JPH0231440Y2 - - Google Patents

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JPH0231440Y2
JPH0231440Y2 JP4922985U JP4922985U JPH0231440Y2 JP H0231440 Y2 JPH0231440 Y2 JP H0231440Y2 JP 4922985 U JP4922985 U JP 4922985U JP 4922985 U JP4922985 U JP 4922985U JP H0231440 Y2 JPH0231440 Y2 JP H0231440Y2
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hose
switch
relay
nozzle
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Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は懸垂式給油装置に係り、先端に給油ノ
ズルを有する給油ホースの所定位置に被検出部材
としての位置検出部材を設け、給油ホースに近接
対向して設けた検出手段によりこの位置検出部材
を検出して給油ホース昇降位置を制御する構成と
することにより、ホース昇降位置すなわち給油ノ
ズルの昇降位置を極めて正確に制御することので
きる懸垂式給油装置に関する。
従来の技術 一般に給油所高所部に設けたデリベリユニツト
内の昇降機構を構成するホースリールに給油ホー
スを巻回収納し、給油時該ホースリールを回転駆
動し給油ホースを繰り出させる構成の懸垂式給油
装置が知られている。
しかるに、上記従来の懸垂式給油装置は、ホー
スリール或いはホースリールに減速機を介して連
結した歯車の近傍に、ホース昇降位置検出用のマ
イクロスイツチを設け、このマイクロスイツチの
作動によりホースリール駆動モータを制御する構
成としてある。
考案が解決しようとする問題点 従つて、従来の懸垂式給油装置ではホースの昇
降位置がホースリールに対するホースの巻回長さ
すなわちホースリールの回転量で間接的に検出制
御されることになる。このため、ホースリールに
ガタがあつたり或いはホースリールに対するホー
スの巻回始端がずれてしまいホースリールに巻回
されたホースに巻回むらが生じたり、デリベリユ
ニツト内でホースが撓んだまま繰り出されてしま
つた場合等には正確なホース昇降位置を検出する
ことができず、給油するたびすなわち給油ホース
を昇降させるたびにホース昇降位置が変動してし
まうという欠点を有していた。そのため、例え
ば、待機位置に給油ホースを下降させても手元下
降スイツチの垂れひもが操作できなかつたり、給
油位置へ給油ホースを下降させたときには給油可
能範囲が狭まつたり、また給油位置から待機位置
に上昇させても通過車輌に給油ノズルが接触して
しまうといつたおそれがあつた。さらに、上記従
来の給油装置はホースリールに機械的に接触する
マイクロスイツチを用いているため、故障が生じ
やすい等の欠点があり、そのためホースが昇降し
なくなつたり、給油ノズルが地面、車輌またはデ
リベリユニツト等に衝突してしまい給油ノズルや
車輌等を損傷させてしまうおそれがあつた。
そこで、本考案は上記諸欠点を除去した懸垂式
給油装置を提供することを目的とする。
問題点を解決するための手段及び作用 本考案は、給油所高所に設けられたデリベリユ
ニツトより吊下され先端に給油ノズルを有する給
油ホースと、前記デリベリユニツト内に設けられ
前記給油ホースを昇降させる昇降機構と、前記給
油ホースの予め定めた一乃至複数の位置に設けら
れた被検出部材とを設けてある。さらに、前記被
検出部材を検出し位置検出信号を出力する昇降位
置検出手段を前記デリベリユニツト内またはその
近傍に前記給油ホースに近接対向して設ける。そ
して、上昇または下降を指示する昇降スイツチ
と、昇降スイツチの上昇または下降操作により昇
降機構を上昇駆動または下降駆動させ、給油ホー
スの昇降により被検出部材が昇降位置検出手段に
対向する位置に移動したとき、昇降位置検出手段
から出力される検出信号に基づき昇降機構の上昇
または下降駆動を停止させる昇降制御装置と、を
具備してなり、給油ノズルを昇降させる際その昇
降位置を給油ホースの繰り出し長さにより直接的
に検出できるようにしたものである。
実施例 第1図に本考案になる懸垂式給油装置の一実施
例の概略構成を示す。第2図A,Bは夫々デリベ
リユニツト部分の縦断面図びその要部拡大縦断面
図、第3図はリレー回路の一実施例の回路図を示
す。
第1図び第2図中、給油所敷地1の適所に建物
2が建てられており、その上方には天井(又は梁
等)3が給油サービスエリア上に横方向に延びて
いる。4は敷地1内の車輌の走行の邪魔にならな
い場所、例えば建物2内に設けられた計量ユニツ
トで、その内部には、地下タンク5に連通する固
定配管6の途中に設けられたポンプ7、ポンプ駆
動用モータ8、流量計9、流量計9の計測流量に
比例した数のパルス信号を発信するパルス発信器
10等が設けられている。上記固定配管6は建物
2中を立ち上り天井3に沿つて延びており、デリ
ベリユニツト11に到つている。
パルス発信器10の発信出力は電線12を介し
てインジケータ13に伝送され、インジケータ1
3に流量表示が行なわれる。又建物2の例えば壁
面上作業者の手の届く高さ位置にスイツチボツク
ス14が設けられている。スイツチボツクス14
にはホース巻上げスイツチボタン15びホース繰
出しスイツチボタン16が設けられている。17
はリレーユニツトで、第3図と共に後述するリレ
ー回路が内蔵されており、デリベリユニツト11
内の後述のホースリールとともにホース昇降機構
を構成するホースリール駆動モータの動作制御、
またインジケータ13の零リセツト等の動作を行
なわせる。
18は可撓性の給油ホースで、第2図に示す如
く、デリベリユニツト11内のホース昇降機構を
構成するホースリール19に巻回されており、そ
の先端には給油ノズル20を設けてある。給油ノ
ズル20の近傍にはスイツチボツクス21が設け
てある。スイツチボツクス21には、スイツチボ
タン22と、先端に垂れひも23を有するレバー
24の回動により開閉成されるスイツチ25とが
設けられている。スイツチ22,25に接続され
ている電線26は給油ホース18に沿つてデリベ
リユニツト11内に到つている。
ホースリール19の回転軸27は中空となつて
上記固定配管6と連通しており、又上記給油ホー
ス18の基端とも連通している。28は後述の如
く動作を制御され前記ホースリール19とともに
ホース昇降機構を構成するモータで、その回転は
減速機29で減速され、チエーン30を介してホ
ースリール回転軸27に伝達される。
給油ホース18は、第2図Bに示す如く下端側
から3箇所互いに所定の間隔を有して夫々上端位
置検出用、待機位置検出用、給油位置検出用の位
置検出部材(被検出部材)31,32,33を設
けてある。以下、位置検出部材31,32,33
を電磁式の位置検出装置に用いる磁性体を用いた
場合につき説明する。各磁性体31,32,33
は給油ホース18の外周面に磁性体を塗布、貼
着、又は埋込んで、夫々3本線、2本線、1本線
の帯状マークを形成して構成してある。
34は検出手段としての昇降位置検出装置で、
磁気センサ35、シユミツト回路36、アンドゲ
ート回路37、カウンタ回路38等より大略構成
されており、磁気センサ35からの検出信号を受
けて給油ホース18の昇降位置を直接的に検知す
る。磁気センサ35は、デリベリユニツト11の
ホース供給口11aの近傍に給油ホース18に近
接対向させて設けており、この磁気センサ35に
よりホース18の磁性体31,32,33の有無
を検出し、後段のカウンタ回路38より位置検出
信号を出力する。シユミツト回路36は、上記磁
気センサ35に接続されており、磁気センサ35
よりマーク検出パルスが入力されると、予め設定
した所定のンプリング時間間隔だけ信号を出力す
る。この時間間隔はホース18を通常の降下速度
で下降させる際最も帯状マークの数の多い磁性体
(本実施例では磁性体31)が磁気センサ35の
前を通過し終えるまでの時間間隔とされている。
アンドゲート回路37は、磁気センサ35と上記
シユミツト回路36の夫々の出力を供給され両信
号の論理積をとる回路である。カウンタ回路38
は、上記アンドゲート回路37から信号を供給さ
れ、この信号のパルス数を検出しそのパルス数に
応じて適宜のゲートより信号を出力する。本実施
例では、磁気センサ35が上端位置検出用磁性体
31を検出した際、カウンタ回路38に1個のパ
ルスが入力され第1ゲート381よりスイツチS1
閉成信号が出力される。又、磁気センサ35が待
機位置検出用磁性体32を検出した際、カウンタ
回路38に2個のパルスが入力され第2ゲート2
2よりスイツチS2閉成信号が出力される。又、
磁気センサ35が給油位置検出磁性体33を検出
した際、カウンタ回路38に3個のパルスが入力
され第3ゲート383よりスイツチS3閉成信号が
出力される。
次に上記構成装置の操作及び動作につき第3図
の昇降制御装置としてのリレー回路の構成と併せ
説明する。
給油所の非稼動時(例えば夜間、休日)等には
給油ホース18はホースリール19に一杯に巻き
上げられて、給油ノズル20は第1図中実線で示
す如くデリベリユニツト11の近くまで上昇した
状態におかれている。そこで給油所の稼動開始に
際し、先ずスイツチボタン16を押す。
スイツチボタン16の押動により第3図中のス
イツチ16aが閉成し、リレーR1が閉路されて
動作する。これによりリレースイツチr1-1が閉成
してスイツチ16aが開成してもリレーR1はそ
の作動状態を自己保持される。又、リレーR1
作動によりリレースイツチr1-2が閉成し、モータ
28が正転する。
モータ28の正方向回転によりホースリール1
9も正方向に回転されて給油ホース18が繰り出
され、給油ノズル20が下降する。給油ノズル2
0が下降して地上約1.8mの待機位置に達すると、
待機位置検出用磁性体32が磁気センサ35に対
向する。その結果、昇降位置検出装置34内のシ
ユミツト回路36びアンドゲート回路37に磁気
センサ35より2個のパルスが連続的に入力さ
れ、アンドゲート回路37は前記サンプリング時
間間隔だけ開かれその間に2個のパルス信号をカ
ウンタ回路38に出力する。これにより、カウン
タ回路38の第2ゲート382からスイツチS2
成信号が出力され、スイツチS2が閉成する。スイ
ツチS2の閉成によりリレーR2がリレースイツチ
r2-1を介して自己保持されるので、リレースイツ
チr2-2が開成する。その結果リレーR1は非作動と
なりリレースイツチr1-2が開成し、これによりモ
ータ28の正転は停止する。従つてホースリール
19も回転を停止し、ノズル20は待機位置にて
その下降を停止される。
従つて、スイツチボツクス14のスイツチボタ
ン16の下降操作によりモータ28が起動してホ
ースリール19が下降駆動され、給油ホース18
の下降により待機位置検出用の磁性体32が磁気
センサ35に対向する位置に移動したとき、第3
図に示す昇降制御装置としての回路は磁気センサ
35から出力される検出信号に基づきモータ28
によるホースリール19の下降駆動を停止させ
る。
なお、ノズル20の待機位置は、ノズル20が
車輌の通行を妨げず、作業者の手はノズル20に
は直接届かないが、垂れひも23のつまみには届
くような高さ、例えばノズル20と地上との間隔
が1.8mであるような位置である。給油所の稼動
時間中は、ノズル20は上記待機位置にある。
そこで、自動車等への給油作業に際しては、作
業者は垂れひも23を引張る。これによりレバー
24が回動してスイツチ25が閉成され、リレー
R3が閉路されて動作する。リレーR3の動作によ
り、ホースリールr3-1が閉成してモータ28は再
び正方向に回転する。これにより、給油ホース1
8はさらに繰り出されて、ノズル20はさらに下
降する。一方、リレーR3の動作とともに適宜の
回路によりインジケータ13の前回の給油量表示
値は零リセツトされる。
ここで、スイツチ25は垂れひも23を引張つ
ている間のみ閉成されており、垂れひも23より
手を離すと開成する。従つて上記の如く垂れひも
23を引張ることによりノズル20が下降し、ノ
ズル20が給油作業するに最も適した位置まで下
降した際、垂れひも23より手を離すと、スイツ
チ25が開成してリレーR3が非作動となり、そ
の結果リレースイツチr3-1が開成してモータ28
は回転を停止し、従つてノズル20は第1図中二
点鎖線で示す如くその最も望ましい給油位置で下
降を停止する。
一方垂れひも23を引張つてスイツチ25を閉
成させたときリレーR3の作動とともにリレース
イツチr3-3が閉成してリレーR3が作動しており、
スイツチ25を開成してもリレーR8はリレース
イツチr8-1を介して自己保持されている。従つ
て、垂れひも23を引張るのと同時にリレースイ
ツチr8-2が閉成され、モータ28は通電されポン
プ7を起動する。
そこで、給油作業者はノズル20を把持してノ
ズルバルブを開く。これにより地下タンク5内の
油液はポンプ7により汲み上げられ、固定配管
6、ホース18を介して給送されノズル20より
自動車等の燃料タンク内に給油される。この給油
中の刻々の給油量は流量計9により計測され、パ
ルス発信器10からの信号によりインジケータ1
3に表示される。
給油作業終了に際し、ノズル20のノズルバル
ブを閉じたのち、スイツチボツクス21のスイツ
チボタン22を押す。これによりスイツチ22a
が閉成し、リレーR7は起動してリレースイツチ
r7-1が閉成し、リレーR7は自己保持される。
リレーR7の作動により、リレースイツチr7-2
閉成し、モータ28は逆方向に回転する。これに
よりホースリール19は逆方向に回転されて給油
ホース18を巻き上げる。同時にリレースイツチ
r7-3が開成して、リレーR8は非作動となつてその
自己保持を解除される。リレーR8の非作動によ
りリレースイツチr8-2が開成して、給油ポンプ駆
動用のモータ8が停止し、ポンプ7の作動も停止
する。
モータ28の上記逆方向回転に伴ない、給油ホ
ース18は巻き上げられ、ノズル20が給油位置
から待機位置まで上昇された際、磁気センサ35
により待機位置検出用磁性体32が検出され、前
記同様スイツチS2が閉成される。
スイツチS2の閉成によりリレーR2がリレース
イツチr2-1を介して自己保持されるので、リレー
スイツチr2-3が開成する。その結果リレーR7は非
作動となり、リレースイツチr7-2が開成し、これ
によりモータ28の逆転は停止する。これによ
り、ホースリール19も回転を停止し、ノズル2
0は待機位置にてその上昇を停止される。従つ
て、給油ホース18に設けられたスイツチボツク
ス21のスイツチ22の上昇操作によりホースリ
ール19が上昇駆動され、給油ホース18の上昇
により待機位置検出用の磁性体32が磁気センサ
35に対向する位置に移動したとき、第3図の回
路は磁気センサ35から出力される検出信号に基
づきモータ28によるホースリール19の上昇駆
動を停止させる。
次回の給油に際しては、垂れひも23を再び引
張ればよく、その後の動作は上述と全く同じであ
る。
次に、給油所の稼動終了に際しては、スイツチ
ボタン15を押す。これにより、スイツチ15a
が閉成してリレーR5が作動し、リレースイツチ
r5-1が閉成してリレーR5が自己保持されるととも
に、リレースイツチr5-2が閉成してモータ28は
さらに逆方向に回転する。モータ28の逆方向回
転によりホース18はホースリール19に巻き取
られて、ノズル20は待機位置よりさらに上昇す
る。
ノズル20がデリベリユニツト11近くの上端
位置に至ると、上端位置検出用磁性体31が磁気
センサ35に対向し、カウンタ回路38の第1ゲ
ート381よりスイツチS1閉成信号が出力される。
その結果、スイツチS1が閉成し、リレーR6が自
己保持される。リレーR6の作動によりリレース
イツチr6-2が開成してリレーR5は非作動とされ
る。これにより、リレースイツチr5-2が開成して
モータ28は逆方向回転を停止するので、ホース
リール19は磁性体31が磁気センサ35に対向
する位置でホース18の巻き上げを停止する。そ
の結果、給油ノズル20は上端位置まで上昇さ
れ、その位置に懸垂保持される。
尚、上記説明では、待機位置から給油位置まで
給油ノズル20を下降させる場合、給油ノズル2
0が給油に適した位置まで下降したときスイツチ
25を開成させたが、スイツチ25が閉成し続
け、給油ホース18をこれ以上繰り出すことがで
きない位置まで繰り出してしまう場合もある。こ
のような場合、給油ノズル20が最下端位置まで
下降したとき、給油位置検出用の磁性体33が磁
気センサ35に対向する。その結果、カウンタ回
路38の第3ゲート383からスイツチS3閉成信
号が出力され、スイツチS3が閉成する。スイツチ
S3の閉成とともにリレースイツチr4-1を介してリ
レーR4が自己保持されリレースイツチr4-2が開成
し、スイツチ25は閉成状態にあるもリレーR3
は非作動となる。
リレーR3が非作動となるとリレースイツチr3-1
が開成するのでモータ28は正転を停止しホース
リール19は自動的にホースの繰出しを停止す
る。従つて、給油ノズル20は地面に当接するこ
となく、地面まで所定の間隔を残した最下端位置
で下降停止されることになる。
従つて、上記構成装置では、待機位置から給油
位置まで給油ノズル20を下降させる場合、給油
ノズル20が給油に適した位置まで下降するまで
垂れひも23を引張り続け、スイツチ25を閉成
しておくようにしたが、単に待機位置にて垂れひ
も23を一旦引張りさえすればその後垂れひも2
3より手を離した場合でもスイツチ25を閉成し
続けるようになし、常に最下端位置まで給油ホー
ス18を下降させるようにしてもよい。なお、こ
の場合、スイツチ25の開成は最下端位置の検出
等により行えばよいことは言うまでもない。
さらに、上記説明では給油位置にある給油ノズ
ル20は一旦待機位置まで巻上げてから稼動終了
とともに上端位置まで巻上げさせたが、これに限
ることなく、例えば給油ノズル20が給油位置に
あるときに、スイツチボタン15を閉成させても
よい。その場合、リレーR5はスイツチ15aを
介して通電され、リレースイツチr5-1を介して自
己保持されるので、リレースイツチr5-2が閉成さ
れる。これにより、モータ28は逆方向回転し、
給油ホース18は巻上げられる。
給油ホース18の待機位置検出用磁性体32が
磁気センサ35に対向する位置まで給油ホース1
8が巻上げられたとき、前記同様スイツチS2が閉
成されるが、リレーR5は回転構成上スイツチS2
の開閉成に全く関係なく自己保持状態を維持す
る。従つて、給油ホース18が待機位置まで巻上
げられてもリレースイツチr5-2を介してモータ2
8は通電され続け、これにより給油ホース18は
待機位置で停止することなく上端位置まで一気に
巻き上げられる。
上端位置検出用磁性体31が磁気センサ35に
対向する上端位置まで給油ホース18が巻き上げ
られると、前記同様スイツチS1が閉成してリレー
R6が作動する。その結果、リレースイツチr6-2
開成し、リレーR5は非作動となりリレースイツ
チr5-2は開成してモータ28は停止する。
ここで、例えばリレーR1のリレースイツチr1-3
はスイツチボタン16を閉成してノズル28を下
降させた際開成されており、従つて給油ホース1
8を繰り出してノズル20を下降させている最中
に誤つて給油ホース巻取り用のスイツチボタン1
5を閉成してしまつてもリレーR5は作動せず、
正転用のリレースイツチr1-2と逆転用のリレース
イツチr5-2が同時に閉成されてしまうといつた不
都合は生じない。尚、本考案装置は上記リレース
イツチr1-3以外にも適宜リレースイツチを設け、
モータ28に対する誤通電を防止しこれを保護す
る回路構成としてある。
尚、上記構成装置に於いて、磁性体は縞状のも
のに限らず、例えば第4図に示す昇降位置検出装
置39を用いた場合の如く、互いに幅の異なる3
個の帯状の磁性体を互いに所定間隔離間させてホ
ース外周面に塗布して磁性体31′,32′,3
3′を形成する構成としてもよい。さらにその場
合、アンドゲート回路37の一方の入力には前記
シユミツト回路36ではなく、パルス発信器40
よりのパルス信号を入力させる構成とする。従つ
て、この場合上端位置検出用磁性体31′、待機
位置検出用磁性体32′、給油位置検出用磁性体
33′が磁気センサ35の前面を通過する間アン
ドゲート回路37は開かれ、夫々の幅に応じてk
個、l個、m個(但し、k>l>m)のパルスが
カウンタ回路38′に供給され、その都度第1ゲ
ート38′1、第2ゲート38′2、第3ゲート3
8′3から信号が出力される。
さらに、上記実施例に於いて、磁性体を設ける
箇所は3箇所に限らず上端位置のみの1箇所とし
てホース昇降位置の上端位置のみを直接検出する
ようにして、他の位置はこれを基準に相対的に間
接測定するようにしてもよいばかりか、また上端
位置と待機位置を検出するための2箇所としても
よく、さらには4箇所以上磁性体を設け、これに
より給油ホース18の昇降位置をさらに細かく制
御する構成としてもよい。
さらに、給油ホースに形成する位置検出部材を
磁性体とし、給油ホースの汚れ等を勘案した場合
について述べたが、これに限らず、例えば給油ホ
ースに光を反射する塗料を塗布したり、又は光を
反射するテープを貼着したホトマーカを用いる構
成とし、磁気センサの代りにホトセンサを用いる
等他の位置検出方法が適用できる。又、磁性体の
代りに導電体を給油ホースに設け、この導電体の
有無を高周波発振回路を利用した金属センサによ
り検出する構成としてもよい。
又、上記実施例に於いて、給油装置はホースリ
ール19に給油ホース18を巻回しておく構成の
ものについて説明したが、例えば給油所天井部に
取付けたホース収納筐体の内部に給油ホースを何
ら規制のない状態で収納しておき、該給油ホース
を一対の転子で挾持し、この転子をモータ等によ
り回転させて給油ホースを昇降させる構成の給油
装置に適用してもよい。その場合、給油ホースが
油液等で濡れていると、給油ホースが転子間でス
リツプしてしまうことがあるが、本考案装置は給
油ホースから直接その昇降位置を検出する構成と
しているため、転子の回転変位位置から給油ホー
スの昇降位置を検出する構成のものに比較して、
上記スリツプに関係なく常に所定の位置で給油ホ
ースを昇降停止させることができる。
考案の効果 上述の如く、本考案になる懸垂式給油装置によ
れば、給油ノズルを昇降させる際その昇降位置を
給油ホースの繰り出し長さより直接的に検出出
来、したがつて従来の如くホースリール或いは転
子等のガダ等に影響されずに給油ホースの昇降位
置を正確に検出出来、即ち給油ノズルの昇降位置
が所定の上端位置、待機位置、給油位置となる各
位置でホース昇降装置を正確に制御出来、さらに
例えば給油ホースの所定長さ位置に磁性体を設け
これを磁気センサにより検出すれば被検出部材と
検出手段とを接触させずにホース昇降位置を無接
点で検出できるので、従来の例えばホースリール
の昇降機構等の近傍にホース昇降位置検出用のマ
イクロスイツチを設けたものに比べて、ホースリ
ールのガタによりホースの巻回むらが生じたり、
あるいはデリベリユニツト内でホースが撓んだま
ま繰り出されてしまつた場合でもホース昇降位置
を正確に計測出来、さらに給油ホース昇降位置を
精度よく制御出来るので給油可能範囲が狭まつた
り、あるいは待機位置に上昇させた給油ノズルが
通過車輌に接触するといつた事故を防止でき、ま
た機械的な接触で給油ホース位置を検出しないた
め故障が少なく例えばホースが昇降せずに給油ノ
ズルが周囲の車輌、地面、デリベリユニツト等に
衝突して損傷させるといつた事故を防止しうる等
の特長を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案になる懸垂式給油装置の一実施
例の概略構成図、第2図A,Bは夫々デリベリユ
ニツト部分の縦断面図及びその要部拡大縦断面
図、第3図はリレー回路の一実施例の回路図、第
4図は本考案になる給油装置の一変形例の要部拡
大縦断面図である。 11……デリベリユニツト、18……給油ホー
ス、19……ホースリール、31,32,33…
…磁性体、34,39……昇降位置検出装置、3
5……磁気センサ、36……シユミツト回路、3
7………アンドゲート回路、38……カウンタ回
路、381……第1ゲート、382……第2ゲー
ト、383……第3ゲート、40……パルス発信
器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 給油所高所に設けられたデリベリニユツトよ
    り吊下され先端に給油ノズルを有する給油ホー
    スと、 前記デリベリユニツト内に設けられ前記給油
    ホースを昇降させる昇降機構と、 前記給油ホースの予め定めた一乃至複数の位
    置に設けられた被検出部材と、 前記デリベリユニツト内またはその近傍に前
    記給油ホースに近接対向して設けられ、前記被
    検出部材を検出し位置検出信号を出力する昇降
    位置検出手段と、 前記給油ホースの上昇または下降を指示する
    昇降スイツチと、 前記昇降スイツチの上昇または下降操作によ
    り前記昇降機構を上昇駆動または下降駆動さ
    せ、前記給油ホースの昇降により前記被検出部
    材が前記昇降位置検出手段に対向する位置に移
    動したとき、前記昇降位置検出手段から出力さ
    れる検出信号に基づき前記昇降機構の上昇また
    は下降駆動を停止させる昇降制御装置と、 よりなる懸垂式給油装置。 (2) 前記被検出部材は、前記給油ノズルが予め定
    めた一乃至複数の基準位置にあるとき、前記検
    出手段と対向するように給油ホースに設けられ
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の懸垂式給油装置。 (3) 前記被検出部材は、前記給油ノズルの上端位
    置、待機位置、給油位置の各位置に応じてそれ
    ぞれ態様が異なり、前記給油ノズル上記各位置
    で前記検出手段と対向するように該給油ホース
    に設けられてなることを特徴とする実用新案登
    録請求の範囲第1項記載の懸垂式給油装置。
JP4922985U 1985-04-04 1985-04-04 懸垂式給油装置 Granted JPS60182400U (ja)

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