JPH0237230A - ふろ接続アダプター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、浴槽に給湯する給湯機と浴槽との間を接続す
る往管と戻管の一端を、浴槽へ取付ける際に用いるふる
接続アダプターに関するものである。

従来の技術 近年、浴槽の水を給湯機に備えたポンプにより給湯機と
の間で循環させ、給湯機内の熱交換器で加熱して浴槽に
湯を供給する方式の給湯機が多く採用されている。この
方式の給湯機では、給湯機と浴槽との間を接続する往管
、戻管の一端を、ふる接続アダプターを用いて浴槽に取
付けている。

従来のふろ接続アダプターは、たとえば第８図に示すよ
うな構造を有していた。すなわち、ふろ接続アダプタは
、浴槽側壁１を挾んで取付けた外側のキャップ状の接続
ボディ２と内側の筒状の固定ねじ３および内ｌ’ｒヤッ
プ４とからなり、キャップ状の接続ボディ２は、外側か
ら内周面２ａを内側から取付孔１ａにバッキング５ａを
介して挿着した固定ねじ３の外周面３ａに螺合し、バッ
キング５ｂを介して浴槽側壁１に取付け、かつ固定ねじ
３のフランジ部３ｂの外側面に内側キャップ４の周壁４
ａを着脱自在に嵌合している。接続ボディ２の天板２ｂ
には、中心部を貫通して往管接続管６を内側および外側
に突出させるとともに、前記往管接続管６に並行して反
骨接続管７を外側に突出して配設している。内側キャッ
プ４は内面４ｂの中心部に、前記接続ボディ２の往管接
続管６の内側突出部６ａの端部の外周面に０リング８を
介して嵌合する吐出管９の一端部９ａを突出・させると
ともに、この吐出管９の他端側は内ＩＰｌキャンプ４の
内面４ｂに沿って折曲して周壁４ａから吐出部９ｂを突
出し、また内側キャップ４の周壁４ａに吸入孔１０を複
数個を設けている。前記接続ボディ２の往管接続管６の
外側突出部６ｂには往管１１をろう付けして接続し、か
つ反骨接続管７には成骨１２を同じくろう付して接続し
ている。

上記の構造を有し、浴槽側壁１に取付けたふる接続アダ
プターにおいて、給湯機の熱交換器（図示せず）で加熱
されて高温となった湯は、ボンダ（図示せず）で送られ
往管１１を経て接続ボディ２の往管接続管６に入り、内
側キャップ４の吐出管９を経て吐出部９ｂから浴槽内へ
底面方向に吐出される。一方、浴槽内の湯は、内側キャ
ッグ４の周壁４ａの複数個の吸入孔１０から接続ボディ
２の内部に吸引され、成骨１２を経て給湯機へ送られる
。

このようにして浴槽内の湯は、ふる接続アダプターを通
して、浴槽と給湯機との間を循環することにより、徐々
に湯温は上昇しかつ均一となる。また内側キャップ４の
周壁４ａの吸入孔１０およびその周辺にフィルタ（図示
せず）を装着することにより、浴槽内の湯あか、ごみな
どを取除くことができる。

なお上記のふろ接続アダプターの設置工事においては、
浴槽側壁１に取付けたふる接続アダプターと給湯機との
間を通水、Ｗ１環させるために、通常数メートル程度の
保温材１３を巻いた２本の鋼管、すなわち往管１１と成
骨１２のそれぞれの一端を給湯機側に接続し、他′＠側
を所用の長さに切断して接続ボディ２の往管接続管６（
の外側突出部６ｂ）と反骨接続管７にそれぞれろう付し
て接続する。

次にふる接続アダプターと給湯機との間の循環管路の水
漏れ検査を行なう場合、内側キャップ４を取りはずした
後、別の漏れ検査用治具を固定ねじ３に取付けて、往管
接続管６および反骨接続管７を閉栓し、さらに往管１１
の他端に加圧ポンプを接続するとともに成骨１２の他端
を閉栓した状態で加圧し、圧力計で水漏箇所の有無を検
査する。

発明が解決しようとする課題 上記のような従来のふろ接続アダプターにおいては、次
のような問題があった。すなわち、往管１１と成骨１２
を接続ボディ２の往管接続管６と反骨接続管７にそれぞ
れ工事現場でろう付により接続する際に、間違えて逆に
接続することがある。このような場合は、ろう付部分を
バーナなどで溶融し、再度正しい方にろう付けして接続
しなおしていた。しかしその場合往管１１と成骨１２の
長さの若干のずれの調整などが必要であると、配管が固
いことも原因となって多分に作業がしにくかった。

さらにろうを溶融しても、往管１１と成骨１２の外周面
に若干ろうが残り、これを完全に除去しないと往管接続
管６および反骨接続管７に再度挿入できない。

また、循環管路の水漏れ検査を行なう場合、内ｌＰＩキ
ャップ４を収りはずして、別の漏れ検査用治具を用意し
て接続ボディ２に取付けなければならないという煩雑な
作業が必要であった。

本発明は上記の問題を解決するもので、往管と成骨とを
区別することなく、配管状態に応じ接続することができ
、さらには漏れ検査用治具を用いることなく水漏れ検査
を行なうことができるふる接続アダプターを提供するこ
とを特徴とする特許である。

課題を解決するための手段 り記の課題を解決するために第１の発明のふろ接続アダ
プターは、キャップ状の接続ボディと、浴槽側壁の取付
孔に浴槽内側から挿通して前記接続ボディに螺合する筒
状の固定ねじと、前記接続ボディの天板の内面に上板で
回動自在に取付け、外周面と前記接続ボディの内周面お
よび固定ねじの内周面との間に間隙を形成するキャップ
状の切替スリーブと、前記筒状の固定ねじの浴槽内側の
７ランノ部の外側面に着脱自在に取付けた内側キャップ
とからなり、前記接続ボディの天板の中心を通る直線上
の中心に対して対称な２箇所に貫通孔を設けるとともに
、それぞれ接続管を外側に突設し、前記切替スリーブの
上板に、前記接続ボディの前記２箇所の貫通孔に対応す
る位置にそれぞれ切替孔を設けるとともに、前記上板の
一方の切替孔の下面側に切欠き状の凹部を形成し、前記
内（ｌＩＩキャップは内面に前記切替スリーブの周面に
嵌合する内管を形成し、この内管に通じる吐出管が周壁
から突出し、かつ周壁に複数個の吸入孔を形成したもの
であり、第２の発明は前記接続ボディの２箇所に設けた
貫通孔の天板内面側開口部の周囲にシール材を装着した
ものである。

作用 上記の構成において、接続ボディの天板の外側に突出し
た２本の接続管に、給湯機からの往管と反骨のいずれを
それぞれ接続しても、切替スリーブを回動して２個の切
替孔と接続ボディの２個の貫通孔との対応を変えること
により、このふろ接続アダプターの内部の切替スリーブ
の切欠き状の凹部を形成しない側の切替孔と内側Ａヤッ
プの内管と吐出管とで形成した供給流路を往管と連通さ
せ、かつ切替スリーブの切欠き状の凹部を形成した側の
切替孔と前記切欠き状の凹部と切替スリーブの外周面に
形成した接続ボディの内周面との間の間隙と内側キャッ
プの吸入孔とで形成した返送流路を反骨と連通させるこ
とができ、さらに第２の発明のふろ接続アダプターにお
いては、接続ボディの天板の２箇所に設けた貫通孔の天
板内面側の開口部の周囲にシール材を装着していること
により、水漏れ検査の際に、切替スリーブを上板が接続
ボディの２箇所の貫通孔を同時に覆うことができる位置
に回動して取付ければ、シール材を介して前記貫通孔を
完全に閉塞できて、従来のような特別の漏れ検査治具を
用いることなく水漏れ検査を実施できる。

実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は第１の発明の一実施例におけるふる接続アダプ
ターの樅断面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線切断断面図
である。第１図において、本実施例のふろ接続アダプタ
ーは、浴槽側壁２１を挾んで取付けた外側のキャップ状
の接続ボディ２２と、内側から外側へ突出した筒状の固
定ねじ２３と、前記接続ボディ２２に内側から取付けた
切替スリーブ２４と、前記固定ねじ２３に取付けた内側
キャップ２５とからなっている。接続ボディ２２は、浴
槽ｆｆｌ！Ｉ壁２１に設けた取付孔２１ａに、内側から
フランジ部２３ａと浴槽側壁２１との間にパツキン２１
ｂを介在させて挿着した固定ねじ２３の外周面２３ｂに
内周面２２ａを螺合して、パツキン２１ｃを介して浴槽
側壁２１に取付けている。接続ボディ２２の天板２２ｂ
には、中心を通る直線上の前記中心に対して対称な２箇
所に貫通孔２６ａ、　２６ｂを設け、それぞれ接続管２
７ａ、　２７ｂを外側に突設している。切替スリーブ２
４はキャップ状で、その上板２４ａの上面を接続ボディ
２２の天板２２ｂの内面側に接して、上面の中心の取付
用凹部２４ｂを接続ボディ２２の天板２２ｂの内面の凸
部２２ｃに回動自在に嵌合し、かつねじ２８で固着して
いる。

また切替スリーブ２４の上板２４ａには、接続ボディ２
２の天板２２ｂに設けた２箇所の貫通孔２６ａ、　２６
ｂに対応する位置に切替孔２９ａ、　２９ｂを設け、か
つ一方の切替孔２９ｂの下面側に切欠き状に凹部２４ｃ
を形成し、また外周面２４ｄと接続ボディ２２の内周面
２２ａおよび固定ねじ２３の内周面２３ｃとの間に間隙
３０を形成している。さらに切替スリーブ２４の上板２
４ａにおいて、接続ボディ２２の天板２２ｂの内面と接
する面の周縁部に約半周にわたって切欠き部３１を設け
て、その両端をストッパー３１ａ、　３１ｂとし、天板
２２ｂの内面の前記切欠き部３１に対応する所定位置に
設けた突起３２に前記切欠き部３１を嵌めて、切替スリ
ーブ２４を両ストッパー３１ａ、３１ｂの間を１８ｃ゛
回動させて、貫通孔２６ａ、２６ｂと切替孔２９ａ２９
ｂとの間の連通関係を容易に逆転させることができるよ
うに形成している。内側キャップ２５は周壁２５ａを固
定ねじ２３のフランジ部２３ａの外側面に着脱自在に嵌
合して取付けており、また内面２５ｂに内管２５ｃを突
設して、この内管２５ｃの先端部を切替スリーブ２４の
内側にＯリング３３を介して嵌挿し、かつ内管２５ｃに
通じる吐出管２５ｄが周壁２５ａから下向きに突出する
とともに、周壁２５ａの複数箇所に吸入孔２５ｅを形成
している。したがってこのふろ接続アダプターにおいて
は、その内部に切替スリーブ２４の切欠き状の凹部２４
ｃを設けていない側の切替孔２９ａと内側キャップ２５
の内管２５ｃと吐出管２５ｄ°とで湯の供給流路を形成
するととらに、切替スリーブ２４の上板２４ａの凹部２
４ｃを設けた側の切替孔２９ｂと前記凹部２４ｃと前記
間隙３０と内側キャップ２５に設けた吸入孔２５ｅとに
より湯の返送流路を形成している。

本実施例のふろ接続アダプターは上記のような構造を有
しており、このふろ接続アダプターに給湯機（図示せず
）からの往管３４および灰等３５を接続する場合、たと
えば第１図および第２図のように接続ボディ２２の天板
２２ｂに突出した接続管２７ａに往管３４をろう付して
接続し、接続管２７ｂに灰等３５をろう付して接続すれ
ばよく、往管３４を前記供給流路と連通させ、まな灰等
３５を前記返送流路と連通させることができる。一方給
湯ＲＩ１１１の配管状態などにより往管３４と灰等３５
との配置が第１図と逆になっている場合や接続作業中に
往管３４および灰等３５の接続管２７ａ、２７ｂとの接
続を間違えて第１図と逆に接続した場合などにおいては
、第３図に示すように切替スリーブ２４を第１図や第２
図の位置からストッパー３１ｂが突起３２に当接するま
で１８ｃ゛回動して取付けることにより、簡単に往管３
４と供給流路とを、灰等３５と返送流路とをそれぞれ連
通させることができる。

以上のように本実施例のふろ接続アダプターは、往管３
４、灰等３５とを特に区別することなく接続管２７ａ、
２７ｂと接続することができ、作業性が極めてすぐれて
いる。

第４図は第２の発明の一実施例におけるふる接続アダプ
ターの縦断面図、第５図は第４図のＢＢ線切断断面図で
ある０本実施例のふろ接続アダプターは、第１図に示す
第１の発明の実施例のふろ接続アダプターに、さらに接
続ボディ２２の天板２２ｂにおける２＃Ｊ所の貫通孔２
６ａ、　２６ｃの内面側の開口部の周囲に環状の溝３６
ａ、３６ｂを設けて、それぞれに環状のシール材３７ａ
、３７ｂを装着したものであり、その他の構造は第１図
に示すふろ接続アダプターと同様でありその説明は省略
する。

本実施例のふろ接続アダプターは、第４図〜第６図に示
すように第１図に示すふろ接続アダプターと同様に往管
３４と灰等３５とを区別することなく接続管２７ａ、２
７ｂと接続することができて、作業性が極めてすぐれて
いる。そしてさらに接続管２７ａ。

２７ｂに往管３４．灰等３５を接続した後、給湯機との
間の各管路の水漏れ検査を行なう場合は、切替スリーブ
２４を第７図に示すように第５図あるいは第６図に示す
位置から約９０°回動して取付けることにより、接続ボ
ディ２２の貫通孔２６ａ、　２６ｂを上板２４で同時に
覆って、しかもシール材３７ａ、３７ｂによって加圧状
態でも完全に閉塞することができ、従来のような漏れ検
査用治具などを用いることなく極めて容易に水漏れ検査
を行なうことができる。

発明の効果 以上のように本発明のふろ接続アダプターは、接続ボデ
ィの天板の外側に突出した２本の接続管に、給湯機から
の往管と灰等のいずれをそれぞれ接続しても、切替スリ
ーブを回動して２個の切替孔と接続ボディの２個の貫通
孔すなわち２本の接続管との対応を調整することにより
、簡単に内部に形成した供給流路と往管、返送流路と灰
等とをそれぞれ連通させることができ、浴槽への取付け
および給湯機からの往管と灰等との接続などの作業が容
易で、極めて施工性がすぐれている。また第２の発明の
ふろ接続アダプターは、さらに水漏れ検査の際に切替ス
リーブを上板が接続ボディの２＃Ｊ所の貫通孔を同時に
覆うことができる位置に回動して取付ければ、シール材
によって前記貫通孔を加圧状態でも完全に閉塞すること
ができ、従来のような特別の漏れ検査用治具などを用い
ることなく容易に水漏れ検査を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１の発明の一実施例におけるふろ接続アダプ
ターの縦断面図、第２図は第１図のＡ−Ａ線切断断面図
、第３図は同ふる接続アダプターの切替スリーブを第２
図の状態から１８０°回動させた場合の第２図に対応す
る断面図、第４図は第２の発明の一実施例におけるふる
接続アダプターの縦断面図、第５図は第４図のＢ−Ｂ線
切断断面図、第６図は同ふる接続アダプターの切替スリ
ーブを第５図の状態から１８０°凹動させた場合の第５
図に対応する断面図、第７図は同ふる接続アダプターの
切替スリーブを第５図の状態から９０°回動させた場合
の第５図に対応する断面図、第８図は従来例の縦断面図
である。 ２１・・・浴槽側壁、２１ａ・・・取付孔、２２・・・
接続ボディ、２２ａ・・・内周面、２２１）・・・天板
、２３・・・固定ねじ、２３ａ・・・フランジ部、２３
ｃ・・・内周面、２４・・・切替スリーブ、２４ａ・・
・上板、２４ｃ・・・凹部、２４ｄ・・・外周面、２５
・・・内＠キャップ、２５ｃ・・・内管、２５ｄ・・・
吐出管、２５ｅ・・・吸入孔、２６ａ、２６ｂ−・・貫
通孔、２７ａ、２７ｂ　−・・接続管、２９ａ、２９ｂ
　・−・切替孔、３０−・・間隙、３７ａ、３７ｂ　・
・・シール材。 代理人　　　森　　本　　義　　弘 第１図 第２図 第３図 最−Ｌ粱 ３０　　間魚 第４図 第Ｓ図 第を図 Ｊ７） 檜 ２に

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、キャップ状の接続ボディと、浴槽側壁の取付孔に浴
   槽内側から挿通して前記接続ボディに螺合する筒状の固
   定ねじと、前記接続ボディの天板の内面に上板で回動自
   在に取付け、外周面と前記接続ボディの内周面および固
   定ねじの内周面との間に間隙を形成するキャップ状の切
   替スリーブと、前記筒状の固定ねじの浴槽内側のフラン
   ジ部の外側面に着脱自在に取付けた内側キャップとから
   なり、前記接続ボディの天板の中心を通る直線上の中心
   に対して対称な２箇所に貫通孔を設けるとともに、それ
   ぞれ接続管を外側に突設し、前記切替スリーブの上板に
   、前記接続ボディの前記２箇所の貫通孔に対応する位置
   にそれぞれ切替孔を設けるとともに、前記上板の一方の
   切替孔の下面側に切欠き状の凹部を形成し、前記内側キ
   ャップは内面に前記切替スリーブの周面に嵌合する内管
   を形成し、この内管に通じる吐出管が周壁から突出し、
   かつ周壁に複数個の吸入孔を形成したふろ接続アダプタ
   ー。 ２、接続ボディの天板の２箇所に設けた貫通孔の天板内
   面側開口部の周囲にシール材を装着した請求項１記載の
   ふろ接続アダプター。