JPH0234164A - 歯肉圧排用具 - Google Patents

歯肉圧排用具

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JPH0234164A
JPH0234164A JP63186576A JP18657688A JPH0234164A JP H0234164 A JPH0234164 A JP H0234164A JP 63186576 A JP63186576 A JP 63186576A JP 18657688 A JP18657688 A JP 18657688A JP H0234164 A JPH0234164 A JP H0234164A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は歯科医療分野における歯肉圧排用具に係り、特
には、患者に苦痛を与えることなく短時間4:歯肉を圧
排することができ、かつ歯肉縁下の歯根部分(歯肉に埋
まった歯の部分)まで正確に印象を行うのに好適な歯肉
圧排用具に関するものである。
(従来の技術) 歯科補綴(クラウン、ブリッジ、義歯などを製作して装
着する)治療のうち、歯冠修復、架工義歯(クラウン、
ブリッジ)製作のための印象は、まず目的にしたがう歯
冠形成(歯を削る行為)を行い、その形成限界1の形成
マージン)を明確に印象に表すことに重点をおく全体印
象が行われなければならない。が、歯牙の歯肉縁下(歯
肉に埋まった歯の部分)まで形成される場合の印象法で
は、−時的に歯面から歯肉を分離するために直径約1 
、0mmの木綿糸を歯面に沿フて歯根部分まで押込む「
ジンバック法」または−両日の間テンポラリークラウン
を装着しておく「仮装着物法」などの歯肉圧排法が採ら
れる。
前者には木綿糸工大の技術的困難さと患者の苦痛の問題
、後者には仮装着物の製作と通院回数の増加という問題
が各々存在し、面倒な歯肉圧排操作は省略されることが
多く、そのために歯肉縁下の印象は不鮮明、不正確であ
ることが多い。
このことは適合不良(製作物が長持ちしないこと)が予
測される不良補綴物をやむなく製作することを意味し、
歯肉圧排技術の未確立に起因する歯科医療の品質管理上
の問題を内在しているといえる。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、苦痛や歯肉の損傷がなく、確実かつ容易に歯
肉圧排を行うことができる歯肉圧排用具を提供するため
になされたものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の歯肉圧排用具は前記の課題を解決した新規な用
具であり、本発明者が種々の試行錯誤による探究の結果
完成したものである。
本発明の歯肉圧排用具は、壁層に貫通孔を有しまたは有
さない溝形断面のトレーもしくは前記溝形断面のトレー
において側壁の内側に長さ方向に沿って帯状突起を設け
たトレーに降伏特性を有するゴムコンパウンドを充填し
てなるものである。
上記のうち、溝形断面のトレーは公知の歯科印象用!・
レーの貫通孔を有するものあるいは有さないもののいず
れでも用いることができる。
降伏特性を有するゴムコンパウンドそゎ自体は公知のも
のであるが、このものが歯肉圧排用に通し、溝形断面の
トレーとの組み合わせによって優れた効果が得られると
いう事実については本発明者が初めて見出1ノだのであ
る。ここに、降伏特性とは物性論において周知の概念で
あり、物体に外力を加えたとき、応力が弾性限界内であ
れば弾性を示し、弾性限界を超えると塑性変形(換言す
れば流動)を起す性質を指すものである。なお、この降
伏特性については、物体の変形速度(歪み速度)を変λ
ると弾性限界(流動を起す限界、すなわち降伏点)が変
わることが知ら」1ており、本発明で用いるゴムコンパ
ウンドもこのようなものである。このような特性を有す
るゴムコンパウッドとしては具体的にはシリコーン系の
バウンシングパテなどがあるが、人体に対する無害性を
考慮して選択することが望ましい。[例えばシリコーン
系市販品として、イ3越化学工業(株)製、商品名X−
65−242があるa] 次に、貫通孔を有しまたは有さない溝形断面のトレーに
おいて側壁の内側に長さ方向に沿フて帯状突起を設けた
トレーであるが、その形状、寸法については、帯状突起
を設けた点を除いて公知の@利印象用トレーのものでよ
い。この帯状突起の有効性については本発明者が初めて
見出したのである。帯状突起は断面が三角形で、その底
辺が2x3mm程度、高さが2〜3m1I+程度のもの
が適当である。帯状突起は、通常、トレーの片側の側壁
に一木づつトレーの全長にわたって設ければよく、突起
断面の底辺の中心が側壁の縁から5〜6aim程度にな
るようにするとよい。また、帯状突起の先端は必要に応
じて丸みを帯びさせることができる。
このトレーの材質としては、容易に変形せず無害で消毒
が可能であれば特に限定されるものではなく、各種の金
属、プラスチックなどが用いられ、金属の場合はプレス
成形法もしくは鋳造法、プラスチックの場合は射出成形
法などにより成型すればよい。この帯状突起を設けたト
レーの一例は第1図に示すものである。
この帯状突起を設けたトレーに充填するための降伏特性
を有するゴムコンパウンドとしては前記したものを同様
に用いることができる。
なお、溝形断面のトレー及びそれに帯状突起を設けたト
レーともに、それらのサイズを必要に応じて何種類か用
意するのは任意であり、ゴムコンパウッドの充填量もト
レーのサイズによって適宜法めればよい。また、このゴ
ムコンパウンドについては歯周組織の状態(歯周病の有
無や症状)に応じた硬軟の使い分けとか止血剤の配合な
どを行うこともできる。
本発明の歯肉圧排用具の一実施例は第2図に示すもので
ある。
本発明の歯肉圧排用具を使用する際にはトレーの底辺を
指先で把握し、印象対象歯牙にゴムコンパウンドを押し
つけるようにして第4図に示す如き状態にいたるまで押
圧力を加え、2〜3分程度そのまま静止することによっ
て歯肉が開溝するので歯肉圧排用具を取去り、その後約
5分以内に公知の方法により印象を行えばよい。
帯状突起を有するトレーを用いる場合には突起が直接歯
肉に触れない人きさのトレーを選ぶべきであり、その使
用状況の一例は第3〜5図に示すものである。
(作用及び効果) 本発明の歯肉圧排用具を用いれば、ゴムコンパウンドの
反発力(弾性)により歯肉が遊離間溝しゴムコンパウン
ドの流動性により細部への圧入が行われ、これによって
局部的に無理がかからずに容易かつ確実に歯肉圧排が行
われる。ちなみに、従来の印象用コンパウンドは全く反
発力を有さないし、熱可望性であるから常温(体温)で
は流動性を示さないものである。そして、本発明の歯肉
圧排用具に用いるゴムコンパウンドの代替物とすること
はできない。
トレーに突起を設けると、この突起がゴムコンパウンド
の歯牙方向への流動を促し、歯肉部分が大きく間溝され
るようになるので、例えばtilli!歯肉が硬い場合
には特に有効である。さらに、トレーの壁層に貫通孔が
無い場合にはやはりゴムコンパウンドの流動を促すので
、突起があれば突起の作用を増大させる。すなわち、遊
離歯肉の硬さに応じてトレーの突起の有無や貫通孔の有
無を使い分ければよく、歯肉の広範囲の状態に対応する
ことができる。
従来の技術との比較では、本発明の歯肉圧排用具を用い
ると、木綿糸のように特定の形状のものをビンセットな
どで押し込むこともなく、テンポラリ−クラウンのよう
に硬固体で長時間圧排することもないので歯肉損傷の問
題がない。これは、従来の方法による無理な歯肉分離や
長時間にわたる歯肉圧排が歯肉回復を遅延ないし不能に
する場合もあって問題視されているのに比べ著しい進歩
である。
また、工程が大幅に短縮されるとともに作業が容易にな
るので、診療所要時間の短縮と非熟練者への作業委任が
可能となり、生産性が飛躍的に向上する。
すなわち、本発明の歯肉圧排用具により、苦痛や歯肉の
損傷をともなわずに容易かつ確実に歯肉圧排を行うこと
ができ、通院回数の減少をも可能にするので、歯科医療
の生産性と品質の向上が共に実現される。
【図面の簡単な説明】
第1図は側壁の内側に長さ方向に沿って帯状突起を設け
たトレーの一例を示す斜視図、第2図は本発明の歯肉圧
排用具の一実施例を示す斜視図である。第3図〜第5図
は帯状突起を有するトレーを用いた歯肉圧排用具を適用
する際の状況を示す説明図であり、第3図は押圧前、第
4図は押圧終了時、第5図は抑圧終了後歯肉圧排用具を
取去った直後の状況を示すものである。 1・・・ トレー  1a・・・帯状突起、  1b・
・・貫通孔、  2・・・降伏特性を有するゴムコンパ
ウンド、3・・・歯冠形成された歯、 4・・・歯肉、
5・・・形成限界 第1図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、壁層に貫通孔を有しまたは有さない溝形断面のトレ
    ーもしくは前記溝形断面のトレーにおいて側壁の内側に
    長さ方向に沿って帯状突起を設けたトレーに降伏特性を
    有するゴムコンパウンドを充填してなる歯肉圧排用具。
JP18657688A 1988-07-26 1988-07-26 歯肉圧排用具 Expired - Lifetime JPH0696020B2 (ja)

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JP18657688A JPH0696020B2 (ja) 1988-07-26 1988-07-26 歯肉圧排用具

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JPH0234164A true JPH0234164A (ja) 1990-02-05
JPH0696020B2 JPH0696020B2 (ja) 1994-11-30

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ID=16190958

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5414244A (en) * 1993-04-21 1995-05-09 Tokyo Electron Limited Semiconductor wafer heat treatment apparatus
US5592581A (en) * 1993-07-19 1997-01-07 Tokyo Electron Kabushiki Kaisha Heat treatment apparatus
KR101360797B1 (ko) * 2013-01-28 2014-02-11 이주영 치과 임플란트 어버트먼트의 주문인상트레이와 그 제공방법
JP6268376B1 (ja) * 2016-11-30 2018-01-31 医療法人社団青松会 下顎奥歯用印象トレー

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