JPH0235243Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は張物のベツドについての改良に係るも
のである。

従来より全体を生地または、レザー等により被
覆したベツドはあつたが、この場合表面の生地ま
たは、レザー等は、ベツドフレーム本体に張設固
定されたもので、取りはずしができないため、使
用しているうちに汚れたりしても、表面の生地ま
たは、レザー等を取換えたり、クリーニングした
りすることができず、汚れたベツドをいつまでも
部屋の中に置いておくこととなり、みつともない
こととなつた。直そうとすれば、表面の生地また
はレザー等を専門のメーカーに張り換えてもらう
以外になく非常に不経済であつた。

そのため実公昭57−56755号のようなヘツドボ
ードのみを着脱自在なカバーで被覆したものはあ
つたが、これは主として、ヘツドボードの色彩や
デザインを容易に変換さすために考案されたもの
であり、ベツドフレーム全体をカバーで被覆する
ものでないため、フツトボード、およびサイドレ
ール等の汚れた場合には、その部分を取換える
か、張換え修理を必要とした、特にサイドレー
ル、フツトボード等については、床面に近い下部
については、掃除の際、掃除機が当たることが多
く、傷や、汚れが付きやすいという欠点があつ
た。

本考案は上記のような欠点を除却し、張物のベ
ツド等において、容易に汚れをクリーニングで
き、表面部を色々と模様換えが容易に行なえるた
めに考案したものである。

即ち本考案の構成はヘツドボード１とフツドボ
ード２および左右のサイドレール３，４のおのお
のを連結組立したベツドフレーム５の左右のサイ
ドレール３，４間に床板６，６′を掛け渡し、該
床板６，６′の上にマツトレス７を載置したもの
において、ヘツドボード１、フツトボード２およ
び左右のサイドレール３，４の各表面部を着脱自
在なカバー８，８′…により被覆してなるカバー
リングベツドである。

次に図面に基づいて、本考案の一実施例を説明
すると、第１図に示すように、ベツドフレーム５
を組立た状態で各部品であるヘツドボード１、フ
ツトボード２、サイドレール３，４を表面材９と
裏地１０の間に詰物１１を介し、一体的にキルテ
イング加工をほどこしたカバー８，８′…で被覆
するものであり、ベツドフレーム５の各部品部を
カバー８，８′…で着脱自在に被覆する方法とし
ては、紐によるもの、フアスナーによるものベル
ベツトフアスナーによるもの等が考えられるが、
本考案の一実施例においては、第１図に示すよう
にヘツドボード１とフツトボード２については、
紐１２，１２′…により、固着するもので、サイ
ドフレーム３，４については、第２図に示すよう
に該サイドレール３，４の内壁１３，１３′とカ
バー８，８′…の裏地１０にベルベツトフアスナ
ー１４，１４′…を設け、ベルベツトフアスナー
１４，１４′…により固着するものである。

次に第３図に示すように、特にフツトボード２
を被覆するカバー８の形状については、サイドレ
ール３，４と、フツトボード２の連結箇所にあた
る部分を切欠いた形状のものであり、第４図に示
すように、ベツドフレーム５を組立た状態で容易
にカバー８の着脱が行なえるものである。

第５図はベツドフレーム５をカバー８，８′…
で被覆した状態を示すもので、ベツドとして使用
する際の表面に出る部分すべてをカバー８，８′
…で被覆するものであるから、ベツド本体をカバ
ー８，８′…が保護し、傷が付きにくい。

本考案を実施することにより、カバー８，８′
…が汚れたりしても容易にカバー８，８′…をベ
ツドフレーム５から取りはずし、クリーニングが
できるとともに、カバー８，８′…を数種類用意
しておき、使用者の好み、部屋に合せ、あるいは
季節により、容易にベツドの模様換えを行うこと
ができ、ベツドフレーム５全体を被覆するために
詰物１１に有したカバー８，８′…を使用すれば、
ベツドフレーム５自体の保護もでき、ベツドフレ
ーム５に傷が付きにくく、使用者が怪我をするこ
とも少なくなる。またあらかじめ、ベツドフレー
ム５自体でも使用に耐えるよう、表面を仕上げて
おけば、カバー８，８′…を取はずした状態でも
ベツドとして十分に使用できるという非常に便利
で有用なカバーリングベツドを提供するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案の一実施例におけるベツドフ
レーム５へのカバー８，８′…の装置を示す、全
体斜視図であり、第２図は、本考案の一実施例に
おけるサイドレール３，４へのカバー８，８′…
の固着の状態を示すサイドレール３部分の部分断
面図、第３図は、本考案の一実施例におけるフツ
ドボード２のカバー８の形状を示す斜視図、第４
図は、第３図のものをフツトボード２に固着した
状態を示す部分斜視図、第５図は、本考案の一実
施例における、ベツドフレーム５を、カバー８，
８′…で被覆した状態を示す全体斜視である。 次に図面の番号については、１……ヘツドボー
ド、２……フツトボード、３，４……サイドレー
ル、５……ベツドフレーム、６，６′……床板、
７……マツトレス、８，８′……カバー、９……
表面材、１０……裏地、１１……詰物、１２，１
２′……紐、１３，１３′……内壁、１４，１４′
……ベルベツトフアスナー、である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ヘツドボード１とフツトボード２および左右の
   サイドレール３，４のおのおのを連結組立したベ
   ツドフレーム５の左右のサイドレール３，４間に
   床板６，６′を掛け渡し、該床板６，６′の上にマ
   ツトレス７を載置したものにおいて、ヘツドボー
   ド１、フツドボード２および左右のサイドレール
   ３，４の各表面部を着脱自在なカバー８，８′…
   により被覆してなるカバーリングベツド。