JPH0233594Y2 - - Google Patents

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JPH0233594Y2
JPH0233594Y2 JP19559683U JP19559683U JPH0233594Y2 JP H0233594 Y2 JPH0233594 Y2 JP H0233594Y2 JP 19559683 U JP19559683 U JP 19559683U JP 19559683 U JP19559683 U JP 19559683U JP H0233594 Y2 JPH0233594 Y2 JP H0233594Y2
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JP
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door
rail
support frame
opening
deck
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JP19559683U
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JPS60102386U (ja
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  • Wing Frames And Configurations (AREA)
  • Support Devices For Sliding Doors (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、自動車運搬船等の隔壁におけるコン
テナ通過開口部の気密扉設備に関する。
第1図に示すような自動車運般船の甲板1上に
おいて、隔壁2の下部にコンテナを通過させるた
めに形成される開口部4bを気密封鎖する従来の
気密扉設備について説明する。このような開口部
4bでは、コンテナ搭載用第1レール3が通過し
ているため、扉4の開閉操作および締付けに支障
をきたす。
したがつて、従来の気密扉設備では、第2〜4
図に示すように、甲板1上に隔壁2と平行にリセ
ス1aを設け、このリセス1a内に扉支持枠走行
用第2レール6、開口部4b下部のシールバー7
および扉4用の締付金物8が配設され第1レール
3と干渉し合わないようになつている。
そして、リセス1a上を通過する第1レール3
のレール片3aは取外し可能に形成され、ローラ
6aを介し第2レール6に沿つて走行する扉支持
枠5が扉4の閉方向(第2図の左方向)に移動す
る際に、第1レール3が扉支持枠5の移動の障害
とならないようになつている。また、扉支持枠5
には開口部4bを閉鎖しうる扉4がリンク機構5
aを介してそなえられ、扉4の閉鎖時にはハンド
ル5bにより扉4は、この扉4の周縁に設けられ
るパツキン4aを介し、開口部4b周縁のシール
バー7に押圧される。
さらに、第2,3および5図に示すように、扉
支持枠5の上方には走行ガイド9が隔壁2と平行
に配設され、この走行ガイド9に扉支持枠5の上
端部に取付けられるローラ9aが案内されて、こ
れにより扉支持枠5は走行ガイド9と第2レール
6との間に保持される。
一方、第2および6図に示すように、扉支持枠
5は、滑車12により案内される駆動索10を介
して隔壁2に設けられる駆動ウインチ11に接続
され、開閉操作されるようになつている。
なお、扉4の大きさによつては、ウインチ等を
使用せず人力を用いてもよい。
このような従来の気密扉設備において、開口部
4bを扉4により閉鎖する場合、まず第1レール
3のレール片3aを取外し、駆動ウインチ11ま
たは人力により扉支持枠5を扉4の閉方向に移動
させる。
そして、扉支持枠5が扉4の閉鎖位置に到達し
た後、ハンドル5bおよびリンク機構5aにより
扉4はパツキン4aを介して開口部4b周縁のシ
ールバー7に押圧され、さらに締付金物8により
シールバー7に押圧されて、扉4の閉操作は完了
する。
なお、扉4の開操作は上述と逆の手順により行
なわれる。
しかしながら、このような従来のコンテナ通過
開口部の気密扉設備では次のような問題点があ
る。
(1) 甲板1上にリセス1aを形成する必要があ
り、製作費がかかる一方、構造強度および甲板
ビームの連続性等に問題が生じる。
(2) コンテナ走行用第1レール3のレール片3a
上には20t程度のコンテナ等が走行するので、
このレール片3aは所要強度を確保するために
重くなり、取外しおよび取外し後の処置等が不
便となる。
(3) 甲板1間の高さをできるかぎり低くしてトツ
プへビーを避ける必要があるが、リセス1aを
設けると強度上甲板1間の高さの低下は制限さ
れ、船全体の性能、製作および構造上のコスト
アツプが避けられない。
(4) リセス1aに水、塵等がたまり易く、その処
置に手数がかかる。
本考案は、これらの問題点の解消をはかろうと
するもので、甲板上にリセスを設けなくとも、扉
4の開閉操作および締付けを支障なく行なえるよ
うにした、コンテナ通過開口部の気密扉設備を提
供することを目的とする。
このため本考案のコンテナ通過開口部の気密扉
設備は、甲板上において、隔壁の下部に形成され
た開口部を通過するコンテナ搭載用第1レール
と、上記隔壁と平行に敷設された扉支持枠走行用
第2レールとをそなえるとともに、上記第2レー
ルに沿つて走行しうる扉支持枠に上記開口部を気
密封鎖しうる扉をそなえ、上記の第1レールおよ
び第2レールの交差部に基端を枢着されて上記の
第1レールまたは第2レールに沿う方向に選択的
に切替えられるレール片が設けられて、同レール
片が上記第2レールに沿う方向に切替えられた状
態で上記扉の下縁を上記甲板上に密着させるべ
く、同扉が上記扉支持枠に昇降可能に設けられる
とともに、同扉の下縁に沿い下方へ突出したパツ
キンが設けられていることを特徴としている。
以下、図面により本考案の一実施例としてのコ
ンテナ通過開口部の気密扉設備について説明する
と、第7図はその開状態を示す正面図、第8図は
第7図の−矢視断面図、第9図は第7図の
−矢視断面図、第10図はその開状態における
第1レール、第2レールおよびレール片の配設状
況を示す平面図、第11図は第10図のXI部を拡
大して示す平面図、第12図は第11図のXII−XII
矢視断面図、第13図は第11図の−矢
視断面図であり、第7〜13図中の従来と同じ符
号はほぼ同様の部分を示している。
第7および10図に示すように、甲板1上にお
いて、コンテナ搭載用第1レール3が隔壁2の下
部に形成された開口部4bを通過して敷設され、
扉支持枠走行用第2レール6が隔壁2と平行に敷
設される。
そして、第7〜9図に示すように、第2レール
6に沿つて走行する扉支持枠5には開口部4bを
閉鎖しうる扉4がそなえられ、この扉4は、ハン
ドル5bにより前後移動可能に取付けられるとと
もに、扉上下移動用ジヤツキ13により昇降可能
になつている。
さらに、扉4には油圧シリンダ8aより駆動さ
れる締付金物8が設けられ、扉4の閉鎖時に扉4
を隔壁2に押圧固定する。
なお、油圧シリンダ8aおよび扉上下移動用ジ
ヤツキ13には扉4に取付けられる油タンク15
から油が供給され、扉支持枠5に設けられるハン
ド油圧ポンプ14を作動し切替えることにより、
油圧シリンダ8aあるいは扉上下移動用ジヤツキ
1が作動される。
また、扉支持枠5の上方には走行ガイド9が隔
壁2と平行に配設され、この走行ガイド9に扉支
持枠5の上端部に取付けられるローラ9aが案内
されて、これにより扉支持枠5は走行ガイド9と
第2レール6との間に保持される。
さらに、扉支持枠5は、滑車12により案内さ
れる駆動索10を介して隔壁2に設けられる駆動
ウインチ11に接続され、開方向(第7図の左方
向)あるいは閉方向(第7図の右方向)に移動さ
れるようになつている。
一方、扉4には、その上縁および両側縁に沿つ
て開口部4bの周縁に当接する位置にパツキン4
aが水平方向に突設されるとともに、扉4の下縁
に沿い下方へ突出したパツキン4aが設けられて
おり、扉4の閉鎖時に、その上縁および両側縁は
開口部4bの周縁に密着し、扉4の下縁は甲板1
上に密着して、扉4は開口部4bを気密封鎖す
る。
ところで、第10〜13図に示すように、第1
レール3および第2レール6の交差部には、レー
ル片3aがその基端を軸3bにより回動可能に枢
着されて、このレール片3aは、扉4が開状態の
際には第1レール3に沿う方向に、また、扉4が
閉状態の際には第2レール6に沿う方向に選択的
に切替えて配設される。
なお、レール片3aは、レール3,6およびレ
ール片3aに形成される溝3d内をスライドする
連結ピン3cにより第1レール3または第2レー
ル6に固定される。
本考案のコンテナ通過開口部の気密扉設備は上
述のごとく構成されているので、開口部4bを扉
4により閉鎖する場合は、まず第1レール3に沿
う方向に配設されているレール片3aを、連結ピ
ン3cを外し軸3b周りに回転して、第2レール
6に沿う方向に配設する。
そして、駆動ウインチ11により扉支持枠5を
扉4の閉方向(第7図の右方向)に移動させ、扉
支持枠5が扉4の閉鎖位置に到達した後、ハンド
ル5bにより扉の上縁および両側縁におけるパツ
キン4aを開口部4bの周縁に当接させ、ハンド
ル油圧ポンプ14により扉上下移動用ジヤツキ1
3を作動させて扉4の下縁におけるパツキン4a
を甲板1上に密着させる。
さらに、ハンド油圧ポンプ14を切替えて油圧
シリンダ8aを作動させ、締付金物8により扉4
の上縁および両側縁におけるパツキン4aを開口
部4bの周縁に押圧密着させる。
このとき、扉4の下縁におけるパツキン4a
は、扉4の自重により甲板1上に押圧密着され
る。
なお、本実施例では、扉4の移動のために、油
圧シリンダ8a、駆動ウインチ11、油圧ジヤツ
キ13およびハンド油圧ポンプ14を用いている
が、扉4の大きさによつては、人力を用いてもよ
い。
また、扉4を解放する場合には、上述の閉鎖手
順と逆の手順を行なえばよい。
以上詳述したように、本考案のコンテナ通過開
口部の気密扉設備によれば、レール片が第1レー
ルと第2レールとを兼用できるとともに、扉の下
縁における気密がシールバーを用いることなく扉
の自重により保持されるので、甲板上にリセスを
設けることなく、扉の開閉操作および締付けが非
常に容易に支障なく行なえるのである。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は従来のコンテナ通過開口部の気密
扉設備を示すもので、第1図はその設備をそなえ
た船舶の部分平面図、第2図はその開状態を示す
正面図、第3図はその閉状態を示す側面図、第4
図はその閉状態における第2図の−矢視断面
図、第5図は第2図の−断面図、第6図はそ
の扉の移動手段を模式的に示す正面図であり、第
7〜13図は本考案の一実施例としてのコンテナ
通過開口部の気密扉設備を示すもので、第7図は
その開状態を示す正面図、第8図は第7図の−
矢視断面図、第9図は第7図の−矢視断面
図、第10図はその開状態における第1レール、
第2レールおよびレール片の配設状況を示す平面
図、第11図は第10図のXI部を拡大して示す平
面図、第12図は第11図のXII−XII矢視断面図、
第13図は第11図の−矢視断面図であ
る。 1……甲板、2……隔壁、3……コンテナ搭載
用第1レール、3a……レール片、3b……軸、
3c……連結ピン、3d……溝、4……扉、4a
……パツキン、4b……開口部、5……扉支持
枠、5b……ハンドル、6……扉支持枠走行用第
2レール、6a……ローラ、8……締付金物、8
a……油圧シリンダ、9……走行ガイド、9a…
…ローラ、10……駆動索、11……駆動ウイン
チ、12……滑車、13……扉上下移動用ジヤツ
キ、14……ハンド油圧ポンプ、15……油タン
ク。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 甲板上において、隔壁の下部に形成された開口
    部を通過するコンテナ搭載用第1レールと、上記
    隔壁と平行に敷設された扉支持枠走行用第2レー
    ルとをそなえるとともに、上記第2レールに沿つ
    て走行しうる扉支持枠に上記開口部を気密封鎖し
    うる扉をそなえ、上記の第1レールおよび第2レ
    ールの交差部に基端を枢着されて上記の第1レー
    ルまたは第2レールに沿う方向に選択的に切替え
    られるレール片が設けられて、同レール片が上記
    第2レールに沿う方向に切替えられた状態で上記
    扉の下縁を上記甲板上に密着させるべく、同扉が
    上記扉支持枠に昇降可能に設けられるとともに、
    同扉の下縁に沿い下方へ突出したパツキンが設け
    られていることを特徴とする、コンテナ通過開口
    部の気密扉設備。
JP19559683U 1983-12-20 1983-12-20 コンテナ通過開口部の気密扉設備 Granted JPS60102386U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19559683U JPS60102386U (ja) 1983-12-20 1983-12-20 コンテナ通過開口部の気密扉設備

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JP19559683U JPS60102386U (ja) 1983-12-20 1983-12-20 コンテナ通過開口部の気密扉設備

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Publication Number Publication Date
JPS60102386U JPS60102386U (ja) 1985-07-12
JPH0233594Y2 true JPH0233594Y2 (ja) 1990-09-10

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ID=30419990

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19559683U Granted JPS60102386U (ja) 1983-12-20 1983-12-20 コンテナ通過開口部の気密扉設備

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2863881B2 (ja) * 1992-10-06 1999-03-03 住友重機械工業株式会社 扉構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPS60102386U (ja) 1985-07-12

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