JPH0233922Y2 - - Google Patents

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JPH0233922Y2
JPH0233922Y2 JP1985034217U JP3421785U JPH0233922Y2 JP H0233922 Y2 JPH0233922 Y2 JP H0233922Y2 JP 1985034217 U JP1985034217 U JP 1985034217U JP 3421785 U JP3421785 U JP 3421785U JP H0233922 Y2 JPH0233922 Y2 JP H0233922Y2
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JP
Japan
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roller
shaft
guide
guide roller
bar
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JPS61152309U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は圧延機等へ条鋼や線材などの被加工製
品(以下条鋼という)を誘導するローラガイドの
ガイドローラに回転を与えるためのガイドローラ
の自転装置に関する。
(従来の技術) 圧延ロールにより条鋼を加工する場合、条鋼を
ローラガイドによつて圧延ロールへ誘導するが、
ガイドローラが条鋼との摩擦力に従つて回転する
形式のものは、条鋼がガイドローラに接触開始時
に、静止しているローラの表面に条鋼先端が衝突
して、ガイドローラの表面を損傷させ、この衝撃
傷の転写により、条鋼の表面に欠陥を生じたりさ
せる原因となつている。この防止対策としては、
ガイドローラを常時自転させておく手段が採用さ
れている。その第一例として、ローラの両側に羽
根車を備え、ここに高圧水を噴射させることによ
りローラを回転させるもの(実公昭41−12212号
公報参照)、および第2例として、ローラ軸を延
長して、そこにモータを直結したもの(実公昭33
−10844号公報参照)などがある。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、ガイドローラは高い精度が要求
されるために、ローラに内蔵するころがり軸をス
ラストワツシヤで締付けてころのガタが生じるの
を防止しているが、締付けによる摩擦抵抗の上昇
やベアリングの潤滑オイルの抵抗によりローラの
回転が鈍重となつてしまうことは避けられない。
まず、第1例について考察すると、ローラの回転
力は水の噴射力のみに依存しているが、これは回
転の鈍重なローラの回転力としては不十分であ
る。またベアリングの回転を軽くすれば、今度は
逆にローラがスラスト方向にガタつき、ローラ対
の中心が変位して正確な誘導ができない。さらに
ローラを条鋼の進入速度と同一の周速度で回転さ
せないと、条鋼に速度差による摩擦力が働き、条
鋼表面にスリツプによる欠陥が生じたりして低品
位の条鋼製品を作る原因となる。第1例のごとく
水の噴射力のみによる回転力では、条鋼の進入速
度に対応した速度変化をさせたり、左右ローラの
速度を均等にしたりするのは困難である。同時に
ローラの回転に伴なうベアリングその他の摩耗の
ために回転に対する抵抗が減少して、初めに設定
した水圧では回転が上昇していくから、適宜水圧
を調整しなければならないという欠点がある。
次に第2例について考察する。この場合はガイ
ドローラの軸と駆動モータの軸とが連結してある
ため、十分な回転力を得ることは可能である。し
かしながら、ガイドローラの周速度を条鋼の進入
速度と同一に保持することが困難である。なぜな
ら条鋼の速度は圧延条件によつて変化するからで
ある。条鋼の速度とローラの周速度が少しでもち
がうと、条鋼が引張りを受け、伸びたり、ローラ
と摩擦したりで品質低下を招く。又、軸方向に長
いスペースを必要とするため圧延機内にローラガ
イドを取付けるのに支障を生じさせるという欠点
がある。
本考案の目的は上記の諸欠点を克服するとため
のガイドローラの自転装置を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) そこで本考案は以下の手段を採用した。出力装
置1とローラガイド3とをフレキシブルシヤフト
2で連結し、この出力装置を圧延機外のローラガ
イド上の至近位置に配設するようにした。ローラ
ガイド3はローラホルダ7にローラシヤフト8を
嵌装し、ローラシヤフト8によりガイドローラ1
0を軸支してある。ローラシヤフト8とガイドロ
ーラ10との間には一方向クラツチ12が介在さ
せてある。フレキシブルシヤフト2とガイドロー
ラ10との間の回転力の伝達を、ローラシヤフト
8とガイドローラ10との間に一方向クラツチ1
2を介在させて断続する形式のものと、フレキシ
ブルシヤフト2とローラシヤフト10との間に一
方向クラツチを介在させて、ローラシヤフトとガ
イドローラとを一体として断続する形式のものと
がある。
(作用) 出力装置1は駆動機5による回転をお互いに反
対向きの回転をする2軸に振分けて、フレキシブ
ルシヤフト2を介して遠隔にあるガイドローラ1
0に伝達する。出力装置1の出力軸とローラシヤ
フト8の位置がずれていても、フレキシブルシヤ
フト2の介在により円滑に回転を伝達する。
フレキシブルシヤフト2の回転はローラシヤフ
ト8に伝達し、これを常時自転させることによ
り、進入して来る条鋼Gを円滑に咬持して、圧延
ロールに誘導する。
ガイドローラ10の周速度が条鋼の進入速度よ
りやや小さく設定しておくと、速度差の分だけガ
イドローラは条鋼Gにより回転力を受ける。この
とき、一方向クラツチ12により、ガイドローラ
10がローラシヤフト8よりも速く回転するのを
可能としてあるため、ガイドローラは条鋼に追従
して回転するので条鋼Gに速度差による力は作用
しない。
なお、ローラシヤフト8とガイドローラ10と
が一体回転する形式のものに(第4図参照)あつ
ては、一方向クラツチ12が常時定速回転してい
て、条鋼により、回転力を受けると、ガイドロー
ラ10とローラシヤフト8がフレキシブルシヤフ
ト2の回転と離れて条鋼の動きに追従してガイド
ローラ10が回転する。
(実施例) 以下本考案の実施例について図面を参照して説
明する。本考案は第1図のように出力装置1で駆
動力を発生させ、これを振り分けて屈曲自在かつ
柔軟性を有するフレキシブルシヤフト2を介して
ガイドローラ10に伝達可能としたものにより構
成してある。
出力装置1は第2図示のようにギアボツクス4
に駆動機であるエアモータ5が固設してあり、エ
アモータの車軸5aとギアボツクス内に軸支して
ある歯車6の軸6aとがキーによつて連結してあ
る。歯車6は他の等しい歯数の歯車6と噛合して
いて、両歯車の軸はギアボツクス4aに軸支して
ある。両歯車の軸芯に角孔が穿設してあり、そこ
にフレキシブルシヤフト2の一端2aを挿着し、
押えねじ2bで外れないように取付けてある。フ
レキシブルシヤフト2の他端2cはローラシヤフ
ト8の上端に挿着し、押えねじ2bで外れないよ
うに取付けてある。
ローラガイド3は一対のローラホルダ7とロー
ラシヤフト8およびガイドローラ10とを主な構
成要素とするが、第3図示のように、ローラホル
ダ7のローラ取付け部はコの字状断面の溝が形成
してあり、そこにローラシヤフト8が垂直に嵌装
してあり、上下端がスラストボールベアリング9
で固定してある。ローラシヤフト8は中央部でガ
イドローラ10をテーパローラベアリング11,
11でローラクラツチ12を挟持してある。テー
パローラベアリング11,11の外側にはプレー
トワツシヤ13,13およびスラストワツシヤ1
4,14とで押えてあり、ガイドローラ10が軸
方向へずれないようにしてある。ローラシヤフト
8の上端はフレキシブルシヤフト2の先端を挿着
し、その上方にカツプ状の蓋15が被せてある。
次に他の実施例について説明する。第4図示の
ようにローラシヤフト8とガイドローラ10とが
キー16を介して固着するようにしてあり、ロー
ラホルダ7に球軸受け17,17を内蔵し、ロー
ラシヤフトの上端がローラホルダから突出してい
る。ローラシヤフト8の上下端はスラスト球軸受
9,9で押えてあり、上端は軸継手18で抱持し
てあり、軸継手とローラシヤフトとの間にローラ
クラツチ12が備えてある。
(考案の効果) 本考案を採用することにより得られる効果は以
下の通りである。第1にガイドローラを常時自転
させるための出力装置とローラガイドとを分離
し、フレキシブルシヤフトで連結したことによ
り、ローラガイドが軽量小形となるため、狭い圧
延ロール内へ容易に設置することができ、またフ
レキシブルシヤフトが屈曲自在かつ柔軟性を有す
るためにローラの間隔が変つても、支障なく回転
力が伝達され、圧延ロールの直近の狭少のスペー
スに配置されるローラガイドの駆動軸に容易に適
用できる。一方向クラツチをガイドローラの直近
にすなわちローラシヤフトの端部又はガイドロー
ラ内に配設してあるので、ガイドローラが圧延材
に追従して回転しやすい。第2にガイドローラに
一方向クラツチを介在させることにより、条鋼と
ガイドローラとの速度差によるスリツプや条鋼引
張を受けることによる断面変化などを防止し、良
質な条鋼製品を製造するのに貢献する。一方向ク
ラツチをローラホルダのフレキシブルシヤフト側
端部に配設したときは、ローラガイドの保守修繕
を容易化する。第3に駆動機として小形で比較的
出力が大きくかつ速度調節の容易なエアモータま
たはオイルモータを採用したことにより、出力装
置の小形化が図れると同時にガイドローラの速度
調節が容易であるため良好な条件で条鋼を誘導す
るのを可能とした。第4にガイドローラに無理な
力が作用しないためガイドローラの寿命を伸ばす
ことが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は説明図、第2図は出力装置の一部切欠
断面図、第3図はローラガイドの一部切欠断面
図、第4図は他の実施例におけるローラガイドの
一部切欠断面図である。 1……出力装置、2……フレキシブルシヤフ
ト、3……ローラガイド、5……駆動機、7……
ローラホルダ、8……ローラシヤフト、10……
ガイドローラ、12……一方向クラツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 駆動機を具備している出力装置と、 この出力装置の回転力を一端で受け、他端が
    ローラガイドのローラシヤフトの端部に連結し
    ている屈曲自在かつ柔軟性を有するフレキシブ
    ルシヤフトと、 上記ローラシヤフトの所定位置に配設してあ
    る一方向クラツチと を具備し、上記所定位置とはローラシヤフトに
    取付けてあるガイドローラ内または上記ローラ
    シヤフトのフレキシブルシヤフト側端部のいず
    れかであることを特徴とするガイドローラの自
    転装置。 2 実用新案登録請求の範囲第1項において、駆
    動機はエアモータまたはオイルモータであるこ
    とを特徴とするガイドローラの自転装置。
JP1985034217U 1985-03-12 1985-03-12 Expired JPH0233922Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985034217U JPH0233922Y2 (ja) 1985-03-12 1985-03-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985034217U JPH0233922Y2 (ja) 1985-03-12 1985-03-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61152309U JPS61152309U (ja) 1986-09-20
JPH0233922Y2 true JPH0233922Y2 (ja) 1990-09-12

Family

ID=30537383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985034217U Expired JPH0233922Y2 (ja) 1985-03-12 1985-03-12

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JP (1) JPH0233922Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS611924Y2 (ja) * 1980-01-31 1986-01-22

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Publication number Publication date
JPS61152309U (ja) 1986-09-20

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