JPH0237334A - 焦点板用金型とその製造方法 - Google Patents

焦点板用金型とその製造方法

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JPH0237334A
JPH0237334A JP18763688A JP18763688A JPH0237334A JP H0237334 A JPH0237334 A JP H0237334A JP 18763688 A JP18763688 A JP 18763688A JP 18763688 A JP18763688 A JP 18763688A JP H0237334 A JPH0237334 A JP H0237334A
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JP
Japan
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mold
valleys
regular
relief
pyramid
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Pending
Application number
JP18763688A
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English (en)
Inventor
Masaki Shirakawa
白川 正樹
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カメラ等の光学機械の焦点板を製造するため
の焦点板用金型とその製造方法に関する。
〔従来の技術〕
カメラ等の光学機械の焦点板を製造する方法やそのため
の金型としては、特開昭61 120128号公報に開示された技術がある。
かかる技術は、金属板の表面に角錐状の規則的な凹凸レ
リーフを加工し、その表面にサテン状の電気メッキを行
うことにより各角錐をレンズ面となした後、さらに電気
メッキを施して得た表面形状を転写面として光学素材に
転写する方法である。
上記方法によれば、角錐状の凹凸レリーフは電気メッキ
のスムージングパワーにより角錐頂部及び稜面部の角が
丸められ、微小レンズレリーフとなる。従って、かかる
微小レンズレリーフを転写した焦点板は、その微小レン
ズによって光の拡散作用が得られる。又、レンズ面に形
成されたサテン状のレリーフも光の拡散作用が得られる
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術により製造される焦点板用金型は、微小レ
ンズの集合体よりなる拡散レリーフを有するが、かかる
微小レンズ群における互に隣接する微小レンズ間の谷部
がエツジ状(非円滑状態)となっているために、各微小
レンズ間の谷部を通る光が大きく拡散し、その部分が黒
点状のムラを生ずるという大きな問題点があった。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みなされたもので
あって、微小レンズ状レリーフにおける各微小レンズ間
の谷部を通る光の拡散を小さく抑え、従来のような黒点
状のムラが生じない焦点板を転写しうるようにした焦点
板用金型とその製造方法を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段] 本発明に係る焦点板用金型は、型表面に、滑らかな多数
の規則的な凹凸の球状面を形成するとともに、前記多数
の球状面の各谷部を滑らかな状態に形成して構成したも
のである。
又、本発明に係る焦点板用金型の製造方法は、金属板の
表面に角錐状の規則的な凹凸レリーフを加工し、その表
面に平滑作用のない添加剤を含有するサテン状硫酸酸性
銅電気メッキを行うことにより各角錐状の凹凸レリーフ
を多数の規則的な凹凸の球状面となした後、さらに平滑
作用のない添加剤を含有する硫酸酸性ニッケル電気メッ
キを施すとともにそのメッキ層の上に平滑作用を存する
添加剤を含有する硫酸酸性ニッケル電気メッキを施して
成形面を形成する方法である。
〔作 用〕
上記構成の焦点板用金型を用いて焦点板を製作すれば、
多数の球状面(レンズ面)の各谷部がエツジ状ではな(
滑らかな面状態の焦点板を得ることができ、谷部を通る
光の散乱を小さくして黒点状のムラの生じない焦点板を
成形することができる。又、本発明に係る製造方法によ
れば、上記焦点板を成形しうる焦点板用金型を容易に製
造することができる。
〔実施例〕
以下、必要に応じて図面を用いつつ本発明の実施例につ
いて詳細に説明する。
(第1実施例) 第1図a、  b、  c、  dは、本発明に係る焦
点板用金型を製造する工程を示す説明図である。以下、
第1図を用いて本発明に係る焦点板用金型の製造方法の
第1実施例について説明する。
〈第1工程〉 まず、第1図a、第2図にて示すように、金属板よりな
るベースlの表面に機械加工にて角錐状の規則的な凹凸
レリーフ2を形成す゛る。この角錐状の凹凸レリーフ2
は、ピッチ15μm、a面となす角度を30°とした6
角錐3と3角錐4との組合せにて形成しである。角錐状
の凹凸レリーフ2は、研削盤等を用いてダイヤモンドバ
イトで容易に加工できるものであり、近年のように高精
度加工技術が進展した現状においては、第2図にて示す
ごとき簡単な3本の直線の組合せによる角錐の機械加工
は容易かつ高精度に加工できる。
〈第2工程〉 次に、第1図すにて示すように、上記工程にて加工形成
した角錐状の規則的な凹凸レリーフ2にサテン状酸性銅
メッキ浴にてサテン状メッキ層(銅メッキ層)5を形成
する0本工程においては、電気メッキのスムージングパ
ワーにより角錐状の凹凸レリーフ2の角錐頂部及び稜線
部の角が丸められてレンズ状となり、しかもその表面に
は極めて微細な凹凸面を有する銅のメッキ層5が形成さ
れる。本工程の銅メッキは、メッキ液lN当り硫酸銅(
含5Hz O) 115gr、硫酸210gr、塩素イ
オン30■とを基礎硫酸銅メッキ浴とし、基礎添加剤と
してキュートロニクスA(商品名)を20d、キュート
ロニクス(商品名)Bを18mff1使用し、浴温度2
8°Cで空気攪拌を行いながらメッキを行った。
〈第3工程〉 次に第1図Cにて示すように、前工程にてメッキ処理し
た銅メッキ層5の上に平滑作用(レベリング作用)を有
しない添加剤を含有する硫酸酸性ニッケル電気メッキ浴
にてメッキを行い、ニッケルメッキ層6を形成する0本
工程のニッケルメッキを施すことにより、前工程の銅メ
ッキにて形成されたレンズ面状の橿めて微細な凹凸レリ
ーフがなだらかな起伏の凹凸レリーフに整形される0本
工程にて形成されるニッケルメッキ層6においては、前
工程の銅メッキ層5の形状が多少残るが、微小なレンズ
面形状は球面形状に近い形状となる。
しかしながら、本工程を経て得られた微小レンズ群は、
各微小レンズ間の谷部7が第1図Cにて示すようにエツ
ジがきつく残った状態となっている。
本工程のニッケルメッキは、メッキ液12当り硫酸ニッ
ケル(含6 Hz O) 250gr、塩化−’−ッケ
ル(含6 Hz O) 75gr、ホウ酸40grを基
礎ニッケル浴とし、電解質のPH値を4.4〜4.6に
保ち浴温度を48°C〜52°Cとし、液を攪拌せずに
カソードロンキング法によってメッキした。又、本工程
のニッケルメッキは、添加剤としてスルフォン酸末を用
いた。
く第4工程〉 本工程では、前工程にてメッキ処理されたニッケルメッ
キ層6上に、さらに平滑作用を存する添加剤を含有する
硫酸酸性ニッケル電気メッキ浴にてメッキを行い、最終
ニッケルメッキ層8を施す。
本工程のニッケルメッキ処理にて、微小レンズ間の谷部
7のエツジが埋められて滑らかな形状に整形される。即
ち、本工程のメ・7キ処理工程においては、添加剤がメ
ッキ浴中に被メッキ体の凹部に少なく、凸部に多く分布
するため、凸部の過電圧が大となり、電流が凹所に集中
する。そのために、メッキ析出速度は凹所が速くなり、
その結果得られる平滑作用により、隣接する微小レンズ
間の谷間が滑らかな曲線状に緩和されて上述のように微
小レンズ間の谷部7の工・ンジが埋められて滑らかな形
状に整形されるのである。
本工程のニッケルメッキ処理工程においては、添加剤と
してメッキ液li!当りに1次光沢剤としてニクスター
1000 (商品名)を20d、2次光沢剤としてニク
ズク−2000(商品名)を1.5−メッキ液に加えて
メッキを行った。なお、ニッケルメッキ光沢剤を加えた
ニッケルメッキによるレベリング効果は、電気メッキ時
の電解電流密度の大小によって調整可能である。
以上の工程を経て、最終製品である焦点板製造用金型1
0が得られる。そして、上記工程にて製造された焦点板
製造用金型10を原型として光学素材である透明な光学
プラスチックに転写することにより、第3図にて示すご
とき微小レンズ状レリーフ(凹凸レリーフ)1】を有す
る所要の焦点板12を得ることができるものである。第
4図は、本実施例の方法により製作した焦点板製造用金
型10を用いて得られた焦点板12の光散乱特性を示す
説明図である。本実施例の金型10は、第4工程にて微
小レンズ間の谷部が滑らかな形状に整形されているので
、かかる金型10を用いて製作した焦点板12の微小レ
ンズ状レリーフ11における微小レンズ間の谷部13を
通る光14は、谷部13により比較的狭い角度βで散乱
されることになる。従って、微小レンズ間の谷部を通る
光14の散乱は小さく抑えられるので明るくなり、その
結果、従来生じていたような黒点状のムラの発生をなく
すことができるのである。なお、15で示すのは散乱光
である。
上記効果は、第5図に示す焦点Fi12 aと比較すれ
ばより明白となる。即ち、第5図にて示す焦点板12a
は、本実施例の第2工程のサテン状の電気メッキを行う
ことにより得られた焦点板製造用金型を用いて転写した
焦点+Ii 12 aの光散乱特性を示す図であるが、
図に示すように1.この場合は、微小レンズ状レリーフ
llaの微小レンズ間の谷部13aがきついエツジとな
っているために谷部13aによって光線14が大きな角
度αで散乱されることになり、従ってその部分が黒点状
のムラを生ずることとなる。この焦点板12aは、従来
技術の製造用型にて転写されたものと同様のものである
ところから、本実施例は、かかる従来技術の問題点を解
決することができるものである。
なお、15aで示すのは散乱光である。
なお、上記本実施例の製造工程にてメッキ成形された型
表面のレリーフパターンはそのまま転写型として使用す
ることができるものであるが、電鋳法を利用して、レリ
ーフパターンを反転させた型を作り、これを光学プラス
チックに転写することもできる。この場合、レリーフの
凹凸が逆になるが、性能は同じである。又、同様にメッ
キされたレリーフパターンを転写型として使用して得ら
れた焦点板を電鋳法を利用して反転させた型を作り、こ
れを光学プラスチックに転写することもできる。これら
電鋳法による型の製造法により、1つのメッキされたレ
リーフパターンをもつ型から複数の同様なレリーフパタ
ーンをもつ型を容易に作ることができるものである。
又、本実施例においては、ベース1に機械加工する角錐
状の凹凸レリーフ2を任意に設定できるとともに、角錐
の角度、メッキの膜厚等を任意に選択して目的に応じた
特性の焦点板製造用金型10を得ることができる。又、
角錐状の凹凸レリーフ2にメッキ処理を施す際のメッキ
浴の組成とメッキ方法とを選択して歩留りのよいメッキ
を行うことができる。
(第2実施例) 第6図は、本発明に係る焦点板用金型IOの第2の実施
例を示すものである0本実施例の特徴は、第1実施例の
製造工程における第3工程(第1図C参照)において、
ニッケルメッキ層6の厚さを第1実施例の場合よりも薄
いメッキ層6aに形成して構成した点である。その他の
構成は第1実施例と同様であるので、同一構成部には同
一符号を付して説明を省略する。又、製造方法(製造工
程)は第1実施例と同様であるので、その説明を省略す
る。
本実施例によれば、メッキ処理時間の短縮化が図れる利
点がある。その他の効果は第1実施例と同様であるので
、その説明を省略する。
〔発明の効果] 以上のように、本発明に係る焦点板用金型によれば、微
小レンズ状レリーフにおける微小レンズ間の谷部を通る
光の散乱を小さく抑え、黒点状のムラの生じない焦点板
を転写製作することができる。又、本発明に係る製造方
法によれば、上記焦点板用金型を容易に製作できる効果
がある。
【図面の簡単な説明】
第1図a、  b、  c、  dは、本発明に係る金
型製造方法の1実施例の製造工程を示す説明図、第2図
は、第1図aの工程における金型表面の凹凸レリーフを
示す説明図、 第3図は、本発明に係る金型の1実施例を示す側面図、 第4図、第5図は、本発明に係る金型の光散乱特性を説
明するための作用説明図、 第6図は、本発明に係る金型の第2実施例を示す断面図
である。 1・・・ベース(金属板) 2・・・角錐状の凹凸レリーフ 5・・・サテン状メッキ層 6・・・ニッケルメッキ層 7・・・微小レンズ間の谷部 8・・・最終ニッケルメッキ層 第1図 特許出願人  オリンパス光学工業株式会社0・・・M
Hニッグルノン千増

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)型表面に、滑らかな多数の規則的な凹凸の球状面
    を形成するとともに、前記多数の球状面の各谷部を滑ら
    かな状態に形成したことを特徴とする焦点板用金型。
  2. (2)金属板の表面に角錐状の規則的な凹凸レリーフを
    加工し、その表面に平滑作用のない添加剤を含有するサ
    テン状硫酸酸性銅電気メッキを行うことにより各角錐状
    の凹凸レリーフを多数の規則的な凹凸の球状面となした
    後、さらに平滑作用のない添加剤を含有する硫酸酸性ニ
    ッケル電気メッキを施すとともにそのメッキ層の上に平
    滑作用を有する添加剤を含有する硫酸酸性ニッケル電気
    メッキを施して成形面を形成することを特徴とする焦点
    板用金型の製造方法。
JP18763688A 1988-07-27 1988-07-27 焦点板用金型とその製造方法 Pending JPH0237334A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001133614A (ja) * 1999-10-29 2001-05-18 Hitachi Chem Co Ltd 拡散反射板及びその転写原型、その製造方法及びそれを用いたベースフィルム、転写フィルム、並びにこれらを用いた拡散反射板の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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