JPH023669A - ジチオールの製造方法 - Google Patents

ジチオールの製造方法

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JPH023669A
JPH023669A JP1035976A JP3597689A JPH023669A JP H023669 A JPH023669 A JP H023669A JP 1035976 A JP1035976 A JP 1035976A JP 3597689 A JP3597689 A JP 3597689A JP H023669 A JPH023669 A JP H023669A
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    • C07C319/00Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides
    • C07C319/02Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides of thiols
    • C07C319/06Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides of thiols from sulfides, hydropolysulfides or polysulfides

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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はジチオールの合成方法に関するものであり、さ
らに詳しくは、5〜20個の炭素原子を有するα、ω−
ジチオールの製造方法に関するものである。
従来の技術 アルキルシバライドをH2Sのアルカル塩と反応させる
ことによって、直接に、または、ビス−チオシアネート
、ビス−チオウレタンまたはビス−チオアセテートを介
して、ジチオールを得る方法〔カラン(N、KARAS
H) による「有機硫黄化合物(Organic 5u
lfur Compounds) J 1961年、第
1巻、第199〜207頁〕は複数の段階を含んでおり
、その収率も低い。
ベンゾフェノンまたはチオベンゾフェノンとトリアルキ
ルホスファイトとによって構成される触媒系の存在下で
、H2Sをオレフィンと反応させる光化学的方法(フラ
ンス国特許第2.424.907号およびヨーロッパ特
許第60.754号)は、モノオレフィンの場合には優
れた結果が得られるが、残念なことにジエンの場合には
、副反応(例えば、ジチオールとジエンとの反応による
ポリマーの生成)が起こるため、希望するジチオールの
収率が低下する。この副反応を抑制するために最近開発
されたフランス国特許出願第86/17.640号に記
載の方法では、反応媒質中に極めて過剰の硫化水素を存
在させるという特殊な操作条件を用いている。
アメリカ合衆国特許第3.069.472号には、ブタ
ジェンからジチオール、特に1.4−ブタンジチオール
を得るための別の方法が記載されている。この特許に開
示された反応は、ブタジェンに第三アルキルメルカプタ
ンの遊離ラジカルを光化学反応を用いて付加して1.4
−ジ(第三アルキルチオ)ブタンを生成し、この1.4
−ジ(第三アキルチオ)ブタンを適当な触媒の存在下で
スプリットすることにより1.4−ブタンジチオールを
得ている。しかし、このスプリット反応によって、出発
原料の第三メルカプタン構造に対応するオレフィンが副
生物として生じる。このオレフィンは再循環工程で直接
再使用することができないだけでなく、スプリット時に
オリゴマー化する傾向がある。
発明が解決しようとする課題 本発明者達は、ジチオールの収率と選択性とが高いとい
う利点に加えて、ポリサルファー等のジチオールの副生
物がなく、しかも、副生物の1つは最初の化合物に戻す
ことができるという利点を有する方法を発見した。
課題を解決するための手段 本発明によるジチオールの製造方法は、固体の酸触媒の
存在下で、硫化水素と下記一般式:(5)上記反応が1
0〜20個の炭素原子を有するアルキレン基であり、R
ISR2およびR3は各々1〜15個の炭素原子を有す
るアルキル基であり、互いに同じでも異なってもよい)
で表わされるジ(第三アルキルチオ)アルカンとを反応
させることを特徴としている。
本発明によるスルフィトリシス化(硫化水素化)反応は
下記のような図式で示すことができる。
(I)+2H2S  −一− R1\ R3−R−3H+2R2C−3H これにより希望するジチオールH3−R−3Hと、第三
メルカプタンR+ R2Rs CS Hが生成される。
この第三メルカプタンは、出発原料であるジ(第三アル
キルチオ)アルカン(1)を合成するために循環して再
利用することができる。
上記の硫化水素化反応は、室温から250℃までの温度
範囲で行うことができるが、85〜200℃の温度範囲
が好ましい。収率を大幅に上げ、副反応を防ぐためには
、反応を加圧下で行い、有機反応物は液体状とするのが
好ましい。圧力は5〜30バール、さらには10〜20
バールが特に好ましい。化学量論量に対しである程度過
剰量の硫化水素を用いて操作するのが有利であり、用い
たジ(第三アルキルチオ)アルカン1モル当り、2〜1
2モル、好ましくは4〜8モルのH,Sを用いて操作す
ることが推奨される。
固体の酸触媒の中では、天然のアルミノ珪酸塩やゼオラ
イトのような合成珪酸塩と、強酸性のイオン交換樹脂が
好ましい。天然のアルミノ珪酸塩の例としては1〜20
%のアルミナを含有するシリカ−アルミナ、例えば、ダ
ビソン ケミカル(DAVISON CHBMICAL
)社ノシリカーアルミナト、フィルトロール(FILT
ROL)の商標名で市販されている一般構造式: %式% で表わされるモンモリロナイトの酸誘導体を挙げること
ができる。
ゼオライトの場合には、Na、Oで表したナトリウム含
有量が15重量%以下、さらに好ましくは3%以下であ
るXタイプとYタイプのものが好ましい。
イオン交換樹脂としては、スルホン基を含む芳香族ポリ
マー(ポリスチレンおよびジビニルベンゼン)構造また
はペルフルオロ化脂肪族構造を有する酸型の陽イオン交
換樹脂が好ましい。この樹脂はバルクで用いるか、無機
または有機の支持体に固定して用いることができる。そ
の例としてはアンバーライト (Amber 11te
)、アンバーリスト(Amberlyst) 、レバテ
ィト (Levatit)、ドウエクス(Dowex)
 、デュオライト (Duolite)およびナフィオ
ン(Nafion)の商標で市販されているものを挙げ
ることができる。
また、支持体に燐酸を含浸させたものも本発明による硫
化水素化触媒として用いることができる。
第三メルカプタン(It)は、蒸留で容易に分離でき且
つジ(第三アルキルチオ)アルカン合成段階へ再循環し
て再使用できるようにするために、沸点が最終的に得ら
れるジチオールの沸点と十分に異なるもの中から選択す
るのが好ましい。この第三メルカプタン(II)の具体
例としては、特に第三ブチルメルカプタン(沸点:66
℃)、第三オクチルメルカプタン(沸点:150℃)、
第三ノニルメルカプタン(沸点:189〜210℃)、
第三ドデシルメルカプタン(沸点=228〜246℃)
および第三ヘキサデシルメルカプタン(沸点:277〜
316℃)が挙げられる。
本発明による方法のジ(第三アルキルチオ)アルカン(
I)は、少なくとも5個の炭素原子を有する非共役ジエ
ン1分子に、式(II)の第三メルカプタン2分子を光
化学反応を用いて付加することにより合成するのが好ま
しい。
このカラン(KAR八Sへ)タイプの光化学反応を用い
た付加反応は、紫外線(200〜4001m)を出すラ
ンプを大気圧下で用いて、非共役ジエンと過剰量の第三
メルカプタン(■)(好ましくは、第三メルカプタン/
ジエンのモル比が2〜4となるような比率で)の液体混
合物に照射することにより実施することができる。
この光化学的反応は、一般に一10℃〜+60℃、好ま
しくは20〜50℃の範囲の中程度の温度で行なうのが
好ましく、また、触媒なしで行なうこともできる。しか
し、収率および反応の生産性を高めるために、有機ホス
ファイトまたは有機ホスフィンと芳香族ケトンとを組み
合わせたもの、アセトフェノンの誘導体、あるいはベン
ゾイルホスフィンオキシトから成る特定の触媒の存在下
で操作するのが好ましい。
用いることが可能な芳香族ケトンとしてはベンゾフェノ
ンおよび一方または両方ベンゼン環にハロゲン原子また
はアルキル基、アルコキシ基またはアルキルチオ基のよ
うな1つまたは複数の置換基を有するベンゾフェノン誘
導体、および、下記の式: (ここで、Xは酸素原子または硫黄原子を表し、各ベン
ゼン環は3つ以下のハロゲン、アルキル置換基またはア
リール置換基を有していてもよい) で表わされるキサンチン化合物を挙げることができる。
これらのケトンは、有機ホスファイト、好ましくは、ト
リメチルホスファイト、トリブチルホスファイト、トリ
ドデシルホスファイト等のトリアルキルホスファイトま
たはトリメチルホスフィン、トリエチルホスフィン、ト
リブチルホスフィン等の有機ホスフィンと混合して用い
られる。
触媒として用いることが可能なアトセフェノン誘導体と
しては、特に、α、α−ジアルコキシーα−フェニルア
セトフェノン、α−アルコキシ−α−フェニルアセトフ
ェノン、α、α−ジアルコキシアセトフェノン、α、α
−ジアルキルーα−ヒドロキシアセトフェノンおよびα
、α−ジアルキルーα−モルフォリノアセトフェノン(
これらのアルコキシおよびアルキル基は1〜8個の炭素
原子を含むことができる)と、これらの一方または両方
のベンゼン環に、例えば、アルキル基、アルコキシ基、
アルキルチオ基等の置換基を有するこれらの誘導体を挙
げることができる。
ベンゾイルホスフィンオキシトタイプの触媒としては、
下記の式: (ここで、ベンゼン環は、例えば、アルキル基、アルコ
キシ基またはアルキルチオ基等の種々の置換基を有する
ことができ、YlおよびY2は脂肪族または芳香族の炭
化水素基である)で表されるものを挙げることができる
芳香族ケトンと有機ホスファイトまたは有機ホスフィン
との混合物の触媒系の場合には、これら各構成要素は、
用いられるジエン11当り0.005〜0.1モルの範
囲の濃度で用いられる。その他の触媒(アセトフェノン
、ベンゾイルホスフィンオキシト)の場合のこれら各構
成要素の濃度はジエン11当り0.0001から0.1
モルである。
本発明による方法は、一般に、5〜20個の炭素原子を
有する非共役ジエンからジチオールを製造するのに用い
られる。特に、α、ω−ジエンから炭化水素鎖の各末端
にSH基を有する非常に有用なジチオールを得ることが
できる。このタイプのα、ω−ジエンの例として、ペン
タジェン、ヘキサジエン、オクタジエン、デカジエン、
ウンデカジエン、ドデカジエン、ヘキサデカジエンおよ
びエイコサジエンを挙げることができるが、これらに限
定されるわけではない。
上記の二つの段階(光化学反応を用いた添加と硫化水素
化)の各々は不連続または連続で行うことができるが、
最も実用的には、上記プロセスは連続操作で実行される
。また、硫化水素化段階で所望のジチオールと同時に生
成する第三メルカプタン(n)を光化学反応器に再循環
し、この反応器で非共役ジエンと反応させてジ(第三ア
ルキルチオ)アルカンを生成するようなfliilプロ
セスとして操作することもできる。
以下、実施例により本発明の詳細な説明するが、本発明
は下記実施例に何ら限定されるものではない。
実施例1 下記反応式: %式% に従った1、5−へキサジエンへの第三ブチルメルカプ
タンの添加反応を使用可能容積が300m1のステンレ
ス製シリンダで構成された反応器中で行う。
このシリンダの軸線上には、波長350nmのところに
最大発光のある水銀灯を収容した同軸石英管が固定され
ている。
液体媒体の冷却と撹拌は、液体媒質の温度を25±2℃
に維持可能な再循環ポンプと熱交換器とによって構成さ
れた外部ループによって行なう。
反応器中に、1時間当り、第三ブチルメルカプタン27
0g(3モル)とα、α−ジメトキシーα−フェニルア
セトフェノン128mg (ジエン11当り約0.00
4モルに相当する)を含んだ1.5−へキサジエン82
g(1モル)との混合物を導入する。
反応器から出てくる液体量を測定し、気相クロマトグラ
フィーで分析する。1.5−へキサジエンの転化率は9
6%であり、1.6−ジ(第三ブチルチオ)へキサンの
生産量は毎時246gで、これは使用した1、5−へキ
サジエンに対して94%の収率に相当する。過剰なメル
カプタンと未転化の1.5−ヘキサジエンは蒸留により
除去する。これは反応器の上部に再循環することができ
る。
異なる触媒を用いて、上記の操作を繰り返した結果を下
記の表にまとめて示しである。
(5)■、6−ヘキサンジチオールの合成1,6−ジ(
第三ブチルチオ)ヘキサンの1.6−ヘキサンジチオー
ルへの硫化水素化を行なうために、アンバーリスト15
 (Amberlyst 15)の商品名で公知の予め
乾燥させた陽イオン交換(封脂を充填した使用可能容積
が200mj!の直径25mmの管状反応器を用いる。
この陽イオン交換樹脂に、1時間当り、52.4 g(
0,2モル)の1,6−ジ(第三ブチルチオ)ヘキサン
と、40.8 g (1,2モル)のH2Sとを通過さ
せる。
反応器内の圧力は、15バールに維持する。反応容器を
囲んでいる二重ジャケットにオイルを循環させることに
よって一定温度に維持し、種々の温度での反応性を調べ
る。
所定の温度で行なった各試験に対して粗反応生成物を分
析した。出発原料の1,6−ジ(第三ブチルチオ)ヘキ
サンの転化率と、得られた1、6−ヘキサンジチオール
の生産率および選択性と、上硫化水素化中に生成した中
間生成物の選択性とを調べた。この中間生成物の選択性
は、1,6−ジ(第三ブチルチオ)ヘキサン(化合物A
)の2つの硫黄官能基の1つが6−第三ブチルチオヘキ
サンチオール(化合物B)に転化し、この6−第三ブチ
ルチオヘキサンチオール(化合物B)を再循環(この再
循環時には、温度を高くすることもできる)して最終製
品であるジチオールに転化する転化率に対応している。
これらの各反応は、概略的に以下のように示すことがで
きる。
→H3(CH2) sSH+ 2 (CH3) 3C5
H(2)  (CH3)3C−3(CH12)sS−C
(CH3)3+ H2S(A> →l(S (CH2) sSH+ (CH:+) 3(
ニーSH結果を以下の表に示す。
得られた結果を下の表に示す。
実施例2 3つの異なる触媒、すなわち、アンバーリスト15 (
Amberlyst 15)、フィルトo −/I/7
1 (Filtro171)およびゼオライト(Zeo
lite) Y −62Cユニ’−オンカーバイド(開
fON CARBIDE)社により市販されているもの
〕を用いて、下記のような反応条件に従って実施例1−
の)を繰返した。
触媒充填量:2001n1 操作圧力 :15バール 温  度  :150  ℃ 1時間当りの供給量 化合物A:   62.9g/時 H2S   :   49g/時 実施例3 の合成 実施例1の(a)と同様の操作を行うが、1時間当り2
70gの第三ブチルメルカプタンと、138 gの1.
9−デカジエンと、179 mgのα、α−ジメトキシ
ーα−フェニルアセトフェノン(ジエンII!当り0.
0038モルに相当)との混合物を連続的に供給する。
反応器の出口から回収される液体混合物の量は、1、9
−デカジエンの転化率91%と、1,10−ジ(第三ブ
チルチオ)デカンの生産率276、7 g /時とに対
応している。これは、用いた1、9−デカジエンに対し
て87%の収率に対応する。過剰のメルカプタンと未転
化の1.9−デカジエンは蒸留により除去する。
る10−第三ブチルチオ−デカンチオールである。
この硫化メルカプタンは、蒸留により1.10−デカン
ジチオールから容易に分離でき、元の操作工程へ再循環
することによって目的のジチオールに転化することがで
きる。
(b)1.10−デカジチオールの合成予め乾燥させた
アンバーリスト (Amberlyst)200 ml
を充填した反応器を用いて、実施例1のら)と同様の操
作を行なった。上記充填物に1時間当り63.6 gの
1.lO−ジ(第三ブチルチオ)デカンと、40.8 
gのH2Sとを通過させる。反応器は圧力15バール、
温度140℃に維持する。

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)固体の酸触媒の存在において、硫化水素と一般式
    : ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (ただし、Rは5〜20個の炭素原子を有するアルキレ
    ン基であり、R_1、R_2およびR_3は各々1〜1
    5個の炭素原子を有するアルキル基であり、互いに同じ
    でも異なっていてもよい) で表わされるジ(第三アルキルチオ)アルカンとを反応
    させることを特徴とするジチオールの製造方法。
  2. (2)上記反応が室温から250℃の範囲の温度で行わ
    れることを特徴とする請求項1に記載の方法。
  3. (3)上記反応が85〜200℃の範囲の温度で行なわ
    れることを特徴とする請求項2に記載の方法。
  4. (4)上記反応が5〜30バールの圧力下で行なわれる
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の
    方法。
  5. (5)上記反応が10〜20バールの圧力下で行なわれ
    ることを特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. (6)ジ(第三アルキルチオ)アルカン1モル当り2〜
    12モルのH_2Sを用いることを特徴とする請求項1
    〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. (7)ジ(第三アルキルチオ)アルカン1モル当り4〜
    8モルのH_2Sを用いることを特徴とする請求項6に
    記載の方法。
  8. (8)固体の酸触媒が天然または合成のアルミノ珪酸塩
    またはイオン交換樹脂であることを特徴とする請求項1
    〜7のいずれか1項に記載の方法。
  9. (9)ジ(第三アルキルチオ)アルカンがα,ω−ジ(
    第三アルキルチオ)アルカンであることを特徴とする請
    求項1〜8のいずれか1項に記載の方法。
  10. (10)上記反応の副生物として生じる下記式:▲数式
    、化学式、表等があります▼(II) の第三メルカプタンが再循環されて、出発原料のジ(第
    三アルキルチオ)アルカンの製造時に再利用されること
    を特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法
  11. (11)上記の第三メルカプタン(II)が、最終生成物
    のジチオールの沸点と差が十分大きな沸点を有し且つ単
    純な蒸留によって最終生成物のジチオールから分離する
    ことが可能なものの中から選択されることを特徴とする
    請求項10に記載の方法。
  12. (12)上記の第三メルカプタン(II)が、少なくとも
    5個の炭素原子を有する非共役ジエンに光化学反応を用
    いて付加されることを特徴とする請求項10または11
    に記載の方法。
  13. (13)上記ジエン1モル当り2〜4モルの第三メルカ
    プタンを使用することを特徴とする請求項12に記載の
    方法。
  14. (14)上記の光化学反応を用いた付加が−10℃〜+
    60℃の範囲の温度で実施されることを特徴とする請求
    項12または13に記載の方法。
  15. (15)上記の光化学反応を用いた付加が20〜50℃
    の範囲の温度で実施されることを特徴とする請求項14
    に記載の方法。
  16. (16)上記の光化学反応を用いた付加がアセトフェノ
    ン誘導体、ベンゾイルホスフィンオキシドおよび有機ホ
    スファイトまたは有機ホスフィンと芳香族ケトンとを組
    み合せたものの中から選択される触媒の存在下で行なわ
    れることを特徴とする請求項12〜15のいずれか1項
    に記載の方法。
  17. (17)上記非共役ジエンが5〜20個の炭素原子を有
    するα,ω−ジエンであることを特徴とする請求項12
    〜16のいずれか1項に記載の方法。
  18. (18)連続的に操作することを特徴とする請求項1〜
    17のいずれか1項に記載の方法。
JP1035976A 1988-02-17 1989-02-15 ジチオールの製造方法 Granted JPH023669A (ja)

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FR8801881A FR2627184B1 (fr) 1988-02-17 1988-02-17 Procede de preparation de dithiols
FR8801881 1988-02-17

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JPH023669A true JPH023669A (ja) 1990-01-09
JPH0567622B2 JPH0567622B2 (ja) 1993-09-27

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EP (1) EP0333527B1 (ja)
JP (1) JPH023669A (ja)
KR (1) KR920002886B1 (ja)
AT (1) ATE69808T1 (ja)
CA (1) CA1307009C (ja)
DE (1) DE68900460D1 (ja)
ES (1) ES2039295T3 (ja)
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