JPH0231694Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0231694Y2 JPH0231694Y2 JP1983141433U JP14143383U JPH0231694Y2 JP H0231694 Y2 JPH0231694 Y2 JP H0231694Y2 JP 1983141433 U JP1983141433 U JP 1983141433U JP 14143383 U JP14143383 U JP 14143383U JP H0231694 Y2 JPH0231694 Y2 JP H0231694Y2
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- Japan
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- cable
- basket
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- central inclusion
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- Expired
Links
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- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 3
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 3
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Landscapes
- Insulated Conductors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、絶縁体で被覆された複数本の導体が
介在物を中心として、その周りに撚合されてなる
電気ケーブルの改良に関し、施設されたケーブル
が風圧などの外圧による撓みを生じないような耐
撓み性ケーブルを得ることを目的とする。
介在物を中心として、その周りに撚合されてなる
電気ケーブルの改良に関し、施設されたケーブル
が風圧などの外圧による撓みを生じないような耐
撓み性ケーブルを得ることを目的とする。
例えば港湾荷役等に用いられるコンテナークレ
ーンの昇降搬送装置への給電及び制御を行なう電
気ケーブルであるが、従来のケーブルでは強風の
吹く天候時には時々船の帆のようにカテナリー状
に撓み、そのためケーブルはバスケツトへ円滑に
収納できなくなり、強風天候のときは荷役作業を
中断することも度々であつて、作業能率が著るし
く低下していた。このような状況をコンテナーク
レーンの作業状況の１例を示す第１図で更に説明
する。屋外の地上に置かれたコンテナー４をハツ
カー３でつかみ、ワイヤロープ５でまき上げる。
このときの動力用の電気ケーブル１はバスケツト
２内に下向矢印の方向に落しこまれトグロ状に収
納される。次にまき揚げられたコンテナーを船に
おろす。このときはケーブル１は収納バスケツト
の中から上向矢印の方向に出て来て真直にたれ下
がる。昇降揚程は通常60ｍで、昇降速度は90ｍ／
分及至120ｍ／分であつて高速度程作業能率は上
る。然しこのような屋外作業を強風の吹く天候時
に行うとケーブル１をバスケツト２内に収納する
とき、ケーブルは第２図に示すようなコンテナー
クレーン用ケーブルでは強風のため撓んで上述の
ように作業能率が低下する。第２図は従来用いら
れているコンテナークレーン用ケーブルの１例
の、横断面を示したものである。図中６は導体で
0.32mmの錫メツキ軟銅線45本を集合したものであ
り、７は被覆絶縁体でEPRである。絶縁体７で
被覆された導体６を５本撚合せてシース１０を被
覆して線心束８をつくり、線心束８の６本をゴム
紐からなる中心介在物９の周りに撚合せてある。
このような絶縁層にかこまれた導体の複数本を中
心介在物の周りに撚合せてなる電気ケーブルは屈
曲性、ねじり性が優れているので通常の気象条件
のもとではケーブルの収納バスケツトの出し入れ
は円滑にやれるが、強風の吹く天候時にはケーブ
ルは撓んで前述したようにバスケツトの中にトグ
ロ状には容易に収納されずこぼれでてしまうこと
がある。それは昇降速度の速い程、作業は円滑に
いかなくなる。
ーンの昇降搬送装置への給電及び制御を行なう電
気ケーブルであるが、従来のケーブルでは強風の
吹く天候時には時々船の帆のようにカテナリー状
に撓み、そのためケーブルはバスケツトへ円滑に
収納できなくなり、強風天候のときは荷役作業を
中断することも度々であつて、作業能率が著るし
く低下していた。このような状況をコンテナーク
レーンの作業状況の１例を示す第１図で更に説明
する。屋外の地上に置かれたコンテナー４をハツ
カー３でつかみ、ワイヤロープ５でまき上げる。
このときの動力用の電気ケーブル１はバスケツト
２内に下向矢印の方向に落しこまれトグロ状に収
納される。次にまき揚げられたコンテナーを船に
おろす。このときはケーブル１は収納バスケツト
の中から上向矢印の方向に出て来て真直にたれ下
がる。昇降揚程は通常60ｍで、昇降速度は90ｍ／
分及至120ｍ／分であつて高速度程作業能率は上
る。然しこのような屋外作業を強風の吹く天候時
に行うとケーブル１をバスケツト２内に収納する
とき、ケーブルは第２図に示すようなコンテナー
クレーン用ケーブルでは強風のため撓んで上述の
ように作業能率が低下する。第２図は従来用いら
れているコンテナークレーン用ケーブルの１例
の、横断面を示したものである。図中６は導体で
0.32mmの錫メツキ軟銅線45本を集合したものであ
り、７は被覆絶縁体でEPRである。絶縁体７で
被覆された導体６を５本撚合せてシース１０を被
覆して線心束８をつくり、線心束８の６本をゴム
紐からなる中心介在物９の周りに撚合せてある。
このような絶縁層にかこまれた導体の複数本を中
心介在物の周りに撚合せてなる電気ケーブルは屈
曲性、ねじり性が優れているので通常の気象条件
のもとではケーブルの収納バスケツトの出し入れ
は円滑にやれるが、強風の吹く天候時にはケーブ
ルは撓んで前述したようにバスケツトの中にトグ
ロ状には容易に収納されずこぼれでてしまうこと
がある。それは昇降速度の速い程、作業は円滑に
いかなくなる。
本考案は叙上の点を鑑みてなされたものであつ
て、強風などの外圧によつても撓まない電気ケー
ブルを得ることを目的としたものである。
て、強風などの外圧によつても撓まない電気ケー
ブルを得ることを目的としたものである。
即ち、絶縁体で被覆された導体の複数本を撚合
わせた線心束を中心介在物の周りに撚合わせてな
る電気ケーブルにおいて、中心介在物中に該ケー
ブルの軸方向に鉛、鉄、銅など比重の大なる金属
の円柱状塊からなる錘が、適切な間隔をもつて点
在するように埋め込まれていることを特徴とする
ものである。
わせた線心束を中心介在物の周りに撚合わせてな
る電気ケーブルにおいて、中心介在物中に該ケー
ブルの軸方向に鉛、鉄、銅など比重の大なる金属
の円柱状塊からなる錘が、適切な間隔をもつて点
在するように埋め込まれていることを特徴とする
ものである。
本考案の実施例を図によつて更に詳述する。第
３図ａは本考案を実施した１例のケーブルの縦断
面図で第３図ｂは第３図ａのＸ−Ｙ切断面図であ
る。第３図ｂと第２図を比較すると、本考案によ
る第３図ｂでは中心介在物９の中に鉛塊１１が埋
込まれていることが第２図の従来のケーブルと異
つている。第３図ａは鉛塊がケーブルの軸方向に
設けられた状態を示したもので、鉛塊１１は綿糸
又は合成繊維糸１２でつながれて適当な間隔で中
心介在物９たるクロロプレンゴムの中に埋込まれ
ている。鉛塊１１の形状は釣のおもりのような円
柱状が好ましく、この実施例では長さ15mm、径の
最も太いところは11mm、重量は14.5ｇであつて、
鉛塊の相互間隔を30mmになつている。するとケー
ブル１ｍ当り鉛重量は322ｇとなり、同体積のゴ
ムの重量を差引くと、鉛塊を埋込むことによるケ
ーブルの重量増加は１ｍ当り282.3ｇとなる。こ
れらの鉛塊を太さ１mmの綿糸12でつないで外径
46.0mmの30×3.5SQのケーブルの中心ゴムに埋込
んだとき、重量は3.414Kg／ｍとなり、このよう
な本考案によるケーブルをコンテナークレーン用
にすれば強風のもとでもバスケツトへは円滑に収
納される。尚比較例として外径46.0mm、30×
3.5SQの第２図に示すような従来型のケーブル
は、重量は3.132Kg／mmであつて、強風のもとで
はバスケツトへの収納はうまく入らない。
３図ａは本考案を実施した１例のケーブルの縦断
面図で第３図ｂは第３図ａのＸ−Ｙ切断面図であ
る。第３図ｂと第２図を比較すると、本考案によ
る第３図ｂでは中心介在物９の中に鉛塊１１が埋
込まれていることが第２図の従来のケーブルと異
つている。第３図ａは鉛塊がケーブルの軸方向に
設けられた状態を示したもので、鉛塊１１は綿糸
又は合成繊維糸１２でつながれて適当な間隔で中
心介在物９たるクロロプレンゴムの中に埋込まれ
ている。鉛塊１１の形状は釣のおもりのような円
柱状が好ましく、この実施例では長さ15mm、径の
最も太いところは11mm、重量は14.5ｇであつて、
鉛塊の相互間隔を30mmになつている。するとケー
ブル１ｍ当り鉛重量は322ｇとなり、同体積のゴ
ムの重量を差引くと、鉛塊を埋込むことによるケ
ーブルの重量増加は１ｍ当り282.3ｇとなる。こ
れらの鉛塊を太さ１mmの綿糸12でつないで外径
46.0mmの30×3.5SQのケーブルの中心ゴムに埋込
んだとき、重量は3.414Kg／ｍとなり、このよう
な本考案によるケーブルをコンテナークレーン用
にすれば強風のもとでもバスケツトへは円滑に収
納される。尚比較例として外径46.0mm、30×
3.5SQの第２図に示すような従来型のケーブル
は、重量は3.132Kg／mmであつて、強風のもとで
はバスケツトへの収納はうまく入らない。
上述したように、ケーブルの中心介在物の中に
比重の大きい金属を入れることによつて、ケーブ
ルの風に当る面積を大きくすることなく、つまり
ケーブルの外径を大きくすることなく、ケーブル
の風圧などによる撓みを防ぐので、コンテナーク
レーン用ケーブルに用いると強風の天候時におい
て昇降速度を上げてもケーブルのバスケツトへの
収納が円滑にいき、作業能率が上るのである。
比重の大きい金属を入れることによつて、ケーブ
ルの風に当る面積を大きくすることなく、つまり
ケーブルの外径を大きくすることなく、ケーブル
の風圧などによる撓みを防ぐので、コンテナーク
レーン用ケーブルに用いると強風の天候時におい
て昇降速度を上げてもケーブルのバスケツトへの
収納が円滑にいき、作業能率が上るのである。
第１図はコンテナークレーンの作業状況の説明
図であり、第２図は従来のコンテナークレーン用
ケーブルの横断面図であり、第３図ａは本考案に
よるコンテナークレーン用ケーブルの縦断面図、
第３図ｂは第３図ａのＸ−Ｙ切断面図である。 １：ケーブル、２：バスケツト、３：ハツカ
ー、４：コンテナー、５：ワイヤロープ、６：導
体、７：絶縁体、８：線心束、９：中心介在物、
１０：シース、１１：鉛、１２：綿糸。
図であり、第２図は従来のコンテナークレーン用
ケーブルの横断面図であり、第３図ａは本考案に
よるコンテナークレーン用ケーブルの縦断面図、
第３図ｂは第３図ａのＸ−Ｙ切断面図である。 １：ケーブル、２：バスケツト、３：ハツカ
ー、４：コンテナー、５：ワイヤロープ、６：導
体、７：絶縁体、８：線心束、９：中心介在物、
１０：シース、１１：鉛、１２：綿糸。
Claims (1)
- 絶縁層にかこまれた導体の複数本を中心介在物
の周りに撚り合わせてなる電気ケーブルにおい
て、中心介在物中に該ケーブルの軸方向に、金属
の円柱状塊からなる錘が、適切な間隔をもつて点
在するように埋め込まれていることを特徴とする
耐撓み性電気ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14143383U JPS6050424U (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | 耐撓み性電気ケ−ブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14143383U JPS6050424U (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | 耐撓み性電気ケ−ブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6050424U JPS6050424U (ja) | 1985-04-09 |
| JPH0231694Y2 true JPH0231694Y2 (ja) | 1990-08-28 |
Family
ID=30316328
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14143383U Granted JPS6050424U (ja) | 1983-09-14 | 1983-09-14 | 耐撓み性電気ケ−ブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6050424U (ja) |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5426704A (en) * | 1977-08-01 | 1979-02-28 | Clarion Co Ltd | Magnetic tape device |
| JPS5739483A (en) * | 1980-08-21 | 1982-03-04 | Nippon Signal Co Ltd | Ticket vending machine |
-
1983
- 1983-09-14 JP JP14143383U patent/JPS6050424U/ja active Granted
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5426704A (en) * | 1977-08-01 | 1979-02-28 | Clarion Co Ltd | Magnetic tape device |
| JPS5739483A (en) * | 1980-08-21 | 1982-03-04 | Nippon Signal Co Ltd | Ticket vending machine |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6050424U (ja) | 1985-04-09 |
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