JPH023566A

JPH023566A - 自動車用タンデム型ブレーキパワーブースタ

Info

Publication number: JPH023566A
Application number: JP63325745A
Authority: JP
Inventors: Ralf Jakobi; ラルフ・ヤコビ
Original assignee: Alfred Teves GmbH
Current assignee: Continental Teves AG and Co oHG
Priority date: 1987-12-24
Filing date: 1988-12-23
Publication date: 1990-01-09
Also published as: DE3864132D1; EP0322524B1; EP0322524A1; US5040450A; DE3744012A1; ES2023999B3

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】「産業上の利用分野」この発明は、自動車用のタンデム型ブレーキブースタに
係わり、ハウジングと、ハウジング内の空間を前側及び
後側゛ブースタ室に区画する区画壁と、前側ブースタ室
内を第１負圧室及び第１パワー室に区画する第１可動壁
と、後側ブースタ室内を第２負圧室及び第２パワー室に
区画する第２可動壁と、作動方向に摺動自在な制御ハウ
ジングと、制御ハウジング内に収容され、ブレーキペダ
ルに結合された作動ロッドを°介して作動可能であり、
第１及び第２パワー室への大気の通路を制御する弁装置
と、制御ハウジングに設けられ、ブレーキ力をハウジン
グに固定されたマスタシリンダの作動ピストンに伝達す
るプッシュロッドと、第１及び第２負圧室と第１及び第
２パワー室とを相互に接続し、これら負圧室及びパワー
室の径方向内側の境界内に設けられた接続領域とを備え
てなる自動車用タンデム型ブレーキパワーブースタに関
する。

「従来の技術とその課題」この種のタンデム型ブレーキパワーブースタは、例えば
、西独特許出願公開第３３０３５７７号から公知となっ
ている。このブレーキパワーブースタの特徴は、２つの
パワー室間の接続が環状の間隙によってもたらされてい
ることである。この間隙は、制御ハウジング上に押し嵌
められたガイドチューブとこのガイドチューブに対し同
心的にして制御ハウジング°に固定された金属スリーブ
との間に規定されている。これに対して、負圧室相互は
、負圧通路を介して互いに接続されており、この負圧通
路は、制御ハウジング内に形成されているとともに、径
方向には金属スリーブの内壁により規定されている。こ
のような構成に於いて、ガイドチューブは、前側のパワ
ー室内に延びて、区画壁を貫通して突出している。この
区画壁は、ブースタハウジング内を２つのブースタ室に
区画し、シールリングを介しガイドチューブに対してシ
ールされている。環状の間隙は、複数の径方向フィンに
よって個々の大気通路に分割されており、径方向フィン
は、金属３リーブの内周壁に形成されている。前側の可
動壁は、金属スリーブを介して制御ハウジングとともに
作動可能に連結されている。

上述したタンデム型ブレーキパワーブースタに於いて、
２つのパワー室に同時に大気を導入するために、複数の
構成要素を利用しなければならないことは、利点のない
ものであり、このことは、シール、特に、ガイドチュー
ブ上での区画壁の領域及び制御ハウジングに対する金属
スリーブをシールする２個のＯリングの領域でのシール
に関して大きな問題となる。

この発明゛の目的は、機能を大きく改善でき、しかも、
上述の不具合を解消することのできる自動車用タンデム
型ブレーキパワーブースタを提供することにある。

「課題を達成するための手段及び作用」上述の目的は、
この発明の自動車用タンデム型ブレーキパワーブースタ
により、非常に簡単で且つ技術的な改良を伴って達成さ
れ、この発明のブレーキパワーブースタでは、第１可動
壁に働くブースト力は、制御ハウジングに直接に伝達さ
れるようになっている。従って、作動上の信頼性を大幅
に高め、且つ、低コストの構成要素を使用できる自動車
用タンデム型ブレーキパワーブースタを得ることができ
る。

この発明の好適な実施例によれば、第１可動壁は、制御
ハウジングの軸方向延長部に配置されており、この軸方
向延長部は、区画壁を貫通して突出し、そして、第１負
圧室内に延びている。このような構成により、ブースタ
ハウジングの内部空間内にポペット弁を位置付けること
ができ、これにより、大気通路の長さを最適なものとす
ることができる。

また、この発明の好適な実施例に於いて、第１及び第２
負圧室の接続、並びに、２つのパワー室の接続は、負圧
通路並びに大気通路によって達成することが可能となり
、これら負圧通路及び大気通路は、制御ハウジング内に
形成されている。軸方向に延びる負圧通路及び大気通路
は、構方向スライド弁によって、制御ハウジング内に形
成することができるので、この構成は、最適なものとな
る。

制御ハウジングに対する区画壁の完全なシールは、制御
ハウジング内に軸方向溝として形成された大気通路が径
方向ではシールスリーブによって規定されることで得ら
れる。このシールスリーブは、制御ハウジングの軸方向
延長部上に気密に位置付けられている。

この発明の特に頑丈な構造では、第２可動壁がシールス
リーブに密着して、制御ハウジングに配置されている。

これにより、第２可動壁に働くブースト力は、シールス
リーブを介して制御ハウジングに伝達される。この目的
のため、シールスリーブには、カラーが設けられており
、このカラーは、制御ハウジングに形成された環状面と
係合される。

「実施例」第１図、第３図及び第４図に示された自動車用のタンデ
ム型ブレーキパワーブースタは、ハウジングを備えてお
り、このハウジングは、カップ形状をなした２個のハウ
ジング半体１，２から形成されている。これらハウジン
グ半体１，２は、連結リング３により互いに連結されて
いる。ハウジングの内部空間は、区画壁４１によって、
前側、即ち、マスタシリンダ側の前側ブースタ室２０と
、後ろ側、即ち、ブレーキペダル側の後側ブースタ室２
１とに気密に区画されている。前側ブースタ室２０は、
更に、第１可動壁１４によって、一定圧の第１負圧室３
２と、内部圧が可変される第１パワー室２４とに区画さ
れている。一方、後側ブースタ室２１は、第２可動壁１
５により、第２負圧室３３と、第２パワー室２５とに区
画されている。前側のハウジング半体１には、負圧側へ
の接続部１１が設けられており、この接続部１１を介し
て、第１負圧室３２は、適当な負圧源、例えば、自動車
に於けるエンジンの吸気通路に接続可能となっている。

ガイド部４４と前部４５との２つの部分から構成された
制御ハウジング４は、後ろ側のハウジング半体２に於い
て、その小径軸方向部内に案内されている。制御ハウジ
ング４の内部空間に於て、ピストンロッド７及び弁ピス
トン６からなる制御ロッドは、軸方向に摺動自在に収容
されている。

制御ロッドは、Ｕ字形の連結部４９を介して、図示しな
い自動車のブレーキペダルに連結されている。更に、制
御ハウジング４内には、ポペット弁８が収容されている
。このポペット弁８は、弁ピストン６によって作動され
て、負圧室３２，３Ｂとパワー室２４．２５との間の差
圧を、負圧通路３４及び大気通路１９を介して制御する
。制御ハウジング４の前部４５は、第２可動壁１５を支
持しているとともに、この前部４５には、軸方向孔５が
設けられている。この軸方向孔５内には、弁ピストン６
が摺動自在に案内されているとともに、この弁ピストン
６は、軸方向孔５の大径部内に突出されている。軸方向
孔５の大径部内には、伝達ディスク２９が配置されてお
り、この伝達ディスク２９は、弾性ををしたゴム製の反
力ディスク９と協働する。この反力ディスク９は、プッ
シュロッド１０に対して力を伝達可能に接続されており
、プッシュロッド１０は、図示されていないマスタシリ
ンダを作動させる。

最後に、制御ハウジング４に於けるマスタシリンダ側の
前部４５には、軸方向延長部２２が備えられており、こ
の軸方向延長部２２は、区画壁４１を貫通して第１負圧
室３２内に突出している。

軸方向延長部２２は、区画壁４１の開口部で、シールリ
ング２８によりシールされている。第１及び第２可動壁
１４，１らを復帰させるために、復帰ばね１６が設けら
れており、この復帰ばね１６は、マスタシリンダ側のハ
ウジング半体１と軸方向延長部２２の前端に形成された
環状面４６との間に架は渡されている。第１可動壁１４
には、第１０−リングダイアフラム３０が備えられてお
り、この第１０−リングダイアフラム３０は、第１可動
壁１４の第１パワー室２４側の面に張着されている。第
１０−リングダイアフラム３０の外周縁は、ハウジング
半体１の内周面から第１可動壁１４の外周縁を跨いてお
り、これに対し、第１０−リングダイアフラム３０の内
周縁は、軸方向延長部２２に対し第１可動壁１４をシー
ルしている。

この実施例に於て、第１可動壁１４は、軸方向でみて径
方向の環状カラー２６で支持されており、この環状カラ
ー２６は、制御ハウジング４の軸方向延長部２２に形成
されている。

大気通路１９は、好ましくは、制御ハウジング４の前部
４５に於て軸方向溝として形成されており、大気通路１
９の径方向外側は、シールスリーブ２３によって規定さ
れている。、このシールスリーブ２３は、軸方向延長部
２２上に嵌合されており、そのカラ一部４７は、制御ハ
ウジング４に於ける前部４５の環状面４８と係合されて
いる。前部４５に於て、環状面４８の直近傍には径方向
溝４２が設けられており、この径方向溝４２には、０リ
ング４３が収容されている。このＯリング４３は、前部
４５に対してシールスリーブ２３をシールしている。好
ましくは、第２可動壁２３は、制御ハウジング４の前部
４５に配置されており、第２可動壁１５の外周縁を跨い
で延びる第２０−リングダイアフラム３１は、制御ハウ
ジング４の前部４５内に挿入されている。第２可動壁１
５の径方向内周縁は、シールスリーブ２３によって軸方
向に支持されており、これにより、制御ノ）ウジング４
に対する第２可動壁１５のブースト力の伝達は、シール
スリーブ２３を介してもたらされることになる。第２負
圧室３３と負圧通路３４の接続は、制御ハウジング４の
前部４５での複数の連通孔３６によって可能である。こ
れら連通孔３６は、シールスリーブ２３に於ける制御ピ
ストン側の端部領域に設けられている。

ブレーキパワーブースタの制御ユニットは、休止位置、
即ち、２つの負圧室３２．３３がパワー室２４．２５か
ら分離された位置で示されている。

実際、この休止位置に於て、２つの弁座３７゜３８は、
ポペット弁８の弁体部に当接されている。

このポペット弁８の弁体部から離間した側には、止めが
設けられており、この止めは、スリーブ１３を介してガ
イド部４４に当接されている。休止位置に於て、ガイド
部４４は、そのフランジ形状のカラー３９がシールガイ
ドリング５６に当接されている。弁ピストン６の弁座３
７は、ポペット弁８の弁体部に対し、ピストンロッドの
復帰ばね１７によって押し付けられている。同時に、ポ
ペット弁８は、２個の弁座３７，３８の方向に、圧縮ば
ね４０により予張力が与えられている。この圧縮ばね４
０は、その外側の端部がスリーブ１３に支持されている
。付は加えて、第２の圧縮ばね１８が設けられており、
この第２の圧縮ばね１８は、一方に於て、ポペット弁８
のガイド５１に支持されており、他方に於いては、スリ
ーブ１３のリング形状をなした段差面５０に支持されて
いる。第２の圧縮ばね５０は、制御ハウジング部４の分
離したガイド部４４及び前部４５を保持している。

第２図に示されたタンデムのブレーキパワーブースタの
実施例に於いて、大気通路１９は、軸方向通路５５によ
って構成されている。これら軸方向通路５５は、軸方向
延長部２２内、即ち、制御ハウジング４の前部４５内に
形成されている。ブースト力は、制御ハウジング４の前
部４５に直接に、正確には、環状面５２を介して伝達さ
れる。

この環状面５２は、第２可動壁１５に径方向内側に延び
て設けられている。環状面５２は、第２可動壁１５の連
結領域に於いて、制御ハウジング４の前部４５に直接支
持されている。大気通路１９に対する第２負圧室３３ｎ
シールは、シールリング５４によってもたらされ、この
シールリング５４は、環状溝５３内に配置されている。

この環状溝５３は、制御ハウジング４に於ける前部４５
の外周面に形成されている。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の第１実施例を示し、タンデムのブ
レーキパワーブースタの断面図、第２図は、この発明の
第２実施例を示し、ブレーキパワーブースタの制御ハウ
ジングの拡大断面図、第３図は、第１図のブレーキパワ
ーブースタに於ける制御ハウジングの拡大断面図、第４
図は、第３図中、Ａ−Ａ線に沿う断面図である１、２・・・ハウジング半休、３・・・連結リング、４
・・・制御ハウジング、５・・Ｊ軸方向孔、６・・・弁
ピストン、７・・・ピストンロッド、８・・・ポペット
弁、１４・・・第１可動壁、１５・・・第２可動壁、１
６・・・復帰ばね、１９・・・大気通路、２０・・・前
側ブースタ室、２１・・・後側ブースタ室、２２・・・
軸方向延長部、２３・・・シールスリーブ、２４・・・
第１パワー室、２５・・・第２パワー室、２８・・・シ
ールリング、３０・・・ローリングダイアフラム、３２
・・・ｍｌ負圧室、３３・・・第２負圧室、３７．３８
・・・弁座、４１・・・区画壁、４４・・・ガイド部、
４５・・・前部、４７・・・カラー　５１・・・ガイド
、５３・・・環状溝、５４・・・シールリング、５５・
・・軸方向通路。出願人代理人、弁理士　鈴江武彦

Claims

【特許請求の範囲】１、ハウジングと、ハウジング内の空間を前側及び後側ブースタ室に区画す
る区画壁と、前側ブースタ室内を第１負圧室及び第１パワー室に区画
する第１可動壁と、後側ブースタ室内を第２負圧室及び第２パワー室に区画
する第２可動壁と、作動方向に摺動自在な制御ハウジングと、制御ハウジング内に収容され、ブレーキペダルに結合さ
れた作動ロッドを介して作動可能であり、第１及び第２
パワー室への大気の通路を制御する弁装置と、制御ハウジングに設けられ、ブレーキ力をハウジングに
固定されたマスタシリンダの作動ピストンに伝達するプ
ッシュロッドと、第１及び第２負圧室と第１及び第２パワー室とを相互に
接続し、これら負圧室及びパワー室の径方向内側の境界
内に設けられた接続領域とを備えてなり、第１可動壁のブースト力は、制御ハウジングに直接に伝
達されることを特徴とする自動車用タンデム型ブレーキ
パワーブースタ２、第１可動壁は、制御ハウジングの軸方向延長部に配
置されており、この軸方向延長部は、区画壁を貫通して
第１ブースタ室に延びていることを特徴とする請求項１
に記載の自動車用タンデム型ブレーキパワーブースタ。３、第１負圧室と第２負圧室との間の接続は、負圧通路
によってなされ、この負圧通路は、制御ハウジング内に
形成されていることを特徴とする請求項１に記載の自動
車用タンデム型ブレーキパワーブースタ。４、２つのパワー室の接続は、大気通路によってなされ
ており、この大気通路は、制御ハウジング内に形成され
ていることを特徴とする請求項１に記載の自動車用タン
デム型ブレーキパワーブースタ。５、大気通路は、制御ハウジング内に軸方向溝として形
成されているとともに、径方向には、シールスリーブに
よって規定されており、このシールスリーブは、制御ハ
ウジングの軸方向延長部上に気密に位置付けられている
ことを特徴とする請求項４に記載の自動車用タンデム型
ブレーキパワーブースタ。６、第２可動壁は、制御ハウジングにシールスリーブと
密着して配置され、第２可動壁に働くブースト力は、シ
ールスリーブを介して制御ハウジングに伝達されること
を特徴とする請求項５に記載の自動車用タンデム型ブレ
ーキパワーブースタ。７、シールスリーブには、カラーが設けられており、こ
のカラーは、制御ハウジングに形成された環状面と係合
されること特徴とする請求項５に記載の自動車用タンデ
ム型ブレーキパワーブースタ。８、シールスリーブには、連通孔が設けられており、こ
の連通孔は、負圧通路に接続されていることを特徴とす
る請求項５乃至７のいずれか１つの項に記載の自動車用
タンデム型ブレーキパワーブースタ。９、制御ハウジングに対するシールスリーブのシールは
、Ｏリングによってもたらされており、このＯリングは
、軸方向延長部の径方向溝内に挿入されていることを特
徴とする請求項５に記載の自動車用タンデム型ブレーキ
パワーブースタ。１０、大気通路は、軸方向通路によって構成されており
、この軸方向通路は、制御ハウジング内に形成されてい
ることを特徴とする請求項４に記載の自動車用タンデム
型ブレーキパワーブースタ。１１、第２可動壁には、制御ハウジングに対する連結領
域に径方向内側に延びる環状面が設けられており、この
環状面は、制御ハウジングに直接に支持されていること
を特徴とする請求項１０に記載の自動車用タンデム型ブ
レーキパワーブースタ。１２、大気通路に対する第２負圧室のシールは、シール
リングによってもたらされており、このシールリングは
、制御ハウジングの外面に形成された環状溝内に位置付
けられていることを特徴とする請求項１０又は１１に記
載の自動車用タンデム型ブレーキパワーブースタ。１３、制御ハウジングの軸方向延長部には、マスタシリ
ンダ側の端部に径方向の環状面が設けられており、この
環状面は、復帰ばねを支持するのに利用されることを特
徴とする請求項１乃至１２のいずれか１つの項に記載の
自動車用タンデム型ブレーキパワーブースタ。