JPH0233954Y2 - - Google Patents

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JPH0233954Y2
JPH0233954Y2 JP1986037888U JP3788886U JPH0233954Y2 JP H0233954 Y2 JPH0233954 Y2 JP H0233954Y2 JP 1986037888 U JP1986037888 U JP 1986037888U JP 3788886 U JP3788886 U JP 3788886U JP H0233954 Y2 JPH0233954 Y2 JP H0233954Y2
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JP
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lid
mold
aluminum
foaming
restraining
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JPS62151050U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は発泡アルミニウムの製造用金型に関す
る。
従来の技術 従来、断熱防音用壁材等に使用される発泡アル
ミニウム31は第4図に示すように、上部に蓋の
ない金型32内で自由に発泡させたり、また第5
図に示すように上部に蓋33を設け、金型32内
で発泡させ製造していた。ところで現在の発泡ア
ルミニウム製造技術では300mmW×600mmL×300mmH
程度の大きさしか製造できず、壁材として使用す
るためには一定の厚さに切断し、側縁を継ぎ合わ
せて広い面積を得ている。
考案が解決しようとする問題点 金型32上部に蓋のない場合には、凝固後の発
泡アルミニウム31はその上面31aが中央部の
盛り上つた凸状となる。また金型32に蓋33を
設け、溶融アルミニウムの成分、温度、発泡剤添
加量等を制御し、発泡アルミニウム31の占有空
間が金型32内空間となるように設定しても、発
泡剤の添加時期、撹拌時期、撹拌時間等のわずか
のタイミング差により発泡アルミニウム31の発
泡率が左右されて金型32内の空間を充分に満た
すことはまれであり、上方の隅部に欠落部分31
bが生じる。また発泡率が高すぎると、泡間の隔
壁が結合して積層部を形成する。そのため壁材等
のように発泡アルミニウムを切断して使用する場
合には製品の歩留りが悪いものであつた。
本考案は上記問題点を解決して、上面が凸状に
なつたり、欠落部分が発生することなく、歩留り
のよい直方体状の発泡アルミニウムを製造するこ
とができる発泡アルミニウム製造用金型を提供す
ることを目的とする。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するために、本考案は溶融ア
ルミニウムを発泡させて凝固させる金型内に溶融
アルミニウムの上面を覆い、上下方向に摺動可能
な落し込み式の拘束蓋を設けた構成としたもので
ある。
作 用 金型内の溶融アルミニウムが発泡する前に金型
内に落し込まれて溶融アルミニウムの上面を覆う
ように載置された拘束蓋は発泡によるガス圧力に
より上方に持ち上げられ、ガス圧力と拘束蓋の重
量が釣り合つた位置で止まり、発泡アルミニウム
は上面が覆われ拘束されて凝固するので、欠落部
のない直方体状の発泡アルミニウム体を製造する
ことができる。
実施例 以下、本考案は一実施例を図面に基づいて説明
する。第1図は本考案の一実施例を示す正面断面
図、第2図はその一部切欠き斜視図である。第1
図および第2図において、12は発泡アルミニウ
ム製造用金型11の下部金型で、底壁とその周囲
の側壁からなり、その内部に溶融アルミニウムに
発泡剤であるシラスバルーンおよび水素化チタニ
ウムが添加されて発泡する発泡アルミニウム13
が入れられている。14は発泡アルミニウム13
の上面を覆う拘束蓋で、下部金型12内の周囲側
壁に上下方向に摺動可能に設けられ、また該拘束
蓋14の上面中央部には案内軸15が立設され
る。16は前記下部金型12の上面に取り付けら
れる上蓋で、その中央部には前記案内軸15が挿
通し、拘束蓋14の上下摺動を案内軸15を介し
て案内する案内筒17が貫設される。前記案内軸
15の上部には拘束蓋14の重量を調節するため
の重錘18を取り付ける重錘保持部19と、上端
部には該案内軸15を介して拘束蓋14と上蓋1
6とをチエンブロツク等で吊り下げて搬送するた
めのリング状の係止部20が設けられる。
次にこの金型11における発泡アルミニウム1
3の製造について説明する。
下部金型12内に投入された溶融アルミニウム
にシラスバルーンおよび水素化チタニウムを所定
量添加し、従来から使用されている撹拌機(図示
せず)により撹拌した後、発泡開始前に下部金型
12の上面開口より重量が調節された拘束蓋14
を落し込み、発泡アルミニウム13の上面を覆つ
て載置するとともに上蓋16を下部金型12上面
に固定する。発泡を開始した発泡アルミニウム1
3は発泡ガス圧力により拘束蓋14を上方に持ち
上げ、拘束蓋14は案内軸15が案内筒17に案
内されて上昇し、発泡ガス圧力と、拘束蓋14、
案内軸15、および重錘18の総重量とが釣り合
つた位置で停止し、その位置で発泡アルミニウム
13は凝固する。
第3図は他の実施例を示す正面断面図で、拘束
蓋21の発泡アルミニウム拘束面積が大きい場合
で、ガイト軸22を複数本として、拘束蓋21の
上下方向の摺動がスムーズに行えるようにしてい
る。
上記それぞれの実施例において、発泡ガス圧力
に対抗する拘束蓋14,21等の重量を重錘18
により調節すれば、発泡アルミニウム13の比重
を制御することができる。
考案の効果 以上に述べたごとく本考案によれば、発泡前に
落し込まれた拘束蓋が発泡アルミニウムの上面を
全面にわたつて覆い、発泡ガスにより拘束蓋が押
し上げられて発泡ガスの圧力と拘束蓋の重とが釣
り合つた位置で凝固するので、発泡率に多少の変
化があつても隅部に欠落部もなくまた積層部分の
ない歩留りのよい直方体状の発泡アルミニウムが
得られ、また従来の上蓋を有する金型のごとく、
体積ごとの金型を用意しなくても、拘束蓋が上下
方向に摺動するので、一つの金型で任意の体積の
発泡アルミニウムを製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す正面断面図、
第2図はその一部切欠き斜視図、第3図は他の実
施例を示す正面断面図、第4図および第5図はそ
れぞれ従来例を示す断面図である。 11……発泡アルミニウム製造金型、12……
下部金型、13……発泡アルミニウム、14……
拘束蓋、16……上蓋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溶融アルミニウムを発泡させて凝固させる金型
    内に溶融アルミニウムの上面を覆い、上下方向に
    摺動可能な落し込み式の拘束蓋を設けたことを特
    徴とする発泡アルミニウム製造用金型。
JP1986037888U 1986-03-15 1986-03-15 Expired JPH0233954Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986037888U JPH0233954Y2 (ja) 1986-03-15 1986-03-15

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986037888U JPH0233954Y2 (ja) 1986-03-15 1986-03-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62151050U JPS62151050U (ja) 1987-09-25
JPH0233954Y2 true JPH0233954Y2 (ja) 1990-09-12

Family

ID=30849618

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986037888U Expired JPH0233954Y2 (ja) 1986-03-15 1986-03-15

Country Status (1)

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JP (1) JPH0233954Y2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5017330A (ja) * 1973-06-19 1975-02-24
JPS5216841A (en) * 1975-07-29 1977-02-08 Matsushita Electric Works Ltd Louver

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5017330A (ja) * 1973-06-19 1975-02-24
JPS5216841A (en) * 1975-07-29 1977-02-08 Matsushita Electric Works Ltd Louver

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62151050U (ja) 1987-09-25

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