18がそのあとから従行する関係位置とされ
る。すなわち、このような関係位置とすることに
よつて、蓋13がまず開口部の頂面に広げられ、
そのあとから磁気板を載せて行く順序となる。巻
取のときはその逆順となり、まず磁気板を巻取つ
たのち、蓋13が巻取られることになる。走行体
6がコロ7により、フランジ4上のラツク8に沿
つて走行することは、先願技術のものと同等であ
る。コロ7の回転駆動は可逆モータ9により行わ
れる。
19は巻取機14を駆動するための可逆式のモ
ータであり、20は巻取機17,18を駆動する
ための可逆式のモータで、いずれも走行体6上に
取付けられる。
21は支持板で、蓋13が巻取機14から巻戻
されあるいは巻取られるときの蓋の巻取機に近い
部分のたるみによる下垂を防止するために設けら
れ、走行体6に付設される。第4図は支持板21
の異なる実施態様を示すもので、a図のものは網
目状に構成した例であり、b図のものは薄板状に
構成したものである。その保有機能の特質上、厚
みが薄くて軽いものが選ばれ、かつビニールなど
の蓋の“だれ”が、容器の中央部において大きく
なる傾向のあることから、図示のように舌状形の
ものが好適とされる。
22はウエブガイダーで、第3図a,bに示す
ように、巻取機14から巻戻される蓋13の途中
に設けられ、左右一対のウエブガイダー22によ
つて蓋13の両端を強く引張ることにより、蓋1
3のたるむことを防止するために設けられる。す
なわち、巻取機14によつて蓋13を巻取るとき
には、ウエブガイダー22の斜めに取付けた一対
の回転体が蓋13の両端を挾んで強く外方に引張
ることによつて、巻取機14上に“しわ”のない
状態で蓋13を巻取るように機能し、反対に巻戻
しのときには、一対の回転体は自動的に蓋13の
表面から離間して、正常に巻取機14上に緊張状
態で収納されている蓋13をそのまゝの状態で容
器のフランジ4上に載置するように機能する。ウ
エブガイダー22を設けると、支持板21の作用
と相俟つて、蓋13の巾が可なり広い場合にも、
蓋の中だるみを防止するうえに一層効果がある。
(考案の効果) この考案は以上のように構成されるので、巻取
機による蓋の巻取方向の作動が円滑に行われるこ
とは勿論、蓋の巻戻し方向の作動に関しても円滑
に行われるとともに、蓋の巻戻しおよび巻取の操
作中に蓋の中だるみが生じることを簡単な構成の
付加によつて防止することができるという効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案装置の一実施例の斜視図、第2図
はその平面図、第3図aはその要部を拡大して示
す断面図、第3図bは第3図aの−線におけ
る断面図、第4図aおよびbはいずれも本案装置
のそなえる支持板のそれぞれ異なる実施例の斜視
図、第5図は従来装置の斜視図、第6図はその横
断面図である。 1,13……蓋、2,15,16……磁気板、
3……容器、4……フランジ、5,14,17,
18……巻取機、6……走行体、7……コロ、8
……ラツク、9……可逆モータ、11……ケーブ
ル、19,20……モータ、21,21a,21
b……支持板、22……ウエブガイダー。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 容器の開口部に可撓性のあるシート状の蓋を被
    せ、その蓋の周囲の端縁に沿つて帯状の磁気板を
    設け、該磁気板が容器の開口部の頂面との間に生
    じる磁気作用により蓋の厚みを挾んで該頂面に吸
    着することによつて容器の開口部を密閉するシー
    ト状の蓋の開閉装置において、蓋の巻取り・巻戻
    しのための巻取機と、磁気板の巻取り・巻戻しの
    ための巻取機とをそれぞれ別個に設け、上記の各
    巻取機はいずれも容器の開口部の頂面に沿つて往
    復移動する走行体に取付けられ、しかもその走行
    体上の取付関係位置を各巻取機が巻戻し行程のと
    き蓋の巻取機が先行し磁気板の巻取機が従行する
    関係位置とせられ、蓋が巻取機から巻戻されある
    いは巻取られるときの蓋の巻取機に近い部分のた
    るみによる下垂を防止するために蓋の下面を支持
    するための支持部材を上記走行体に付設したこと
    を特徴とするシート状の蓋の開閉装置。
JP4222386U 1986-03-22 1986-03-22 Expired JPH0237755Y2 (ja)

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JP4222386U JPH0237755Y2 (ja) 1986-03-22 1986-03-22

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JP4222386U JPH0237755Y2 (ja) 1986-03-22 1986-03-22

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JPS62152992U JPS62152992U (ja) 1987-09-28
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