JPH023475B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH023475B2 JPH023475B2 JP57091119A JP9111982A JPH023475B2 JP H023475 B2 JPH023475 B2 JP H023475B2 JP 57091119 A JP57091119 A JP 57091119A JP 9111982 A JP9111982 A JP 9111982A JP H023475 B2 JPH023475 B2 JP H023475B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hydrophone
- equivalent
- hypocenter
- distance
- pressure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000003993 interaction Effects 0.000 claims abstract description 30
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims abstract description 21
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 29
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 25
- 230000035945 sensitivity Effects 0.000 claims description 7
- 238000012545 processing Methods 0.000 claims description 3
- 230000003213 activating effect Effects 0.000 claims 1
- 230000008859 change Effects 0.000 description 9
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 7
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000005855 radiation Effects 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 3
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 description 2
- 238000013459 approach Methods 0.000 description 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 2
- 230000003068 static effect Effects 0.000 description 2
- 238000002679 ablation Methods 0.000 description 1
- 238000003491 array Methods 0.000 description 1
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000012937 correction Methods 0.000 description 1
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 230000007246 mechanism Effects 0.000 description 1
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 1
- 230000001902 propagating effect Effects 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 238000009877 rendering Methods 0.000 description 1
- 238000011160 research Methods 0.000 description 1
- 238000010561 standard procedure Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01V—GEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
- G01V1/00—Seismology; Seismic or acoustic prospecting or detecting
- G01V1/003—Seismic data acquisition in general, e.g. survey design
- G01V1/006—Seismic data acquisition in general, e.g. survey design generating single signals by using more than one generator, e.g. beam steering or focussing arrays
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01V—GEOPHYSICS; GRAVITATIONAL MEASUREMENTS; DETECTING MASSES OR OBJECTS; TAGS
- G01V13/00—Manufacturing, calibrating, cleaning, or repairing instruments or devices covered by groups G01V1/00 – G01V11/00
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、海中震源列の特性決定方法に係る。
海中震源は、通常群または列をなして、列を構
成する個々の「点発生源」よりもより望ましい特
徴を有する連合発生源をつくるために用いられ
る。このような列の種々の特徴は地球物理学者に
特別の問題を呈する。
成する個々の「点発生源」よりもより望ましい特
徴を有する連合発生源をつくるために用いられ
る。このような列の種々の特徴は地球物理学者に
特別の問題を呈する。
このような特徴の第1は、いかなる音響的また
は地震的な列も、方向性をもつた音波を発信する
ことである。つまり、発信された波の形あるいは
特性は方向により変化する。これは、発信された
波動中の音の波長に比べ、列の大きさが小さくな
いためによる。これは、列の要素がこれら波長に
比べ通常非常に小さく、そのため、「点発生源」
のように振舞う、つまり、どの個々の要素から発
生した波も全面的に対称で、全ての方向につき同
じ形であることと対照をなす。海中震源列につい
ての主要な問題は、特性を方向の関数として決定
することにある。
は地震的な列も、方向性をもつた音波を発信する
ことである。つまり、発信された波の形あるいは
特性は方向により変化する。これは、発信された
波動中の音の波長に比べ、列の大きさが小さくな
いためによる。これは、列の要素がこれら波長に
比べ通常非常に小さく、そのため、「点発生源」
のように振舞う、つまり、どの個々の要素から発
生した波も全面的に対称で、全ての方向につき同
じ形であることと対照をなす。海中震源列につい
ての主要な問題は、特性を方向の関数として決定
することにある。
このような特徴の第2は、第1図に示したよう
に、特性が列からの距離により変化することであ
る。矢印1と2で示されたような所与の方向で、
特性は距離の増大とともに変化し、仮想的境界3
で示した十分な遠方において安定した形におちつ
く。それよりも遠方では、形は同一のままだが、
その振幅は、エネルギ保存則より距離に反比例し
て減少する。特性形が距離によつて重大な変化を
起こさない領域4は、列5の「遠隔場」として知
られているが、それはDを列の大きさ、λを波長
とするとき、だいたいD2/λより大きい距離に
存在する。第1図では、「近接場」領域を6で、
海面を7で示している。
に、特性が列からの距離により変化することであ
る。矢印1と2で示されたような所与の方向で、
特性は距離の増大とともに変化し、仮想的境界3
で示した十分な遠方において安定した形におちつ
く。それよりも遠方では、形は同一のままだが、
その振幅は、エネルギ保存則より距離に反比例し
て減少する。特性形が距離によつて重大な変化を
起こさない領域4は、列5の「遠隔場」として知
られているが、それはDを列の大きさ、λを波長
とするとき、だいたいD2/λより大きい距離に
存在する。第1図では、「近接場」領域を6で、
海面を7で示している。
地球物理学問題としては、「遠隔場」の特性を
方向の関数として決定することがある。特性の測
定は通常、海底反射を消去するため、例えば大陸
棚外のような深海中で行われなければならず、列
と測装置の相互位置をいくらかでも精密に決定す
るのは極めて困難である。したがつて、各点発生
源の特性の和から特性を計算できることが望まし
い。従来、これは要素間の相互作用により不可能
であつた。
方向の関数として決定することがある。特性の測
定は通常、海底反射を消去するため、例えば大陸
棚外のような深海中で行われなければならず、列
と測装置の相互位置をいくらかでも精密に決定す
るのは極めて困難である。したがつて、各点発生
源の特性の和から特性を計算できることが望まし
い。従来、これは要素間の相互作用により不可能
であつた。
列の要素は、共に用いられるときは独立に振舞
わない。各要素の振舞いは他の要素により影響さ
れる。要素間相互作用による、これらの影響は年
来認識されてきており、その発生は次のようにし
て推論されてきた。もし相互作用がないのなら、
列の遠隔場特性は各要素から測定された特性を重
ね合わせて計算できる。そのようにして計算され
た特性が、遠隔場特性を測定したものと一致しな
いことがしばしば認められた。このことから重ね
合わせの原理が成立しないことが出てくる。した
がつて、要素は独立に振舞つていない。したがつ
て、何らかの要素間相互作用がある。
わない。各要素の振舞いは他の要素により影響さ
れる。要素間相互作用による、これらの影響は年
来認識されてきており、その発生は次のようにし
て推論されてきた。もし相互作用がないのなら、
列の遠隔場特性は各要素から測定された特性を重
ね合わせて計算できる。そのようにして計算され
た特性が、遠隔場特性を測定したものと一致しな
いことがしばしば認められた。このことから重ね
合わせの原理が成立しないことが出てくる。した
がつて、要素は独立に振舞つていない。したがつ
て、何らかの要素間相互作用がある。
この相互作用の効果は十分に理解されていなか
つた。だから、列の任意の方向での遠隔場特性を
計算することも、所望の方向の全てについて、そ
れを測定することもできなかつた。実際には、遠
隔場特性は通常深海中の一方向のみ、つまり垂直
方向について測定されてきた。実際の装置では、
大陸棚上では方向または条件の変化による特性形
の変化は、考慮に入れないゆえに無視されてき
た。
つた。だから、列の任意の方向での遠隔場特性を
計算することも、所望の方向の全てについて、そ
れを測定することもできなかつた。実際には、遠
隔場特性は通常深海中の一方向のみ、つまり垂直
方向について測定されてきた。実際の装置では、
大陸棚上では方向または条件の変化による特性形
の変化は、考慮に入れないゆえに無視されてき
た。
本発明は、震源列を作動し、列に対する位置が
既知のn個の独立の点で発生した圧力波を測定
し、n個の発生源のn個の等価特性を、それらの
間の相互作用を考慮してつくるように測定を処理
し、n個の等価特性を重ね合わせて列の特性を得
ることからなる、n個の震源の列の特性決定法を
提供するものである。
既知のn個の独立の点で発生した圧力波を測定
し、n個の発生源のn個の等価特性を、それらの
間の相互作用を考慮してつくるように測定を処理
し、n個の等価特性を重ね合わせて列の特性を得
ることからなる、n個の震源の列の特性決定法を
提供するものである。
本発明の他の目的は、本発明の方法により決定
された特性を有する震源列を提供するものであ
る。
された特性を有する震源列を提供するものであ
る。
特性は、列の各個の発生源要素のそばでの「近
接場」測定の方法で得られる。測定は、要素間相
互作用を考慮した分析に従い、任意の方向、任意
の距離での特性を計算することを可能にする。
接場」測定の方法で得られる。測定は、要素間相
互作用を考慮した分析に従い、任意の方向、任意
の距離での特性を計算することを可能にする。
本発明のもう一つの目的は、本発明の方法によ
り決定された特性を有する震源列を使用すること
にある。
り決定された特性を有する震源列を使用すること
にある。
震源列の要素間相互作用を、震源として空気銃
を用いることに関連して考察する。これは空気銃
が海中震源として最も普通に用いられていること
にもよるが、空気銃から発した振動する気泡が図
示しやすい解析になじむことにもよる。しかし、
以下説明する相互作用は原則として全ての海中
「点」震源に対して同一であり、この技法の適用
範囲は極めて広い。
を用いることに関連して考察する。これは空気銃
が海中震源として最も普通に用いられていること
にもよるが、空気銃から発した振動する気泡が図
示しやすい解析になじむことにもよる。しかし、
以下説明する相互作用は原則として全ての海中
「点」震源に対して同一であり、この技法の適用
範囲は極めて広い。
空気銃は、高圧空気を含み急激に開く室からな
る。逃げ出た空気は、水に対し急速に膨張する気
泡を形成する。膨張にともない、気泡中の気圧
(内圧)は低下していき、ある時点では水圧と気
泡の内圧とが等しくなる平衡点に達する。しかし
ながら、気泡の内圧は当初水圧と平衡しておら
ず、水圧より高いものであるために、気泡は平衡
点で内圧が水圧に達した後も膨脹し続ける。しか
し平衡点を越えた後は気泡の内圧は水圧より低く
なるので気泡の膨脹速度は低下していき、ついに
は気泡の膨脹は停止する。以下気泡は内圧より大
なる水圧により潰されて縮小していき再び平衡点
をすぎる。この間内圧は増大する。内圧の急速な
成立により気泡が潰れるのはとまり、この点から
振動が再び始まる。振動する気泡は地震波(地震
津波)の発生器であり、気泡の直径は地震波の波
長に比べ常に小さいので、この波動は地震の振動
数について球面対称性を有する。気泡により発生
した圧力波の形は、気泡からの距離によらず同一
であるが、その振幅は距離に反比例する。
る。逃げ出た空気は、水に対し急速に膨張する気
泡を形成する。膨張にともない、気泡中の気圧
(内圧)は低下していき、ある時点では水圧と気
泡の内圧とが等しくなる平衡点に達する。しかし
ながら、気泡の内圧は当初水圧と平衡しておら
ず、水圧より高いものであるために、気泡は平衡
点で内圧が水圧に達した後も膨脹し続ける。しか
し平衡点を越えた後は気泡の内圧は水圧より低く
なるので気泡の膨脹速度は低下していき、ついに
は気泡の膨脹は停止する。以下気泡は内圧より大
なる水圧により潰されて縮小していき再び平衡点
をすぎる。この間内圧は増大する。内圧の急速な
成立により気泡が潰れるのはとまり、この点から
振動が再び始まる。振動する気泡は地震波(地震
津波)の発生器であり、気泡の直径は地震波の波
長に比べ常に小さいので、この波動は地震の振動
数について球面対称性を有する。気泡により発生
した圧力波の形は、気泡からの距離によらず同一
であるが、その振幅は距離に反比例する。
振動の背景となる駆動メカニズムは、気泡の内
圧Piと水からの圧力つまり水圧Phとの圧力差であ
る。浮揚性のある気泡の海面への運動は非常に遅
いから、水圧は振動中を通じて実質的に一定であ
る。内圧は時間により変化する。だから駆動圧力
Pdは時間変動する。
圧Piと水からの圧力つまり水圧Phとの圧力差であ
る。浮揚性のある気泡の海面への運動は非常に遅
いから、水圧は振動中を通じて実質的に一定であ
る。内圧は時間により変化する。だから駆動圧力
Pdは時間変動する。
Pd=Pi(t)−Ph (1)
第2図に示したように、Pd(t)が正なら、気
泡を膨張させ、あるいは膨張停止後に縮小する際
の縮小速度を遅くする傾向がある。Pd(t)が負
なら、気泡を縮小させ、あるいは膨張速度を遅く
させる傾向がある。(第2図参照) この気泡から発生した圧力波は球面対称性を有
し、距離rに反比例する振幅を有し、水中の音速
cで進む。距離rでは、伝播してきた波は、気泡
の有限の大きさを考慮し、波動が気泡の中心点か
ら始まるかのように時間の基点をとると、 1/r・Pd(t−r/c) となる。
泡を膨張させ、あるいは膨張停止後に縮小する際
の縮小速度を遅くする傾向がある。Pd(t)が負
なら、気泡を縮小させ、あるいは膨張速度を遅く
させる傾向がある。(第2図参照) この気泡から発生した圧力波は球面対称性を有
し、距離rに反比例する振幅を有し、水中の音速
cで進む。距離rでは、伝播してきた波は、気泡
の有限の大きさを考慮し、波動が気泡の中心点か
ら始まるかのように時間の基点をとると、 1/r・Pd(t−r/c) となる。
2つの空気銃よりなる列を考える。銃が独立に
発射されると、第1の銃の駆動圧力は Pd1(t)=Pi1(t)−Ph1 (2) であり、第2の銃の駆動圧力は Pd2(t)=Pi2(t)−Ph2 (3) である。銃が共に発射されるときは、各銃は他方
から発生した地震波に影響される。それは、各銃
において水から受ける圧力がもはや一定たりえな
いからである。以後、相互作用があるときの振舞
いを示すためにプライムを用いる。
発射されると、第1の銃の駆動圧力は Pd1(t)=Pi1(t)−Ph1 (2) であり、第2の銃の駆動圧力は Pd2(t)=Pi2(t)−Ph2 (3) である。銃が共に発射されるときは、各銃は他方
から発生した地震波に影響される。それは、各銃
において水から受ける圧力がもはや一定たりえな
いからである。以後、相互作用があるときの振舞
いを示すためにプライムを用いる。
第3図の第1の銃10による気泡の振舞いを考
える。時間tの少しの間は、第2の銃11からの
影響がないので水圧はPh1である。しかし銃11
は、振動し地震波を発生する気泡をつくる。この
波動は銃10の気泡を通過する。時間tで、気泡
の一方の側と他方の側では圧力差があるが、この
圧力差は、気泡の直径またはそれ以下の波長を考
えるときのみ無視しえないものとなる。より長い
波長では、気泡は点と見なされ、圧力の修正分
は、P2′(t)を銃11により気泡から発生した音
波とし、r12を2つの銃の間の距離とすると 1/r12P′2(t−r12/c) である。したがつて、時間tでの銃10における
水圧は P′h1(t)=Ph1+1/r12P′2(t−r12/c) (4) である。銃10における駆動圧力は内圧と水圧の
差に等しいから、これは P′d1(t)=P′i1(t)−P′h1(t) (5) となる。銃11の影響を考えると、時間tでの圧
力差は同一ではなく、振動する気泡の動態は変化
する。膨張と縮小の比率が異なり、銃11がない
場合の時間tでの内圧Pi1(t)は、銃11の影響
を考慮したときの、時間tでの内圧P′i1(t)と
異なる。したがつて、銃11の影響下で銃10が
発生する地震波P′1(t)は、銃11がない場合の
地震波P1(t)と同一でない。式(4)より、銃間相
互作用は、その間の距離に反比例する。また、相
互作用の効果は、2つの銃の相対的な発射時間に
依存する。これは発射から発射までに変化しうる
ものだから、常に正確に一定に維持することはで
きず、信号形は変化しうる。相対的な時間遅延が
小さいなら、これらの変化は重要な振動数では目
立たない。
える。時間tの少しの間は、第2の銃11からの
影響がないので水圧はPh1である。しかし銃11
は、振動し地震波を発生する気泡をつくる。この
波動は銃10の気泡を通過する。時間tで、気泡
の一方の側と他方の側では圧力差があるが、この
圧力差は、気泡の直径またはそれ以下の波長を考
えるときのみ無視しえないものとなる。より長い
波長では、気泡は点と見なされ、圧力の修正分
は、P2′(t)を銃11により気泡から発生した音
波とし、r12を2つの銃の間の距離とすると 1/r12P′2(t−r12/c) である。したがつて、時間tでの銃10における
水圧は P′h1(t)=Ph1+1/r12P′2(t−r12/c) (4) である。銃10における駆動圧力は内圧と水圧の
差に等しいから、これは P′d1(t)=P′i1(t)−P′h1(t) (5) となる。銃11の影響を考えると、時間tでの圧
力差は同一ではなく、振動する気泡の動態は変化
する。膨張と縮小の比率が異なり、銃11がない
場合の時間tでの内圧Pi1(t)は、銃11の影響
を考慮したときの、時間tでの内圧P′i1(t)と
異なる。したがつて、銃11の影響下で銃10が
発生する地震波P′1(t)は、銃11がない場合の
地震波P1(t)と同一でない。式(4)より、銃間相
互作用は、その間の距離に反比例する。また、相
互作用の効果は、2つの銃の相対的な発射時間に
依存する。これは発射から発射までに変化しうる
ものだから、常に正確に一定に維持することはで
きず、信号形は変化しうる。相対的な時間遅延が
小さいなら、これらの変化は重要な振動数では目
立たない。
銃10の気泡は、相互作用の影響下でもその大
きさはあまり変わらない。それは地震波の波長に
比べ小さいものにとどまる。したがつて、振舞い
が修正されたこの泡から発生する波動もやはり球
面対称性を有するが、特性は変化する。特性は、
いかなる相互作用もない場合のP1(t)に対して
P′1(t)となる。銃10の修正された振舞いの観
念は式(4)と(5)を結合して得られる。
きさはあまり変わらない。それは地震波の波長に
比べ小さいものにとどまる。したがつて、振舞い
が修正されたこの泡から発生する波動もやはり球
面対称性を有するが、特性は変化する。特性は、
いかなる相互作用もない場合のP1(t)に対して
P′1(t)となる。銃10の修正された振舞いの観
念は式(4)と(5)を結合して得られる。
P′d1(t)=P′i1(t)−Ph1−1/r12P′2(t−
r12/c)(6) これは次のように書き換えられる。
r12/c)(6) これは次のように書き換えられる。
P′d1(t)=〔P′i1(t)−1/r12P′2(t−r12
/c)〕−Ph1 (7) (7)から分かるように、銃10における修正気泡
は、水圧が静的であり、時間tでの内圧は P′i1(t)−1/r12P′2(t−r12/c) であるかのように振舞う。この修正気泡からの放
射は球面対称性を有し、特性は上記のようにP′1
(t)である。同様に、銃11の気泡の振舞いは、
銃10の影響を受ける。銃11の気泡は、水圧が
静的であり、内圧は P′i2(t)−1/r21P′1(t−r21/c) であるかのように振舞う。この結果、その特性は
P′2(t)(r12=r21)となる。
/c)〕−Ph1 (7) (7)から分かるように、銃10における修正気泡
は、水圧が静的であり、時間tでの内圧は P′i1(t)−1/r12P′2(t−r12/c) であるかのように振舞う。この修正気泡からの放
射は球面対称性を有し、特性は上記のようにP′1
(t)である。同様に、銃11の気泡の振舞いは、
銃10の影響を受ける。銃11の気泡は、水圧が
静的であり、内圧は P′i2(t)−1/r21P′1(t−r21/c) であるかのように振舞う。この結果、その特性は
P′2(t)(r12=r21)となる。
P′i1(t)とP′i2(t)は未知であるが、それは
問題とならない。注目している気泡が、修正特性
P′1(t)とP′2(t)を有する2つの独立した気泡
と等価となるように表現されるという点が重要で
ある。
問題とならない。注目している気泡が、修正特性
P′1(t)とP′2(t)を有する2つの独立した気泡
と等価となるように表現されるという点が重要で
ある。
つまり式(6)を式(7)に書き換えることで、定常的
な水圧を有する静止水中の2つの仮想的な気泡を
考えることができる。この2つの仮想的な気泡
は、2つの実在の気泡の相互作用を見込んだ仮想
的な内圧をそれぞれ有し、実在の気泡が生ぜしめ
るのと同一の圧力の放射を定常的な水圧に対し生
ぜしめるから実在の気泡と等価である。この際2
つの仮想的な気泡つまり等価な気泡においては相
互作用が内圧として既に組み込まれているので、
相互作用はないものとして取り扱える。従つて、
これらの2つの仮想的な気泡に対応する2つの仮
想的な銃(等価な銃)に対して、仮想的な銃の特
性を単純に重ね合わせることで銃の列の特性を任
意の点で正確に求めることができる。
な水圧を有する静止水中の2つの仮想的な気泡を
考えることができる。この2つの仮想的な気泡
は、2つの実在の気泡の相互作用を見込んだ仮想
的な内圧をそれぞれ有し、実在の気泡が生ぜしめ
るのと同一の圧力の放射を定常的な水圧に対し生
ぜしめるから実在の気泡と等価である。この際2
つの仮想的な気泡つまり等価な気泡においては相
互作用が内圧として既に組み込まれているので、
相互作用はないものとして取り扱える。従つて、
これらの2つの仮想的な気泡に対応する2つの仮
想的な銃(等価な銃)に対して、仮想的な銃の特
性を単純に重ね合わせることで銃の列の特性を任
意の点で正確に求めることができる。
例えば、第3図で第1の水中聴音器は銃10か
らの距離がa11、銃11からの距慮がa12である。
この水中聴音器が測定した信号は単に、 h1(t)/s1=1/a11・P′1(t−a11/c)+1/
a12P′2(t− a12/c) (8) である。銃10と11から、それぞれa21とa22の
距離にある第2の水中聴音器は h2(t)/s1=1/a21・P′1(t−a12/c)+1/
a22P′2(t− a22/c) (9) ここで、h1(t)とh1(t)は水中聴音器の出力
であり、s1とs2はその感度である。もし幾何学的
配列(つまり、距離a11、a12、a21、a22)と、水
中聴音器の感度が既知なら、これら最後の2つの
方程式を特性P′1(t)とP′2(t)について解くこ
とが原則として可能である。いいかえれば、既知
の感度と既知の2つの銃への幾何学的関係を有す
る2つの水中聴音器により、2つの等価な相互作
用をしない銃の特性を見出せる。この2つの特性
から、銃10と11から、それぞれ距離がa31と
a32である第3の水中聴音器における特性が、 h3(t)=s3(1/a31・P′1(t−a31/c)+1/
a32・P′2(t −a32/c) (10) であることがわかる。第3の水中聴音器の位置は
任意に選べる。いいかえれば、これらの本質的な
測定がされれば、水中の任意の場所について特性
が計算できる。
らの距離がa11、銃11からの距慮がa12である。
この水中聴音器が測定した信号は単に、 h1(t)/s1=1/a11・P′1(t−a11/c)+1/
a12P′2(t− a12/c) (8) である。銃10と11から、それぞれa21とa22の
距離にある第2の水中聴音器は h2(t)/s1=1/a21・P′1(t−a12/c)+1/
a22P′2(t− a22/c) (9) ここで、h1(t)とh1(t)は水中聴音器の出力
であり、s1とs2はその感度である。もし幾何学的
配列(つまり、距離a11、a12、a21、a22)と、水
中聴音器の感度が既知なら、これら最後の2つの
方程式を特性P′1(t)とP′2(t)について解くこ
とが原則として可能である。いいかえれば、既知
の感度と既知の2つの銃への幾何学的関係を有す
る2つの水中聴音器により、2つの等価な相互作
用をしない銃の特性を見出せる。この2つの特性
から、銃10と11から、それぞれ距離がa31と
a32である第3の水中聴音器における特性が、 h3(t)=s3(1/a31・P′1(t−a31/c)+1/
a32・P′2(t −a32/c) (10) であることがわかる。第3の水中聴音器の位置は
任意に選べる。いいかえれば、これらの本質的な
測定がされれば、水中の任意の場所について特性
が計算できる。
列にn個の発生源要素があるなら、少なくとも
n個の較正済の、発生源要素の近くで幾何学的関
係が既知の水中聴音器が必要である。n個の独立
な測定から、n個の連立方程式がたてられ、これ
を解いてn個の等価発生源特性が得られる。これ
らの等価発生源特性から、水中任意の場所での特
性が計算できる。これは、任意の方向の遠隔場特
性が計算できることを含む。
n個の較正済の、発生源要素の近くで幾何学的関
係が既知の水中聴音器が必要である。n個の独立
な測定から、n個の連立方程式がたてられ、これ
を解いてn個の等価発生源特性が得られる。これ
らの等価発生源特性から、水中任意の場所での特
性が計算できる。これは、任意の方向の遠隔場特
性が計算できることを含む。
一般に、n個の点発生源かなる海中震源列の特
性は、水中の任意の点で決定できる。好適な方法
は次のとおりである。
性は、水中の任意の点で決定できる。好適な方法
は次のとおりである。
(a) n個の発生源列と海面への幾何学的関係が既
知の較正済の圧力感知検出器を使用して、震源
列から発した圧力波を測定する。
知の較正済の圧力感知検出器を使用して、震源
列から発した圧力波を測定する。
(b) これらの測定を解析比較する。
そして
(c) 計算したn個の等価点発生源特性より、これ
らの等価球面波の単純な重ね合わせにより水中
の任意の点での発生源列の特性を計算する。
らの等価球面波の単純な重ね合わせにより水中
の任意の点での発生源列の特性を計算する。
実際上は、n個の独立な圧力感知検出器の位置
は全く任意というわけではない。例えば、それら
が全て遠隔場に置かれ、どの2つも互いに半波長
以上離れていないなら、重要性のない高振動数の
場合を除いて、測定にほとんど違いがでない。問
題の帯域では、測定は同一とみなせる。
は全く任意というわけではない。例えば、それら
が全て遠隔場に置かれ、どの2つも互いに半波長
以上離れていないなら、重要性のない高振動数の
場合を除いて、測定にほとんど違いがでない。問
題の帯域では、測定は同一とみなせる。
意味のある解を得るには、n個の圧力感知検出
器を、できるかぎり対応する発生源要素に近づけ
るべきであるが、近づけすぎてはならない。例え
ば、発生源要素が空気銃である場合は、検出器が
近づきすぎて気泡に包まれ、そのため水中の圧力
場が測定不能にならないようにする必要がある。
通常の圧力(2000ポンド毎平方インチ)と深度
(約3m以上)で300立方インチの銃では、水中聴
音器は約1m以内に近づいてはならない。
器を、できるかぎり対応する発生源要素に近づけ
るべきであるが、近づけすぎてはならない。例え
ば、発生源要素が空気銃である場合は、検出器が
近づきすぎて気泡に包まれ、そのため水中の圧力
場が測定不能にならないようにする必要がある。
通常の圧力(2000ポンド毎平方インチ)と深度
(約3m以上)で300立方インチの銃では、水中聴
音器は約1m以内に近づいてはならない。
このように配置によれば、方程式を解き、任意
の点での特性を決定することが以下述べるように
可能である。
の点での特性を決定することが以下述べるように
可能である。
海面でのエネルギ損失があり、反射係数が一定
と考えられない場合は、虚発生源を独立の点発生
源として取扱わねばならず、この場合、列の近辺
の圧力場で、2n個の独立した測定が必要である。
と考えられない場合は、虚発生源を独立の点発生
源として取扱わねばならず、この場合、列の近辺
の圧力場で、2n個の独立した測定が必要である。
第4図は、ブイ28から海面29下7.5mに吊
された異なつた大きさの7個の空気銃21から2
7の列からなる、好適な方法を試験するための実
験的装備を示す。銃22と24のスイツチは切ら
れ、銃21,23,25,26及び27が同時に
発射する。銃21か27までは、それぞれ305、
200、125、95、75、60及び50立方インチの体積を
有し(リツトルでは、それぞれ約5、3.28、
2.05、1.56、1.23、0.98、及び0.82)、第4図に
あるように間を置かれてある。7個の水平聴音器
31から37は、寸法は正確ではないが第4図に
示すように、銃上0.7mに、各銃からは1m離れ
て置かれてある。
された異なつた大きさの7個の空気銃21から2
7の列からなる、好適な方法を試験するための実
験的装備を示す。銃22と24のスイツチは切ら
れ、銃21,23,25,26及び27が同時に
発射する。銃21か27までは、それぞれ305、
200、125、95、75、60及び50立方インチの体積を
有し(リツトルでは、それぞれ約5、3.28、
2.05、1.56、1.23、0.98、及び0.82)、第4図に
あるように間を置かれてある。7個の水平聴音器
31から37は、寸法は正確ではないが第4図に
示すように、銃上0.7mに、各銃からは1m離れ
て置かれてある。
水中聴音器31,33,35,36及び37を
用いて、後に述べる方程式(A1)の解を見出す
ことができる。この解は5つの等価「仮想」発生
源特性P′1(t)、P′3(t)、P′5(t)、P′6(t
)、P′7
(t)からなり、式(A2)を用いて、水中の他の
任意の点での特性が得られる。
用いて、後に述べる方程式(A1)の解を見出す
ことができる。この解は5つの等価「仮想」発生
源特性P′1(t)、P′3(t)、P′5(t)、P′6(t
)、P′7
(t)からなり、式(A2)を用いて、水中の他の
任意の点での特性が得られる。
好適な方法の試験は、ある点での予想波動が相
互作用を含めてその点で測定された波動と一致す
るかを見るために行われた。2つの独立な測定が
水中聴音器32と34で行われた。第5図bは、
この実験中に水中聴音器34で測定された波形を
示す。相互作用は低振動数的現象であるから、60
Hzを越える振動数情報を除去するためフイルタが
かけられている。第5図aは上述のように相互作
用を含めて計算した波形を示す。第5図cは、各
銃が独立して作動したとき得られる相互作用がな
い場合の特性P1(t)、P3(t)P5(t)、P6(t)、
P7(t)を重ね合わせて計算した波形である。
互作用を含めてその点で測定された波動と一致す
るかを見るために行われた。2つの独立な測定が
水中聴音器32と34で行われた。第5図bは、
この実験中に水中聴音器34で測定された波形を
示す。相互作用は低振動数的現象であるから、60
Hzを越える振動数情報を除去するためフイルタが
かけられている。第5図aは上述のように相互作
用を含めて計算した波形を示す。第5図cは、各
銃が独立して作動したとき得られる相互作用がな
い場合の特性P1(t)、P3(t)P5(t)、P6(t)、
P7(t)を重ね合わせて計算した波形である。
第6図aは、銃23のみが発射したときの水中
聴音器33における特性を示す。第6図bは、7
個の銃全てが発射したときの該水中聴音器におけ
る特性を示す。この2つの特性の差は、上述した
相互作用効果によるものである。
聴音器33における特性を示す。第6図bは、7
個の銃全てが発射したときの該水中聴音器におけ
る特性を示す。この2つの特性の差は、上述した
相互作用効果によるものである。
第5図aに示した解と第5図bに示した測定と
の一致は、第5図cに示した解と第5図bに示し
た測定の一致よりはるかに良好である。
の一致は、第5図cに示した解と第5図bに示し
た測定の一致よりはるかに良好である。
この試験は、水中聴音器の感度と幾何学的配列
についてやゝ不完全な知識で行なわれた。これら
の本質的なパラメータについてより正確に知るな
らば、この上さらに良好な解が期待できる。この
場合の実験では相互作用の程度は高くない。相互
作用を無視して得られた解(c)は非常に悪いという
ものではない。しかし、7個の銃全てが発射する
なら、それは増大し、そして通常のものであるこ
の場合において、解は精密であることが期待さ
れ、任意の方向で遠隔場特性が計算可能であるこ
とが要求される。
についてやゝ不完全な知識で行なわれた。これら
の本質的なパラメータについてより正確に知るな
らば、この上さらに良好な解が期待できる。この
場合の実験では相互作用の程度は高くない。相互
作用を無視して得られた解(c)は非常に悪いという
ものではない。しかし、7個の銃全てが発射する
なら、それは増大し、そして通常のものであるこ
の場合において、解は精密であることが期待さ
れ、任意の方向で遠隔場特性が計算可能であるこ
とが要求される。
相互作用するn個の海中震源を考察し、とりあ
えず、海面の存在を無視する。n個の全ての水中
聴音器とn個の全ての発生源について、第i番目
の水中聴音器と第j番目発生源との距離aijが既知
であるようにして、n個の目盛がついた独立の水
中聴音器がn個の発生源に対し既知の幾何学的関
係に位置する。
えず、海面の存在を無視する。n個の全ての水中
聴音器とn個の全ての発生源について、第i番目
の水中聴音器と第j番目発生源との距離aijが既知
であるようにして、n個の目盛がついた独立の水
中聴音器がn個の発生源に対し既知の幾何学的関
係に位置する。
他の要素がない場合、第j番目の発生源要素は
球面圧力波pj(t)を発し、発生源から距離rで
は特性は1/rpj(t−r/c)である。他の発生源が ある場合、プライムが相互作用を示し、P′(t)
を上述と同じ理論による「仮想」球面波として、
第j番目の点発生源から距離rにある圧力場への
寄与は1/rp′j(t−r/c)である。第i番目の水
中 聴音器での測定信号は、このような全ての寄与の
和であつて、siを第i番目の水中聴音器の感度と
して、 hi(t)=sio 〓j=1 1/aij・P′j(t−aij/c) (A1) i=1、2、……、n である。水中聴音器はn個あるから、n個の未知
のp′j(t)、j=1、2、……、nに対して解け
るn個の連立方程式(A1)がある。
球面圧力波pj(t)を発し、発生源から距離rで
は特性は1/rpj(t−r/c)である。他の発生源が ある場合、プライムが相互作用を示し、P′(t)
を上述と同じ理論による「仮想」球面波として、
第j番目の点発生源から距離rにある圧力場への
寄与は1/rp′j(t−r/c)である。第i番目の水
中 聴音器での測定信号は、このような全ての寄与の
和であつて、siを第i番目の水中聴音器の感度と
して、 hi(t)=sio 〓j=1 1/aij・P′j(t−aij/c) (A1) i=1、2、……、n である。水中聴音器はn個あるから、n個の未知
のp′j(t)、j=1、2、……、nに対して解け
るn個の連立方程式(A1)がある。
n個の仮想球面波p′j(t)、j=1、2、……、
nより、水中の任意の点での圧力場が、全ての寄
与の和として計算できて、rjを第j番目の発生源
から所望の点への距離とすると、 P(t)=o 〓j=1 1/rjP′j(t−rj/c) (A2) である。
nより、水中の任意の点での圧力場が、全ての寄
与の和として計算できて、rjを第j番目の発生源
から所望の点への距離とすると、 P(t)=o 〓j=1 1/rjP′j(t−rj/c) (A2) である。
海面は平面反射体と見なせて、仮想点震源から
反射してきた波は、虚点震源から来るように見え
る。全てのjについて、pj(t)の反射はqj(t)
と表すようにして、これらの虚発生源からの球面
波をqj(t)とする。bijを第i番目の水中聴音器
と第j番目の仮想発生源との距離とすると、第i
番目の水中聴音器における全測定信号は h1(t)=sio 〓j=1 (1/aij・p′j(t−aij/c)+1/bijqj(t−
bij/c) (A3) である。極めてしばしば海面の反射係数Rは一定
と考えることができて、 qj(t)=R・pj(t) (A4) であり、Rは通常−1に近い。bijが既知とする
と、方程式(A3)はやはり、n個の未知数を含
むn個の連立方程式である。
反射してきた波は、虚点震源から来るように見え
る。全てのjについて、pj(t)の反射はqj(t)
と表すようにして、これらの虚発生源からの球面
波をqj(t)とする。bijを第i番目の水中聴音器
と第j番目の仮想発生源との距離とすると、第i
番目の水中聴音器における全測定信号は h1(t)=sio 〓j=1 (1/aij・p′j(t−aij/c)+1/bijqj(t−
bij/c) (A3) である。極めてしばしば海面の反射係数Rは一定
と考えることができて、 qj(t)=R・pj(t) (A4) であり、Rは通常−1に近い。bijが既知とする
と、方程式(A3)はやはり、n個の未知数を含
むn個の連立方程式である。
しかしながら入射波の振幅が海面において大気
圧を越えることもありうる。この場合、エネルギ
損失があるので反射係数は−1に等しくならな
い。海面は持ち上げられ、そのために必要なエネ
ルギは反射波に寄与しない。この反射波の振幅減
退効果は、海面での入射波の最大のピークで起こ
り、列が深い場合より浅い場合に起こりやすい。
このようなピークの切除が起こると、反射波は歪
み、方程式(A4)は成立たない。このとき、n
個の虚点発生源は実発生源と独立して考えられ、
j=1、2、……、nに対しk=n+jとして、
単に p′k(t)=q′j(t) (A5) と表される。方程式(A5)を方程式(A3)に代
入し、j=1、2、……、nに対しk=n+jと
して、さらに aik=bij とすると、 hi(t)=sio 〓j=1 1/aij・p′j(t−aij/c)) (A7) i=1、2、……、n である。2n個の未知数に対しn個の方程式があ
るだけだから解けない。問題を解くには、さらに
n個の独立な方程式を見つければよい。つまり、
さらにn個の較正済の水中聴音器で、さらにn個
の測定をすればよい。
圧を越えることもありうる。この場合、エネルギ
損失があるので反射係数は−1に等しくならな
い。海面は持ち上げられ、そのために必要なエネ
ルギは反射波に寄与しない。この反射波の振幅減
退効果は、海面での入射波の最大のピークで起こ
り、列が深い場合より浅い場合に起こりやすい。
このようなピークの切除が起こると、反射波は歪
み、方程式(A4)は成立たない。このとき、n
個の虚点発生源は実発生源と独立して考えられ、
j=1、2、……、nに対しk=n+jとして、
単に p′k(t)=q′j(t) (A5) と表される。方程式(A5)を方程式(A3)に代
入し、j=1、2、……、nに対しk=n+jと
して、さらに aik=bij とすると、 hi(t)=sio 〓j=1 1/aij・p′j(t−aij/c)) (A7) i=1、2、……、n である。2n個の未知数に対しn個の方程式があ
るだけだから解けない。問題を解くには、さらに
n個の独立な方程式を見つければよい。つまり、
さらにn個の較正済の水中聴音器で、さらにn個
の測定をすればよい。
したがつて、n個の発生源とn個の虚発生源の
相互作用問題は、2n個の独立な測定があれば解
ける。解く必要のある方程式は hi(t)=sio 〓j=1 (1/aij・pj(t−aij/c)) (A8) i=1、2、……、2n である。
相互作用問題は、2n個の独立な測定があれば解
ける。解く必要のある方程式は hi(t)=sio 〓j=1 (1/aij・pj(t−aij/c)) (A8) i=1、2、……、2n である。
これら2n個の連立方程式は標準的方法で解け
る。
る。
製品としては、海中震源列は通常観測船の後方
一定の距離で牽引される。n個の発生源とn個の
水中聴音器は海面下一定の深さ牽引される装置中
に配置される。
一定の距離で牽引される。n個の発生源とn個の
水中聴音器は海面下一定の深さ牽引される装置中
に配置される。
これらの発生源が空気銃の場合、銃と水中聴音
器を含む装置が水中を牽引される間、銃により形
成された気泡はその場所にとどまる傾向がある。
任意の気泡と任意の水中聴音器の距離は一定でな
い。よつて、方程式(A1)と、それに続く方程
式において、量aijとbijは時間の関数と考えなけれ
ばならない。
器を含む装置が水中を牽引される間、銃により形
成された気泡はその場所にとどまる傾向がある。
任意の気泡と任意の水中聴音器の距離は一定でな
い。よつて、方程式(A1)と、それに続く方程
式において、量aijとbijは時間の関数と考えなけれ
ばならない。
例えば、第i番目の水中聴音器と第j番目の銃
とに相対接近速度vijがあるとき、aij(0)を第i
番目の水中聴音器と第j番目の銃との間の、銃が
作動したとき(つまりt=0のとき)の距離とし
て、 aij(t)=aij(0)−Vij・t である。この距離はもちろん既知だが、vijは推定
しうるとはいえ未知である。
とに相対接近速度vijがあるとき、aij(0)を第i
番目の水中聴音器と第j番目の銃との間の、銃が
作動したとき(つまりt=0のとき)の距離とし
て、 aij(t)=aij(0)−Vij・t である。この距離はもちろん既知だが、vijは推定
しうるとはいえ未知である。
各銃の振舞いとその相互作用を制御するパラメ
ータが一定で速度と独立でないかぎり、この速度
項は上述の難点をなす。たとえば空気銃の場合、
各個の空気泡の振舞いを十分に決定するパラメー
タは次のとおりである。
ータが一定で速度と独立でないかぎり、この速度
項は上述の難点をなす。たとえば空気銃の場合、
各個の空気泡の振舞いを十分に決定するパラメー
タは次のとおりである。
1 銃の体積
2 銃の発射圧力
3 銃の海面下の深さ
銃の間の相互作用を制御するパラメータは次の
とおりである。
とおりである。
1 銃の相対的な発射時間
2 銃間相互の相対的幾何学的配列
もし、発射から発射まで、これらのパラメータ
を効果的に一定に維持できれば、列により地震的
放射は変化しない。
を効果的に一定に維持できれば、列により地震的
放射は変化しない。
上記の方法による地震的放射を決定するには、
全ての相対速度項を知るかまたは消去しなければ
ならない。例えば、船が水に対して相対的に停止
しているときに震源列を作動し、そして等価仮想
発生源特性を決定するために解く。船が運動中で
も、決定的なパラメータが大きく変わらないな
ら、仮想発生源特性は一定のままである。
全ての相対速度項を知るかまたは消去しなければ
ならない。例えば、船が水に対して相対的に停止
しているときに震源列を作動し、そして等価仮想
発生源特性を決定するために解く。船が運動中で
も、決定的なパラメータが大きく変わらないな
ら、仮想発生源特性は一定のままである。
実際上は、銃の体積と幾何学的配列は固定され
る。発射圧力は通常2000±100p.s.i.g.程度である。
圧力でのこの5%の誤差は気泡振動周期に約2%
の誤差をうむが、これは許容しうる。相対発射時
間は通常±2ms以内で一定に維持でき、これも
許容しうる。深度の変化は、海面反射の到着時間
と気泡の振舞いの両方に影響する。実際上は、深
度は約±0.3mで一定に維持される必要がある。
る。発射圧力は通常2000±100p.s.i.g.程度である。
圧力でのこの5%の誤差は気泡振動周期に約2%
の誤差をうむが、これは許容しうる。相対発射時
間は通常±2ms以内で一定に維持でき、これも
許容しうる。深度の変化は、海面反射の到着時間
と気泡の振舞いの両方に影響する。実際上は、深
度は約±0.3mで一定に維持される必要がある。
もし、これらのパラメータが、これらの限界内
で一定に維持できないときは、地震的放射に変化
が起こる。これらの変化は、まず高振動数におい
て目立ち、変化の強度が増大するにつれて、低振
動数に及ぶ。したがつて、これらの変化は上述の
方法が用いられた振動数帯域幅を制御する。
で一定に維持できないときは、地震的放射に変化
が起こる。これらの変化は、まず高振動数におい
て目立ち、変化の強度が増大するにつれて、低振
動数に及ぶ。したがつて、これらの変化は上述の
方法が用いられた振動数帯域幅を制御する。
第1図は海中震源列と「近接場」、「遠隔場」の
位置関係を示す図、第2図は、共通の時間軸に対
する、空気銃がつくる泡の半径Br(t)と圧力Pd
(t)のグラフ、第3図は、好適な方法の実施に
よる配置を示す図、第4図は、好適な方法の実施
による別の配置を示す図、第5図は、好適な方法
と公知の方法により得られた測定を示す図、第6
図は、単一の地震的空気銃と、空気銃の列に対応
する特性を示す図である。 1,2……所与の方向、3……仮想的境界、4
……遠隔場、5……海中震源列、6……近接場、
7……海面、10,11……空気銃、12,1
3,14……水中聴音器、21,22,23,2
4,25,26,27……空気銃、28……ブ
イ、29……海面、31,32,33,34,3
5,36,37……水中聴音器。
位置関係を示す図、第2図は、共通の時間軸に対
する、空気銃がつくる泡の半径Br(t)と圧力Pd
(t)のグラフ、第3図は、好適な方法の実施に
よる配置を示す図、第4図は、好適な方法の実施
による別の配置を示す図、第5図は、好適な方法
と公知の方法により得られた測定を示す図、第6
図は、単一の地震的空気銃と、空気銃の列に対応
する特性を示す図である。 1,2……所与の方向、3……仮想的境界、4
……遠隔場、5……海中震源列、6……近接場、
7……海面、10,11……空気銃、12,1
3,14……水中聴音器、21,22,23,2
4,25,26,27……空気銃、28……ブ
イ、29……海面、31,32,33,34,3
5,36,37……水中聴音器。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 n個の震源の列を作動する段階と、発生する
圧力波を該列の近接場において該n個の震源に対
する位置が既置のn個の独立な点で測定する段階
と、重ね合わせることで該列の特性が得られるn
個の等価特性を有するn個の相互作用しない独立
した震源の等価列を少なくとも仮想的に構成する
よう該n個の震源の間の相互作用を考慮しつつ測
定を処理する段階と、該n個の等価特性を重ね合
わせて該列の特性を得る段階からなることを特徴
とするn個の相互作用する震源の列の特性決定方
法。 2 n個の海中震源の列が、該n個の震源の列と
して設けられている、特許請求の範囲第1項記載
の特性決定方法。 3 空気銃が各海中震源として設けられている、
特許請求の範囲第2項記載の特性決定方法。 4 n個の水中聴音器が、発生する圧力波の測定
に用いられる特許請求の範囲第2、第3項のうち
一項記載の特性決定方法。 5 各水中聴音器が空気銃のそれぞれ1個に隣接
して位置するが、水中聴音器が空気銃のつくる気
泡に貫入しないだけの距離にあるよう、空気銃か
ら間をとつてある、特許請求の範囲第4項記載の
特性決定方法。 6 hi(t)を第i番目の水中聴音器の信号、Si
を第i番目の水中聴音器の感度、aijを第i番目の
水中聴音器と第j番目の震源との距離、cを水中
の音速、tを時間、P′j(t)を第j番目の震源の
等価特性として、n個の連立方程式 hi(t)=sio 〓j=1 1/aijP′j(t−aij/c) i=1、2、……、n をたて、n個の連立方程式を、j=1、2、…
…、nとしてP′j(t)について解いて測定の処理
をする、特許請求の範囲第4、第5項のうち一項
に記載の特性決定方法。 7 q′j(t)を、第j番目の震源に対応し、海面
での反射により形成された虚震源の等価特性と
し、bijを第i番目の水中聴音器と第j番目の虚震
源との距離として、Rが海面の反射係数で、圧力
波の海面での振幅が大気圧を越えないときはq′j
=R・P′j(t)である、n個の連立方程式は hi(t)= sio 〓j=1 (1/aij・P′j(t−aij/c)+ (1/bij・q′j(t−bij/c)) となる、特許請求の範囲第6項記載の特性決定方
法。 8 あらかじめ決まつた点での列の特性P(t)が、
rjを第j番目の発生源とそのあらかじめ決まつた
点との距離として、方程式 P(t)=o 〓j=1 1/rjP′j(t−rj/c) によりn個の等価特性を重ね合わせて得られる、
特許請求の範囲第6、7項のうち一項記載の特性
決定方法。 9 圧力波の海面での振幅が大気圧を越え、圧力
波の測定に2n個の水中聴音器を用いる、特許請
求の範囲第2、第3項のうち一項記載の特性決定
方法。 10 hi(t)を第i番目の水中聴音器の信号、si
を第i番目の水中聴音器の感度、aijを第i番目の
水中聴音器と第j番目の震源との距離、cを水中
の音速、tを時間、j=1、2、……、nに対す
るP′j(t)を第j番目の震源の等価特性、j=n
+1、……、2nに対するP′j(t)を第(j−n)
番目の震源に対応し海面での反射により形成され
る虚震源の等価特性として、2n個の連立方程式 hi(t)=si2o 〓j=1 1/aijP′j(t−aij/c) i=1、2、……、2n をたて、2n個の連立方程式をj=1、2、……、
2nとしてP′j(t)について解いて測定の処理をす
る、特許請求の範囲第9項に記載の特性決定方
法。 11 あらかじめ決まつた点での列の特性が、rj
を第j番目の震源または虚震源とそのあらかじめ
決つた点との距離として、方程式 P(t)=2o 〓j=1 1/rjP′j(t−rj/c) により、2n個の震源または虚震源の等価特性を
重ね合わせて得られる特許請求の範囲第10項記
載の特性決定方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB8116527 | 1981-05-29 | ||
GB8116527 | 1981-05-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5832185A JPS5832185A (ja) | 1983-02-25 |
JPH023475B2 true JPH023475B2 (ja) | 1990-01-23 |
Family
ID=10522142
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP57091119A Granted JPS5832185A (ja) | 1981-05-29 | 1982-05-28 | 海中震源列の特性決定方法 |
Country Status (15)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US4476553A (ja) |
EP (1) | EP0066423B1 (ja) |
JP (1) | JPS5832185A (ja) |
AT (1) | ATE31978T1 (ja) |
AU (1) | AU551854B2 (ja) |
CA (1) | CA1194206A (ja) |
DE (1) | DE3277988D1 (ja) |
DK (1) | DK241182A (ja) |
ES (1) | ES512663A0 (ja) |
GB (1) | GB2100435B (ja) |
GR (1) | GR76453B (ja) |
IE (1) | IE53516B1 (ja) |
MX (1) | MX157170A (ja) |
NO (1) | NO160478C (ja) |
PT (1) | PT74975B (ja) |
Families Citing this family (69)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4960765A (en) * | 1980-03-20 | 1990-10-02 | Farmaceutisk Laboratorium Ferring A/S | Pharmaceutical composition and method for the treatment of colitis ulcerosa and Crohn's disease by oral administration |
JPS57500432A (ja) * | 1980-03-20 | 1982-03-11 | ||
ATE31978T1 (de) * | 1981-05-29 | 1988-01-15 | Britoil Plc | Methode zur bestimmung der durch eine anordnung seismischer unterwasser-quellen uebertragenen wellenformen und zur datenakkumulation zur anwendung in diesem verfahren. |
EP0113369B1 (en) * | 1982-06-28 | 1987-09-16 | Britoil Plc | Scaling of sound source signatures in underwater seismic exploration |
DE3378233D1 (en) * | 1982-08-18 | 1988-11-17 | Horizon Exploration Ltd | Underwater seismic testing |
US4648080A (en) * | 1984-06-15 | 1987-03-03 | Western Geophysical Company | Method for determining the far field signature of a marine seismic source from near-field measurements |
US4658384A (en) * | 1985-01-07 | 1987-04-14 | Western Geophysical Co. Of America | Method for determining the far-field signature of an air gun array |
FR2582107B1 (fr) * | 1985-05-17 | 1988-07-15 | Inst Francais Du Petrole | Procede et dispositif pour la determination de la signature d'emission a grande distance d'un ensemble d'emission sismique |
NO169566C (no) * | 1985-06-14 | 1994-04-18 | Exxon Production Research Co | Fremgangsmåte for å frembringe en seismisk puls i et vannlegeme, samt en marin seismisk luftkanonoppstilling |
US4918668A (en) * | 1989-01-30 | 1990-04-17 | Halliburton Geophysical Services, Inc. | Marine vibrator tuneable array |
US5193077A (en) * | 1989-05-15 | 1993-03-09 | Atlantic Richfield Company | Method and apparatus for improved seismic prospecting |
US4908801A (en) * | 1989-05-30 | 1990-03-13 | Teledyne Exploration | Real-time simulation of the far-field signature of a seismic sound source array |
US5051961A (en) * | 1989-10-26 | 1991-09-24 | Atlantic Richfield Company | Method and apparatus for seismic survey including using vertical gradient estimation to separate downgoing seismic wavefield |
FR2687227B1 (fr) * | 1992-02-06 | 1994-05-20 | Geophysique Cie Generale | Procede pour determiner une signature en champ lointain d'une pluralite de sources sismiques. |
GB2322704B (en) * | 1994-07-07 | 1998-12-09 | Geco As | Method of Processing seismic data |
GB2296567A (en) * | 1994-12-24 | 1996-07-03 | Geco As | Source signature determination and multiple reflection reduction |
GB9526099D0 (en) * | 1995-12-20 | 1996-02-21 | Univ Edinburgh | Signatures of arrays of marine seismic sources |
GB2323669B (en) * | 1995-12-20 | 1999-09-29 | Antoni Marjan Ziolkowski | Signatures of marine seismic sources |
GB2328017B (en) * | 1997-08-07 | 2001-11-14 | Geco As | Signature estimation of a seismic source |
GB2337591B (en) * | 1998-05-20 | 2000-07-12 | Geco As | Adaptive seismic noise and interference attenuation method |
NL1019427C2 (nl) * | 2001-11-23 | 2003-05-27 | Geophysique Cie Gle | Werkwijze en inrichting voor geo-seismisch acquisitie, in het bijzonder voor een verticale seismische acquisitie. |
US6901028B2 (en) | 2002-03-14 | 2005-05-31 | Input/Output, Inc. | Marine seismic survey apparatus with graphical user interface and real-time quality control |
CA2744084C (en) * | 2002-03-14 | 2018-05-01 | Ion Geophysical Corporation | Method and apparatus for marine source diagnostics and gui for operating same |
GB2397907B (en) * | 2003-01-30 | 2006-05-24 | Westerngeco Seismic Holdings | Directional de-signature for seismic signals |
US7359282B2 (en) | 2003-05-16 | 2008-04-15 | Schlumberger Technology Corporation | Methods and apparatus of source control for borehole seismic |
US8687460B2 (en) * | 2003-05-16 | 2014-04-01 | Schlumberger Technology Corporation | Methods and apparatus of source control for synchronized firing of air gun arrays with receivers in a well bore in borehole seismic |
US7974150B2 (en) * | 2003-05-16 | 2011-07-05 | Schlumberger Technology Corporation | Methods and apparatus of source control for sequential firing of staggered air gun arrays in borehole seismic |
GB2428296B (en) * | 2004-05-04 | 2007-09-26 | Westerngeco Seismic Holdings | Enhancing the acqisition and processing of low frequencies for sub-salt imaging |
US7218572B2 (en) * | 2004-05-20 | 2007-05-15 | Pgs Exploration (Uk) Limited | Method of seismic source monitoring using modeled source signatures with calibration functions |
US20060083109A1 (en) | 2004-10-14 | 2006-04-20 | Tsunehisa Kimura | Seismic source controller and display system |
GB2425838B (en) | 2005-05-03 | 2007-06-27 | Westerngeco Seismic Holdings | Source signature deconvolution method |
US7379391B2 (en) * | 2005-11-18 | 2008-05-27 | Westerngeco L.L.C. | Marine seismic air gun timing |
GB2433594B (en) * | 2005-12-23 | 2008-08-13 | Westerngeco Seismic Holdings | Methods and systems for determining signatures for arrays of marine seismic sources for seismic analysis |
US7539079B2 (en) * | 2006-03-29 | 2009-05-26 | Pgs Geophysical As | System and method for determining positions of towed marine source-array elements |
GB2441344B (en) | 2006-08-31 | 2009-11-04 | Westerngeco Seismic Holdings | Zero-offset seismic trace construction and its use |
CN101241192B (zh) * | 2007-02-06 | 2010-05-19 | 中国石油集团东方地球物理勘探有限责任公司 | 一种消除气枪近场子波虚反射的方法 |
US8191123B2 (en) * | 2007-11-27 | 2012-05-29 | Red Hat, Inc. | Provisioning a network appliance |
GB2460865B (en) * | 2008-06-13 | 2010-10-20 | Geco Technology Bv | Position determination of a seismic source array |
GB2460874B (en) * | 2008-06-13 | 2010-11-03 | Geco Technology Bv | Position determination of a seismic source array |
US8917573B2 (en) * | 2008-07-16 | 2014-12-23 | Westerngeco L.L.C. | Measuring far field signature of a seismic source |
US8174927B2 (en) * | 2008-12-17 | 2012-05-08 | Westerngeco L.L.C. | Method for optimizing acoustic source array performance |
GB2468681B (en) * | 2009-03-18 | 2012-09-12 | Geco Technology Bv | Determination of notional signatures |
GB0905261D0 (en) * | 2009-03-27 | 2009-05-13 | Geco Technology Bv | Processing seismic data |
GB2479299B (en) * | 2009-03-27 | 2011-11-16 | Geco Technology Bv | Processing seismic data |
GB2471456B (en) | 2009-06-29 | 2012-06-20 | Geco Technology Bv | Interpolation and/or extrapolation of seismic data |
US8427901B2 (en) | 2009-12-21 | 2013-04-23 | Pgs Geophysical As | Combined impulsive and non-impulsive seismic sources |
WO2012034205A1 (en) * | 2010-09-13 | 2012-03-22 | Ultra Electronics Canada Defence Inc. | Defocusing beamformer method and system for a towed sonar array |
WO2013137974A1 (en) | 2012-03-12 | 2013-09-19 | Exxonmobil Upstream Research Company | Direct arrival signature estimates |
US9405025B2 (en) | 2012-04-02 | 2016-08-02 | Cgg Services Sa | Method and device for detecting faults in a marine source array |
US10241218B2 (en) | 2012-05-30 | 2019-03-26 | Pgs Geophysical As | Methods and systems for computing notional source signatures from near-field measurements and modeled notional signatures |
US9354345B2 (en) | 2012-08-02 | 2016-05-31 | Cgg Services Sa | Method and device for dynamic control of delays in gun controller |
US20140036624A1 (en) | 2012-08-02 | 2014-02-06 | Cgg Services Sa | Method and device for determining signature of seismic source |
FR3001301B1 (fr) | 2013-01-24 | 2015-08-07 | Cggveritas Services Sa | Appareil et procede pour determiner la signature de champ lointain pour une source sismique vibratoire marine |
US20140249757A1 (en) | 2013-03-04 | 2014-09-04 | Bruno Gratacos | Apparatus and method for determination of far-field signature from variable-depth seismic data |
US20140297189A1 (en) | 2013-03-26 | 2014-10-02 | Cgg Services Sa | Seismic systems and methods employing repeatability shot indicators |
US9482766B2 (en) | 2013-05-15 | 2016-11-01 | Pgs Geophysical As | Time-efficient tests to detect air gun faults |
AU2014327256B2 (en) * | 2013-09-26 | 2017-05-25 | Sercel Sas | Systems and methods for far field signature reconstruction using data from near field, mid field, and surface field sensors |
WO2015136379A2 (en) | 2014-03-14 | 2015-09-17 | Cgg Services Sa | Method and apparatus for estimating source signature in shallow water |
US10317543B2 (en) | 2014-04-14 | 2019-06-11 | Pgs Geophysical As | Estimation of a far field signature in a second direction from a far field signature in a first direction |
US10101480B2 (en) | 2014-10-20 | 2018-10-16 | Pgs Geophysical As | Methods and systems to separate seismic data associated with impulsive and non-impulsive sources |
WO2016083892A2 (en) | 2014-11-25 | 2016-06-02 | Cgg Services Sa | Estimating a time variant signal representing a seismic source |
WO2016207720A1 (en) | 2015-06-22 | 2016-12-29 | Cgg Services Sa | Gun position calibration method |
US10107928B2 (en) | 2015-07-24 | 2018-10-23 | Cgg Services Sas | Method and device for removal of water bottom and/or geology from near-field hydrophone data |
AU2017233533B2 (en) | 2016-03-16 | 2020-01-02 | Exxonmobil Upstream Research Company | Method to estimate and remove direct arrivals from arrayed marine sources |
US10768325B2 (en) | 2016-10-27 | 2020-09-08 | Exxonmobil Upstream Research Company | Method to estimate 4D seismic acquisition repeatability specifications from high-resolution near-water-bottom seismic images |
US10761240B2 (en) | 2017-01-06 | 2020-09-01 | Pgs Geophysical As | Determining a notional source signature of a bubble |
US10962670B2 (en) | 2017-05-04 | 2021-03-30 | Pgs Geophysical As | Far field signature determination |
CA3214879A1 (en) | 2021-04-19 | 2022-10-27 | Reflection Marine Norge As | System and method for characterizing a seismic acoustic signal |
NO20220985A1 (en) | 2022-09-15 | 2024-03-18 | Neomare As | Negative Offset Interleaved High Resolution System for Seismic Surveys |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5323673A (en) * | 1976-08-18 | 1978-03-04 | Mobil Oil | Method of earthquake detection having arrangement of detectors of different lengths and detector arrangement |
US4168484A (en) * | 1972-10-16 | 1979-09-18 | Bolt Beranek And Newman Inc. | Method of and apparatus for radiant energy measurement of impedance transitions in media, for identification and related purposes |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE1184098B (de) * | 1962-09-08 | 1964-12-23 | Seismos G M B H | Verfahren zur Verbesserung des Amplitudenverhaeltnisses von Nutzwellen zu Stoerwellen beim multiplen Schiessen in der angewandten Seismik |
US3893539A (en) * | 1972-10-21 | 1975-07-08 | Petty Ray Geophysical Inc | Multiple air gun array of varied sizes with individual secondary oscillation suppression |
US3866161A (en) * | 1973-01-24 | 1975-02-11 | Petty Ray Geophysical Inc | Method and apparatus for obtaining a more accurate measure of input seismic energy |
US4087780A (en) * | 1976-06-28 | 1978-05-02 | Texaco Inc. | Offshore marine seismic source tow systems and methods of forming |
DE3171812D1 (en) * | 1980-08-29 | 1985-09-19 | British National Oil Corp | Improvements in or relating to determination of far field signatures, for instance of seismic sources |
GB2084323A (en) * | 1980-09-23 | 1982-04-07 | Horizon Exploration Ltd | Underwater seismic testing |
ATE31978T1 (de) * | 1981-05-29 | 1988-01-15 | Britoil Plc | Methode zur bestimmung der durch eine anordnung seismischer unterwasser-quellen uebertragenen wellenformen und zur datenakkumulation zur anwendung in diesem verfahren. |
US4648080A (en) * | 1984-06-15 | 1987-03-03 | Western Geophysical Company | Method for determining the far field signature of a marine seismic source from near-field measurements |
US4658384A (en) * | 1985-01-07 | 1987-04-14 | Western Geophysical Co. Of America | Method for determining the far-field signature of an air gun array |
-
1982
- 1982-05-20 AT AT82302584T patent/ATE31978T1/de active
- 1982-05-20 EP EP82302584A patent/EP0066423B1/en not_active Expired
- 1982-05-20 DE DE8282302584T patent/DE3277988D1/de not_active Expired
- 1982-05-25 US US06/381,856 patent/US4476553A/en not_active Expired - Lifetime
- 1982-05-27 GR GR68282A patent/GR76453B/el unknown
- 1982-05-28 NO NO821807A patent/NO160478C/no not_active IP Right Cessation
- 1982-05-28 PT PT74975A patent/PT74975B/pt not_active IP Right Cessation
- 1982-05-28 CA CA000404041A patent/CA1194206A/en not_active Expired
- 1982-05-28 DK DK241182A patent/DK241182A/da not_active Application Discontinuation
- 1982-05-28 AU AU84260/82A patent/AU551854B2/en not_active Expired
- 1982-05-28 ES ES512663A patent/ES512663A0/es active Granted
- 1982-05-28 JP JP57091119A patent/JPS5832185A/ja active Granted
- 1982-05-31 IE IE1295/82A patent/IE53516B1/en not_active IP Right Cessation
- 1982-05-31 MX MX192930A patent/MX157170A/es unknown
- 1982-06-01 GB GB8215983A patent/GB2100435B/en not_active Expired
-
1988
- 1988-04-20 US US07/186,703 patent/US4868794A/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4168484A (en) * | 1972-10-16 | 1979-09-18 | Bolt Beranek And Newman Inc. | Method of and apparatus for radiant energy measurement of impedance transitions in media, for identification and related purposes |
JPS5323673A (en) * | 1976-08-18 | 1978-03-04 | Mobil Oil | Method of earthquake detection having arrangement of detectors of different lengths and detector arrangement |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4868794A (en) | 1989-09-19 |
CA1194206A (en) | 1985-09-24 |
EP0066423A1 (en) | 1982-12-08 |
DE3277988D1 (en) | 1988-02-18 |
NO160478B (no) | 1989-01-09 |
MX157170A (es) | 1988-10-31 |
IE53516B1 (en) | 1988-12-07 |
NO160478C (no) | 1989-04-19 |
PT74975A (en) | 1982-06-01 |
GR76453B (ja) | 1984-08-10 |
GB2100435B (en) | 1985-04-11 |
JPS5832185A (ja) | 1983-02-25 |
AU8426082A (en) | 1982-12-02 |
ES8307379A1 (es) | 1983-06-16 |
EP0066423B1 (en) | 1988-01-13 |
IE821295L (en) | 1982-11-29 |
PT74975B (en) | 1983-12-29 |
ES512663A0 (es) | 1983-06-16 |
ATE31978T1 (de) | 1988-01-15 |
DK241182A (da) | 1982-11-30 |
NO821807L (no) | 1982-11-30 |
GB2100435A (en) | 1982-12-22 |
AU551854B2 (en) | 1986-05-15 |
US4476553A (en) | 1984-10-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH023475B2 (ja) | ||
US7440357B2 (en) | Methods and systems for determining signatures for arrays of marine seismic sources for seismic analysis | |
US4979150A (en) | System for attenuation of water-column reverberations | |
CA1157934A (en) | Determination of far fields signatures, for instance of seismic sources | |
US4658384A (en) | Method for determining the far-field signature of an air gun array | |
Skarsoulis et al. | Travel-time sensitivity kernels in ocean acoustic tomography | |
US4739858A (en) | Spectrally-shaped air gun arrays | |
US11442189B2 (en) | Method for determining notional seismic source signatures and their ghosts from near field measurements and its application to determining far field source signatures | |
Rauch | Seismic interface waves in coastal waters: A review | |
CN110568479B (zh) | 一种确定海洋气枪震源远场子波的方法 | |
Knobles et al. | A time series analysis of sound propagation in a strongly multipath shallow water environment with an adiabatic normal mode approach | |
Krail | Airguns: Theory and operation of the marine seismic source | |
Duncan et al. | The CMST Airgun Array Model—A simple approach to modeling the underwater sound output from seismic airgun arrays | |
Waters et al. | Penetration of sonic boom energy into the ocean: an experimental simulation | |
US4635746A (en) | Timing correction methods for seismic energy source operation | |
WO1994010585A1 (en) | A method for determining the far-field signature of a marine seismic source array | |
Stoffa et al. | Seismic source decomposition | |
Patterson | Using the Ocean Surface as a Reflector for a Self‐Reciprocity Calibration of a Transducer | |
Polovinka et al. | The peculiarities of the implementation of time reversal method for gas leakage detection on Sakhalin shelf | |
Ali et al. | The influence of sediment layering and geoacoustics on the propagation of Scholte interface waves | |
Laws et al. | ENERGY‐INTERACTION: THE LONG‐RANGE INTERACTION OF SEISMIC SOURCES1 | |
Stoll et al. | Generating interface waves using a freely falling, instrumented source | |
Lovelady et al. | Amplitude balancing of seismic data | |
Ziolkowski | Air Gun Signature Estimation Using Gun-Mounted Pressure Transducers | |
Werby et al. | Characterization of average geoacoustic bottom properties from expected propagation behavior at very low frequencies (VLF) using a towed array simulation |