JPH0232052Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 （産業上の利用分野） この考案は、店先における牡蠣の生きたままの
展示装置に関する。

（従来の技術） 従来、牡蠣を食べさせる店舗においては、その
店先に牡蠣の殻を展示したり、蝋細工の物を展示
しているが、他の食品と同様であり、ありきたり
で顧客に注意喚起させるには不十分なものであつ
た。

（考案が解決しようとする問題点） そこでこの考案は、上記の欠点を除去し、生き
た牡蠣をそのまま展示し、牡蠣の生育状態や成長
過程が順次観察でき、単に店の宣伝のための展示
装置だけでなく、生きた教材としてもためになる
店先における牡蠣の生きたままの展示装置を提供
するものである。

〔考案の構成〕 （問題点を解決するための手段） 以下、この考案の一実施例を図面に従つて説明
すると、店先に、比較的幅の薄い水槽１を設け、
該水槽内に牡蠣Ｘの種付けより順次成長過程を一
定間隔おきに不腐性の紐２で吊るして展示し、水
槽１内の底部には気泡管３を設け、水槽１の後部
および上部には照明装置４並びに水温の調整装置
５を設け、水槽１の表面あるいはその付近に生育
状態の説明書き６を設けたものより構成する。

尚、水槽１内には、他の生きた魚介類を入れて
おけばより牡蠣の新鮮さを証明できるものであ
る。

また、水温の調整装置５とは水槽内の雰囲気温
度を夏期には18℃、冬期には10℃くらいに保つも
のである。

更に、生育状態の説明書き６には、例えば、
「種付」（Collected spat scalap shells）、「１年
物」（One year−old oysters）、「２年物」（Tow
year−old oysters）等表示する。

〔考案の効果〕

この考案によると、通常一般人にはわかり難い
牡蠣の成長状態が一目瞭然としてわかり、気泡管
３より気泡が上がり、牡蠣の付着する帆立て貝等
を紐２に吊るしたものが揺れるため、通行人の注
意を喚起させるとともに、常に気泡管２より気泡
（新鮮な空気）を連続して水槽１内に供給でき、
牡蠣の育成によく、また、生育状態の説明書き６
には日本語や英語で記載するため、興味を示し集
客的効果に優れ、店の看板としても効果があり、
また、児童の生きた教育的展示物としても機能す
るものであり、極めて有益なる効果を奏するもの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案の一実施例を示す斜視図で
ある。 １……水槽、２……不腐性の紐、３……気泡
管、４……照明装置、５……調整装置、６……生
育状態の説明書き、Ｘ……牡蠣。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 店先に、比較的幅の薄い水槽１を設け、該水槽
   内に牡蠣Ｘの種付けより順次成長過程を一定間隔
   おきに不腐性の紐２で吊るして展示し、水槽１内
   の底部には気泡管３を設け、水槽１の後部および
   上部には照明装置４並びに水温の調整装置５を設
   け、水槽１の表面あるいはその付近に生育状態の
   説明書き６を設けたことを特徴とする店先におけ
   る牡蠣の生きたままの展示装置。