JPH0235671Y2 - - Google Patents

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JPH0235671Y2
JPH0235671Y2 JP1985114390U JP11439085U JPH0235671Y2 JP H0235671 Y2 JPH0235671 Y2 JP H0235671Y2 JP 1985114390 U JP1985114390 U JP 1985114390U JP 11439085 U JP11439085 U JP 11439085U JP H0235671 Y2 JPH0235671 Y2 JP H0235671Y2
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JP
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ring pipe
floating roof
liquid
tank
opening
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JP1985114390U
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は浮屋根タンク内に貯蔵されている内容
物、例えば原油に、海水や水その他の不純物が含
まれている場合に、原油と海水その他が分離し
て、上層部に存在している原油を偏りなく広い範
囲から回収する浮屋根タンクのオイルコレクター
に関するものである。
〔従来の技術〕
従来は、第8図に示すように浮屋根1下面にレ
ール2を設け、先端に1つのノズル3を備えてい
るオイルコレクター4は、上端に前記レール2に
沿つて転動自在な車輪5が取付けられ該車輪5を
介してノズル3をレール2に沿つて移動させ、該
ノズル3を通じて浮屋根タンク6の内容物の上層
部の液体をできるだけ広範囲から回収しようとす
るものであつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
前記従来の技術に係るオイルコレクター4は、
ノズル3が1つのみでしかもレール3に沿つた位
置以外から液体を回収できず、車輪5が脱線して
使用不能となることがあるという欠点があり、ま
た全体として重量が大であつて浮屋根1の浮力に
悪影響を及ぼし浮屋根1の動きを不円滑にする原
因になるという問題点があつた。
本考案は前記従来の技術の問題点に鑑み、車輪
やレールを用いることなく従つて脱線の心配がな
く、また軽量化して浮屋根の浮力に悪影響を与え
ず、かつ広い範囲からタンクの上層部の液体を回
収できる浮屋根タンクのオイルコレクターを提供
することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によれば前記問題点は、複数のブロツク
に分け各ブロツクに開口部を有し、浮屋根の下部
に環状に取付けたリングパイプと、該リングパイ
プの各ブロツクに対応して配設し接続され該リン
グパイプを通じて液体を集め下部に液体の流出口
を有するコレクトボツクスとを具備し、該流出口
に接続した可撓性管体を通じてタンク内の上層部
にある液体を回収することを特徴とする浮屋根タ
ンクのオイルコレクターによつて解決することが
できる。
〔作 用〕
本考案によれば、複数のブロツクに分け各ブロ
ツクに開口部を有するリングパイプを浮屋根の下
部に取付けて該開口部を通じてタンクに貯蔵され
ている内容物の上層部から広い範囲に亘つて液体
をリングパイプ内に導入し、下部に液体の流出口
を有するコレクトボツクスを前記リングパイプの
各ブロツクに対応して配設し接続してリングパイ
プを通じて該コレクトボツクス内に液体を集め、
該コレクトボツクスの下部にある前記流出口に接
続した可撓性管体を通じてタンク内の上層部の液
体を回収し得るものである。
〔実施例〕
本考案の実施例を図面に即して説明する。既設
または新設の浮屋根を有するタンク6の浮屋根1
の下方に該浮屋根1と同心的に設けられるリング
パイプ7は複数のブロツクに分けられ、全体とし
て環状を成している。該リングパイプ7は本実施
例では2個のブロツクA,Bの各々にノズル等の
開口部8を有し、平鋼をコ字形に折り曲げて形成
したハンガー式のサポート9を介して浮屋根1の
下面近傍に取付けられている。開口部8は、液体
が急速に流入して浮屋根1下部にキヤビテーシヨ
ンによる損傷が生ずるのを防止するために上方に
若干の間隔をおいて設けられた邪摩板状のキヤビ
テーシヨンブレーカ10を具備している。リング
パイプ7は各ブロツクA及びBに対応して、各ブ
ロツクの中央に配設したコレクトボツクス11を
備えている。該コレクトボツクス11は円筒形の
容器状であつて、高さのほぼ中央位置でそれぞれ
対応するブロツクのリングパイプに接続され、上
部は気体流通用の穴11aを有する蓋11bによ
つて被蓋され、下部に液体の流出口11cを有す
る。リングパイプ7の下方に有るフレシキブルホ
ース等の可撓性管体12は上端が前記コレクトボ
ツクス11の下部の流出口11cに接続し、下端
がタンク6の側板6a下部に設けた液体払出し用
ノズル6bに接続している。
前記リングパイプ7は、FRP等の軽い材料を
用いかつFRP製等の保護部材7cが取付けてあ
り下向きのドレン抜き用の穴7aを有していて、
末端部7bが開放状態で流体の流通自在であり、
該末端部7b以外は第6図に示すようにサポート
9の水平辺に固定することなく浮屋根1に対して
可動状態とし、末端部7bのみ第7図に示すごと
くサポート9にUボルト9aで固着してある。開
口部8はノズル以外の単なる透孔でもよく、ま
た、リングパイプ7同士の接続態様は図示したフ
ランジによるものに限定されず、例えばリングパ
イプ7に内嵌する接続スリーブを介して接続し、
該接続スリーブに開口部8としての穴を設ける態
様としてもよい。尚、開口部8の個数は1または
2以上任意に変更してもよい。
可撓性管体12は、ステンレス製等の耐食性に
富むものを選定するのが望ましい。
本考案の前記実施例によれば、浮屋根1の下方
に環状に設けたリングパイプ7の開口部8から流
入する液体は、コレクトボツクス11に集めら
れ、該コレクトボツクス11の下部に有る流出口
11cからフレシキブルホース等の可撓性管体1
2及びタンク6の側板6aの下部に設けたノズル
6bを経由して回収される。開口部8上方にキヤ
ビテーシヨンブレーカ10を設けているので、開
口部8からの液体の急速な流入による浮屋根1の
損傷を防止することができ、リングパイプ7に下
向きの穴7aが設けられているので、浮屋根1が
タンク6の底板上に着定した時に該穴7aからリ
ングパイプ7内のドレンが抜けるようになつてい
る。またリングパイプの末端部7b以外は固定さ
れていないので浮屋根1の動きに対して追従し易
くリングパイプ7に過大な荷重がかかることがな
く、さらにリングパイプ7とサポート9との間に
FRP製等の保護部材7cを取付けてあるのでリ
ングパイプ7の破損を防ぐことができる。コレク
トボツクス11は上部の蓋11bに穴11aを有
しているので、該穴11aから気体が抜けてタン
ク6の内容物の払い出しのときに該内容物に空気
が混入するのを防止できる。コレクトボツクス1
1は容器状であつてそれ自体浮力を受け、リング
パイプ7は軽量なFRP製等なので浮屋根の浮力
に負担を掛けることもない。なお、前記実施例に
おいてリングパイプ7が一重のみの場合を示した
が、曲率半径が異なる複数のリングパイプ7を浮
屋根1と同心的に二重または三重以上に配設する
ことも可能である。
〔考案の効果〕
本考案によれば、リングパイプは浮屋根の下部
に環状に取付けられるので、浮屋根の広い範囲に
亘つて偏りなく配置して広範囲からタンク内の上
層部の液体を回収することができリングパイプは
複数のブロツクに分けられ各ブロツクに開口部を
有しているので、複数ブロツク中の一部のブロツ
クが何らかの原因で使用不能となつても他のブロ
ツクによつて液体回収を行うことができ、車輪等
の動く部分がないので脱線その他の故障がなく、
リングパイプの各ブロツクに対応してコレクトボ
ツクスを配設し接続して、該コレクトボツクスは
リングパイプを通じて液体を集め、下部の流出口
から液体を流出させ、該流出口に接続した可撓性
管体を通じてタンク内の上層部にある液体を回収
するので、コレクトボツクス自体が浮力を受ける
ことにより浮屋根の浮力に悪影響を及ぼすことが
回避でき、可撓性管体は自在に撓んで追従するの
で浮屋根の動きを不円滑にすることもなく、従来
のオイルコレクターの場合の問題点をすべて解消
し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第7図はいずれも本考案の実施例の
説明用であつて、第1図は浮屋根タンクの概略縦
断側面図、第2図はリングパイプの平面図、第3
図はリングパイプとコレクトボツクスの部分拡大
平面図、第4図はリングパイプとコレクトボツク
スの部分拡大側面図、第5図はリングパイプの開
口部の部分拡大側面図、第6図及び第7図はリン
グパイプの部分縦断側面図、第8図は従来技術説
明用の概略縦断側面図である。 1……浮屋根、6……タンク、7……リングパ
イプ、8……開口部、9……サポート、10……
キヤビテーシヨンブレーカ、11……コレクトボ
ツクス、12……可撓性管体。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 複数のブロツクに分け各ブロツクに開口部を有
    し、浮屋根の下部に環状に取付けたリングパイプ
    と、 該リングパイプの各ブロツクに対応して配設し
    接続され該リングパイプを通じて液体を集め下部
    に液体の流出口を有するコレクトボツクスとを具
    備し、 該流出口に接続した可撓性管体を通じてタンク
    内の上層部にある液体を回収することを特徴とす
    る浮屋根タンクのオイルコレクター。
JP1985114390U 1985-07-24 1985-07-24 Expired JPH0235671Y2 (ja)

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JPS6222995U JPS6222995U (ja) 1987-02-12
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5854164U (ja) * 1981-10-06 1983-04-13 富士通株式会社 クラス切替回路

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6327830Y2 (ja) * 1981-03-16 1988-07-27
JPS6091205U (ja) * 1983-11-29 1985-06-22 日本鋼管株式会社 セツトリングタンク内の油分回収装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5854164U (ja) * 1981-10-06 1983-04-13 富士通株式会社 クラス切替回路

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