JPH0234615B2 - - Google Patents

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JPH0234615B2
JPH0234615B2 JP55177063A JP17706380A JPH0234615B2 JP H0234615 B2 JPH0234615 B2 JP H0234615B2 JP 55177063 A JP55177063 A JP 55177063A JP 17706380 A JP17706380 A JP 17706380A JP H0234615 B2 JPH0234615 B2 JP H0234615B2
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JP
Japan
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die
ceramic
molding
mold
molded
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JP55177063A
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Benetsuto Sojio Rarufu
Josefu Ririi Edoin
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INOTETSUKU DENTARU CORP
Original Assignee
INOTETSUKU DENTARU CORP
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Publication date
Application filed by INOTETSUKU DENTARU CORP filed Critical INOTETSUKU DENTARU CORP
Publication of JPS5697444A publication Critical patent/JPS5697444A/ja
Publication of JPH0234615B2 publication Critical patent/JPH0234615B2/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C13/00Dental prostheses; Making same
    • A61C13/0003Making bridge-work, inlays, implants or the like
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61CDENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
    • A61C5/00Filling or capping teeth
    • A61C5/70Tooth crowns; Making thereof
    • A61C5/77Methods or devices for making crowns

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Dental Prosthetics (AREA)
  • Compositions Of Oxide Ceramics (AREA)
  • Peptides Or Proteins (AREA)
  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は歯冠、義歯などのような歯科用品の製
造法に関する。
単純化のため、本発明およびその背景はここで
は主として歯冠の製造法について行なうが、本発
明はたとえば義歯(bridge)のような他の歯科用
品の製造にも適用可能である。
歯冠(crown)は劣化した歯を健康でかつ機能
する状態に修復する点で、歯科学において最も重
要な修復の一つである。うまく歯冠を形成する主
要件の一つは、歯冠が、調製された歯構造物(す
なわち、歯冠を置く所望の形状に歯を仕上げる)
に対しできるだけ完全に適合することである。特
に、歯冠部分(margin)において、実質上完全
に適合しないと、歯冠の割れまたはゆるみのよう
な機械的破壊、または腐敗、歯根膜病のような生
物学的破壊、または咬合の問題が生じ得る。当該
技術の現状では、歯冠の製造に使える材料として
は金基合金のような貴金属、ポリメタクリル酸メ
チルのようなアクリル、陶歯、または金属と相容
性の陶材またはアクリルとの複合物などである。
現在、最も広く使われている歯冠の製造法は金
属基体を注型し、ついでこれを前装陶歯
(dentalporcelain veneer)で蔽うことである。
この金属基体はロスト・ワツクス(lost wax)
法として知られる間接法によつて得られる。詳し
くは、基体はまずろうで形成する。この方法に
は、調製した歯の彫り型(impression)をつく
ること、この彫り型に対し歯科用石材を流し込み
マスターダイス型をつくること、マスターダイス
型に対しろうを成形し、ついでろうの上部を成形
して、所望の歯冠の外形状を複製することが含ま
れる。このろう成形体は正確に金属に変換されな
ければならない。この変換を遂行するには、ろう
成形体を耐火材のなかに埋没させ(invest)、こ
うして型を形成する。ついで融解または燃焼によ
つてろうを除去し、これに加熱溶解した金属を注
型するための空所を形成する。調製した歯の正確
なレプリカとなるべき空所の壁は、その空所をつ
くるのに必要な3工程法、すなわち、マスターダ
イス型の製造、マスターダイス型からろう成形体
の製造、およびろう成形体から型の製造によつ
て、不正確さの問題が生じ得る。従つて、この方
法は技術に対して繊細(technique―sensitive)
である。この方法はさらに、各々の金属合金が、
正確に補償する必要のある、特殊の注型収縮をす
る点で、技術的に繊細である。この補償は、使用
する全材料の適当な選択と熟練した操作に厳密に
依存する。ろう成形体のゆがみ、不適当な埋没
(investing)操作、型の不適当な膨脹、不適当な
燃焼操作、または金属の不適当な融解と注型のよ
うな多くの工程で失敗が起り得る点で、この技術
は繊細である。この方法の主な欠点は注型工程の
失敗を検出する前に多くの時間を消費することに
ある。また、複合セラミツクス―金属歯冠の成功
または失敗は、セラミツクスを適用する金属表面
の適当な仕上げと取扱いに著しく依存する。困難
でかつ時間のかかる適当な仕上げ工程は、セラミ
ツクスを金属基体にうまく結合させるのに必須の
条件である。さらに、熱膨脹の差のような、前装
陶材と金属基体との間の固有の物性差により多く
の失敗が生じ得る。
金属の鋳込を必要としない別の方法は、白金箔
の薄い下層を有する陶製の歯冠を形成することで
ある。薄い白金箔を、調製歯のレプリカに注意深
く成形し、ついで必要な次の焼成サイクル中陶材
を支持する上記箔上にその陶材を重ねる。この操
作には、極度に技術的に繊細で、熟練した細密な
加工が必要である。レプリカ上に白金箔を適当
で、かつ正確に形成することは極度に困難で、し
ばしば適合の悪い歯冠を生じる。更に別の適合の
問題は、陶歯の収縮により起り、これによつて、
焼成中薄い白金材はしばしばゆがむ。そのため、
注型金属―陶材複合物に比較して、この歯冠と所
望の適合を得ることは一層困難である。
本発明は、すぐれた強度、耐久性、密度、外
観、適合性を有し、かつ使用材料、さらに重要な
ことは単純化された加工の理由で比較的安価に製
造できる歯科用品を提供する。本発明によれば、
歯冠または他の歯科用品は無収縮(shrink―
free)セラミツクスから形成された、歯と係合す
る基体を有する。一般の場合のように、当該用品
は自然歯に合つた一層大きい半透明性と、一層近
い色とをもつことが望まれる場合、望む白さと半
透明度とを有する陶材またはうわぐすり前装材で
基体表面を被覆する。
本発明の実施に好ましい無収縮セラミツクスを
以下詳しく記載する。しかし、「無収縮セラミツ
クス」とは、セラミツクス粉末処方物から作られ
たもので、緻密化(compact)し、ついで完全に
焼成したときに、焼成セラミツクス体が焼成前の
セラミツクス粉末緻密体と同一の容積と形状を実
質上有する緻密な硬い単一体(monolithic
body)に変わるものを意味すると、ここで言え
ば十分であろう。このセラミツクスは完全に、す
なわち高い強度と硬さになるまで焼成すると、収
縮しないから、焼成前の粉末緻密体は、固定しよ
うとする調製歯に対して、必要とする完全な適合
の下に歯冠または他の歯科用品に所望の同一の寸
法と形状とで成形できる。このセラミツクス粉末
は、容易に比較的低温で所望の形状の緻密体に成
形でき、また生体緻密体自体は比較的軟かく、必
要なときはさらに形成のためその一部分を容易に
除去できるので、本発明は高強度と、すべての他
の望ましい特性と共に、要求される完全な適合性
を有する歯冠または他の歯科用品をはるかに単純
化して加工することができる。
基本的には、本法は三つの必須工程のみを含
む。すなわち、(1)歯冠または他の歯科用品を適合
させようとする調製歯の正確なレプリカであるダ
イス型の製造、(2)このダイス型に対し原料粒状無
収縮セラミツクスの緻密体の成形、および同時に
またはその後緻密体の残りの表面部分を当該用品
に所望の形状と寸法とに成形すること、(3)このよ
うに成形した緻密体をその完成温度に焼成するこ
と、である。一般に自然歯の外観に合わす目的に
必要な最後の工程として、このようにして製造し
た焼成無収縮セラミツクス基体を適当な陶材前装
材またはうわぐすりで被覆し、これにより当該用
品の製造を完結し、その後調製歯に固定する。
以下で一層詳しく説明するように、第1工程、
すなわちダイス型の製造は、従来の当該技術分野
の方法により歯冠および他の歯科用品の製造のた
めのマスターダイス型の製造に現在および多年に
わたり使われている技術で遂行できる。ついで、
本発明の型は壁の一部分としてダイス型を使用し
てつくる。そのため、ろう(パラフインのような
ろうまたはアクリルまたは他の合成熱可塑性重合
体のような幾つかの他の熱可塑性物であつてもよ
い)をダイス型に対し成形し、その後、生成ろう
物体の残存表面を成形して所望の冠外形状を複製
する。ついで歯科用石材などをこのろうに対し注
型して型を形成し、この型内では、ダイス型自身
が調製歯の正確なレプリカを意図している型壁と
して役立つている。ろうまたは他の熱可塑性物質
を融解または燃焼することによつて、型の製造は
完結する。ついでこの型を使つて無収縮セラミツ
クスを所望の歯冠形状に成形する。したがつて、
調製歯に対し適合する歯冠の表面部分は、ダイス
型に対しろうを成形することにより形づくつたろ
う物体からつくつた型壁に対してではなく、ダイ
ス型自体に対し成形することにより形成される。
この方法の単純化は調製歯に対する歯冠の適合の
厳密さと精度を著しく増し、これは金属注型に要
する温度に比較し、無収縮セラミツクスが低温で
成形できるので、より可能となる。
上記のような好ましい具体化では、無収縮セラ
ミツクス緻密体の全最終形状は、緻密体のその部
分の成形と同時に遂行され、これは焼成後、調製
歯に対し適合する。ただし、ダイス型に対し緻密
体を形成後、緻密体の歯と係合しない部分を最終
の望む形状に形成することも、本発明の範囲内で
ある。すなわち、必要により、ダイス型に対し形
成したろうの外表面を、緻密体に望むおよその外
形状に形づくることができ、成形後緻密体の上記
表面をさらに最終的に成形するように残す。上記
のように、焼成前は緻密体は全く軟かいから、粉
末緻密体の最終の成形は比較的簡単である。
本発明の上記および他の特徴と利点は以下の好
ましい具体例の詳しい記載から一層明らかとなろ
う。
すでに明らかなように、本発明のかぎとなる特
徴は歯科用品基体材料として無収縮セラミツクス
を用いることである。工業用セラミツクスとして
種々の無収縮セラミツクスが提案されているが、
これにつきさらに説明する前に、通常のセラミツ
クスの特性の若干と、その製造法を簡単に述べる
のが適当であろう。
粒状の所望のセラミツクス成分(たとえば酸化
アルミニウム)と結合剤との原料バツチを形成
し、この原料バツチを緻密体に成形し、または他
の方式で形成し、ついで緻密体を焼成し、当該セ
ラミツクスを焼結またはガラス化することによつ
て、通常のセラミツクス体、典型的にはアルミナ
セラミツクスを製造する。
焼成操作中、かなりの、一般には約10〜20%の
収縮があり、これは緻密体を所望の焼成体より大
きくつくる必要のあることを意味する。また、収
縮は物体全体を通して正確に均一ではないから、
つねにある量のそりまたはゆがみがある。しか
し、良好な品質制御によつて、そりまたはゆがみ
を電気絶縁体、機械部品、類似の工業セラミツク
ス体用の正常の許容差の範囲内に保つことは一般
には可能である。
収縮は二つの理由の一つまたはその組合せで起
る。
第1に、当該緻密体の成形に高圧を使つたとし
ても、緻密体の密度は理論的に可能なほど高くな
く、常に多孔性となる。そこで、緻密体を高密度
かつ非多孔性の単一体に焼成するときに若干の収
縮が起こる。未焼結強度を増すために、一般に望
ましいとされる緻密体中に有機結合剤を使用する
ことは、その有機結合剤がセラミツクスを緻密な
単一構造にするための次の焼成操作中に気化しま
たは焼成するから、緻密体の多孔性の原因となり
得る。
第2に、セラミツクス成分が焼成中化学的また
は結晶的変換をする場合、生成セラミツクスが原
料セラミツクス成分よりも大きい密度でかつ小さ
い容積のときは、これも収縮の原因となる。
一般に、第1の理由は無収縮セラミツクス体の
製造においてさえ必ずしも排除できない。しか
し、大部分の無収縮セラミツクス体の場合には、
原料粒状セラミツクス成分処方物は一つまたはそ
れ以上の成分が焼成中化学的または結晶的変換を
行ない、化学的または結晶的変換により生成した
セラミツクスが原料成分より一層大きい容積を占
めるので、この容積の増加が第1の理由により生
じる容積の減少を相殺する処方物である。たとえ
び、カヤナイトは焼成中ムライトとシリカとに変
化し、ムライトとシリカとの合計容積はカヤナイ
トの容積よりも大きいことが知られている。した
がつて、一般に他のセラミツクス成分と共にカヤ
ナイトのセラミツクスバツチを処方することは既
知であり、カヤナイトの量は焼成中結合剤を含め
たため、また焼成前の緻密体の比較的高い多孔性
のために起る収縮を相殺するのに十分な容積増加
を与えるような量である。無収縮セラミツクスの
種々の多様な例がセラミツク・ブリテイン・オ
ブ・ザ・アメリカン・セラミツク・ソサイテー、
43巻、5号頁383〜389(1964年)の「低焼成収縮
を有する陶材」という論文で説明されている。エ
ラルデ(Elarde)の米国特許第3549393号もこの
ようなセラミツクスを明らかにしている。
本発明の実施に際して使われるセラミツクス
は、無収縮であるほかに、高い曲げ強さ(好まし
くは15000psi以上)、高い圧縮強さ(好ましくは
50000psi以上)、低い多孔度、対応する高密度
(好ましくは使用セラミツクスに対し可能な理論
最高密度の80%以上)、低い熱膨張係数(好まし
くは8.0×10-6/℃以下)、を有すべきである。
本発明の実施のための好ましい無収縮セラミツ
クスおよびその処理は、同時に出願されたリー
ン・ビー・スターリング、ジエームス・イー・ス
テフアン、ロバート・デイー・ストラウドの米国
特許出願P―400に述べられている。このような
無収縮セラミツクス物体は、酸化アルミニウムと
酸化マグネシウムとが結合し、焼成中アルミン酸
マグネシウムスピネル(MgOAl2O3)を形成して
容積が増加する事実を利用する。また、この好ま
しい無収縮セラミツクスでは、使用結合剤は高パ
ーセント(約50重量%以上)のSiO基を含むシリ
コーン樹脂であつて、そこで焼成中結合剤が燃焼
するとその大部分はシリカまたはケイ酸塩として
生成セラミツクス体中に残る。
以下はこのような無収縮セラミツクス用の最も
好ましいセラミツクス原料である。
Al2O3(粒度0.4〜10ミクロン、平均2.5ミクロ
ン) 100g Al2O3(−324メツシユ、タイラー) 40g BaO・SiO2・Al2O3ガラス(BaO53%、SiO242
%、Al2O35%) 30g MgO(−200メツシユ、タイラー) 20g エドガープラスチツクカオリン 9g ステアリン酸カルシウム 2g アクラワツクスC〔Acrawax C:ステリルア
ミドろう、融点142℃(290〓)〕 2g シリコーン樹脂 28g この好ましい処方においては、重量基準でのか
ぎとなる成分の比は、酸化アルミニウム7部、酸
化マグネシウム1部、バリウムアルミニウムケイ
酸塩ガラスフリツト約1.5部、シリコーン樹脂約
1.5部であることがわかる。
シリコーン樹脂以外のすべての他成分をボール
ミルに入れ、約5分乾式混練して均一混合物を得
る。シリコーン樹脂をクロロテンNu(1,1,1
―トリクロロエタン)のような適当な有機溶剤約
70mlに溶かし、ボールミル操作からの乾燥混合物
を例えばこねてシリコーン樹脂溶液に混合し、均
一スラリを得る。ついで、スラリをほぼ室温で噴
霧乾燥し望む乾燥流動性粉末混合物を得る。
このセラミツクスバツチの異なる粒度は高緻密
化密度を与えるためである。ステアリン酸カルシ
ウムとアクラワツクスとは緻密化操作中潤滑剤と
して働く。この物体を約1300℃に焼成すると、マ
グネシアと若干のアルミナとは結合してスピネル
を形成し、シリコーン樹脂からのシリカを含む他
の成分はガラス相を形成し、得られる完成体は高
密度(約2.7g/c.c.)、すぐれた物理強度
(15000psi以上の曲げ強さ、50000sip以上の圧縮
強さ)、および低熱膨脹係数(6.0×10-6/℃以
下)を有する。焼成中有意程度の収縮はなく、こ
の点ゆつくりした昇温計画、たとえば、まず徐々
に約500℃まで加熱し、物体をこの温度に約16時
間保ち、その後徐々に約9時間で1300〜1320℃に
温度を上げることによりセラミツクスを焼成する
ことが望ましいが、この最高焼成温度では実質上
保持する必要はない。徐々に加熱することによつ
て、シリコーン樹脂のSiO基の実質上すべてがケ
イ酸塩として焼成体に残るように、シリコーン樹
脂からのSiO基の脱出が抑制される。
同時に出願した上記特許出願で説明されている
ように、上記処方物の変形体を使用でき、好まし
い処方物の重要な成分は、アルミナとマグネシ
ア、ガラス相を与えるためのガラス形成成分、お
よび結合剤として働く高パーセント(50%以上)
SiO基を有するシリコーン樹脂である。
上記セラミツクスは、現在まで最良のものであ
り、したがつて最も好ましいことがわかつている
が、本発明の実施に際しては、他の無収縮処方物
も使用できる。
以下、図面により本発明を説明する。
第1図は流れ図である。
第1工程は、調製した歯の正確な形状に、ダイ
ス型を製造することを含む。これは現在使われて
おり、歯科技術の当業者に熟知の方式で遂行でき
る。簡単にいうと、歯科医は最終歯冠の適当な厚
さを許容するために十分な歯構造物を除くことに
よつて歯冠をつけようとする歯を調製し、その後
歯科医は適当な彫り型材料で調製した歯のネガ
(negative)をつくる。ついで、歯科用石材など
をネガ内に成形または注型することによつてダイ
ス型をつくる。その後、このダイス型は、あごの
運動に類似するアーチクレーター上で対向するア
ーチ(下歯に対し上歯)のモデルとして使用され
る。この工程のダイス型が複数の歯であるとき
は、歯冠をかぶせようとする個々の歯用のダイス
型を、細かい、のこぎりの刃で分離してダイス型
を容易に操えるようにし、ついで境界(margin)
(歯冠が終る正確な点)が可視となりまた接近で
きるようにけずり、すなわち溝を掘る。このすべ
ては歯科技術分野でよく知られている。
次に、歯冠をはめようとする歯の複製であるダ
イス型を固定し、無収縮セラミツクス原料バツチ
の成形用の型の一部分を形成する。
第2図はこのような型を示すものである。第2
図に於て、10はダイス型であり、その外表面1
2は歯冠をかぶせようとする調製した歯の複製で
あり、その下部は単に下部成形ブロツク16のく
ぼみ内のセツコウのような固定物質14内にセツ
トされた基部である。上部成形ブロツク20のく
ぼみ18内には雌型22があり、その内面24は
ダイス型と組になつて無収縮セラミツクス処方物
を成形するための空所26を形成している。無収
縮セラミツクス処方物を型内に入れるための口部
28がついており、第2の口部30は、処方物を
入れている間に空気が逃げるための排気口として
設けてある。無収縮セラミツクスの成形のため型
を使う前に、空所表面に、ステアリン酸またはコ
ロイド状黒鉛のような適当な離型剤の薄膜を適用
するのが特に好ましい。
本発明によつて重要なことは無収縮セラミツク
ス処方物を十分な圧力下にダイス型に対し成形し
て、ダイス型に対し無収縮セラミツクス処方物の
完全な適合を確保することである。最も広い範囲
では本発明の実施に対し必須ではないが、成形さ
れる基体の外面が、所望の最終形状であるような
成形操作により圧力下で成形を行なうことが望ま
しい。これはそのような形状を与えるための雌成
形型の準備を含み、またこれはロスト・ワツクス
法を使つて達成できる。すなわち、パラフインの
ようなろうまたはアクリルまたは類似の熱軟化性
物質のような熱可塑性重合体をダイス型の表面に
適用し、所望の基体の外形に蓄積し彫刻し、その
後セツコウのような物質をろうまたは類似の物質
に対し流し込み、硬化させる。ついで、この集合
体を加熱してろうまたは熱可塑性重合体などを燃
焼または融解させる。
この基体に対し所望の最終形状に無収縮セラミ
ツクス処方物を成形するように型をつくる場合に
は、特に、成形操作は同時に出願した前記特許出
願P―400に述べたようなトランスフアー成形の
一つであることが好ましい。簡単にいうと、この
方法は、緻密化無収縮セラミツクス処方物のプレ
フオームの製造を含み、その後このプレフオーム
が流動性となり、その物質が圧力により型内に移
されるのに十分にこのプレフオームを加熱する。
本発明の実施に使用できる圧縮成形および射出成
形と同様に、トランスフアー成形はプラスチツク
成形技術においてよく知られている。この点につ
き、無収縮セラミツクス処方物で使う結合剤がシ
リコーン樹脂である場合は、全処方物は成形目的
に対しては高充てん有機重合体とみなすことがで
き、シリコーン樹脂は硬化前に軟化するから、硬
化させる温度で圧縮成形できまたは熱可塑性で留
まつている低温で射出成形できることを述べてお
く。上記の好ましい無収縮セラミツクス処方物を
使い、成形により緻密体に形成するときは、約
150℃の成形温度を使つて全く満足である。
いわゆる均衡成形法によつても成形を行うこと
ができ、この方法は工業セラミツクス製造技術分
野ではよく知られており、確かに冷間プレス操作
性のものである。簡単にいうと、均衡成形はエラ
ストマーの型の使用を含み、これに水圧または類
似の外圧をかけ、それによつてなかに含まれるセ
ラミツクス原料バツチを自己支持性緻密体に圧
縮、緻密化する。
まえに述べたように、本発明の最も広い範囲に
おいては、無収縮セラミツクス処方物を基体に対
し所望の正確な外形に成形する必要はなく、むし
ろ歯の係合する部分(すなわち、ダイス型に対し
て成形される部分)を最終の所望の形状に成形す
る必要があるだけである。そこで、第2図の24
で示した型表面部分は、基体に対し所望の正確な
外形に成形する必要はない。その代りに、基体を
別の外面に、たとえばおよそ所望の最終外形状に
成形でき、ついで成形操作後、たとえば最終の所
望の形状を与えるために成形基体の一部分を除去
することによつて、成形基体に最終の所望の外形
を与えることができる。無収縮セラミツクスは未
燃成状態では全く軟かく、チヨーク様コンシステ
ンシーを有し、それ故に容易に刻む(sculpt)こ
とができるから、上記を容易に遂行できる。勿論
すべての場合に、焼成前スプルーおよびばりを除
くのが最もよい。
成形操作後、前記のように成形基体を焼成しセ
ラミツクスを完成させる。焼成操作中収縮はない
から、焼成歯冠は焼成前と正確に同一形状で同一
容積である。
自然歯の外観に似せるため一般に必要な最終工
程として、前装材を焼成基体に適用する。これは
基体の外面と陶材フリツトまたはうわぐすりで被
覆し、加熱して前装材を硬化することを含む。前
装材の正確な組成は、歯冠または他の歯科用品の
所望の白色と半透明性、ならびに基体自体の白色
の度合、に依存する。そこで、ある場合は当該前
装材は半透明うわぐすりであつてもよく、一層ふ
つうの他の場合には注型金属基体の前装に現在使
われる一般型の白色陶材であつてもよい。しか
し、すべての場合、選ぶ前装は焼成無収縮セラミ
ツクス基体と適合する、または近い熱膨脹係数を
もつものが好ましい。
第3図は本発明に従い作製した歯冠の例であ
る。この歯冠は薄い前装材34で被覆され、調製
した歯36に適当な歯科用セメントにより固定さ
れた無収縮セラミツクス基体32からなつてい
る。
本発明を好ましい具体例に関し詳しく記載し
た。しかし、種々の変形が可能であり、それらは
当然本発明の範囲に含まれることが意図されてい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の好ましい具体化の実施に含ま
れている工程を示す流れ図である。第2図は好ま
しい具体化の実施のための、成形装置の概略図で
ある。第3図は本発明の方法により製造した歯科
用品の断面図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 a 調製された歯のレプリカであるダイス型
    を調製する工程、 b 引き続いて容易に流動状態に変え得るろうま
    たは熱可塑性重合体の如き消耗性の熱可塑性材
    料を該ダイスに対して成形する工程、 c 前記消耗性材料が該ダイス型に残つている間
    に埋没材を前記消耗性材料に対して成形して雌
    型を形成する工程、 d 該消耗性材料を流動状態に変えて該ダイス型
    と雌型との間から除去して該ダイス型と雌型と
    の間に空所を形成する工程、 e 該空所中で粒状セラミツクス原料を成形し、
    該ダイス型と同じ形状、大きさのくぼみを下面
    として有する該原料粒状セラミツクス緻密体を
    形成する工程、次に f 該緻密体を硬質単一体セラミツクス体に焼成
    する工程、 の諸工程からなり、該セラミツクス原料が粒状酸
    化アルミニウムと、粒状酸化マグネシウムと、ガ
    ラス相を与えるためのガラス形成成分と、50重量
    %以上のSiO基を含有するシリコーン樹脂とから
    本質的になり、焼成中収縮しない配合のものであ
    り、前記焼成セラミツクス体が焼成前の前記緻密
    体と実質的に同じ形状、大きさであり、もつて前
    記焼成セラミツクス体が、前記調製された歯に実
    質的に完全に適合する下面を有することを特徴と
    する、調製された歯に固定される、歯冠または義
    歯の如き、あつらえの歯科用品の製造法。 2 前記消耗性材料に対して前記埋没材を成形す
    る前に、該ダイス型に対して成形された前記消耗
    性材料の露出表面を前記歯科用品の外表面に所望
    される形状に少なくとも近似する形状に成形する
    特許請求の範囲第1項記載の製造法。 3 該緻密体の該下面以外の表面を該緻密体の成
    形後に再び成形する特許請求の範囲第1項記載の
    製造法。 4 該下面以外の焼成された前記セラミツクス体
    の表面を、自然歯の外観に似た前装材で被覆し、
    その後該セラミツクス体を再び焼成して該前装材
    を硬化する特許請求の範囲第1項記載の製造法。
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