JPH0235091A - 哺乳動物細胞における発現の制御 - Google Patents

哺乳動物細胞における発現の制御

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JPH0235091A
JPH0235091A JP1056542A JP5654289A JPH0235091A JP H0235091 A JPH0235091 A JP H0235091A JP 1056542 A JP1056542 A JP 1056542A JP 5654289 A JP5654289 A JP 5654289A JP H0235091 A JPH0235091 A JP H0235091A
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repressor
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cell
cells
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デイビッド・エム・リビングストン
Thomas M Roberts
トマス・エム・ロバーツ
Myles A Brown
マイルズ・エイ・ブラウン
James J Figge
ジェイムズ・ジェイ・フィッグ
Christopher I Wright
クリストファ・アイ・ライト
James A Decaprio
ジェイムズ・エイ・デカプリオ
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N15/00Mutation or genetic engineering; DNA or RNA concerning genetic engineering, vectors, e.g. plasmids, or their isolation, preparation or purification; Use of hosts therefor
    • C12N15/09Recombinant DNA-technology
    • C12N15/63Introduction of foreign genetic material using vectors; Vectors; Use of hosts therefor; Regulation of expression
    • C12N15/79Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts
    • C12N15/85Vectors or expression systems specially adapted for eukaryotic hosts for animal cells

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は、哺乳動物細胞における遺伝子発現に関するも
のである。
[従来の技術] 細胞における染色体遺伝子の発現制御は、特定DNA配
列に結合しかつ特定遺伝子の発現を賦活するか又は抑制
する成る種の蛋白の作用を介して行なうことができる。
真核細胞は成る種のDNA結合性蛋白の作用により環境
刺戟に対し反応すると共に、小エフェクタ分子と相互作
用する。たとえば、グルココルチコイドリプレッサ蛋白
は、グルココルチコイド反応要素(rGREJ )と称
する特定の染色体エンハンサ配列と、たとえばデキサメ
タシンのようなグルココルチコイドホルモンとの両者に
結合することができる。適当な細胞外&lXのデキサメ
タシンの存在下に、ホルモン−グルココルチコイドリプ
レッサ複合体は、GREに結合する遺伝子の転写を賦活
することができる。
さらに、特異的NA結合をもたらしつる蛋白の領域が転
写活性化に必須である[J、カールステツツーデューク
等(1987) 、プロシーディング・ナショナル・ア
カデミ−・サイエンス・USA、第84巻、第4437
〜40頁:V、L、チャンドラ−等(1983) 、セ
ル、第33巻、第489〜99頁:S、M。
ホレンベルク等(1985) 、ネイチャー、第318
巻、第635〜41頁:S、M、ホレンベルク等(19
87)、セル、第49巻、第39〜46頁:N、E、ハ
イネス等(1981)、プロシーディング・ナショナル
・アカデミ−・サイエンス・tJsA、第78巻、第2
038〜42頁;F、リー等(1981) 、ネイチャ
ー、第294巻、第228ル32 サイエンス、第236巻、第423〜27頁:S.ルス
コニ等(1987) 、EMBOジャーナル、第6巻、
第39〜46頁]。
遺伝子移動により真核細胞中に導入される遺伝子の発現
制御を達成すべく数種の誘発性プロモータ系が使用され
ており、たとえば加熱ショックにより誘発しうるプロモ
ータ[C.ウー(1984)、ネイチャー、第309巻
、第229〜34頁]、金属イオン誘発性メタロチオネ
インプロモータ[K.E。
マヨ等(1982) 、セル、第29巻、第59〜20
頁]、グルココルチコイド誘発性のマウス乳癌ウィルス
末端反復配列[G.M.リンゴールド(1983)カレ
ント・トピックス・マイクロバイオロジカル・イミュノ
ロジー、第106巻、第59〜20頁]及びポリ(IC
)誘発性インターフェロンプロモータ[8.グツドボー
ン等(1985) 、セル、第41巻、第509〜20
頁:J.ライアルス等(1985) 、セル、第41巻
、第447〜40頁]を包含する。
さらに原核細胞も、成る種の環境刺戟に応答するその染
色体遺伝子の発現を制御することができる。たとえば大
腸菌(イー・コリ)は、エネルギー源としての乳糖を利
用しつるような酵素(たとえばβ−ガラクトシダーゼ)
を合成することができる。この誘発反応は特異性DNA
結合蛋白、すなわちlacリプレッサにより媒介される
[J。
H.ミラー等(1980) 、ザ・オペロン、コールド
・スプリング・ハーバ−、ニューヨーク−]。この蛋白
は4個の同一38.6kdサブ単位で構成され[K、ペ
イロイター(1980) 、J、 H,ミラー等、上記
、第123〜54頁]、アロラクトース(またはその同
族体)及び一般に細菌染色体中に組込まれる同系1ac
オペレ一タ配列の両者に結合することかできる。オペレ
ータに結合すると、リプレッサはlacオペロンの転写
を防止する。
しかしながら、たとえばイソプロピル−β−D−チオガ
ラクトシド(rIPTGJ)のようなインジューサに結
合すると、リプレッサは300倍低い親和性をもってオ
ペレータに結合し[M、D、バークレー等(1980)
 、J、 H,ミラー等、上記、第177〜220頁]
、これによりオペロンの転写を賦活する。
R,ブレンド等(1984) 、ネイチャー、第312
巻、第612〜15頁は、イー・コリIeXAリプレッ
サ蛋白を酵母におけるそのオペレータに結合させかつこ
れにより酵母の染色体における遺伝子の転写を阻止する
ことを記載している。
M、C,T、ヒユー等(1987) 、セル、第48巻
、第555〜56頁は、宿主細胞染色体に組込まれてな
い遺伝子のマウス細胞における発現をイー・コリaCリ
プレッサ蛋白により制御することを記載している。ヒユ
ー等は、lac工遺伝子を有する真核発現ベクターとt
kJ伝子を有するプラスミドとによりマウスLTK−細
胞を同時トランスフェクトし、HAT培地中で成長させ
ることにより安定なトランスフェクト体を選択し、かつ
安定に発現されたlacImRNA及びリプレッサ蛋白
のためのクローナル分離物をスクリーニングして、官能
性1acリプレツサが発現された細胞ラインを得た。次
いで、ヒユー等はMSV−CAT融合遺伝子とSV40
初期プロモータ領域とを有するプラスミドによりリプレ
ッサー陽性細胞をトランスフェクトし、ここに1aCオ
ペレ一タ配列を挿入した。組込まれないMSV−CAT
融合遺伝子を有するこれらのリプレッサー陽性細胞にお
いて、CAT発現はIPTGの不存在下でlacリプレ
ツザにより抑制されかつ培地中のIPTGでの誘発によ
り抑制解除された。
[発明の要点コ 一般に本発明は一面において、官能性原核リプレッサを
]−ドするDNA配列を有しかつ細胞の染色体に組込ま
れた官能性同系オペレータを有する哺乳動物細胞を特徴
とする。
オペレータ及びリプレッサは「同系(cognate)
]であり、この用語は本明細書中においてリプレッサが
オペレータに特異的に結合することによりこのオペレー
タに結合した遺伝子の転写を阻止する場合に使用される
リプレッサ及びその同系オペレータは宿主細胞において
「官能性」であり、この用語は本明細書中においてリプ
レッサがオペレータに結合したDNA配列の転写の開始
を宿主細胞中で防止しうる場合に使用する。
好適具体例において、細胞はさらに、所望蛋白をコード
するDNA配列をその転写を促進するプロモータと一緒
にオペレータに結合しかつ染色体中に組込んで有する。
リプレッサはlacリプレッサからなり、かつオペレー
タは1aCオペレータからなっている。IaCオペレー
タはプロモータ内部又は下流かつ所望蛋白をコードする
DNA配列の上流に位置する。lacリプレッサをコー
ドする配列は細胞の染色体に組込まれる。lacオペレ
ータとlacリプレッサをコードするDNA配列とはイ
ー・コリから誘導される。プロモータはSV40から誘
導される。lacリプレッサ遺伝子は、lac■遺伝子
の開始コドンをGTGからATGまで改変することによ
りイー・コリ1acI遺伝子から誘導されたDNA配列
を含む。lacオペレータは突然変異イー・コリlac
オペレータDNA配列を有する。さらに、lacオペレ
ータはヌクレオチド配列 5 −ATTGTGAGCGCTCACMT−3からな
る合成りNA配列を含む。
多面において本発明は哺乳動物細胞における所望蛋白の
合成を制御する方法に関し、この方法は真核プロモータ
に結合した原核リプレッサをコードするDNA配列と所
望蛋白をコードするDNA配列にその転写を促進するプ
ロモータと一緒に結合された原核オペレータとにより細
胞をトランスフェクトし、オペレータと結合DNA配列
とを細胞の染色体に組込み、オペレータとりプレクサを
コードするDNA配列とは細胞内にて官能的であるリプ
レッサをコードし、さらにリプレッサを結合して所望蛋
白の合成を与える物質の存在下に細胞を培養し、或いは
りプレクサを結合して所望蛋白の合成を阻止する物質の
不存在下に細胞を培養することを特徴とする。
所望蛋白をコードするDNA配列はオペレータに結合さ
れ、この表現は本明細書中において所望蛋白をコードす
るDNA配列の転写を促進するプロモータの内部にオペ
レータが位置し、その位置はオペレータがリプレッサに
結合することができかつこのように結合した際に結合D
NA配列の転写を阻止するような位置であり、かつオペ
レータがリプレッサにより結合されてない際にプロモー
タ機能を阻害しないような位置である場合使用され、或
いはDNA配列の転写を促進するプロモータとDNA配
列自身との間にオペレータが位置する場合に使用される
今回、原核リプレッサはその同系オペレータ配列をこれ
が哺乳動物染色体に組込まれた際に識別しかつ結合する
ことを突き止めた。この種の同系オペレータ配列が染色
体中に安定に組込まれた遺伝子に結合する場合、オペレ
ータに対するリプレッサの結合は遺伝子の発現を実質的
に阻止することができる。さらに、リプレッサを結合す
る分子の存在はオペレータ結合した遺伝子の再活性化を
もたらしうる。lacオペレータに対するlacリプレ
ッサの結合は所望蛋白をコードする結合DNA配列の転
写を促進するプロモータからの転写を阻止すると共に、
lacリプレッサを用いて安定に組込まれた遺伝子の発
現を健全哺乳動物細胞にて厳密に制御することができる
。遺伝子の安定な抑制は、70ラクトース又はアロラク
トースの同族体(たとえばI PTG)を細胞の細胞外
環境に存在させて逆転させることができる。
プロモータからのこれにより促進されるDNA配列の転
写は、lacオペレータに対するlacリプレッサの結
合により阻止され、かつ所望蛋白をコードするDNA配
列は細胞環境における特異性1acリプレツサ結合性物
質(すなわちアロラクトース若しくはその同族体)の存
在により抑制解除することができ、前記アロラクトース
若しくはその同族体は1ac−オペレータに対するリプ
レッサの親和性を低下させる。
他面において本発明は、染色体中に組込まれた官能性1
acオペ°レータを含有すると共に官能性lacリプレ
ッサをコードするDNA配列を含有する哺乳動物細胞を
持った哺乳動物を特徴とする。
他面において本発明は、官能性1acリプレツサをコー
ドするDNA配列を有する哺乳動物細胞を持った哺乳動
物を特徴とする。
M、ブラウン等(1987) 、セル、第49巻、第6
03〜12頁は、宿主細胞染色体中に組込まれてない遺
伝子のサル細胞及びマウス細胞における発現をイー・コ
リlacリプレッサ蛋白により制御することを記載して
いる。ブラウン等は、CMVプロモータにより促進され
る1acIコ一ド配列を有するプラスミドとlacオペ
レータ含有SV40初期プロモーターエンハンサに結合
されたCAT遺伝子を有するプラスミドとによりサル細
胞を同時トランスフェクトして、lacオペレータ結合
したCAT遺伝子からの未組込み雛型における発現がl
acリプレッサ蛋白により抑制されると共にこの抑制が
I PTGの存在下に克服されることを示した。さらに
ブラウン等は、マウスのメタロチオネインーエプロモー
タにより促進されるlaCエコード配列を有するプラス
ミドとネオマイシン耐性遺伝子を有するプラスミドとに
よりNIH−3T3マウス細胞を同時トランスフェクト
して、lacリプレッサと同一であると思われる蛋白を
安定に産生ずる安定細胞ラインを0418補充培地で選
択した。次いで、これらの+ac4+細胞を、lacオ
ペレータ含有SV40初期プロモータ/エンハンサ−要
素に結合されたCATm伝子を有するプラスミドにより
トランスフェクトすると共に、これらトランスフエクト
体をIPTGと共に又はそれなしに培養した。lacオ
ペレータ結合した雛型からのCAT発現はI PTGの
不存在下でこれら細胞にて抑制されたのに対し、IPT
Gの存在下で抑制解除された。
血道 核酸処理の標準的技術を用いて、本発明によるトランス
フェクトされた哺乳動物細胞を作成することができ、か
つ本発明による方法を実施することができる。例として
示す後記の実施例においては、lacリプレッサーオペ
レータ制御装置を使用しかつクロラムフェニコールアセ
チルトランスフェラーゼ(rCATJ )の発現を制御
するデリプレッサとしてIPTGを使用して哺乳動物細
胞ラインを作成した。
lacリプレッサ(El acI+細胞」)を発現する
ことができかつプロモータが1aCオペレータに結合さ
れている所望蛋白をコードする組込みDNA配列(「所
望DNAJ >を有する安定な哺乳動物細胞ラインは、
一般に次のように作成することができる。lacリプレ
ッサを有するプラスミドと結合1acオペレータを有す
る所望DNAと選択自在なマーカーとにより細胞を同時
トランスフェクトする。トランスフェクト体を前記選択
自在なマーカーによって選択し、かつトランスフェクト
体をlacリプレッサを結合するアロラクトース同族体
の存在下及び不存在下にて所望蛋白の発現につきスクリ
ーニングする。所望蛋白を制御下(すなわち70ラクト
一ス同族体の存在下であって不存在下でない)で発現す
る細胞ラインを次いで活発成長する培養状態に長時間維
持し、次いでアロラクトース同族体誘発しつる所望蛋白
の発現を行ない続ける細胞ラインは、lacオペレータ
含有の標的遺伝子を組込んでいるがこの配列の自由コピ
ーを持たないことを分子ハイブリッド化法によって示す
ことができ、自由1acオペレーター標的遺伝子含有プ
ラスミドの不存在と宿主細胞染色体中へのこのDNA配
列の組込みとの両者を示す。
灰里 原核リプレッサと哺乳動物細胞にて官能性であるプロモ
ータ中に挿入されたその同系オペレータとを任意の哺乳
動物細胞ラインに導入し、これを使用することにより転
写がオペレータ結合プロモータにより促進される任意所
望のDNA配列の発現を厳密に制御することができる。
本発明によりトランスフェクトされた哺乳動物細胞の培
養物における所望遺伝子の発現は、特異性インデューサ
又は細胞に対し低毒性しか持たないデリプレッサの培地
中の濃度を変化させて厳密に制御することができる。
さらに、生存する哺乳動物における所望遺伝子の発現は
、たとえば哺乳動物の全細胞又は哺乳動物の組織若しく
は器官の細胞の1部に適当なウィルスベクター(たとえ
ば1acリプレツサをコードしかつ所望遺伝子の発現を
促進するプロモータに挿入されたlacオペレータを有
するレトロウィルス)を公知技術によりインフェク1〜
させて制御することができる。官能性1acリプレツサ
とaCオペレータ結合の所望遺伝子とを含有するプラス
ミドも、胚芽細胞又は胚芽内の接合子又は組織原基中に
たとえば微量注入によって同時に導入することができ、
さらに得られた生物を所望遺伝子のI PTGi発性発
現につきスクリーニングすることができる。
或いは、これら遺伝子のそれぞれを有する所定の哺乳動
物における別のトランスジェニック種類を接合させ、か
つ1acIと所望のlacオペレータ結合遺伝子との両
者を有する子孫を同定すると共にこれを同系交配して、
表現型がlac工”かつlacオペレータ結合遺伝子十
であるような安定な種類を形成することができる。
たとえば、豚における豚成長ホルモン又は牛における中
成長ホルモンはトランスジェニック動物に選択量のIP
TGを動物成長の際の選択時点で給飼し或いは注入する
ことにより調整されて、骨つぼい構造の不健全な成長を
活性化することなく肉の生産を増大させることができる
。同様に、たとえばlac工及びlacオペレータ含有
ヒトインシュリン遺伝子をそれぞれ適当なブロモ〜りに
より促進して同居細胞中に導入、これを患者に組込むこ
とにより、タイプ■型のヒト糖尿病におけるインシュリ
ン分泌を制御するこができる。次いで、I PTG又は
適する同族体を投与しないか或いは投与することにより
、インシュリン発現を賦活させ或いは抑制することがで
きる。
[実施例] 以下、例示の目的で実施例に劣り、IPTG誘発性CA
T十表現型を有する安定な0418耐性サル細胞ライン
の作成につき説明する。
プラスミド及びその作成 第1図を参照して、制限切断の標準法により作成された
プラスミドpCMVlacIの制限マツプが示され、こ
のプラスミドは細胞がlacI十表現型を示すよう哺乳
動物細胞をトランスフェクトすべく使用することができ
る。プラスミドpCMV I ac 1[ブラウン等(
1987) 、t/L、、第49巻、第803〜612
真に記載]は、サルのサイトメガロウィルス(コルバー
ン)IE94プロモータ要素の制御下に改変開始コドン
(ATG)を有するクローン化1ac4コード配列を含
む。実験的に証明された制限エンドヌクレアーゼ部位が
示されている。ssp工、Sal工、Mlu工、Apa
I及びEC0RVのための部位は独特である。lacI
m伝子の中央部分におけるMaeI11部位は、独特の
BStEn部位の内部に含まれる。
1ace:コード単位内に示された部位は、ファラボ−
(1978) 、ネイチャー、第274巻、第765〜
769頁に記載された公知のlac工配列配列全に一致
する。完全lacエコード単位は、2個のECoRI部
位と整列する。XbaIの部位は存在しない。
次に第2図を参照して、プラスミド psv l acOcAHの制限マツプが示され、この
プラスミドは細胞がCAT十表現系を示すよう哺乳動物
細胞を1〜ランスフエクトすべく使用することができる
。プラスミドρSV l acOcAT[ブラウン等(
1987) 、セル、第49巻、第603〜612頁に
記載]はSV40プロモータ/エンハンサ−配列(rP
J)と突然変異体である対称aCオペレータ配列とクロ
ラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ(rCA
TJ )コード配列とを有する。
切断及び結合は全て、たとえばマニアチス等(1982
) 、モレキュラ・クローニング・ラボラトリ−・マニ
ュアル、コールド・スプリング・ハーバ−、ニューヨー
クに記載された標準法にしたがって行なった。制限エン
ドヌクレアーゼはベーリンガー・マンハイム社及びニュ
ー・イングランド・ビオラブ社から購入した。プラスミ
ドpCMVlacIは、ブラウン等(1987) 、セ
ル、第49巻、第603〜612頁に概説されているよ
うに作成した。サルCMV (コルバーン)IE94プ
ロモータ及びエンハンサ−領域のヌクレオチド配列は、
ジーング等(1987) 、ジャーナル・パイロロジー
、第61巻、第1559〜1570頁に記載されている
プラスミドpsv l acOcATは、一般に次のよ
うに作成した。22個の塩基を含有しかつ構すE − 旧 ! を有するオリゴヌクレオチドを合成した。この−本積D
NAは天然lacオペレータ配列の18ヌクレオチド同
族体(下線部分)[シモンス等(19−84>、プロシ
ーディング・ナショナル・アカデミ−・サイエンス・t
JsA、第81巻、第1624〜1628頁及びサドラ
ー等(1983) 、プロシーディング・ナショナル・
アカデミ−・サイエンス・USA、第80巻、第678
5〜6789頁に記載]を含有し、かつ自家融合して次
の二本鎖構造を形成した:5’−TCGMTTGTGA
GCGCTCACMT    −33’−TMCACT
CGCGAGTGTTMGCT−5この工程で、完全2
2bDパリンドロ一ムオベロレータ配列(*印によって
上記に下線をして示した) [シモン等、上記に記載コ
が形成された。
このDNAはXhoI適合性付着末端を有しかつこれを
フロム等(19g2) 、ジャーナル・モレキュラ・ア
プライド・ジエネティック、第1巻、第457〜481
頁に記載したようにpx−aの独特なXhO工部位にク
ローン化した。得られたプラスミド(pSVl aco
)をHindl[Iで切断し、かつ1,1kbのプロモ
ータ/オペレータ含有断片をゴーマン等(1982) 
、モレキュラ・セルラー・バイオロジー、第2巻、第1
044〜1051頁に記載されたように1)SVOCA
Tの独特なHi nd111部位に結合させて、ブラウ
ン等(1987) 、セル、第49巻、第603〜61
2真に記載されたようにpsv I acOcATを発
生させた。
単純庖疹ウィルス(r)−1sVJ)から誘導されたチ
ミジンキナーゼプロモータNtkJ)をネオマイシン耐
性遺伝子(INEOj )に結合させ、次いでこのキメ
ラ配列をpBR322でクローン化することにより、容
易に入手しうる材料を用いてプラスミドpH3VNEo
を作成することができる。
安定なトランスフェクトされた哺乳動物細胞ライCV−
1P及びそのG418耐性誘導型細胞ライン(rciO
cATJ )を、10%新生牛血清(rNcsJ 、フ
ロー・ラボラドリース社、ミズーリ州、ロックビル在)
が補充されたイーグル最小必須培地(rDMEJ 、ギ
ブコ社)のデュルベッコ改変培地にてプラスチック表面
(ベクトンージキンワン社)上で成長させた。この培地
に抗生物質G418(ギブコ社)を指示されたように添
加した。細胞を10%CO2を含有する湿潤雰囲気にて
37℃で培養した。イソプロピル−β−D−チオガラク
トシド(rIPTGJ、ベセスダ・リサーチ・ラボラド
リース社)を、1xPBs(0,01M燐酸ナトリウム
[DH7,’ll]、0.14M  Na(1)におけ
る1M保存溶液として作成し、その1部を上記培養物に
必要に応じて添加した。
スーパーコイルされたプロモータDNAを、−般にグラ
ハム等(1973) 、パイロロジー、第52巻、第4
56〜467頁に記載されたような燐酸カルシウム共沈
技術によりCV−IP細胞中に導入し、次いで4時間後
に一般にパーカー等(1979) 、ジャーナル・パイ
ロロジー、第31巻、第360〜369頁及びウィグラ
ー等(1979) 、プロシーディング・ナショナル・
アカデミ−・サイエンス・USA、第76巻、第137
3〜1376真に記載されたようにグリセリンショック
を与えた。詳細には、42縄の1)CMV I ac 
Iと3μ9のpsv l acOcATと3μ9のpH
3VNEoとを含有する1、5dのDNA/CaC12
2溶液を1.5mlの2回濃縮されたl−I E P 
E S緩衝塩水(r2xHBSJ 、pI−17,05
)に滴加した。この溶液を空気でのバブリングによって
混合し、かつ15〜20分間にわたり沈澱させた。次い
で、1mlの沈澱物をGV−1P細胞の3個の80%融
合60mmプレートのそれぞれに添加した。4時間後、
細胞から培地を排液し、次いで1XHBS (1)H7
,05)における15%グリセリンに37℃で3分間露
出した。トランスフェクトしてから3日後に、細胞をト
リプシン処理しかつ10%NC3及びG418 (40
0I19/d)が補充されたDMEを含有するtoom
mプレートに移し[サウザン等(1982) 、上記に
記載]、個々のG418耐性コロニーをクローン化用シ
リンダ内でトリプシン処理しかつこれをプラスチックマ
イクロタイター穴部に移した。クローンラインを成長さ
せかつ10%NC8とG418 (100/i/mi>
とを含有するDMEに維持した。
aCオペレータを有するハイブリッド SV40プロモータの制御下に、組込まれたクロラムフ
ェニコールアセチルトランスフェラーゼ(rcATJ)
遺伝子を含有する安定な+ac工+細胞ラインを次のよ
うに作成した。サル腎臓細胞(CV−IP>を、lac
リプレッサを有するプラスミド(pcMVlacI、第
1図)とオペレータ含有SV40プロモータ要素に結合
したCATコード配列を有するプラスミド(DSV I
 acOcAT、第2図)とネオマイシン(NEO>耐
性遺伝子を有するプラスミド(DH3VNEO) とで
16:  1.0:1.2−E/L、比LT同時トラン
スフェクトした。0418が補充された培地中でクロー
ンを選択し、かつ安定な0418耐性細胞ラインまで成
長した全部で43種のクローンを分析した。各ラインか
らの活発成長する細胞の同一反復培養物を、15mMの
I PTGを含有(+)又は欠如(−)コする培地と平
行して3〜4日間培養した。培養期間の終了後、細胞は
融合に達し、次いでこれらを抽出物の作成のため集めた
。各細胞ラインからの抽出物対(+、−)を蛋白含有量
及びCAT活性につき平行して分析した。3種のI P
TG処理されたライン(C上ΩCATライン、A4、A
8及びA11)から得られた抽出物はそれぞれCAT活
性を示した。I PTGの不存在下で、未処理の培養物
対におけるCAT活性のレベルは初期CV−1PM胞の
活性と同レベルであった(下記参照)。第4のライン(
CIOCATラインA22)は、I PTGの不存在下
又は存在下にCAT活性の実質的発現を示した。残余の
39ラインは、IPTGの存在下若しくは不存在下にC
AT活性のバックグランドをボした。
誘発性CAT十表現系を示す3種のクローン0418−
耐性ライン及び初期CV−IP細胞から得られた各抽出
物につき行なった定量ウェスタン・プロット分析は、こ
れらの形質転換細胞ラインが完全なlacリプレッサを
合成することを示し1こ。
これらの結果は、IF’TGがこれら哺乳動物細胞のC
AT表瑛表金系御しうろことを示し、CATコード単位
が細胞内に安定に存在することを強力に示唆する。CA
Tコード単位が高分子量DNA中に組込まれたことを確
認するため、I PTG誘発性ラインの1種を6月間に
わたる培養にかけた後に試験した。特に、Cl0CAT
ABからの細胞DNAの制限切断生成物をアガロースゲ
ル電気泳動により分析した。ゲルのプロットを、CAT
コード配列SV40初期スプライス及びポリアデニル化
信号とを有する1、6kbプローブと共に培養した。l
−1indlIはDSV l acOcATプラスミド
DNA (5,6kb)を2つの部位で切断して、4.
5kbのCAT含有断片を生成した。A8  DNAの
1−1indIII切断に際し、7,5kbにおける主
たる単一バンドが数個のずっと強度の低い急速移動する
バンドと共に検出された。XbaI及びXhoIを包含
するpsv I acOcATを切断しないことが知ら
れた酵素によるA8  DNAの切断のみが、高分子量
のハイブリッド化断片(≧9.4kb)の出現をもたら
した。Hindl[及びXbaによる二重切断は7.5
〜6.Okbの主たるl−1ind[Iバンドの寸法を
減小させて7.5kbバンドのみを残し、これは残った
7、5kb  l−1indIIIバンドであると思わ
れる。
Hi ndInとEC0RIとXbaIとXhoIとに
よるCV−1P  DNAの制限切断は、ハイブリッド
化バンドを与えなかった。これらの結果は、第4図に示
した配置における高分子mDNA中へのpSV l a
cOcATの1単位の組込みと良く一致する。これらの
細胞はこの分析前の6月間にわたり培養物中にて活発に
成長したので、これらの結果はCATコード単位が宿主
細胞の染色体に組込まれることを示す。未切断A8  
DNAに23kb未渦のバンドが存在し、ないことは、
この細胞ラインに測定しうる量の遊離プラスミドDNA
が存在しないことを反映する。
I PTGによるCAT発現の誘発 誘発性Cl0CATラインの培養物に対するI PTG
の添加及び除去の後のCAT活性の出現及び消失の速度
を測定して哺乳動物細胞における誘発の速度を評価すべ
く、2つの試験を行なった。
第1に、プレートにCV−1P及びC上ΩCATA4、
八8及びA11の保存培養物からの細胞を適切なプレー
トにて融合に達する前に48.72若しくは96時間に
わたり成長させる濃度にて平行的に接種した。I PT
G (15m)l)を、所定の時間間隔にわたり、これ
らの活発に成長する細胞を浸漬した培地に存在させた。
各ラインからの成長細胞を含有する比較プレートを、I
 PTGを含まない培地で培養した。それぞれ所定時間
の後、抽出物を全ての細胞ラインから作成しかつ一般に
M、M。
ブラッドフォード(1976) 、アナリチカル、バイ
オケミストリー、第72巻、第248〜54頁に記載さ
れたように蛋白含有量につき平行分析した。次いで、そ
れぞれ445μ9の蛋白を含有する細胞抽出物の1部を
等しい最終容積(150μに)に調節しかつCAT活性
につき平行分析した。誘発性Cl0CATラインにおい
て、CAT活性は15mMI PTGの存在下に3〜4
日間にわたり直線的に増大したのに対し、CV−1P細
胞及び比較C土0CAT細胞からのI PTGに露出し
てない抽出物におけるCAT活性はバックグランドレベ
ルのままで必った。最大CAT活性は成る場合には4日
間で達し、又特に伯の場合には培養を開始してから15
mMのI PTGの存在下で12日間までこれら細胞を
経過させた際、全<CAT活性の増加は生じなかった。
1acI+イー・コリにおいて、誘発剤イソプロピル−
β−〇−チオガラクトシド(I PTG)は、数分間以
内にβ−ガラクトシダーゼの発現を賦活することができ
た。したがって、これら細胞における誘発速度は、イー
・コリにおける誘発速度とは顕著に相違する。
C上0CAT細胞抽出物で測定した445μ9の蛋白当
りのアセチル化りロラムフエコールの平均基礎%(±S
、E、M、) は、初期(7)CV−IP細胞抽出物で
検出されたよりも僅かに高かった。他の試験において、
これら数値間に有意の差は存在しなかった。バックグラ
ンドレベルとしてのCv−12細胞におけるCAT活性
の平均レベルを考慮して、平均の特異性CAT活性は1
5mM  IPTGと共に4日間培養することによりC
上ΩCAT細胞にて最小で32倍増大した。3種の別々
に誘導したクローンラインは全て、同一条件下に分析し
た場合、同様な性質を示した。
第2の試験は、■PTG除去後の再抑制の速度か同様な
過程を辿ることを示した。CV−1P並びにCr0CA
TラインA4、A8及びA11がらの活発成長する細胞
の複数プレートを、15mMのIPTGを含有する培地
で96時間培養した。この期間の後、各ラインからの細
胞の半分を抽出しかつ残部をIPTGの不存在下でさら
に24.48若しくは72時間にわたり活発成長する密
度でサブ培養した。陰性比較としてI PTGの不存在
下で培養したこれら全てのラインからの活発成長細胞の
複数プレー1〜を用いた。細胞を所定時間間隔で採取し
、かつ全抽出物を平行して蛋白含有量につき分析した。
同一量の蛋白(445μ1g)を含有する各細胞抽出物
の1部を等しい最終容積に調節し、かつCAT活性につ
き平行分析した。IPTGを除去してから3日間にわた
り、3種全てのIPTI理されたCl0CATクローン
ラインにおける定常状態のCAT活性は、96時間の時
点におけるその数値からバックグランドレベルまで低下
した。
これに対し、CV−1P細胞、並びにI PTGに露出
しなかったC土ΩCAT細胞の複数プレートからのCA
T活性は、バックグランドレベルに留まった。したがっ
て、CAT遺伝子発現の誘発及び再抑制の速度は、これ
らのサル細胞において同様な遅い時間経過を辿ると思わ
れる。さらに、誘発剤を除去した後、CATJ伝子の明
らかに完全な再抑制が検出された。
I PTG濃度に対するCAT活性に関する誘発の機能
的依存性を次のように示した。
Cl0CAT細胞の複数プレートを、種々の濃度のIP
TGを含有する培地で4日間活発に成長させた。このよ
うな3種の別々の実験において、IPTGの濃度は低投
与量(1〜500μM)、中投与ffl (0,5〜1
5mM>及び高投与量(5〜50n+H)にわたって変
化させた。細胞を4日後に集めかつ抽出物を上記実験に
おけると同様に蛋白含有量及びCAT活性につき分析し
、ただしCA下分析は90分間にわたって行なった。低
I PTG濃度において、CAT活性はラインA11に
おいて25μMから始まるIPTG濃度における対数の
関数として増大した。他の2種のラインも同様な反応を
示した。CAT活性はこれら3種の全てのラインにおい
て、中投与量範囲にわたり試験した際、I PTG濃度
の直線的関数として増大した。高投与量のI PTGに
おいて、ラインA11におけるCAT活性も同様に全I
 PTG範囲にわたり連続的に増加した。他の2種のラ
インはこのように試験しなかった。50mMより大きい
I PTG濃度にて毒性が観察され、これは成長速度及
び(又は)ブレーティング効率の低下によって反映され
た。蛋白445μg当りのアセチル化クロラムフェニコ
ールの%として測定した特異的CAT活性は、2反復の
分析に6いてA1細胞を50mMのI PTGと共に4
日間にわたり培養した後に60倍増加した。
以下は成長停止した細胞がI PTGにより誘起されう
ろことを示している。融合細胞(A4及びA11)のプ
レートを15mMのI PTGの存在下又は不存在下に
4日間培養した。融合細胞の平行プレートを成長させか
つ1日目及び4日目に細胞数につき計数した。4日間の
培養期間の後、細胞抽出物を前記と同様に作成しかつ蛋
白含有量及びCAT活性につき分析した。CAT活性の
顕著なI PTG媒介誘発が、これらの接触阻止された
成長停止細胞において初期CV−IP細胞と比較して生
じた。細胞が成長停止したことを証明するため、I P
TGの存在下におけるラインA11の細胞数の結果は1
日目に平均してプレート1枚当り6.6x106(固の
細胞を示しかつ4日目にプレート1枚当り6.8x10
6個の細胞を示した。I PTGの不存在下では、1日
目及び4日目の両者において平均でプレー1〜1枚当り
4.8X106個の細胞であった。したがって、I P
TGによるCAT活性の誘発は活発な細胞分裂を必要と
しない。
他の実施例 本発明の範囲において他の実施例も可能で必る。
たとえばイー・コリlacリプレッサ/オペレータ系か
ら得られた他の官能性リプレッサ及び官能性オペレータ
も使用することができる。たとえばイー・コリlacオ
ペレータの他の突然変異体又は合成同族体も使用するこ
とができる。たとえば上記[A、シモン、上記1の実施
例に用いたような合成パリンドa−ムオペレータが好適
である。
何故なら、これは高親和性をもって特異的にaCリプレ
ッサに結合するが、このように結合した場合たとえばI
 PTGのようなアロラクトース同族体により解離する
よう誘発さぜうるからである。
I PTG以外のアロラクトースの同族体も、lacリ
プレッサを結合することによりオペレータに対するリプ
レッサの結合親和性を低下させるだめの誘発剤として使
用することができ、オペレータに結合した遺伝子の転写
を活性化することができる[M、D、バーケー等、上記
]。I PTGに結合したlacリプレッサはlacオ
ペレータに対し300倍低い親和性を有しかっlacリ
プレッサが好適な高親和性1acオペレータに結合した
場合にはIP王Gがオペレータからのりプレフサの解離
を誘発するためI PTGが好適である。
イー・コリ1acオペロン以外のオペロン系から得られ
た原核リプレッサ及びその同系オペレータも使用するこ
とができる。たとえばイー・コリのガラクトースオペロ
ンから得られたgalリプレッサ及びその同系galオ
ペレータを本発明で使用して、galオペロンに結合し
がっ哺乳動物細胞の染色体に組込まれた遺伝子の発現を
制御することもできる。ガラクトース又はgalリプレ
ッサ結合性同族体も誘発剤として使用することができろ
。さらに、たとえばイー・コリのトリプトファンオペロ
ンから得られたtrpアポリプレッサ及びその間系tr
pオペレータを本発明で使用して、trpオペレータに
結合されかつ哺乳動物細胞の染色体に組込まれた遺伝子
の発現を制御することもできる。trpオペレータ結合
した遺伝子の転写は、アボリプレッザを結合してtrp
リプレッサによるオペレータ結合を阻止するトリプトフ
ァンの存在により阻止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は真核プロモータ要素の制御下に必る改変開始コ
ドンと共にクローン化lacエコード配列を有するプラ
スミドの制限マツプであり、第2図はプロモータ/エン
ハンザ配列とlacオペレータ配列と所望蛋白をコード
するDNA配列とを有するプラスミドの制限マツプであ
り、第3図は宿主染色体DNAへの1)−3VlacQ
CAT  DNAの組込みに関する推定配置を示す制限
マツプである。 手続補正書(斌) 補正の対象 平成元年6月1日

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原核リプレッサをコードするDNA配列に結合し
    た真核プロモータにより哺乳動物細胞をトランスフエク
    トし、 所望蛋白をコードするDNA配列に結合した原核オペレ
    ータと前記結合DNA配列の転写を促進するプロモータ
    とにより前記哺乳動物細胞をトランスフエクトし、前記
    オペレータと前記結合DNA配列とを前記細胞の染色体
    に組込むと共に、前記オペレータと前記結合DNA配列
    と前記プロモータと前記リプレッサとを前記細胞中で作
    用させ、かつ 前記リプレッサを結合する物質と前記細胞を接触させる ことを特徴とする哺乳動物細胞における所望蛋白の発現
    方法。
  2. (2)リプレッサ及びオペレータが両者とも¥lac¥
    又は両者とも¥gal¥であるか又は前記リプレッサが
    ¥trp¥アポリプレッサでありかつ前記オペレータが
    ¥trp¥オペレータである請求項1記載の方法。
  3. (3)¥lac¥リプレッサを結合する物質がアロラク
    トース若しくはその同族体である請求項2記載の方法。
  4. (4)同族体がイソプロピル−β−D−チオガラクトシ
    ドである請求項3記載の方法。
  5. (5)¥gal¥リプレッサを結合する物質がガラクト
    ース若しくはその同族体である請求項2記載の方法。
  6. (6)¥trp¥アポリプレッサを結合する物質がトリ
    プトファン若しくはその同族体である請求項2記載の方
    法。
  7. (7)官能性の原核リプレッサと官能性の同系オペレー
    タとをコードするDNA配列を含み、前記オペレータが
    細胞の染色体中に組込まれてなる哺乳動物細胞。
  8. (8)所望蛋白をコードするDNA配列と結合DNA配
    列の転写を促進するプロモータとをオペレータに結合し
    てさらに含む請求項7記載の細胞。
  9. (9)請求項7又は8記載の細胞を含む非ヒト哺乳動物
  10. (10)所望蛋白をコードするDNA配列に結合して原
    核オペレータをコードする官能性 DNA配列を染色体中に組込むと共に前記結合DNA配
    列の転写を促進するプロモータをも組込んだ細胞を哺乳
    動物に与え、さらに 前記細胞は原核リプレッサをコードする官能性のDNA
    配列を真核プロモータに結合して有し、かつ 前記細胞を前記リプレッサに結合する物質の存在下又は
    不存在下に成長させる ことを特徴とする非ヒト哺乳動物における所望蛋白の産
    生を制御する方法。
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