JPH0234340B2 - Nitorosokazaioganjushinai11kuroroo2*66jinitoroo44*torifuruoromechiru*benzennoseiho - Google Patents

Nitorosokazaioganjushinai11kuroroo2*66jinitoroo44*torifuruoromechiru*benzennoseiho

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JPH0234340B2
JPH0234340B2 JP6802282A JP6802282A JPH0234340B2 JP H0234340 B2 JPH0234340 B2 JP H0234340B2 JP 6802282 A JP6802282 A JP 6802282A JP 6802282 A JP6802282 A JP 6802282A JP H0234340 B2 JPH0234340 B2 JP H0234340B2
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JP
Japan
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dinitro
pcbt
bisulfite
manufacturing
solution
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Paruuka Edoarudo
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Oxon Italia SpA
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はニトロソアミン(殊にNDPA)の含
有率の特に低い工業用トリフルラリン
(TPIFLURALIN)を調整できる、ニトロソ化
剤を含有しない1−クロロ2,6−ジニトロ−4
−(トリフルオロメチル)ベンゼンの製法に関す
る。
或る種の農薬がニトロソアミン類を含有し得る
ことは周知であり、かつこれらの物質の危険性も
同じく周知である。
殊に、ニトロソアミン類がトリフルラリン の如き農薬製剤中に存在することは1976年以来、
周知となつている。このトリフルラリンは非常に
重要な選択性除草剤であつて、下記の反応により
作られる; この化合物はN−ニトロソジプロピルアミン
(NDPA)、即ち(CH3CH2CH22N−NOを不純
物として含有するが、これは除草剤合成の際に生
成する。
この理由は、1−クロロ−4−(トリフルオロ
メチル)ベンゼン(PCBT)をジニトロ化するこ
とにより作られ、かつトリフルラリン合成用出発
物質である1−クロロ2、6−ジニトロ−4−
(トリフルオロメチル)ベンゼン(ジニトロ−
PCBT)が、塩基性環境下に起こる
(CH3CH2CH22NH+(NO)x
(CH3CH2CH22NNOの反応によるニトロソアミ
ン類の生成の原因となる種々の組成の溶存窒素酸
化物類を含有しているからである。
上記の如く、ニトロソアミン類の危険性は周知
である。これらは急性肝臓毒作用を及ぼし、かつ
とりわけ、発癌性、変異誘発性かつ胚子奇形発成
性である。従つて、トリフルラリン中のNDPA
の量ができるだけ低いことが肝要であり、先進所
国における法規では工業製品中のNDPAの含有
率の許容限度は1ppm以下とみなしている。
これまでに行なつた研究から、ジニトロ−
PCBTを特別の精製方法を用いずに合成した場合
には溶存窒素酸化物類の量は、その後で生成され
る工業用トリフルラリン中のNDPAの含有率が
150乃至500ppmとなる如き量であることが明らか
になつている。精製方法(例えば、米国特許第
4120905号中に示された方法)を導入した場合に
は、ジニトロ−PCBT中に含有されるニトロソ化
剤は還元されるが、得られた結果は一定でなく、
NDPAの含有率が1ppmより少ない工業用トリフ
ルラリンを得ることはできない。
従つて、研究は、最終生成物から生成ニトロソ
アミン類を除去する方法に向けられた。
例え、かゝる方法により満足な特性の最終生成
物が得られても、予め生成したニトロソアミン類
の破壊を含む方法は、方法の或る段階(この間
に、偶然の接触を含む接触が常に環境について、
かつ方法の操作者について起こりうる)における
ニトロソアミン類の存在の故に危険性があるとい
う非常に重大な欠点を持つている。
従つて、ニトロソアミン類の生成を排除する方
法を見出して、この方法を、一旦生成したニトロ
ソアミン類を破壊する方法の代わりに用いること
が非常に好ましいように思われ、かくして本出願
人の研究はこの方向に発展した。
この研究は上首尾であつた、かくして本発明
は、この研究により導かれた、ニトロソ化剤を事
実上含有しないジニトロ−PCBTを得るための新
規な精製法に関する。以下において明らかとなる
ように、この方法で得られたジニトロ−PCBTを
使用すると、NDPA含有率が常に1ppmより少な
い工業用トリフルラリンを作ることができる。か
くして上記目的は完全に達成される。
即ち本発明は、1−クロロ−2、6−ジニトロ
−4−(トリフルオロメチル)ベンゼン(ジニト
ロ−PCBT)を1乃至3のPHで50℃ないし100℃
の温度で、1乃至3時間、SO2濃度が1%乃至5
%の重亜硫酸塩水溶液で処理し、かつ有機層を水
層から分離し、酸性成分及び残存する微量の重亜
硫酸塩溶液をアルカリ水溶液により有機層から除
去することを特徴とする、ニトロソ化剤を含有し
ないジニトロ−PCBTの製法に関する。
使用重亜硫酸塩は好ましくは重亜硫酸ナトリウ
ムであるが、重亜硫酸カリウム又は重亜硫酸アン
モニウムの如き他の重亜硫酸塩類を用いて同様な
結果を得ることができる。代りに、上記重亜硫酸
塩は、SO2を所要量のアルカリと反応させて反応
器内で直接つくることもできる。上述のように、
重亜硫酸塩溶液のSO2濃度は1%乃至5%であ
る。好ましくは1.6%の濃度が用いられる。5%
より高い濃度は避けるべきである、何故ならば、
かゝる濃度は純度を増すことなく、収率を低下さ
せるからである。
PHは好ましくは約2に保たれ、かつ(例えば重
亜硫酸ナトリウムを重亜硫酸塩の代りに用いた場
合に見られる)収率低下を起こさせないため、3
を越えてはならない、何故ならば、高いPH値は1
−クロロ2,6−ジニトロ−4−(トリフルオロ
メチル)ベンゼンの易動性C1の置換を助けるか
らである。一方低すぎるPH値もSO2除去を助け、
従つてこの処理を無効にする。これに関して、当
初のジニトロ−PCBTは、鉱酸(例えばH2SO4
はHNO3)を含有してはならない、かかる酸は中
和により除去できる。
温度は好ましくは70〜75℃に保たれる。これに
関して、ジニトロ−PCBTの融点より低くないこ
とが重要である、一方、高すぎる温度は収率の低
下を助長する。
反応時間は好ましくは2時間である。非常に長
い反応時間は収率の低下を助長する。
処理された有機ジニトロ−PCBT層中に含有さ
れる酸性成分及び残存する微量の重亜硫酸混入溶
液を除去するためのアルカリの選択はそれほど重
要ではない。経済的な理由から、かつ上記水溶液
のPHが高過ぎることが無いので認められる程の収
率低下が無いことから、Na2SO3を使用すること
が好ましい。
本発明方法の実施の態様のいくつかの例が下記
に示される。これらは明らかに単なる例示のため
のものであつて、決して本発明を限定するもので
はない。
実施例 1 水200ml及び1−クロロ−2,6−ジニトロ−
4−(トリフルオロメチル)ベンゼン100gを反応
器に仕込む。有機層と水層とを完全に混合するた
めの強撹拌下に上記原料を70〜75℃に加熱する。
その後、25.5%のSO2を含有する重亜硫酸ナトリ
ウム溶液13.3g(原料中に存在する200mlの水を
考慮に入れると全体での重亜硫酸ナトリウム水溶
液中のSO2の濃度は1.59%に相当する)を約20分
に亘つて滴下する。この場合のPH値は2であつ
た。
反応混合物を引続き激しく撹拌して2時間、70
〜75℃に保つ。撹拌を止め、デカンテーシヨンに
より有機下層を分離し、予め70〜75℃に加熱した
水200ml及びNa2CO35gを含有する溶液に加えて
30〜60分間、激しく撹拌した後、撹拌を止める。
有機下層を分離すると精製ジニトロ−PCBT96
gを得る。
当初のジニトロ−PCBT及び精製ジニトロ−
PCBTの試料をトリフルラリンに変え、得られた
生成物をニトロソアミンについて分析したとこ
ろ、下記の結果が得られた; 当初のジニトロ−PCBTを用いた場合− 生成トリフルラリン中に存在するNDPA:
156ppm 精製ジニトロ−PCBTを用いた場合− 生成トリフルラリン中に存在するNDPA:
0.5ppm 上記からわかるように、本発明による方法で作
つたジニトロ−PCBTを用いて作つたトリフルラ
リンのNDPA含有率は極めて低く、最も厳しい
現今の法規の下での最高許容値の半分に等しい。
実施例 2 25.5%のSO2を含有する重亜硫酸ナトリウム溶
液26.6g(原料中に存在する200mlの水を考慮に
入れると全体での重亜硫酸ナトリウム水溶液中の
SO2の濃度は2.99%に相当する)を用いる以外
は、実施例1の方法に従つた。この場合のPH値は
1.5であつた。
この方法で精製ジニトロ−PCBT93gが得られ
た。
この場合には生成トリフルラリンのNDPA含
有率は0.45ppmであつた。
実施例 3 水10mlに溶かした、53%SO2含有メタ重亜硫酸
カリウム6.4g(原料中に存在する200mlの水を考
慮に入れると全体での重亜硫酸ナトリウム水溶液
中のSO2の濃度は1.57%に相当する)を用いた以
外は、実施例1の方法に従つた。この場合のPH値
は2.5であつた。
精製ジニトロ−PCBT95gが得られた。
生成トリフルラリンのNDPA含有率は0.7ppm
である。
比較例 1 水10mlに溶かした亜硫酸ナトリウム3.3gを用
いる以外は、実施例1の方法に従つた。この場合
のPH値は7より大きかつた。
精製ジニトロ−PCBT87gが得られた。
この場合には、余りに高いPH値のため、許容で
きない収率低下をきたす。
比較例 2 25.5%含有重亜硫酸ナトリウム溶液6.1g(原
料中に存在する200mlの水を考慮に入れると全体
での重亜硫酸ナトリウム水溶液中のSO2の濃度は
0.75%に相当する)を用いる以外は、実施例1の
方法に従つた。この場合のPH値は2.5であつた。
精製ジニトロ−PCBT97gが得られた。
生成トリフルラリンのNDPA含有率は0.9ppm
で有る。
この比較例によれば、SO2の濃度が1%よりも
少なくなることによつて、実施例1と比較してニ
トロソアミン含量が許容上限近くまで増加してし
まうことが示される。
比較例 3 アルカリ化段階において30%NaOH8gを用い
る以外は、実施例1の方法に従つた。この場合の
PH値は7より大きかつた。
ジニトロ−PCBT88gが得られた。
この場合も余りに高いPH値のため、許容できな
い収率低下をきたす。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1−クロロ−2,6−ジニトロ−4−(トリ
    フルオロメチル)ベンゼン(ジニトロ−PCBT)
    を1乃至3のPHで50℃乃至100℃の温度で1乃至
    3時間、SO2濃度が1%乃至5%の重亜硫酸塩水
    溶液で処理し、かつ有機層を水層から分離し、酸
    性成分及び残存する微量の重亜硫酸塩溶液をアル
    カリ水溶液により有機層から除去することを特徴
    とする、ニトロソ化剤を含有しないジニトロ−
    PCBTの製法。 2 重亜硫酸ナトリウムを上記ジニトロ−PCBT
    処理液用に使用する、特許請求の範囲第1項に記
    載の製法。 3 重亜硫酸カリウム又はアンモニウムを上記ジ
    ニトロ−PCBT処理溶液用に使用する、特許請求
    の範囲第1項に記載の製法。 4 ジニトロ−PCBT処理用重亜硫酸塩を反応器
    内で直接、SO2をアルカリと反応させてつくる、
    特許請求の範囲第1項に記載の製法。 5 上記重亜硫酸塩水溶液が1.6%のSO2濃度を
    持つ、特許請求の範囲第1項乃至第4項の何れか
    1項に記載の製法。 6 上記PHを約2に保つ、特許請求の範囲第1項
    乃至第5項の何れか1項に記載の製法。 7 上記温度を70℃乃至75℃に保つ、特許請求の
    範囲第1項乃至第6項の何れか1項に記載の製
    法。 8 上記反応時間を約2時間に等しく保つ、特許
    請求の範囲第1項乃至第7項の何れか1項に記載
    の製法。 9 炭酸ナトリウムを用いて上記有機層中和用ア
    ルカリ溶液をつくる、特許請求の範囲第1項乃至
    第8項の何れか1項に記載の製法。
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