JPH0236876B2 - - Google Patents

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JPH0236876B2
JPH0236876B2 JP62256675A JP25667587A JPH0236876B2 JP H0236876 B2 JPH0236876 B2 JP H0236876B2 JP 62256675 A JP62256675 A JP 62256675A JP 25667587 A JP25667587 A JP 25667587A JP H0236876 B2 JPH0236876 B2 JP H0236876B2
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JP
Japan
Prior art keywords
lining material
refractory lining
induction furnace
shell
iron core
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP62256675A
Other languages
English (en)
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JPH01100891A (ja
Inventor
Terukazu Moryama
Shizuaki Ooshima
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP25667587A priority Critical patent/JPH01100891A/ja
Publication of JPH01100891A publication Critical patent/JPH01100891A/ja
Publication of JPH0236876B2 publication Critical patent/JPH0236876B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、みぞ形誘導炉に係り、特に、炉本体
に該誘導炉を取り付ける際誘導炉内に充填されて
いる耐火ライニング材が崩れることなく、しかも
誘導加熱中に熱によつて剥離することがなく耐火
ライニング材を安定して保持することができるみ
ぞ形誘導炉に関する。
【従来の技術】
一般に、電力ケーブル等の製造に用いられる銅
線(又はアルミ線)の製造は、銅(又はアルミ)
を溶融して行なわれている。この銅等の溶融に
は、溶融炉が用いられ、この溶融炉は誘導加熱方
式が用いられている。この誘導加熱は、交番磁界
中におかれた導電性物体に生じるうず電流損また
はヒステリシス損により加熱するものである。そ
して、被熱物が導電性のときは直接被熱物中に熱
が発生し、絶縁性のときは一度導電性の容器中に
発生した熱が容器の中の被熱物を間接に加熱する
ことになる。銅(アルミ)は導電性を有している
ため直接銅(アルミ)そのものから熱が発生する
ことになる。この誘導加熱は、種々の特徴を有し
ている。すなわち、交番磁界の配置と周波数を適
当に選定することにより被熱物の表面のみの加
熱、または被熱物全体の加熱を行なうことができ
る。また、被熱物と電極のような電気的接続をす
ることなく、被熱物内部へ電流を通じ加熱できる
ため、熱の絶縁を容易に行なうことができる。さ
らに導電性を有している銅等の場合は、直接加熱
になるため、急速加熱、溶湯の自己撹拌作用によ
る均一加熱が可能である。 このような特徴から、銅(アルミ)の溶融には
従来から誘導加熱が用いられている。この誘導加
熱によつて銅(アルミ)を加熱、溶解する電気炉
としては、無鉄心誘導炉と鉄心誘導炉(みぞ形誘
導炉)とがあるが、従来より、みぞ形誘導炉が用
いられている。 このみぞ形誘導炉は、変圧器の原理を応用して
金属を溶融させる装置であり、第4図に示す如く
誘導炉100は炉本体200の底部に取り付けら
れて使用される。この誘導炉100は、第5図〜
第7図に示す如き構成を有している。すなわち、
誘導部100は、その上部が第5図に示す如く方
形状に形成されており、底部が第6図、第7図に
示す如く曲面状に形成されている鉄等耐火性のシ
エル110を有している。このシエル110の上
部には、フランジ111が設けられている。ま
た、このシエル110内には、不定型の耐火ライ
ニング材(ラミング材と称されている)120が
充填されている。この耐火ライニング材120
は、Al2O3、SiO2、SiC、Fe2O3、TiO2等の粒や
微粉末を調合したものである。このシエル110
には、第6図に示す如く、クーリングジヤケツト
130が貫通して設けられている。このクーリン
グジヤケツト130内には、閉路鉄心140が設
けられている。この閉路鉄心140のシエル11
0内に相当する個所には、一次コイル150が巻
かれている。この冷却水160は、クーリングジ
ヤケツト130内を流通するように構成されてお
り、図示されていないが、この冷却水160は、
外部より供給することができ、また、外部に排出
することもできるようになつている。 また、このシエル110の耐火ライニング材1
20には、第7図に示す如く、クーリングジヤケ
ツト130を取り巻くようにチヤンネル170が
設けられている。 このように誘導炉100は、変圧器と同様に閉
路鉄心140に一次コイル150が巻かれてお
り、二次回路は銅(アルミ)の溶湯自体となる。
また、閉路鉄心140を取り巻く耐火ライニング
材120のチヤンネル(みぞ)170の中の溶湯
に二次大電流が誘導される。通電開始時は、チヤ
ンネル170の中は、溶融金属で満たされている
ことが必要で、始動時は、外から種湯を供給する
か、または、前回湯を適当に残しておいて始動さ
せる。 このような誘導炉の耐火ライニング材には、従
来、水を3%程度添加混練して突き固めるウエツ
トタイプのものが用いられてきたが、近年水を使
用せずに充填するドライタイプのものが開発さ
れ、実用化されている。このドライタイプのもの
は、このままでは、誘導炉を炉本体に取り付ける
際、横にしたりするため、突き固めてもくずれ落
ちてしまう。 そこで従来は、第8図、第9図に示す如く、耐
火ライニング材120をシエル110の上端部よ
り深さlだけ掘り下げて突き固め、この掘り下げ
た部分に耐火ライニング材120とは異なる材質
のパツチ材(火で練つてセメントの様にして使う
タイプの耐火材)180を第9図に示す如く乗せ
る。このように、耐火ライニング材120の表面
を塞いで耐火ライニング材がこぼれ落ちるのを防
止している。
【発明が解決しようとする問題点】
しかしながら、このような従来の誘導炉にあつ
ては、耐火ライニング材を封止するために耐火ラ
イニング材の上に塗布するパツチ材とのなじみが
悪く、剥離するという問題点を有している。 また、従来の誘導炉にあつては、パツチ材塗布
直後は、安定していても、誘導炉を使用している
うちに、耐火ライニング材とパツチ材の熱膨張率
が異なるため、耐火ライニング材とパツチ材との
間に隙間を生じ、この隙間に溶湯が入り込み耐火
ライニング材をくずすことがあるという問題点を
有している。 さらに、従来の誘導炉にあつては、パツチ材の
塗布状態によつては、炉本体に誘導炉を取付ける
ときに表面を削つて手直しする必要が生じること
があり、このような場合、パツチ材が硬化しすぎ
るため、硬化後の表面の手直しが甚だ困難である
という問題点を有している。
【問題点を解決するための手段】 本発明は、耐火ライニング材が取り付け時に崩
れることなく、しかも誘導加熱中に熱によつて耐
火ライニング材から剥離することなく耐火ライニ
ング材を安定して保持することができるもので、
内部底面が曲面状に形成されるシエルと、該シエ
ルの側面を貫通して設けられる閉路鉄心と、該閉
路鉄心に巻装されるコイルと、該コイルの周囲を
埋める耐火ライニング材と、該耐火ライニング材
中前記閉路鉄心を潜り形成されるチヤンネルとを
備えた誘電炉において、上記耐火ライニング材の
露出面に、上記耐火ライニング材にケイ酸ナトリ
ウム溶液を添加混練したライニング保持材を積層
したものである。
【実施例】
以下、本発明の実施例が示されている。 第1図〜第3図には、本発明の一実施例が示さ
れている。 図において、誘導炉1は、2本の足70によつ
て支持されるシエル2を有している。このシエル
2は、鉄等の導電性を有し、かつ耐火性を有する
材料で作られている。このシエル2は、内部の底
面が凹面上に形成されている。また、このシエル
2の上部には、フランジ3が設けられている。さ
らに、このシエル2には、円筒状のクーリングジ
ヤケツト4が貫通して設けられている。このクー
リングジヤケツト4内には、鉄心5が設けられて
いる。この鉄心5は、シエル2の下を通つて閉路
が形成されており、閉路鉄心となつている。この
鉄心5には、シエル2内に相当する個所に一次コ
イル6が巻かれている。このクーリングジヤケツ
ト4内部には、冷却水7が配されている。この冷
却水7は、クーリングジヤケツト4内を流通する
ように構成されており、図示されていないが、こ
の冷却水7は、外部より供給することができ、ま
た、外部に排出することもできるようになつてい
る。 また、一次コイル6には、外部より商用電源が
供給できるように構成されている。なお、クーリ
ングジヤケツト4と鉄心5と一次コイル6とは電
気的に絶縁されていることは謂うまでもない。 また、シヤル2内には、不定形の耐火ライニン
グ材(ラミング材とも約する)10が充填されて
いる。この耐火ライニング材10は、Al2O3
SiO2、SiC、Fe2O3、TiO2等の粒や微粉末を調合
したものである。この耐火ライニング材10に
は、クーリングジヤケツト4を取り巻くようにチ
ヤンネル(みぞ)8が設けられている。 このように誘導炉1は、変圧器と同様に閉路と
なつている鉄心5にコイル6が巻かれており、二
次回路は銅(アルミ)の溶湯自体となる。また、
鉄心5を取り巻く耐火ライニング材10のチヤン
ネル(みぞ)8の中の溶湯に二次大電流が誘導さ
れ、このうず電流損またはヒステリシス損によつ
て加熱される。したがつて、通電開始時は、チヤ
ンネル8の中は、溶融金属で満たされていること
が必要で、一般には、始動時は、外から種湯を供
給するか、または、前回湯を適当に残しておいて
始動させる。 このような誘導路の耐火ライニング材10の露
出面に本発明に係るライニング保持材20を積層
する。このライニング保持材20は、耐火ライニ
ング材10に、ケイ酸ナトリウム溶液を2〜10%
添加して混練したものである。 次に、このライニング保持材20を耐火ライニ
ング材10の上に積層する方法について説明す
る。まず、シエル2内に耐火ライニング材10を
ライミングし終つたシエル2の上部フランジ3の
面から20〜100mm耐火ライニング材10を第1図
に示す如く、掘り下げて、かつ、耐火ライニング
材10の露出面に凹凸11をつける。次に、シエ
ル2のフランジ3に、枠9を取り付け、耐火ライ
ニング材10の上にライニング保持材20を第2
図に示す如く、シエル2のフランジ3の面より高
くなるように載置する。しかる後、ボツシユバイ
ブレータ30を用い人間40がスタンプして固め
て積層する。次に、枠9を取外し、第3図に示す
如く、シエル2のフランジ3の面より盛り上がつ
ているライニング保持材20をストレートエツヂ
50を手60でもつて矢印Aの方向に掻き取る。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ライニ
ング保持材が耐火ライニング材と同材質であり粒
度に差がないため、ライニング保持材が耐火ライ
ニング材としつかり結合され、耐火ライニング材
から剥離することがない。 また、本発明によれば、ボツシユバイブレータ
で加工施工するため、高密度のトツピング施工層
を作ることができ、気泡等の隙間を生じることが
ない。 さらに本発明によれば、ライニング保持材に、
ケイ酸ナトリウム溶液を均一に混練するため、均
一な強度を得ることができ、また、乾燥による収
縮が生じない。 さらにまた、耐火材の露出面が、いわゆる水ガ
ラスで固めてあるため、乾燥後表面の仕上げを容
易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明の実施例を示す誘導炉
の断面図、第4図は誘導加熱炉全体図、第5図は
誘導炉の平面図、第6図は第5図の縦断面図、第
7図は第5図の横断面図、第8図、第9図は従来
の誘導炉の耐火ライニング材固定方法を説明する
ための図である。 1……誘導炉、2……シエル、5……鉄心、6
……コイル、8……チヤンネル、10……耐火ラ
イニング材、20……ライニング保持材、30…
…ボツシユバイブレータ、50……ストレートエ
ツヂ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内部底面が曲面状に形成されるシエルと、該
    シエルの側面を貫通して設けられる閉路鉄心と、
    該閉路鉄心に巻装されるコイルと、該コイルの周
    囲を埋める耐火ライニング材と、該耐火ライニン
    グ材中前記閉路鉄心を潜り形成されるチヤンネル
    とを備えた誘導炉において、上記耐火ライニング
    材の露出面に、上記耐火ライニング材にケイ酸ナ
    トリウム溶液を添加混練したライニング保持材を
    積層したことを特徴とする誘導炉。 2 特許請求の範囲第1項記載のものにおいて、
    上記ライニング保持材は、ラミングし終つた上記
    シエルの上端部より20〜100mm上記耐火ライニン
    グ材を掘り下げ、露出面に凹凸をつけた後に積層
    することを特徴とする誘導炉。 3 特許請求の範囲第1項又は第2項記載のもの
    において、上記ライニング保持材は、上記耐火ラ
    イニング材の上に載置した後、ボツシユバイブレ
    ータによつてスタンプ堅固積層するものであるこ
    とを特徴とする誘導炉。 4 特許請求の範囲第1項、第2項、第3項のい
    ずれか1項記載のものにおいて、上記ライニング
    保持材におれるケイ酸ナトリウム溶液の添加量
    は、2〜10%であることを特徴とする誘導炉。
JP25667587A 1987-10-12 1987-10-12 誘導炉 Granted JPH01100891A (ja)

Priority Applications (1)

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JP25667587A JPH01100891A (ja) 1987-10-12 1987-10-12 誘導炉

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JP25667587A JPH01100891A (ja) 1987-10-12 1987-10-12 誘導炉

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JPH01100891A JPH01100891A (ja) 1989-04-19
JPH0236876B2 true JPH0236876B2 (ja) 1990-08-21

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JP25667587A Granted JPH01100891A (ja) 1987-10-12 1987-10-12 誘導炉

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5383134A (en) * 1976-12-28 1978-07-22 Fuji Electric Co Ltd Construction of inductor's fire-resistance substance for groove-shapedinductive furnace
JPS53134708A (en) * 1977-04-30 1978-11-24 Toshiba Corp Method of building inductor

Patent Citations (2)

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JPH01100891A (ja) 1989-04-19

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