JPH023667A - 線状オレフィンから第二メルカプタンを合成する方法の改良 - Google Patents

線状オレフィンから第二メルカプタンを合成する方法の改良

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JPH023667A
JPH023667A JP1035974A JP3597489A JPH023667A JP H023667 A JPH023667 A JP H023667A JP 1035974 A JP1035974 A JP 1035974A JP 3597489 A JP3597489 A JP 3597489A JP H023667 A JPH023667 A JP H023667A
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linear olefin
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linear
cation exchange
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エマニュエル アレス
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C319/00Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides
    • C07C319/02Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides of thiols
    • C07C319/04Preparation of thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides of thiols by addition of hydrogen sulfide or its salts to unsaturated compounds
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C321/00Thiols, sulfides, hydropolysulfides or polysulfides
    • C07C321/02Thiols having mercapto groups bound to acyclic carbon atoms
    • C07C321/04Thiols having mercapto groups bound to acyclic carbon atoms of an acyclic saturated carbon skeleton

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はメルカプタンの合成方法に関するものであり、
特に、線状オレフィンから第二メルカプタンを製造する
方法に関するものである。
従来の技術 陽イオン交換樹脂によって構成される触媒の存在下で、
オレフィンに硫化水素を反応させてメルカプタンを製造
することは仏国特許第2.531.426号に記載され
ている。この特許では、温度を45〜75℃、さらに望
ましくは、50〜70℃の範囲に厳密に調節することを
推奨している。この方法の収率は優れており、イソブチ
レン、プロピレントリマーおよびプロピレンテトラマー
から、それぞれの第三ブチルメルカプタン、第三ノニル
メルカプタンおよび第三ドデシルメルカプタン等の第三
メルカプタンを得る場合に特に効果的であり、推奨され
た温度での転化率は非常に高い(90〜98%)もので
ある。
残念ながら、上記の特許の方法を、線状オレフィン、す
なわち、α−オレフィンまたは内部オレフィン(int
ernal olefins)に応用して、一般式:%
式% (ただし、R1およびR2は連鎖Rr  CHR2が3
〜30個の炭素原子をもつような線状炭化水素基である
) で表される第二メルカプタンを得ようとする場合にはう
まくいかない。
事実、実際に線状オレフィン、特に低分子量の線状オレ
フィンをアンバー!J ス)15 (Amberlys
t15)等の触媒樹脂の存在下で45から75℃の温度
範囲で反応させた場合のH2Sに対する反応性は、第三
オレフィンの反応性よりも顕著に低下し、気相において
反応を行った場合にはさらに反応性が低下する。例えば
、温度60℃での1−ブテン、1−ヘキセンおよび1−
ドデセンの転化率は約35〜45%に過ぎない。
発明が解決しようとする課題 本発明者達は、75℃以上、さらに好ましくは90〜1
20℃の温度で反応させることにより、線状オレフィン
の反応性を大幅に向上させることができるということを
発見した。なふ、この発見は、その他のオレフィン(例
えば、ジイソブチレン)の場合には0〜100℃の温度
で転化率がほぼ一定であるか、逆に、温度の上昇ととも
に転化率が低下する(例えば、トリイソブチレンの場合
)ことを考えると、決して予測できることではない。
課題を解決するための手段 本発明による硫化水素と線状オレフィンとの反応による
第二メルカプタンの製造方法は、陽イオン交換樹脂によ
って構成される触媒の存在下で、75℃以上、さらに好
ましくは90〜120℃の温度で上記反応を行うことを
特徴としている。
本発明で用いられる触媒としては、陽イオン交換樹脂と
して公知の酸官能基を有する任意の種類のポリマーやコ
ポリマーが適している。具体的には、架橋されたスルオ
ン化ポリスチレン、特にジビニルベンゼンで架橋された
スルオン化ポリスチレンをベースとした樹脂、遊離カル
ボキシル基を有するアクリルまたはフェニルアクリル樹
脂、フェノールスルホン酸から誘導されたフェノール−
ホルムアルデヒドタイプの樹脂、リグノスルホンイオン
交換樹脂等を用いることができる。これらの樹脂は、ア
ラジョン(All2Ssion) 、セカシット(Ce
cacit) 、ウォファタイツ(Wofatites
)、レバタイツ(Levatites)、イ? =)り
(Imac) 、イオナック (Ionac)、アンバ
ーライト(Amberlites)、リクオレクス(L
iquorex)、ゼオレクス(Zeorex)、ゼオ
カーブ(Zeocarb)、ドウエクス(Oowex)
等の種々の商品名で市販されている。中でも、例えば、
アンバーリスト (Amberlyst)、レワティト
(Lewatit)またはドウエクス(Dowex)の
商品名で市販されているジビニルベンゼンを有するスル
ホン化スチレンコポリマーが特に好しく、さらにはナフ
ィオン(Nafion)の商品名で公知のペルフルオロ
スルフォン酸(特に、3.6−ペルフルオロ−4−ジオ
キサ−7−メチル−オクテンスルホン酸)を含むテトラ
フルオロエチレンコポリマーを用いるのが好ましい。い
ずれの樹脂を触媒として用いる場合にも、80℃で6時
間乾燥した後に測定される含水率が0.5%以下となる
ように注意しなければならない。これらの樹脂はできる
限り乾燥させる(0.2%以下の含水率)のが望ましい
反応は1〜50バールの任意の相対圧力下で行うことが
できるが、中程度の圧力、特に10〜16バールの圧力
下で操作した場合により優れた結果が得られる。この圧
力の範囲は、気体状のH,Sを用いて工業的に操作する
場合に最も好ましいものである。
公知の方法と同様に、ある程度過剰量の硫化水素を使用
するのが好ましい。実際のH2S/線状オレフィンのモ
ル比は1.2〜10、さらに好ましくは3〜8である。
本発明の方法は、30個までの炭素原子を有する任意の
線状オレフィンに適用することができるが、中でも、ジ
サルファイドまたはある種の界面活性剤合成用の反応材
料として用いられる3〜16個の炭素原子を有する第二
メルカプタンの合成に適用するのが特に有利である。
本発明方法は、公知の任意の方法で不連続的または連続
的に行うことができるが、撹拌機付き反応器または触媒
を充填した管状反応器中に、硫化水素と線状オレフィン
とを連続的に供給して連続的に操作するのが望ましい。
また、未転化のオレフィンは反応器に再循環するのが有
利である。
以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明するが、
本発明は下記の実施例に制限されるわけではない。
実施例1 2−ブタンチオールの合成 容量が約420mfの管状反応器(長さ: 135 C
m。
内径:20mm>中に、200−の乾燥させたスルホン
化アンバーリスト15 (Amberlyst 15)
を入れる。
圧力15バールで、反応器の上部から、液体の1−ブテ
ンを流156 g /時(1モル/時に相当)で、また
、気体のH2Sを流量136 g /時(1−ブテン1
モルに対して4モルに相当)で連続的に供給する。これ
らの反応物は、反応器に導入する前によく混合して右き
、反応器中でこの混合物を温度75℃に維持する。気体
状の流出物を反応器から除去すると共に、反応器から連
続的に出てくる液体を回収して分析した。この試験での
1−ブテンの硫黄化合物への転化率は53%であった。
反応物の流量および操作圧力を同じにして、90℃、1
00℃および120℃で合計3回の試験を行った。
これらの試験結果を下記の表に示す。
実施例2 実施例1の操作を繰り返すが、l−ブテンの代わりに、
液体の1−ヘキセンを84g/時の流量で供給した。6
0.90.100および120℃で合計4回試験を行い
、液体および気体の流出物を分析した測定結果を次の表
に示す。
実施例1の操作を繰り返すが、l−ブテンの代わりに液
体の1−ドデセンを168 g /時の流量で供給した
。60.100および120℃で合計3回試験を行った
。反応器からの流出物を分析した結果を次の表に示す。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)不均質触媒を用いて線状オレフィンと硫化水素か
    ら第二メルカプタンを製造する方法において、陽イオン
    交換樹脂によって構成される触媒の存在下で、75℃以
    上の温度で反応を行うことを特徴とする方法。
  2. (2)90〜120℃の温度下で反応を行うことを特徴
    とする請求項1に記載の方法。
  3. (3)陽イオン交換樹脂がスルホン化スチレン−ジビニ
    ルベンゼンコポリマーまたはテトラフルオロエチレン−
    ペルフルオロスルホン酸コポリマーであることを特徴と
    する請求項1または2に記載の方法。
  4. (4)2〜50バールの圧力下で上記反応を行うことを
    特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の方法。
  5. (5)10〜16バールの圧力下で上記反応を行うこと
    を特徴とする請求項4に記載の方法。
  6. (6)上記H_2S/線状オレフィンのモル比が1.2
    〜10であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    1項に記載の方法。
  7. (7)上記H_2S/線状オレフィンのモル比が3〜8
    であることを特徴とする請求項6に記載の方法。
  8. (8)上記線状オレフィンが3〜30個の炭素原子をも
    つことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載
    の方法。
  9. (9)上記線状オレフィンが3〜16個の炭素原子をも
    つことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. (10)未転化の線状オレフィンを再循環させることを
    特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の方法。
JP1035974A 1988-02-17 1989-02-15 線状オレフィンから第二メルカプタンを合成する方法の改良 Granted JPH023667A (ja)

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FR8801879A FR2627182B1 (fr) 1988-02-17 1988-02-17 Perfectionnement a la synthese de mercaptans secondaires a partir d'olefines lineaires
FR8801879 1988-02-17

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JPH023667A true JPH023667A (ja) 1990-01-09
JPH0585544B2 JPH0585544B2 (ja) 1993-12-07

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KR (1) KR910007943B1 (ja)
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CA (1) CA1332064C (ja)
DE (1) DE68900001D1 (ja)
ES (1) ES2015112B3 (ja)
FR (1) FR2627182B1 (ja)
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GR3000600T3 (en) 1991-07-31
FR2627182A1 (fr) 1989-08-18
EP0329520A1 (fr) 1989-08-23
EP0329520B1 (fr) 1990-05-23
DE68900001D1 (de) 1990-06-28
FR2627182B1 (fr) 1991-03-22
KR890012955A (ko) 1989-09-20
CA1332064C (fr) 1994-09-20
ATE53017T1 (de) 1990-06-15

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