JPH0237460Y2 - - Google Patents

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JPH0237460Y2
JPH0237460Y2 JP16542184U JP16542184U JPH0237460Y2 JP H0237460 Y2 JPH0237460 Y2 JP H0237460Y2 JP 16542184 U JP16542184 U JP 16542184U JP 16542184 U JP16542184 U JP 16542184U JP H0237460 Y2 JPH0237460 Y2 JP H0237460Y2
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JP
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punch
holder
long groove
cage
punching
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JP16542184U
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  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)
  • Punching Or Piercing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ジヨイント用ケージ材にケージ窓を
打ち抜くためのパンチをホルダへ取り付けるため
の構造に関する。
〔従来の技術〕
例えば、前輪駆動自動車の前輪軸系には、等速
ジヨイントを用いるが、この等速ジヨイントは、
第16図に示すごとく、ツエツパ外輪1とツエツ
パ内輪2との間に介装される複数のボール3を収
納するケージ4をそなえている。
なお、第16図中の符号5はブーツ、6はブー
ツバンド、7はクリツプを示している。
ところで、このような等速ジヨイント用ケージ
4には、ボール収納用のケージ窓を形成する必要
があり、通常はケージ材としてのワークをパンチ
で打ち抜くようにしてケージ窓を形成して、ケー
ジ4を製造している。
そして、このようなケージ窓打抜き用プレス装
置としては、第4〜9図に示すようなものがあ
り、このプレス装置のホルダ8にケージ窓打抜き
用パンチ9が取り付けられている。
また、パンチ9には、そのホルダ8への取付け
位置を決めるため、突部9aが形成されており、
この突部9aがホルダ8に形成された凹所8aに
嵌合されるようになつている。
なお、パンチ9がホルダ凹所8aに嵌合された
状態で、パンチ9の姿勢が一義的に定まるよう
に、パンチ9はその突部9aが符号Aで示す部分
(これを「インロウ部」という)で凹所8aにス
キマ嵌めされるよう、突部9aや凹所8aの形状
や寸法が決定されている。
そして、上記のようにしてホルダ8の凹所8a
に嵌合されたパンチ9はボルト10を介しホルダ
8に固定される。
次に、このような取付け構造のプレス装置を用
いて、ケージ窓を打ち抜くには、第4〜7,10
図に示すように、ワーク押しとしてのコレツト1
1を用いて、ケージとなるべきワーク(ケージ
材)4′をダイ12上に載置する。
その後は、パンチ9付きのホルダ8を第11図
の示すように下降させてケージ窓4′aを打ち抜
いてから、第12図に示すようにホルダ8を上昇
させる。これによりケージ窓打抜き作業が完了す
る。
なお、上記のようなインロウタイプのパンチ9
を用いる代わりに、第13〜15図に示すような
キータイプのパンチ9′を用いたものも提案され
ている。
すなわち、この場合は、ホルダ8にキー溝8b
を形成し、パンチ9′にこのキー溝8bに係合す
るキー9′aを形成して、パンチ9′のキー9′a
をホルダ8のキー溝8bに係合させるようにし
て、パンチ9′をホルダ8に取り付け、その後ボ
ルト10を用いて締付けるようにする。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上述のような従来のパンチの取
付け構造では、応力集中や面圧力過多によつて、
第8,15図に示すごとく、インロウ部の付根部
やキー付根部から割れが生じたり、この割れの発
生時に、ホルダ受面にキズが付き、使用できなく
なつたり、ダイ12にパンチ9,9′が噛み込ん
でダイ12が破損したりするという問題点があ
る。
本考案は、このような問題点を解決しようとす
るもので、応力集中等によるパンチ割れを生じさ
せないようにした、ケージ窓打抜き用パンチの取
付け構造を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
このため、本考案のケージ窓打抜き用パンチの
取付け構造は、ジヨイント用ケージ材にケージ窓
を打ち抜くためのパンチと、同パンチを装着する
ホルダとをそなえ、上記パンチの基端部を嵌合さ
せる長溝が、同長溝の長手方向と交叉する方向へ
の上記パンチの移動を拘束しうるように上記ホル
ダに形成されて、同長溝に嵌合された上記パンチ
を同長溝の長手方向における所要位置で上記ホル
ダに位置決めして固定すべく、上記パンチが上記
長溝内へ突出するボルトに螺合して上記ホルダに
固定されたことを特徴としている。
〔作用〕
上述の本考案のケージ窓打抜き用パンチの取付
け構造では、パンチの取付け位置が、長溝とボル
トとによつて決められるので、従来のようなイン
ロウ部やキーを廃止することができ、これにより
受圧面積を増すことができるのであり、その結果
応力集中等に基づくパンチ割れが生じにくくな
る。
〔実施例〕
以下、図面により本考案の一実施例としてのケ
ージ窓打抜き用パンチの取付け構造について説明
すると、第1図はその要部を第7図に対応させて
示す断面図、第2図はその要部を第6図に対応さ
せて示す第1図の−矢視線に沿う断面図であ
り、第3図a〜cはいずれもそのパンチを示すも
ので、第3図aはその平面図、第3図bはその正
面図、第3図cはその側面図であり、、第1〜3
図中、第4〜16図と同じ符号はほぼ同様の部分
を示している。
本実施例の場合も、第1,2図に示すごとく、
等速ジヨイント用ケージ材としてのワーク4′に
ケージ窓を打ち抜くためのパンチ91が、ホルダ
81に取り付けられるようになつているが、パン
チ91のホルダ81への取り付け方が従来とは異
なる。すなわち、ホルダ81のワーク4′に対向
する下面には、両端開放の長溝82が形成されて
いる。。そしてこの長溝82に、パンチ91の基
端部91aが嵌合するようになつており、このよ
うにパンチ91の基端部91aがホルダ81の長
溝82に嵌合することによつて、この長溝82の
長手方向と交叉(直交)する方向へのパンチ91
の移動を拘束しうるようになつている。
この場合、パンチ91の基端部91aの上部構
造は、従来のようにスキマ嵌めされるべき突部を
もつ構造ではなく(即ちこれはインロウ部を取り
除いたことを意味する)、平面的である[第3図
a〜c参照]。これにより、パンチ91の長溝8
2に対する受圧面積を大きくすることができ、パ
ンチ91が割れることを十分に防止することがで
きる。このことは従来構造のものでは単位面積
(mm2)あたりに受ける力(Kg)が、200Kg/mm2であ
つたものが、本構造のものでは、120Kg/mm2にな
ることからも容易に理解できる。
また、ホルダ81には、これを貫通し長溝82
に一端が開口するボルト孔83が形成されてお
り、、このボルト孔83にボルト(リーマボルト)
10′が挿通されるようになつている。
なお、ボルト孔83は、従来のそれよりも細く
形成され、挿通されるべきボルト10′の径とほ
ぼ同じに設定されている。
さらに、パンチ91の基端部上面には、第1〜
3図に示すごとく、ボルト10′と螺合すべき雌
ねじ孔92が形成されている。
上述の構成により、ボルト10′をパンチ91
の雌ねじ孔92に螺合させてゆくことにより、パ
ンチ91をホルダ81の長溝82に嵌めた状態で
固定することができる。これにより長溝82に嵌
合されたパンチ91を長溝82の長手方向におけ
る所要位置でホルダ81に位置決めして固定する
ことができる。このように長溝82の長手方向に
おける位置決め(この位置決めに際してはボルト
孔83とボルト10′とのスキマ程度の誤差は許
容される)を、ボルト10′にて行なうことがで
きるので、取付けのための自由度がインロウ部や
キーを介して取り付けていた従来のものに比べる
と大きくなる。
また、本実施例の構造では、従来必要であつた
インロウ部やキーを廃止して受圧面積を増すこと
ができるので、パンチ91の割れやホルダ81お
よびダイ12の損傷率をきわめて少なくすること
ができる。これはこれらの部材91,81,12
の寿命を延ばすことができることを意味し、した
がつて1個のケージを生産するのに要するコスト
を大幅に低減できるのである。
参考のため、従来構造による各種部品の寿命と
本構造による各種部品の寿命とを比較すると、パ
ンチおよびホルダは、従来のものでは500〜5000
個(平均2000個)の打抜きで寿命がくるのに対
し、本構造では10000個の打抜きにも耐えること
ができる。また、ダイは、従来のものでは上記の
パンチやホルダと同様やはり500〜5000個(平均
2000個)の打抜きで寿命がくるのに対し、本構造
では、40000個の打抜きにも耐えることができる。
なお、第1図に鎖線で示す部分は、従来のホル
ダ凹所8aの位置を示す。
〔考案の効果〕
以上詳述したように、本考案のケージ窓打抜き
用パンチの取付け構造によれば、ジヨイント用ケ
ージ材にケージ窓を打ち抜くためのパンチと、同
パンチを装着するホルダとをそなえ、上記パンチ
の基端部を嵌合させる長溝が、同長溝の長手方向
と交叉する方向への上記パンチの移動を拘束しう
るように上記ホルダに形成されて、同長溝に嵌合
された上記パンチを同長溝の長手方向における所
要位置で上記ホルダに位置決めして固定すべく、
上記パンチが上記長溝内へ突出するボルトに螺合
して上記ホルダに固定されるという簡素な構成
で、応力集中等によるパンチ割れやこれに伴う各
部の破損事故をきわめて少なくすることができ、
これにより長寿命化ひいてはケージ生産コストの
低廉化におおいに寄与しうる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜3図は本考案の一実施例としてのケージ
窓打抜き用パンチの取付け構造を示すもので、第
1図はその要部を第7図に対応させて示す断面
図、第2図はその要部を第6図に対応させて示す
第1図の−矢視線に沿う断面図であり、第3
図a〜cはいずれもそのパンチを示すもので、第
3図aはその平面図、第3図bはその正面図、第
3図cはその側面図であり、第4〜12図は従来
のケージ窓打抜き用パンチの取付け構造を示すも
ので、第4図は上記従来構造を有するプレス装置
を模式的に示す部分側面図、第5図は同プレス装
置を模式的に示す部分正面図、第6図は第4図の
部を拡大して示す断面図、第7図は第6図の
−矢視線に沿う断面図であり、第8,9図はそ
のパンチを示すもので、第8図はその斜視図、第
9図aはその平面図、第9図bはその正面図、第
9図cはその側面図であり、、第10〜12図は
それぞれ上記プレス装置を用いたケージ窓の打抜
き工程を説明するための模式図であり、第13〜
15図は従来の他のケージ窓打抜き用パンチの取
付け構造を示すもので、第13図および第14図
はそれぞれそのキータイプパンチのホルダへの取
付け状態を説明するための模式図、第15図はそ
のパンチを示す斜視図であり、第16図は自動車
用等速ジヨイントの分解斜視図である。 4′……ケージ材としてのワーク、10′……ボ
ルト、11……コレツト、12……ダイ、81…
…ホルダ、82……長溝、83……ボルト孔、9
1……パンチ、91a……パンチ基端部、92…
…雌ねじ孔。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ジヨイント用ケージ材にケージ窓を打ち抜くた
    めのパンチと、同パンチを装着するホルダとをそ
    なえ、上記パンチの基端部を嵌合させる長溝が、
    同長溝の長手方向と交叉する方向への上記パンチ
    の移動を拘束しうるように上記ホルダに形成され
    て、同長溝に嵌合された上記パンチを同長溝の長
    手方向における所要位置で上記ホルダに位置決め
    して固定すべく、上記パンチが上記長溝内へ突出
    するボルトに螺合して上記ホルダに固定されたこ
    とを特徴とする、ケージ窓打抜き用パンチの取付
    け構造。
JP16542184U 1984-10-31 1984-10-31 Expired JPH0237460Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16542184U JPH0237460Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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JP16542184U JPH0237460Y2 (ja) 1984-10-31 1984-10-31

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