JPH0236193A - マイコプラズマ・ニユーモニエからの168kDタンパク質の精製法 - Google Patents

マイコプラズマ・ニユーモニエからの168kDタンパク質の精製法

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JPH0236193A
JPH0236193A JP1067775A JP6777589A JPH0236193A JP H0236193 A JPH0236193 A JP H0236193A JP 1067775 A JP1067775 A JP 1067775A JP 6777589 A JP6777589 A JP 6777589A JP H0236193 A JPH0236193 A JP H0236193A
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buffer
octyl glucoside
dimethylammonium
pneumoniae
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Wolfgang Bredt
ヴオルフガング・ブレット
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    • C07K14/00Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
    • C07K14/195Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria
    • C07K14/30Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from bacteria from Mycoplasmatales, e.g. Pleuropneumonia-like organisms [PPLO]

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はマイコプラズマ・ニユーモニエ(Mycopl
asma pneumoniae)からの168kDタ
ンパク質の精製法に関する。
マイクプラズマ・ニユーモニエlt下M、ニューモニエ
と略記する)は上部および下部気道の疾患を惹起するも
のである。全咽頭炎例の10%まで、一般市民集団の全
肺炎例の10〜30%および閉鎖集団の全肺炎例の約6
0%までがこの病原体によるものとされうる。流行は4
〜7年間隔で出現し、そして文献では死亡例も記載され
ている(Rollins S、他、Arch、Path
ol、Lab、Med。
110 i 34−41(1986))。その上多数の
後感染性合併症、例えば病因の解明が必要とされる心筋
炎、心内膜炎、髄膜炎等が知られている。再感染も決し
て稀ではない。それらは主に成人集団に現われ、それら
の群では特に臨床的な合併症を予想しておかなければな
らない。
M、ニューモニエは細菌であり、従って上部および下部
気道疾患の主原因であるウィルスと対照的に抗生物質に
対して感受性であるので、迅速な診断によりかなり治療
効果をあげることができる。しかしながら臨床的にはM
、ニューモニエ感染を類似の、ウィルスまたは細菌によ
る感染から確実に区別することができない。利用できる
研究室診断法も同様に満足できるものではない。培養に
よる、病原体の検出は類11fz培地上で1〜2週間と
いう非常にゆっくりした成長後にしか確実な評価が得ら
れない。現在では大抵の場合血清学的方法により診断が
行われている。最も広く用いられている試験である補体
結合試験(CFT)では抗原としてM、ニューモニエか
ら得られる糖脂質抽出物を使用している。しかしながら
この糖脂質は他の細菌例えば、ストレプトコッカスMG
・インターメジウス(5trep−tococcus 
M、G、intermedius)とのみならず植物の
脂質またはヒトの細胞成分とも交差反応する。
特に、細胞破壊に伴って現われる疾患例えばスイ臓炎、
髄膜炎または心炎に関しては、偽陽性CFT反応が記載
されている。その他の試験法は、例えばCFTと同様に
特異性が低い免疫蛍光法のように労働集約的すぎるが(
M、ニューモニエ全抽出物を用いるELISA (Mi
tzuLani H,Miz−utani H(An、
Rev、Re5pir、Dis、127 ; 175−
179+(1983))、あるいは例えば付着阻害試験
(JacobsE他、Eur、J、Cl1n、Micr
obiol、4;113−118.(1985))とし
て特別の試験室でのみしか使用できない。
M、ニューモニエはその生端構造部分中に分子量168
kDを有するタンパク質を有しており、このものがその
病原体が宿主生物の細胞に付着する原因をなしている(
Feldner  J  他、Nature298 ;
 765−769.(1982))。このタンパク質に
対する抗体はM、ニューモニエに感染した患者のこれま
でに検査されたすべての血清中に見出されたが、他のタ
ンパク質に対する免疫応答は通常現われなかった(Ja
cobs E他、J、Cl1n、/ Micro−bi
ol、23 ; 517−522.(1986a))。
従ってこの168kDタンパク質は特異的な血清学的試
験に適する抗原である。
この168kDタンパク質はすでにトリトン、デオキシ
コレート(DOC) 、ドデシル硫酸ナトリウム(SD
S)、E D T A、およびトリス緩衝液からなる界
面活性剤混合物(以下TDSETと略記)を用いて単離
されておりそしてイムノアマイクテイクロマトグラフイ
ー(Leith D K、 Baseman J B、
、JBactsriol  157 ; 678−68
0.(1984)、モノクローナル抗体アフイニイテイ
クロマトグラフイーにヨルマイコプラズマキニューモニ
エアトへシンの精製)により精製されている。しかしな
がらカラムに結合された抗体にイムノアマイクテイクロ
マトグラフイーで結合した168kDタンパク質を溶離
するには、イムノ複合体を解離させるのに比較的激しい
条件を必要とし、それによりリガンドの変性およびカラ
ムの破壊が招来されうる。大量の変性168kDタンパ
ク質を単離できる方法はJacobsおよびC1ad 
(Jacobs E、C1adA。
Anal Biochem、、154;583−589
.(1986)、分収用ドデシル硫酸ナトリウム(SD
S)−ポリアクリルアミドゲルからの固定され染色され
た膜タンパク質のメンプラントラップへのエレクトロエ
リューション)に記載されている。この研究においては
、完全なM、ニューモニエタンパク質がドデシル硫酸ナ
トリウム(SDS)−ポリアクリルアミドゲル電気泳動
(PAGE)により分離され、標識されそして次に16
8kDタンパク質を含有するバンドをゲルから切断しそ
してバイオトラップ系中にエレクトロエリューションさ
れた。
この方法においては168kDタンパク質はドツト−E
LISAにおける抗原として使用できる量で単離されう
るが、(Jacobs他、Eur、J、Cl1n、Mi
crob−4o1.5 ; 435−440.(198
6)、ドットエンザイムリンクトイムノソルベントアツ
セイにおける抗原として使用されるマイクプラズマ・ニ
ユーモニエノ168kDタンパク質)、このタンパク質
の単離には非常に時間がかかりそしてこの方法で得られ
たタンパク質は天然の状態を有しない。
それゆえM、ニューモニエから168kDタンパク質を
天然の形態で充分な量で得ることのできる方法を見出す
ことが本発明の目的であった。
この目的はM、ニューモニエの168kDタンパク質の
精製法に基づき、マイコプラズマ・ニユーモニエの全細
胞を両性イオン系界面活性剤、好ましくは3− [(3
−コラミドプロピル)ジメチルアンモニウム] −1〜
プロパンスルホネート(以下CIAPSと略記する)で
処理し、次に得られたペレットから°非イオン系界面活
性剤、好ましくはオクチル−β−D−グルコピラノシド
(オクチルグルコシド)を用いて168kDタンパク質
を抽出し、そして終わりにサイズ排除クロマトグラフィ
ーにより他の不純物を除去することにより達成された。
すでに述べたように、Le i th(1984、前記
)はM、ニューモニエの膜タンパク質を溶解させるのに
トリトンX−100、SDSおよびデオキシコレートを
含有する種々の界面活性剤の混合物(TDSET)を使
用した。しかしながらこの混合物はM、ニューモニエの
膜から168kDタンパク質のみならず、不純物高分子
タンパク質をも溶解し、これらはゲル濾過によっては相
互に分離できない。今や本発明方法によって168kD
タンパク質を分別可溶化することにより20倍量まで濃
縮することが可能である。残る不純物はかなり分子量が
低く、1回のゲル濾過工程によって除去できた。従って
本発明方法を用いる場合は168koタンパク質を変性
条件に露出させる必要はなく、それゆえこのタンパク質
が驚くほど大量にその天然の形で入手できる。
この緩和な溶解条件は用いられる界面活性剤の性質から
来ている。オクチルグルコシドは非イオン系界面活性剤
でありそしてCHAPSは両性イオン系界面活性剤であ
る。どちらの界面活性剤も所定の構造およびHLB約1
5を有する。前記界面活性剤を用いることにより得られ
る結果を、SDS緩衝液またはTDSETによりすべて
の細胞タンパク質を単離したのち得られた結果と比較し
tこ 。
比較するには細胞をCIAPSまたはオクチルグルコシ
ドのいずれかを含有する溶解緩衝液を用いてまたはTD
SET界面活性剤混合物を用いて処理した。得られた懸
濁液を遠心分離しそして得られた上清をSDS−PAG
Eにより分析した。その結果によれば、TDSETは比
較的小さな分子量を有する分子を良好に溶解するのみな
らず、168kDタンパク質ならびに細胞膜の分子量1
45kDを有するもう−の顕著なタンパク質も同様に溶
解することが示された。予想されt;ように、TDSE
T処理においては、わずかだけ小さな145kDタンパ
ク質を続くサイズ排除クロマトグラフィーにより168
kDタンパク質から分離することはできなかった。
オクチルグルコシドは168kDタンパク質を良好に溶
解しそして145kDタンパク質はあまり溶解しなかっ
た。この性質をCHAPSは有していない。CHAPS
は145kDタンパク質を溶解させるには明らかに非常
に効率的な界面活性剤であるがしかしながら168kD
タンパク質はあまり効果的に溶解させない。この2種の
界面活性剤の組み脅せにより驚くほど良好な結果が得ら
れた。
この方法の第1工程では、M、ニューモニエの全細胞を
CHAPSで予備処理して、それにより145kDタン
パク質および少量の168kDタンパク質を含むタンパ
ク質の大部分を溶解させる。得られたホモジネートを遠
心分離したのちペレットの一部分ずつを種々の濃度のオ
クチルグルコシドで可溶化させる。
M、ニューモニエの全細胞を処理する第1番目の工程に
は、両性イオン系界面活性剤CHAPSを約0.1〜1
0%(w/V)、好ましくは1%(w/ v)の濃度で
含有する緩衝剤混合物(緩衝液I)が使用されるのが好
ましい。
第1の溶解工程後に得られたペレットの非イオン系界面
活性剤オクチルグルコシドでの処理も同様にオクチルグ
ルコシドを約0.1〜10%(w/v)、好ましくは1
〜、(w/ V)の濃度で含有する緩衝剤混合物(緩衝
液II)が用いられるのが好ましい。
168kDタンパク質を本発明により分別可溶化させる
と、M、ニューモニエ中に天然に存在する量である全細
胞タンパク質の約1.5%と比較して所望タンパク質が
20倍に濃縮される。ここに記載される、本発明による
方法のもう一つのとても大きな利点は、何ら他の不純な
高分子タンパク質が存在しないという事実にある。次に
1回のサイズ排除クロマトグラフィーによる精製工程に
より溶解されている低分子量不純タンパク質が168k
Dタンパク質から分離されうる。
好ましい緩衝剤Iは中性りん酸塩緩衝液中に約0.1〜
1o%(w / v )濃度のCHAPSの他に100
〜600mMのNaC(+、錯化剤、還元防止剤および
プロテアーゼインヒビター、好ましくは約1%(V/ 
V)のCHAPS、 400mMのNaCl2.  l
 mMのエチレンジアミン四酢酸(EDTA) 、5 
mMの2−メルカプトエタノール、0.6mMのPMS
F(フェニルメタンスルホニルフルオライド)および5
0mMのりん酸ナトリウム緩衝剤(pH6,75)を含
有する。これら緩衝剤成分は慣用に使用されるもので、
前記した量でCHAPSの溶解作用を助けるものである
好ましい緩衝液■は中性りん酸塩緩衝液中に約0.1〜
10%(w/v)濃度の非イオン系界面活性剤オクチル
グルコシドの他に100〜600mMのNacQ。
錯化剤、還元防止剤およびプロテアーゼインヒビター、
好ましくは約、(w/V)のオクチルグルコシド、40
0mMのNaC(2,l mlJのEDTA、  5 
mMの2−メルカプトエタノール、0.6mMのPMS
Fおよび50mMのりん酸ナトリウム緩衝剤(pH6,
75)を含有する。非イオン系界面活性剤オクチルグル
コシドに関しても本発明方法におけるこの緩衝剤混合物
は良好に適する。
第1の処理工程でのM、ニューモニエの全細胞の溶解作
用を助けるためには、CHAPSで予備処理した細胞を
超音波で好ましくは0℃、1.5分間処理することがで
きる。この超音波処理により細胞壁成分の崩解が促進さ
れ、それにより細胞壁に結合されていたタンパク質の放
出が高められうる。
CHAPSでの処理ならびに超音波処理後に生成するホ
モジネートから、そのうちの一つが所望の168kDタ
ンパク買を含有するものである各7ラクシヨンに分ける
には、ホモジネートを好ましくは25000 X 9お
よび4℃で約40分間遠心分離する。ペレット中に所望
の168kDタンパク質が含有される。次にこのペレッ
トを洗浄しそして前記緩衝液■中にとる。これに続きも
う一回短時間超音波処理を行うことができる。
緩衝液■中にとったペレットを室温で5分間振盪し、続
いてもう一回遠心分離する。
緩衝液■中に含有されるオクチルグルコシドを用いて1
68kDタンパク質をかくの如く油田したのち、得られ
た懸濁液を室温で約5分間振盪してもよく、それに続い
て再び25000 X 9で40分間遠心分離する。得
られた不透明の上清中に168kDタンパク質が含有さ
れておりそしてこれは例えば0.45gmメンプランを
通して濾過して次にサイズ排除クロマトグラフィーにか
けることができる。
サイズ排除クロマトグラフィーは好ましくはスーパーロ
ース(Superosa) 6−分取等級カラムを用い
て行うことができる。168kDタンパク質はこのカラ
ムからpH約6.75のSDS/りん酸ナトリウム緩衝
液を用い高純度、大量かつ天然の状態で溶離されうる。
本発明を下記実施例および図面により詳細に説明する。
第1図 種々の界面活性剤を用いて可溶化を行った場合のM、ニ
ューモニエのタンパクff ヲSDS−PAGEで分離
した後に得られたセルバ(5erva)ブルー染色ポリ
ペプチドパターンを示す写真である。
200μζずつの細胞タンパク質をそれぞれの界面活性
剤の存在下に1.5分間超音波処理し、次に室温でさら
に5分間インキュベーションした。
この懸濁液を100,0OOX gで遠心分離して得ら
れた上溝をSDS−PAGE用に調製する。各カラムの
界面活性剤は下記のとおりである。
a)  、SDS b)  1% トリトンX−100,0,、デオキシコ
ート、0.1% SDS(TDSET)c)  1%C
HAPS d)  1% オクチルグルコシド 第2図 種々の濃度のオクチルグルコシドを用いる168kDタ
ンパク質の可溶化を示す。
M、ニューモニエの細胞をCIAPS緩衝液で処理し、
遠心分離し、そして洗浄したペレット(タンパク質10
0μgずつ)を種々の濃度のオクチルグルコシドを含有
する緩衝液中に懸濁させる。
遠心分離したのち、上溝を5OS−PAGE用に調製し
そしてゲル(8,25%T)に負荷する。固定され、セ
ルバーブルー染色されたゲルを575nmでデンシトメ
ーターで測定しそして168kDタンパク質の染色され
たバンドに相当するピークの範囲を界面活性剤の濃度に
対してプロットする。
第3図 M、ニューモニエの168kDタンパク質のオクチルグ
ルコシド可溶化物のサイズ排除クロマトグラフィーを示
す。
168kDタンパク質のオクチルグルコシド可溶化物1
mffをスーパーロース6分取等級物を含有するカラム
(1,6X50cm)に負荷する。pH6,75を有す
る100mMりん酸ナトリウム中の0.1%SDSを用
いて0.2rs、Q/分の速度で溶離して1.2+11
2ずつのフラクションを集めた。
第4図 粗製168kDタンパク質のサイズ排除クロマトグラフ
ィーにより得られる7ラクシヨンをSDS−PAGEお
よびセルバーブルー染色して得られるポリペプチドパタ
ーンを示す写真である。実験条件は第1図におけると同
じである。
レーン2;総細胞タンパク質(200μm)レーン15
 i 168kDタンパク質レーン3〜14;サイズ排
除クロマトグラフィーの種々のフラクション 実施例 I M、ニューモニエの培養 M、ニューモニエのFH株をルーピン中37℃でヘイフ
リックス培地(Hayf licksmediumXH
ayf 1ickL、Tex Rep Biol Me
d、 23 ; 5upp1..285−303.細胞
培養物およびマイコプラズマ(1965))中で成育さ
せる。この細胞を48時間後に収穫し、−7000で貯
蔵する。
実施例 2 168kDタンパク質の単離 実施例1に記載されるようにして調製されたM、ニュー
モニエの細胞を緩11液I(1%CHAPS。
400mM NaCff、  1 mM EDTA、 
 l mM 2−メルカプトエタノール、0.6mM 
PMSF、 50mMりん酸ナトリウム緩衝液 pH6
,75)の51112中に懸濁させそして0°Cで1.
5分間超音波処理する。このホモジネートを25000
X 9および4℃で40分間遠心分離する。
以後のすべての工程は室温で行われる。
洗浄したベレットを緩衝液11(、オクチルグルコシド
、400mM NaC4,l mM EDTA、  5
 mM 2−メルカブトエタノール、0.6+nM P
MSF150mMりん酸ナトリウム緩衝液 pH6,7
5) l rirl中に短時間超音波処理することによ
り再懸濁させる。
得られた懸濁液を室温で5分間振盪し、続いて2500
0X 9で40分間遠心分離する。不透明な上溝は粗製
168kDタンパク質を含有する。この上清は0.45
μ+mメンプラン(Spartan、5chleich
ar urldSchull、Kassel/ FRG
)でのが過により統くクロマトグラフィー工程用に調製
する。
実施例 3 サイズ排除クロマトグラフィー 粗製168kDタンパク質のオクチルグルコシド可溶化
物をスーパーロース6分取等級物(Deu−Lsche
 Pharmazie AG GmbH,Freibu
rg/ FRG)を含有するカラム(1,6×50cm
)に負荷する。溶離緩衝液(0,1%SDS、 loo
+nMりん酸ナトリウム緩衝液pH6,75)を用い流
速0.2mQ1分で溶離し、1.2mQずつのフラクシ
ョンを集める。
第3図は分子量200000〜10000を有するポリ
ペプチドに相当する溶離ダイヤグラムを示す。
フラクションの一部分ずつをSDS−PAGE(第4図
)により分析する。いくつかの調製物において排除量に
相当する第1のピークがここに示されるクロマトグラム
におけるより約10倍まで高いとしても、相当する7ラ
クシヨンは何らタンパク質を含有しない(第4図、レー
ン3)。こノ吸着は恐らくカラムに加えられる不透明上
溝中に混合ミセルが存在することに起因すると思われる
。第2のピークは第4図のレーン7〜9から明らかなよ
うに良く溶解された168kDタンパク質を含有する本
方法により得られうる168kDタンパク質の量はペレ
ットの湿潤細胞重量19から168kDタンパク質40
%または300μりである。
実施例 4 SDS−PAGE 集められたタンパク質フラクションは不連続緩衝系(L
aemmli U、に、、Nature 227 ; 
680−685、バタテリオファーンT4のヘッドの組
み立て中における構造タンパク質の開裂(1970))
中8 、757のゲル濃度の1.5)厚さのスラブゲル
(18X 14ci+)中でのSDS−PAGEにより
分析する。
実施例 5 希界面活性剤溶液中におけるタンパク質のアッセイ タンパク質を界面活性剤を同時に抽出することにより沈
澱させ(wessel D、Flムgge Ul ; 
AnalBiochem、138 ; 141143、
界面活性剤および脂質の存在下に希溶液中のタンパク質
の全量的回収法(1984))そして集められたタンパ
ク質を改良ローリ−(Lowry)法で測定する( P
eterson GL+Anal Biochem、8
3 ; 346−356、より一般的に適用しうるLo
wry他のタンパクアッセイ法の簡単化(1977))
比較実験1 実施例1に記載されるようにして調製されt;M、ニュ
ーモニエ細胞の一部分ずつをLeiLh (前記)によ
り記載されているようにして、1%CHAPSまたは1
%オクチルグルコシドまたは界面活性剤混合物TDSE
T [1%(w/v) )リドンX100.0.、(w
/V)デオキシコレート、0.1%(w/ v)  S
DS、  10mM EDTA110mMト リス−H
CQpH7,8] をそれぞれ含有する緩衝液で処理す
る。
得られる懸濁液を遠心分離し、そして得られた上溝を第
1図において記載されるようにしてSDS−PAGEに
より分析する。
第1図ではSDS−PAGEおよびセルバブル−染色後
に得られるポリペプチドパターンをレーンaに示す。そ
こには実際上すべての細胞タンパク質が示されている。
分子量は第1図左側に示されておりそして168kDタ
ンパク質の位置は矢印で示される。レーンd−bはそれ
ぞれTDSET。
または1%(JAPS、または1%オクチルグルコシド
の存在下に可溶化後に得られるタンパク質フラクション
のポリペプチドパターンを示す。
T D S E−Tは分子量の小さいタンパク質のみな
らず!68kDタンパク質ならびに分子量145kDを
有す6M、ニューモニエのもう一つの重要なタンパク質
に対しても良好な溶解性質を有することが示される。分
子量145kDおよび168kDを有する二種のタンパ
ク質は後程のサイズ排除クロマトグラフィーで示される
ように相互に分離できなかった。
界面活性剤オクチルグルコシドは168kDタンパク質
は良好に溶解するが、145kDタンパク質はあまり溶
解しない。CHAPS界面活性剤の場合には145kD
タンパク質の可溶化にとっては非常に効率的な界面活性
剤であるが、168kDタンパク質にはわずかな溶解力
しか有しないことが判つ lこ 。
比較実験2 オクチルグルコシドの有効濃度の測定 第2図はCHAPSで予備処理されたM、ニューモニエ
細胞を0〜、の間の種々の濃度のオクチルグルコシドを
含有する。実施例2に記載されたと同様の緩衝液■で処
理することにより得られた結果を示す。第2図では16
8kDタンパク質の可溶化には1%以上のオクチルグル
コシド濃度で充分であることが示される。種々のタンパ
ク質濃度にとっての耐容限界を確保しそして界面活性剤
/タンパク質の割合を少くとも5に保持するためには、
オクチルグルコシド濃度、が特に適当である、何故なら
その場合に約4+*g/mQまでのタンパク質濃度が許
容されるからである。
CHAPSで予備処理したベレットから得られる、、オ
クチルグルコシド可溶化物のSDS−PAGEポリペプ
チドパターンを第4図のレーン15iこ示す。
168kDタンパク質は本発明方法で分割可溶化を行う
ことにより、M、ニューモニエの全細胞タンパク質の約
1.5%に基づき計算して約20倍に濃縮される。この
値はデンシトメトリーにより得られうる。本発明方法に
おけるようにして調製された168kDタンパク質は何
ら不純な高分子タンパク質を含有しない。
双性イオン系界面活性剤CHAPSならびに非イオン系
界面活性剤オクチルグルコシドを用いて本発明方法によ
る操作により所望の168kDタンパク質を分別溶解さ
せることにより、所望のタンパク質を20倍まで濃縮す
ることができ、残留不純物は所望のタンパク質よりかな
り低い分子量を有しており従って1回のゲルが過工程に
より分離されうる。それゆえ本発明による方法では16
8kDタンパク質を変性性試薬に露出させる必要がなく
、従ってタンパク質はその天然の形で得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は種々の界面活性剤を用いて可溶化を行った場合
のM、ニューモニエのタンパク質を5OS−PAGEで
分離した後に得られたセルバブル−染色ポリペプチドパ
ターンを示す写真である。 用いられた界面活性剤は次のとおりである。 a)  、SDS b)    1  %  ト リ ト ン X  −t
oo 、 0.、  DOC,0,1%SDS(TDS
ET) c)  1%CHAPS d)  1%オクチルグルコシド 第2図は種々の濃度のオクチルグルコシドを用いる16
8kDタンパク質の可溶化を示す。 第3図はM、ニューモニエの168kDタンパク質のオ
クチルグルコシド可溶化物のサイズ排除クロマトグラフ
ィーでの溶離ダイヤグラムを示す。 第4図は粗製168kDタンパク質のサイズ排除クロマ
トグラフィーにより得られるフラクションをSDS−P
AGEおよびセルパブルー染色して得られるポリペプチ
ドパターンを示す写真である。 レーン2;細胞全タンパク質(200μm)レーン15
 ; 168kDタンパク質レーン3〜14;サイズ排
除クロマトグラフィーの種々のフラクション 特許出願人  ヴオルフガング・ブレット同  タレメ
ンス フフテ 同 二ノ・ヤーコプス 外2名 SDS  T口S CH G pwel!  −’ 220−〜− FIG、2 オクチルグルコ7ド01゜ 分子量−10−3 FiG、1 FIo、3 塔 離 [m11 H353739闇u &S L74951535557
 F= し・・・−ン ム FIG、4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)マイコプラズマ・ニユーモニエの全細胞を両性イオ
    ン系界面活性剤、好ましくは3− [(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニウム]−
    1−プロパンスルホネートで処理し、得られるペレット
    から非イオン系界面活性剤、好ましくはオクチル−β−
    D−グルコピラノシド(オクチルグルコシド)を用いて
    168kDタンパク質を抽出し、そして終わりにサイズ
    排除クロマトグラフィーにより他の不純物を除去するこ
    とからなるマイコプラズ マ・ニユーモニエの168kDタンパク質の精製法。 2)3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニ
    ウム]−1−プロパンスルホネー トが緩衝剤混合物(緩衝剤混合物 I )中に約0.1〜
    10%(w/v)、好ましくは1%(w/v)の濃度で
    含有されることからなる請求項1記載の方法。 3)オクチルグルコシドが緩衝剤混合物(緩衝剤混合物
    II)中に約0.1〜10%(w/v)、好ましくは1〜
    2%(w/v)の濃度で含有されることからなる請求項
    1記載の方法。 4)緩衝剤混合物 I が中性りん酸塩緩衝液中に0.1
    〜10%(w/v)の3−[(3−コラミドプロピル)
    ジメチルアンモニウム]−1−プロパンスルホネート、
    100〜600mMのNaCl、錯化剤、還元防止剤お
    よびプロテアーゼインヒビター、好ましくは1%(w/
    v)の3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモ
    ニウム]−1−プロパンスルホネート、400mMのN
    aCl、1mMのEDTA、5mMの2−メルカプトエ
    タノール、0.6mMのPMSFおよび50mMのりん
    酸ナトリウム緩衝剤(pH6.75)を含有することか
    らなる請求項2記載の方法。 5)緩衝剤混合物IIが中性りん酸塩緩衝液中に0.1〜
    10%(w/v)のオクチルグルコシド、100〜60
    0mMのNaCl、錯化剤、還元防止剤およびプロテア
    ーゼインヒビター、好ましくは 2%(w/v)のオクチルグルコシド、400mMのN
    aCl、1mMのEDTA、5mMの2−メルカプトエ
    タノール、0.6mMのPMSFおよび50mMのりん
    酸ナトリウム緩衝剤(pH6.75)を含有することか
    らなる請求項3記載の方法。 6)3−[(3−コラミドプロピル)ジメチルアンモニ
    ウム]−1−プロパンスルホネートで処理したのち細胞
    を超音波処理、好ましくは0℃で約1.5分処理するこ
    とからなる請求項1〜5のいずれかに記載の方法。 7)超音波処理後に得られたホモジネートを好ましくは
    25000×gおよび4℃で約40分間遠心分離するこ
    とからなる請求項6記載の方法。 8)オクチルグルコシドで抽出後に得られた懸濁液を室
    温で約5分間振盪しそして次に25000×gで40分
    間遠心分離しそして168kDタンパク質を含有する得
    られた上清をろ過することからなる請求項1〜7のいず
    れかに記載の方 法。 9)サイズ排除クロマトグラフィーがスーパーロース6
    分取等級カラムを用いて行われ、そして168kDタン
    パク質が中性pH値好ましくはpH6.75を有するS
    DS−りん酸ナトリウム緩衝液を用いて溶離されること
    からなる請求項1〜8のいずれかに記載の方法。
JP1067775A 1988-03-23 1989-03-22 マイコプラズマ・ニユーモニエからの168kDタンパク質の精製法 Pending JPH0236193A (ja)

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AU3158189A (en) 1989-09-28
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US5084561A (en) 1992-01-28
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EP0334278A2 (de) 1989-09-27

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