JPH0232481A - ピークデータ抽出装置 - Google Patents

ピークデータ抽出装置

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JPH0232481A
JPH0232481A JP18324188A JP18324188A JPH0232481A JP H0232481 A JPH0232481 A JP H0232481A JP 18324188 A JP18324188 A JP 18324188A JP 18324188 A JP18324188 A JP 18324188A JP H0232481 A JPH0232481 A JP H0232481A
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JP
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coordinates
memory
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Application number
JP18324188A
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English (en)
Inventor
Shigeto Nakayama
仲山 茂人
Yasushi Okada
岡田 泰仕
Akira Nagao
朗 長尾
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はビークデータ抽出装置に関するもので、例えば
Hough (ハフ)変換を用いた画像処理装置に使用
される。
〔従来の技術〕
例えば無人走行ロボットや自動走行車両を制御する場合
には、進行路にあらかじめ表示された識別ラインや、道
路のセンターラインあるいは路肩ラインの画像をカメラ
で取り込み、リアルタイムで画像処理する必要がある。
第18図は画像による道路の認識を説明するためのもの
で、同図(a)はカメラで取り込んだ画像、同図(b)
は同図(a)のうち輝度(もしくはその変化割合など)
の高い画素を黒点で示した図である。
同図(a)に示す通り、カメラ画像1には水平線2の無
限遠方向に延びる道路3が写っており、この道路3の両
側には路肩ライン4が描かれ、中央部にはセンターライ
ン5が描かれている。ここで、道路3の路肩ライン4お
よびセンターライン5は他の部分に比べて輝度が高く、
従って同図(b)ではこれらの部分にドツト4′  5
′が連続して現れることになる。このようなカメラ画像
1において、道路3の進行方向および曲り形状などを認
識するためには、同図(b)においてドツト4′を結ぶ
曲線の近似直線り、L2.L3な■ どを認識すればよい。
従来から、このような近似直線りを求める手法として、
Hough (ハフ)変換と呼ばれる手法が知られてい
る(例えば米国特許第3069654号)。これを第1
9図ないし第21図により説明する。第19図(a)に
示すように、x−y座標系で示される原画像において処
理対象点P(x、y)が存在するとき、この点Pを通る
p 直線1)CIl、II、など)は無限に描くことかでき
る。そして、この直線j!  、!I、・・・に直交し
b 原点0 (0,O)を通る直線についても、直線jJ 
 、n  、・・・ごとに1本づつ描くことができる。
b ここで、原点0 (0,0)を通る直線について、直線
flc1.1bなど)までの長さをρ(ρ、。
ρ5など)とし、X軸となす角をθ(θ 、θ5など)
とすると、この原点を通る直線の上記ρ。
θは、同図(b)のような正弦曲線(サインカーブ)す
なわちHough曲線として表現される。
ここにおいて、原点0 (0,O)と処理対象点P(x
、y)の距離ρ  は、゛この処理対象点p     
 p             IIaxに関する上記
のρ(ρ8.ρ5.・・・)中で最も長く、 21/2 °ρ  −(Xp2+y  ) max         p となり、θ−0のときにはρo ”” X pとなる。
次に、第20図(a′)のように直線り上に並ぶ3点P
1〜P3について、第19図のHou’gh変換を適用
すると、点P1について上記サインカーブ(Hough
曲線)は第20図(b)の点線のようになり、点P2に
ついてのサインカーブは同図(b)の−点鎖線のように
なり、点P3についてのサインカーブは同図(b)の二
点鎖線のようになる。ここで、同図(b)のサインカー
ブのピーク(ρ 、θ )、(ρ 、θ )および(ρ
 、θ3)は、それぞれ同図(a)の原点0(0,0)
と点P、P2.P3の間の距離ρ1〜ρ3と、X軸との
なす角θ1〜θ3とに対応する。
第20図(b)において、3つのHough曲線(サイ
ンカーブ)が交叉する点に着目すると、ここは座標が(
ρ 、θ )となっており、これは同図(a)の直線り
と直交する原点0 (0,O)を通る直線のρ 、θ、
と等しくなっている。従って、このようなサインカーブ
の交叉点を求めれば、原画像のx−y直交座標系におい
て描かれるドツト(黒点)の間の曲線の近似直線(但し
、第20図ではこの曲線と近似直線が一致している)を
求めることができる。
これを第21図により説明すると、まず同図(a)にお
いてx−y座標面(原画像面)にHo u gh変換す
べきドツト(処理対象点)が多数存在し、これらは曲線
上に並んでいるとする。
ここで、同図(a)中において、ドツト間を結ぶ曲線に
は3本の近似直線L  、L 2 、  L、aを描く
ことができる。従って、このドツトの全てについて第1
9図のようなサインカーブへの変換(Hough変換)
を実行すると、第19図(b)のようなサインカーブの
交叉点が3ケ所を中心にして得られることになる。この
交叉点の座標は、第21図(a)に示す(ρ  θ )
、(ρ、2゜tt’  t+ θ )および(ρ  θ )であり、従ってこれt2 
      t3’  t3 をρ1 θ、Hの座標系においてHを交叉点の出現頻度
として表わすと、同図(b)の如くになる。
従って、前述の第18図(b)のような道路3の路肩ラ
イン4に対応する曲線の近似直線L1〜L3は、第21
図(b)におけるH(交叉点の出現頻度)のピークにお
けるρ、θの値によって求めることが可能になる。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、処理対象となる原画像に極めて多数の処理対
象点が存在している場合には、これによって求められる
Hough曲線も極めて多数となり、従ってHo u 
gh曲線の交叉点も極めて多数になる。そして、この交
叉点はρ、θ平面において互いに重なり合うので、交叉
点の出現頻度Hは例えば第22図のように分布すること
になる。第22図において、第1のピークは(イ)であ
り、第2ないし第4のピークは(ハ)、(ニ)、(ロ)
である。しかしながら、第2.第3のピーク(ハ)、(
ニ)は最大のピーク(イ)に近接しており、これは画像
処理上の雑音成分に当たる。これに対し、ピーク(ロ)
はピーク値としては(ハ)、(ニ)より低いが、画像処
理上はピーク(イ)に次いで検出したいものであり、こ
れが検出できないと後述のように画像処理は著しく困難
になる。
そこで、例えば上記のような雑音成分の除去処理をコン
ピュータのソフトウェアにより行なうことが考えられる
が、このようにするとシステムが大規模になるだけでな
く、処理時間も長くなる。
本発明は上記のような問題点に鑑みてなされたもので、
雑音成分を除去したピークデータの抽出を、簡単な構成
によって高速に行なうことのできるピークデータ抽出装
置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係るピークデータ抽出装置は、少なくとも二次
元の座標系の各座標に対応して存在するデータからピー
クデータを抽出するピークデータ抽出装置において、座
標系の所定の座標に隣接する座標に対応するデータを所
定の座標に対応するデータと比較する比較手段と、比較
手段により所定の座標のデータがピークデータであると
判別され゛たときに当該所定の座標の座標値とこの座標
に対応するデータとを出力する出力手段とを備えること
を特徴とする。ここで、上記のような構成に加えて、抽
出されたピークデータをソートするためのソーティング
ハード(ソーティング部)を更に備えることを特徴とす
る。
さらに、本発明に係るピークデータ抽出装置は、二次元
の第1の座標系における複数の処理対象点ごとにHou
gh変換を実行して二次元の第2の座標系におけるHo
ugh曲線を求め、このHo u gh曲線の交点の頻
度に関するデータを当該交点の座標と対応させて出力す
る演算手段と、第2の座標系の所定の座標に隣接する座
標に対応するデータを所定の座標に対応するデータと比
較し、所定の座標のデータがピークデータである。と判
別されたときに当該所定の座標の座標値とこれに対応す
るデータとを出力する抽出手段とを備えることを特徴と
するようにしてもよい。ここで、抽出されたピークデー
タをソートするためのソーティングハード(ソーティン
グ部)を更に備えるようにしてもよい。
〔作用〕
本発明の構成によれば、ピークデータの抽出のみならず
、抽出されたピークデータのソーティングやHo u 
gh変換の演算なども全てハードウェアで実現されるこ
とになり、データはバイブライン方式によって順次に処
理されることになる。
〔実施例〕
以下、添付図面の第1図ないし第17図にもとづいて、
本発明の詳細な説明する。なお、図面の説明において同
一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
第1図は本発明の実施例に係るピークデータ抽出装置の
基本構成と作用を示す概念図である。図示の通り、本実
施例の装置はD D A (DataDif’rren
tial Analysls;デジタルデータ微分解析
)演算部18と、8近傍フイルタ19と、ソーティング
部20を直列に接続して構成される。そして、これらの
要素は後述のようにハードウェアで構成され、同図(b
)のような作用を果たす。すなわち・、DDA演算部1
8は原画像上の処理対象点からHough曲線を求め、
その交叉点の頻度を導出する。同図(b)において、最
大頻度は“9”であり、“8”、 “7”、“6”と低
くなって“0″は交叉点のない座標(ρ、θ)に対応し
ている。8近傍フイルタ19はこれからピークデータ(
同図(b)において丸印を付したもの)を抽出する。こ
れにより、雑音成分を除去した6個のピークデータが得
られ、これがソーティング部20でソートされる。
以下、本発明の実施例の詳細な内容を、画像処理装置を
例にして説明する。
第2図は実施例に係るピークデータ抽出装置を適用した
画像処理装置の全体構成を示すブロック図である。同図
において、カメラ11は処理対象物(例えば道路、高速
移動物体など)を撮像して原画像を取り込むもので、こ
の画像信号は信号入力部12でディジタル化されてエツ
ジ検出部13に送られる。エツジ検出部13は画像信号
のエツジを抽出して濃淡をもったエツジ化データとし、
例えば512X512個の画素信号(エツジ化画素信号
)として多値化メモリ14に送る。多値化メモリ14は
画素ごとにエツジ化データを記憶し、一画面のスキャン
が終了するごとにエツジ化データをD/A変換部15に
送り、これはアナログ信号としてCRTデイスプレィ1
6に与えられる。
従って、このエツジ化データはCRTデイスプレィ16
で表示される。
一方、エツジ検出部13から出力されるエツジ化画素信
号は前処理部17に与えられ、前処理が施されたエツジ
化画素信号は初期値演算部40を介してDD、A演算部
18に与えられる。DDA演算部18はn個のDDA演
算回路186〜18  を有して構成され、これらは互
いに直列接続されている。そして、DDA演算部18の
出力側には近傍フィルタ19とソーティング部20が接
続され、これによって本発明の特徴である近傍フィルタ
リング処理とソーティング処理(後に詳述)がされるよ
うになっている。なお、上記の回路要素はVMEバス2
1を介してCPU22に接′続され、信号処理動作の制
御や処理タイミングの同期がとられている。また、前処
理部17、DDA演算部18および近傍フィルタ19は
VMEバス23を介して互いに接続され、DDA演算結
果の転送や濃淡値データの転送の同期制御がなされてい
る。
次に、第2図に示す画像処理装置の要部の詳細な構成を
説明する。
第3図はその構成図で、第2図中の前処理部17、初期
値演算部40、DDA演算部18および近傍フィルタ(
ピークデータ抽出手段)19に対応している。図示の通
り、前処理部17はF I F O(First−In
 First−Oj+t)ボード17′により実現され
る。PIFO17’は処理対象点のX−Y平面での座標
値(X、Y)をアドレスp 信号として入力すると共に、エツジ化された濃淡値デー
タDIをデータ信号として入力する。そして、このFI
FO17’はX−Y座標がらx−y座標への座標変換と
、1または複数のウィンドウ設定と、所定レベルでの閾
値処理とを行ない、結果をFIFO方式に従って順次に
出力する。
第2図に示す初期値演算部は、2個のフリップフロップ
(F/F)41.42と初期値演算回路43を有し、F
/F41は処理対象点Pのx−y座標における座標値(
x、y)を−時的に格p 納し、F/F42は処理対象点Pの濃淡値データDIを
一時的に格納する。そして、初期値演算回路43は座標
値(x、y)にもとづいて、p α−β直交座標系における初期値の座標(α。。
β。)を演算し、回転運動漸化式の演算を可能にする。
第2図に示す各段のDDA演算回路18o〜18  は
、第3図に示す通りそれぞれ3個のフn−1 リップフロップ(F/F)31,32.33を有し、F
/F31はアドレス信号α0〜α。−1゜β 〜β  
をそれぞれ−時的に格納し、Flo     n−1 F32は濃淡値データDIをそれぞれ一時的に格納し、
F/F 33はRAM34 (RAMo〜RAM   
)のそれぞれから読み出されたヒストグラムデータDM
o−DM(。−1)を−時的に格納する。
D−DA37(DDA  −DDA   )はそれぞれ
On−1 後述の回転運動漸化式を一回転角ごとに演算するもので
、それぞれアドレス信号α 、β、を入力してアドレス
信号α  、β  を出力する。加i+1     1
+1 算器であるADD35(ADD  −ADD   )O
n−1 はFIF017′からの濃淡値データDIと、RAM3
4からのヒストグラムデータDMo〜DM(。−1)の
それぞれの加算を行なうもので、その出力はバッファ3
6で一時的に保存された後に、RAM  〜RAM  
 のそれぞれに送られる。りn−1 イミングコントローラ25はこれら回路要素における信
号処理のタイミング制御を行なうもので、タイミングパ
ルスφ 、φ −φ を出力する。
S      a      e そして、図示しないコマンド/ステータスψインタフェ
ース(1/F)に接続されている。
次に、第2図および第3図に示す画像処理装置の全体的
動作の概要を、第4図により説明する。
第4図はこれを説明するフローチャートである。
まず、カメラ11で取り込んだ原画像上の処理対象点ご
との画素信号を信号入力部12を介して入力しくステッ
プ102)、エツジ検出部13でエツジ検出を行なって
(ステップ104)エツジ化データを前処理部17へ入
力する(ステップ106)。以上のステップ102〜1
06の処理は、画素信号が入力されるごとに繰り返され
、結果(エツジ化データ)は順次に信号の前処理部17
にディジタルデータとして送られる。
前処理部17では所定の前処理(ステップ108)を実
行し、処理の終ったデータを初期値演算部40へ送って
いく (ステップ110)。この前処理についても、エ
ツジ化データが与えられるごとに順次に繰り返されるこ
とになる。
次に、Hough曲線(サインカーブフを求めるための
回転運動漸化式の演算が、DDA演算として実行される
(ステップ112)訳であるが、この演算に先立って、
初期値の演算がステップ111において実行される。そ
して、このDDA演算部18における演算は処理すべき
一画面(原画像面)の画素信号のうち、前処理部17で
ウィンドウ外あるいは閾値以下のものとして除かれた画
°素以外の全ての処理が終了するまで継続され(ステッ
プ114)、終了したらHough曲線の交点に関して
後述のフィルタリング処理(ステップ116)とソーテ
ィング処理(118)が近傍フィルタ19およびソーテ
ィング部20で実行され、最終的な結果として原画像上
の処理対象点をつなぐ曲線の近似直線が求められること
になる。
次に、本実施例におけるHough変換の適用について
、第5図および第6図を参照して具体的に説明する。
第5図(a)に示す点P(x、y)についp てHough曲線(サインカーブ)を求めると、これが
同図(C)のようになることは、既に第19図で説明し
た通りである。ところで、このようなサインカーブの軌
跡が同図(b)のような円運動の軌跡に置き換えられる
ことが、三角関数の定理より導かれる。言い換えれば、
同図(a)の点P(x、y)についてのHough変換
をp 実行して同図(c)のHo u gh曲線を求めること
は、同図(b)のような円運動の円周の軌跡を求めるこ
とと等価である。ここで、同図(b)の円は半径Rが R−p   = (X   +y  2) 1/2−(
2)max         p        pで
あり、円運動を同図(a)の点P(x、y)p でのθ−0°に対応する同図(b)の点Q(α0゜β 
)から開始するとすると、その初期値θ、はθd−π/
2−θ□エ イ旦し、tanθ  −x/y    ・・・(3)m
ax      p      p である。
本発明者はこのような事実に着目し、第5図(b)の円
を描くに際して円運動の漸化式を適用し、第5図(a)
の点P(x、y)の同図p (C)へのHough変換を簡単に行ないうる手法を見
出した。ここで、上記の円運動の漸化式によれば、α−
β直交座標系で座標(α 、β )t として表わされる一点から一回転角εだけ進んだ点の座
標(α、 、β1+1)は、iを正の整数と++1 するときに α、   −f   (α  、 β  、 ε)国 
 α  11 β、   −f   (α、、 β  、 ε)   
 ・・・ (4)国  β  11 と°して求められる。
この(4)式の具体的内容としては、従来からいくつか
のDDAが知れており、例えば回転角εをE=2  (
rad)(但し、m−0,1+ 2゜・・・)としたと
きに “国−a、  2−nlβi β  −2α  +β       ・・・(5)ti
t     tit   t とするものがある。また、より精度が高く計算が容易な
ものとして本発明者が見出したものとして、α、  −
α  (1−2)−2βl l+1l −2IIl−1 β  −2α、+β、(1−2) 1+1    1t ・・・(7) あるいは 2m−1 α、   −α   (1−2) 1+l      1 −II−3a+ +β   (−2+ ε    /6)−m     
−3@ β    −α   (2+ε    /6)国  1 一2a+−1 +β(1−2) などを用いてもよい。
そこで、上記(7)式の漸化式を適用するとして、第3
図の回路の具体的な動作説明に先立ち、この演算方法を
具体的に説明する。
第6図はそのフローチャートである。まず、FIFO1
7’により前処理がされたデータを入力しくステップ1
32)、回転運動漸化式の演算のための初期値(α 、
β )を求める。第5図において処理対象点P(x、y
)での任意のp 角度θ′ (−θo )  (r a d )から円運
動をスタートするとすると、 αo−−xpsinθ’+ypcosθ′βo−xpc
osθ’+ypsinθ′・・・(9)となる。この(
α 、β )は初期値演算部40で計算され、DDA演
算部18にアドレス信号として与えられる。初期値演算
部40では、上記のsinθ’ 、 cosθ′の値を
あらかじめROM (図示せず)に記憶しておき、これ
らのデータを参照しながら加算器、乗算器(共に図示せ
ず)を用いて(9)式の演算を行なえばよい。ここにお
いて、(9)式の演算は回転運動漸化式の演算に比べて
計算回数が多く、複雑でもあるが、1個の処理対象点(
x、y)に関して1回の演算を行なうp たけであるので、全体の演算時間はあまり増加させるこ
とかなく、ハードウェアもあまり大きくならない。なお
、処理対象点P(x、y)におp いてθ−0° 90’  180’  270°から円
運動をスタートさせるときは、この初期値演算は極めて
簡単になる。
次に、上記の(9)式によるβ。の値をRA M Oに
アドレスとして記憶した後に、(7)式によりα 、β
1を求める。これは、(9)式■ で求めたα 、β を(7)式に代入すればD D A
 oの出力から求めることができ(ステップ136)、
DDA  、DDA  、DDA  、・・・における
計算の終了ごとに結果(β 、β 、β3゜・・・)を
順次にRAM  、RAM  、RAM3・・・にアド
レスとして記憶しておく (ステップ138)。
一方、このステップ136とステップ138の間で濃淡
値データの累積を行なっていく。すなわち、アドレスβ
lとしてRAM34 (RAM、)から読み出されたヒ
ストグラムデータDM1とPIF017′からの濃淡値
データD、を加算し、これをRAM、に再び記憶してい
く (ステップ137)。
そして、円を1/2周するまでこの計算を一回転角εご
とに繰り返しくステップ140) 、1/2周したら原
画像上の1つの処理対象点についてのRough曲線が
、上記によって記憶したβ0゜β 、β 、β3.・・
・の値とθ 、θ 、β2゜・・・の値(回転角ε)よ
り求められるだけでなく、濃淡値データによる重み付け
の結果(ヒストグラムデータD   D、・・・DM(
n−1))も求められる。
MOo   Ml 以下、第6図に示す処理を原画像上の全ての処理対象点
について実行すると、濃淡値データで重み付けがされた
複数のHo u gh曲線がρ−θ座標系で求められる
ことになり、これらは第20図(b)のような交叉点を
有することになる。
次に、第6図のフローチャートに示す動作を、第3図を
参照してより具体的に説明する。
まず、第6図のステップ132におけるデータの入力は
、第3図のFIFO17’からタイミングコントローラ
25にレディ信号が入力され、次いてリードストローブ
信号がタイミングコントローラ25からFIFO17’
 に入力された後に、処理対象点Pの座標(x、y)が
F/F41p に格納され、その点Pでの濃淡値データDIがF/F4
2に格納されることでなされる。そして、タイミングコ
ントローラ25からのタイミングパルスφ に同期して
(x、y)がF/F41S             
   p     pから送出され、初期値演算部40
で処理対象点Pの座標値(x、y)から漸化式演算の初
期値p (α 、β0)が求められる。
ステップ136の漸化式の演算は、初期値演算回路43
からの出力をアドレス信号α 、β。としてFIFO1
7’からF、/’F31に入力し、かつ処理対象点Pの
濃淡値データDIをF/F42からF/F B 2に入
力することで行なわれる。ここで、このF/F31.3
2へのアドレスおよびデータ入力は、タイミングコント
ローラ25からのタイミングパルスに同期してなされる
。そして、タイミングパルスφ の立ち上り又は立ち下
りに同期して、F/F 31のアドレス信号α 、βは
最初のDDAo (37)に入力される。
このDDAoでは、第6図のステップ136の処理がな
される。すなわち、前述の(7)式に従った漸化式の演
算が実行され、演算結果(アドレス信号α 、β )は
次のDDAl (図示せず)に送られる。ここにおいて
、上記漸化式(7)において、基本的には三角関数の計
算や乗算などは含まれておらず、またメモリテーブル(
ROM)の参照なども不要であるので、演算を容易かつ
迅速に行なうことができる−そして、これらは円運動を
行なわせるにあたって、十分な精度を有する(誤差が少
ない)ものである。
なお、このDDA  はDDA  −DDA   と0
    1     n−1 同様に構成され、具体的には第7図のように4個の加算
器51〜54と3個のインバータ61〜63を含んで構
成される。ここで、図中の記号8□、  2□1はそれ
ぞれmビットシフト、2m+1ビツトシフト、を示して
いる。そして、第7図の回路への入力α 、β1に対し
ては、出力α、+1.β1+1はそれぞれ前述の(7)
式のとおり” 一2IIl−1 α、  −α、(1−2)−2β1 ++L   l −2m−1) β、  −2α1+β、  (1−2 ++1 となっている。
F/F 31に格納されたアドレス信号β。はRAMo
 (34)にも与えられ、これによってRA M oに
格納されているヒストグラムデータDMoが読み出され
る。すなわち、RAMoにはβ。をアドレスとして、回
転角θ。(θ′−〇)に対応する他の処理対象点に関す
るヒストグラムデータDMoがあらかじめ(先行するA
DDoの演算により)記憶されており、従ってアドレス
信号β0がF/F 31からRA M oに与えられる
ことで、タイミングパルスφbに同期してRAMoから
F/F 33にヒストグラムデータDMoが送られるこ
とになる。
次に、タイミングコントローラ25からのタイミングパ
ルスφ に同期してF/F 33からADDo (35
)へヒストグラムデータDMoが送られるが、このAD
DoにはF/F32から演算対象となっている処理対象
点(x、y)の濃p 浅部データD、が与えられている。従って、ADDoで
はそれまでにRAMoに蓄積されていた回転角θ。およ
びアドレスβ。に対応するヒストグラムデータDMoと
、処理されている最中の処理対象点(x、y)の回転角
θ。およびアトp レスβ。に対応する濃淡値データDIが加算される(第
6図のステップ137)。そして、この加算結果(D 
  −DMo+D、)はバッファ36にO −時的に保持された後、タイミングパルスφdに同期し
てRA M oに送られ、第6図のステップ138に従
った記憶がθ。に対応するRAMoのアドレスβ。に対
してなされることになる。
上記の1サイクルの処理を、DDA演算回路181 (
i−1,2,・・・n−1)について説明すると第8図
のようになる。
まず、処理対象点の座標値(x、y)からp 求めたアドレス信号(初期値)α 、β。をα。。
β −α 、β →α 、β →・・・α 、βlと順
次に演算した結果としてのアドレス信号α1゜β゛、と
、この処理対象点(x、y)の濃淡値1       
               1)りデータD、が、
それぞれF/F 31および32がら入力されて保持さ
れ(ステップ202) 、F/F31からアドレス信号
α1.β1がDDAlに送られた後に、ステップ204
でアドレス信号α、、β、にもとづく漸化式の演算がD
DA、において実行される。そして、結果としてのアド
レス信号α、 、β  は、1サイクルの処理の終++
L      i+1 了に同期して、次のDDA演算回路18  中の1+1 DDA、+1の前に設けられたF/F 31に送られる
一方、上記のアドレス信号β、によるヒストゲラムデー
タDMiの読み出しがステップ206で実行される。こ
のステップ206は、第3図においてアドレス信号βl
をF/F31からRAM、に与え、アドレスβ1のヒス
トグラムデータDM1をF/F 33に格納することで
なされる。そして、ステップ208でヒストグラムデー
タDM1の濃淡値データD1の加算がされる。このステ
ップ208は、第3図のADD、で実行される。その後
、ステップ208で加算されたヒストグラムデータD−
DM1+D、75<、ステップ2101:おi いてRA M tのアドレスβ0に書き込みされる。
このヒストグラムデータの蓄積をより詳しく説明するた
めに、第9図を参照する。
第9図は第3図のRAM34によるヒストグラムメモリ
の概念を示しており、図示の通り、n個(7)RAM 
 −RAM   の領域を有し、これらはOn−1 漸化式演算の回転角θ (−θ′)〜θ  にそn−1 れぞれ対応している。そして、各RAM領域は+511
〜0〜−512のアドレスβ(−ρ)を有し、各アドレ
スには16ビツトのヒストグラムデータ(濃淡値)を格
納できるようになっている。
従って、DDA、で前述の(7)式により回転角θ  
に対応するα、 、β  がアドレス信号1+1   
    1+1  1+1αi、β1より計算されたと
きには、アドレス信号β、がRAM1に与えられてアド
レスβ1のヒストグラムデータD  が読み出される。
そして、M(i) 処理対象点の濃淡値データDIとの加算がなされて再び
ヒストグラムデータ(DMl+D、)がR’A M 、
のアドレスβiに書き込まれる。
以上の通り、式(7)に示す漸化式の演算は、アドレス
信号α、、β、を次々と受は渡すことで】      
 1 パイプライン方式によりなされる。そして、このαl、
β、カラα  、βi+1への演算中にヒスl    
   i+1 トゲラムデータDMiの濃淡値データDIによる蓄積(
累積)がなされるので、1サイクル全体の処理に要する
時間を短くできる。
この1サイクルの処理は、DDA演算部18を構成する
DDA演算回路18〜18  で同時On−1 並行的になされる。すなわち、第10図(a)のように
FIFO17’から “■、空、■、空、空、■:■、空” のデータが入力されたときは、1サイクル目では同図(
b)のようになり、2サイクル目では同図(C)のよう
になり、3サイクル目では同図(d)のようになり、以
下同様の処理がなされて、8サイクル目には同図(e)
のようになる。ここで、同図(a)中の(α 、β )
〜(α 、β )Of   01    04  04 は処理対象点P1〜P4の座標値(xpi” pt)〜
(x 、4.  y 、4)にそれぞれ対応するアドレ
ス信号であり、D1□〜D14はその処理対象点P1〜
P4のそれぞれにおける濃淡値データである。また、同
図(b)〜(e)におけるθ 〜θ  はn−1 初期値(α 、β。)を求めた位置(角度)θ′からの
回転角であり、それぞれ第3図のRAM。
〜RAM   に対応する。
次に、Ho u gh変換を終了した後の近傍フィルタ
リングについて説明する。なお、この近傍フィルタリン
グ処理が本発明に係るビークデータ抽出の最大の特徴と
なっている。
いま、Hough曲線の交点をρ−θ平面で表現したと
きに、第11図(a)のようになったとする。なお、同
図(a)はρ−θ平面の一単位ごとで現われる交叉点に
ついて、原画像における画素(処理対象点)の濃淡値デ
ータ(輝度の変化割合)による重みづけを行なったヒス
トグラムHを、説明をわかりやすくするために等高線で
表現したものであり、本発明によるヒストグラムとは必
ずしも一致するものではない。
ここで、同図(a)の点p1においてヒストグラムが高
く、その他に点p2.p3においてもヒストグラムが高
くなっているものとする。点p1の近傍に着目すると、
そこには点p4.p5などにもヒストグラムの高い部分
が生じていることがわかる。ところが画像処理において
特に重要なのは、互いに離れた点p1〜p3を見出すこ
とであって、例えば点p1は道路の路肩ラインに、点p
2はセンターラインに、そして点p3は前方のカーブし
た道路の路肩ラインに対応している。°これに対して、
最大ヒストグラム点p1の近傍の点p4.p5などは路
肩ラインの部分的な曲りなどに対応していることが多く
、画像処理上は主として雑音成分にあたる。
そこで、このような雑音成分の影響は例えば8近傍フイ
ルタリングにより少なくされる。すなわち、第11図(
b)のような8近傍フイルタを用意し、F −F9のエ
リアについてHough曲線の交叉点のヒストグラム同
士を比較する。そして、中心のエリアF5に対して、 F   >F   −F   、F   −F14B9 が成り立つときに、このエリアF5のデータを検出すべ
きデータとする。具体的には、例えばF1〜F9につい
て1個づつのρ−θ面での単位(要素エリア)画素を割
り当てたときに、交叉点のヒストグラム数が F   簡  6    F 2− 8    F 3
 鳩  4F   鯛  2     F  5−14
  、 F 6−1I 10 、F7−7   F8−
9   F9−8となったときは、F  >F  −F
  SF  −Fが成立するので、F5の交叉点を検出
すべきデータとする。これに対し、 F  −8、F2−4  、F3−3 ■ F −14、F5−10、F6−7 F7− 9  、F8− 8  、F9− 2となった
ときは、F5くF4であるので、F5のエリアは検出す
べきデータとしない。
上記のようなフィルタリング処理は、第12図のような
近傍フィルタ(ピークデータ抽出手段)で行なう。すな
わち、第9図(b)の如く構成され゛るヒストグラムメ
モリ(RAM34)に信号読出回路71を付設し、これ
から読出したデータをラインバッファ72.73を介し
て9個の格納領域(F t〜F9)を有するシフトレジ
スタ74に入力する。そして、シフトレジスタのF1〜
F4゜F6〜F9のヒストグラムデータDMをコンパレ
ータc−c、c−c  のそれぞれに入力すると共に、
F5のヒストグラムデータDMを全てのコンパレータに
入力する。すると、ヒストグラムメモリ34の各エリア
のヒストグラムデータが図のようにDH1〜DM9とな
っているときには、データD の値が他のデータD−D
、D  〜M5          MI   M4 
  MBDM9と比較される。そして、DM5が最大の
ときにアンドゲート75からピーク信号が“H″として
出力され、このときのデータDM5がピークデータとな
る。
以上のフィルタリング処理を行なうことにより、第11
図(a)において点p4.p5の存在に影響されること
なく、第2および第3のヒストグラムの高い点p2.p
3を検出することができる。
すなわち、もし上記のフィルタリングを行なわなかった
とすると、第1の高ヒストグラム点p1に次ぐ高ヒスト
グラム点は点p4.p5となり、第2および第3の高ヒ
ストグラム点として求めたい点p2.p3は、第4およ
び第5の高ヒストグラム点となってしまい、後の信号処
理が著しく困難になってしまう。
次に、第4図でステップ118として示すソーティング
処理につき、第13図により詳細に説明する。
第13図はそのフローチャートである。まず、ソーティ
ング処理のために、それぞれ複数(但し、説明を簡単に
するために4とする)の入力メモリ(転送メモリ)M+
□〜M14と比較メモリ(結果メそり)MM□〜MM4
を用意し、これを初期化する(ステップ152)。次に
、入力メモリM11にデータを人力しくステップ154
)、この入力データがステップ156で有りとされたと
きはステップ158〜184を実行し、無しとされたと
きはステップ190〜199を実行していく。ここで、
ス°テップ190,196,199の処理はそれぞれス
テップ158.160の処理と同一であり、ステップ1
92,198の処理はそれぞれステップ162〜168
の処理と同一であり、ステップ194の処理はステップ
170〜176の処理と同一である。
ステップ158,162,170,178ではそれぞれ
対応する入力メモリM、と比較メモリMMの内容の大小
を比較し、M1≦MMのときには人力メモリMIの内容
を次に転送する(ステップ164,172.180)。
これに対し、M。
〉M のときには比較メモリMMの内容を次の入カメモ
リM1に転送する(ステップ166゜174.182)
共に、入力メモリM1の内容を対応する比較メモリMM
に入れる(ステップ168.176.184)。すると
、最終的には比較メモリMM1〜MM。には、大きい順
にn個の入力データが保持されることになる。
これを具体的に示すと、第14図および第15図のよう
になる。まず第14図(a)のように、入力メモリとし
て4個のメモリMII〜M!4および比較メモリとして
4個のメモリMMl〜MM4を用意し、これらをペアに
して4段の回路とする。各段の回路は第14図(b)の
ように、ペアの人力メモリM および比較メモリMMと
、スイッチング回路81.82と、これを制御するコン
パレータ83で構成される。入力メモリM、に入力され
たヒストグラムデータが比較メモリMMに格納されたデ
ータより大きいときは、コンパレータ83の出力により
スイッチング回路81が図中の実線のようになり、入力
されたデータは比較メモリMMに格納される。同時に、
スイッチング回路82も実線のようになっているので、
比較メモリMMに格納されていたデータは次段に送られ
る。これに対し、入力データ(入力メモリM、)が比較
メモリMMに格納されたデータより小さいときは、コン
パレータ83の制御によりスイッチング回路81.82
は図中の点線のよ、うになり、入力データはそのまま次
段に送られ、比較メモリMMの内容は変化しない。
゛このようなソーティング部において、入力されるデー
タが第15図(a)のように “5,7,2,8,4,9,3,1.6.8”の10個
であるとする。すると、同図(b)のような初期化を行
なった後の操作により、比較メモリMMl〜MM4に格
納されるデータは同図(C)に矢印で示すように変化し
、最終的には 比較メモリM、■−9 ″  MM2−8 =   MM3−8 ”   M M 4−7 の内容が格納されることになる。以上のような一連の処
理を実行することにより、本発明に係る画像処理装置に
よる信号処理の全ステップが終了する。そして、原画像
の処理対象点を結ぶ曲線の近似直線が、上記のρ、θの
値で求まることになる。
ここにおいて、第12図に示すピークデータ抽出手段と
しての近傍フィルタの前段には、ハードウェアで構成さ
れたDDA演算部が設けられ、抽出されたビークデータ
のソーティグについても第14図のようにハードウェア
で構成されたソーティング部が用いられる。従って、一
連の処理はハード的にパイプライン方式でなされるので
、高速化図ることが可能になる。
本発明は上記の実施例に限定されるものではなく、各種
の変形が可能である。
Hough曲線の交叉点のヒストグラムを求めるに際し
ては、輝度の変化割合(微分されたエツジ化データの値
)に関する濃淡値データの代りに2値化データを重畳す
ることで、交叉点の集中のみをヒストグラムとして把え
ることもできる。
回転運動漸化式の演算は、必ずしも近似円の全周(−周
)について行なうことは必須ではなく、1/2周、1/
4周あるいは1/8周などとしてもよい。例えば1/4
周の演算を0≦θくπ/2およびπ≦θく3π/2につ
いて実行するだけのDDAを直列に配置して計算を実行
すれば、他の円周(π/2≦θくπ、3π/2≦θく2
π)上の値はこれらから直ちに求めることができる。ま
た、回転角は常に同一とすることは必ずしも必要で°は
なく、一部において異ならせることも不可能ではない。
また、直線の性質から1/2周(0@〜180’)をH
ough変換の対象としてもよい。
回転運動漸化式を演算するDDAの具体的構成は、第1
6図のようになっていてもよい。すなわち、6個の加算
器51〜56と3個のインバータ61〜63と2個の1
/6除算器65.66で構成する。なお、図中の符号S
、52IIl+1” −3mはそれぞれmビット、2 
m + 1ビツト、−3mビットシフトを示している。
このDDAによれば、前述の(8)式を実行することが
できる。また、第17図のように、2個の加算器51.
52と1個のインバータ61で構成してもよい。このよ
うにすれば、前述の(5)式の演算を実行することがで
きる。
〔発明の効果〕
以上、詳細に説明した通り本発明によれば、ビークデー
タの抽出のみならず、抽出されたビークデータのソーテ
ィングやHough変換の演算なども全てハードウェア
で実現されることになり、データはパイプライン方式に
よって順次に処理されることになる。このため、本発明
によれば、雑音成分を除去したビークデータの抽出を、
簡単な構成によって高速に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例に係るデータ抽出装置を示
す図、第2図は、実施例に係るデータ抽出装置を適用し
た画像処理装置の全体構成を示すブロック図、第3図は
、第2図の要部の構成を示すブロック図、第4図は、そ
の作用を全体的に示すフローチャート、第5図は、本発
明の実施例におけるHough変換を説明する図、第6
図は、実施例における回転運動の漸化式の演算を示すフ
ローチャート、第7図は、回転運動漸化式を演算するD
DA、の具体的な構成を示す回路図、第8図は、1サイ
クルの処理を説明する図、第9図は、ストグラムメモリ
の概念図、第10図は、実施例におけるパイプライン処
理を説明する図、第11図・は、8近傍フイルタリング
処理を説明する図、第12図は、近傍フィルタの具体的
構成を示す図、第13図は、ソーティング処理を説明す
るフローチャート、第14図は、ソーティング部の具体
的構成を説明する図、第15図は、ソーティング処理を
具体的に説明する図、第16図および第17図は、回転
運動漸化式を演算するD D A iの具体的構成の他
の例を示す図、第18図は、道路の認識を説明する図、
第19図ないし第22図は、従来のHough変換を説
明する図である。 1・・・カメラ画像、2・・・水平線、3・・・道路、
4・・・路肩ライン、5・・・センターライン、11・
・・カメラ、12・・・信号入力部、13・・・エツジ
検出部、14・・・多値化メモリ、15・・・D/A変
換部、16・・・CRTデイスプレィ、17・・・前処
理部、17′・・・FIFo、18・・・DDA演算部
とヒストグラムメモリ、18〜18  ・・・DDA演
算回n−1 路とヒストグラムメモリ、19・・・近傍フィルタ、2
0・・・ソーティング部、21.23・・・VMEバス
、22、・・CPU、31,32.33・・・フリップ
フロップ(F/F) 、34−・・RAMo−RAMo
−1(ヒストグラムメモリ)、35・・・ADDo〜A
DD   (加算器)、36・・・バッファ、37・・
・DDA  −DDA   (DDA演算回路)。 On−1 特許出願人  本田技研工業株式会社 代理人弁理士   長谷用  芳  樹DDA、の具体
的な構成 第7図 1サイクルの処理 第8図 甥。  RAM、       RAM、−。 ヒストグラムメモリの概念 第9図 8近傍フイルタリング 第11図 ソーティングの説明 第 15 図(2) Hough変換の説明(1〕 第19図 Hough変換の説明 第20図 (■) 第 図 交叉点の出現頻度 第22図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、少なくとも二次元の座標系の各座標に対応して存在
    するデータからピークデータを抽出するピークデータ抽
    出装置において、 前記座標系の所定の座標に隣接する座標に対応するデー
    タを前記所定の座標に対応するデータと比較する比較手
    段と、 前記比較手段により前記所定の座標のデータがピークデ
    ータであると判別されたときに当該所定の座標の座標値
    とこの座標に対応するデータとを出力する出力手段と を備えることを特徴とするピークデータ抽出装置。 2、第1番目から第n番目(nは3以上の整数)までの
    座標値を含む第1の座標と、第1番目から第m番目(m
    は3以上の整数)までの座標値を含む第2の座標とを有
    する少なくとも二次元の座標系の各座標に対応するデー
    タからピークデータを抽出するピークデータ抽出装置に
    おいて、前記第1の座標における第i−1、i、i+1
    番目(但し、iは0≦i≦n−1)の座標であって前記
    第2の座標における第j−1、j、j+1番目(但し、
    jは0≦j≦m−1)の座標である9個の座標に対応す
    るデータを一時的に保存するバッファ手段と、 前記第1の座標における第i番目の座標であって前記第
    2の座標における第j番目の座標に対応するデータを、
    他の8個の座標に対応するデータとそれぞれ比較する比
    較手段と、 前記第1の座標における第i番目の座標であって前記第
    2の座標における第j番目の座標に対応するデータが最
    大値であるときにこれをピークデータとして出力する出
    力手段と を備えることを特徴とするピークデータ抽出装置。 3、前記出力手段は、前記ピークデータと共に当該ピー
    クデータに対応する前記第1および第2の座標の座標値
    を出力することを特徴とする請求項2記載のピークデー
    タ抽出装置。 4、前記ピークデータおよびこれに対応する座標値を記
    憶する一対の入力メモリおよび比較メモリとをそれぞれ
    含む複数段のソート回路を有し、所定段の前記ソート回
    路の入力メモリのピークデータが自段の前記比較メモリ
    のピークデータより大であるときは当該入力メモリの内
    容を自段の前記比較メモリに転送すると共に前記所定段
    の比較メモリの内容を次段の前記ソート回路の入力メモ
    リに転送し、前記所定段のソート回路の入力メモリのピ
    ークデータが自段の前記比較メモリのピークデータより
    小であるときは当該所定段の入力メモリの内容を次段の
    前記ソート回路の入力メモリに転送するソーティング部
    を更に備えることを特徴とする請求項2記載のピークデ
    ータ抽出装置。 5、前記ソート回路は、前記入力メモリと比較メモリの
    双方に格納されたピークデータを比較するコンパレータ
    と、このコンパレータの出力にもとづいて前記ピークデ
    ータおよび座標値の転送を切り替える切替手段とをそれ
    ぞれ含むことを特徴とする請求項4記載のピークデータ
    抽出装置。 6、二次元の第1の座標系における複数の処理対象点ご
    とにHough変換を実行して二次元の第2の座標系に
    おけるHough曲線を求め、このHough曲線の交
    点の頻度に関するデータを当該交点の座標と対応させて
    出力する演算手段と、 前記第2の座標系の所定の座標に隣接する座標に対応す
    るデータを前記所定の座標に対応するデータと比較し、
    前記所定の座標のデータがピークデータであると判別さ
    れたときに当該所定の座標の座標値とこれに対応するデ
    ータとを出力する抽出手段と を備えることを特徴とするピークデータ抽出装置。 7、前記抽出手段は、第1番目から第n番目(nは3以
    上の整数)までの座標値を含む第1の座標と、第1番目
    から第m番目(mは3以上の整数)までの座標値を含む
    第2の座標とを有する二次元の第2の座標系の各座標に
    対応するデータからピークデータを抽出する手段であっ
    て、 前記第1の座標における第i−1、i、i+1番目(但
    し、iは0≦i≦n−1)の座標であって前記第2の座
    標における第j−1、j、j+1番目(但し、jは0≦
    j≦n−1)の座標である9個に対応する座標のデータ
    を一時的に保存するバッファ手段と、前記第1の座標に
    おける第i番目の座標であって前記第2の座標における
    第j番目の座標に対応するデータを、他の8個の座標に
    対応するデータとそれぞれ比較する比較手段と、前記第
    1の座標における第i番目の座標であって前記第2の座
    標における第j番目の座標に対応するデータが最大値で
    あるときにこれをピークデータとして出力する出力手段
    とを有することを特徴とする請求項6記載のピークデー
    タ抽出装置。 8、前記ピークデータおよびこれに対応する座標値を記
    憶する一対の入力メモリおよび比較メモリとをそれぞれ
    含む複数段のソート回路を有し、所定段の前記ソート回
    路の入力メモリのピークデータが自段の前記比較メモリ
    のピークデータより大であるときは当該入力メモリの内
    容を自段の前記比較メモリに転送すると共に前記所定段
    の比較メモリの内容を次段の前記ソート回路の入力メモ
    リに転送し、前記所定段のソート回路の入力メモリのピ
    ークデータが自段の前記比較メモリのピークデータより
    小であるときは当該所定段の入力メモリの内容を次段の
    前記ソート回路の入力メモリに転送するソーティング部
    を更に備えることを特徴とする請求項6記載のピークデ
    ータ抽出装置。 9、前記ソート回路は前記入力メモリと比較メモリの双
    方に格納されたピークデータを比較するコンパレータと
    、このコンパレータの出力にもとづいて前記ピークデー
    タおよび座標値の転送を切り替える切替手段とをそれぞ
    れ含むことを特徴とする請求項8記載のピークデータ抽
    出装置。
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