JPH0235275Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0235275Y2 JPH0235275Y2 JP10134286U JP10134286U JPH0235275Y2 JP H0235275 Y2 JPH0235275 Y2 JP H0235275Y2 JP 10134286 U JP10134286 U JP 10134286U JP 10134286 U JP10134286 U JP 10134286U JP H0235275 Y2 JPH0235275 Y2 JP H0235275Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bamboo
- element body
- hollow
- granules
- scent
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 235000017491 Bambusa tulda Nutrition 0.000 claims description 33
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Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本案は単数の幹、又は複数の幹を有する竹を形
成する結納飾り品における素体の正面、又は中間
部素体の正面にして、かぶの稍上方に、断面U字
形の稍長き窪孔を長手方向に素体に設け、その窪
孔内に、窪孔の長さよりも短くて下端口部と窪孔
の底面との間に空間を設けるようにした管形ビニ
ール容器を嵌入密着し、その管形ビニール容器内
には竹香と同一の香料液を骨粉製粒子に含浸させ
た顆粒を収容し、下端の口部に連着する下蓋の牽
引線を引張すれば下蓋が開き顆粒が空間内に落出
し竹香が外部に発散するようにした結納飾り品に
おける素体に関するものである。
成する結納飾り品における素体の正面、又は中間
部素体の正面にして、かぶの稍上方に、断面U字
形の稍長き窪孔を長手方向に素体に設け、その窪
孔内に、窪孔の長さよりも短くて下端口部と窪孔
の底面との間に空間を設けるようにした管形ビニ
ール容器を嵌入密着し、その管形ビニール容器内
には竹香と同一の香料液を骨粉製粒子に含浸させ
た顆粒を収容し、下端の口部に連着する下蓋の牽
引線を引張すれば下蓋が開き顆粒が空間内に落出
し竹香が外部に発散するようにした結納飾り品に
おける素体に関するものである。
結納飾り品には竹、松、梅などが用いられてい
るが、これらはすべて慶事を表わす代表的飾り品
であつて、竹はさつぱりした純情を表わし、松は
新郎の雄々しさを表わし、梅は新婦のやさしさを
表わすものとして尊ばれているものである。本案
ははこの内竹をつくる素体であつて、素体の外観
を整えて竹に完成した場合、その飾り品より竹の
香いが漂い実物感を与えて一層慶びを増すように
したものである。
るが、これらはすべて慶事を表わす代表的飾り品
であつて、竹はさつぱりした純情を表わし、松は
新郎の雄々しさを表わし、梅は新婦のやさしさを
表わすものとして尊ばれているものである。本案
ははこの内竹をつくる素体であつて、素体の外観
を整えて竹に完成した場合、その飾り品より竹の
香いが漂い実物感を与えて一層慶びを増すように
したものである。
(従来の技術)
従来より行われていた竹を形成する結納飾り品
における素体は、すべてわらを用いておつた。こ
のわらで素体作るには、多年の経験を要すると共
に手作りであるため多量生産ができなかつた。そ
こで近時合成樹脂を用いて機械的に多量生産でき
るようになつたが、この場合とて外観を整えて竹
に形成した飾り品からは竹の香いを発散させるこ
とができなかつた。竹には竹の固有の香いがあ
り、この香いを嗅ぐことにより実物感が生ずるか
ら、飾り品として一層の効果を表わすには固有の
香いの発散が必要であり待望されていた。然し噴
霧器などで香料液を竹に散布して固有の香いを発
散させることができるが、これは香料液の蒸発と
共に香が消え、持続力がない。
における素体は、すべてわらを用いておつた。こ
のわらで素体作るには、多年の経験を要すると共
に手作りであるため多量生産ができなかつた。そ
こで近時合成樹脂を用いて機械的に多量生産でき
るようになつたが、この場合とて外観を整えて竹
に形成した飾り品からは竹の香いを発散させるこ
とができなかつた。竹には竹の固有の香いがあ
り、この香いを嗅ぐことにより実物感が生ずるか
ら、飾り品として一層の効果を表わすには固有の
香いの発散が必要であり待望されていた。然し噴
霧器などで香料液を竹に散布して固有の香いを発
散させることができるが、これは香料液の蒸発と
共に香が消え、持続力がない。
本案は飾り品の使用に際し竹香を発散させるも
のであつて、香いは顆粒に含浸させているから、
顆粒内の香いが消滅するまで長時間持続し、従来
になき待望を実現させるものである。
のであつて、香いは顆粒に含浸させているから、
顆粒内の香いが消滅するまで長時間持続し、従来
になき待望を実現させるものである。
(考案が解決しようとする問題点)
婚約する新郎、新婦が永久の契りを誓いつつ結
納の取交しをするのが我国古来の習慣である。こ
の結納には飾り品として竹、松、梅などの慶事を
表わす樹体を添えることも慣習となつている。然
し実物は長期使用に耐えないので、現今では実物
ににせ小さくつくつた模型を用いている。然しそ
の模型からは香いが発散せず実物感を発揮できな
いのが欠点であつた。
納の取交しをするのが我国古来の習慣である。こ
の結納には飾り品として竹、松、梅などの慶事を
表わす樹体を添えることも慣習となつている。然
し実物は長期使用に耐えないので、現今では実物
ににせ小さくつくつた模型を用いている。然しそ
の模型からは香いが発散せず実物感を発揮できな
いのが欠点であつた。
本案はこの欠点を解消し樹体固有の香いを発散
せしめて実物感を与えるようにしたものである。
せしめて実物感を与えるようにしたものである。
(問題を解決するための手段)
本案は、結納飾り品とした竹より、その竹固有
の香いを発散させる手段として、素体の正面にし
て、かぶの稍上方に断面U字形の稍長き窪孔を長
手方向に素体をに設け、その窪孔内に、竹香と同
一の香料液を骨粉製粒子に含浸させた顆粒を収容
せる短き管形ビニール容器を嵌入密着したもので
ある。従つてそのビニール容器内より顆粒を窪孔
底部の空間内に落出すれば、顆粒に含浸する竹香
が発散し始める。この香いは、素体に捲回被覆せ
る金色の飾り紐を通過して外部に発散し空中に漂
う。又この香いは顆粒に含浸させているので約3
カ月間の長期に亘り発散を持続する。そして使用
するまでは顆粒を容器内に密閉しておけば香いを
消耗せず長期間保存することができる。
の香いを発散させる手段として、素体の正面にし
て、かぶの稍上方に断面U字形の稍長き窪孔を長
手方向に素体をに設け、その窪孔内に、竹香と同
一の香料液を骨粉製粒子に含浸させた顆粒を収容
せる短き管形ビニール容器を嵌入密着したもので
ある。従つてそのビニール容器内より顆粒を窪孔
底部の空間内に落出すれば、顆粒に含浸する竹香
が発散し始める。この香いは、素体に捲回被覆せ
る金色の飾り紐を通過して外部に発散し空中に漂
う。又この香いは顆粒に含浸させているので約3
カ月間の長期に亘り発散を持続する。そして使用
するまでは顆粒を容器内に密閉しておけば香いを
消耗せず長期間保存することができる。
(作用)
本案は竹をかたどり、竹香を発散させるのが目
的であるから、竹香と同一の香料液を骨粉製粒子
に含浸させた顆粒を用いる。顆粒は多数容器内に
収容しているから、全部の顆粒の香いが発散し終
るには長期間を要し、又顆粒であるため液体のご
とく外部に浸出する懸念なく、取扱いが容易であ
る。そしてビニール容器は窪孔の長さよりは短く
窪孔内に密着しているから、素体を激しく移動し
ても窪孔内より脱出することなく、ビニール容器
下端の下蓋を開けば顆粒は窪孔とビニール容器と
の下部空間内に落出して発散し始めるが、落出す
る顆粒が空間内に充満しても残余の顆粒はビニー
ル容器内に残る。然し下蓋が開いているため香い
はビニール容器口部より空間内を通過し空間内顆
粒と共に外部に向つて香いの発散を続けるもので
ある。然も素体をこのように構成していても竹の
外装を整えた後は素体に施した構成は隠れて見え
なくなり飾り品としての体裁を損なうことがな
い。
的であるから、竹香と同一の香料液を骨粉製粒子
に含浸させた顆粒を用いる。顆粒は多数容器内に
収容しているから、全部の顆粒の香いが発散し終
るには長期間を要し、又顆粒であるため液体のご
とく外部に浸出する懸念なく、取扱いが容易であ
る。そしてビニール容器は窪孔の長さよりは短く
窪孔内に密着しているから、素体を激しく移動し
ても窪孔内より脱出することなく、ビニール容器
下端の下蓋を開けば顆粒は窪孔とビニール容器と
の下部空間内に落出して発散し始めるが、落出す
る顆粒が空間内に充満しても残余の顆粒はビニー
ル容器内に残る。然し下蓋が開いているため香い
はビニール容器口部より空間内を通過し空間内顆
粒と共に外部に向つて香いの発散を続けるもので
ある。然も素体をこのように構成していても竹の
外装を整えた後は素体に施した構成は隠れて見え
なくなり飾り品としての体裁を損なうことがな
い。
(実施例)
本案の実施例を説明すれば、軟質合成樹脂にて
形成せる複数の幹を有する素体1,1′1″の内、
素体1の正面にして、かぶ2の稍上方に、断面U
字形の稍長き窪孔3を長手方向に素体1に設け、
その窪孔3内に、窪孔3の長さよりも短くて下端
の口部4と窪孔3の底面5との間に空間6を設け
るようにした管形ビニール容器7を嵌入密着し、
その管形ビニール容器7内に、竹香と同一の香い
を有する香料液を骨粉製粒子に含浸させた顆粒8
を適当数収容し、下端の口部4に開閉自在に連着
の下蓋9に牽引線10を取付けてなるものであつ
て、図中11は枝、12,12′は枝、13,1
3′は枝、14は足、15は金色の飾り紙、16
は金色の飾線、17,17′,17″は金色の飾り
紐、18,18′,18″は金色の飾り紐、19,
19′は金色の飾り紐、20,20′,20″は竹
葉、21,21′は竹葉、22は金色の飾り紐で
ある。
形成せる複数の幹を有する素体1,1′1″の内、
素体1の正面にして、かぶ2の稍上方に、断面U
字形の稍長き窪孔3を長手方向に素体1に設け、
その窪孔3内に、窪孔3の長さよりも短くて下端
の口部4と窪孔3の底面5との間に空間6を設け
るようにした管形ビニール容器7を嵌入密着し、
その管形ビニール容器7内に、竹香と同一の香い
を有する香料液を骨粉製粒子に含浸させた顆粒8
を適当数収容し、下端の口部4に開閉自在に連着
の下蓋9に牽引線10を取付けてなるものであつ
て、図中11は枝、12,12′は枝、13,1
3′は枝、14は足、15は金色の飾り紙、16
は金色の飾線、17,17′,17″は金色の飾り
紐、18,18′,18″は金色の飾り紐、19,
19′は金色の飾り紐、20,20′,20″は竹
葉、21,21′は竹葉、22は金色の飾り紐で
ある。
本案は叙上のごとき構成によりなるものであつ
て、竹香を発散させる場合は、素体1の表面を捲
回被覆せる飾り紐17の外部に露出せしめている
牽引線10を引張すれば、下蓋9が開きビニール
容器7内の顆粒8が窪孔3内の空間6に落出して
竹香の発散を始める。
て、竹香を発散させる場合は、素体1の表面を捲
回被覆せる飾り紐17の外部に露出せしめている
牽引線10を引張すれば、下蓋9が開きビニール
容器7内の顆粒8が窪孔3内の空間6に落出して
竹香の発散を始める。
(考案の効果)
本案はこのようにして、結納飾り品として竹の
体裁を整えた外部からは、竹香発散装置の構成が
見えない。これは素体の全表面に金色の飾り紐を
捲回被覆しているためであつて、窪孔3も、その
窪孔3内に嵌入密着せる管形ビニール容器7も共
に金色の飾り紐下にあるためである。
体裁を整えた外部からは、竹香発散装置の構成が
見えない。これは素体の全表面に金色の飾り紐を
捲回被覆しているためであつて、窪孔3も、その
窪孔3内に嵌入密着せる管形ビニール容器7も共
に金色の飾り紐下にあるためである。
又管形ビニール容器7の下蓋9を開くにはその
下蓋9に連着の牽引線10を引張せねばならな
い。これがため、その牽引線10のみ金色の飾り
紐17を素体1に捲回被覆する際被覆外に露出し
ておくから、牽引線10の引張は自在にできて下
蓋9を開けることができる。
下蓋9に連着の牽引線10を引張せねばならな
い。これがため、その牽引線10のみ金色の飾り
紐17を素体1に捲回被覆する際被覆外に露出し
ておくから、牽引線10の引張は自在にできて下
蓋9を開けることができる。
第1図は本案の正面図、第2図は一部切欠側面
図、第3図は管形ビニール容器の拡大正面図、第
4図は同容器の一部切欠し内部に収容せる顆粒を
表わした側面図、第5図は第2図A−A線におけ
る切断面図、第6図は外装を施し竹の体裁を整え
た正面図である。 図中、1,1′,1″……素体、2……かぶ、3
……窪孔、4……口部、5……底面、6……空
間、7……管形ビニール容器、8……顆粒、9…
…下蓋、10……牽引線。
図、第3図は管形ビニール容器の拡大正面図、第
4図は同容器の一部切欠し内部に収容せる顆粒を
表わした側面図、第5図は第2図A−A線におけ
る切断面図、第6図は外装を施し竹の体裁を整え
た正面図である。 図中、1,1′,1″……素体、2……かぶ、3
……窪孔、4……口部、5……底面、6……空
間、7……管形ビニール容器、8……顆粒、9…
…下蓋、10……牽引線。
Claims (1)
- 軟質合成樹脂にて形成せる複数の幹を有する素
体1,1′1″の内素体1の正面にして、かぶ2の
稍上方に、断面U字形の稍長き窪孔3を長手方向
に素体1に設け、その窪孔3内に、窪孔3の長さ
よりも短くて下端の口部4と窪孔3の底面5との
間に空間6を設けるようにした管形ビニール容器
7を嵌入密着し、その管形ビニール容器7内に、
竹香と同一の香いを有する香料液を骨粉製粒子に
含浸させた顆粒8を適当数収容し、下端の口部4
に、開閉自在に連着の下蓋9に牽引線10を取付
けてなる竹香発散装置を施した結納飾り品におけ
る素体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10134286U JPH0235275Y2 (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10134286U JPH0235275Y2 (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS635883U JPS635883U (ja) | 1988-01-14 |
JPH0235275Y2 true JPH0235275Y2 (ja) | 1990-09-25 |
Family
ID=30971992
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10134286U Expired JPH0235275Y2 (ja) | 1986-06-30 | 1986-06-30 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0235275Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-06-30 JP JP10134286U patent/JPH0235275Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS635883U (ja) | 1988-01-14 |
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