JPH0237180B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 (1) 産業上の利用分野 本発明は、男女の交接時における男性陰茎の機
能補助具に関するものである。

(2) 従来の技術 男女が夫婦生活をいとなし、円満な家庭を築い
てゆく場合においては、精神的にも肉体的にも二
人の調和をはかることが肝要であるが、しかし、
男性側に勃起不全、早漏の様な肉体的欠陥がある
場合には交接行為自体が行なわれ得ず、このため
二人の望む子供を得ることができないのみなら
ず、さらに、交接時に女性は十分な満足感が得ら
れないためその事が女性の欲求不満となり易いも
のである。

(3) 発明が解決しようとする問題点 本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は男性陰茎を装着し得る柔軟
な弾性材でもつて円筒体を形成し、この円筒体の
肉厚部に周回状の空気室を設け、この空気室に逆
止弁付きの送気ホースを連通させると共に、空気
室の円筒体外周側に硬い保型壁を形成させたもの
であつて、男性陰茎に装着した後で空気室内に空
気を送気させた時に円筒体の外周部は保型壁の作
用で原形状を保持しつつ内周部が膨化して陰茎の
基部を圧迫させ、この圧迫により陰茎を膨充化さ
せて勃起不全や早漏等の肉体の欠陥を持つた男性
の機能を補助し、圧迫時の痛みもなく、女性に十
分な満足間を与えて精神的にも、肉体的にも健全
な夫婦生活を遂行し得る男性機能補助具を提供す
ることにある。

発明の構成 (1) 問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は内部に男
性陰茎を装着するように柔軟な弾性材でもつて、
適宜の肉厚を有する円筒体３を形成し、この円筒
体３の肉厚部内に周回状に密閉された空気室２を
設け、この空気室２には逆止弁５付き送気ホース
６を連通させ、前記空気室２の円筒体３外周側に
はこの空気室２の男性陰茎装着側の壁面よりも硬
い保型壁４を形成し、前記送気ホース６により空
気を送気して空気室２を膨化させたときには、円
筒体３の外周縁は空気の送気前の形状を保持しつ
つ、男性陰茎装着側の壁面のみを膨化させて成る
男性機能補助具７を構成するものである。

(2) 作用 本発明の男性機能補助具は、男性が女性との交
接時に男性陰茎に装着するものであり、円筒体を
男性陰茎の基部まで移動させて先端部より陰茎の
亀頭部を露出させ、送気ホースの逆止弁に空気ポ
ンプを連通させて空気を円筒体の空気室内に送気
しながら空気室を膨化させ、その後で空気ポンプ
を逆止弁より取り外すものである。空気室内に送
気された圧縮空気は逆止弁により空気室の膨化状
態を保持するもので、特に、本発明においては、
空気室は円筒体外周側に空気室の男性陰茎装着側
の壁面より硬い保型壁が形成されているため、空
気室内に圧縮空気を送気した時に、円筒体は外面
への膨張が抑制されると共に内面である陰茎側へ
と膨張しながら陰茎を圧迫しるものであり、これ
により陰茎内に血液が停充して陰茎が硬化され、
勃起不全や早漏気味の男性陰茎の機能を十分補助
して満足感を得ることが出来ることとなる。

(3) 実施例 以下、添付図面を引例しながら、本発明の好適
な実施例を説明する。

第１図、第２図には本発明の男性機能補助具７
が示されている。

図において、男性機能補助具７は、内部に男性
陰茎を装着し得る様に柔軟な弾性材でもつて、適
宜な肉厚を有した円筒体３と、この円筒体３の一
端に接続された先端部１とより形成されている。

前記円筒体３の肉厚部内には、周回状に密閉さ
れた空気室２が設けられ、この円筒体３の空気室
２には、円筒体３の他端部において逆止弁５付の
送気ホース６が連通されている。この空気室２は
円筒体３の肉厚部の略全面にわたつて周回状に形
成されている。

更に、前記空気室２の円筒体外周側にはこの空
気室２の男性陰茎装着側の壁面より硬い保型壁４
が形成され、この保型壁４により、円筒体３の空
気室２に空気を送気したときに円筒体３の外周縁
は送気前の形状を保持すると共に円筒体３の男性
陰茎装着側の壁面のみが膨化して男性陰茎を圧迫
することとなる。

第１図に示す様に、円筒体３の一端に接続され
た先端部１は、断面がテーパ型の筒体と形成して
もよく、これにより女性への挿入がなし易く、違
和感もなくなるものであり、前記保型壁４におい
ても、硬質ゴムを素材とした筒体を空気室２内に
挿入して円筒体３の外周側となる空気室２の内周
面に接着形成してもよい。

そして、男性機能補助具７は、男性が女性との
交接時に男性陰茎に装着するものであり、円筒体
３を男性陰茎の基部まで移動させて先端部１より
陰茎の亀頭部を露出させ、送気ホース６の逆止弁
５に空気ポンプを連通させて空気を円筒体３の空
気室２内に送気しながら空気室２を膨化させ、そ
の後で空気ポンプを逆止弁５より取り外すもので
ある。空気室２内に送気された圧縮空気は逆止弁
５により空気室２の膨化状態を保持するもので、
特に、本発明においては、空気室２は円筒体外周
側に空気室２の男性陰茎装着側の壁面より硬い保
型壁４が形成されているため、空気室２内に圧縮
空気を送気した時に、円筒体３は外面への膨張が
抑制されると共に内面である陰茎側へと膨張しな
がら陰茎を圧迫し得るものである。これにより陰
茎内に血液が停充して陰茎が硬化され、勃起不全
や早漏気味の男性陰茎の機能を十分補助して満足
感を得ることが出来ることとなる。

また、空気室２は、円筒体３の肉厚部の略全面
に設けられているため、膨化した時の陰茎の圧迫
面は広幅となり、圧迫による陰茎に痛みを感じる
こともほとんどない。

発明の効果 以上、説明した様に本発明は、男性陰茎を装着
し得る柔軟な弾性材でもつて円筒体を形成し、こ
の円筒体の肉厚部に周回状の空気室を設け、この
空気室に逆止弁付きの送気ホースを連通させると
共に、空気室の円筒体外周側に硬い保型壁を形成
させたものであつて、男性陰茎に装着した後で空
気室内に空気を送気させた時に円筒体の外周部は
保型壁の作用で原形状を保持しつつ内周部が膨化
して陰茎の基部を圧迫させ、この圧迫により陰茎
を膨充化させて勃起不全や早漏等の肉体の欠陥を
持つた男性の機能を補助することができる。そし
て、柔軟性のある弾性材で筒体状に形成されてい
るため陰茎への装着もなし易く、また、空気室の
膨化時に陰茎に対する痛みもなく、女性に十分な
満足間を与えて精神的にも、肉体的にも健全な夫
婦生活を遂行し得ることとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係る男性機能補助具
の一部を切欠させた正面図、第２図はその平面図
である。 １……先端部、２……空気室、３……円筒体、
４……保型壁、５……逆止弁、６……送気ホー
ス。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 内部に男性陰茎を装着するように柔軟な弾性
   材でもつて、適宜の肉厚を有する円筒体を形成
   し、 この円筒体の肉厚部内に周回状に密閉された空
   気室を設け、 この空気室には逆止弁付き送気ホースを連通さ
   せ、 前記空気室の円筒体外周側にはこの空気室の男
   性陰茎装着側の壁面よりも硬い保型壁を形成し、 前記送気ホースにより空気を送気して空気室を
   膨化させたときには、円筒体の外周縁は空気の送
   気前の形状を保持しつつ、男性陰茎装着側の壁面
   のみを膨化させて成る男性機能補助具。