JPH0231641B2 - Benyatanban - Google Patents

Benyatanban

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JPH0231641B2
JPH0231641B2 JP2364080A JP2364080A JPH0231641B2 JP H0231641 B2 JPH0231641 B2 JP H0231641B2 JP 2364080 A JP2364080 A JP 2364080A JP 2364080 A JP2364080 A JP 2364080A JP H0231641 B2 JPH0231641 B2 JP H0231641B2
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Meinan Machinery Works Inc
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ベニヤ単板に関するものであり、更
に詳細には、糸等から成る線材によつて、極めて
適確に補強処理されたベニヤ単板及び連接処理さ
れたベニヤ単板に関するものである。
従来、ベニヤ単板(以下、単に単板と称す)に
繊維と直交方向へ延びる切込を形成すると共に、
該切込内へ糸等から成る線材を埋入して、単板を
補強処理せんとする試み、或は複数枚の小幅単板
の夫々に、繊維と略直交方向へ延びる切込を形成
すると共に、互いに隣合う小幅単板の切込内にま
たがる状態に線材を埋入して、各小幅単板を連接
処理せんとする試みがあるが、その補強効果或は
連接効果は、専ら線材と単板との係止具合によつ
て定まるのに対して、従来のものは、切込の形状
が甚だ単純である故に、その係止具合が著しく不
安定で、切込が開口する向きに線材が抜け出し易
く、処理した単板の取扱いに支障を来たす欠点が
あつた。
即ち、例えば「不連続単板を連続状に取出す方
法及びその装置」(特公昭51−31559号公報)等に
開示される如く、単板の表面に垂直な切込を形成
し、該切込内へ線材を埋入する方法によつて得ら
れる、第1図に示す如き単板1の、各小幅単板1
aに形成された切込2内へ埋入された線材3につ
いてみると、図示矢印A−A′方向(繊維と直交
方向)には、全長に亙つて単板繊維との摩擦力が
作用し、強固に拘束されるので、容易には抜け出
し難く、また図示矢印B−B′方向(木口面と垂
直方向)には、単板繊維が損壊しない限り抜け出
る虞はなく、前記両方向に対する連接効果或は補
強効果は、必要十分に安定している。
しかしながら、図示矢印C−C′方向(表面と垂
直方向)の内の、図示矢印Cの向き、つまり切込
2が開口する向きには、単板繊維との摩擦力が局
部毎にしか作用しないので、換言すると、外力が
加わる局部にしか、反作用としての摩擦力が発生
しないので、例えば単板自重の如き極く僅かな外
力が加わるだけで、線材3が徐々に切込2から抜
け出る傾向があり、切込2が開口する向きへの連
接効果或は補強効果は著しく不完全であつて、図
からも明らかなように、小幅単板1aの連接が自
重によつて外れたり、或は図の如く小幅単板1a
に既に割れ6が存在する場合には、線材3の抜け
出しに伴つて割れ6が拡大する不都合が生じ、更
には切込形成方向と同方向への外力に起因して、
単板1に新たな割れが発生するのを予防できない
など、単板1の取扱いに支障を来たす欠点があ
る。
また例えば「単板の接合・補強方法および装
置」(特公昭51−1764号公報)等に開示される如
く、単板の木口面に垂直な切込を形成し、該切込
内へ線材を埋入する方法によつて得られる、第2
図に示す如き単板1に於ても、各小幅単板1aに
形成された切込2内へ埋入された線材3について
みると、図示矢印A−A′及びC−C′方向には、
必要十分な連接効果或は補強効果を奏する反面、
図示矢印B−B′方向の内の、図示矢印B′の向き、
つまり切込2が開口する向きには、極く僅かな外
力が加わるだけで徐々に抜け出る傾向があり、や
はり単板1の取扱いに支障を来たす。
また更に他の例えば「生単板を糸で接合する方
法」(特開昭51−151311号公報)等に開示される
如く、単板の表面に幾分斜めの切込を形成し、該
切込内へ線材を埋入する方法によつて得られる、
第3図に示す如き単板1に於ても、図示矢印Bと
Cの略中程に当る、切込2が開口する向きには、
極く僅かな外力が加わるだけで線材3が徐々に抜
け出る傾向があり、同様に単板1の取扱いに支障
を来たす欠点があつて、前記いずれの構成で成る
単板も、所望の効果を必要十分に奏するには至ら
なかつた。
そこで更に、例えば湿潤硬化性接着剤・熱硬化
性接着剤・熱可塑性接着剤或は常温硬化性接着剤
等の接着剤を併用し、予め該接着剤を線材に被覆
又は含浸するか、或は別途に切込内へ埋入するな
どの手段によつて、線材を切込内に接着したり、
切込自体を接着閉塞したりして、線材の抜け出し
を防止することで、効果の補足を図らんとする試
みもあるが、公知の通り、接着剤は、規定の硬化
時間を必要として、埋入直後に於ける即効性がな
いので、その併用が必ずしも所望の実効を挙げる
には至らず、特に安価で即硬性を有する好適な操
着剤がない生単板や、或は比較的高速度で、後続
する後処理工程へ移送される単板等に於ては、接
着剤によつて効果が補足される以前の取扱いに、
依然として支障を来たす欠点が実在する。
本発明は、前記従来の欠点を払低すべく開発し
たもので、極めて特異な構成で成る切込の形成
と、該切込内への線材の埋入によつて、いかなる
方向に対しても、必要十分に補強処理された単板
及び連接処理された単板を提供し、それら単板の
取扱い性を著しく向上させると共に、割れの拡大
等に起因する単板の歩留り低下を予防し、以つて
合板工場に於ける単板処理工程の合理化並びに生
産性の向上を図らんとするものである。
即ち、具体的には、いずれの処理単板にあつて
も、繊維と略直交方向へ延びる切込が、単板外面
に達する一次切込部と、該一次切込部の任意深さ
の位置へ、任意の角度を以つて連なる適数列の二
次切込部とによつて形成されており、而も少なく
とも一列の二次切込部へ適数本の線材が埋入され
ていることが特徴である。
前記の如き特徴的構成によれば、線材が埋入さ
れた二次切込部が開口する向きと、単板外面に達
する一次切込部が開口する向きとが異るので、線
材に対していかなる向きの外力が作用しても、線
材が容易に抜け出す虞はなく、所望の補強効果或
は連接効果を、必要十分に発揮することが可能で
あつて、単板の取扱い性が著しく向上すると共
に、割れの拡大・発生等に起因する単板の歩留り
低下を予防することができ、合板工場に於ける単
板処理工程の合理化並びに生産性の向上を図るこ
とが可能となる。
以下、本発明を図面に例示した実施の一例と共
に更に詳述する。
本発明の第1番目の発明に係る単板は、例えば
第4図に部分拡大斜視図、第21図に一部破断平
面図を例示する如く、繊維と略直交方向へ延びる
適数条(実施例は二条)の切込5が形成されてお
り、該切込5内への線材3の埋入により、補強処
理された単板4であつて、前記切込5が、単板外
面に達する一次切込部5aと、該一次切込部5a
の任意深さの位置(実施例は一次切込部5aの切
込端)へ、任意の角度(実施例は一次切込部5a
と直交状)を以つて連なる適数列(実施例は一
列)の二次切込部5bとによつて形成されてお
り、而も該二次切込部5bへ適数本(実施例は一
本)の線材3が埋入されていることが特徴であ
る。
前記構成によれば、切込5内へ埋入された線材
3は、第4図の矢印A−A′方向には、全長に亙
つて単板繊維との摩擦力が作用し、強固に拘束さ
れるので、容易には抜け出し難く、また図示矢印
C−C′方向には、単板繊維が損壊しない限り抜け
出る虞はなく、前記両方向に対する補強効果が、
必要十分に安定しているのは勿論のこと、図示矢
印B−B′方向についても、該方向に形成された
二次切込部5b内に於て、若干ずれ(移動)が生
じることはあるが、仮にいずれかの向きに若干ず
れると、やがて単板繊維によつて一定限度以上の
ずれを阻止されるので、決して抜け出ることはな
く、該方向に対する補強効果も、必要十分に安定
しており、更に前記B−B′方向とC−C′方向の複
合方向に対しても、単板繊維が損壊しない限り抜
け出る虞はなく、結果的に、線材3はいかなる方
向に対しても必要十分な補強効果を発揮するか
ら、外力による新たな割れの発生が防止される。
付言すると、前記の如き特殊な切込内に埋入さ
れた線材を抜き出す為には、まず線材を全長に亙
つて一次切込部の位置へ移動させ、次いで一次切
込部が開口する向きへ移動する必要があるが、実
際の取扱いに於て、斯様に外力を作用させること
は事実上不可能であり、仮に第4図の例に於て、
線材3の端部に図示矢印Bの向きに外力が作用し
て、線材3の一部が一次切込部5aの位置へ移動
した後に、該線材3に図示矢印Cの向きに外力が
作用したとしても、線材3の他の部分は依然とし
て二次切込部5b内にあるので、決して抜け出る
虞はなく、更に言及すれば、一次切込部5aと二
次切込部5bの交点に形成される隅5cも、一次
切込部5aの位置へ移動した線材3の一部に引掛
り、抜け出しを阻害するよう有効に作用する。
また第22図に例示した実施例は、既に単板4
に存在する割れ6を横切つて形成された、前記実
施例と同様の切込5の二次切込部側へ線材3が埋
入されて、補強処理されたもので、前記実施例と
同様に、線材3がいかなる方向に対しても必要十
分な補強効果を発揮するから、既存の割れ6の拡
大も併せて防止される。
以上明らかな如く、本発明の第1番目の発明に
係る単板は、前記の如き特殊な切込内に埋入され
た線材によつて、あらゆる方向に対して安定的に
補強されているので、その取扱い性が従来に比べ
て著しく良好であり、而も補強によつて新規な割
れの発生或は既存の割れの拡大が防止されるの
で、割れの拡大・発生等に起因する単板の歩留り
低下も予防することができ、合板工場に於ける単
板処理工程の合理化並びに生産性の向上を図るこ
とが可能となる。
尚、本発明の第1番目の発明に係る単板の態様
は、前記実施例の態様に限るものではなく、種々
の変更例・応用例等が挙げられるので、次にそれ
らについて更に詳述する。
まず切込の形成面については、第4図の例の如
く形成が比較的容易な単板4の表面側へ形成され
て成る場合と、第20図の例の如く単板4の木口
面側へ形成されて成る場合が挙げられ、表面側に
於ては、外力が集中する木口寄りが好ましいが、
必ずしも限定するものではない。
そして、表面側へ形成された切込の一次切込部
の具体的な深さは、単板厚さの3/10乃至7/10
程度が、また二次切込部の具体的な深さは、10mm
程度が夫々良好であり、他方、木口面側へ形成さ
れた切込の一次切込部の具体的な深さは、10mm以
内が、また二次切込部の具体的な深さは、単板厚
さの1/2以内が夫々良好であるが、必ずしも限
定するものではなく、更にそれらの深さは、形成
に伴つて附随的に派生する割れ、所謂先割れを包
含して指すものであつて、各切込部の深さが、必
ずしも切込の全長に亙つて一様である必要はな
く、局部的に任意量変化していても差支えない。
次に切込及び線材の長さについては、実用性か
らすると、既存の割れの有無にかかわらず、第2
1図・第22図・第23図の例の如く、単板4の
繊維直交方向の全幅に亙つて連続的に延びる切込
5が形成されており、而も該切込5の全長に亙つ
て線材3が埋入されて成るのが最良ではあるが、
必ずしも限定するものではなく、例えば第24図
の例の如く、切込5が既存の割れ6を横切つて短
く形成されており、該切込5にそれと同等長さの
線材3が埋入されて成る場合、或は図示は省略し
たが、既存の割れの終端部付近に、割れを横切ら
ずに切込が短く形成されており、該切込にそれと
同等長さの線材が埋入されて成る場合であつて
も、既存の割れの拡大防止には全く支障ない。
そして、切込と線材は、いずれも余分な長さを
具備する必要はなく、所望の補強部分を充足する
範囲で揃つて成るのが好都合であるが、所望の補
強部分の長さを厳密に限定することは事実上不可
能であることなどからして、必ずしもそれらの長
さが厳密に統一されている必要はなく、たとえそ
れらの長さが不揃いであつても、例えば切込を形
成する一次切込部と二次切込部の長さが不揃いで
あつても、或は二次切込部と線材の長さが不揃い
であつても、結果的には、線材の埋入長さに対応
する補強作用が得られ、相応に効果的であるの
で、一次切込部・二次切込部・線材等の長さに、
特段の制約はない。
次に切込の具体的な形状については、第4図の
例の如く、一次切込部が、繊維と略直交方向へ直
行的に延びて成る切込と、図示は省略したが、一
次切込部が、繊維と略直交方向へ蛇行的に延びて
成る切込とが挙げられ、形成が比較的容易なのは
前者(直行的)であるが、特に制約はなく、同様
に、第4図の例の如く、一次切込部が、単板外面
へ直交的に達して成る切込と、例えば第6図・第
8図或は第15図等の例の如く、一次切込部が、
単板外面へ斜交的に達して成る切込とが挙げられ
るが、いずれでも差支えなく、更に第4図の例の
如く、二次切込部が一列のみ設けられて成る切込
と、例えば第11図乃至第19図の例の如く、必
要に応じて、二次切込部が複数列設けられて成る
切込とが挙げられ、いずれも実用的であるが、後
に後述する如く、中でも特に有効な場合もある。
そして、二次切込部が一列のみ設けられて成る
切込にあつては、前記二次切込部が繊維と略直交
方向へ直行的に延びて成る場合と、同方向へ蛇行
的に延びて成る場合とが挙げられ、また第4図の
例の如く、二次切込部が一次切込部へ直交的に連
なつて成る場合と、第5図・第7図の例の如く、
二次切込部が一次切込部へ斜交的に連なつて成る
場合とが挙げられるが、いずれも実用上差支えな
く、更に第4図の例の如く、二次切込部が一次切
込部の切込端へ連なつて成る場合は、単板強度に
悪影響を及ぼさないので好ましいが、第8図の例
の如く、二次切込部が一次切込部の切込端よりも
浅い位置に連なつて成る場合であつても、実用上
支障はなく、また更に第4図の例の如く、二次切
込部の断面形状が直線状で成る場合は、形成が比
較的容易で好ましいが、第9図の例の如き屈折線
状、或は第10図の例の如き屈曲線状等の非直線
状で成る場合であつても、実用上支障はない。
尚、第10図の例は、二次切込部と一次切込部
の境界が必ずしも明確でないが、両者の開口する
向きが異ることは明白で、実用上有効であり、斯
様な切込は、本発明に係る単板の切込に完全に包
含されることを明記する。
また一方、二次切込部が複数列設けられて成る
切込にあつては、全ての二次切込部が繊維と略直
交方向へ直行的又は蛇行的に延びて成る場合と、
いずれか一列の二次切込部が繊維と略直交方向へ
延びる形態が、他の少なくとも一列の二次切込部
が繊維と略直交方向へ延びる形態と異つて成る場
合とが挙げられ、また第17図・第19図の例の
如く、全ての二次切込部が一次切込部へ直交的に
連なつて成る場合と、第13図・第16図の例の
如く、全ての二次切込部が一次切込部へ斜交的に
連なつて成る場合と、第18図の例の如く、少な
くとも一列の二次切込部が一次切込部へ直交的に
連なり、他の少なくとも一列の二次切込部が一次
切込部へ斜交的に連なつて成る場合とが挙げられ
るが、いずれも実用上差支えない。
同様に、第11図・第12図の例の如く、全て
の二次切込部が一次切込部の切込端へ連なつて成
る場合と、第14図の例の如く、全ての二次切込
部が一次切込部の切込端よりも浅い位置に連なつ
て成る場合と、第15図・第16図の例の如く、
少なくとも一列の二次切込部が一次切込部の切込
端へ連なり、他の少なくとも一列の二次切込部が
一次切込部の切込端よりも浅い位置に連なつて成
る場合とが挙げられ、また第11図・第13図の
例の如く、全ての二次切込部の断面形状が直線状
で成る場合と、図示は省略したが、全ての二次切
込部の断面形状が非直線状で成る場合と、第12
図の例の如く、少なくとも一列の二次切込部の断
面形状が直線状であり、他の少なくとも一列の二
次切込部の断面形状が非直線状で成る場合とが挙
げられるが、いずれも実用上特に支障はない。
更に同様に、第17図の例の如く、全ての二次
切込部が同じ向きで一次切込部に連なつて成る場
合と、第11図・第13図の例の如く、少なくと
も一列の二次切込部が一次切込部に連なる向き
が、他の少なくとも一列の二次切込部が一次切込
部に連なる向きと異つて成る場合とが挙げられ、
また更に第13図・第14図の例の如く、全ての
二次切込部の深さがほぼ揃つて成る場合と、第1
1図・第12図の例の如く、少なくとも一列の二
次切込部の深さが、他の少なくとも一列の二次切
込部の深さと異つて成る場合とが挙げられるが、
いずれも実用上特に支障はない。
次に線材については、単板繊維とのからみ付き
性、或は切込とのなじみ性等からすると、天然繊
維又は合成繊維若しくはそれらの複合繊維で形成
された単糸或は撚糸で成るのが好ましいが、例え
ば釣糸の如き単線状であつても、実用上特に支障
なく、また必要に応じて、摩擦増大処理、例えば
周面のケバ立て、或は希釈した接着剤の塗布等の
摩擦増大処理が施された線材であつても差支えな
く、更に一次切込部の近傍に埋入されて成る場合
に比べて、二次切込部の切込端寄りに埋入されて
成る場合の方が、単板繊維との係合が良好で好ま
しく、また更に、通常は、全長に亙つて略均質な
連続状の線材が使用されるが、人為的な割裂を容
易化すべく、必要に応じて、任意長さ毎に分断若
しくは強度弱化処理されて成る線材であつても差
支えない。
即ち、一旦は補強処理した単板であつても、そ
の後人為的な割裂を必要とする場合が生じること
があるが、本発明に係る単板にあつては、線材が
容易に抜け出さないので、斯様な処理も時には有
益であり、前記強度弱化処理とは、予め線材の太
さを局部的に細くしたり、或は埋入後に局部的に
一部を切断する処理を指し、また埋入後に任意長
さ毎に分断されて成る線材も、便宜上一本と呼称
する。
そして、二次切込部が一列のみ設けられて成る
切込にあつては、第4図の例の如く、線材が一本
のみ埋入されて成る場合と、第7図の例の如く、
線材が複数本埋入されて成る場合とが挙げられる
が、いずれも機能的に大差ない。
一方、二次切込部が複数列設けられて成る切込
にあつては、第11図・第13図・第19図の例
の如く、一列の二次切込部にのみ線材が埋入され
て成る場合と、第12図・第16図の例の如く、
複数列の二次切込部に線材が埋入されて成る場合
とが挙げられ、いずれの場合も、同じ二次切込部
に埋入された線材の本数に関しては、機能的に大
差ないが、特定条件にて二次切込部と関連する
と、著しく有効に機能する。
即ち、例えば第19図の例の如く、いずれか一
列の二次切込部5bのみに線材3が埋入されて成
る場合であつても、それと反対側に逆向きの二次
切込部5bが設けられている場合に於ては、たと
え線材3に、二次切込部5bが開口する向き(図
ではB′の向き)の外力が作用しても、一次切込
部5aの位置を通過して、逆向きの二次切込部5
bに至るまで移動するので、その全長が一次切込
部5aの直下に臨む確率は極めて低く、結果的
に、線材3が切込5から抜け出す虞が一段と少な
くなるので有効であり、後に詳述する如く、線材
を埋入すべき二次切込部の形成に伴い、附随的に
反対側へ逆向きに派生する変則的な先割れも、同
様の作用を成す。
また更に、例えば第16図・第18図の例の如
く、一次切込部に対して略反対向き連なる二列の
二次切込部が設けられており、而も該二列の二次
切込部に夫々線材が埋入されて成る場合に於て
は、いずれか一方の線材を、一次切込部の位置に
至らせる向きの外力が作用すると、他方の線材に
対しては、二次切込部の切込端寄りに更に深く進
入させるよう作用するので、各線材が同時に切込
から抜け出す虞は皆無であり、特に効果的であ
る。
尚、未だテンダーライジング処理が施されない
単板にあつては、線材が弛緩状態で埋入されて成
るのが好ましく、既にテンダーライジング処理が
施された単板にあつては、線材が緊張状態で埋入
されて成るのが好ましが、必ずしも限定するもの
ではなく、またテンダーライジング処理に伴つて
形成される微細な小割れは、先述した既存の割れ
の概念には包含せず、便宜上図示も省略した。
無論、本発明に於ては、接着剤の併用を否定す
るものではなく、線材と共に接着剤が連続状又は
断続状に埋入されて成れば、該接着剤の硬化に伴
い、線材の抜け出しが完全に防止されるので、実
用上特に効果的であり、予め線材に含浸・塗布す
るか、或は別途に埋入する手段を用いて、一種又
は硬化条件等が異る複数種の接着剤を併用するこ
とが可能である。
次に切込の条数については、所望の補強部分を
充足する範囲であれば、たとえ一条であつても差
支えないが、通常、外力は主として木口部分に作
用し、而もいずれの側の木口部分に作用するかは
限定し難いので、既存の割れの有無にかかわら
ず、第21図・第22図或は第23図の例の如
く、少なくとも両木口部分に二条の連続的に延び
る切込が形成されて成るのが好ましく、而も該両
木口部分に於ける二条の切込は、第22図に示す
如く、後に合板に成形する仮想切断線X−X′よ
りも外側に形成されて成るのが望ましいが、たと
え前記仮想切断線X−X′よりも内側に連続的に
延びる切込が形成されていても、単板の繊維方向
の幅の1/6前後の位置であれば、合板の強度に
悪影響を及ぼす虞は殆どなく、実用上特に支障な
い。
そして、複数条の切込が形成されて成る単板に
あつては、第36図の例の如く、全ての切込の態
様(線材の埋入状態を含む)が同一である場合
と、第33図乃至第35図の例の如く、いずれか
一条の切込の態様(線材の埋入状態を含む)が、
他の少なくとも一条の切込の態様(線材の埋入状
態を含む)と異つて成る場合とが挙げられるが、
機能的に後者が優れる。
即ち、第33図の例の如く、いずれか一条の切
込の形成面、及び該切込の線材が埋入された二次
切込部が一次切込部に連なる向きが、他の少なく
とも一条の切込と異つて成る場合、或は第34図
の例の如く、いずれか一条の切込の形成面が、他
の少なくとも一条の切込と異つて成る場合、更に
は第35図の例の如く、いずれか一条の切込の線
材が埋入された二次切込部が一次切込部に連なる
向きが、他の少なくとも一条の切込と異つて成る
場合等に於ては、いずれか一条の切込に埋入され
た線材を、一次切込部乃至単板外面に至らす向き
に外力が作用すると、他の少なくとも一条の切込
に埋入された線材に対しては、二次切込部を含め
た切込内部により深く進入させるよう作用し、双
方の線材が同時に切込から抜け出す虞は皆無であ
るから、実用上特に効果的であり、斯様な関係
は、二次切込部が一列であれ、複数列であれ成立
する。
尚、本発明の第1番目の発明に係る単板は、2
1図乃至第24図の例の如く、直に合板に使用可
能な、所定の寸法形状(通常、繊維直交方向の長
さが、繊維方向の幅の約2倍である矩形状)に定
形化されて成る場合に限らず、その他例えば小幅
状・連続帯状・うろこ状等々、直には合板に使用
不能な、不定形の寸法形状であつても差支えな
い。
次に前記の如き単板を製造する手段について付
言すると、例えば第25図乃至第30図に代表的
な例を例示する如く、一次切込部形成用の一次切
込刃7と、二次切込部形成用の二次切込刃8と、
線材誘導用の誘導孔10若しくは誘導管11とを
具備し、更に必要に応じて、線材誘導用の誘導溝
12を具備して成る切込用刃物9を用いて、容易
に製造することができる。
即ち、例えば第26図に例示した切込用刃物9
を、第31図及び第32図に例示する如く単板4
の繊維と略直交方向に向けて備え、該単板4を図
示矢印方向へ移動させるか、或は切込用刃物9を
図示矢印と反対方向へ移動させるか、更には双方
を相対的に逆方向へ移動させることにより、切込
を形成しつつ線材を埋入することでき、また必要
に応じては、途上に於て、切込用刃物の向きを変
化させることにより、切込の長さ・一次切込部の
向き等を任意に変化させることも可能である。
図中、13は、二次切込刃8の先端部から附随
的に派生した先割れであり、14は、二次切込刃
8の刃先が一次切込刃7の刃先よりも進行方向の
前側に位置することに起因して、該二次切込刃8
の反対側へ附随的に派生した変則的な先割れであ
る。
尚、図示は省略したが、必要に応じては、通常
の刃物又はその類似物を、単板外部から、線材が
埋入された二次切込部が閉塞する向きに突入させ
るか、或は前記切込用刃物に類似する形状の線材
押込部材を、切込内に挿通することにより、一旦
二次切込部の中間に埋入された線材を、更に切込
端寄りに押込むこともできる。
また更に、必要に応じては、前記切込用刃物を
ベニヤレースに備え、予め原木に切込を形成する
と共に、該切込内に線材を埋入して、既に補強済
みの単板を削成することも可能であり、或は線材
の送り出し量等を制約して、線材の長さ・張力等
を調節することも可能であり、更には通常の刃物
を、切込と交差する方向に強制的に突入させて、
線材の任意間隔毎に強度弱化処理を施すことも可
能であるが、いずれにせよ、単板繊維は含有水分
の増加に伴つて強勒化し、線材の挟持性等が良好
となる特性があるので、単板が乾燥している場合
には、合板の形成に差支えない程度の水分を、切
込の近傍に点滴・塗布するのが効果的である。
そして、前記切込用刃物の形状としては、第2
5図乃至第30図に例示した形状に限るものでは
なく、その外にも例えばベニヤレースに於けるノ
ズバーに相当する押圧部材を、二次切込刃に対設
して成るもの、或は一次切込刃と二次切込刃が実
質的に別体で成るもの、更には接着剤導入用の導
入孔若しくは導入管を具備して成るものなど、図
示した形状の外に種々の変更例が挙げられ、要は
所望形態の切込を形成して線材を埋入し得る形状
であれば足りるが、いずれにせよ、第26図・第
27図の例の如く、一次切込刃が単板繊維を押え
込む方向に傾斜している方が、形成が安定するの
で好ましく、また第27図・第29図の例の如
く、線材が単板繊維と直接接触するよう誘導孔等
が設けられて成る方が、線材の導出が安定するの
で好ましい。
尚、一次切込刃と二次切込刃とが別体であれ
ば、必要に応じて、一次切込部と二次切込部の長
さ、或は両者の係合位置等を簡単に異らせ得るこ
とが、容易に理解されよう。
扨て、次に本発明の第2番目の発明に係る単板
を説明する。
本発明の第2番目の発明に係る単板は、例えば
第37図に斜視図を例示する如く、相互の側面を
任意の距離(実施例は密接状)まで近づけた状態
で配列された複数枚の小幅単板15aの夫々に、
繊維と略直交方向へ延びる適数条(実施例は二
条)の切込5が形成されており、而も互いに隣合
う小幅単板15aの切込5内にまたがる線材3の
埋入によつて、連接処理されて成る単板15であ
つて、各小幅単板15aに形成された切込5が、
第1番目の発明の場合と同様に、単板外面に達す
る一次切込部5aと、該一次切込部5aの任意深
さの位置(実施例は一次切込部5aの切込端)
へ、任意の角度(実施例は一次切込部5aと直交
状)を以つて連なる適数列(実施例は一列)の二
次切込部5bとによつて形成されており、而も該
二次切込部5bへ適数本(実施例は一本)の線材
3が埋入されて成ることが特徴である。
斯様な特殊な切込内に埋入された線材は、容易
に抜け出さないことは、先に第1番目の発明の説
明で述べたのと全く同様で、結果的に、該線材が
あらゆる方向に対して必要十分な連接効果を発揮
するから、小幅単板の連接が適確に保障される。
以上明らかな如く、本発明の第2番目の発明に
係る転板は、前記の如き特殊な切込内に埋入され
た線材によつて、安定的に連接処理されたもので
あり、殊に、小幅単板の複合体であるが故に、第
1番目の発明に係る単板に比べて、より多次元的
にあらゆる方向の外力が個々の小幅単板に作用し
易い、第2番目の発明に係る単板にとつて、その
連接効果は絶大で、取扱い性が従来に比べて格段
に良好であり、単板処理工程を大幅に合理化し、
また生産性を向上し得ると共に、連接部分の損傷
も防止されるので、単板の歩留り低下の予防も期
待し得る。
尚、本発明の第2番目の発明に係る単板の態様
も、前記実施例の態様に限るものではなく、種々
の変更例・応用例が挙げられるが、個々の小幅単
板に形成される切込の態様、該切込に埋入される
線材の態様、或はそれらの施工手段等は、先に第
1番目の発明の説明で述べたのと殆ど同様である
から、それを準用し得ることを明記して、重複す
る詳細な説明は可及的に省略する。
まず切込の形成面については、格別な制約はな
く、第37図の例の如く、各小幅単板の同じ面に
形成されて成れば、形成が比較的容易であり、ま
た第40図の例の如く、必要に応じて、互いに隣
合う小幅単板の別の面に形成されて成れば、線材
がより抜け出し難いので良好であつて、いずれの
面でも差支えないが、いずれの面に形成されて成
るにせよ、小幅単板相互の関連性の良化からし
て、隣合う小幅単板が存在する側の側面に及ぶ
(至る)よう形成されて成るのが望ましく、更に
その形成位置、一次切込部と二次切込部の深さな
どについても、隣合う小幅単板と揃えられて成る
のが好ましい。
即ち、第37図乃至第39図の例の如く、いず
れか一方の木口面から略同一距離に線材が位置し
得るよう、隣合う小幅単板に切込が形成されて成
れば、前記木口面を、後処理工程に於ける基準面
として活用できるので有効であり、同様に、第3
7図の例の如く、いずれか一方の表面から略同一
距離に線材が位置し得るよう、隣合う小幅単板に
切込が形成されて成れば、前記表面が平担化する
ので好ましく、特に第37図乃至第39図の例の
如く、各小幅単板が方形に成形された小幅単板、
所謂有寸単板であり、而も相互の側面を密接状に
近づけた状態で配列されて成る場合にあつては有
益である。
次に切込及び線材の長さについても、格別な制
約はなく、長短にかかわらず、線材の埋入長さに
対応する連接作用が得られるので、相応に効果的
であるが、第37図・第38図の例の如く、各小
幅単板の繊維直交方向の全幅に亙つて連続的な切
込が形成されており、而も該切込の全長に亙つて
線材が埋入されて成れば、少なくとも該切込の近
傍に於ける、新たな割れの発生が併せて予防され
るので効果的であり、更に第38図・第39図の
例の如く、いずれかの小幅単板に存在する既存の
割れを横切つて形成された切込内に、該既存の割
れを横切つて線材が埋入されて成れば、既存の割
れの拡大が併せて予防されるので効果的である。
尚、実用性からして、各小幅単板の繊維方向の
中央部に切込が形成されて成る確率が比較的高い
が、斯様に中央部に形成されて成る切込について
は、短い方が、合板の強度に悪影響を及ぼし難い
ので好ましい。
次に切込の具体的な形状については、例えば一
次切込部が繊維と略直交方向へ延びる態様、一次
切込部が単板外面に達する態様、二次切込部が繊
維と略直交方向へ延びる態様等が、隣合う小幅単
板同志で異つて成つても、製造工程上特に支障は
ないが、二次切込部が一次切込部に連なる態様、
二次切込部が一次切込部に連なる位置、或は二次
切込部の列数等が、隣合う小幅単板同志で異つて
成る場合には、切込用刃物の交換等を必要とし
て、製造工程上極めて不便であるから、統一する
のが望ましい。
次に線材については、特記すべき点はなく、先
の第1番目の発明の説明に於ける記述をそのまま
準用でき、無論、接着剤の併用も、先記同様に有
効である。
次に切込の条数については、いずれの連接部分
に於ても、複数条形成されて成るのが最良であ
り、而も実用性からして、第37図・第38図の
例の如く、全ての小幅単板の少なくとも両木口部
分に連続的に延びる二条の切込が形成されて成る
のが望ましく、更に複数条形成されて成る場合に
於ては、いずれか一条の切込の態様(線材の埋入
状態を含む)が、同一の連接部分に形成された他
の少なくとも一条の切込の態様(線材の埋入状態
を含む)と異つて成るのが好ましいが、第39図
の例の如く、いずれか一箇所の連接部分に於ける
切込の条数が、他の少なくともいずれか一箇所の
連接部分に於ける切込の条数と相違しても、実用
上特に支障なく、また図示は省略したが、たとえ
切込が一条のみであつても、少なくとも該切込の
近傍に於ける、隣合う小幅単板相互の位置関係を
維持する範囲で連接効果を発揮するので、相応に
効果的であり、必ずしも複数条が必須ではない。
次に各小幅単板の形状については、第37図乃
至第39図の例合如く、各小幅単板が、方形に成
形された小幅単板、所謂有寸単板である場合と、
第40図・第41図の例の如く、各小幅単板が、
若干の修正部分を残して略方形に仮カツトされた
小幅単板、所謂荒切単板15bである場合と、第
42図・第43図の例の如く、各小幅単板が、少
なくともいずれか一方の側部に未修正の不要部を
含んだ不定形な小幅単板、所謂未処理単板15c
である場合とが挙げられるが、それらの好ましい
態様は、夫々の形状に応じて幾分相違する。
即ち、各小幅単板が有寸単板であれば、再度修
正する必要はないから、第37図乃至第39図の
例の如く、相互の側面を密接状に近づけた状態で
配列されて成るのが望ましく、而も繊維直交方向
の全幅が、合板に使用可能な、所定幅に定められ
て成れば至便であるが、必ずしも限定するもので
はなく、例えば連続帯状の如く、直には合板に使
用不能な、所定外の幅であつても差支えない。
一方、各小幅単板が荒切単板であれば、後処理
工程に於て修正部分の除去処理が必要であるか
ら、第40図の例の如く、相互の側面(修正部分
を除く)の間に適宜の間隔Lを設けて、近接状に
近づけた状態で配列されて成るのが好ましく、而
も処理の能率性からして、前記間隔Lは、除去処
理に支障のない範囲内で可及的に狭いのが望まし
い。換言すると、除去処理に支障がなければ、第
41図の例の如く、相互の側面の間隔が零であつ
ても差支えない。
また更に、各小幅単板が未処理単板である場合
には、後処理工程に於ける処理内容が、必ずしも
一様でないので、好ましい態様を一律には決め難
いが、第42図・第43図の例の如く、相互の側
面が重ならない状態に近づけられて成れば実用上
支障なく、第42図の例の如く、従来は後処理が
極めて困難であつた、著しく不定形な未処理単板
であつても、複数条の切込の採用に基いて、例え
ば第44図に例示する如く、懸吊棒16等を用い
た懸吊蓄積処理、或は図示は省略したが、リーリ
ングデツキを用いた巻取り蓄積処理、トレーデツ
キを用いた載置蓄積処理等を安定的に実施するこ
とが可能となる。
以上明らかな如く、本発明によれば、第1番目
の発明に係る単板であれ、第2番目の発明に係る
単板であれ、その取扱い性・耐損性が、従来のも
のに比べて格段に良好であり、合板工場に於ける
単板処理工程の合理化・生産性の向上が図り得る
と共に、歩留りの向上も期待でき、その実施効果
は極めて多大である。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明を説明する為のものであつて、第
1図乃至第3図は従来の単板の部分拡大斜視図、
第4図は第21図に例示した単板の部分拡大斜視
図、第5図乃至第18図は切込及び線材の他の形
態を例示した部分拡大正面図、第19図及び第2
0図は切込及び線材の他の形態を例示した部分拡
大斜視図、第21図は本発明の第1番目の発明に
係る単板の一部破断平面図、第22図乃至第24
図は本発明の第1番目の発明に係る単板の他の実
施例の平面図、第25図乃至第30図は切込用刃
物の斜視図、第31図は切込の形成及び線材の埋
入手段を例示した部分拡大正面図、第32図は第
31図の部分側面説明図、第33図乃至第36図
は複数条の切込の形態を例示した正面図、第37
図は本発明の第2番目の発明に係る単板の斜視
図、第38図・第39図・第41図・第42図及
び第43図は本発明の第2番目の発明に係る単板
の他の実施例の平面図、第40図は本発明の第2
番目の発明に係る単板の他の実施例の斜視図、第
44図は第42図に示す単板の懸吊蓄積処理を例
示した側面図である。 1…従来の単板、2…従来の切込、3…線材、
4…本発明の第1番目の発明に係る単板、5…本
発明に係る単板に形成された切込、5a…一次切
込部、5b…二次切込部、6…既存の割れ、7…
一次切込刃、8…二次切込刃、9…切込用刃物、
10…線材の誘導孔、11…線材の誘導管、12
…線材の誘導溝、13…先割れ、14…変則的に
派生した先割れ、15…本発明の第2番目の発明
に係る単板、16…懸吊棒、A−A′…繊維と直
交方向、B−B′…木口面と垂直方向、C−C′…表
面と垂直方向、X−X…仮想切断線、L…隣合う
小幅単板の側面の間隔。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 繊維と略直交方向へ延びる適数条の切込の形
    成と、該切込内への線材の埋入によつて、補強処
    理されて成るベニヤ単板であつて、前記切込が、
    単板外面に達する一次切込部と、該一次切込部の
    任意深さの位置へ、任意の角度を以つて連なる適
    数列の二次切込部とによつて形成されており、而
    も少なくとも一列の二次切込部へ適数本の線材が
    埋入されて成ることを特徴とするベニヤ単板。 2 当該ベニヤ単板自体は、未だ割れが存在せず
    に成る特許請求の範囲第1項に記載するベニヤ単
    板。 3 当該ベニヤ単板自体は、既に割れが存在して
    成る特許請求の範囲第1項に記載するベニヤ単
    板。 4 当該ベニヤ単板自体に既に存在する割れを横
    切つて成る切込内に、該割れを横切つて線材が埋
    入されて成る特許請求の範囲第3項に記載するベ
    ニヤ単板。 5 当該ベニヤ単板の少なくともいずれか一方の
    表面側へ切込が形成されて成る特許請求の範囲第
    1項〜第4項のいずれか一つの項に記載するベニ
    ヤ単板。 6 当該ベニヤ単板の表面側の木口寄りに切込が
    形成されて成る特許請求の範囲第5項に記載する
    ベニヤ単板。 7 当該ベニヤ単板の少なくともいずれか一方の
    木口面側へ切込が形成されて成る特許請求の範囲
    第1項〜第4項のいずれか一つの項に記載するベ
    ニヤ単板。 8 少なくとも一条の切込は、一次切込部が、繊
    維直交方向の全幅に亙つて連続的に延びる切込で
    成る特許請求の範囲第1項〜第7項のいずれか一
    つの項に記載するベニヤ単板。 9 少なくとも一条の切込は、一次切込部が、繊
    維直交方向の全幅に満たず、比較的短く延びる切
    込で成る特許請求の範囲第1項〜第7項のいずれ
    か一つの項に記載するベニヤ単板。 10 少なくとも一条の切込は、一次切込部が、
    繊維と略直交方向へ直行的に延びる切込で成る特
    許請求の範囲第1項〜第9項のいずれか一つの項
    に記載するベニヤ単板。 11 少なくとも一条の切込は、一次切込部が、
    繊維と略直交方向へ蛇行的に延びる切込で成る特
    許請求の範囲第1項〜第9項のいずれか一つの項
    に記載するベニヤ単板。 12 少なくとも一条の切込は、一次切込部が、
    単板外面へ直交的に達する切込で成る特許請求の
    範囲第1項〜第11項のいずれか一つの項に記載
    するベニヤ単板。 13 少なくとも一条の切込は、一次切込部が、
    単板外面へ斜交的に達する切込で成る特許請求の
    範囲第1項〜第11項のいずれか一つの項に記載
    するベニヤ単板。 14 少なくとも一条の切込は、一次切込部の深
    さが、全長に亙つて一様な切込で成る特許請求の
    範囲第1項〜第13項のいずれか一つの項に記載
    するベニヤ単板。 15 少なくとも一条の切込は、一次切込部の深
    さが、任意量変化する切込で成る特許請求の範囲
    第1項〜第13項のいずれか一つの項に記載する
    ベニヤ単板。 16 少なくとも一条の切込は、少なくとも一列
    の二次切込部の全長が、一次切込部の全長と略同
    等の切込で成る特許請求の範囲第1項〜第15項
    のいずれか一つの項に記載するベニヤ単板。 17 少なくとも一条の切込は、少なくとも一列
    の二次切込部の全長が、一次切込部の全長に比べ
    て任意長さだけ異る切込で成る特許請求の範囲第
    1項〜第15項のいずれか一つの項に記載するベ
    ニヤ単板。 18 少なくとも一条の切込は、少なくとも一列
    の二次切込部が、繊維と略直交方向へ直行的に延
    びる切込で成る特許請求の範囲第1項〜第17項
    のいずれか一つの項に記載するベニヤ単板。 19 少なくとも一条の切込は、少なくとも一列
    の二次切込部が、繊維と略直交方向へ蛇行的に延
    びる切込で成る特許請求の範囲第1項〜第17項
    のいずれか一つの項に記載するベニヤ単板。 20 少なくとも一条の切込は、少なくとも一列
    の二次切込部が、一次切込部に直交的に連なる切
    込で成る特許請求の範囲第1項〜第19項のいず
    れか一つの項に記載するベニヤ単板。 21 少なくとも一条の切込は、少なくとも一列
    の二次切込部が、一次切込部に斜交的に連なる切
    込で成る特許請求の範囲第1項〜第19項のいず
    れか一つの項に記載するベニヤ単板。 22 少なくとも一条の切込は、少なくとも一列
    の二次切込部の少なくとも一部が、一次切込部の
    切込端に連なる切込で成る特許請求の範囲第1項
    〜第21項のいずれか一つの項に記載するベニヤ
    単板。 23 少なくとも一条の切込は、少なくとも一列
    の二次切込部が、全長に亙つて、一次切込部の切
    込端から任意深さだけ浅い位置に連なる切込で成
    る特許請求の範囲第1項〜第21項のいずれか一
    つの項に記載するベニヤ単板。 24 少なくとも一条の切込は、少なくとも一列
    の二次切込部の断面形状が、直線状である切込で
    成る特許請求の範囲第1項〜第23項のいずれか
    一つの項に記載するベニヤ単板。 25 少なくとも一条の切込は、少なくとも一列
    の二次切込部の断面形状が、非直線状である切込
    で成る特許請求の範囲第1項〜第23項のいずれ
    か一つの項に記載するベニヤ単板。 26 二次切込部の断面形状が、屈折線状である
    特許請求の範囲第25項に記載するベニヤ単板。 27 二次切込部の断面形状が、屈曲線状である
    特許請求の範囲第25項に記載するベニヤ単板。 28 少なくとも一条の切込は、少なくとも一列
    の二次切込部の全長に亙つて線材が埋入された切
    込で成る特許請求の範囲第1項〜第27項のいず
    れか一つの項に記載するベニヤ単板。 29 少なくとも一条の切込は、少なくとも一列
    の二次切込部に、該二次切込部の全長よりも任意
    長さだけ短く線材が埋入された切込で成る特許請
    求の範囲第1項〜第27項のいずれか一つの項に
    記載するベニヤ単板。 30 少なくとも一条の切込は、二次切込部が複
    数列設けられた切込で成る特許請求の範囲第1項
    〜第29項のいずれか一つの項に記載するベニヤ
    単板。 31 一次切込部に連なる位置が、各二次切込部
    とも同じ位置で成る特許請求の範囲第30項に記
    載するベニヤ単板。 32 少なくとも一列の二次切込部は、一次切込
    部に連なる位置が、他の少なくとも一列の二次切
    込部と異つて成る特許請求の範囲第30項に記載
    するベニヤ単板。 33 一次切込部に連なる向きが、各二次切込部
    とも同じ向きで成る特許請求の範囲第30項又は
    第32項に記載するベニヤ単板。 34 少なくとも一列の二次切込部は、一次切込
    部に連なる向きが、他の少なくとも一列の二次切
    込部と異つて成る特許請求の範囲第30項又は第
    31項又は第32項に記載するベニヤ単板。 35 一次切込部に対して略反対向きに連なる二
    列の二次切込部が設けられて成る特許請求の範囲
    第34項に記載するベニヤ単板。 36 各二次切込部の深さが同じ深さで成る特許
    請求の範囲第30項〜第35項のいずれか一つの
    項に記載するベニヤ単板。 37 少なくとも一列の二次切込部の深さが、他
    の少なくとも一列の二次切込部の深さと異つて成
    る特許請求の範囲第30項〜第35項のいずれか
    一つの項に記載するベニヤ単板。 38 いずれか一列の二次切込部のみに線材が埋
    入されて成る特許請求の範囲第30項〜第37項
    のいずれか一つの項に記載するベニヤ単板。 38 複数列の二次切込部に線材が埋入されて成
    る特許請求の範囲第30項〜第37項のいずれか
    一つの項に記載するベニヤ単板。 40 少なくとも一条の切込は、二次切込部が一
    列のみ設けられた切込で成る特許請求の範囲第1
    項〜第29項のいずれか一つの項に記載するベニ
    ヤ単板。 41 二次切込部の切込端寄りに線材が埋入され
    て成る特許請求の範囲第1項〜第40項のいずれ
    か一つの項に記載するベニヤ単板。 42 一列の二次切込部に一本の線材が埋入され
    て成る特許請求の範囲第1項〜第41項のいずれ
    か一つの項に記載するベニヤ単板。 43 一列の二次切込部に複数本の線材が埋入さ
    れて成る特許請求の範囲第1項〜第41項のいず
    れか一つの項に記載するベニヤ単板。 44 少なくとも一本の線材は、全長に亙つて略
    均質な連続状の線材で成る特許請求の範囲第1項
    〜第43項のいずれか一つの項に記載するベニヤ
    単板。 45 少なくとも一本の線材は、任意長さ毎に分
    断若しくは強度弱化処理された線材で成る特許請
    求の範囲第1項〜第43項のいずれか一つの項に
    記載するベニヤ単板。 46 少なくとも一本の線材は、弛緩状態で埋入
    されて成る特許請求の範囲第1項〜第45項のい
    ずれか一つの項に記載するベニヤ単板。 47 少なくとも一本の線材は、緊張状態で埋入
    されて成る特許請求の範囲第1項〜第45項のい
    ずれか一つの項に記載するベニヤ単板。 48 複数条の切込が形成されて成る特許請求の
    範囲第1項〜第47項のいずれか一つの項に記載
    するベニヤ単板。 49 一次切込部が単板外面に達する向きが、各
    切込とも同じ向きで成る特許請求の範囲第48項
    に記載するベニヤ単板。 50 少なくとも一条の切込は、一次切込部が単
    板外面に達する向きが、他の少なくとも一条の切
    込と異つて成る特許請求の範囲第48項に記載す
    るベニヤ単板。 51 線材が埋入された二次切込部が一次切込部
    に連なる向きが、各切込とも同じ向きで成る特許
    請求の範囲第48項〜第50項のいずれか一つの
    項に記載するベニヤ単板。 52 少なくとも一条の切込は、線材が埋入され
    た少なくとも一列の二次切込部が一次切込部に連
    なる向きが、他の少なくとも一条の切込と異つて
    成る特許請求の範囲第48項〜第50項のいずれ
    か一つの項に記載するベニヤ単板。 53 切込が一条のみ形成されて成る特許請求の
    範囲第1項〜第47項のいずれか一つの項に記載
    するベニヤ単板。 54 当該ベニヤ単板自体は、未だテンダーライ
    ジング処理が施されずに成る特許請求の範囲第1
    項〜第53項のいずれか一つの項に記載するベニ
    ヤ単板。 55 当該ベニヤ単板自体は、既にテンダーライ
    ジング処理が施されて成る特許請求の範囲第1項
    〜第53項のいずれか一つの項に記載するベニヤ
    単板。 56 当該ベニヤ単板自体は、合板に使用可能
    な、所定の寸法形状に定形化されて成る特許請求
    の範囲第1項〜第55項のいずれか一つの項に記
    載するベニヤ単板。 57 当該ベニヤ単板自体は、直には合板に使用
    不能な、不定形の寸法形状で成る特許請求の範囲
    第1項〜第55項のいずれか一つの項に記載する
    ベニヤ単板。 58 相互の側面を任意の距離まで近づけた状態
    で配列された複数枚の小幅単板の夫々に、繊維と
    略直交方向へ延びる複数条の切込が形成されてお
    り、而も互いに隣合う小幅単板の切込内にまたが
    る線材の埋入によつて、連接処理されて成るベニ
    ヤ単板であつて、各小幅単板に形成された切込
    が、単板外面に達する一次切込部と、該一次切込
    部の任意深さの位置へ、任意の角度を以つて連な
    る適数列の二次切込部とによつて形成されてお
    り、而も少なくとも一列の二次切込部へ適数本の
    線材が埋入されて成ることを特徴とするベニヤ単
    板。 59 少なくとも一枚の小幅単板は、未だ割れが
    存在せずに成る特許請求の範囲第58項に記載す
    るベニヤ単板。 60 少なくとも一枚の小幅単板は、既に割れが
    存在して成る特許請求の範囲第58項又は第59
    項に記載するベニヤ単板。 61 少なくとも一枚の小幅単板に既に存在する
    割れを横切つて成る切込内に、該割れを横切つて
    線材が埋入されて成る特許請求の範囲第60項に
    記載するベニヤ単板。 62 少なくとも一枚の小幅単板は、少なくとも
    いずれか一方の表面側へ切込が形成されて成る特
    許請求の範囲第58項〜第61項のいずれか一つ
    の項に記載するベニヤ単板。 63 少なくとも一枚の小幅単板の表面側の木口
    寄りに切込が形成されて成る特許請求の範囲第6
    2項に記載するベニヤ単板。 64 少なくとも一枚の小幅単板は、少なくとも
    いずれか一方の木口面側へ切込が形成されて成る
    特許請求の範囲第58項〜第63項のいずれか一
    つの項に記載するベニヤ単板。 65 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、一次切込部が、該小幅単
    板の繊維直交方向の全幅に亙つて連続的に延びる
    切込で成る特許請求の範囲第58項〜第64項の
    いずれか一つの項に記載するベニヤ単板。 66 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、一次切込部が、該小幅単
    板の繊維直交方向の全幅に満たず、比較的短く延
    びる切込で成る特許請求の範囲第58項〜第65
    項のいずれか一つの項に記載するベニヤ単板。 67 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、一次切込部が、繊維と略
    直交方向へ直行的に延びる切込で成る特許請求の
    範囲第58項〜第66項のいずれか一つの項に記
    載するベニヤ単板。 68 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、一次切込部が、繊維と略
    直交方向へ蛇行的に延びる切込で成る特許請求の
    範囲第58項〜第67項のいずれか一つの項に記
    載するベニヤ単板。 69 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、一次切込部が、単板外面
    へ直交的に達する切込で成る特許請求の範囲第5
    8項〜第68項のいずれか一つの項に記載するベ
    ニヤ単板。 70 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、一次切込部が、単板外面
    へ斜交的に達する切込で成る特許請求の範囲第5
    8項〜第69項のいずれか一つの項に記載するベ
    ニヤ単板。 71 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、一次切込部の深さが、全
    長に亙つて一様な切込で成る特許請求の範囲第5
    8項〜第70項のいずれか一つの項に記載するベ
    ニヤ単板。 72 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、一次切込部の深さが、任
    意量変化する切込で成る特許請求の範囲第58項
    〜第71項のいずれか一つの項に記載するベニヤ
    単板。 73 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、少なくとも一列の二次切
    込部の全長が、一次切込部の全長と略同等の切込
    で成る特許請求の範囲第58項〜第72項のいず
    れか一つの項に記載するベニヤ単板。 74 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、少なくとも一列の二次切
    込部の全長が、一次切込部の全長に比べて任意長
    さだけ異る切込で成る特許請求の範囲第58項〜
    第73項のいずれか一つの項に記載するベニヤ単
    板。 75 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、少なくとも一列の二次切
    込部が、繊維と略直交方向へ直行的に延びる切込
    で成る特許請求の範囲第58項〜第74項のいず
    れか一つの項に記載するベニヤ単板。 76 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、少なくとも一列の二次切
    込部が、繊維と略直交方向へ蛇行的に延びる切込
    で成る特許請求の範囲第58項〜第75項のいず
    れか一つの項に記載するベニヤ単板。 77 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、少なくとも一列の二次切
    込部が、一次切込部に直交的に連なる切込で成る
    特許請求の範囲第58項〜第76項のいずれか一
    つの項に記載するベニヤ単板。 78 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、少なくとも一列の二次切
    込部が、一次切込部に斜交的に連なる切込で成る
    特許請求の範囲第58項〜第77項のいずれか一
    つの項に記載するベニヤ単板。 79 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、少なくとも一列の二次切
    込部の少なくとも一部が、一次切込部の切込端に
    連なる切込で成る特許請求の範囲第58項〜第7
    8項のいずれか一つの項に記載するベニヤ単板。 80 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、少なくとも一列の二次切
    込部が、全長に亙つて、一次切込部の切込端から
    任意深さだけ浅い位置に連なる切込で成る特許請
    求の範囲第58項〜第79項のいずれか一つの項
    に記載するベニヤ単板。 81 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、少なくとも一列の二次切
    込部の断面形状が、直線状である切込で成る特許
    請求の範囲第58項〜第80項のいずれか一つの
    項に記載するベニヤ単板。 82 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、少なくとも一列の二次切
    込部の断面形状が、非直線状である切込で成る特
    許請求の範囲第58項〜第81項のいずれか一つ
    の項に記載するベニヤ単板。 83 二次切込部の断面形状が、屈折線状である
    特許請求の範囲第82項に記載するベニヤ単板。 84 二次切込部の断面形状が、屈曲線状である
    特許請求の範囲第82項に記載するベニヤ単板。 85 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、少なくとも一列の二次切
    込部の全長に亙つて線材が埋入された切込で成る
    特許請求の範囲第58項〜第84項のいずれか一
    つの項に記載するベニヤ単板。 86 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、少なくとも一列の二次切
    込部に、該二次切込部の全長よりも任意長さだけ
    短く線材が埋入された切込で成る特許請求の範囲
    第58項〜第85項のいずれか一つの項に記載す
    るベニヤ単板。 87 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、二次切込部が複数列設け
    られた切込で成る特許請求の範囲第58項〜第8
    6項のいずれか一つの項に記載するベニヤ単板。 88 一次切込部に連なる位置が、各二次切込部
    とも同じ位置で成る特許請求の範囲第87項に記
    載するベニヤ単板。 89 少なくとも一列の二次切込部は、一次切込
    部に連なる位置が、他の少なくとも一列の二次切
    込部と異つて成る特許請求の範囲第87項に記載
    するベニヤ単板。 90 一次切込部に連なる向きが、各二次切込部
    とも同じ向きで成る特許請求の範囲第87項又は
    第89項に記載するベニヤ単板。 91 少なくとも一列の二次切込部は、一次切込
    部に連なる向きが、他の少なくとも一列の二次切
    込部と異つて成る特許請求の範囲第87項又は第
    88項又は第89項に記載するベニヤ単板。 92 一次切込部に対して略反対向きに連なる二
    列の二次切込部が設けられて成る特許請求の範囲
    第91項に記載するベニヤ単板。 93 各二次切込部の深さが同じ深さで成る特許
    請求の範囲第87項〜第92項のいずれか一つの
    項に記載するベニヤ単板。 94 少なくとも一列の二次切込部の深さが、他
    の少なくとも一列の二次切込部の深さと異つて成
    る特許請求の範囲第87項〜第92項のいずれか
    一つの項に記載するベニヤ単板。 95 いずれか一列の二次切込部のみに線材が埋
    入されて成る特許請求の範囲第87項〜第94項
    のいずれか一つの項に記載するベニヤ単板。 96 複数列の二次切込部に線材が埋入されて成
    る特許請求の範囲第87項〜第94項のいずれか
    一つの項に記載するベニヤ単板。 97 少なくとも一枚の小幅単板に形成された少
    なくとも一条の切込は、二次切込部が一列のみ設
    けられた切込で成る特許請求の範囲第58項〜第
    86項のいずれか一つの項に記載するベニヤ単
    板。 98 二次切込部の切込端寄りに線材が埋入され
    て成る特許請求の範囲第58項〜第97項のいず
    れか一つの項に記載するベニヤ単板。 99 少なくとも一対の隣合う小幅単板の夫々に
    形成された各切込の一列の二次切込部に、一本の
    線材が埋入されて成る特許請求の範囲第58項〜
    第98項のいずれか一つの項に記載するベニヤ単
    板。 100 少なくとも一対の隣合う小幅単板の夫々
    に形成された各切込の一列の二次切込部に、複数
    本の線材が埋入されて成る特許請求の範囲第58
    項〜第98項のいずれか一つの項に記載するベニ
    ヤ単板。 101 少なくとも一本の線材は、全長に亙つて
    略均質な連続状の線材で成る特許請求の範囲第5
    8項〜第100項のいずれか一つの項に記載する
    ベニヤ単板。 102 少なくとも一本の線材は、任意長さ毎に
    分断若しくは強度弱化処理された線材で成る特許
    請求の範囲第58項〜第100項のいずれか一つ
    の項に記載するベニヤ単板。 103 少なくとも一本の線材は、弛緩状態で埋
    入されて成る特許請求の範囲第58項〜第102
    項のいずれか一つの項に記載するベニヤ単板。 104 少なくとも一本の線材は、緊張状態で埋
    入されて成る特許請求の範囲第58項〜第102
    項のいずれか一つの項に記載するベニヤ単板。 105 少なくとも一対の隣合う小幅単板の夫々
    に、複数条の切込が形成されて成る特許請求の範
    囲第58項〜第104項のいずれか一つの項に記
    載するベニヤ単板。 106 少なくとも一枚の小幅単板については、
    一次切込部が単板外面に達する向きが、各切込と
    も同じ向きで成る特許請求の範囲第105項に記
    載するベニヤ単板。 107 少なくとも一枚の小幅単板に形成された
    少なくとも一条の切込は、一次切込部が単板外面
    に達する向きが、該小幅単板に形成された他の少
    なくとも一条の切込と異つて成る特許請求の範囲
    第105項又は第106項に記載するベニヤ単
    板。 108 少なくとも一枚の小幅単板については、
    線材が埋入された二次切込部が一次切込部に連な
    る向きが、各切込とも同じ向きで成る特許請求の
    範囲第105項〜第107項のいずれか一つの項
    に記載するベニヤ単板。 109 少なくとも一枚の小幅単板に形成された
    少なくとも一条の切込は、線材が埋入された少な
    くとも一列の二次切込部が一次切込部に連なる向
    きが、該小幅単板に形成された他の少なくとも一
    条の切込と異つて成る特許請求の範囲第105項
    〜第108項のいずれか一つの項に記載するベニ
    ヤ単板。 110 少なくとも一対の隣合う小幅単板の夫々
    に、切込が一条のみ形成されて成る特許請求の範
    囲第58項〜第104項のいずれか一つの項に記
    載するベニヤ単板。 111 各小幅単板に形成された切込が、隣合う
    小幅単板が存在する側の側面に及ぶ切込で成る特
    許請求の範囲第58項〜第110項のいずれか一
    つの項に記載するベニヤ単板。 112 少なくとも一対の隣合う小幅単板同志
    は、双方ともにいずれか一方の表面側から略同一
    距離の位置に線材が埋入されて成る特許請求の範
    囲第111項に記載するベニヤ単板。 113 少なくとも一対の隣合う小幅単板同志
    は、双方ともにいずれか一方の木口面側から略同
    一距離の位置に線材が埋入されて成る特許請求の
    範囲第111項又は第112項に記載するベニヤ
    単板。 114 少なくとも一枚の小幅単板は、未だテン
    ダーライジング処理が施されずに成る特許請求の
    範囲第58項〜第113項のいずれか一つの項に
    記載するベニヤ単板。 115 少なくとも一枚の小幅単板は、既にテン
    ダーライジング処理が施されて成る特許請求の範
    囲第58項〜第114項のいずれか一つの項に記
    載するベニヤ単板。 116 各小幅単板が、方形に成形された小幅単
    板である特許請求の範囲第58項〜第115項の
    いずれか一つの項に記載するベニヤ単板。 117 各小幅単板が、相互の間隔を密接状に近
    づけた状態で配列されて成る特許請求の範囲第1
    16項に記載するベニヤ単板。 118 当該ベニヤ単板自体は、繊維直交方向の
    全幅が、合板に使用可能な、所定幅に定められて
    成る特許請求の範囲第117項に記載するベニヤ
    単板。 119 当該ベニヤ単板自体は、繊維直交方向の
    全幅が、直には合板に使用不能な、所定外の幅で
    成る特許請求の範囲第116項又は第117項に
    記載するベニヤ単板。 120 各小幅単板が、若干の修正部分を残して
    略方形に仮カツトされた小幅単板である特許請求
    の範囲第58項〜第115項のいずれか一つの項
    に記載するベニヤ単板。 121 各小幅単板が、相互の側面を近接状に近
    づけた状態で配列されて成る特許請求の範囲第1
    20項に記載するベニヤ単板。 122 後続する後処理工程に於ける修正部分の
    除去処理に支障のない範囲内で、而も可及的に狭
    い間隔を隔てて、相互の側面を近づけた状態で、
    各小幅単板が配列されて成る特許請求の範囲第1
    20項に記載するベニヤ単板。 123 各小幅単板が、少なくともいずれか一方
    の側部に未修正の不要部を含んだ、不定形な小幅
    単板である特許請求の範囲第58項〜第115項
    のいずれか一つの項に記載するベニヤ単板。 124 各小幅単板が、相互の側面が重ならない
    状態に近づけられて、配列されて成る特許請求の
    範囲第123項に記載するベニヤ単板。
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