JPH0236092Y2 - - Google Patents

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JPH0236092Y2
JPH0236092Y2 JP1984181240U JP18124084U JPH0236092Y2 JP H0236092 Y2 JPH0236092 Y2 JP H0236092Y2 JP 1984181240 U JP1984181240 U JP 1984181240U JP 18124084 U JP18124084 U JP 18124084U JP H0236092 Y2 JPH0236092 Y2 JP H0236092Y2
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flow
tube
hollow tube
total pressure
horizontal guide
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は主として空調用ダクト内空気の流速を
計測する流速計における全圧測定の構造に関す
る。
〔従来の技術〕
従来の流速計は通常ピトー管でもつて全圧およ
び静圧を測定してその圧力差でもつて流速を計測
している。このピトー管は二重管で内管の先端は
開口して風上方向に向けられ全圧を測定し、外管
と内管の空間は密閉され、外管側面に静圧測定口
を穿孔させて静圧を測定するものである。
これに対し、特開昭58−198736号公報や、特開
昭52−113265号公報に示すような流体圧力感知装
置が提案され、特に前者における全圧測定では、
全圧測定管は管路中の流体の流れ方向に直角の方
向を長手方向とし、流れ方向上流に臨んで適宜数
開孔した全圧測定孔を有する構成とされ、後者に
おける全圧測定では、全圧力プルーブ(prove)
に導く導管の上流側に流れ方向を長手方向とした
円筒管型の直線流管を設けて成る構成とされてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、前者による全圧測定では、全圧
測定孔による最初の空気取入れ構造としては従来
のピトー管構造と何ら変わることなく、このた
め、測定管が流れ方向に対して傾いたり、乱流の
場合全圧が低く測定され正確な全圧測定を行なう
ことは困難であつた。
後者における全圧測定では、全圧力プルーブ
(prove)に導く導管の上流側に流れ方向を長手
方向とした円筒管型の直線流管構造とする以上、
この直線流管を多数設けて全圧力プルーブにより
平均化する構成とせざるをえないので構造が極め
て複雑となり、したがつて、製作コストが高く、
圧力損失が大きくなるのみならず、測定試験作業
自体が円滑に行なえない等の難点があつた。
本考案は上記従来の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、測定用エア管に導く中空
管の流れ上流側に、流れに略直角な細長の空間を
形成するような流れ上流側を開口した略矩形の横
ガイド筒を突出形成し、この空間と中空管を連通
孔により連通させて、簡単な構造で測定作業を簡
便に行なえ、かつ、最初の空気取入れ時において
安定的に平均化された空気を中空管へと導いて、
測定管が流れ方向に対して傾いたり、乱流の場合
にも高精度に全圧測定を行なうことのできる流速
計の全圧測定構造を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するために本考案は、流れに略
直角に細長の密閉された中空管1を配置すると共
に、同中空管の流れ上流側に流れに略直角な細長
の空間Sを形成するような流れ上流側を開口10
した略矩形の横ガイド筒Aを突出形成し、更に、
前記中空管1の流れ上流方向壁には前記横ガイド
筒Aにより形成された空間Sと中空管内部とを連
通する連通孔3,3′,3″を設け、前記中空管1
に圧力測定用エア管4を接続して成る流速計の全
圧測定構造から構成される。
〔作用〕
この考案では横ガイド筒Aは空気流の風上に向
けて開口10され、同横ガイド筒Aと中空管1の
前面壁とに囲まれる空間S及びこれと連通口3,
3′,3″を介して連通した中空管1の内部空間に
は空気流の全圧が作用し、これをエア管4によつ
て圧力計、圧力測定器に導入して全圧を測定する
ものである。
ここで空気流は中空管の流れ上流側に流れに略
直角な細長の空間Sを形成するような流れ上流側
を開口した略矩形の横ガイド筒Aの先端開口10
から流入され、しかも同横ガイド筒Aと中空管1
の前面壁で囲まれる細長の空間で滞留、横流れも
あつて平均化して全圧が安定して測定できるもの
である。
〔実施例〕
第1図ないし第3図は、本考案の実施例に係る
流速計の全圧測定構造を主に説明するものであ
り、第1図に示すもの概略斜視図において、矢視
空気の流れに略直角に細長の密閉された長矩形の
中空管1が配置されている。
本考案において特徴的なことは、流れに略直角
な細長の密閉された中空管の流れ上流側に同じく
流れに略直角な細長の空間を形成するような流れ
上流側を開口した横ガイド筒を設けたことであ
り、これによつて、空気を最初に取り入れる階段
において広範囲にわたつて空気流を補足し、かつ
これを平均化させて更に中空管に流入させ高精度
の全圧測定を行なうものである。
即ち、この中空管1の流れ上流側には、流れに
略直角な細長の空間Sを形成するような横ガイド
筒Aが突出形成されている。この横ガイド筒A
は、前記中空管1の流れ上流側壁から更に流れ上
流側に突出した上下板2,2′と両側板により形
成され、内部に前記空間Sを形成する流れの上流
側を開口10した略長矩形に構成されている。図
に示すように、横ガイド筒Aの上下板2,2′は
流れ上流側端部につれて側面視拡小しており、そ
の端面に形成される開口10は長矩形に形成され
ている。そして、この開口10から空気を取り入
れるものである。
また、前記中空管1に流れ上流方向壁には前記
横ガイド筒Aにより形成された空間Sと中空管1
とを連通する連通孔3,3′,3″が設けられ、開
口10から取り入れられ空間S内で平均化された
空気はこの連通孔を介して中空管1内に流入す
る。
前記中空管1の両側には圧力測定用エア管4が
連通接続されており、更に同エア管4端部に接続
した圧力計9により中空管1内の空気の全圧を測
定することとなる。
なお、図において、中空管1の流れ下流側には
別の中空管1′が連接されており、この中空管
1′には空気流の静圧測定管5と連通して静圧が
作用し、エア管6を介して静圧が測定されるよう
になつている。
図中7は静圧測定管5の先端に取り付けたキヤ
ツプ、8は静圧測定孔、9′は、静圧測定用の圧
力計である。
この実施例では空気流は横ガイド筒Aの先端開
口10から導入され、同横ガイド筒Aと中空管1
の上流側壁とで囲まれる空間S内に滞留し、同空
間S及びこれと連通孔3,3′,3″で連通した中
空管1の内部空間の空気の圧力は全圧値となる。
この圧力をエア管4を介して圧力計9によつて
測定する。ここで、空気流は横ガイド筒Aの細長
の先端開口10から導入され、しかもその内部空
間Sを長手方向に移動できるため中空管1の圧力
は長手方向に平均化され、安定した全圧値を得る
ことができるばかりか、横ガイド筒Aが空気流に
対して上下方向に傾斜してもその傾斜角θの広い
領域にわたつて全圧を安定して測定できることと
なる。
第3図に示す実験例において、図中「〇」は従
来のピトー管での全圧測定値、「△」は本実施例
を用いた流速計の全圧測定構造による全圧測定値
である。
この実験結果に示すように、従来のピトー管で
あれば圧力値が5%低下する場合、傾斜角θが−
12゜から20゜程度であり、したがつて、30゜の角度範
囲で5%の精度を保持できる。
これに対し、本実施例の場合、傾斜角θが−
20゜と30゜の範囲すなわち、50゜の角度範囲で5%の
精度が保持でき、横ガイド筒Aの空気流に対する
傾きを気にすることなく精度良く安定して全圧を
測定できることが理解される。
また、本実施例では、横ガイド筒Aの先端を拡
小させて形成しているので空気の流入を良好なも
のとしている。
第4図は本考案に係る流速計の全圧測定構造の
他の実施例を示しており、この実施例において
は、上記効果を更に向上させるために横ガイド筒
Aの端部をベルマウス状に拡幅したものである。
こ場合にも、空気の最初の取入口を拡開させて高
精度に全圧測定を行なえるものである。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案に係る流速計の全
圧測定構造によれば、測定用エア管に導く中空管
の流れ上流側に、流れに略直角な細長の空間を形
成するような流れ上流側を開口した略矩形の横ガ
イド筒を突出形成し、この空間と中空管を連通孔
により連通させて、簡単な構造で測定作業を簡便
に行なえ、かつ、最初の空気取入れ時において広
範囲の空気流を補足して安定的に平均化された空
気を中空管へと導いて、測定管が流れ方向に対し
て傾いたり、乱流の場合にも高精度に全圧測定を
行なうことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る流速計の全圧測定構造
の実施例を示す概略斜視図、第2図は、同縦断面
図、第3図は、同実施例の空気流に対する傾斜角
と全圧測定値の関係を示すグラフ図、第4図は、
他の実施例を示す要部断面図である。 A……横ガイド筒、S……空間、1……中空
管、2,2′……上下板、3,3′,3″……連通
孔、4……エア管、5……静圧測定管、6……エ
ア管、9,9′……圧力計。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 流れに略直角に細長の密閉された中空管1を配
    置すると共に、 同中空管の流れ上流側に流れに略直角な細長の
    空間Sを形成するような流れ上流側を開口10し
    た略矩形の横ガイド筒Aを突出形成し、 更に、前記中空管1の流れ上流方向壁には前記
    横ガイド筒Aにより形成された空間Sと中空管内
    部とを連通する連通孔3,3′,3″を設け、 前記中空管1に圧力測定用エア管4を接続して
    成る流速計の全圧測定構造。
JP1984181240U 1984-11-28 1984-11-28 Expired JPH0236092Y2 (ja)

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JP1984181240U JPH0236092Y2 (ja) 1984-11-28 1984-11-28

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Publication Number Publication Date
JPS6194772U JPS6194772U (ja) 1986-06-18
JPH0236092Y2 true JPH0236092Y2 (ja) 1990-10-02

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JPH07117550B2 (ja) * 1992-10-28 1995-12-18 農林水産省北陸農業試験場長 非回転式の流体速度測定方法及び装置
JP4955132B1 (ja) * 2011-06-30 2012-06-20 パイオニア株式会社 風検出装置
KR101868899B1 (ko) * 2017-05-17 2018-06-20 국방과학연구소 평균 전압력 계측 프로브

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JPS52113265A (en) * 1976-03-18 1977-09-22 Cambridge Filter Corp Fluid pressure sensor
JPS58198736A (ja) * 1982-05-14 1983-11-18 Uetsuto Master Kk 流体圧力感知装置

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