JPH0233842A - 超伝導電子レンズ - Google Patents

超伝導電子レンズ

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Publication number
JPH0233842A
JPH0233842A JP63182086A JP18208688A JPH0233842A JP H0233842 A JPH0233842 A JP H0233842A JP 63182086 A JP63182086 A JP 63182086A JP 18208688 A JP18208688 A JP 18208688A JP H0233842 A JPH0233842 A JP H0233842A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
magnetic
shield body
cylindrical
superconductive
Prior art date
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Pending
Application number
JP63182086A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyuki Ozaki
一幸 尾崎
Akio Ito
昭夫 伊藤
Kazuo Okubo
大窪 和生
Toshihiro Ishizuka
俊弘 石塚
Soichi Hama
壮一 浜
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子顕微鏡や電子ビーム装置等における電子レ
ンズに係り、特に小型、短焦点距離化を図った超伝導電
子レンズに関する。
3、発明の詳細な説明 (概 要〕 電子顕微鏡や電子ビーム装置等における電子レンズに関
し、 〔従来の技術〕 第3図は従来の超伝導電子レンズの一例を示す図であり
、(八)は主要部構成図を(II)は磁界の状況を説明
する図である。
図(A)で、1は超伝導体材料よりなる例えば外径が2
00mm程度の大きさを持つリング状のコイルであり、
2は強磁性体よりなり上記コイル1を中心軸を合わせて
同芯状に内蔵保持する厚肉円筒状の磁気ヨークである。
なお該磁気ヨーク2の内径側の壁の一部は、同じ厚さの
リング状の例えば銅(Cu)または銅合金の如き非磁性
体28″?:置換されている。
マタ上記コイル1に通電した際に該コイル1の加熱によ
って発生する不純物ガスの影吉を避けるため、上記磁気
ヨーク2と非磁性体2aのそれぞれの両端面(図面上下
面)の中心孔周囲にリング状の真空シール3を装着し該
真空シール3を真空隔壁4および5とそれぞれ密着させ
ることによって電子ビーム6の通路および試料7の設置
領域をコイル1から隔離すると共に所要の真空状態を保
つように構成している。
図(B)で、(イ)は磁力線の状態を示しく口)は光軸
上における磁束密度の分布状態を表わしたものである。
一般に、強磁性体よりなる磁気ヨークで取り囲まれたコ
イルに通電すると;亥コイルから磁束が発生するが、そ
の多くが該磁気ヨーク内に集中する。
特にその局所的な磁束密度が該磁気ヨークが保有する飽
和磁束密度の範囲内の場合には該磁気ヨーク内を流れる
のみで外部にもれ出ることがないが、該磁束密度が磁気
ヨークの飽和磁束密度を越えるような場合には磁束の一
部が該磁気ヨークの外部にもれ出て全体的な磁束密度分
布が定まる。
ここで磁気ヨークの一部を非磁性体で形成すると、磁力
線は非磁性体部分には集中しないため、該磁気ヨーク内
に集中している磁束が上記非磁性体部分で円筒中心軸上
にもれ出ることになる。
図(イ)はこの状態を示したもので、図(^)の場合と
同等の磁気ヨーク2の一部が非磁性体2aで形成されて
いる。
ここでコイル1で発生し該磁気ヨーク2内に集中した磁
束の密度が該磁気ヨーク2の飽和磁束密度以内である場
合には、該磁力線は破線で示す1aの如く非磁性体2a
部分で中心軸Sを含む電子ビームの方にもれ出る形をと
りながら該磁気ヨーク2内を周回する。
この場合、該磁束1aの中心軸S」二における磁束密度
は図(ロ)の破線で示すカーブ■の如く、非磁性体2a
の存在領域で最大のピーク値りを示す幅の狭いカーブと
なる。
一方、コイル1による磁束密度が該磁気ヨーク2の飽和
磁束密度を越える場合には、実線で示す18′の如く非
磁性体2aの存在領域以外でも電子ビーム方向にもれ出
る形をとりながら該磁気ヨーク2内を周回する。
この場合の該磁束1a“の中心軸S上における磁束密度
は図(ロ)の実線で示すカーブ■の如く、非磁性体2a
の存在領域で示す最大のピーク値h“が上記りより低く
且つ裾野の広がったカーブとなる。
通常中心軸すなわち光軸S上を通る電子ビームは、磁束
密度が大きい領域を通過する間に凸レンズと同様の作用
を受けて図(^)に示す如く試料7の所定点Pに集束す
るが、この場合の焦点距離は大凡磁束密度の二乗の積分
値に反比例するので、該磁束1a“による電子レンズの
焦点距離は磁束1aによる焦点距離よりも長くなってし
まう。
従って、該電子レンズを強い、換言すれば焦点距離の短
い凸レンズとして作用させるためには、磁気ヨークから
もれ出る磁束密度をカーブ■の如くピーク値が大きく且
つ幅を狭く形成することが望ましい。
一方、電子顕微鏡等において倍率を高めるためには、高
エネルギを持つ電子ビームを出来るだけ短い焦点距離の
電子レンズで集束させなければならず、そのためコイル
1に流す電流密度を上げて非磁性体28部でもれ出る磁
界すなわち磁束密度を大きくする必要がある。
しかし、上述の如く強磁性体からなる磁気ヨークを使用
しているため非磁性体28部の光軸S上の磁束密度のピ
ーク値に限界が生じ、短焦点距離の電子レンズを構成す
るのに困難を伴っている。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の構成になる超伝導電子レンズでは、強磁性体磁気
ヨークの材質や構造1寸法等で決定される以上に焦点距
離を短くすることができないと云う問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点は、超伝導コイルを用いた電子レンズであっ
て、 光軸方向の磁界を発生する円筒状の超伝導コイルと、該
超伝導コイルの全表面を隙間をもってカバーできる円筒
状空間領域を内部に備えた厚肉円筒状の超伝導シールド
体とで構成し、 該超伝導シールド体の内径側側壁の一部をリング状の非
磁性体で置き換えると共に、上記超伝導コイルを該超伝
導磁気シールド体の内部空間領域所定位置に空間保持し
てなる超伝導電子レンズによって解決される。
〔作 用〕
超伝導コイルの全表面を適当な空間を保って超伝導体よ
りなる磁気シールド体でカバーすれば、超伝導シールド
体の完全反磁性効果によって磁束を該空間内に閉じ込め
ることができる。
本発明では、円筒状の超伏4コイルを、該円筒状コイル
が適当な空間を持って保持し得る空間領域を備えた厚肉
円筒状の超伝導磁気シールド体の内部空間領域に空間保
持すると共に、該超伝導磁気シールド体の内径側側壁の
一部をリング状の非磁性体で置き換えている。
従って、コイルとシールド体間の空間に完全に閉じ込め
られた磁束が上記の非磁性体部分から集中して光軸上に
もれ出るため、強い磁束による短焦点距離化が可能な電
子レンズを容易に形成することができる。
〔実施例〕
第1図は本発明を説明する原理図であり、第2図は本発
明の構成例を示す図である。
第1図で、(A)は磁力線の状態を示しくR)は光軸上
における磁束密度の状態を表わしたものである。
図(A)で、10は超伝導体よりなる第3図同様の円筒
状のコイル、である。
また11は、該コイル10がその全表面で多少の空間を
もって保持できるような円筒状空間領域を内部に備えた
超伝導体よりなる中空の厚肉円筒状シールド体であり、
内径側側壁の一部は銅(Cu)または銅合金よりなるリ
ング状の非磁性体11aで置き換えられている。
この場合、超伝導状態にあるシールド体11は完全反磁
性を呈することから、通電するコイル10から発生する
磁束が総てコイル10とシールド体11の間の空間領域
Aに閉じ込められて破線で示す磁力、腺1.Oaの如く
該領域A内を周回する。
しかし非磁性体11aの部分のみは反磁性効果を示さな
いため、AjJ域に閉じ込められている磁力線10aが
該非磁性体118部分からは図示10a“の如く光軸S
を含む電子ビームの方向にもれ出て光軸Sに磁界を肩す
ことになる。
特に該シールド体11は上述の如く完全反磁性を呈する
ため、光軸Sに作用させる磁界すなわち磁束密度はコイ
ル10に負荷する電流によって自由に変えることができ
る。
この場合、光軸S上における該磁力線10aの磁束密度
は図(B)に示すカーブ■の如く、非磁性体11aの存
在領域で最大のピーク値を示す幅の狭いカーブとなるた
め、電子ビームに効率的なレンズ効果を与えることがで
きる。
また、電子ビームの光路が光軸Sに対して多少変化する
と、該電子ビームによる磁界の変化を打ち消す力が該シ
ールド体11から発生して電子ビームに作用するため、
該電子ビームは常に安定した状態に保持される。
構成例を示す第2図で、12は超伝導体材料よりなる外
径が200mm程度の大きさを持つ円筒状のコイルであ
り、その内部には両端に冷却用液体ヘリウム(lle)
の注入ボートと排出ボートを備えた径が2〜3mm程度
のパイプ12aが連通した状態で埋設されて−いる。
また13は上記コイル12が所定の空間を持って配置で
きる空間領域Aを内部に備えた例えばニオブ3錫(Nb
3Sn)よりなる中空の厚肉円筒状シールド体であり、
内径側壁部分の一部は銅(Cu)または銅合金よりなる
リング状の非磁性体13aに置換されていると共に該非
磁性体13a部分を除く内部には、両端に冷却用液体ヘ
リウム(Ile)の注入ボートと排出ボートを備えた径
が2〜31程度のパイプ13bが連通した状態で埋設さ
れている。
また、14および15は真空シールであり、第3図(A
)同様に真空隔壁16.17とそれぞれ密着して光軸S
を含む電子ビーム領域および図示されない試料の配置領
域をコイル12から隔離すると共に所要の真空状態を保
つように構成している。
なおコイル12の周囲を被覆している12bおよびシー
ルド体13の内外面を覆っている13c、 13dは、
いずれもコイル12およびシールド体13の超伝導状態
を保持するだめの断熱材であり、18はコイル12をシ
ールド体13の内部所定位置に保持するための支持具で
ある。
かかる構成になる超伝導電子レンズでは、パイプ12a
、13bにそれぞれ冷却用の液体ヘリウムを循環させて
コイル12およびシールド体13を超伝導状態に保ち、
コイル12に所定の電流を負荷する。
この際該コイル12から発生する磁界は、第1図で説明
し7た如く非磁性体13a部分からのみ光軸Sの方向に
もれ出るため、コイル12に負荷する電流密度を適当に
設定することによって所要の磁界すなわち磁束密度を電
子ビームにWらし所定の焦点距離を形成させることがで
きる電子レンズを構成することができる。
〔発明の効果〕
上述の如く本発明により、平行な電子ビームを所要の焦
点距離で集束させることができると共に、該電子ビーム
が光軸から多少ずれた場合でも自動的に修正が可能な超
伝導電子レンズを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を説明する原理図、 第2図は本発明の構成例を示す図、 第3図は従来の超伝導電子レンズの一例を示す図、 である。図において、 10はコイル、 11はシールド体、 12はコイル、 12bは断熱材、 13aは非磁性体、 13c、 13dは断熱材、 14.15は真空シール、 18は支持具、 をそれぞれ表わす。 10a、lOa  ’ tt[1jEL’A、11a、
は非磁性体、 12aはパイプ、 13はシールド体、 13b はパイプ、 16、17は真空隔壁、 木登e月のオ露べ秒りΣホT図 第   2   βろ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 超伝導コイルを用いた電子レンズであって、光軸方向の
    磁界を発生する円筒状の超伝導コイル(12)と、該超
    伝導コイル(12)の全表面を隙間をもってカバーでき
    る円筒状空間領域を内部に備えた厚肉円筒状の超伝導シ
    ールド体(13)とで構成し、該超伝導シールド体(1
    3)の内径側側壁の一部をリング状の非磁性体(13a
    )で置き換えると共に、上記超伝導コイル(12)を該
    超伝導磁気シールド体(13)の内部空間領域所定位置
    に空間保持してなることを特徴とする超伝導電子レンズ
JP63182086A 1988-07-21 1988-07-21 超伝導電子レンズ Pending JPH0233842A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63182086A JPH0233842A (ja) 1988-07-21 1988-07-21 超伝導電子レンズ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63182086A JPH0233842A (ja) 1988-07-21 1988-07-21 超伝導電子レンズ

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Publication Number Publication Date
JPH0233842A true JPH0233842A (ja) 1990-02-05

Family

ID=16112117

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63182086A Pending JPH0233842A (ja) 1988-07-21 1988-07-21 超伝導電子レンズ

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JP (1) JPH0233842A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013507753A (ja) * 2009-10-09 2013-03-04 マグネティック−エレクトロスタティック・コンファインメント・(エムイーシー)・コーポレイション 超伝導磁石の電気的、機械的、熱的隔離方法および装置
JP2014504349A (ja) * 2010-11-30 2014-02-20 ジーイー エナジー パワー コンバージョン テクノロジー リミテッド 極低温素子絶縁体

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JP2013507753A (ja) * 2009-10-09 2013-03-04 マグネティック−エレクトロスタティック・コンファインメント・(エムイーシー)・コーポレイション 超伝導磁石の電気的、機械的、熱的隔離方法および装置
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